JP3420801B2 - 薄膜評価方法および評価装置 - Google Patents

薄膜評価方法および評価装置

Info

Publication number
JP3420801B2
JP3420801B2 JP23084493A JP23084493A JP3420801B2 JP 3420801 B2 JP3420801 B2 JP 3420801B2 JP 23084493 A JP23084493 A JP 23084493A JP 23084493 A JP23084493 A JP 23084493A JP 3420801 B2 JP3420801 B2 JP 3420801B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
envelope
light
film thickness
distribution
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23084493A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0763524A (ja
Inventor
利之 名越
明生 和田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jasco Corp
Original Assignee
Jasco Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Jasco Corp filed Critical Jasco Corp
Priority to JP23084493A priority Critical patent/JP3420801B2/ja
Publication of JPH0763524A publication Critical patent/JPH0763524A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3420801B2 publication Critical patent/JP3420801B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜評価方法および評価
装置、特に薄膜からの反射光の干渉により薄膜状態を評
価する方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】薄膜構造を有する機能性材料が広く利用
されており、例えばバイポーラトランジスタあるいはバ
イポーラICの分野では、シリコーンエピタキシャル成
長技術が利用され、その薄膜の形成状態が品質に重大な
影響を与える。ところで、この薄膜の膜厚は、巨視的に
はもちろん、微視的にも厳密には一定でなく、バラツキ
をもっている。そして、従来は巨視的なバラツキに対し
てのみ品質のバラツキに関わるものとして感心がはらわ
れ、マッピング測定などによって面内分布が測定・評価
されてきた。
【0003】従来、一般的な薄膜の膜厚測定方法として
は、該薄膜を破壊して断面を走査型顕微鏡で観察する方
法、あるいは電気抵抗値を測定し、膜厚を推定する方法
などがあった。これらの手法は、比較的直接に膜厚を測
定し得るものではあるが、いずれにしろ薄膜の破壊を伴
い、単に研究目的であるならばともかく、実際の製品管
理などには用いにくいものであった。一方、フーリエ変
換分光光度計を用い、薄膜の表面および裏面から反射さ
れる光の干渉光を得、インターフェログラム上で膜厚に
依存して生じるサイドバースト情報より、膜厚の評価を
行なう手法も開発されている。
【0004】これは、薄膜の破壊を伴わないという点で
優れたものであるが、一方で薄膜の測定精度が低く、薄
膜の膜厚測定として一般的なSR値との相関が低いとい
う問題点があった。さらに、微視的なバラツキについて
は関心を持たれることさえ少なく、前記いずれの手法に
おいても、測定対象とされていなかった。ところが、最
近になって薄膜材料の品質のさらに厳密な管理の必要か
ら、平均の膜厚に加え、その微視的なバラツキ(分布)
にも関心が持たれ、その測定方法が模索されている。
【0005】また、前記IC等の半導体デバイスの分野
では、基板に対して熱拡散によりドープすることなどに
よりその機能を作り出しているが、これが膜構造を有す
ることからその膜厚を測定することが不可欠となってい
る。ところが、ドープによって膜構造を形成した場合、
厳密な境界面が形成されるわけではなく、ドープ種があ
る連続的な濃度勾配を持つ境界層が形成される。このよ
うな構造に対して、測定が要求される「膜厚」は、境界
層の厚さや、不純物濃度が1/1000レベルというよ
うな形で定義される境界層までの厚さなどであり、その
測定は平均膜厚の分布という捉え方と実質的に変らな
い。
【0006】以上のような状況から、これまで測定され
ていた膜厚に加え、その分布も測定することが要求され
るようになってきたが、従来の膜厚測定法では、平均値
が得られるのみであり、その分布を求めることは不可能
であった。また、薄膜の微小領域範囲における膜厚の局
所的バラツキがあった場合、その測定の重要性も高まっ
てきている。
【0007】そこで、従来よりエピタキシャルウエハー
の遷移領域の評価が行なわれている(特開平2−143
543)。すなわち、薄膜試料に光を反射・透過させる
と、膜の表面と裏面での反射光が干渉して干渉波形が観
察される。そこで、走査型インターフェログラムを得、
その一方のサイドバースト波形のピークとピークまたは
ピークとボトム間の距離を測定することにより、エピタ
キシャルウエハーの遷移領域の評価を行なうのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の膜厚評価方法では必ずしも満足のいく結果が得られ
ておらず、より的確な薄膜評価方法が求められていた。
本発明は前記従来技術の課題に鑑みなされたものであ
り、その目的はエピタキシャル成長あるいは熱拡散によ
りドープされた膜厚などの適正な評価を行ない得る膜厚
評価方法および評価装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明にかかる薄膜評価方法は、薄膜試料に光を照射
し、該薄膜の表面および裏面において反射又は透過され
る各反射又は透過光の干渉光のスペクトルのピークの
絡線における光の反射面深さの分布に起因した特性より
薄膜の膜厚を評価することを特徴とする。ここで、前記
包絡線の減衰項より膜厚の分布を求めることが好適であ
る。また、前記包絡線特性により振幅がゼロとなる波数
より、該波数の逆数に比例する薄膜厚を算出することが
好適である。
【0010】また、前記薄膜の分布をガウス特性として
扱うことが好適である。一方、本発明にかかる薄膜評価
装置は、光束照射手段と、検出手段と、包絡線演算手段
と、評価手段を備える。そして、前記光束照射手段は、
薄膜試料に、スペクトルを得るための光束を照射する。
【0011】また、検出手段は、前記薄膜試料からの透
過又は反射光による干渉光を検出する。包絡線演算手段
は、前記検出手段から得られるスペクトル情報より、干
渉光のスペクトルのピークの包絡線特性を得る。評価手
段は、前記包絡線演算手段から出力される包絡線の光の
反射面深さの分布に起因した特性より、前記薄膜の膜厚
評価を行なう。
【0012】
【作用】本発明者らは、干渉法による膜厚評価手法につ
いて検討を進めるにあたり、干渉スペクトルの減衰に着
目した。すなわち、膜厚評価に用いられる干渉波形は短
波長にいくほど、その振幅が小さくなるのが一般的であ
る。これは、多くの物質では短波長領域で光吸収を示す
傾向にあり、光吸収が生じると、裏面での反射光が減衰
して干渉波形の振幅の減衰の原因となり得ることによ
る。事実、吸収のある膜ではその吸収によって減衰した
干渉波形が観測される。
【0013】しかし、吸収が無いと思われる膜でも短波
長になるにしたがって振幅は減衰する。そして、本発明
者らは、この減衰特性、特に波数と振幅により表現され
る干渉スペクトル波形の包絡線特性が薄膜特性を示唆す
ることを見出し、該包絡線特性より膜厚あるいは微小領
域における膜厚分布を求めることとしたのである。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の好適な 図1に
は本発明の一実施例にかかる薄膜評価装置の概略図が示
されている。同図に示す膜厚評価装置10は、光束照射
手段としての分光器12と、該分光手段12より出射さ
れる光束を被測定物(ウエハー)14上に導光する反射
鏡16と、被測定物14からの反射光を検出手段18に
導光する反射鏡20と、を含む。
【0015】そして、前記分光器12は本実施例におい
てフーリエ変換型分光器よりなり、光源21、ビームス
プリッタ22、固定鏡24、移動鏡26を含む。そし
て、光源20からの光束はビームスプリッタ22により
二分割され、一方は固定鏡24により反射されてビーム
スプリッタ22に返光され、他方は移動鏡26により反
射され同じくビームスプリッタ22に返光される。そし
て、ビームスプリッタ22では両反射鏡24,26から
の反射光を合成し、干渉光束を前記反射鏡16に向けて
出射している。
【0016】検出手段18の出力するインターフェログ
ラム信号(図2)はフーリエ変換手段30によりフーリ
エ変換され、スペクトラム信号(図3)を得る。そし
て、包絡線演算手段32は、このスペクトラム上に表現
される干渉スペクトル波形の包絡線33a,33bを求
める。そして、本実施例においては、エピタキシャル成
長あるいは熱拡散によりドープさせて得られたウエハー
を被測定物とし、評価手段34は包絡線情報より薄膜評
価を行なう。該評価結果はディスプレイ36に表示さ
れ、ウエハーの製造状態の適否等が示される。
【0017】次に、本発明にかかる膜厚評価装置を用
い、エピタキシャル成長あるいは熱拡散によりドープさ
せたウエハーの膜厚分布測定を行なう例について、さら
に詳細に説明する。膜厚分布 まず、前記図1に示した装置による膜厚分布の評価につ
いて説明する。また、図4に示すように特定基板50上
に膜成分52がエピタキシャル成長により形成され、比
較的明確な境界面54を示して存在する場合にも、微視
的に見れば境界面の凹凸が存在し、この凹凸による反射
面深さのバラツキが生じる。
【0018】したがって、前記図4の場合にも、境界面
の凹凸を膜厚分布として把握する必要がある。この場合
に、本発明者らは前記包絡線がこの膜厚分布に極めて密
接に関係していることを見出した。すなわち、膜厚分布
の評価においては前記評価手段24は、以下のような演
算を行なう。簡略化のため図6に示すように、光束を垂
直に入射させた場合を考える。
【0019】薄膜表面の反射光A1と、薄膜裏面での反
射光A2は屈折率nの膜52の膜厚分の光路差2ndの
ため、位相差4πnd/λを持つ。nd=Dとすると、
【数1】A1=a1expiωt A2=a2expi(ωt+4πD/λ) 干渉光の強度I(λ,D)は、
【数2】I(λ,D)=(A1+A2)・(A1+A2* =a1 2+a2 2+2a12cos4πD/λ 一方、DがΡ(D)Dの分布を有するとすると、
【数3】 なお、前記Ρ(D)は数4に示すガウス分布とする。
【0020】
【数4】 この場合、実際に観測される干渉光強度は、
【数5】 で表される。膜厚にバラツキが無い場合、すなわちσp
=0とすると、前記干渉光強度は、
【数6】 となり、減衰項は、
【数7】q(λ)=exp−8π2(σD/λ)2 となる。
【0021】次に、実測干渉波形から膜厚分布を求める
場合には、前記減衰項は前記図3に示すように干渉波形
の包絡線33a,33bとして得ることができる。この
減衰項の値を適当な波長λi,i=1〜nで得て、これ
がq(λi)であるとする。この場合、λi,q(λi
は、
【数8】q(λi)=exp−8π2(σD 2/λi2 を満たすため、
【数9】lnq(λi)=−8π2σD 2(1/λi2 となり、測定値(λi,q(λi))を、横軸(1/
λi2、縦軸lnq(λi)としてプロットすると、図7
に示すように負の傾きを持った直線上に並ぶことにな
る。
【0022】この傾きをGとすると、
【数10】G=−8π2σD 2 となり、標準偏差σDは、
【数11】σD={−G/8π21/2 となる。
【0023】このσDは、光路差D=ndの標準偏差で
あり、膜厚dの標準偏差σdとするには、σDを屈折率n
で除算する必要がある。
【数12】σd=σD/n 以上のようにして本実施例によれば、干渉光スペクトル
の包絡線より膜厚分布を求めることができる。
【0024】なお、干渉波形には、干渉による強度変化
の他、試料の吸収、反射率の波長依存性にともなう変化
が重なる。これらは試料個々に依存するため、一般的に
扱うことは困難で、q(λi)を見積もる際、これが除
外されることが必要となる場合がある。このため、ある
波長λiにおいて上下の包絡線から、q(λi)と−q
(λi)を見積もり、その差をとって
【数13】q(λi)−[−q(λi)]=2q(λi) として求めることがもっとも容易である。
【0025】また、{(1/λi2,lnq(λi)}のプ
ロットの傾きを求める場合には、最小二乗法による直線
の適用を行なうのが一般的である。この場合、誤差[ln
q(λi)−{k1(1/λi2+k2]の平方和が最小
となるように定式化される。しかし、実際にはq
(λi)が小さくなるほど、相対的な信頼性が低下する
と考えられ、包絡線として直線の適用は妥当でない場合
もある。
【0026】このようなときには、非線形の包絡線的用
も考えられる。すなわち、σD 2=Sとおくと、
【数14】q(λi)=exp−8π2/λi 2・S Sはその初期値S0と変化量ΔSで改善されるとする
と、
【数15】f(s)=exp−8π2/λi 2・S
【数16】 f(S0+ΔS)=f(S0)+(df/dS)0・ΔS+Φ ={1−(8π2/λi 2)・ΔS)exp−8π2/λi 2・S0 そして、残差平方和Rは、
【数17】 またdR/dΔS=0より、
【数18】 が得られる。
【0027】そして、図8に示す計算フローチャートに
基づき、ΔSが略ゼロとなるまで演算を行なうことによ
り、非線形の包絡線減衰特性を得ることができる。次
に、本実施例にかかる膜厚分布評価手法を実際に用いた
例について説明する。図9に示すように、薄膜試料につ
いて透過スペクトルを測定すると、図10に示すような
スペクトルが得られる。同図において1000〜250
0nmの領域に見られる波形が干渉波形であり、短波長に
なるほどその振幅が小さくなる。
【0028】この干渉波形は、図9に示す直接透過した
透過光A1’と、表面および裏面で各1回反射した透過
光A2’が干渉した光の強度分布を表している。ここ
で、膜厚D=ndが前記ガウス分布を有しているとする
と、この強度は前記数5に示され、さらに減衰項は前記
数7に示される通りである。各波長での減衰項q(λ)
を見積もるために、まず干渉波長のピークおよび谷の位
置の波長とその強度を求めた(図11参照)。なお、波
長は谷の位置を用いることとする(λi:i=1〜
n)。
【0029】この波長における下側の包絡線の値は、I
(λi)となる。これに対して、上側の包絡線の値Xを
直接求めることはできないので、図11に示すように、
その波長の両隣のピークの値から比例配分で求める。各
値が図11の通りとすると、
【数19】 したがって、波長λiにおける減衰項q(λi)は、
【数20】2q(λi)=X−I(λi) と求められる。
【0030】ここからln(2q(λi)),(1000
/λi2を演算し、包絡線を得ると、図12のようにな
り、その傾きは−2.7291となる。 −8π2σD 2=−2.7291 よって、σD=0.186(μm) σD=0.186/n(μm) と求められる。以上のように、本実施例にかかる膜厚分
布評価方法によれば、微小領域における膜厚のバラツキ
をたとえば標準偏差として求めることが可能となる。
【0031】膜厚測定 本実施例において測定対象とした拡散ウエハー14は、
図5に示すようにシリコーン単結晶基板よりなるI層
(非拡散層)50と、熱拡散により形成した拡散層52
からなる。そして、拡散工程の性格上、拡散層52と非
拡散層50の界面は、拡散不純物の濃度プロファイルを
反映し、深さ方向に広がりを持ったものとなる。この拡
散ウエハーに光を照射した場合、前述したようにある不
純物濃度(5×1017atom/cm3程度)の深さを光学的な
界面として、多重反射を起こす。したがって、この光学
的な境界面までの深さを測定することにより、膜厚の評
価が可能である。
【0032】しかしながら、この光学的界面54は、S
R法により定義された拡散層厚Xiより深い位置にある
ので、干渉法による拡散層厚Xi’は厚いものとなって
しまう。図13にはSR法により定義された拡散層厚X
iと干渉法により測定された拡散層厚Xi’の関係を示
す。
【0033】同図より、干渉法による拡散層厚Xi’は
SR法により定義された拡散層厚Xiより厚く測定され
てしまうばかりでなく、両者の相関性にも問題がある。
ここで、前記ウエハーの全厚X0は不明である。そこで
本発明者らは前記包絡線に着目し、前記図3における包
絡線33a,33bの交点における波数値の逆数と、S
R法による層厚Xiとの相関が極めて高いことを見出し
た(図14参照)。
【0034】一方、本発明者らは前記拡散ウエハーの不
純物濃度分布が、一般にガウス分布を示すことを見出し
た。そして、図5に示すように、 ウエハーの最大不純物濃度:N0=1020atoms/cm3 干渉法による光学的界面54における不純物濃度:N1
=5×1017atoms/cm3 拡散層における不純物濃度:N2=1014atoms/cm3 であるから、ガウス曲線のP1点がX=0,N0=1020
atoms/cm3としてまず特定され、さらに前記図14に示
す関係式より包絡線交点の波長σからXjを求めること
で、P2点が特定される。この結果、ガウス曲線Lが特
定され、さらに光学的界面54のX座標位置Xj’が算
出され得る。
【0035】この結果、求めるべき膜厚Xi
【数21】Xi=Xi’−(Xj−Xj’) で算出することができる。以上の結果、SR法による拡
散層の膜厚Xiは、干渉法により求められたXi’より、
算出することができる。
【0036】以上のように、薄膜より得られる干渉光ス
ペクトルの包絡線の交点の波数σおよび前記数21の補
正式より、SR法により定義された拡散層厚Xiを正確
に演算することができる。なお、前記図13に示すXi
とXi’の相関が図16に示すように補正され、両者が
極めて良好に一致することが理解される。なお、以上の
実施例においては、フーリエ変換型の分光手段を用いた
例について説明したが、これに限られるものではなく、
たとえば分散型分光手段を用い、直接にスペクトルを得
ることもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明にかかる膜厚
評価法法および評価装置によれば、干渉光スペクトルの
包絡線特性より薄膜を評価することとしたので、膜厚あ
るいは膜厚分布などの薄膜情報を非破壊で正確に求める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかる薄膜評価装置の概略
構成の説明図である。
【図2】図1に示す装置で得られたインターフェログラ
ムの説明図である。
【図3】図2に示したインターフェログラムより得られ
る干渉光スペクトルおよびその包絡線の説明図である。
【図4】明確な境界面の存在する薄膜における反射状態
の説明図である。
【図5】境界層の存在する薄膜における反射状態の説明
図である。
【図6】膜厚分布の測定状態の説明図である。
【図7】波長と包絡線の相関図である。
【図8】非線形包絡線を算出する場合のフローチャート
図である。
【図9】本発明の一実施例にかかる薄膜評価状態の説明
図である。
【図10】図9に示す薄膜の干渉スペクトル図である。
【図11】図10に示す干渉スペクトル図における包絡
線の求めかたの説明図である。
【図12】図10に示す干渉スペクトル図に基づく波長
の包絡線の相関図である。
【図13】従来手法による干渉法に基づく膜厚とSR値
との比較図である。
【図14】包絡線交点における波数の逆数と、SR値と
の相関図である。
【図15】薄膜内における不純物濃度の説明図である。
【図16】本発明による膜厚補正値とSR値との相関図
である。
【符号の説明】
10 … 薄膜評価手段 12 … 分光器(光束照射手段) 18 … 検出手段 32 … 包絡線演算手段 34 … 評価手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01B 11/00 - 11/30 G01N 21/00 - 21/88

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜試料に光を照射し、該薄膜の表面お
    よび裏面において反射又は透過される各反射又は透過光
    の干渉光の特性より薄膜の評価を行なう薄膜評価方法に
    おいて、 前記干渉光のスペクトルのピークの包絡線における光の
    反射面深さの分布に起因した特性より薄膜の膜厚を評価
    することを特徴とする薄膜評価方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の方法において、前記包絡
    線の減衰項より膜厚の分布を求めることを特徴とする薄
    膜評価方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の方法において、前記包絡
    線特性により振幅がゼロとなる波数より、該波数の逆数
    に比例する薄膜厚を算出することを特徴とする薄膜評価
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の方法に
    おいて、前記薄膜の分布をガウス特性として扱うことを
    特徴とする薄膜評価方法。
  5. 【請求項5】 薄膜試料に、スペクトルを得るための光
    束を照射する光束照射手段と、 前記薄膜試料からの透過又は反射光による干渉光を検出
    する検出手段と、 前記検出手段から得られるスペクトル情報より、干渉光
    のスペクトルのピークの包絡線特性を得る包絡線演算手
    段と、 前記包絡線演算手段から出力される包絡線の光の反射面
    深さの分布に起因した特性より、前記薄膜の膜厚の評価
    を行なう評価手段と、 を備えたことを特徴とする薄膜評価装置。
JP23084493A 1993-08-24 1993-08-24 薄膜評価方法および評価装置 Expired - Fee Related JP3420801B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23084493A JP3420801B2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 薄膜評価方法および評価装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23084493A JP3420801B2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 薄膜評価方法および評価装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0763524A JPH0763524A (ja) 1995-03-10
JP3420801B2 true JP3420801B2 (ja) 2003-06-30

Family

ID=16914179

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23084493A Expired - Fee Related JP3420801B2 (ja) 1993-08-24 1993-08-24 薄膜評価方法および評価装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3420801B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106568731A (zh) * 2016-11-18 2017-04-19 天津大学 有机半导体薄膜在制备过程中导电性能的光谱测量方法

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002071319A (ja) * 2000-09-01 2002-03-08 Seiko Epson Corp セル厚検出方法、セル厚制御システム及び液晶装置の製造方法
JP4791243B2 (ja) * 2005-09-29 2011-10-12 住友大阪セメント株式会社 膜厚評価方法
JP5117039B2 (ja) * 2006-12-01 2013-01-09 芝浦メカトロニクス株式会社 膜厚測定方法及び膜厚測定装置
JP4834847B2 (ja) * 2007-10-05 2011-12-14 大塚電子株式会社 多層膜解析装置および多層膜解析方法
WO2016147782A1 (ja) * 2015-03-17 2016-09-22 東レエンジニアリング株式会社 膜厚測定装置および膜厚測定方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106568731A (zh) * 2016-11-18 2017-04-19 天津大学 有机半导体薄膜在制备过程中导电性能的光谱测量方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0763524A (ja) 1995-03-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6242739B1 (en) Method and apparatus for non-destructive determination of film thickness and dopant concentration using fourier transform infrared spectrometry
US5864393A (en) Optical method for the determination of stress in thin films
JPH0252205A (ja) 膜厚測定方法
JPH05661B2 (ja)
JP4224028B2 (ja) 改善された高速フ−リエ変換を利用した膜厚の測定装置及び方法
JP3420801B2 (ja) 薄膜評価方法および評価装置
US6393915B1 (en) Method and device for simultaneously measuring multiple properties of multilayer films
US20090274191A1 (en) Single beam optical apparatus and method
US7019845B1 (en) Measuring elastic moduli of dielectric thin films using an optical metrology system
Kim et al. An evaluation of errors in determining the refractive index and thickness of thin SiO2 films using a rotating analyzer ellipsometer
US6580515B1 (en) Surface profiling using a differential interferometer
US20040263850A1 (en) Method and apparatus for examining features on semi-transparent and transparent substrates
Geist et al. An accurate value for the absorption coefficient of silicon at 633 nm
Kovalyov Measuring the reflective spectra in a one-beam scheme
Moradi et al. Diffuse reflectance infrared spectroscopy: an experimental measure and interpretation of the sample volume size involved in the light scattering process
Quinten On the use of fast Fourier transform for optical layer thickness determination
JP3219223B2 (ja) 特性値測定方法及び装置
Maddaloni et al. Thickness measurement of thin transparent plates with a broad-band wavelength scanning interferometer
Campmany et al. Error minimization method for spectroscopic and phase-modulated ellipsometric measurements on highly transparent thin films
Marcano Olaizola et al. Combined photothermal lens and photothermal mirror Z-scan of semiconductors
Bozhevol'naya et al. Determination of surface structure profiles using a differential phase optical microscope
Harvey Determination of the optical constants of thin films in the visible by static dispersive Fourier transform spectroscopy
JP2551369B2 (ja) HgCdTe結晶薄膜の膜厚測定方法および組成分析方法
US20040190003A1 (en) Interferometric method and system
Migdall et al. Filter transmittance measurements in the infrared

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090418

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100418

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees