JP3421097B2 - オレフィン重合用触媒 - Google Patents

オレフィン重合用触媒

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JP3421097B2
JP3421097B2 JP27663893A JP27663893A JP3421097B2 JP 3421097 B2 JP3421097 B2 JP 3421097B2 JP 27663893 A JP27663893 A JP 27663893A JP 27663893 A JP27663893 A JP 27663893A JP 3421097 B2 JP3421097 B2 JP 3421097B2
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  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】〔発明の背景〕 【産業上の利用分野】本発明は、オレフィン重合用触媒
に関するものである。さらに具体的には、本発明は、炭
素数3以上のオレフィンの重合に適用した場合に、高立
体規則性を有し、しかも重合体の分子量分布を制御でき
るオレフィン重合用触媒に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、マグネシウム担持型高活性触媒を
使用して得られるオレフィン重合体は、従来の三塩化チ
タンを使用して得られる重合体に比べて、一般に分子量
分布が狭いことが知られている。そのため重合体の溶融
時の流動性が悪く、成形性に問題が残る。そこで、従来
では、特定の重合方法によって分子量分布を広化する方
法が取られることが多かった。例えば、重合槽を2槽以
上使用し、複数の分子量の異なる重合体を製造し、これ
らを混合することによって、分子量分布が広い重合体を
得る方法がある。しかしながら、この方法では、目標と
する分子量分布の重合体を得るためには、それぞれの重
合槽の生産能力を低下させざるを得ない場合が多く、製
造コストの上昇につながることが多かった。このように
複数の重合槽をしかも能力を低下させた状態で使用する
方法よりも、所望のオレフィン重合体がただ一つの重合
槽で効率良く得られる方法の方が好ましいことは言うま
でもない。そこで複数の重合槽を使用することなしに分
子量分布の広い重合体を与えるマグネシウム担持型触媒
の提案がなされている。例えば、特開平3−7703
号、特開平2−170803号、特開平4−13600
6号、特開平4−239008号各公報では、マグネシ
ウム担持型触媒成分を使用し、重合時、添加する電子供
与体を2種以上使用して、分子量分布が広い重合体を製
造する方法が提案されている。しかし、これらのもの
は、活性や得られる重合体の立体規則性等の点で問題が
あるようであり、さらに改良が望まれる状況にある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、前述の問題点を解決することである。 【0004】 【課題を解決するための手段】 〔発明の概要〕 <要旨>本発明者らは、特定の触媒を使用することによ
り、前述の問題点を解決できることを見出して本発明に
到達した。 【0005】すなわち、本発明によるオレフィン重合用
触媒は、下記の成分(A)〜成分(C)よりなること、
を特徴とするものである。 成分(A):チタン、好ましくは少くとも4価のチタン
およびそれ以下の原子価のチタン、マグネシウムおよび
ハロゲンを必須成分として含有するチーグラー型触媒用
固体成分 成分(B):有機アルミニウム化合物 成分(C):下記の成分(C1 )および成分(C2 )よ
りなるケイ素化合物 成分(C1 ):下記の一般式で表わされるケイ素化合物 R 3-n Si(OR (ここで、Rは分岐脂肪族炭化水素残基または脂環式
炭化水素残基を、RはRと同一もしくは異なる炭化
水素残基を、Rは炭化水素残基を、nは1≦n≦3の
数を、それぞれ示す) 成分(C2 ):下記の一般式で表わされるケイ素化合物 RHSi(OR (ここで、Rは炭素数3以上の分岐炭化水素残基また
は脂環式炭化水素残基を、Rは炭素数1〜10の炭化
水素残基を、それぞれ示す) <効果>本発明による触媒を使用すると、高活性で立体
規則性の高い、かつ分子量分布が公知のマグネシウム担
持型触媒を用いて得られた重合体より広い重合体を得る
ことができる。 【0006】したがって、本発明の触媒を使用して得ら
れる重合体は、従来の三塩化チタン系の触媒とマグネシ
ウム担持型触媒の両方の長所を有するものとなる。 〔発明の具体的説明〕 <<オレフィン重合用触媒>>本発明によるオレフィン重合
用触媒は、特定の成分(A)〜成分(C)よりなるもの
である。ここで「よりなる」ということは、成分が挙示
のもの(すなわち、(A)〜(C))のみであるという
ことを意味するものではなく、合目的的な他の成分の共
存を排除しない。 <成分(A)>成分(A)は、チタン、マグネシウムお
よびハロゲンを必須成分として含有する成分である。こ
こで「必須成分として含有する」ということは、挙示の
三成分の外に合目的的な他元素を含んでいてもよいこ
と、これらの元素はそれぞれが合目的的な任意の化合物
として存在してもよいこと、ならびにこれら元素は相互
に結合したものとして存在してもよいこと、を示すもの
である。チタン、マグネシウムおよびハロゲンを含む固
体成分そのものは公知のものである。例えば、特開昭5
3−45688号、同54−3894号、同54−31
092号、同54−39483号、同54−94591
号、同54−118484号、同54−131589
号、同55−75411号、同55−90510号、同
55−90511号、同55−127405号、同55
−147507号、同55−155003号、同56−
18609号、同56−70005号、同56−720
01号、同56−86905号、同56−90807
号、同56−155206号、同57−3803号、同
57−34103号、同57−92007号、同57−
121003号、同58−5309号、同58−531
0号、同58−5311号、同58−8706号、同5
8−27732号、同58−32604号、同58−3
2605号、同58−67703号、同58−1172
06号、同58−127708号、同58−18370
8号、同58−183709号、同59−149905
号、同59−149906号各公報等に記載のものが使
用される。 【0007】本発明において使用されるマグネシウム源
となるマグネシウム化合物としては、マグネシウムジハ
ライド、ジアルコキシマグネシウム、アルコキシマグネ
シウムハライド、マグネシウムオキシハライド、ジアル
キルマグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、マグネシウムのカルボン酸塩等があげられる。こ
れらの中でもマグネシウムジハライドが好ましい。 【0008】また、チタン源となるチタン化合物は、一
般式Ti(OR4-p (ここで、Rは炭化水素
残基、好ましくは炭素数1〜10程度のもの、であり、
Xはハロゲンを示し、pは0≦p≦4の数を示す)で表
わされる化合物があげられる。具体例としては、TiC
、TiBr、Ti(OC)Cl、Ti
(OCCl、Ti(OCCl、
Ti(O−iC)Cl、Ti(O−nC
)Cl、Ti(O−nCCl、T
i(OC)Br、Ti(OC)(OC
Cl、Ti(O−nCCl、Ti
(O−C)Cl、Ti(O−iC
、Ti(OC11)Cl、Ti(OC13
Cl、Ti(OC、Ti(O−nC
、Ti(O−nC、Ti(O−i
、Ti(O−nC13、Ti(O−
nC17、Ti〔OCHCH(C)C
などが挙げられる。 【0009】また、TiX′(ここではX′はハロゲ
ンを示す)に後述する電子供与体を反応させた分子化合
物をチタン源として用いることもできる。そのような分
子化合物の具体例としては、TiCl・CHCOC
、TiCl・CHCO、TiCl
・CNO、TiCl・CHCOCl、T
iCl・CCOCl、TiCl・C
、TiCl・ClCOC、TiC
・CO等が挙げられる。 【0010】また、TiCl(TiClをHで還
元したもの、Al金属で還元したもの、あるいは有機金
属化合物で還元したもの等を含む)、TiBr、Ti
(OC)Cl、TiCl、ジシクロペンタジ
エニルチタニウムジクロライド等のチタン化合物の使用
も可能である。 【0011】これらのチタン化合物の中でも4価のチタ
ン化合物が好ましく、殊にTiCl、Ti(OC
、Ti(OC)Cl等が好ましい。 【0012】ハロゲンは、上述のマグネシウムおよび
(または)チタンのハロゲン化合物から供給されるのが
普通であるが、他のハロゲン源、たとえばアルミニウム
のハロゲン化物やケイ素のハロゲン化物、リンのハロゲ
ン化物といった公知のハロゲン化剤から供給することも
できる。 【0013】触媒成分中に含まれるハロゲンは、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素またはこれらの混合物であって
もよく、特に塩素が好ましい。 【0014】本発明に用いる固体成分は、上記必須成分
の他にSiCl、CHSiCl等のケイ素化合
物、Al(O−iC、AlCl、AlBr
、Al(OC、Al(OCHCl等
のアルミニウム化合物およびB(OCH、B(O
、B(OC等のホウ素化合物、
WCl、MoCl等の他成分の使用も可能であり、
これらがケイ素、アルミニウムおよびホウ素等の成分と
して固体成分中に残存することは差支えない。 【0015】さらに、この固体成分を製造する場合に、
電子供与体を内部ドナーとして使用して製造することも
できる。 【0016】この固体成分の製造に利用できる電子供与
体(内部ドナー)としては、アルコール類、フェノール
類、ケトン類、アルデヒド類、カルボン酸類、有機酸ま
たは無機酸類のエステル類、エーテル類、酸アミド類、
酸無水物類のような含酸素電子供与体、アンモニア、ア
ミン、ニトリル、イソシアネートのような含窒素電子供
与体などを例示することができる。 【0017】より具体的には、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、オク
タノール、ドデカノール、オクタデシルアルコール、ベ
ンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、イソプ
ロピルベンジルアルコールなどの炭素数1ないし18の
アルコール類、ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル、酢酸シクロ
ヘキシル、酢酸セロソルブ、プロピオン酸エチル、酪酸
メチル、吉草酸エチル、ステアリン酸エチル、クロル酢
酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチル、
クロトン酸エチル、シクロヘキサンカルボン酸エチル、
安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピル、
安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シクロヘ
キシル、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル、安息香
酸セロソルブ、トルイル酸メチル、トルイル酸エチル、
トルイル酸アミル、エチル安息香酸エチル、アニス酸メ
チル、アニス酸エチル、エトキシ安息香酸エチル、フタ
ル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチ
ル、γ‐ブチロラクトン、α‐バレロラクトン、クマリ
ン、フタリド、炭酸エチレンなどの炭素数2ないし20
の有機酸エステル類、アセチルクロリド、ベンゾイルク
ロリド、トルイル酸クロリド、アニス酸クロリド、塩化
フタロイル、イソ塩化フタロイルなどの炭素数2ないし
15の酸ハライド類、などを挙げることができる。これ
らの電子供与体は、二種以上用いることができる。これ
らの中で好ましいのは有機酸エステルおよび酸ハライド
であり、特に好ましいのはフタル酸エステル、酢酸セロ
ソルブエステルおよびフタル酸ハライドである。 【0018】また、本発明の成分(A)においては、ケ
イ素のエステル化合物を使用することも可能である。そ
のようなケイ素のエステル化合物としては、下記の一般
式で表わされる化合物が好ましい。 【0019】R 3-m Si(OR (ここで、Rは分岐脂肪族炭化水素残基または脂環式
炭化水素残基を、RはRと同一もしくは異なる炭化
水素残基を、Rは炭化水素残基を、mは1≦m≦3の
数を、それぞれ示す)で表わされるケイ素化合物であ
る。 【0020】このケイ素化合物が本式の化合物の複数種
の混合物であってもよいことはいうまでもない。 【0021】ここで、Rが分岐脂肪族炭化水素残基で
ある場合は、ケイ素原子に隣接する炭素原子から分岐し
ているものが好ましい。その場合の分岐基は、アルキル
基、シクロアルキル基またはアリール基(たとえば、フ
ェニル基またはメチル置換フェニル基)であることが好
ましい。さらに好ましいRは、ケイ素原子に隣接する
炭素原子、すなわちα‐位炭素原子、が2級または3級
の炭素原子であるものである。とりわけ、ケイ素原子に
結合している炭素原子が3級のものが好ましい。R
炭素数は通常3〜20、好ましくは4〜10、である。 【0022】Rは、Rと同一または異なる炭素数1
〜20、好ましくは1〜10、の分岐または直鎖状の飽
和脂肪族炭化水素残基であることがふつうである。R
は脂肪族炭化水素残基、好ましくは炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素残基、であることがふつうである。 【0023】本発明で使用できるケイ素化合物の具体例
は、下記の通りである。 (CHCSi(CH)(OCH、(CH
CSi(CH(CH)(OCH
(CHCSi(CH)(OC、(C
CSi(CH)(OCH、(C
)(C)CHSi(CH)(OC
、((CHCHCHSi(OCH
、(C)(CHCSi(CH
(OCH、(C)(CHCSi(C
)(OC、(CHCSi(OCH
、(CHCSi(OC、(C
CSi(OC、(CH)(C
)CHSi(OCH、(CHCH(CH
CSi(CH)(OCH、((CH
C)Si(OCH、(C)(CH
CSi(OCH、(C)(CH
Si(OC、(CHCSi(O−tC
)(OCH、(iCSi(OC
、(iCSi(OC
(iCSi(OCH、(C
Si(OCH、(CSi(OC
、(C)(CH)Si(OCH
、(C)(iC)Si(OCH
(C11)Si(CH)(OCH、(C
11Si(OCH、(C11)(iC
)Si(OCH、(iC)(sec
)Si(OCH、(iC)(iC
)Si(OC11、HC(CH
(CHSi(OCH、HC(CH
(CHSi(CH)(OCH、 【0024】 【化1】 上記各成分の使用量は、本発明の効果が求められるかぎ
り任意のものがありうるが、一般的には、次の範囲内が
好ましい。 【0025】チタン化合物の使用量は、使用するマグネ
シウム化合物の使用量に対してモル比で1×10-4〜1
000の範囲内がよく、好ましくは0.01〜10の範
囲内である。ハロゲン源としてそのための化合物を使用
する場合は、その使用量はチタン化合物および(また
は)マグネシウム化合物がハロゲンを含む、含まないに
かかわらず、使用するマグネシウムの使用量に対してモ
ル比で1×10-2〜1000の範囲内がよく、好ましく
は0.1〜100の範囲内である。 【0026】ケイ素、アルミニウムおよびホウ素化合物
を使用するときのその使用量は、上記のマグネシウム化
合物の使用量に対してモル比で1×10-3〜100の範
囲内がよく、好ましくは0.01〜1の範囲内である。 【0027】一般式R 3-m Si(ORの化
合物を使用するときのその使用量は、上記のマグネシウ
ム化合物の使用量に対してモル比で1×10-3〜100
の範囲内でよく、好ましくは、0.01〜10の範囲内
である。 【0028】電子供与性化合物を使用するときのその使
用量は、上記のマグネシウム化合物の使用量に対してモ
ル比で1×10-3〜10の範囲内がよく、好ましくは
0.01〜5の範囲内である。 【0029】成分(A)は、上述のチタン源、マグネシ
ウム源およびハロゲン源、ならびに必要により電子供与
体等の他成分を用いて、たとえば以下のような製造法に
より製造される。 (イ) ハロゲン化マグネシウムと必要に応じて電子供
与体と必要に応じて一般式R 3-m Si(OR
の化合物とチタン含有化合物とを接触させる方法。 (ロ) アルミナまたはマグネシアをハロゲン化リン化
合物で処理し、それにハロゲン化マグネシウム、電子供
与体、必要に応じて一般式R 3-m Si(OR
の化合物、チタンハロゲン含有化合物を接触させる方
法。 (ハ) ハロゲン化マグネシウムとチタンテトラアルコ
キシドおよび特定のポリマーケイ素化合物を接触させて
得られる固体成分に、チタンハロゲン化合物および(ま
たは)ケイ素のハロゲン化合物および必要に応じて一般
式R 3-m Si(ORの化合物およびまたは
電子供与体を接触させる方法。 【0030】このポリマーケイ素化合物としては、下式
で示されるものが適当である。 【0031】 【化2】 (ここで、R10は炭素数1〜10程度の炭化水素残基、
qはこのポリマーケイ素化合物の粘度が1〜100セン
チストークス程度となるような重合度を示す)具体的に
は、メチルハイドロジェンポリシロキサン、エチルハイ
ドロジェンポリシロキサン、フェニルハイドロジェンポ
リシロキサン、シクロヘキシルハイドロジェンポリシロ
キサン、1,3,5,7‐テトラメチルシクロテトラシ
ロキサン、1,3,5,7,9‐ペンタメチルシクロペ
ンタシロキサン等が好ましい。 (ニ) マグネシウム化合物をチタンテトラアルコキシ
ドおよび電子供与体で溶解させて、ハロゲン化剤または
チタンハロゲン化合物で析出させた固体成分に、必要に
応じて一般式R 3-m Si(ORの化合物お
よびチタン化合物を接触させる方法。 (ホ) グリニャール試薬等の有機マグネシウム化合物
をハロゲン化剤、還元剤等と作用させた後、これに必要
に応じて電子供与体とチタン化合物、必要に応じて一般
式R 3-m Si(ORの化合物とを接触させ
得る方法。 (ヘ) アルコキシマグネシウム化合物にハロゲン化剤
および(または)チタン化合物を必要に応じて電子供与
体およびまたは一般式R 3-m Si(OR
化合物を接触させる方法。 【0032】これらの製造法の中でも(イ)、(ハ)お
よび(ニ)が好ましい。 【0033】成分(A)の製造条件は、本発明の効果が
認められるかぎり任意のものでありうるが、一般的に
は、次の条件が好ましい。接触温度は、−50〜200
℃程度、好ましくは0〜100℃、である。接触方法と
しては、回転ボールミル、振動ミル、ジェットミル、媒
体攪拌粉砕機などによる機械的な方法、不活性希釈剤の
存在下に、攪拌により接触させる方法などがあげられ
る。このとき使用する不活性希釈剤としては、脂肪族ま
たは芳香族の炭化水素およびハロ炭化水素、ポリシロキ
サン等があげられる。 <成分(B)>成分(B)は、有機アルミニウム化合物
である。具体例としては、R11 3-r AlXまたはR12
3-s Al(OR13(ここで、R11およびR12は同一
または異なってもよい炭素数1〜20程度の炭化水素残
基または水素原子、R13は炭化水素残基、Xはハロゲ
ン、rおよびsはそれぞれ0≦r<3、0<s<3の数
である)で表わされるものがある。 【0034】このような化合物の具体例としては、
(イ)トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリオクチルアルミニウム、トリデシルアルミ
ニウム、などのトリアルキルアルミニウム、(ロ)ジエ
チルアルミニウムモノクロライド、ジイソブチルアルミ
ニウムモノクロライド、エチルアルミニウムセスキクロ
ライド、エチルアルミニウムジクロライド、などのアル
キルアルミニウムハライド、(ハ)ジエチルアルミニウ
ムハイドライド、ジイソブチルアルミニウムハイドライ
ド、(ニ)ジエチルアルミニウムエトキシド、ジエチル
アルミニウムフェノキシドなどのアルミニウムアルコキ
シドなどがある。 【0035】これら(イ)〜(ハ)の有機アルミニウム
化合物に他の有機金属化合物、たとえばR14 3-t Al
(OR15(ここで、1≦t≦3、R14およびR15
同一または異なってもよい炭素数1〜20程度の炭化水
素残基である)で表わされるアルキルアルミニウムアル
コキシドを併用することもできる。 【0036】たとえば、トリエチルアルミニウムとジエ
チルアルミニウムエトキシドとの併用、ジエチルアルミ
ニウムモノクロライドとジエチルアルミニウムエトキシ
ドとの併用、エチルアルミニウムジクロライドとエチル
アルミニウムジエトキシドとの併用、トリエチルアルミ
ニウムとジエチルアルミニウムエトキシドとジエチルア
ルミニウムクロライドとの併用があげられる。 【0037】これらの中で成分(B)として好ましいも
のは、炭素数4以上の炭化水素残基を有するトリアルキ
ルアルミニウムであり、例えばトリイソブチルアルミニ
ウム、トリヘキシルアルミニウム、トリオクチルアルミ
ニウム、トリn‐ブチルアルミニウム等である。また、
上記有機アルミニウム化合物とハロゲン含有有機アルミ
ニウム化合物とを併用することも好ましく、例えばトリ
イソブチルアルミニウムとジエチルアルミニウムクロリ
ドとの併用、トリイソブチルアルミニウムとエチルアル
ミニウムセスキクロリドとの併用、トリヘキシルアルミ
ニウムとジイソブチルアルミニウムクロリドとの併用、
トリオクチルアルミニウムとエチルアルミニウムジクロ
リドとの併用等がある。 【0038】成分(B)の使用量は、重量比で成分
(B)/成分(A)が0.1〜1000、好ましくは1
〜100、の範囲内である。 <成分(C)>本発明で使用する成分(C)は、下記の
成分(C1 )と成分(C2 )よりなるケイ素化合物であ
る。 成分(C1 ) 成分(C1 )は、下記の一般式で表わされるケイ素化合
物である。 【0039】R 3-n Si(OR (ここで、Rは分岐脂肪族炭化水素残基または脂環式
炭化水素残基を、RはRと同一もしくは異なる炭化
水素残基を、Rは炭化水素残基を、nは1≦n≦3の
数を、それぞれ示す)で表わされるケイ素化合物であ
る。 【0040】このケイ素化合物が本式の化合物の複数種
の混合物であってもよいことはいうまでもない。 【0041】ここで、Rが分岐脂肪族炭化水素残基で
ある場合は、ケイ素原子に隣接する炭素原子から分岐し
ているものが好ましい。その場合の分岐基は、アルキル
基、シクロアルキル基またはアリール基(たとえば、フ
ェニル基またはメチル置換フェニル基)であることが好
ましい。さらに好ましいRは、ケイ素原子に隣接する
炭素原子、すなわちα‐位炭素原子、が2級または3級
の炭素原子であるものである。とりわけ、ケイ素原子に
結合している炭素原子が3級のものが好ましい。R
炭素数は通常3〜20、好ましくは4〜10、である。 【0042】Rは、Rと同一または異なる炭素数1
〜20、好ましくは1〜10、の分岐または直鎖状の飽
和脂肪族炭化水素残基であることがふつうである。R
は脂肪族炭化水素残基、好ましくは炭素数1〜10の脂
肪族炭化水素残基、であることがふつうである。 【0043】本発明で使用できるケイ素化合物の具体例
は、下記の通りである。 (CHCSi(CH)(OCH、(CH
CSi(CH(CH)(OCH
(CHCSi(CH)(OC、(C
CSi(CH)(OC、(C
CSi(CH)(OCH、(CH
(C)CHSi(CH)(OCH
((CHCHCHSi(OCH
(C)(CHCSi(CH)(OC
、(C)(CHCSi(CH
(OC、(CHCSi(OC
、(CHCSi(OC、(C
CSi(C)(OCH、(C
CSi(n−C)(OCH、(C
CSi(OC、(CH)(C
)CHSi(OCH、(CHCH(C
CSi(CH)(OCH、((C
C)Si(OCH、(C)(C
CSi(OCH、(C)(C
CSi(OC、(CHCSi
(O−tC)(OCH、(CHCS
i(C)(OCH、(iCSi
(OCH、(iCSi(OC
、(iCSi(OCH、(C
Si(OCH、(CSi
(OC、(C)(CH)Si(OC
、(C)(iC)Si(OC
、(CSi(OC、(C
11)Si(CH)(OCH、(C11
Si(OCH、(C11)(iC)S
i(OCH、(iC)(secC
Si(OCH、(iC)(iC)S
i(OC11、HC(CHC(CH
Si(OCHHC(CHC(CH
i(CH)(OCH、 【0044】 【化3】 成分(C2 ) 本発明で使用する成分(C2 )は、下記の一般式で表わ
されるケイ素化合物である。 【0045】RHSi(OR (ここで、Rは炭素数3以上の分岐炭化水素残基また
は脂環式炭化水素残基を、Rは炭素数1〜10の炭化
水素残基を、それぞれ示す) ここで、Rが分岐脂肪族炭化水素残基である場合は、
ケイ素原子に隣接する炭素原子から分岐しているものが
好ましい。その場合の分岐基は、アルキル基、シクロア
ルキル基またはアリール基(たとえば、フェニル基また
はメチル置換フェニル基)であることが好ましい。さら
に好ましいRは、ケイ素原子に隣接する炭素原子、す
なわちα‐位炭素原子、が2級または3級の炭素原子で
あるものである。とりわけ、ケイ素原子に結合している
炭素原子が3級のものが好ましい。Rの炭素数は通常
3〜20、好ましくは4〜10、である。 【0046】このような化合物の具体例としては、 〔(CHC〕HSi(OCH、〔(C
C〕HSi(OC、〔(C
C〕HSi(OCH、(iC)HSi
(OCH、(iC)HSi(OC
、(C)HSi(OCH、(C
)HSi(OC、(C11)HSi
(OCH、HC(CHC(CHSi
H(OCH、 【0047】 【化4】 成分(C)の形成/使用 成分(C)は、上記成分(C1 )および成分(C2 )よ
りなるものである。成分(C)において、成分(C1
と成分(C2 )の使用量比は、本発明の効果が認められ
るかぎり任意のものでありうるが、一般的には、下記の
範囲内が好ましい。成分(C1 )と成分(C2 )のモル
比で0.01〜100、好ましくは、0.1〜10の範
囲内である。 【0048】また、成分(C1 )と(C2 )は、前もっ
て混合して使用してもよいし、重合時、それぞれ単独で
添加してもよい。 【0049】成分(C)の使用量は、成分(B)に対し
て、モル比で0.01〜5、好ましくは0.1〜1.0
の範囲内である。 <<触媒の使用/重合>>本発明による触媒は、通常のスラ
リー重合に適用されるのはもちろんであるが、実質的に
溶媒を用いない液相無溶媒重合、溶液重合または気相重
合法にも適用される。また、連続重合、回分式重合また
は予備重合を行なう方式にも適用される。スラリー重合
の場合の重合溶媒としては、ヘキサン、ヘプタン、ペン
タン、シクロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の飽和脂
肪族または芳香族炭化水素の単独あるいは混合物が用い
られる。重合温度は室温から300℃程度、好ましくは
50〜150℃であり、重合圧力は大気圧〜300Kg/
cm2 程度、好ましくは大気圧〜50Kg/cm2 であり、そ
のときの分子量調節剤として補助的に水素を用いること
ができる。 【0050】スラリー重合の場合は、成分(A)の使用
量は、0.001〜0.1g、成分(A)/リットル溶
剤の範囲が好ましい。 【0051】本発明の触媒系で重合するα‐オレフィン
類は、一般式R−CH=CH(ここで、Rは水素原子
または炭素数1〜10の炭化水素残基であり、分枝基を
有してもよい)で表わされるものである。具体的には、
エチレン、プロピレン、ブテン‐1、ペンテン‐1、ヘ
キセン‐1、4‐メチルペンテン‐1などのオレフィン
類がある。好ましいのはエチレンおよびプロピレンであ
る。これらのα‐オレフィンの単独重合のほかに、共重
合、たとえばエチレンとその50重量%まで、好ましく
は20重量%まで、の上記オレフィンとの共重合を行な
うことができ、プロピレンに対して30重量%までの上
記オレフィン、特にエチレン、との共重合を行なうこと
ができる。その他の共重合性モノマー(たとえば酢酸ビ
ニル、ジオレフィン等)との共重合を行なうこともでき
る。 【0052】 【実施例】 実施例−1 〔成分(A)の製造〕充分に窒素置換したフラスコに、
脱水および脱酸素したn‐ヘプタン200ミリリットル
を導入し、次いでMgClを0.4モルおよびTi
(O−nCを0.8モル導入し、95℃で2
時間反応させた。反応終了後、40℃に温度を下げ、次
いでメチルヒドロポリシロキサン(20センチストーク
スのもの)を48ミリリットル導入し、3時間反応させ
た。生成した固体成分をn‐ヘプタンで洗浄した。 【0053】ついで充分に窒素置換したフラスコに、上
記と同様に精製したn‐ヘプタンを50ミリリットル導
入し、上記で合成した固体成分をMg原子換算で0.2
4モル導入した。ついでn‐ヘプタン25ミリリットル
にSiCl 0.4モルを混合して10℃、30分間
でフラスコへ導入し、20℃で3時間反応させた。反応
終了後、n‐ヘプタンで充分に洗浄し、固体成分を得
た。次いでSiCl0.25モルを30℃、30分間
でフラスコへ導入し、50℃で3時間反応させた。反応
終了後、反応物をn‐ヘプタンで充分に洗浄し、成分
(A)とした。一部分をとり出して組成分析したとこ
ろ、チタン含量=2.96重量%であった。 〔プロピレンの重合〕撹拌および温度制御装置を有する
内容積1.5リットルのステンレス鋼製オートクレーブ
に、充分に脱水および脱酸素したn‐ヘプタンを500
ミリリットル、トリイソブチルアルミニウム(成分
(B))150ミリグラムと、成分(C1)として、
(t‐C)(nC)Si(OCH
19ミリグラム、成分(C2 )として(t‐C
(H)Si(OCHを16ミリグラム、および上
記で製造した成分(A)を15ミリグラム、次いで、水
素を70ミリリットル導入し、昇温昇圧し、重合圧力=
5kg/cm2 G、重合温度=70℃、重合時間=2時間の
条件で重合操作を行なった。重合終了後、得られたポリ
マースラリーを濾過により分離し、ポリマーを乾燥させ
た。その結果、114.8グラムのポリマーが得られ
た。 【0054】また、濾過液からは、0.36グラムのポ
リマーが得られた。沸騰ヘプタン抽出試験より、全製品
I.I(以下T−I.Iと略す)は、97.4重量パー
セントであった。MFR=3.6g/10分、ポリマー
嵩比重=0.48g/ccであった。またGPCによりQ
値を求めたところ、Q=7.6であった。 実施例−2 〔成分(A)の製造〕充分に精製した窒素で置換した5
00ミリリットルのフラスコに、Mg(OC
を20グラム、精製したトルエンを100ミリリット
ル、次いでTiCl 60ミリリットルを導入し、7
0℃に昇温し、次いで酢酸セルソルブを8.6ミリリッ
トル導入し、100℃に昇温して3時間反応させた。反
応終了後、反応物をn‐ヘプタンで充分に洗浄した。そ
の後、さらにTiCl 100ミリリットルを導入
し、110℃で3時間反応させた。反応終了後、n‐ヘ
プタンで充分に洗浄して、成分(A)とした。チタン含
量=2.26重量%であった。 〔プロピレンの重合〕実施例−1の重合条件で重合温度
を75℃にして、成分(B)としてトリエチルアルミニ
ウム125ミリグラム、成分(C1 )として、ジシクロ
ペンチルジメトキシシラン16ミリグラムを用いた以外
は全く同様にプロピレンの重合を行なった。154.5
グラムのポリマーが得られ、T−I.I=97.6重量
%、MFR=2.2g/10分、ポリマー嵩比重=0.4
2(g/cc)、Q値=7.5であった。 比較例−1 〔プロピレンの重合〕実施例−1の重合において、成分
(C2 )の(t‐C)(H)Si(OCH
を使用しなかった以外は、全く同様の条件でプロピレン
の重合を行なった。127.4グラムのポリマーが得ら
れ、T−I.I=97.8重量%、MFR=1.8g/
10分、ポリマー嵩比重=0.48g/ccであり、Q値=
4.9であった。 比較例−2 実施例−2の重合において、成分(C1 )のジシクロペ
ンチルジメトキシシランを使用しなかった以外は、全く
同様にプロピレンの重合を行なった。163.8グラム
のポリマーが得られ、T−I.I=93.6重量%、M
FR=156.3g/10分、ポリマー嵩比重=0.43
(g/cc)、Q値=4.8であった。 実施例−3 〔成分(A)の製造〕充分に窒素置換した内容積0.4
リットルのボールミルに、内径1.6mmのスチール製ボ
ールを23個導入し、無水MgClを20グラム、
(t−C)(CH)Si(OCHを3.
2ミリリットルおよびTiClを1.5ミリリットル
それぞれ導入し、20℃の雰囲気で48時間粉砕した。
粉砕終了後、ミルより取り出して成分(A)を製造する
ための固体成分とした。 【0055】次いで、充分に精製した窒素で置換した5
00ミリリットルのフラスコに、充分に精製したn‐ヘ
プタンを100ミリリットル、上記の固体成分を5グラ
ムおよびビニルトリクロロシランを0.5ミリリットル
導入し、50℃で2時間接触させた。接触終了後、n‐
ヘプタンで接触物を充分に洗浄して成分(A)とした。
これを組成分析したところ、チタン含量=2.2wt
%、(t−C)(CH)Si(OCH
量=8.3wt%であった。 〔プロピレンの重合〕実施例−1の重合条件において、
成分(C1 )として(CHCH(CHCS
i(CH)(OCHを32ミリグラム、成分
(C2 )として(CHCH(CHCSi
(H)(OCHを7ミリグラム使用した以外は、
全く同様の条件でプロピレンの重合を行なった。78.
2グラムのポリマーが得られ、T−I.I=97.6重
量%、MFR=2.6g/10分、ポリマー嵩比重=0.
44g/cc、Q値=7.9であった。 実施例4〜7 実施例1の重合において成分(C1 )および成分
(C2 )の使用量および種類を表−1に示すように変更
して重合した以外は、全く同様の条件でプロピレンの重
合を行なった。その結果を表−1に示す。 【0056】 【表1】
【図面の簡単な説明】 【図1】チーグラー触媒に関する本発明の技術内容の理
解を助けるためのフローチャート図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08F 4/64 - 4/658 CA(STN)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】下記の成分(A)〜成分(C)よりなるこ
    とを特徴とする、オレフィン重合用触媒。 成分(A):チタン、マグネシウムおよびハロゲンを必
    須成分として含有するチーグラー型触媒用固体成分 成分(B):有機アルミニウム化合物 成分(C):下記の成分(C1 )および成分(C2 )よ
    りなるケイ素化合物 成分(C1 ):下記の一般式で表わされるケイ素化合物 R 3-n Si(OR (ここで、Rは分岐脂肪族炭化水素残基または脂環式
    炭化水素残基を、RはRと同一もしくは異なる炭化
    水素残基を、Rは炭化水素残基を、nは1≦n≦3の
    数を、それぞれ示す) 成分(C2 ):下記の一般式で表わされるケイ素化合物 RHSi(OR (ここで、Rは炭素数3以上の分岐炭化水素残基また
    は脂環式炭化水素残基を、Rは炭素数1〜10の炭化
    水素残基を、それぞれ示す)
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