JP3420743B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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JP3420743B2
JP3420743B2 JP2000301673A JP2000301673A JP3420743B2 JP 3420743 B2 JP3420743 B2 JP 3420743B2 JP 2000301673 A JP2000301673 A JP 2000301673A JP 2000301673 A JP2000301673 A JP 2000301673A JP 3420743 B2 JP3420743 B2 JP 3420743B2
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nitride film
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insulating film
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下層の窒化チタン
膜と上層のタングステン膜との積層膜からなるゲート電
極を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体集積回路における高集積化
及び高速化に対する技術進展に伴い、MOSFETの微
細化が進められている。
【0003】ところが、MOSFETの微細化に伴いゲ
ート絶縁膜の薄膜化を進めると、従来の多結晶シリコン
膜からなるゲート電極においては、ゲート電極の空乏化
によるMOSFETの駆動力の低下が顕在化してくる。
【0004】そこで、この問題を抑制するために、ゲー
ト電極の空乏化が起こらない金属膜をゲート電極として
用いるメタルゲートプロセスが近年注目されている。こ
のメタルゲートでは、ゲート電極を構成する材料の抵抗
値が低いため、ゲート電極における遅延低減の観点から
も有効である。
【0005】ゲート電極の構造の1つとして、10〜2
0nm程度の厚さを有する下層の窒化チタン(TiN)
膜と、50〜100nm程度の厚さを有する上層のタン
グステン(W)膜との積層構造が用いられている。
【0006】従来、下層の窒化チタン膜と上層のタング
ステン膜との積層膜を形成する方法としては、スパッタ
リング法により堆積された窒化チタン膜の上に、WF6
ガスを用いるCVD法によりタングステン膜を堆積する
第1の方法、スパッタリング法により堆積された窒化チ
タン膜の上に、同じくスパッタリング法によりタングス
テン膜を堆積する第2の方法、及び、化学気相成長(C
VD)法により堆積された窒化チタン膜の上に、WF6
ガスを用いるCVD法によりタングステン膜を堆積する
第3の方法が知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、スパッタリ
ング法により窒化チタン膜を堆積する第1又は第2の方
法によると、窒化チタン膜の下側に形成されておりゲー
ト絶縁膜となる絶縁膜がスパッタリング粒子により物理
的ダメージを受けるため、ゲート絶縁膜の信頼性が劣化
するという問題がある。
【0008】また、CVD法により堆積された窒化チタ
ン膜の上に、WF6 ガスを用いるCVD法によりタング
ステン膜を堆積する第3の方法によると、ゲート絶縁膜
がスパッタリング粒子により物理的ダメージを受けると
いう問題は回避できるが、タングステン膜中のフッ素に
起因してゲート絶縁膜の信頼性が劣化するという問題が
指摘されている。すなわち、H.Yangらは、IED
M Tech Dig.(1997)pp.459−4
62において、WF6 ガスを用いるCVD法によりタン
グステン膜を成膜した場合には、タングステン膜中に多
量のフッ素が残留し、タングステン膜の成膜後に行なわ
れる熱処理工程において、タングステン膜中のフッ素が
窒化チタン膜を通り抜けてゲート絶縁膜に拡散し、これ
により、ゲート絶縁膜の信頼性が劣化するという問題が
報告されている。
【0009】前記に鑑み、本発明は、ゲート絶縁膜の信
頼性を劣化させることなく、下層の窒化チタン膜と上層
のタングステン膜との積層膜からなるゲート電極を形成
する方法を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る半導体装置の製造方法は、半導体基板
上にゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜を形成する工程
と、第1の絶縁膜の上に化学気相成長法により窒化チタ
ン膜を成膜する工程と、窒化チタン膜の上にスパッタリ
ング法によりタングステン膜を成膜する工程と、タング
ステン膜及び窒化チタン膜からなる積層膜をパターニン
グして、該積層膜からなるゲート電極を形成する工程と
を備えている。
【0011】本発明に係る半導体装置の製造方法による
と、ゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜の上に、CVD法
により窒化チタン膜を成膜するため、第1の絶縁膜が物
理的なダメージを受けないので、該第1の絶縁膜からな
るゲート絶縁膜の信頼性が向上する。
【0012】また、タングステン膜はスパッタリング法
により成膜されるため、CF6 ガスを用いるCVD法に
より成膜されるタングステン膜のようにタングステン膜
中に含まれるフッ素に起因してゲート絶縁膜が劣化する
事態を防止することができる。
【0013】さらに、タングステン膜はスパッタリング
法により成膜されるため、タングステン膜の表面の凹凸
が小さくなるので、タングステン膜と窒化チタン膜との
積層膜をパターニングしてゲート電極を形成する際に行
なうオーバーエッチングの量を低減でき、これによっ
て、オーバーエッチングによるゲート絶縁膜の突き抜け
を抑制することができる。
【0014】従って、本発明に係る半導体装置の製造方
法によると、ゲート絶縁膜の信頼性の劣化を招くことな
く、抵抗値が小さいゲート電極を形成することができ
る。
【0015】本発明に係る半導体装置の製造方法におい
て、窒化チタン膜を成膜する工程は、前記窒化チタン膜
に対してアンモニア雰囲気中において熱処理を施す工程
を含むことが好ましい。
【0016】このようにすると、窒化チタン膜中に存在
する残留不純物の濃度が低くなるため、後工程において
窒化チタン膜に対して1000℃程度の熱処理が施され
ても、ゲートリーク電流が増大したり又はゲート絶縁膜
の表面で膜剥がれが発生したりする事態を防止すること
ができる。
【0017】この場合、窒化チタン膜に対して熱処理を
施す工程は、窒化チタン膜を成膜したチャンバーと同一
のチャンバー内において行なわれることが好ましい。
【0018】このようにすると、プロセスの増加を招く
ことなく、窒化チタン膜中に存在する残留不純物の濃度
を低くすることができる。
【0019】本発明に係る半導体装置の製造方法におい
て、窒化チタン膜を成膜する工程は、窒化チタン膜に対
して該窒化チタン膜の成膜温度以上の温度で熱処理を施
す工程を含むことが好ましい。
【0020】このようにすると、窒化チタン膜中に存在
する残留不純物の濃度が低くなるため、後工程において
窒化チタン膜に対して1000℃程度の熱処理が施され
ても、ゲートリーク電流が増大したり又はゲート絶縁膜
の表面で膜剥がれが発生したりする事態を防止すること
ができる。
【0021】この場合、熱処理はアンモニア雰囲気中に
おいて行なわれることが好ましい。
【0022】このようにすると、窒化チタン膜中に存在
する残留不純物の濃度を一層低くすることができる。
【0023】本発明に係る半導体装置の製造方法におい
て、窒化チタン膜を成膜する工程は、600℃以上の温
度下で行なわれることが好ましい。
【0024】このようにすると、窒化チタン膜中に存在
する残留不純物の濃度が低くなるため、後工程において
窒化チタン膜に対して1000℃程度の熱処理が施され
ても、ゲートリーク電流が増大したり又はゲート絶縁膜
の表面で膜剥がれが発生したりする事態を防止すること
ができる。
【0025】本発明に係る半導体装置の製造方法は、窒
化チタン膜を成膜する工程とタングステン膜を成膜する
工程との間に、窒化チタン膜の上に第2の絶縁膜を形成
した後、該第2の絶縁膜をパターニングして容量絶縁膜
を形成する工程を備え、積層膜をパターニングしてゲー
ト電極を形成する工程は、タングステン膜からなる容量
上部電極を形成すると共に、窒化チタン膜からなる容量
下部電極を形成する工程を含むことが好ましい。
【0026】このようにすると、電極の特性のばらつき
及び高周波特性の劣化が少ない容量素子を備えた半導体
装置を工程数の増加を招くことなく形成することができ
る。
【0027】本発明に係る半導体装置の製造方法は、窒
化チタン膜を成膜する工程とタングステン膜を成膜する
工程との間に、窒化チタン膜の上に第2の絶縁膜を形成
した後、該第2の絶縁膜をパターニングして、素子分離
領域の上に第2の絶縁膜からなるハードマスクを形成す
る工程を備え、積層膜をパターニングしてゲート電極を
形成する工程は、窒化チタン膜をハードマスクを用いて
パターニングして窒化チタン膜からなる抵抗体を形成す
る工程を含むことが好ましい。
【0028】このようにすると、シート抵抗値が高い抵
抗体を備えた半導体装置を工程数の増加を招くことなく
形成することができる。
【0029】この場合、第2の絶縁膜の厚さは、素子分
離領域が半導体基板から突出している高さと同程度以下
であることが好ましい。
【0030】このようにすると、窒化チタン膜の上にお
けるハードマスクの側面に残存するタングステン膜の厚
さは、窒化チタン膜における素子分離領域の段差部の上
に残存するタングステン膜の厚さと同程度以下になるた
め、窒化チタン膜における素子分離領域の段差部上に残
存するタングステン膜を除去するためのオーバーエッチ
ングによって、窒化チタン膜の上におけるハードマスク
の側面に残存するタングステン膜は除去されるので、抵
抗体の特性がばらつく事態を防止できる。
【0031】本発明に係る第1の半導体装置は、半導体
基板の上に化学気相成長法により成膜された窒化チタン
膜からなる下層のゲート電極と、窒化チタン膜の上にス
パッタリング法により成膜されたタングステン膜からな
る上層のゲート電極とから構成される積層ゲート電極
と、窒化チタン膜からなる容量下部電極と、該容量下部
電極の上に形成された容量絶縁膜と、該容量絶縁膜の上
に形成されたタングステン膜からなる容量上部電極とか
ら構成される容量素子とを備えている。
【0032】本発明に係る第1の半導体装置によると、
信頼性に優れたゲート電極と、電極の特性のばらつき及
び高周波特性の劣化が少ない容量素子とを備えた半導体
装置を実現できる。
【0033】本発明に係る第2の半導体装置は、半導体
基板の上に化学気相成長法により成膜された窒化チタン
膜からなる下層のゲート電極と、窒化チタン膜の上にス
パッタリング法により成膜されたタングステン膜からな
る上層のゲート電極とから構成される積層ゲート電極
と、窒化チタン膜からなる抵抗体を備えている。
【0034】本発明に係る第2の半導体装置によると、
信頼性に優れたゲート電極と、シート抵抗値の高い抵抗
体とを備えた半導体装置を実現できる。
【0035】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)以下、本発明
の第1実施形態として、n型MOSFETを有する半導
体装置の製造方法について図1(a)〜(c)を参照し
ながら説明する。
【0036】まず、図1(a)に示すように、例えばp
型シリコン基板からなる半導体基板10の表面部に周知
の方法により素子分離領域11を形成した後、半導体基
板10の上にゲート絶縁膜となる2nm程度の厚さを有
するシリコン窒化酸化膜12を形成する。
【0037】次に、TiCl4 及びNH3 をソースガス
として用いると共に490℃程度の成膜温度でCVD法
を行なうことにより、シリコン窒化酸化膜12の上に、
10〜20nm程度の厚さを有する窒化チタン膜13を
成膜した後、スパッタリング法により、窒化チタン膜1
3の上に、100nm程度の厚さを有するタングステン
膜14を成膜する。
【0038】次に、図1(b)に示すように、タングス
テン膜14と窒化チタン膜13との積層膜、及びシリコ
ン窒化酸化膜12をパターニングして、タングステン膜
14と窒化チタン膜13との積層膜からなるゲート電極
15を形成すると共に、シリコン窒化酸化膜12からな
るゲート絶縁膜16を形成する。次に、半導体基板10
にゲート電極15をマスクにして、ヒ素(As)等のn
型不純物を8keV程度の注入エネルギーでイオン注入
してn型低濃度不純物層を形成する。次に、半導体基板
10の上に全面に亘って50nm程度の厚さを有するシ
リコン窒化膜を成膜した後、該シリコン窒化膜に対して
異方性エッチングを行なって、ゲート電極15の側面に
シリコン窒化膜からなるサイドウォール17を形成し、
その後、半導体基板10に、ゲート電極15及びサイド
ウォール17をマスクにして、ヒ素等のn型不純物を4
0keV程度の注入エネルギーでイオン注入してn型高
濃度不純物を形成し、n型の低濃度不純物層及び高濃度
不純物層からなりソース領域又はドレイン領域となる不
純物拡散層18を形成する。
【0039】次に、図1(c)に示すように、半導体基
板10の上に全面に亘って例えばシリコン酸化膜からな
る層間絶縁膜19を堆積した後、該層間絶縁膜19にコ
ンタクトホールを形成する。次に、層間絶縁膜19の上
に、バリア層を有する導電膜をコンタクトホールが充填
されるように堆積した後、該導電膜をパターニングする
ことにより、コンタクト20及び配線層21を形成す
る。
【0040】第1の実施形態によると、ゲート絶縁膜1
6となるシリコン窒化酸化膜12の上に、CVD法によ
り窒化チタン膜13を成膜するため、シリコン窒化酸化
膜12が物理的なダメージを受けないので、シリコン窒
化酸化膜12からなるゲート絶縁膜16の信頼性が向上
する。
【0041】また、窒化チタン膜13は、490℃程度
の低い温度のCVD法により成膜されるため、該窒化チ
タン膜13の成膜レートは低くなる。従って、膜厚の小
さい窒化チタン膜13を制御性良く成膜することができ
る。
【0042】また、タングステン膜14は、スパッタリ
ング法により成膜されるため、CF 6 ガスを用いるCV
D法により成膜されるタングステン膜に比べて、タング
ステン膜14中に含まれるフッ素に起因してゲート絶縁
膜16が劣化する事態を防止することができる。
【0043】さらに、ゲート電極15は、10〜20n
m程度の厚さを有する薄い窒化チタン膜13と、抵抗値
が低くて100nm程度の厚さを有する厚いタングステ
ン膜14との積層膜からなるため、ゲート電極15の低
抵抗化を実現できる。
【0044】図2(a)、(b)は、窒化チタン膜13
の上に成膜されたタングステン膜14の結晶構造を示し
ており、図2(a)はCVD法によりタングステン膜1
4を成膜した場合であり、図2(b)はスパッタリング
法によりタングステン膜14を成膜した場合である。図
2(a)と図2(b)との対比から分かるように、結晶
粒に起因して起きる膜表面の凹凸の大きさとしては、ス
パッタリング法により成膜されたタングステン膜14は
CVD法により成膜されたタングステン膜14よりも小
さい。
【0045】このため、第1の実施形態のように、タン
グステン膜14をスパッタリング法により成膜すると、
タングステン膜14と窒化チタン膜13との積層膜をパ
ターニングしてゲート電極15を形成する際に行なうオ
ーバーエッチングの量を低減できるので、オーバーエッ
チングによるゲート絶縁膜16の突き抜けを抑制するこ
とができる。
【0046】(第2の実施形態)以下、本発明の第2実
施形態として、n型MOSFETを有する半導体装置の
製造方法について、図1(a)〜(c)を参照しながら
説明する。
【0047】まず、図1(a)に示すように、第1の実
施形態と同様にして、例えばp型シリコン基板からなる
半導体基板10の表面部に素子分離領域11を形成した
後、半導体基板10の上にゲート絶縁膜となる2nm程
度の厚さを有するシリコン窒化酸化膜12を形成する。
【0048】次に、490℃程度の温度に保たれたチャ
ンバー内にソースガスとしてのTiCl4 とNH3 との
混合ガスを導入してCVD法により、シリコン窒化酸化
膜12の上に、10〜20nm程度の厚さを有する窒化
チタン膜13を成膜する。その後、チャンバー内に半導
体基板10を引き続き保持した状態で、チャンバー内を
NH3 の雰囲気に変えると共にチャンバー内の温度を窒
化チタン膜13の成膜温度(490℃)以上の温度に維
持し、この状態で、半導体基板10を約3〜10分間保
持する。
【0049】次に、第1の実施形態と同様にして、スパ
ッタリング法により、窒化チタン膜13の上に、100
nm程度の厚さを有するタングステン膜14を成膜した
後、図1(b)に示すように、タングステン膜14と窒
化チタン膜13との積層膜、及びシリコン窒化酸化膜1
2をパターニングして、ゲート電極15及びゲート絶縁
膜16を形成する。
【0050】次に、第1の実施形態と同様にして、ゲー
ト電極15の側面にサイドウォール17を形成すると共
に、半導体基板10中にソース領域又はドレイン領域と
なる不純物拡散層18を形成した後、図1(c)に示す
ように、層間絶縁膜19、コンタクト20及び配線層2
1を形成する。
【0051】ところで、TiCl4 とNH3 との混合ガ
スからなるソースガスを用いるCVD法により窒化チタ
ン膜13を成膜すると、その後に行なわれる熱処理、例
えばソース領域又はドレイン領域となる不純物拡散層1
8を活性化するための1000℃程度の熱処理によっ
て、ゲートリーク電流が増大してしまうという問題に気
がついた。
【0052】そこで、窒化チタン膜13の成膜後に10
00℃程度の熱処理が施されると、リーク電流が増大す
る理由について検討した結果、以下の原因を見出した。
【0053】TiCl4 とNH3 との混合ガスからなる
ソースガスを用いるCVD法により窒化チタン膜13を
成膜すると、6TiCl4 +8NH3 →6TiN+24
HCl+N2 の反応が起こって、窒化チタン膜13が成
膜されるため、窒化チタン膜13中には塩素が残留して
いる。このため、窒化チタン膜13に1000℃程度の
熱処理が施されると、熱処理工程において、窒化チタン
膜13中の残留する塩素がゲート絶縁膜16中に拡散
し、これによって、ゲートリーク電流が増大することを
見出した。
【0054】また、ゲート絶縁膜16の膜厚を大きくす
ると、逆にゲートリーク電流が増大するということも見
出した。
【0055】図3は、前述のようにして成膜された窒化
チタン膜13の上にタングステン膜14を成膜した後
に、1000℃程度の熱処理が施されたときの断面構造
を示している。図3に示すように、窒化チタン膜13か
ら蒸発する残留塩素の外方への拡散経路が閉ざされるた
め、残留塩素がゲート絶縁膜となるシリコン窒化酸化膜
12と窒化チタン膜13との間に滞留し、これによっ
て、ゲート絶縁膜の表面で膜剥がれが発生する。この問
題は、窒化チタン膜13の膜質の向上のために窒化チタ
ン膜13を低い温度で成膜する場合に特に顕著に現われ
る。
【0056】ところで、窒化チタン膜13中の残留塩素
を低減させる方法としては、特許第2803556号公
報において、窒化チタン膜13に対してプラズマを照射
する方法が提案されているが、この方法によると、プラ
ズマの照射によりゲート絶縁膜16がダメージを受ける
ため、ゲート絶縁膜16の信頼性が劣化する恐れがあ
る。
【0057】第2の実施形態は、ゲート絶縁膜16の劣
化を招くことなく、窒化チタン膜13中の残留塩素を低
減して、窒化チタン膜13に対して1000℃程度の熱
処理が施されても、ゲートリーク電流が増大したり又は
ゲート絶縁膜の表面で膜剥がれが発生したりすることを
防止するものであって、前述したように、窒化チタン膜
13を成膜したチャンバー内に半導体基板10を引き続
き保持した状態で、チャンバー内をNH3 の雰囲気に変
えると共にチャンバー内の温度を窒化チタン膜13の成
膜温度以上の温度に維持するものである。
【0058】このように、窒化チタン膜13をNH3
雰囲気中における成膜温度以上の温度下に保持すると、
図4に示すように、窒化チタン膜13中に存在する未反
応のTiCl4 とNH3 とが反応してHClが生成さ
れ、生成されたHClが蒸発するため、窒化チタン膜1
3中の残留塩素が低減する。
【0059】図5は、窒化チタン膜13の表面からの深
さと、XPSを用いて測定した窒化膜13中の塩素濃度
との関係を示している。図5において、破線は第1の実
施形態(490℃で成膜された窒化チタン膜13に対し
て熱処理を施さない場合)を示し、実線は第2の実施形
態(490℃で成膜された窒化チタン膜13に対してア
ンモニア雰囲気中での熱処理を施した場合)を示してい
る。
【0060】図5から分かるように、第2の実施形態の
ように、窒化チタン膜13に対してアンモニア雰囲気中
で熱処理を施すと、窒化チタン膜13中の塩素濃度を2
at%程度に大きく低減することができる。
【0061】従って、第2の実施形態によると、第1の
実施形態により得られる各効果に加えて、窒化チタン膜
13中の残留塩素を低減して、ゲートリーク電流の低減
及びゲート絶縁膜表面での膜剥がれの防止を図ることが
できる。
【0062】また、第2の実施形態によると、同一のチ
ャンバーを用いて該チャンバー内の導入するガスを変え
るだけで、窒化チタン膜13の成膜と残留塩素の除去と
を行なうことができるので、プロセスの増加を抑制しな
がら残留塩素を除去することができる。
【0063】尚、第2の実施形態においては、窒化チタ
ン膜13を成膜するためのソースガスとしてTiCl4
とNH3との混合ガスを用いたが、これに代えて、Ti
4 とNH3 との混合ガス又はTiBr4 とNH3 との
混合ガスを用いて窒化チタン膜13を成膜してもよい。
この場合にも、窒化チタン膜13をNH3 の雰囲気中に
おける成膜温度以上の温度下に保持することにより、窒
化チタン膜13中の残存するヨウ素(I)又は臭素(B
r)を低減することができる。
【0064】(第3の実施形態)以下、本発明の第3の
実施形態として、n型MOSFETを有する半導体装置
の製造方法について、図1(a)〜(c)を参照しなが
ら説明する。
【0065】まず、図1(a)に示すように、第1の実
施形態と同様にして、例えばp型シリコン基板からなる
半導体基板10の表面部に素子分離領域11を形成した
後、半導体基板10の上にゲート絶縁膜となる2nm程
度の厚さを有するシリコン窒化酸化膜12を形成する。
【0066】次に、490℃程度の温度において、Ti
Cl4 とNH3 との混合ガスをソースガスとして用いる
CVD法により、シリコン窒化酸化膜12の上に、10
nm程度の厚さを有する窒化チタン膜13を成膜する。
その後、NH3 の雰囲気中における600〜900℃の
温度下で、窒化チタン膜13に対して10〜60秒程度
の急速加熱処理を施す。
【0067】次に、第1の実施形態と同様にして、スパ
ッタリング法により、窒化チタン膜13の上に、100
nm程度の厚さを有するタングステン膜14を成膜した
後、図1(b)に示すように、タングステン膜14と窒
化チタン膜13との積層膜、及びシリコン窒化酸化膜1
2をパターニングして、ゲート電極15及びゲート絶縁
膜16を形成する。
【0068】次に、第1の実施形態と同様にして、ゲー
ト電極15の側面にサイドウォール17を形成すると共
に、半導体基板10中にソース領域又はドレイン領域と
なる不純物拡散層18を形成した後、図1(c)に示す
ように、層間絶縁膜19、コンタクト20及び配線層2
1を形成する。
【0069】第3の実施形態のように、窒化チタン膜1
3に対してNH3 の雰囲気中において急速加熱処理を施
すと、図6に示すように、窒化チタン膜13中に存在す
るClが蒸発するため、窒化チタン膜13中の残留塩素
が低減する。また、NH3 の雰囲気中における熱処理を
施すため、第2の実施形態と同様、窒化チタン膜13中
に存在する未反応のTiCl4 とNH3 とが反応してH
Clが生成され、生成されたHClが蒸発する現象も起
きる。
【0070】従って、第3の実施形態によると、第1の
実施形態により得られる各効果に加えて、窒化チタン膜
13中の残留塩素を低減して、ゲートリーク電流の低減
及びゲート絶縁膜表面での膜剥がれの防止を図ることが
できる。
【0071】また、第3の実施形態によると、急速加熱
処理により残留塩素を蒸発させるため、半導体基板10
に長時間の熱処理が施されないので、半導体素子が熱処
理により受けるダメージを抑制することができる。
【0072】尚、第3の実施形態においては、アンモニ
アガス雰囲気中において急速加熱処理を行なったが、こ
れに代えて、窒素ガス雰囲気、窒素ガスと水素ガスとの
混合ガス雰囲気、アルゴンガス雰囲気又は真空中におい
て急速加熱処理を行なってもよい。
【0073】また、第3の実施形態においては、窒化チ
タン膜13を成膜するためのソースガスとしてTiCl
4とNH3との混合ガスを用いたが、これに代えて、Ti
4とNH3 との混合ガス又はTiBr4 とNH3 との
混合ガスを用いて窒化チタン膜13を成膜してもよい。
この場合にも、窒化チタン膜13に対して急速加熱処理
を施すことにより、窒化チタン膜13中の残存するヨウ
素又は臭素を低減することができる。
【0074】(第4の実施形態)以下、本発明の第4実
施形態として、n型MOSFETを有する半導体装置の
製造方法について、図1(a)〜(c)を参照しながら
説明する。
【0075】まず、図1(a)に示すように、第1の実
施形態と同様にして、例えばp型シリコン基板からなる
半導体基板10の表面部に素子分離領域11を形成した
後、半導体基板10の上にゲート絶縁膜となる2nm程
度の厚さを有するシリコン窒化酸化膜12を形成する。
【0076】次に、650℃程度の温度下において、T
iCl4 とNH3 との混合ガスをソースガスとして用い
るCVD法により、シリコン窒化酸化膜12の上に、1
0nm程度の厚さを有する窒化チタン膜13を成膜す
る。
【0077】次に、第1の実施形態と同様にして、スパ
ッタリング法により、窒化チタン膜13の上に、100
nm程度の厚さを有するタングステン膜14を成膜した
後、図1(b)に示すように、タングステン膜14と窒
化チタン膜13との積層膜、及びシリコン窒化酸化膜1
2をパターニングして、ゲート電極15及びゲート絶縁
膜16を形成する。
【0078】次に、第1の実施形態と同様にして、ゲー
ト電極15の側面にサイドウォール17を形成すると共
に、半導体基板10中にソース領域又はドレイン領域と
なる不純物拡散層18を形成した後、図1(c)に示す
ように、層間絶縁膜19、コンタクト20及び配線層2
1を形成する。
【0079】第4の実施形態のように、高温の温度下で
窒化チタン膜を成膜するため、窒化チタン膜中の残留塩
素の濃度を低減することができる。
【0080】図7は、窒化チタン膜13の表面からの深
さと、XPSを用いて測定した窒化膜13中の塩素濃度
との関係を示している。図7において、破線は第1の実
施形態(490℃で成膜された窒化チタン膜13に対し
て熱処理を施さない場合)を示し、実線は第4の実施形
態(650℃で成膜された窒化チタン膜13に対して熱
処理を施さない場合)を示している。尚、図7におい
て、一点鎖線で示す部分は、窒化チタン膜13の表面で
の汚染に起因するものであり、二点鎖線で示す部分は測
定誤差である。
【0081】図7から分かるように、第4の実施形態の
ように、650℃の温度下で窒化チタン膜13を成膜す
ると、窒化チタン膜13中の塩素濃度を2at%程度に
大きく低減することができる。
【0082】図8は、窒化チタン膜13の成膜温度と膜
中の塩素濃度との関係を示しており、図8において、○
は熱処理前の膜中の塩素濃度を示し、●は1000℃の
温度下での30秒間の熱処理後の膜中の塩素濃度を示し
ている。図8から、熱処理前及び熱処理後の膜中の塩素
濃度は、成膜温度が高くなればなるほど低くなることが
分かる。
【0083】図9は、3.5nmの厚さを持つゲート絶
縁膜16の上に、TiCl4とNH3との混合ガスからな
るソースガスを用いるCVD法により、650℃の成膜
温度(第4の実施形態)及び490℃の成膜温度(第1
の実施形態)で成膜された窒化チタン膜13の残留塩素
濃度と、窒化チタン膜13に対して1000℃の温度下
で10秒間の熱処理を施した場合のMOSキャパシタの
ゲートリーク電流値を示している。
【0084】図9から、成膜温度が高くなると、熱処理
後の残留塩素の量は少なくなり、これに起因してゲート
リーク電流が低減することが分かる。このことから、第
4の実施形態によると、ソース領域又はドレイン領域と
なる不純物拡散層18を活性化するための1000℃程
度の熱処理が施されても、ゲートリーク電流を抑制でき
ることが分かる。
【0085】図10は、2.4nmの厚さを持つゲート
絶縁膜16の上に、TiCl4 とNH3 との混合ガスか
らなるソースガスを用いるCVD法により、650℃の
成膜温度(第4の実施形態)及び490℃の成膜温度
(第1の実施形態)で成膜された窒化チタン膜13に対
して行なった熱処理温度と、MOSキャパシタのゲート
リーク電流値との関係を示している。
【0086】図10から、第4の実施形態によると、窒
化チタン膜13に対して熱処理が施されても、ゲートリ
ーク電流は殆ど変化しないことが分かる。
【0087】第4の実施形態によると、第1の実施形態
により得られる各効果に加えて、窒化チタン膜13中の
残留塩素を低減して、ゲートリーク電流の低減及びゲー
ト絶縁膜表面での膜剥がれの防止を図ることができる。
【0088】また、第4の実施形態によると、高温で窒
化チタン膜13を成膜するため、低温での成膜に比べて
成膜レートが高くなるため、膜厚の小さい窒化チタン膜
13を形成することは困難になるが、20nm程度の厚
さを有する窒化チタン膜13を成膜することは可能であ
る。
【0089】尚、第4の実施形態においては、窒化チタ
ン膜13を成膜するためのソースガスとしてTiCl4
とNH3との混合ガスを用いたが、これに代えて、Ti
4 とNH3 との混合ガス又はTiBr4 とNH3 との
混合ガスを用いて窒化チタン膜13を成膜してもよい。
この場合にも、窒化チタン膜13中の残存するヨウ素又
は臭素を低減することができる。
【0090】(第5の実施形態)以下、本発明の第5の
実施形態として、n型MOSFET及び容量素子を有す
る半導体装置の製造方法について、図11(a)〜
(c)及び図12(a)〜(c)を参照しながら説明す
る。
【0091】まず、図11(a)に示すように、例えば
p型シリコン基板からなる半導体基板30の表面部に周
知の方法により素子分離領域31を形成した後、半導体
基板30の上に2nm程度の厚さを有しゲート絶縁膜と
なるシリコン窒化酸化膜32を形成する。
【0092】次に、TiCl4 及びNH3 をソースガス
として用いると共に490℃程度の成膜温度でCVD法
を行なうことにより、シリコン窒化酸化膜32の上に、
10〜20nm程度の厚さを有し、下層のゲート電極及
び容量下部電極となる窒化チタン膜33を成膜した後、
該窒化チタン膜33の上に、5〜10nm程度の厚さを
有し容量絶縁膜となるシリコン酸化膜34を形成する。
【0093】次に、図11(b)に示すように、シリコ
ン酸化膜34の上に第1のレジストパターン35を形成
した後、シリコン酸化膜34に対して第1のレジストパ
ターン35をマスクとして例えば希フッ酸溶液を用いて
エッチングを行なって、シリコン酸化膜34からなる容
量絶縁膜34Bを形成する。
【0094】次に、図11(c)に示すように、第1の
レジストパターン35を除去した後、スパッタリング法
により、窒化チタン膜33及び容量絶縁膜34Bの上
に、100nm程度の厚さを有し、上層のゲート電極及
び容量上部電極となるタングステン膜36を成膜した
後、該タングステン膜36の上に、100nm程度の厚
さを有し、ハードマスクとなるシリコン窒化膜37を形
成する。
【0095】次に、図12(a)に示すように、シリコ
ン窒化膜37の上に第2のレジストパターン38を形成
した後、シリコン窒化膜37に対して第2のレジストパ
ターン38をマスクとしてエッチングを行なって、図1
2(b)に示すように、シリコン窒化膜37からなるハ
ードマスク37Aを形成する。
【0096】次に、第2のレジストパターン38を除去
した後、タングステン膜36、窒化チタン膜33及びシ
リコン窒化酸化膜32に対してハードマスク37Aを用
いてパターニングして、タングステン膜36からなる上
層のゲート電極36A及び容量上部電極36B、窒化チ
タン膜33からなる下層のゲート電極33A及び容量下
部電極33B、並びにシリコン窒化酸化膜32からなる
ゲート絶縁膜32A及びパターン化された絶縁膜32B
を形成する。これによって、上層のゲート電極36A及
び下層のゲート電極33Aからなるゲート電極39と、
容量上部電極36B、容量絶縁膜34B及び容量下部電
極36Bからなる容量素子40とが形成される。
【0097】次に、周知の方法により、図12(c)に
示すように、ゲート電極39及び容量素子40の側面に
サイドウォール41を形成すると共に、半導体基板30
にソース又はドレインとなる不純物拡散層を42を形成
する。
【0098】次に、ゲート電極39及び容量素子40の
上に全面に亘って層間絶縁膜43を形成した後、該層間
絶縁膜43にコンタクトホールを形成する。次に、層間
絶縁膜43の上にコンタクトホールが充填されるように
金属膜を堆積した後、該金属膜をパターニングして、コ
ンタクト及び金属配線44を形成する。
【0099】従って、第5の実施形態によると、上層の
ゲート電極36Aとなるタングステン膜36をパターニ
ングして容量上部電極36Bを形成すると共に、下層の
ゲート電極33Aとなる窒化チタン膜33をパターニン
グして容量下部電極33Bを形成するので、第1の実施
形態により得られる各効果に加えて、工程数の増加を招
くことなく容量素子を形成できるという効果も得ること
ができる。
【0100】また、容量上部電極36Bはタングステン
膜36からなり且つ容量下部電極33Bは窒化チタン膜
33からなるため、導電性の不純物が導入された多結晶
シリコン膜からなる電極のように、製造工程中の熱処理
に起因して起きる、電極の特性のばらつき及び高周波特
性の劣化は発生しない。すなわち、第6の実施形態によ
ると、プロセスの低減のみならず容量素子の特性の向上
も実現することができる。
【0101】(第6の実施形態)以下、本発明の第6の
実施形態として、n型MOSFET及び抵抗体を有する
半導体装置の製造方法について、図13(a)〜
(c)、図14(a)〜(c)、図15(a)、(b)
及び図16(a)〜(c)を参照しながら説明する。
【0102】まず、図13(a)に示すように、例えば
p型シリコン基板からなる半導体基板50の表面部に周
知の方法により素子分離領域51を形成した後、半導体
基板50の上に2nm程度の厚さを有しゲート絶縁膜と
なるシリコン窒化酸化膜52を形成する。
【0103】次に、TiCl4 及びNH3 をソースガス
として用いると共に490℃程度の成膜温度でCVD法
を行なうことにより、シリコン窒化酸化膜52の上に、
10〜20nm程度の厚さを有し、下層のゲート電極及
び抵抗体となる窒化チタン膜53を成膜した後、該窒化
チタン膜53の上に、20〜50nm程度の厚さを有し
抵抗体を形成するための第1のハードマスク54A(図
13(b)を参照)となるシリコン酸化膜54を形成す
る。尚、図16(a)に示すように、シリコン酸化膜5
4の厚さt1 としては、素子分離領域51が半導体基板
50から突出している高さt2 とほぼ等しくなるように
する。このようにする理由については後述する。
【0104】次に、図13(b)に示すように、シリコ
ン酸化膜54の上に第1のレジストパターン55を形成
した後、シリコン酸化膜54に対して第1のレジストパ
ターン55をマスクとして例えば希フッ酸溶液を用いて
エッチングを行なって、シリコン酸化膜54からなる第
1のハードマスク54Aを形成する。
【0105】次に、第1のレジストパターン55を除去
した後、図13(c)に示すように、スパッタリング法
により、窒化チタン膜53及び第1のハードマスク54
Aの上に、100nm程度の厚さを有し、上層のゲート
電極となるタングステン膜56を成膜した後、該タング
ステン膜56の上に、100nm程度の厚さを有し、ゲ
ート電極を形成するための第2のハードマスクとなるシ
リコン窒化膜57を形成する。
【0106】次に、図14(a)に示すように、シリコ
ン窒化膜57の上に第2のレジストパターン58を形成
した後、シリコン窒化膜57に対して第2のレジストパ
ターン58をマスクとしてエッチングを行なって、図1
4(b)に示すように、シリコン窒化膜57からなる第
2のハードマスク57Aを形成する。この際、図16
(b)に示すように、タングステン膜56の段差部にシ
リコン窒化膜57からなるエッチング残り64が生じな
いように、タングステン膜56に対して選択性を有する
エッチングガス、例えばCHF3 とO2 との混合ガスを
主成分とするエッチングガスを用いると共に十分なオー
バーエッチングを行なうことが好ましい。
【0107】次に、第2のレジストパターン58を除去
した後、タングステン膜56に対して第2のハードマス
ク57Aを用いて、塩素系のガスを含むエッチングガス
によりエッチングを行なって、図14(c)に示すよう
に、タングステン膜56からなる上層のゲート電極56
Aを形成する。このエッチング工程においては、シリコ
ン酸化膜54からなる第1のハードマスク54Aが露出
するが、タングステン膜56のシリコン酸化膜54に対
するエッチング選択性は高いので、第1のハードマスク
54Aが消失する恐れはない。
【0108】前述したように、シリコン酸化膜54の厚
さt1 は、素子分離領域51が半導体基板50から突出
している段差部の高さt2 とほぼ等しいため、図16
(c)に示すように、窒化チタン膜53の上における第
1のハードマスク54Aの側面に残存する第1のタング
ステン膜65aの厚さと、窒化チタン膜53の上におけ
る素子分離領域51の段差部と対応する部位に残存する
第2のタングステン膜65bの厚さとはほぼ等しい。こ
のため、第2のタングステン膜65bを完全に除去する
ためのオーバーエッチングによって、第1のタングステ
ン膜65aは除去される。尚、シリコン酸化膜54の厚
さt1 は、素子分離領域51が半導体基板50から突出
している段差部の高さt2 と同程度以下であればよい。
【0109】次に、窒化チタン膜53及びシリコン窒化
酸化膜52に対して、第1のハードマスク54A及び第
2のハードマスク57Aを用いてパターニングすること
により、図15(a)に示すように、窒化チタン膜53
からなる下層のゲート電極53A及び抵抗体53Bを形
成すると共に、シリコン窒化酸化膜52からなるゲート
絶縁膜52A及びパターン化された絶縁膜52Bを形成
する。
【0110】次に、周知の方法により、図15(b)に
示すように、上層のゲート電極56A及び下層のゲート
電極53Aからなるゲート電極59の側面にサイドウォ
ール60を形成すると共に、半導体基板50にソース又
はドレインとなる不純物拡散層を61を形成する。
【0111】次に、ゲート電極59及び抵抗体53Bの
上に全面に亘って層間絶縁膜62を形成した後、該層間
絶縁膜62にコンタクトホールを形成する。次に、層間
絶縁膜62の上にコンタクトホールが充填されるように
金属膜を堆積した後、該金属膜をパターニングして、コ
ンタクト及び金属配線63を形成する。
【0112】従って、第6の実施形態によると、下層の
ゲート電極53Aとなる窒化チタン膜53をパターニン
グして抵抗体53Bを形成するため、第1の実施形態に
より得られる各効果に加えて、工程数の増加を招くこと
なく抵抗体53Bを形成できるという効果も得ることが
できる。
【0113】ところで、抵抗体53Bとなる窒化チタン
膜53は、導電体であるが、150〜250μΩ・cm
と抵抗率が高いと共に膜厚も10〜20nmと薄いの
で、約200Ω/□と十分に高いシート抵抗値を実現で
きる。
【0114】また、抵抗体53Bは、窒化チタン膜53
からなるため、導電性の不純物が導入された多結晶シリ
コン膜からなる抵抗体のように、製造工程中の熱処理に
起因して起きる、抵抗体の特性のばらつき及び高周波特
性の劣化は発生しない。すなわち、第6の実施形態によ
ると、プロセスの低減のみならず抵抗体53Bの特性の
向上も実現することができる。
【0115】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の製造方法によ
ると、ゲート絶縁膜となる絶縁膜の上に、CVD法によ
り窒化チタン膜を成膜するため、絶縁膜が物理的なダメ
ージを受けないので、該絶縁膜からなるゲート絶縁膜の
信頼性が向上する。このため、高性能且つ高信頼性のM
OSFETを製造することができる。
【0116】本発明に係る第1の半導体装置によると、
信頼性に優れたゲート電極と、電極の特性のばらつき及
び高周波特性の劣化が少ない容量素子とを備えた半導体
装置を実現できる。
【0117】本発明に係る第2の半導体装置によると、
信頼性に優れたゲート電極と、シート抵抗値の高い抵抗
体とを備えた半導体装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)は第1〜第4の実施形態に係る
半導体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図2】(a)は窒化チタン膜の上にCVD法により成
膜されたタングステン膜の結晶構造を示し示す断面図で
あり、(b)は窒化チタン膜の上にスパッタリング法に
より成膜されたタングステン膜の結晶構造を示す断面図
である。
【図3】下層の窒化チタン膜と上層のタングステン膜と
の積層膜に対して1000℃程度の熱処理が施されたと
きの問題点を説明する断面図である。
【図4】第2の実施形態に係る半導体装置の製造方法の
効果を説明する断面図である。
【図5】第1及び第2の実施形態により得られた窒化チ
タン膜の表面からの深さと、該窒化チタン膜中の塩素濃
度との関係を示す図である。
【図6】第3の実施形態に係る半導体装置の製造方法の
効果を説明する断面図である。
【図7】第1及び第4の実施形態により得られた窒化チ
タン膜の表面からの深さと、該窒化チタン膜中の塩素濃
度との関係を示す図である。
【図8】第4の実施形態において、窒化チタン膜の成膜
温度と膜中の塩素濃度との関係を示す図である。
【図9】第1及び第4の実施形態により得られた窒化チ
タン膜における、残留塩素濃度と、該窒化チタン膜に対
して熱処理を施した場合のMOSキャパシタのゲートリ
ーク電流値とを示す図である。
【図10】第1及び第4の実施形態により得られた窒化
チタン膜に対する熱処理の温度と、MOSキャパシタの
ゲートリーク電流値との関係を示す図である。
【図11】(a)〜(c)は第5の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図12】(a)〜(c)は第5の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図13】(a)〜(c)は第6の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図14】(a)〜(c)は第6の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図15】(a)、(b)は第6の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程を示す断面図である。
【図16】(a)〜(c)は第6の実施形態に係る半導
体装置の製造方法の各工程における留意点を説明する断
面図である。
【符号の説明】
10 半導体基板 11 素子分離領域 12 シリコン窒化酸化膜 13 窒化チタン膜 14 タングステン膜 15 ゲート電極 16 ゲート絶縁膜 17 サイドウォール 18 不純物拡散層 19 層間絶縁膜 20 コンタクト 21 配線層 30 半導体基板 31 素子分離領域 32 シリコン窒化酸化膜 32A ゲート絶縁膜 32B パターン化された絶縁膜 33 窒化チタン膜 33A 下層のゲート電極 33B 容量下部電極 34 シリコン酸化膜 34B 容量絶縁膜 35 第1のレジストパターン 36 タングステン膜 36A 上層のゲート電極 36B 容量上部電極 37 シリコン窒化膜 37A ハードマスク 38 第2のレジストパターン 39 ゲート電極 40 容量素子 41 サイドウォール 42 不純物拡散層 43 層間絶縁膜 44 金属配線 50 半導体基板 51 素子分離領域 52 シリコン窒化酸化膜 52A ゲート絶縁膜 52B パターン化された絶縁膜 53 窒化チタン膜 53A 下層のゲート電極 53B 抵抗体 54 シリコン酸化膜 54A 第1のハードマスク 55 第1のレジストパターン 56 タングステン膜 56A 上層のゲート電極 57 シリコン窒化膜 57A 第2のハードマスク 58 第2のレジストパターン 59 ゲート電極 60 サイドウォール 61 不純物拡散層 62 層間絶縁膜 63 金属配線 64 エッチング残り 65a 第1のタングステン膜 65b 第2のタングステン膜
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H01L 27/04 H01L 27/06 102A 27/06 29/62 G 29/43 29/78 301G 29/78 (56)参考文献 特開2001−203276(JP,A) 特開2000−349285(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上にゲート絶縁膜となる第1
    の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の上に化学気相成長法により窒化チタ
    ン膜を成膜する工程と、 前記窒化チタン膜の上にスパッタリング法によりタング
    ステン膜を成膜する工程と、 前記タングステン膜及び窒化チタン膜からなる積層膜を
    パターニングして、前記積層膜からなるゲート電極を形
    成する工程とを備え、 前記窒化チタン膜を成膜する工程は、前記窒化チタン膜
    に対してアンモニア雰囲気中において熱処理を施す工程
    を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記窒化チタン膜に対して熱処理を施す
    工程は、前記窒化チタン膜を成膜したチャンバーと同一
    のチャンバー内において行なわれることを特徴とする
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 半導体基板上にゲート絶縁膜となる第1
    の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の上に化学気相成長法により窒化チタ
    ン膜を成膜する工程と、 前記窒化チタン膜の上にスパッタリング法によりタング
    ステン膜を成膜する工程と、 前記タングステン膜及び窒化チタン膜からなる積層膜を
    パターニングして、前記積層膜からなるゲート電極を形
    成する工程とを備え、 前記窒化チタン膜を成膜する工程は、前記窒化チタン膜
    に対して前記窒化チタン膜の成膜温度以上の温度で熱処
    理を施す工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記熱処理はアンモニア雰囲気中におい
    て行なわれることを特徴とする請求項3に記載の半導体
    装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 半導体基板上にゲート絶縁膜となる第1
    の絶縁膜を形成する工 程と、 前記第1の絶縁膜の上に化学気相成長法により窒化チタ
    ン膜を成膜する工程と、 前記窒化チタン膜の上にスパッタリング法によりタング
    ステン膜を成膜する工程と、 前記タングステン膜及び窒化チタン膜からなる積層膜を
    パターニングして、前記積層膜からなるゲート電極を形
    成する工程とを備え、 前記窒化チタン膜を成膜する工程は、600℃以上の温
    度下で行なわれることを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 半導体基板上にゲート絶縁膜となる第1
    の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の上に化学気相成長法により窒化チタ
    ン膜を成膜する工程と、 前記窒化チタン膜の上にスパッタリング法によりタング
    ステン膜を成膜する工程と、 前記タングステン膜及び窒化チタン膜からなる積層膜を
    パターニングして、前記積層膜からなるゲート電極を形
    成する工程と、 前記窒化チタン膜を成膜する工程と前記タングステン膜
    を成膜する工程との間に、前記窒化チタン膜の上に第2
    の絶縁膜を形成した後、前記第2の絶縁膜をパターニン
    グして容量絶縁膜を形成する工程を備え、 前記積層膜をパターニングして前記ゲート電極を形成す
    る工程は、前記タングステン膜からなる容量上部電極を
    形成すると共に、前記窒化チタン膜からなる容量下部電
    極を形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  7. 【請求項7】 素子分離領域が形成された半導体基板上
    にゲート絶縁膜となる第1の絶縁膜を形成する工程と、 前記第1の絶縁膜の上に化学気相成長法により窒化チタ
    ン膜を成膜する工程と、 前記窒化チタン膜の上にスパッタリング法によりタング
    ステン膜を成膜する工程と、 前記タングステン膜及び窒化チタン膜からなる積層膜を
    パターニングして、前記積層膜からなるゲート電極を形
    成する工程と、 前記窒化チタン膜を成膜する工程と前記タングステン膜
    を成膜する工程との間に、前記窒化チタン膜の上に第2
    の絶縁膜を形成した後、前記第2の絶縁膜をパターニン
    グして、前記素子分離領域の上に前記第2の絶縁膜から
    なるハードマスクを形成する工程を備え、 前記積層膜をパターニングして前記ゲート電極を形成す
    る工程は、前記窒化チタン膜を前記ハードマスクを用い
    てパターニングして前記窒化チタン膜からなる抵抗体を
    形成する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造
    方法。
  8. 【請求項8】 前記第2の絶縁膜の厚さは、前記素子分
    離領域が前記半導体基板から突出している高さと同程度
    以下であることを特徴とする請求項7に記載の半導体装
    置の製造方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板の上に形成されたゲート絶縁
    膜と、 前記ゲート絶縁膜の上に 化学気相成長法により成膜され
    た窒化チタン膜からなる下層のゲート電極と、前記窒化
    チタン膜の上にスパッタリング法により成膜されたタン
    グステン膜からなる上層のゲート電極とから構成される
    積層ゲート電極と、 前記窒化チタン膜からなる容量下部電極と、前記容量下
    部電極の上に形成された容量絶縁膜と、該容量絶縁膜の
    上に形成された前記タングステン膜からなる容量上部電
    極とから構成される容量素子とを備えていることを特徴
    とする半導体装置。
  10. 【請求項10】 半導体基板の上に形成されたゲート絶
    縁膜と、 前記ゲート絶縁膜の上に 化学気相成長法により成膜され
    た窒化チタン膜からなる下層のゲート電極と、前記窒化
    チタン膜の上にスパッタリング法により成膜されたタン
    グステン膜からなる上層のゲート電極とから構成される
    積層ゲート電極と、 前記窒化チタン膜からなる抵抗体を備えていることを
    特徴とする半導体装置。
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