JP3421237B2 - ヌメリ取り具 - Google Patents

ヌメリ取り具

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JP3421237B2
JP3421237B2 JP06923598A JP6923598A JP3421237B2 JP 3421237 B2 JP3421237 B2 JP 3421237B2 JP 06923598 A JP06923598 A JP 06923598A JP 6923598 A JP6923598 A JP 6923598A JP 3421237 B2 JP3421237 B2 JP 3421237B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、台所流し台の排水
口等のように、雑菌やカビ等の代謝物によりヌメリや悪
臭が発生する箇所に設け、ヌメリを防除するのに有用な
ヌメリ取り具や、それらを用いるヌメリ取り方法に関す
るもので、特に、家庭用台所流し台の排水口部を大型化
し、ゴミ取りカゴを設置し、排水とともに流出した料理
材料クズ等の生ゴミをゴミ取りカゴで補集し、一定量が
たまった際に廃棄するタイプの流し台のゴミ取りカゴ用
のヌメリ取り具に関する。
【0002】
【従来の技術】台所流し台や風呂場の排水口のヌメリの
主成分は、食材、界面活性剤、石鹸、人の垢等が細菌の
栄養源となり、そのとき細菌から分泌されるポリサッカ
ライドであることが知られている。
【0003】従来、家庭用流し台の排水口部のゴミ取り
カゴのヌメリ防除用剤として、トリクロルイソシアヌー
ル酸、ジクロルイソシアヌール酸塩、ブロムクロルジメ
チルヒダントイン等の塩素系酸化剤を単独又は他の成分
と配合したものを加圧成形した錠剤を、プラスチック製
のネット又はカゴ状容器に収納し、ヒモ等によりゴミ取
りカゴ内に吊し、ゴミ取りカゴのヌメリを防止する薬剤
はよく知られており(特開平8−128090号公
報)、これらは数年前より「ヌメリ取り剤」等の名称で
販売され実用に供されている。
【0004】上記薬剤は塩素系酸化剤の強力な殺菌力に
より、ゴミ取りカゴのヌメリと悪臭の防止に効果を発揮
し、広く使用されているが、その強力な酸化力によりゴ
ミ取りカゴ及び周辺の排水口材質を劣化・腐食させる
他、塩素ガスや塩素ガスと食物クズ中の窒素分との反応
により生成する三塩化窒素等の刺激臭のガスを発生する
等の安全性に問題を有している。
【0005】上記問題点を解決するため塩素系酸化剤以
外の殺菌剤を用いた「ヌメリ防除剤」が、種々提案され
ている。例えば、過炭酸ソーダ、過硫酸カリウム、過ホ
ウ酸ソーダ等の過酸化物(特開平8−268818号公
報、特開平9−31495号公報)、ポビドンヨード等
のヨウ素系殺菌剤(特開平9−124423号公報、特
開平9−227317号公報)、亜硫酸塩等の硫黄化合
物と抗菌剤からなる除菌用薬剤(特開平9−12442
2号公報)、オルトフェニルフェノール、ジフェニル、
2−イソプロピル−5−メチルフェノール、ヒノキチオ
ール等の揮発性除菌剤(特開平9−206040号公
報)、銀イオン、銅イオン等をゼオライト、シリカゲル
等の無機化合物に担持させた無機系殺菌剤(特開平8−
157305号公報、特開平9−30915号公報、特
開平9−194313号公報)、パラクロロメタキシレ
ノール等の工業用殺菌剤等を単独又は適当な溶解調整剤
を添加して加圧成形した錠剤が知られている。
【0006】これら塩素系酸化剤以外の殺菌剤を用いた
「ヌメリ防除剤」は、塩素系酸化剤からなる「ヌメリ防
除剤」と同様に、プラスチック製のネット又はカゴ状容
器に収納し、ヒモ等でゴミ取りカゴ内につり下げて設置
され、塩素系酸化剤を使用しない「ヌメリ防除剤」とし
て一部市販されているが、従来の塩素系酸化剤を有効成
分とする「ヌメリ防除剤」に比べると殺菌力が弱く、ヌ
メリや悪臭の防止効果が不充分であり、普及が進んでい
ない。
【0007】また、特開平7−184823号公報に
は、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オンと2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンの
混合物等の抗菌剤を中空多孔質シリカ等の無機多孔質微
粒子に担持させたものを不織布等の透水性の袋に収納し
たり、蛋白質や多糖類等の水溶性物質に担持させフィル
ム状とした「ヌメリ防除剤」が記載されている。しか
し、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オンは、強い抗菌力を有し、かつ材質腐食やガスの発
生はともなわないが、水に易溶であり有効期間が従来の
薬剤より短期間となる欠点の他、皮膚刺激性が激しいた
め、家庭において使用するには安全上問題があった。
【0008】上記の他、ヌメリ防除剤を収納した容器を
つなぎ部を介して生ゴミカゴの取っ手に取り付ける取付
部を有するもの(特開平9−292号公報)や、フッ素
樹脂で表面が被覆された生ゴミ用網カゴを使用するもの
(特開平8−158441号公報)や、網カゴの周囲に
設けられた環状パイプから電解酸性イオン水を噴射する
もの(実開平6−46069号公報)や、排水口の上部
に防菌防黴作用を有する溶液を供給する防菌防黴装置
(特開平9−154923号公報)等が知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、簡単
に流し台のゴミ取りカゴ等の外壁面あるいは内壁面の上
部に着設することができ、安全性や取り扱い性に優れ、
かつ適度な溶解性を維持し、ヌメリ防除剤の溶解液をゴ
ミ取りカゴ壁面等に広がらせることができるヌメリ取り
具を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、5−クロ
ロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと多分
子系ホスト化合物とからなる包接化合物を加圧成形して
なる非さらし粉系ヌメリ防除剤を提案している(特願平
9−50384号)。この防除剤は、5−クロロ−2−
メチル−4−イソチアゾリン−3−オンをホスト化合物
により多分子包接体としているため皮膚刺激性が低下
し、かつ水に対する溶解性も低下しており、ヌメリ防除
剤として優れたものである。また、本発明者らは、有機
ヨード系抗菌剤と固体酸とを加圧成形してなるヌメリ防
除剤についても提案しており(特願平9−50385
号)、このヌメリ防除剤も優れたヌメリ防除効果が確認
されている。
【0011】ところで、塩素系酸化剤を有効成分とする
薬剤であれば、ゴミ取りカゴの底部に設置しても、発生
する塩素ガスにより薬剤溶解液が接触しない部分も含め
殺菌できるため、カゴ内全体のヌメリ防止が可能である
のに対し、非塩素系酸化剤を有効成分とする薬剤、特に
上記の5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−
3−オンをホスト化合物により多分子包接体としたヌメ
リ防除剤や有機ヨード系抗菌剤を加圧成形してなるヌメ
リ防除剤の優れたヌメリ防除効果は、薬剤の設置された
周辺部に限られ、特に薬剤の設置された位置より上部の
部分に対する効果が弱いということを見出した。そこ
で、これらヌメリ防除剤をゴミ取りカゴの上部に着設す
ることができ、該ヌメリ防除剤の溶解液をゴミ取りカゴ
壁面に広がらせることができるゴミ取りカゴ用ヌメリ取
り具を種々試作し、ヌメリ防除効果について検討・確認
し、本発明を完成するに至った。
【0012】すなわち、本発明は、微生物の発育抑制物
質を含有するヌメリ防除剤を担持した柔軟性帯状物と、
該柔軟性帯状物をヌメリ発生壁面部の上部に着設するこ
とができる着設手段とを有することを特徴とするヌメリ
防除剤の溶解液をヌメリ発生壁面部に広がらせることが
できるヌメリ取り具や、上記着設手段が、少なくとも柔
軟性帯状物の長手方向端部に一体的に設けられている係
止手段であることを特徴とするヌメリ取り具に関する。
【0013】また、本発明は、微生物の発育抑制物質と
して特に5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン
−3−オンと多分子系ホスト化合物とからなる包接化合
物、有機ヨード系抗菌剤等の非塩素系薬剤を用いる上記
ヌメリ取り具や、ヌメリ防除剤として同種あるいは異種
の複数の小粒の形状をした薬剤を用いる上記ヌメリ取り
具や、柔軟性帯状物として少なくとも片面が透明部材か
ら構成される上記ヌメリ取り具に関する。
【0014】さらに、本発明は、微生物の発育抑制物質
を含有するヌメリ防除剤を担持した柔軟性帯状物を、流
し台のゴミ取りカゴの壁面上部に着設させ、ヌメリ防除
剤の溶解液をゴミ取りカゴ壁面部に広がらせることを特
徴とする流し台のゴミ取りカゴのヌメリ取り方法に関す
る。
【0015】
【本発明の実施の形態】本発明において、微生物の発育
を抑制する物質としては、各種公知の殺菌剤、抗菌剤が
使用可能であり、一般的な防黴剤又は抗細菌剤として知
られている化合物や抗菌作用を有する天然精油類等であ
ればどのようなものでも使用することができるが、広い
抗菌スペクトルを有するものが好ましく、例えば、塩素
系薬剤としては、ジクロロジメチルヒダントイン、ブロ
モクロルジメチルヒダントイン、ジクロルイソシアヌル
酸ナトリウム、ジクロルイソシアヌル酸カリウム、ジク
ロルイソシアヌル酸ナトリウムの水和物(2水和物
等)、ジクロルイソシアヌル酸カリウムの水和物及びト
リクロルイソシアヌル酸、次亜塩素酸ナトリウム等が例
示することができ、また、非塩素系薬剤としては、過炭
素ナトリウム、過硫酸カリウム、過ほう酸ナトリウム、
オルトフェニルフェノール、ジフェニル、2−イソプロ
ピル−5−メチルフェノール、パラクロロメタキシレノ
ール、パラヒドロキシ安息香酸n−ブチル、パラヒドロ
キシ安息香酸エチル、パラヒドロキシ安息香酸メチル、
塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩酸クロ
ルへキシジン、グルコン酸クロルヘキシジン、メチレン
ビスチオシアネート、2−ピリジンチオール−1−オキ
シド、2−ピリジンチオール−1−オキシド亜鉛、2−
ピリジンチオール−1−オキシドナトリウム等を例示す
ることができる。
【0016】本発明における微生物の発育を抑制する物
質として、防黴剤又は抗細菌剤と多分子系ホスト化合物
とからなる包接化合物を有利に用いることができる。こ
の包接化合物を用いる場合、防黴剤又は抗細菌剤として
は、例えば、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾ
リン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3
−オン、4,5−ジクロロ−3−n−オクチル−イソチ
アゾリン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾリン−
3−オン、2−メトキシカルボニルベンズイミダゾー
ル、2,3,5,6−テトラクロロ−4−メタンスルホ
ニルピリジン、2−チオシアノメチベンゾチアゾール、
2,2−ジチオ−ビス−(ピリジン−1−オキサイ
ド)、3,3,4,4−テトラハイドロチオフェン−
1,1−ジオキサイド、4,5−ジクロロ−1,2−ジ
チオラン−3−オン、5−クロロ−4−フェニル−1,
2−ジチオラン−3−オン、N−メチルピロリドン、フ
ェニル−(2−シアノ−2−クロロビニル)スルホン、
メチレンビスチオシアネート、2−ブロモ−2−ニトロ
プロパン−1,3−ジオール、2,2−ジブロモ−2−
エタノール、2−ブロモ−4’−ヒドロキシアセトフェ
ノン、ジブロモニトリルプロピオンアミド、2−ブロモ
−2−ブロモメチルグルタルニトリル等を、また天然製
油類としては、例えば、シネオール、ヒノキチオール、
メントール、テルピネオール、ボルネオール、ノポー
ル、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、ゲ
ラニオール、リナロール、ジメチルオクタノール、チモ
ール等を例示することができる。
【0017】ここで、多分子系ホスト化合物とは、ゲス
トとなる抗菌剤を、ゲスト1分子に対して複数のホスト
化合物が取り囲んだ形で、結晶性錯体(包接化合物)を
形成する化合物をいい、上記の性質を有する化合物であ
れば特に制限されないが、例えば、テトラキスフェノ−
ル類、1,1,6,6−テトラフェニル−2,4−ヘキ
サジイン−1,6−ジオール、1,6−ビス(2−クロ
ロフェニル)1,6−ジフェニルヘキサン−2,4−ジ
イン−1,6−ジオール、1,1,4,4−テトラフェ
ニル−2−ブチン−1,4−ジオール、2,5−ビス
(2,4,ジメチルフェニル)ハイドロキノン、1,1
−ビス(2,4,ジメチルフェニル)−2−プロピン−
1−オール、1,1,2,2−テトラフェニルエタン−
1,2−ジオール、1,1,−ビ−2−ナフトール、
9,10−ジフェニル−9,10−ジヒドロキシアント
ラセン、1,1,6,6−テトラ(2,4−ジメチルフ
ェニル)−2,4−ヘキサジイン−1,6−ジオール、
9,10−ビス(4−メチルフェニル)−9,10−ジ
ヒドロキシアントラセン、1,1−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキサン、N,N,N’,N’−テ
トラキス(シクロヘキシル)−(1,1’−ビフェニ
ル)−2−2’−ジカルボキシアミド、4,4’−スル
ホニルビスフェノール、4,4’−ブチリデンビス(3
−メチル−6−tert−ブチルフェノール)、2,
2’−メチレンビス(4−メチル−6−tert−ブチ
ルフェノール)、4,4’−チオビス(4−クロロフェ
ノール)、2,2’−メチレンビス(4−クロロフェノ
ール)、デオキシコール酸、コール酸、α,α,α’,
α’−テトラフェニル−1,1’−ビフェニル−2,
2’−ジメタノール、t−ブチルヒドロキノン、2,5
−ジ−tert−ブチルヒドロキノン、顆粒状コーンス
ターチ、1,4−ジアザビシクロ−(2,2,2)−オ
クタンを例示することができる。
【0018】また、上記のテトラキスフェノ−ル類とし
ては、例えば、1,1,2,2−テトラキス(4−ヒド
ロキシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス
(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタン、
1,1,2,2−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロ
キシフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス
(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,
1,2,2−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキ
シフェニル)エタン、1,1,2,2−テトラキス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、1,1,3,3−テトラキス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−フ
ルオロ−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,
3,3−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、1,1,
3,3−テトラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、1,1,3,3−テトラキス(3,
5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
1,1,4,4−テトラキス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−フルオ
ロ−4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4
−テトラキス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)
ブタン、1,1,4,4−テトラキス(3−メチル−4
−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,4,4−テト
ラキス(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)ブタ
ン、1,1,4,4−テトラキス(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)ブタン、1,1,5,5−テ
トラキス(4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、1,
1,5,5−テトラキス(3−フルオロ−4−ヒドロキ
シフェニル)ペンタン、1,1,5,5−テトラキス
(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、
1,1,5,5−テトラキス(3−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタン、1,1,5,5−テトラキス
(3−メトキシ−4−ヒドロキシフェニル)ペンタン、
1,1,5,5−テトラキス(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)ペンタン等テトラキス(ヒドロキ
シフェニル)アルカン類を具体的に例示することができ
る。
【0019】本発明における微生物の発育を抑制する物
質として、他の抗菌剤に比較して抗菌スペクトルが広
く、また市販のうがい薬に使用されている等人体に安全
な有機ヨード系抗菌剤も有利に用いることができる。こ
の場合、有機ヨード系抗菌剤であれば特に制限はないが
固体のものが望ましく、例えば、2,2,3−トリヨー
ドアリルアルコール類、2,2,3−トリヨードアリル
エーテル類、2,2,3−トリヨードアリルアゾール
類、3−ヨード−2−プロパギルブチルカルバミン酸、
4−クロロフェニル(3−ヨードプロパギル)ホルマー
ル、ヨードプロパギルアゾール類、ジヨード−パラ−ト
リスルホン、ポピドンヨード、ベンジルヨード酢酸エス
テル及びパラニトロベンジルヨード酢酸エステルを例示
することができ、これらは単独又は2種以上混合して使
用される。
【0020】また、微生物の発育を抑制する物質とし
て、各種公知の殺菌剤、抗菌剤、防黴剤等やそれらを含
有する公知のヌメリ防除剤、あるいは上記包接化合物や
有機ヨード系抗菌剤を用いる場合、これらは粉末状のま
まで用いてもよいが、有効成分が排水と接触した際必要
以上に流出することを防止し、適度な速度で接触した排
水に溶解させるため、適宜配合物と混合して加圧成形、
加熱溶融混合、混練り押し出し成形等の公知の方法によ
り適当な大きさに成形することや、ゲル化剤を用いてゲ
ル状物とすることもできる。
【0021】加圧成形する場合の配合物としては、各種
公知の賦形剤、溶解調整剤、結合剤、滑沢剤、界面活性
剤、腐食防止剤等を例示することができる。賦形剤、結
合剤、溶解調整剤としては、フマル酸、安息香酸、アジ
ピン酸、コハク酸、スルファミン酸、ほう酸、dl−リ
ンゴ酸、クエン酸、アスコルビン酸、マロン酸、グリコ
ール酸等の各種有機酸、無機酸、乳酸、ブドウ糖、コー
ンスターチ等の各種デンプン、結晶セルロース、粉末セ
ルロース、塩化ナトリウム、硫酸マグネシウム、硫酸カ
リウム、燐酸水素カルシウム、合成珪酸アルミニウム、
三珪酸マグネシウム、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチル
セルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロースカ
ルシウム、ヒドロキシプロピルセルロース、ポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、アルギン酸ナトリ
ウム、アラビアゴム(粉末)、ショ糖脂肪酸エステル等
を挙げることができるが、その中でも特に乳糖、ブドウ
糖、コーンスターチ等の各種デンプン、結晶セルロー
ス、粉末セルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、
アラビアゴム(粉末)、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、デキストリン等は加圧成形性を向上す
ることができ、また、各種洗剤等が混入しても反応して
有毒ガス等が発生することが無いので好ましく、これら
賦形剤や結合剤、溶解調整剤は全固形物重量に対して1
〜99重量%の割合で添加することができる。
【0022】滑沢剤としては、ステアリン酸マグネシウ
ム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸ナトリウ
ム、安息香酸ナトリウム、オルトほう酸、シリカ、タル
ク、ワックス類等を例示することができ、これら滑沢剤
は全固形物重量に対して0.01〜1重量%の割合で使
用することができる。界面活性剤としては、アルキルア
ルカノールアミド類、ジアルキルスルホコハク酸ナトリ
ウム、ラウリル硫酸ナトリウム等を例示することがで
き、これら界面活性剤は全固形物重量に対して0.5〜
10重量%の割合で使用することができる。腐食防止剤
としては、アルキルチオ尿素系やトリアゾール系化合物
を例示することができ、これらを使用すると配管などの
金属部分の腐食を抑制することができる。
【0023】加熱溶融混合の場合や混練り押し出し成形
する場合の配合物としては、融点が40〜100℃で固
体であるものが好ましく、ポリオキシエチレン等の各種
の水溶性高分子類、ポリオキシエチレンポリオキシプロ
ピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレンアルキル
フェニルエーテル、ポリエチレングリコール脂肪酸エス
テル類、グリセリン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類等の界面活性剤を例示すること
ができる。
【0024】また、ゲル状物として用いる場合のゲル化
剤としては、寒天、ゼラチン、ロカストビーンガム、ア
ルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、アラビア
ガム、ゼランガム、アミノ酸、カルボキシメチルセルロ
ース及びその金属塩、カラギーナン等を例示することが
できる。
【0025】本発明における柔軟性帯状物としては、微
生物の発育抑制物質を含有するヌメリ防除剤を担持する
ことができ、かつ例えば流し台のゴミ取りカゴの壁面上
部等に着設させた場合に、ヌメリ防除剤の溶解液をヌメ
リ発生壁面部に広がらせることができるものであればど
のようなものでもよい。
【0026】柔軟性帯状物を構成する材質としては、柔
軟性を有し、少なくとも片面が通水性や透水性を有する
ものであればどのようなものでもよく、通水性や透水性
を有するものとして、スポンジ、樹脂発泡体、不織布、
紙、透水性フィルム等、又はこれらの組合せを例示する
ことができる。また、薬剤の残存量を目視により確認す
ることができるように、少なくとも片面を透水性あるい
は非透水性の透明部材、例えば透明プラスチックとする
こともできる。
【0027】柔軟性帯状物の構造としては、粉末状、細
粒状、顆粒状、球状、錠剤状、ゲル状、液状等の形状・
形態のヌメリ防除剤を担持することができ、担持したヌ
メリ防除剤が排水により溶解し、例えば流し台のゴミ取
りカゴの壁面上部等に着設させた場合に、その溶解液が
流出しうる構造であればどのようなものでもよく、例え
ばテープ状の不織布、紙、透水性フィルム間に錠剤状等
のヌメリ防除剤が狭持されたものや、不織布、紙、透水
性フィルム等の全部又は一部から構成される袋部に顆粒
状等のヌメリ防除剤が収容されているものや、スポン
ジ、樹脂発泡体等に液状のヌメリ防除剤が含浸されてい
るものなどを例示することができる。
【0028】本発明において、柔軟性帯状物をヌメリ発
生壁面部の上部に着設することができる着設手段は、流
し台のゴミ取りカゴの壁面上部等のヌメリ発生壁面部の
上部に帯状物を保持しうる手段を有するものであればど
のようなものでもよく、ゴミ取りカゴの外壁面上部等に
着設するものとゴミ取りカゴの内壁面上部等に着設する
ものとに大別することができる。ゴミ取りカゴの内壁面
上部等に着設する手段としては、柔軟性帯状物を内壁面
上部に圧接させるための柔軟性帯状物自体あるいはその
一部における復元力を有する素材の使用や、ゴミ取りカ
ゴの網目に挿し込み柔軟性帯状物を内壁面上部に係止す
るための柔軟性帯状物表面に設けられた複数の突起や、
ゴミ取りカゴ口縁部に掛止するための柔軟性帯状物の上
縁部に適宜数設けられた逆L字型フックなどを例示する
ことができる。
【0029】また、ゴミ取りカゴの外壁面上部に着設す
る手段は、さらに、柔軟性帯状物と一体的に構成されて
いるものと、一体的に構成されていないものとに大別す
ることができ、後者としては、両端部にピンを有する係
止部材、好ましくは弾性体の両端部にピンを有する係止
部材と柔軟性帯状物の長手方向の両端部にそれぞれ設け
られたピン孔とからなるものを例示することができる。
係止部材の両端部のピンは、柔軟性帯状物の長手方向の
両端部にそれぞれ設けられたピン孔に挿入することによ
り端部同士を係止し、柔軟性帯状物をゴミ取りカゴの外
壁面上部に着設することができる。そして、かかる係止
部材は、種々の外径の流し台のゴミ取りカゴ等その周囲
長が異なる被ヌメリ取り部に適用する場合に特に有利に
用いることができる。すなわち、長手方向に沿って適宜
間隔でピン孔が穿たれた渦巻状で提供される柔軟性帯状
物を、適用しようとするゴミ取りカゴの周囲長に合わせ
て裁断し、上記係止部材の両端部のピンを裁断部近辺に
位置するピン孔に挿入して端部同士を係止することによ
り、柔軟性帯状物をゴミ取りカゴの壁面上部に着設保持
することができる。
【0030】次に、柔軟性帯状物と一体的に構成されて
いるものとしては、少なくとも柔軟性帯状物の長手方向
端部に設けられる係止手段、例えば帯状物の長手方向の
端部同士を係止するため、長手方向の一端部に設けられ
たピンと他端部に設けられたピン孔からなるもの、長手
方向の両端部にそれぞれ設けられた粘着テープからなる
もの、長手方向の両端部にそれぞれ設けられたマジック
テープ(商標名)からなるもの、長手方向の一端部に形
成された噛合せ用T字状凸部と他端部に形成された噛合
せ用T字状凹部等長手方向の端部に設けられた噛合部か
らなるものなどを例示することができる。そして、柔軟
性帯状物のそれぞれの面の長手方向に沿う両端部に設け
られたマジックテープ(商標名)からなるものは、種々
の外径の流し台のゴミ取りカゴ等その周囲長が異なる被
ヌメリ取り部に適用することができる。この場合、柔軟
性帯状物を所望の長さに裁断して使用し、裁断により生
じた端部同士を貼着することにより、柔軟性帯状物を種
々の大きさのゴミ取りカゴの上部に保持することができ
る。
【0031】また本発明において、ヌメリ発生壁面部と
は、流し台シンク排水口に設けられているゴミ取りカゴ
や流し台シンクに置かれる生ゴミ入れの側面及び底面部
等のヌメリが発生する平面、曲面等の面を有する広がり
をいう。
【0032】次に、本発明のヌメリ取り具について、特
に流し台シンク排水口に設けられているゴミ取りカゴに
適用するヌメリ取り具について具体的に説明するが、本
発明の技術的範囲はこれらのものに何ら限定されるもの
ではない。図1は、本発明のヌメリ取り具1が、流し台
シンク排水口に設けられているゴミ取りカゴ2の外壁面
上部でかつフランジ部3の下に着設保持されている状態
を示す概略斜視図であり、図2は、上記ヌメリ取り具1
を流し台シンク排水口4のゴム蓋5の下に設けられてい
るゴミ取りカゴ2に適用した場合の縦断面図である。そ
して、通常のゴミ取りカゴ2は、上記のようにその最上
部にフランジ部3が設けられており、その直下に上記の
ようにヌメリ取り具1を着設しておくと、大量の排水が
排水口から流入しても、フランジ部3がヒサシの役目を
果たし、大量の排水がヌメリ取り具1に接触することが
ないから、排水でヌメリ防除剤が希釈されることなく、
有効濃度のヌメリ防除剤の溶解液をゴミ取りカゴ2の壁
面に沿って流下させることができる。
【0033】図3〜図5には、スポンジ同士の貼着体か
らなる帯状物6の中央部付近に粉末状のヌメリ防除剤7
が狭持され、この帯状物6の長手方向の一端部に3本の
ピン8が設けられているタイプの本発明のヌメリ取り具
1が示されている。図3は上記ヌメリ取り具1の正面
図、図4は上記ヌメリ取り具1の上面図、図5は、上記
ヌメリ取り具1に設けられたピン8を、ピンが設けられ
ていない帯状物6の長手方向の他端部のスポンジに突き
刺した、上記ヌメリ取り具1をゴミ取りカゴ2の外壁面
上部に着設した場合の要部横断面図である。
【0034】図6〜図8には、複数の小球状のヌメリ防
除剤7がスポンジ9と非透水性の透明プラスチック10
とからなる帯状物6の間に狭持され、この透明プラスチ
ック10の長手方向の一端部にピン8が設けられ、他端
部にピン孔11が設けられているタイプの本発明のヌメ
リ取り具1が示されている。図6は上記ヌメリ取り具1
の正面図、図7は上記ヌメリ取り具1の上面図、図8
は、上記ヌメリ取り具1に設けられたピン8を、透明プ
ラスチック10の長手方向の端部に設けられたピン孔1
1に突き刺した、上記ヌメリ取り具1をゴミ取りカゴ2
の外壁面上部に着設した場合の要部横断面図である。こ
のタイプのヌメリ取り具1においては、透明プラスチッ
ク10を通して小球状のヌメリ防除剤7の残存量を確認
することができる。
【0035】図9には、粉末薬剤がゲル化剤によって薄
層状となっているヌメリ防除剤7が不織布同士の貼着体
からなる帯状物6の中央部付近に狭持され、この帯状物
6の長手方向の両端部に粘着テープ12が設けられてい
るタイプの本発明のヌメリ取り具1が示されている。図
9は上記ヌメリ取り具1の正面図である。
【0036】図10及び図11には、スポンジ同士の貼
着体からなる帯状物6の中央部付近に粉末状のヌメリ防
除剤7が狭持され、この帯状物6の長手方向の一端部に
形成された噛合せ用T字状凸部13と他端部に形成され
た噛合せ用T字状凹部14が設けられたタイプの本発明
のヌメリ取り具1が示されている。図10は上記ヌメリ
取り具1の正面図、図11は上記ヌメリ取り具1の両端
部同士が噛合係合している場合の概略斜視図である。
【0037】図12及び図13には、粉末薬剤がゲル化
剤によって薄層状となっているヌメリ防除剤7が不織布
同士の貼着体からなる帯状物6の中央部付近に狭持さ
れ、この帯状物6の両面の長手方向に沿う両端部にマジ
ックテープ(商標名)15のループとフックがそれぞれ
貼着されているタイプの本発明のヌメリ取り具1が示さ
れている。図12は上記ヌメリ取り具1の正面図、図1
3は上記ヌメリ取り具1の縦断面図である。このタイプ
のヌメリ取り具1は例えば渦巻状で提供され、使用に際
して、ゴミ取りカゴの周囲長に合わせて上記卷回帯状物
を裁断して使用することができる。
【0038】図14〜図17には、複数の錠剤状のヌメ
リ防除剤7が透水性の透明プラスチック16間に狭持さ
れ、かつその長手方向と直交する方向の両端部に適宜間
隔で設けられたピン孔11を有する帯状物6と、弾性体
の両端部にピン8を有する係止具17から構成されるタ
イプの本発明のヌメリ取り具1が示されている。図14
は上記帯状物6の正面図、図15は上記帯状物6が渦巻
状に卷回されている状態の概略斜視図、図16は上記係
止具17の概略斜視図、図17は上記帯状物6と上記係
止具17からなるヌメリ取り具1をゴミ取りカゴ2の外
壁面上部に着設した場合の要部横断面図である。このタ
イプのヌメリ取り具1は図15に示されるように渦巻状
で提供され、使用に際して、ゴミ取りカゴの周囲長に合
わせて裁断された帯状物6の長手方向の両端部に位置す
るピン孔11に、係止具17のピン8を挿入することに
より、ヌメリ取り具1をゴミ取りカゴ2の上部に着設保
持することができる。
【0039】以上、ゴミ取りカゴの外壁面上部に柔軟性
帯状物を着設するタイプのヌメリ取り具を図1〜図17
に図示したが、図18〜図21にはゴミ取りカゴの内壁
面上部に着設するタイプのヌメリ取り具18が図示され
ている。図18は、このヌメリ取り具18を流し台シン
ク排水口に設けられているゴミ取りカゴ2の内壁面上部
に着設保持している状態を示す概略斜視図であり、図1
9は、上記ヌメリ取り具18を流し台シンク排水口4の
ゴム蓋5の下に設けられているゴミ取りカゴ2に適用し
た場合の縦断面図である。図20及び図21には、複数
の小球状のヌメリ防除剤7がスポンジ9と曲げに対して
復元力を有する非透水性の透明プラスチック19とから
なる帯状物6の間に狭持され、このプラスチック19自
体の復元力により帯状物6をゴミ取りカゴの内壁面上部
に圧接着設しうるタイプの本発明のヌメリ取り具18が
示されている。図20は上記ヌメリ取り具18の横断面
図、図21は上記ヌメリ取り具18の一部上面図であ
る。図21からもわかるように、このタイプのヌメリ取
り具18においては、着設時のスポンジ通水上面に切り
欠き20を有する非透水性のプラスチックからなるスポ
ンジ通水上面カバー部21が上記プラスチック19と一
体的に形成され、ヌメリ取り具18への排水の流入量が
調節されるようになっている。
【0040】通常のゴミ取りカゴは、その最上部にフラ
ンジ部が設けられており、その直下にヌメリ取り具を着
設する場合は、前記のように、大量の排水が排水口から
流入しても、フランジ部がヒサシの役目を果たし、大量
の排水がヌメリ取り具に接触することがないから、排水
でヌメリ防除剤が希釈されることなく、有効濃度のヌメ
リ防除剤の溶解液をゴミ取りカゴの壁面に沿って流下さ
せることができるが、ゴミ取りカゴ内壁面上部に圧接着
設されるこのタイプのヌメリ取り具18では、上記カバ
ー部21が設けられていないと、大量の排水が排水口か
ら流入した場合大量の排水がヌメリ取り具に狭持された
薬剤に接触し有効濃度以上の薬剤の溶解液が流出し、無
駄に薬剤が使用されることから好ましくない。また、カ
バー部21を設ける代わりに、通水性の低いスポンジを
使用したり、スポンジの通水上面に非通水剤を塗布して
おくこともできる。
【0041】
【発明の効果】本発明のヌメリ取り具は、簡単に流し台
シンク排水口に設けられているゴミ取りカゴ等に着設す
ることができ、安全性や取扱い性に優れ、ヌメリ防除剤
の溶解液をゴミ取りカゴ壁面に広がらせることができ、
しかも適度な溶出速度で有効成分が溶出するので、台所
流し台のゴミ取りカゴ等のように雑菌やカビ等の代謝物
によりヌメリが発生する箇所に着設し、ヌメリを除去す
るとともに、ヌメリの発生を長期間にわたって防止する
ことができる。また、塩素系酸化剤をヌメリ防除剤とし
て用いた場合、従来のつり下げ型に比べて少量の薬剤で
効果的にヌメリを防除でき、かつ排水中に流出する薬剤
量が微少であるため環境への影響も少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヌメリ取り具がゴミ取りカゴの外壁面
上部に着設されている状態を示す概略斜視図でである。
【図2】本発明のヌメリ取り具をゴミ取りカゴの外壁面
上部に適用した場合の概略縦断面図である。
【図3】スポンジ同士の貼着体からなる帯状物のヌメリ
取り具の正面図である。
【図4】スポンジ同士の貼着体からなる帯状物のヌメリ
取り具の上面図である。
【図5】スポンジ同士の貼着体からなる帯状物のヌメリ
取り具をゴミ取りカゴの外壁面上部に着設した場合の要
部横断面図である。
【図6】スポンジと非透水性透明プラスチックとからな
る帯状物のヌメリ取り具の正面図である。
【図7】スポンジと非透水性透明プラスチックとからな
る帯状物のヌメリ取り具の上面図である。
【図8】スポンジと非透水性透明プラスチックとからな
る帯状物のヌメリ取り具をゴミ取りカゴの外壁面上部に
着設した場合の要部横断面図である。
【図9】端部に粘着テープを有する不織布同士の貼着体
からなる帯状物のヌメリ取り具の正面図である。
【図10】スポンジ同士の貼着体からなる帯状物のヌメ
リ取り具の正面図である。
【図11】スポンジ同士の貼着体からなる帯状物のヌメ
リ取り具の両端部同士が噛合係合している場合の概略斜
視図である。
【図12】不織布同士の貼着体からなり、両端部にマジ
ックテープを有した帯状物のヌメリ取り具の正面図であ
る。
【図13】不織布同士の貼着体からなり、両端部にマジ
ックテープを有した帯状物のヌメリ取り具の縦断面図で
ある。
【図14】透水性透明プラスチックからなる帯状物の正
面図である。
【図15】渦巻状に卷回されている状態の透水性透明プ
ラスチックからなる帯状物の概略斜視図である。
【図16】透水性透明プラスチックからなる帯状物をゴ
ミ取りカゴに着設する際に用いられる係止具の概略斜視
図である。
【図17】透水性透明プラスチックからなる帯状物を係
止具によってゴミ取りカゴの外壁面上部に着設した場合
のヌメリ取り具の要部横断面図である。
【図18】本発明のヌメリ取り具がゴミ取りカゴの内壁
面上部に着設されている状態を示す概略斜視図でであ
る。
【図19】本発明のヌメリ取り具をゴミ取りカゴの内壁
面上部に適用した場合の概略縦断面図である。
【図20】スポンジと復元力を有するプラスチックスと
からなる帯状物のヌメリ取り具の横断面図である。
【図21】スポンジと復元力を有するプラスチックスと
からなる帯状物の一部上面図である。
【符号の説明】 1 外壁面用ヌメリ取り具 2 ゴミ取りカゴ 3 フランジ部 4 流し台シンク
排水口 5 ゴム蓋 6 帯状物 7 ヌメリ防除剤 8 ピン 9 スポンジ 10 透明プラス
チック 11 ピン孔 12 粘着テープ 13 噛合せ用T字状凸部 14 噛合せ用T
字状凹部 15 マジックテープ 16 透明プラス
チック 17 係止具 18 内壁面用ヌ
メリ取り具 19 復元力を有するプラスチック 20 切り欠き 21 スポンジ通水上面カバー部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−184823(JP,A) 特開 平8−53304(JP,A) 特開 平8−92012(JP,A) 実開 平4−126977(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/126 E03C 1/264

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 微生物の発育抑制物質を含有するヌメリ
    防除剤を担持した柔軟性帯状物と、該柔軟性帯状物をヌ
    メリ発生壁面部の上部に着設することができる着設手段
    とを有することを特徴とするヌメリ防除剤の溶解液をヌ
    メリ発生壁面部に広がらせることができるヌメリ取り
    具。
  2. 【請求項2】 着設手段が、少なくとも柔軟性帯状物の
    長手方向端部に一体的に設けられている係止手段である
    ことを特徴とする請求項1記載のヌメリ取り具。
  3. 【請求項3】 ヌメリ防除剤として、同種あるいは異種
    の複数の小粒の形状をした薬剤を用いることを特徴とす
    る請求項1又は2記載のヌメリ取り具。
  4. 【請求項4】 柔軟性帯状物として、少なくとも片面が
    透明部材からなることを特徴とする請求項3記載のヌメ
    リ取り具。
  5. 【請求項5】 微生物の発育抑制物質として非塩素系薬
    剤を使用することを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    記載のヌメリとり具。
  6. 【請求項6】 非塩素系薬剤として、5−クロロ−2−
    メチル−4−イソチアゾリン−3−オンと多分子系ホス
    ト化合物とからなる包接化合物を用いることを特徴とす
    る請求項5記載のヌメリ取り具。
  7. 【請求項7】 非塩素系薬剤として、有機ヨード系抗菌
    剤を用いることを特徴とする請求項5記載のヌメリ取り
    具。
  8. 【請求項8】 微生物の発育抑制物質を含有するヌメリ
    防除剤を担持した柔軟性帯状物を、流し台のゴミ取りカ
    ゴの壁面上部に着設させ、ヌメリ防除剤の溶解液をゴミ
    取りカゴ壁面部に広がらせることを特徴とする流し台の
    ゴミ取りカゴのヌメリ取り方法。
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