JP3420700B2 - スペクトル拡散信号の符号同期捕捉回路 - Google Patents

スペクトル拡散信号の符号同期捕捉回路

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JP3420700B2
JP3420700B2 JP12492498A JP12492498A JP3420700B2 JP 3420700 B2 JP3420700 B2 JP 3420700B2 JP 12492498 A JP12492498 A JP 12492498A JP 12492498 A JP12492498 A JP 12492498A JP 3420700 B2 JP3420700 B2 JP 3420700B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散スペクト
ル拡散通信(DS−SS)受信機の符号同期捕捉回路に
関する。
【0002】
【従来の技術】耐干渉特性,耐雑音特性の優れた通信シ
ステムとして直接拡散スペクトル拡散通信システムがあ
る。このシステムでは、情報信号を、この信号よりも更
に帯域の広い拡散符号で帯域拡散し通信を行うが、受信
側ではこの拡散系列の同期を行わなければならない。
【0003】従来の符号同期捕捉技術として拡散符号に
対応したマッチドフィルタを用いて相関出力を求め、こ
の出力をメモリに貯えて、この中で最大のものを選択す
ることで符号タイミングを得るという方法がある。しか
しながら、上述の方法ではサンプル毎のマッチドフィル
タを扱わなければならず、回路規模や演算量の増大を引
き起こしてしまうという欠点がある。
【0004】一方、従来の別の符号同期捕捉技術として
拡散符号に対応したマッチドフィルタを用いて相関出力
を求め、瞬時瞬時に相関出力としきい値とを比較して符
号タイミングを検出する方法がある。
【0005】しかしながら、この方法ではフェージング
等の伝送路変動のある場合の受信信号の検出の場合に、
同期捕捉特性が非常に悪くなってしまうという欠点があ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように上述した従
来の符号同期捕捉技術を用いた受信装置では以下のよう
な問題点がある。
【0007】従来の拡散符号に対応したマッチドフィル
タを用いて相関出力を求め、この出力をメモリに貯え
て、この中で最大のものを選択することで符号タイミン
グを得る方法では、サンプル毎のマッチドフィルタを扱
わなければならず、回路規模や演算量の増大を引き起こ
してしまうという問題がある。
【0008】一方、拡散符号に対応したマッチドフィル
タを用いて相関出力を求め、瞬時瞬時に相関出力としき
い値とを比較して符号タイミングを検出する方法では、
フェージング等伝送路変動のある場合の受信信号の検出
の場合に、同期捕捉特性が非常に悪くなってしまうとい
う問題がある。
【0009】本発明はこのような課題を解決するために
なされたもので、回路規模および演算量を低減すること
のできるスペクトル拡散信号の符号同期捕捉回路の提供
を目的としている。
【0010】また、本発明は、回路規模および演算量の
低減を同期捕捉特性の大幅な劣化を伴うことなく実現す
ることのできるスペクトル拡散信号の符号同期捕捉回路
の提供を目的としている。
【0011】さらに、本発明は、フェージング等の影響
により信号振幅が時間的に変動する受信信号に対して、
同期捕捉のための処理時間を短縮することのできるスペ
クトル拡散信号の符号同期捕捉回路を提供することを目
的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明のスペクトル拡散信号の符号
同期捕捉回路は、直接拡散スペクトル拡散信号の拡散符
号の同期捕捉を行う符号同期捕捉回路において、直接拡
散スペクトル拡散信号を受信するアンテナと、前記アン
テナにて受信された信号を周波数変換してベースバンド
信号を得るRF受信部と、前記RF受信部にて得られた
ベースバンド信号をサンプリングして離散的な受信信号
を得るAD変換器と、前記AD変換器にて得られた離散
受信信号を拡散符号で逆拡散するマッチドフィルタと、
前記マッチドフィルタの出力信号の振幅の2乗値を、拡
散符号系列の周期を所定数に均等分割した期間毎に積分
する積分器と、前記積分器によって求められた分割期間
毎の積分結果を保持する保持手段と、前記保持手段の保
持内容に基づき符号タイミングを判定するピーク判定手
段とを具備することを特徴とする。
【0013】本発明のスペクトル拡散信号の符号同期捕
捉回路は、拡散符号系列1周期分のマッチドフィルタの
出力電力値を、拡散符号系列の周期を2以上の所定数に
均等分割した期間毎に積分し、この分割期間毎の積分値
に基づいて符号タイミングを判定することによって、使
用メモリ量、演算量をともに従来よりも低減でき、回路
構成も簡略化することができる。
【0014】また、本発明は、請求項2に記載されるよ
うに、積分器によって求められた分割期間毎の積分結果
を拡散符号系列の複数周期にわたり累積加算した結果に
基づいて符号タイミングを判定することによって、フェ
ージング変動による同期捕捉特性の劣化を改善でき、同
期捕捉にかかる時間を削減できる。
【0015】さらに、本発明は、請求項3に記載される
ように、複数のアンテナブランチのマッチドフィルタの
出力電力値に対して分割期間毎に求められた積分値を合
成した結果から、符号タイミングを判定することによっ
て、前記発明と同様にフェージング変動による同期捕捉
特性の劣化を改善でき、同期捕捉にかかる時間を削減で
きる。
【0016】さらに、本発明は、請求項4に記載される
ように、拡散符号系列から分割されたそれぞれ異なる部
分の符号系列をタップ係数として持つ複数のマッチドフ
ィルタを用いて離散受信信号をそれぞれ逆拡散すること
で、拡散符号系列の1/n周期の時間で1周期分の相関
処理を行うことができ、演算時間を短縮することができ
る。
【0017】また、本発明は、請求項5に記載されるよ
うに、マッチドフィルタの出力電力値がしきい値を越え
る分割期間を判定し、この判定結果を所定数の拡散符号
系列周期にわたり保持し、この保持内容に基づき符号タ
イミングを判定することによって、前記発明と同様にフ
ェージング変動による同期捕捉特性の劣化を改善でき、
同期捕捉にかかる時間を削減できる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の第1の実施形態であるスペ
クトル拡散信号の符号同期捕捉回路の構成を示す図であ
る。
【0020】同図に示すように、この符号同期捕捉回路
は、DS−SS信号を受信するアンテナ10と、アンテ
ナ10で受信された信号をベースバンド信号に周波数変
換するRF受信部11と、ベースバンド信号をサンプリ
ングして離散的な受信ベースバンド信号を生成するAD
変換器12と、AD変換器12より出力された離散受信
信号を拡散符号で逆拡散するマッチドフィルタ(MF)
13と、マッチドフィルタ13からの相関出力の電力値
を一定期間積分する信号電力積分器14と、信号電力積
分器14の積分期間のタイミング信号を生成するタイミ
ング生成器15と、信号電力積分器14の積分結果を積
分周期で保持するメモリ16と、メモリ16の保持内容
をもとに相関ピークのタイミングを判定して符号タイミ
ングを決定するピーク判定部17とを備えて構成されて
いる。
【0021】次に、この符号同期捕捉回路の動作を説明
する。
【0022】アンテナ10にて受信されたDS−SS信
号は、RF受信部11により周波数変換されてベースバ
ンド信号となり、さらにこのベースバンド信号は、AD
変換器12にてサンプリングされて離散的な受信ベース
バンド信号となって出力される。
【0023】マッチドフィルタ(MF)13は同期捕捉
のための拡散符号をタップ係数として持ち、AD変換器
12より出力された受信ベースバンド信号を逆拡散して
その結果をサンプルタイミング毎に出力する。信号電力
積分器14はマッチドフィルタ13からの相関出力の電
力値を一定期間毎に積分し、その積分結果を出力する。
なお、この積分期間はタイミング生成器15のタイミン
グ信号により決定される。信号電力積分器14の出力は
そのタイミング毎にメモリ16に保持される。ピーク判
定部17はメモリ16に保持された内容により相関ピー
クのタイミングを判定し、符号タイミングを決定する。
【0024】上述の信号電力積分器14の動作を図2を
用いて更に詳しく説明する。
【0025】図2はマッチドフィルタ13の出力を拡散
符号の繰り返し周期(あるいは特定の符号で拡散された
シンボルの繰り返し周期)Tにわたって示したものであ
る。マッチドフィルタ13は受信信号と拡散符号の相関
値を計算するので、受信信号に複数の送信機からの信号
やマルチパスによる信号が含まれている場合は、たとえ
ば図2に示すような複数の相関ピークを持つ逆拡散結果
を得る。
【0026】信号電力積分器14は、このマッチドフィ
ルタ13の出力電力値を一定の積分期間w毎に積分し、
積分値をその期間(ブロック)の代表値として出力す
る。なお、積分期間wのタイミングはタイミング生成器
15により指定される。タイミング生成器15は、拡散
符号系列の周期TをK(ただし、Kは2以上の所定数)
個に均等分割した期間を積分期間wとするように信号電
力積分器14に与えるタイミングを生成する。
【0027】マッチドフィルタ13の出力が相関ピーク
となるタイミングに相当するブロック(たとえはブロッ
ク2)では電力積分値も高くなる。したがって、信号電
力積分器14からのブロック毎の電力積分値をメモリ1
6に保持し、このメモリ16の保持内容から電力積分値
の大きなブロックを判定することによって符号タイミン
グを推定することができる。
【0028】このような構成をとることで、メモリ16
のサイズを拡散符号系列の1周期分の分割期間数に相当
する値に抑えることができ、受信機の構成を簡略化でき
る。また同時に、メモリ内容の大きなものを選択する際
の比較演算の回数を減らすことができるため、受信装置
の小型化、低消費電力化を図ることができる。
【0029】ところで、図2の処理では拡散符号系列の
周期Tで符号タイミングの推定を行ったが、図3に示す
ように、拡散符号系列の複数周期にわたって各期間の電
力積分値を同期加算して行き、その累積加算結果から符
号タイミングの推定を行うようにしてもよい。すなわ
ち、これは、拡散符号系列の1周期Tにわたり各ブロッ
クの電力積分値を求めてその結果をメモリ16に記録
し、次の周期Tで求めた各ブロックの電力積分値を同一
ブロックの過去の電力積分値にメモリ16上で加算し、
N×周期T分の加算値に基づいて符号タイミングを推定
するという方法である。この方法により、雑音やフェー
ジング等による瞬時的な相関ピークの発生や減衰の影響
を削減することができ、同期捕捉特性の向上を図ること
ができる。
【0030】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0031】図4はこの第2の実施形態のスペクトル拡
散信号の符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【0032】本実施形態の符号同期捕捉回路は、DS−
SS信号を複数の信号として受信する複数のアンテナ4
0-1,40-2と、各アンテナブランチ毎に設けられたR
F受信部41-1,41-2、AD変換器42-1,42-2、
マッチドフィルタ43-1,43-2および信号電力積分器
44-1,44-2と、各信号電力積分器44-1,44-2の
出力を合成する加算器48と、タイミング生成器45
と、メモリ46と、ピーク判定部47とを備えて構成さ
れている。
【0033】この符号同期捕捉回路において、各アンテ
ナ40-1,40-2にて受信されたDS−SS信号はそれ
ぞれ、アンテナブランチ毎のRF受信部41-1,41-2
により周波数変換されてベースバンド信号となり、さら
にAD変換器42-1,42-2にてサンプリングされ、離
散的な受信ベースバンド信号となってマッチドフィルタ
43-1,43-2に送られる。
【0034】マッチドフィルタ43-1,43-2は、アン
テナブランチ毎の受信ベースバンド信号を逆拡散して、
その結果をサンプルタイミング毎に信号電力積分器44
-1,44-2に出力する。信号電力積分器44-1,44-2
はマッチドフィルタ43-1,43-2からの相関出力の電
力値を一定期間毎に積分する。なお、これら信号電力積
分器44-1,44-2の積分期間はタイミング生成器45
のタイミング信号により決定される。タイミング生成器
45は、拡散符号系列の周期TをK(ただし、Kは2以
上の所定数)個に均等分割した期間を積分期間wとする
ように信号電力積分器44-1,44-2に与えるタイミン
グを生成する。
【0035】各信号電力積分器44-1,44-2にて得ら
れた電力積分値は加算器48により合成され、合成され
た電力積分値はメモリ46に保持される。ピーク判定部
47はこのメモリ46に保持された内容により相関ピー
クのタイミングを判定して符号タイミングを推定する。
【0036】以上のような構成とすることで、雑音やフ
ェージング等による瞬時的な相関ピークの発生や減衰の
影響を削減することができ、同期捕捉特性を向上するこ
とができる。
【0037】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0038】図5は本実施形態のスペクトル拡散信号の
符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【0039】本実施形態の符号同期捕捉回路は、DS−
SS信号を複数の信号として受信する複数のアンテナ5
0-1,50-2と、アンテナブランチ毎に設けられたRF
受信部51-1,51-2およびAD変換器42-1,42-2
と、各AD変換器42-1,42-2の出力を切り換えるス
イッチ58と、マッチドフィルタ53と、信号電力積分
器54と、タイミング生成器55と、メモリ56と、ピ
ーク判定部57とを備えて構成されている。
【0040】この符号同期捕捉回路において、各アンテ
ナ50-1,50-2にて受信されたDS−SS信号はそれ
ぞれ、アンテナブランチ毎のRF受信部51-1,51-2
により周波数変換されてベースバンド信号となり、さら
にAD変換器52-1,52-2によってサンプリングさ
れ、離散的な受信ベースバンド信号となってスイッチ5
8へ出力される。
【0041】スイッチ58は、拡散符号系列の周期T以
上の間隔で、マッチドフィルタ53との接続するアンテ
ナブランチの切り換えを行う。マッチドフィルタ53
は、スイッチ58にて選択された受信ベースバンド信号
を逆拡散して、その結果をサンプルタイミング毎に信号
電力積分器54に出力する。信号電力積分器54は、マ
ッチドフィルタ53からの相関出力の電力値を一定期間
w毎に積分する。
【0042】信号電力積分器54によって求められた分
割期間毎の電力積分値はメモリ56上で既に記録されて
いる電力積分値に累積加算される。ピーク判定部57
は、メモリ46に保持されたN×周期T分の累積加算値
に基づいて相関ピークのタイミングを判定して符号タイ
ミングを推定する。
【0043】以上のような構成とすることで、図4の実
施形態の符号同期捕捉回路に比べ、少ないマッチドフィ
ルタの個数で、雑音やフェージング等による瞬時的な相
関ピークの発生や減衰の影響を削減することのできる符
号同期捕捉回路を実現することができる。
【0044】次に、本発明の第4の実施形態を説明す
る。
【0045】図6はこの第4の実施形態のスペクトル拡
散信号の符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【0046】同図に示すように、この符号同期捕捉回路
は、DS−SS信号を受信するアンテナ60と、RF受
信部61と、AD変換器62と、拡散符号系列から分割
されたそれぞれ異なる部分の符号系列をタップ係数とし
て持つ複数のマッチドフィルタ63-1〜63-4と、各マ
ッチドフィルタ毎の出力電力値をそれぞれ一定期間積分
する複数の信号電力積分器64-1〜64-4と、タイミン
グ生成器65と、メモリ66と、ピーク判定部67とを
備えて構成されている。
【0047】この符号同期捕捉回路において、アンテナ
60により受信されたDS−SS信号は、RF受信部6
1にて周波数変換されてベースバンド信号となり、さら
にAD変換器62によりサンプリングされて離散的な受
信ベースバンド信号となって各マッチドフィルタ63-1
〜63-4にパラレルで出力される。
【0048】各マッチドフィルタ63-1〜63-4はそれ
ぞれ、拡散符号系列から分割されたそれぞれ異なる部分
の系列(部分系列)をタップ係数として持ち、サンプリ
ングされた受信ベースバンド信号を自身の部分系列で逆
拡散して、その逆拡散結果をサンプルタイミングで、対
応する信号電力積分器64-1〜64-4に出力する。
【0049】各信号電力積分器64-1〜64-4はそれぞ
れ、対応するマッチドフィルタ63-1〜63-4からの相
関出力の電力値を一定期間積分する。なお、各信号電力
積分器64-1〜64-4の積分期間はタイミング生成器6
5のタイミング信号により決定される。タイミング生成
器65は、拡散符号系列の周期TをK(ただし、Kは2
以上の所定数)個に均等分割した期間を積分期間wとす
るように信号電力積分器64-1〜64-4に与えるタイミ
ングを生成する。
【0050】各信号電力積分器64-1〜64-4の積分結
果は積分周期毎にメモリ66に保持される。ピーク判定
部67はメモリ66に保持された内容により相関ピーク
のタイミングを判定して符号タイミングを推定する。
【0051】この操作の詳細を図7を用いて説明する。
【0052】ここでは、拡散符号系列を4つの部分系列
に分割した場合の例であるが、部分系列の数は4以外で
あっても同様の効果を得ることができる。
【0053】各マッチドフィルタ( MF1,MF2,M
F3,MF4) 63-1〜63-4は、異なる部分系列を持
つことから、受信信号が入力されると、それぞれ異なる
タイミングで、拡散系列の一部分に対する逆拡散結果を
パラレルに出力する。これらマッチドフィルタ63-1〜
63-4の出力は、信号電力積分器64-1〜64-4でパラ
レルに電力積分され、それぞれの部分系列のタイミング
に相当するメモリ66の領域に格納される。したがっ
て、この例では、図7(b)に示すように、4つの異な
るメモリ領域に各マッチドフィルタ63-1〜63-4に対
応する信号電力積分値が格納される。
【0054】この処理を行うことで、拡散符号系列の1
/4周期の時間で1周期分の相関処理を行うことと同等
の処理を実現することができるため、特に符号の繰り返
し周期の長い拡散信号の場合に、演算にかかる時間を短
縮することができる。
【0055】次に、本発明の第5の実施形態について説
明する。
【0056】図8はこの第5の実施形態の符号同期捕捉
回路の構成を示す図である。
【0057】同図に示すように、この符号同期捕捉回路
は、DS−SS信号を受信するアンテナ70と、RF受
信部71と、AD変換器72と、マッチドフィルタ73
と、マッチドフィルタ73の出力を二乗する二乗器74
と、二乗器74の出力としきい値とを比較する判定する
しきい値判定部75と、しきい値判定の結果を保持する
メモリ76と、メモリ76の保持内容をもとに符号タイ
ミングの推定を行う期間を判定する符号タイミング検出
期間選択部77と、この符号タイミング検出期間判定部
77により判定された期間に絞って相関ピークのタイミ
ングを判定して符号タイミングを推定するピーク判定部
78とを備えて構成されている。
【0058】この符号同期捕捉回路において、アンテナ
70にて受信されたDS−SS信号はRF受信部71に
より周波数変換されてベースバンド信号となり、さらに
AD変換器72にてサンプリングされ、離散的な受信ベ
ースバンド信号となってマッチドフィルタ73に出力さ
れる。マッチドフィルタ73は、AD変換器72より出
力された受信ベースバンド信号を逆拡散して、その結果
を二乗器74に導入する。二乗器74は、マッチドフィ
ルタ73からの出力を二乗してしきい値判定部75に導
入する。しきい値判定部75は、二乗器74を通して得
られた信号電力値と予め設定されたしきい値とを比較
し、その比較結果をもとに次のようにメモリ76の内容
を更新する。
【0059】図9において、Tは拡散符号系列の周期、
Pは拡散符号系列の開始位置、wはTをK分割した個々
の期間を示している。メモリ76には、図10に示すよ
うに、これらK個の各期間wに対応するメモリ領域が確
保されている。
【0060】このメモリ76の更新処理の手順を図11
に示す。まず、ステップ111では、しきい値判定部7
5にて、二乗器74で得られた信号電力値と予め設定さ
れたしきい値との比較を行い、期間w内にしきい値を越
える信号電力値が検出された場合は、その期間wに対応
するメモリ領域にて既に記録されている値に1を加える
(ステップ112)。この動作を拡散符号系列の所定数
(N)の周期T分繰り返す(ステップ113)。ただ
し、このN*T期間内にしきい値を越える信号電力値が
検出されなかった期間wがあれば、その期間wに対応す
るメモリ領域の値を0にクリアする(ステップ11
4)。
【0061】周期T×N分のメモリ更新が完了した後、
符号タイミング検出期間選択部77が個々の期間に対応
する各メモリ領域の値を調べ、その中から値がNのメモ
リ領域を検出し(ステップ115)、このメモリ領域に
対応する期間wを詳細に符号タイミングの推定を行う期
間として選択する(ステップ116)。
【0062】この後、ピーク判定部78は、符号タイミ
ング検出期間選択部77により選択された期間に絞って
相関ピークのタイミングを判定して符号タイミングの推
定を行う。
【0063】以上のような構成とすることで、雑音やフ
ェージング等による瞬時的な相関ピークの発生や減衰の
影響を削減することができ、同期捕捉特性を向上するこ
とができる。
【0064】以上説明した各実施形態はそれぞれ組み合
わせて実現することも可能である。また、上記各実施形
態の受信装置の構成要素は物理的に分離する必要はな
く、単体あるいは複数の信号処理プロセッサ上で実現す
ることも可能である。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、拡
散符号系列1周期分のマッチドフィルタの出力電力値
を、拡散符号系列の周期を2以上の所定数に均等分割し
た期間毎に積分し、この分割期間毎の積分値に基づいて
符号タイミングを判定することによって、使用メモリ
量、演算量をともに従来よりも低減でき、回路構成も簡
略化することができる。
【0066】また、本発明によれば、積分器によって求
められた分割期間毎の積分結果を拡散符号系列の複数周
期にわたり累積加算した結果に基づいて符号タイミング
を判定することによって、フェージング変動による同期
捕捉特性の劣化を改善でき、同期捕捉にかかる時間を削
減できる。
【0067】さらに、本発明によれば、複数のアンテナ
ブランチのマッチドフィルタの出力電力値に対して分割
期間毎に求められた積分値を合成した結果から、符号タ
イミングを判定することによって、前記発明と同様にフ
ェージング変動による同期捕捉特性の劣化を改善でき、
同期捕捉にかかる時間を削減できる。
【0068】さらに、本発明によれば、拡散符号系列か
ら分割されたそれぞれ異なる部分の系列をタップ係数と
して複数のマッチドフィルタを用いて、離散受信信号を
それぞれ逆拡散することで、拡散符号系列の1/n周期
の時間で1周期分の相関処理を行うことができ、演算時
間を短縮することができる。
【0069】また、本発明によれば、マッチドフィルタ
の出力電力値がしきい値を越える分割期間を判定し、こ
の判定結果を所定数の拡散符号系列周期にわたり保持
し、この保持内容に基づき符号タイミングを判定するこ
とによって、前記発明と同様にフェージング変動による
同期捕捉特性の劣化を改善でき、同期捕捉にかかる時間
を削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるスペクトル拡散
信号の符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【図2】図1における信号電力積分器の動作を説明する
ための図である。
【図3】第1の実施形態の符号同期捕捉回路の変形例を
示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態のスペクトル拡散信号
の符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態のスペクトル拡散信号
の符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【図6】本発明の第4の実施形態のスペクトル拡散信号
の符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【図7】第4の実施形態の符号同期捕捉回路の動作を説
明するための図である。
【図8】本発明の第5の実施形態のスペクトル拡散信号
の符号同期捕捉回路の構成を示す図である。
【図9】第5の実施形態の符号同期捕捉回路の動作を説
明するための図である。
【図10】第5の実施形態の符号同期捕捉回路において
各分割期間毎のしきい値比較結果を保持するメモリの構
成を示す図である。
【図11】図10のメモリ更新処理の手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
10,40,50,60,70………アンテナ 11,41,51,61,71………RF受信部 12,42,52,62,72………AD変換器 13,43,53,63,73………マッチドフィルタ 14,44,54,64,74………信号電力積分器 15,45,55,65,75………タイミング生成部 16,46,56,66,76………メモリ 17,47,57,67,78………ピーク判定部 48………加算器 58………スイッチ 74………二乗器 75………しきい値判定部 77………符号タイミング検出期間選択部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−70489(JP,A) 特開 平8−8780(JP,A) 特開 平6−77931(JP,A) 特開 平7−297805(JP,A) 特開 平8−298478(JP,A) 特開 平8−331011(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04J 13/00 - 13/06 H04B 1/69 - 1/713 H04L 7/00 - 7/10

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接拡散スペクトル拡散信号の拡散符号
    の同期捕捉を行う符号同期捕捉回路において、 前記直接拡散スペクトル拡散信号を受信するアンテナ
    と、 前記アンテナにて受信された信号を周波数変換してベー
    スバンド信号を得るRF受信部と、 前記RF受信部にて得られたベースバンド信号をサンプ
    リングして離散的な受信信号を得るAD変換器と、 前記AD変換器にて得られた離散受信信号を拡散符号で
    逆拡散するマッチドフィルタと、 前記マッチドフィルタの出力信号の振幅の2乗値を、拡
    散符号系列の周期を所定数に均等分割した期間毎に積分
    する積分器と、 前記積分器によって求められた分割期間毎の積分結果を
    保持する保持手段と、 前記保持手段の保持内容に基づき符号タイミングを判定
    するピーク判定手段とを具備することを特徴とするスペ
    クトル拡散信号の符号同期捕捉回路。
  2. 【請求項2】 直接拡散スペクトル拡散信号の拡散符号
    の同期捕捉を行う符号同期捕捉回路において、 前記直接拡散スペクトル拡散信号を受信するアンテナ
    と、 前記アンテナにて受信された信号を周波数変換してベー
    スバンド信号を得るRF受信部と、 前記RF受信部にて得られたベースバンド信号をサンプ
    リングして離散的な受信信号を得るAD変換器と、 前記AD変換器にて得られた離散受信信号を拡散符号で
    逆拡散するマッチドフィルタと、 前記マッチドフィルタの出力信号の振幅の2乗値を、拡
    散符号系列の周期を所定数に均等分割した期間毎に積分
    する積分器と、 前記積分器によって求められた分割期間毎の積分結果を
    拡散符号系列の複数周期にわたり累積加算しつつ保持す
    る保持手段と、 前記保持手段の保持内容に基づき符号タイミングを判定
    するピーク判定手段とを具備することを特徴とするスペ
    クトル拡散信号の符号同期捕捉回路。
  3. 【請求項3】 直接拡散スペクトル拡散信号の拡散符号
    の同期捕捉を行う符号同期捕捉回路において、 前記直接スペクトル拡散信号を複数の信号として受信す
    る複数のアンテナと、 前記各アンテナにて受信された信号をそれぞれ周波数変
    換してベースバンド信号を得る複数のRF受信部と、 前記各RF受信部にて得られたベースバンド信号をそれ
    ぞれサンプリングして離散的な受信信号を得る複数のA
    D変換器と、 前記各AD変換器により生成された離散受信信号を拡散
    符号でそれぞれ逆拡散する複数のマッチドフィルタと、 前記各マッチドフィルタの出力信号の振幅の2乗値を、
    拡散符号系列の周期を所定数に均等分割した期間毎にそ
    れぞれ積分する複数の積分器と、 前記各積分器によって求められた分割期間毎の積分結果
    を合成する加算器と、 前記加算器によって求められた分割期間毎の積分結果の
    合成値を保持する保持手段と、 前記保持手段の保持内容に基づき符号タイミングを判定
    するピーク判定手段とを具備することを特徴とするスペ
    クトル拡散信号の符号同期捕捉回路。
  4. 【請求項4】 直接拡散スペクトル拡散信号の拡散符号
    の同期捕捉を行う符号同期捕捉回路において、 前記直接拡散スペクトル拡散信号を受信するアンテナ
    と、 前記アンテナにて受信された信号を周波数変換してベー
    スバンド信号を得るRF受信部と、 前記RF受信部にて得られたベースバンド信号をサンプ
    リングして離散的な受信信号を得るAD変換器と、 前記AD変換器にて得られた離散受信信号を、拡散符号
    系列から分割されたそれぞれ異なる部分の符号系列を用
    いてそれぞれ逆拡散する複数のマッチドフィルタと、 前記各マッチドフィルタの出力信号の振幅の2乗値を、
    拡散符号系列の周期を所定数に均等分割した期間毎にそ
    れぞれ積分する複数の積分器と、 前記各積分器によって求められた分割期間毎の積分結果
    を保持する保持手段と、 前記保持手段の保持内容に基づき符号タイミングを判定
    するピーク判定手段とを具備することを特徴とするスペ
    クトル拡散信号の符号同期捕捉回路。
  5. 【請求項5】 直接拡散スペクトル拡散信号の拡散符号
    の同期捕捉を行う符号同期捕捉回路において、 前記直接拡散スペクトル拡散信号を受信するアンテナ
    と、 前記アンテナにて受信された信号を周波数変換してベー
    スバンド信号を得るRF受信部と、 前記RF受信部より出力されたベースバンド信号をサン
    プリングして離散的な受信信号を得るAD変換器と、 前記AD変換器にて得られた離散受信信号を拡散符号で
    逆拡散するマッチドフィルタと、 前記マッチドフィルタの出力信号の振幅を二乗する二乗
    器と、 拡散符号系列の周期を所定数に均等分割した期間毎に、
    前記二乗器の出力としきい値とを比較して前記二乗器の
    出力が前記しきい値を越える分割期間を判定する判定手
    段と、 前記判定手段の判定結果を2以上の所定数の拡散符号系
    列周期にわたり保持する保持手段と、 前記保持手段の保持内容に基づき符号タイミングを判定
    するピーク判定手段とを具備することを特徴とするスペ
    クトル拡散信号の符号同期捕捉回路。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4記載のいずれかのスペク
    トル拡散信号の符号同期捕捉回路において、 前記ピーク判定手段は、前記保持手段に保持された分割
    期間毎の積分結果の値が最も大きい分割期間に対応する
    符号タイミングを選択することを特徴とするスペクトル
    拡散信号の符号同期捕捉回路。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4記載のいずれかのスペク
    トル拡散信号の符号同期捕捉回路において、 前記ピーク判定手段は、前記保持手段に保持された分割
    期間毎の積分結果の値が、予め設定されたしきい値を越
    える分割期間に対応する符号タイミングを侯補として選
    択することを特徴とするスペクトル拡散信号の符号同期
    捕捉回路。
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