JP3421876B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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    • F16L19/02—Pipe ends provided with collars or flanges, integral with the pipe or not, pressed together by a screwed member
    • F16L19/0212—Pipe ends provided with collars or flanges, integral with the pipe or not, pressed together by a screwed member using specially adapted sealing means
    • F16L19/0218—Pipe ends provided with collars or flanges, integral with the pipe or not, pressed together by a screwed member using specially adapted sealing means comprising only sealing rings
    • F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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    • Y10S285/917—Metallic seals

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、管継手に関する。
【０００２】
【従来の技術】一対のステンレス鋼製管状継手部材と、
両継手部材の突き合わせ端面に介在させられるステンレ
ス鋼製円環状ガスケットと、両継手部材を連結するナッ
トとを備え、ナット側壁の両継手部材の突き合わせ端面
対応位置に、半径方向に貫通するのぞき窓が設けられて
いる管継手は、従来より知られている。
【０００３】この種の管継手では、ガスケットの入れ忘
れにより、配管後に継手部分から流体が漏れるという問
題が起きることがあるので、ナットを締め付ける前に、
のぞき窓よりガスケットの有無を確認する作業が行われ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の管継手で
は、継手部材およびガスケットがともにステンレス鋼製
であるため、両継手部材が、ガスケットを介して突き合
わされているのか、ガスケットを介さずに突き合わされ
ているのかをのぞき窓より識別しにくく、ガスケットの
有無が確認しにくいという問題があった。継手部材およ
びガスケットの材料として、ステンレス鋼のほかに、ア
ルミニウム、ニッケル、チタン等の金属が使用される
が、これらの金属はすべて類似の銀白色であるため、同
様の問題があった。
【０００５】この発明の目的は、ガスケットの有無の確
認が容易にできる管継手を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】第１の発明による管継手
は、一対の金属製管状継手部材と、両継手部材の突き合
わせ端面に介在させられる金属製円環状ガスケットと、
両継手部材を連結するナットとを備え、ナット側壁の両
継手部材の突き合わせ端面対応位置に、半径方向に貫通
するのぞき窓が設けられている管継手において、ガスケ
ットが、ステンレス鋼製であり、ステンレス鋼の表面に
透明な酸化皮膜を約１００μｍから３００μｍの厚さに
作り、この膜厚を加減して発色させることにより、両継
手部材と識別可能な色に着色されていることを特徴とす
るものである。
【０００７】第２の発明による管継手は、一対の金属製
管状継手部材と、両継手部材の突き合わせ端面に介在さ
せられる金属製円環状ガスケットと、両継手部材を連結
するナットと、ガスケットを保持していずれか一方の継
手部材に保持される金属製リテーナとを備え、ナット側
壁の両継手部材の突き合わせ端面対応位置に、半径方向
に貫通するのぞき窓が設けられている管継手において、
リテーナが、円環部に内方突出状に設けられた爪状ガス
ケット保持部によってガスケット外周面を保持するもの
とされるとともに、両継手部材と識別可能な色に着色さ
れていることを特徴とするものである。
【０００８】上記第１および第２の発明において、管状
継手部材の材料としては、ステンレス鋼、チタン、ニッ
ケル等が使用される。
【０００９】第２の発明による管継手のリテーナの材料
としては、ステンレス鋼、アルミニウム合金等に着色し
たものが使用される。このうち、耐食性、強度等の点か
ら、ステンレス鋼に着色したものが好ましい。
【００１０】第２の発明による管継手のガスケットの材
料としては、ステンレス鋼、アルミニウム合金、チタン
等に着色したものであってもよいし、着色されていなく
てもよい。
【００１１】ガスケットの色およびリテーナの色は、継
手部材の色との関係で適宜変更されるが、ガスケットま
たはリテーナの色と継手部材の色との違いは、のぞき窓
から肉眼で見た場合に、ガスケットまたはリテーナと継
手部材とが識別し得る程度であればよい。
【００１２】
【作用】第１の発明の管継手によると、ガスケットが、
ステンレス鋼製であり、ステンレス鋼の表面に透明な酸
化皮膜を約１００μｍから３００μｍの厚さに作り、こ
の膜厚を加減して発色させることにより、両継手部材と
識別可能な色に着色されているので、ガスケットの有無
を確認するには、のぞき窓から見える色がガスケットの
色か継手部材の色かを確認するだけでよい。
【００１３】第２の発明の管継手によると、リテーナ
が、円環部に内方突出状に設けられた爪状ガスケット保
持部によってガスケット外周面を保持するものとされる
とともに、両継手部材と識別可能な色に着色されている
ので、ガスケットの有無を確認するには、のぞき窓から
見える色がリテーナの色か継手部材の色かを確認するだ
けでよい。
【００１４】
【実施例】この発明の実施例を、以下図面を参照して説
明する。以下の説明において、左右は、図１の左右をい
うものとする。
【００１５】図１は、第１の発明による管継手を示して
おり、管継手は、第１管状継手部材(1) および第２管状
継手部材(2) と、第１管状継手部材(1) の右端面と第２
管状継手部材(2) の左端面との間に介在させられる円環
状ガスケット(30)と備えており、第２継手部材(2) 側か
ら第１継手部材(1) にねじはめられたナット(4) によ
り、第２継手部材(2) が第１継手部材(1) に固定されて
いる。
【００１６】両継手部材(1)(2)は、オーステナイト系ス
テンレス鋼製であり、着色処理は施されておらず、銀白
色を呈している。各継手部材(1)(2)の突合わせ端面の内
周部には、ガスケット押え用環状突起(7)(8)がそれぞれ
形成され、同外周部には、ガスケット押え用環状突起
(7)(8)よりも突出させられた締過ぎ防止用環状突起(9)
(10) がそれぞれ形成されている。
【００１７】ナット(4) の右端部には内向きフランジ(1
1)が形成されており、このフランジ(11)の部分が第２継
手部材(2) の周囲にはめられている。ナット(4) の左端
部の内周にはめねじ(12)が形成されており、これが第１
継手部材(1) の右側に形成されたおねじ(14)にねじはめ
られている。第２継手部材(2) の左端部外周には外向き
フランジ(13)が形成されており、これとナット(4) の内
向きフランジ(11)との間に共回り防止用のスラスト玉軸
受(6) が介在させられている。
【００１８】ナット(4) 側壁の両継手部材(1)(2)の突き
合わせ端面対応位置に、半径方向に貫通する一対ののぞ
き窓(40)が対向状に設けられている。こののぞき窓(40)
は、管継手の洩れをテストするさいに使用されるヘリウ
ムリークテストポートを兼ねるもので、こののぞき窓(4
0)より両継手部材(1)(2)の突き合わせ端面部分の状態を
確認することができる。
【００１９】ガスケット(30)は、青色に着色されたステ
ンレス鋼により形成されている。
【００２０】上記管継手を組み立てた後、のぞき窓(40)
から管継手内部を目視すると、正常に組み立てられた場
合には、ガスケット(30)が見え、ガスケット(30)を入れ
忘れた場合には、両継手部材(1)(2)の突き合わせ端面に
設けられた締過ぎ防止用環状突起(9)(10) が見える。ガ
スケット(30)は青色に着色され、両継手部材(1)(2)は銀
白色であるから、のぞき窓(40)から見える色が、青色か
銀白色かという目視判定だけで、ガスケット(30)の有無
が確認できる。
【００２１】図２は、第２の発明による管継手を示して
いる。同図に示す管継手は、ガスケット(3) を保持しか
つ第１管状継手部材(1) に保持されるリテーナ(5) を有
している。
【００２２】リテーナ(5) は、円環部(25)と、円環部(2
5)右端に内方突出状に設けられた爪状ガスケット保持部
(26)と、第１管状継手部材(1) の右端面に係合するよう
になされた爪状継手部材保持部(29)とよりなる。リテー
ナ(5) は青色に着色されたステンレス鋼板で一体的に形
成されている。
【００２３】ガスケット(3) はニッケル合金製で、必要
に応じて銀メッキが施される。ガスケット(3) の材質と
して、オーステナイト系ステンレス鋼、銅またはアルミ
ニウム合金などが適宜採用され、これらの金属に着色さ
れたものが使用される場合もある。ガスケット(3) の左
端部外周には、リテーナ(5) のガスケット保持部(26)と
係合する外向きフランジよりなる抜止め部(15)が設けら
れている。したがってガスケット(3) をリテーナ(5) に
対して強く押し付けた場合でもガスケット(3)がリテー
ナ(5) の右側から脱落することがなく、ガスケット(3)
をリテーナ(5)に保持させたりリテーナ(5) を継手部材
(1)(2)に保持させたりする作業がやりやすい。ガスケッ
ト(3) はリテーナ(5) に保持された状態で常に扱われる
もので、のぞき窓(40)よりリテーナ(5) の有無を確認す
ることにより、ガスケット(3) の有無が確認できる。
【００２４】上記管継手を組み立てた後、のぞき窓(40)
から管継手内部を目視すると、正常に組み立てられた場
合には、リテーナ(5) が見え、ガスケット(3) を保持し
たリテーナ(5) を入れ忘れた場合には、両継手部材(1)
(2)の突き合わせ端面に設けられた締過ぎ防止用環状突
起(9)(10) が見える。リテーナ(5) は青色に着色され、
両継手部材(1)(2)は銀白色であるから、のぞき窓(40)か
ら見える色が、青色か銀白色かという目視判定だけで、
リテーナ(5) の有無、したがってガスケット(3)の有無
が確認できる。
【００２５】
【発明の効果】第１の発明の管継手によると、ガスケッ
トの有無を確認するには、のぞき窓から見える色がガス
ケットの色か継手部材の色かを確認するだけでよいの
で、ガスケットの有無の確認が容易にできる。また、ガ
スケットの着色が酸化皮膜の膜厚を加減して発光させる
ことにより行われているので、耐食性、コスト等の点で
有利なものとなる。第２の発明の管継手によると、ガス
ケットの有無を確認するには、のぞき窓から見える色が
リテーナの色か継手部材の色かを確認するだけでよいの
で、ガスケットの有無の確認が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１の発明による管継手の実施例を示す縦断面
図である。
【図２】第２の発明による管継手の実施例を示す縦断面
図である。
【符号の説明】
(1) 第１管状継手部材 (2) 第２管状継手部材 (3)(30) ガスケット (4) ナット (5) リテーナ (26) 爪状ガスケット保持部 (40) のぞき窓
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 信一 大阪市西区立売堀２丁目３番２号 株式 会社フジキン内 (72)発明者 篠原 努 大阪市西区立売堀２丁目３番２号 株式 会社フジキン内 (72)発明者 小島 徹哉 大阪市西区立売堀２丁目３番２号 株式 会社フジキン内 (56)参考文献 特開 平３−149487（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−332483（ＪＰ，Ａ) 実開 平３−117191（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−77685（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−83570（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−30684（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭55−34037（ＪＰ，Ｕ) 実開 平４−134991（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−8170（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−40689（ＪＰ，Ｕ) 特公 平５−63676（ＪＰ，Ｂ２) 実公 平１−28398（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平１−37277（ＪＰ，Ｙ２) 実公 平２−47354（ＪＰ，Ｙ２) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) F16L 19/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 一対の金属製管状継手部材と、両継手部
    材の突き合わせ端面に介在させられる金属製円環状ガス
    ケットと、両継手部材を連結するナットとを備え、ナッ
    ト側壁の両継手部材の突き合わせ端面対応位置に、半径
    方向に貫通するのぞき窓が設けられている管継手におい
    て、ガスケットが、ステンレス鋼製であり、ステンレス
    鋼の表面に透明な酸化皮膜を約１００μｍから３００μ
    ｍの厚さに作り、この膜厚を加減して発色させることに
    より、両継手部材と識別可能な色に着色されていること
    を特徴とする管継手。
  2. 【請求項２】 一対の金属製管状継手部材と、両継手部
    材の突き合わせ端面に介在させられる金属製円環状ガス
    ケットと、両継手部材を連結するナットと、ガスケット
    を保持していずれか一方の継手部材に保持される金属製
    リテーナとを備え、ナット側壁の両継手部材の突き合わ
    せ端面対応位置に、半径方向に貫通するのぞき窓が設け
    られている管継手において、リテーナが、円環部に内方
    突出状に設けられた爪状ガスケット保持部によってガス
    ケット外周面を保持するものとされるとともに、両継手
    部材と識別可能な色に着色されていることを特徴とする
    管継手。
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