JP3420566B2 - V型多気筒エンジン - Google Patents

V型多気筒エンジン

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JP3420566B2
JP3420566B2 JP2000369033A JP2000369033A JP3420566B2 JP 3420566 B2 JP3420566 B2 JP 3420566B2 JP 2000369033 A JP2000369033 A JP 2000369033A JP 2000369033 A JP2000369033 A JP 2000369033A JP 3420566 B2 JP3420566 B2 JP 3420566B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、V字形に配置され
る一対のシリンダバレルを有するエンジンブロックに設
けられる複数のジャーナル壁と、それらのジャーナル壁
にそれぞれ締結されるベアリングキャップとでクランク
シャフトが回転自在に支承され、クランクシャフトの軸
線方向に沿う両端側のジャーナル壁の一部で、第1およ
び第2シリンダバレル側に配置されるブリーザ通路の一
部が1つずつ形成されるV型多気筒エンジンの改良に関
する。 【0002】 【従来の技術】従来、かかるV型多気筒エンジンは、た
とえば特許第2741492号公報等により既に知られ
ており、このV型多気筒エンジンでは、第1シリンダバ
レルの各シリンダボアが第2シリンダバレルのシリンダ
ボアに対してクランクシャフトの軸線に沿う一方側にオ
フセットさせていることに起因して、クランクシャフト
の軸線方向他方側で第1シリンダバレルに第1ブリーザ
通路を配置するためのスペースを確保し、クランクシャ
フトの軸線方向一方側で第2シリンダバレルに第2ブリ
ーザ通路を配置するためのスペースを確保している。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジンブ
ロックが備える各ジャーナル壁の下端は、エンジンのコ
ンパクト化を図るためにオイルパン内の油面に極力近接
するように設定されるのであるが、各シリンダボア内に
摺動可能に嵌合されるピストンの往復動による圧力変動
が前記油面に作用してオイルを飛散させると、大量に生
じたオイルミストがブリーザガス中に含まれることにな
る。そこで油面のばたつきが生じないようにしてオイル
ミストの飛散防止を図る必要があり、実公平1−137
64号公報で開示された直列多気筒エンジンでは、クラ
ンクシャフトと平行な貫通孔をジャーナル壁に設けるこ
とで、ピストン運動の位相が異なるシリンダボア同士を
連通させ、油面をばたつかせるような圧力変動が各シリ
ンダボアに対応する部分で生じることがないようにして
いる。 【0004】そこでV型多気筒エンジンのジャーナル壁
にも、上記実公平1−13764号公報のような貫通孔
を設ければよいのであるが、そのような貫通孔は、エン
ジンブロック素材を鋳造成形後の穿孔工具を用いた穿孔
加工によらねばならない。しかるに、V型多気筒エンジ
ンにおけるエンジンブロックが備えるジャーナル壁のう
ちクランクシャフトの軸線に沿う両端のジャーナル壁の
一部で、上述のようにブリーザ通路が形成されるもので
あり、上記貫通孔の配置によってはブリーザ通路の配置
上の自由度が狭められることになる。 【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、ブリーザ通路の配置上の自由度を充分に確保
しつつ、油面のばたつきによるオイルミストの飛散を防
止するための貫通孔をジャーナル壁に穿孔加工可能とし
たV型多気筒エンジンを提供することを目的とする。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、複数ずつのシリンダボアをそれぞれ有し
てV字形に配置される第1および第2シリンダバレル
が、第1シリンダバレルの各シリンダボアを第2シリン
ダバレルのシリンダボアに対してクランクシャフトの軸
線に沿う一方側にオフセットさせてエンジンブロックに
一体に設けられ、前記クランクシャフトの軸線方向に間
隔をあけて前記エンジンブロックに設けられる複数のジ
ャーナル壁と、それらの各ジャーナル壁にそれぞれ締結
されるベアリングキャップとで前記クランクシャフトが
回転自在に支承され、クランクシャフトの軸線方向に沿
う他方側のジャーナル壁のうち第1シリンダバレル側外
面の一部で第1ブリーザ通路の一部が構成され、クラン
クシャフトの軸線方向に沿う一方側のジャーナル壁のう
ち第2シリンダバレル側外面の一部で第2ブリーザ通路
の一部が構成されるV型多気筒エンジンにおいて、前記
各ジャーナル壁のうち第1ブリーザ通路の一部が外面で
形成されるジャーナル壁を除くジャーナル壁の第1シリ
ンダバレル側上部には、クランクシャフトと平行な第1
貫通孔が同軸にそれぞれ設けられ、前記各ジャーナル壁
のうち第2ブリーザ通路の一部が外面で形成されるジャ
ーナル壁を除くジャーナル壁の第2シリンダバレル側上
部には、クランクシャフトと平行な第2貫通孔が同軸に
それぞれ設けられることを特徴とする。 【0007】このような構成によれば、第1貫通孔は、
第1ブリーザ通路の一部が外面で形成されるジャーナル
壁を除く他のジャーナル壁の第1シリンダバレル側上部
に同軸に設けられるものであり、第1ブリーザ通路と第
1貫通孔が干渉する可能性は全くなく、また第2貫通孔
は、第2ブリーザ通路の一部が外面で形成されるジャー
ナル壁を除く他のジャーナル壁の第2シリンダバレル側
上部に同軸に設けられるものであり、第2ブリーザ通路
と第2貫通孔が干渉する可能性は全くないので、第1お
よび第2ブリーザ通路への各貫通孔の開口部を塞ぐ盲栓
を不要としつつ、第1および第2ブリーザ通路の配置上
の自由度を充分に確保して、油面のばたつきによるオイ
ルミストの飛散を防止するための第1および第2貫通孔
をジャーナル壁に穿孔加工することができる。しかも第
1および第2ブリーザ通路が形成されるジャーナル壁を
除くジャーナル壁には2つの貫通孔が設けられることに
なり、単一の貫通孔が設けられる場合の貫通孔の直径よ
りも小径とすることができるので、貫通孔が設けられる
ことによるジャーナル壁の剛性低下を抑制することがで
きる。 【0008】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付図面に示した本発明の一実施例に基づいて説明する。 【0009】図1〜図9は本発明の一実施例を示すもの
であり、図1はエンジンブロックおよびオイルパンの縦
断面図、図2は図1の2矢視平面図、図3はエンジンブ
ロックを図2の3矢視方向から見た図、図4はエンジン
ブロックを図2の4矢視方向から見た図、図5は図2の
5−5線断面図、図6は図3の6−6線断面図、図7は
エンジンブロック側から見たポンプボディの正面図、図
8は図7の8−8線に沿うエンジンブロックおよびポン
プボディの断面図、図9は図7の9−9線に沿うエンジ
ンブロックおよびポンプボディの断面図である。 【0010】先ず図1〜図5において、たとえばV型6
気筒エンジンのエンジンブロック15は、クランクケー
ス部16と、該クランクケース部16からV字形をなし
て上方に延びる一対の第1および第2シリンダバレル1
7A,17Bとを有し、両シリンダバレル17A,17
Bの上部に図示しないシリンダヘッドがそれぞれ結合さ
れる。 【0011】第1および第2シリンダバレル17A,1
7Bには、直列に並ぶ複数(この実施例では3つ)のシ
リンダボア18…がそれぞれ設けられており、これらの
シリンダボア18…内にピストン(図示せず)がそれぞ
れ摺動自在に嵌合される。またクランクケース部16に
は、各シリンダボア18…の配列方向に沿って複数(こ
の実施例では4つ)のジャーナル壁19A,19B,1
9C,19Dが隔設されており、各ジャーナル壁19A
〜19Dの下面にそれぞれ固着されるベアリングキャッ
プ20…と、前記各ジャーナル壁19A〜19Dとによ
りクランクシャフト21が回転自在に支承され、該クラ
ンクシャフト21のクランクピン21a…と、前記各ピ
ストンとはコンロッド22…を介して連結される。 【0012】クランクシャフト21の軸方向一方側でエ
ンジンブロック15におけるクランクケース部16の側
壁外面すなわちジャーナル壁19Aの外面には、クラン
クシャフト21で駆動されるオイルポンプ24が配設さ
れる。該オイルポンプ24は、ポンプケース25内に、
クランクシャフト21に固定される内側ロータ33と、
該内側ロータ33に噛合する外側ロータ34とが相互に
偏心した位置で回転自在に収納、配置されて成るトロコ
イドポンプである。 【0013】前記ポンプケース25は、前記ジャーナル
壁19Aの外面に締結されるポンプボディ28の背面側
に設けられたポンプケース部26と、該ポンプケース部
26に結合されるケース部材27とで構成されるもので
あり、ケース部材27がポンプケース部26の背面側す
なわちエンジンブロック15側に取付けられた状態で、
ポンプボディ28がエンジンブロック15に結合され
る。 【0014】一方、クランクシャフト21の軸方向に沿
う他方側でエンジンブロック15におけるクランクケー
ス部16の側壁外面すなわちジャーナル壁19Dの外面
には、クランクシャフト21の他端を液密に且つ回転可
能に貫通せしめるカバー29が締結される。 【0015】エンジンブロック15におけるクランクケ
ース部16の下部、ポンプボディ28の下部およびカバ
ー29の下部にはオイルパン30が結合されており、こ
のオイルパン30内には、オイルポンプ24に接続され
るオイルストレーナ31が収納配置されるとともに、オ
イルパン30内のオイルの波立ちを抑制すべく各ベアリ
ングキャップ20…の下方に配置されてシリンダブロッ
ク15に固定されるバッフル板32が収納される。 【0016】前記オイルポンプ24にその外方側で近接
した位置には、第1および第2シリンダバレル17A,
17Bにそれぞれ配設される動弁装置(図示せず)にク
ランクシャフト21の駆動力を1/2に減速して伝達す
るための巻掛伝動系35が配設されており、この巻掛伝
動系35は、オイルポンプ24のポンプケース25から
突出したクランクシャフト21の端部に固定される駆動
プーリ36と、各動弁装置側の被動プーリと、駆動プー
リ36および各被動プーリに巻掛けられる無端状のタイ
ミングベルト37とを備え、駆動プーリ36は、ポンプ
ケース25をクランクケース部16との間に挟む位置で
クランクシャフト21に固定されることになる。 【0017】タイミングベルト37の中間部は、クラン
クケース部16の上部に配設されたウォータポンプ38
が備える入力プーリ39に巻掛けられる。該ウォータポ
ンプ38のポンプケース40は、クランクケース部16
の一部であるケース部41と、該ケース部41に締結さ
れるケース主体42とで構成されており、入力プーリ3
9に同軸にかつ相対回転不能に連結される回転軸43が
ケース主体42で液密にかつ回転自在に支承されてお
り、ポンプケース40内で回転軸43にブレード44が
固定される。 【0018】巻掛伝動系35はカバー45で覆われてお
り、クランクシャフト21はカバー45からさらに突出
される。而してクランクシャフト21のカバー45から
の突出端部には、たとえば図示しないACジェネレータ
や空気調和装置用コンプレッサを駆動するための駆動プ
ーリ46と、たとえば図示しないパワーステアリング用
油圧ポンプを駆動するための駆動プーリ47とを有する
回転輪48が固着される。 【0019】図6を併せて参照して、エンジンブロック
15の第1シリンダバレル17Aに設けられるシリンダ
ボア18…は、第2シリンダバレル17Bに設けられる
シリンダボア18…に対して、クランクシャフト21の
軸線に沿う一方(図6の下方)にオフセット量dだけず
れて配置される。このような第1および第2シリンダバ
レル17A,17Bにおけるシリンダボア18…のオフ
セットにより、第2シリンダバレル17Bにおいてクラ
ンクシャフト21の軸方向一方側には厚肉部23Bが形
成され、第1シリンダバレル17Aにおいてクランクシ
ャフト21の軸方向他方側には厚肉部23Aが形成され
ることになる。 【0020】それらの厚肉部23A,23Bには、第1
および第2上部ブリーザ通路49A,49Bが上下に延
びて設けられており、これらの上部ブリーザ通路49
A,49Bの下端は第1および第2下部ブリーザ通路5
0A,50Bの上端に連通される。 【0021】図4に注目して、エンジンブロック15の
クランクケース部16におけるジャーナル壁19Dの外
面には、該ジャーナル壁19Dに締結されるカバー29
と共働して第1下部ブリーザ通路50Aを形成するため
の凹部51が設けられており、第1下部ブリーザ通路5
0Aの下端は、エンジンブロック15内に形成されるク
ランク室53内に開口される。 【0022】また図3に注目して、エンジンブロック1
5のクランクケース部16におけるジャーナル壁19A
の外面には、該ジャーナル壁19Aに締結されるポンプ
ボディ28と共働して第2下部ブリーザ通路50Bを形
成するための凹部52が設けられており、第2下部ブリ
ーザ通路50Bの下端は、前記クランク室53内に開口
される。 【0023】ところで、第1および第2上部ブリーザ通
路49A,49Bは、シリンダブロック15の鋳造時に
は、袋穴状に閉じた下端を前記凹部51,52の上部に
配置するようにして形成されるのであるが、図4および
図6の鎖線54Aで示す穿孔工具ならびに図3および図
6の鎖線54Bで示す穿孔工具を用いた穿孔加工によ
り、袋穴状であった第1および第2上部ブリーザ通路4
9A,49Bの下端が開口され、第1および第2上部ブ
リーザ通路49A,49Bの下端が凹部51,52すな
わち第1および第2下部ブリーザ通路50A,50Bの
上部に連通することになる。 【0024】すなわち第1および第2上部ブリーザ通路
49A,49Bの下端が開口するようにシリンダブロッ
ク15を鋳造成形することで成形型が複雑になることを
回避しつつ、一回の穿孔加工により、第1および第2上
部ブリーザ通路49A,49Bの下端を、第1および第
2下部ブリーザ通路50A,50Bの上部に連通するよ
うに開口させることが可能となる。 【0025】第1および第2シリンダバレル17A,1
7Bでの各シリンダボア18…の相互間隔は、エンジン
をコンパクト化するために小さく設定されている。この
ため、エンジンブロック15が備えるジャーナル壁19
A〜19Dの両側の一部は、両シリンダバレル17A,
17Bが備えるシリンダボア18…に重なる位置に配置
せざるを得ず、シリンダボア18…に摺動可能に嵌合さ
れるピストンとの干渉を回避するために、各ジャーナル
壁19A〜19Dのうち第1シリンダバレル17Aのシ
リンダボア18…に一部が重なるジャーナル壁19A〜
19Cの上部にはクランクシャフト21の軸線方向他方
側(図6の上方側)に臨む第1凹部55…が第1シリン
ダバレル17Aのシリンダボア18に対応してそれぞれ
設けられ、また各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第
2シリンダバレル17Bのシリンダボア18…に一部が
重なるジャーナル壁19B〜19Dの上部にはクランク
シャフト21の軸線方向一方側(図6の下方側)に臨む
第2凹部56…が第2シリンダバレル17Bのシリンダ
ボア18…に対応してそれぞれ設けられる。 【0026】各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第1
下部ブリーザ通路50Aの一部が外面で形成されるジャ
ーナル壁19Dを除くジャーナル壁19A〜19Cの第
1シリンダバレル17A側上部には、クランクシャフト
21と平行にして第1凹部55…を横切る第1貫通孔5
7…が、クランクシャフト21の軸方向一方側からのク
ランクシャフト21と平行な方向での穿孔工具59Aを
用いた穿孔加工によって同軸にそれぞれ設けられ、前記
各ジャーナル壁19A〜19Dのうち第2下部ブリーザ
通路50Bの一部が外面で形成されるジャーナル壁19
Aを除くジャーナル壁19B〜19Dの第2シリンダバ
レル17B側上部には、クランクシャフト21と平行に
して第2凹部56…を横切る第2貫通孔58…が、クラ
ンクシ4フト21の軸方向他方側からのクランクシャフ
ト21と平行な方向での穿孔工具59Bを用いた穿孔加
工によって同軸にそれぞれ設けられる。 【0027】図7を併せて参照して、ポンプボディ28
のエンジンブロック15側の面には、オイルポンプ24
から吐出されたオイルが導かれる凹部61が設けられて
おり、エンジンブロック15のクランクケース部16に
は、ジャーナル壁19B〜19Dのクランクシャフト2
1との摺動部にオイルを供給し得るメインギャラリー6
2と、ジャーナル壁19Aのクランクシャフト21との
摺動部にオイルを導く油路63とが、ポンプボディ28
のクランクケース部16への締結によって前記凹部61
に通じるようにして設けられる。 【0028】またポンプボディ28には、前記オイルポ
ンプ24から吐出されたオイルの油圧を制御する油圧制
御弁(図示せず)が、第1および第2シリンダバレル1
7A,17Bにそれぞれ配設される動弁装置が備える油
圧式弁作動特性変更機構(図示せず)の油圧を制御する
ために取付けられており、該油圧制御弁から出力される
オイルが導かれる凹部64が、ポンプボディ28のエン
ジンブロック15側の面に設けられる。一方、エンジン
ブロック15のクランクケース部16には、ポンプボデ
ィ28のクランクケース部16への締結によって前記凹
部64に通じる油路65が設けられる。 【0029】メインギャラリー62のポンプボディ28
側の開口端部には、円筒状の仕切り部材66がその両端
部とメインギャラリー62との間を液密にシールしつつ
嵌入、固定され、該仕切り部材66の外周およびクラン
クケース部16間には、メインギャラリー62とは隔絶
した環状室67が形成される。 【0030】前記油路65は環状室67に連通してお
り、第1および第2シリンダバレル17A,17Bの動
弁装置が備える油圧式弁作動特性変更機構には、前記環
状室67に通じてエンジンブロック15に設けられる一
対の制御油圧路68…により、制御油圧が導かれること
になる。 【0031】さらにポンプボディ28のエンジンブロッ
ク15側の面には、油圧制御弁から排出されるドレンオ
イルが導かれる凹部69が設けられ、エンジンブロック
15のクランクケース部16には、ポンプボディ28の
クランクケース部16への締結によって前記凹部69に
通じる排出油路70が設けられ、該排出油路70の下端
はオイルパン30に開口される。 【0032】図8および図9を併せて参照して、エンジ
ンブロック15のクランクケース部16においてクラン
クシャフト21の軸方向一方側の端壁外面すなわちジャ
ーナル壁19Aの外面には、ポンプボディ28を結合さ
せるための平坦な合わせ面15aが設けられており、ポ
ンプボディ28のエンジンブロック15側の面には、前
記合わせ面15aにほぼ対応した形状の平坦な合わせ面
28aが設けられる。而してエンジンブロック15側の
合わせ面15aには相互間に間隔をあけた複数の有底の
ねじ孔72,72…が設けられ、それらのねじ孔72,
72…に螺合するボルト(図示せず)を挿通するための
挿通孔73,73…がポンプボディ28に設けられる。 【0033】エンジンブロック15の合わせ面15a
は、第1および第2シリンダバレル17A,17B間の
中央部に対応する部分で比較的広いスペースを占める接
続部15a′を有しており、前記メインギャラリー6
2、油路63,65および排出油路70は、その接続部
15a′に開口するように配設される。而して、第1シ
リンダバレル17A側でジャーナル壁19A〜19Cの
上部に設けられる第1貫通孔57…は、前記接続部15
a′を避けて配置されている。このため、第2シリンダ
バレル17B側でジャーナル壁19B〜19Dの上部に
設けられる第2貫通孔58…が、図5で示すように第2
シリンダバレル17Bが備えるシリンダボア18…の軸
線C2上に軸線を配置するものであるのに対し、第1貫
通孔57…の軸線は、前記接続部15a′を避けるため
に第1シリンダバレル17Aが備えるシリンダボア18
…の軸線C1からずれた位置に配置される。 【0034】ベアリングキャップ20…をジャーナル壁
19A〜19Cの下部に締結するボルトをそれぞれねじ
込むために、ジャーナル壁19A〜19Cにはねじ孔7
1A,71Bが一対ずつ設けられているが、上述のよう
に第1貫通孔57…が前記軸線C1からずれた位置に配
置されることにより、この実施例では、第2貫通孔58
…側のねじ孔71Bが内端を閉じた有底孔として形成さ
れるのに対し、第1貫通孔57…側のねじ孔71Aは第
1貫通孔57…に内端を開口した貫通孔として形成され
ており、ねじ孔71Aの穿孔加工時に生じる切粉の取出
しが容易となる。なお第2貫通孔58…も、その軸線を
第2シリンダバレル17Bが備えるシリンダボア18…
の軸線C2上に配置しなければならない理由はなく、第
1貫通孔57…と同様に、ねじ孔71Bの内端を第2貫
通孔58…に開口させるようにして、第2シリンダバレ
ル17Bが備えるシリンダボア18…の軸線C2からず
れた位置に第2貫通孔58…の軸線を配置するようにし
てもよい。 【0035】シリンダブロック15およびポンプボディ
28は、それらの合わせ面15a,28a間に液状シー
ラント74を介在させて締結されるものであり、両合わ
せ面15a,28aの内周側には、両合わせ面15a,
28aからはみ出した液状シーラント74を溜める溜ま
り部75が形成される。 【0036】この溜まり部75を形成するために、シリ
ンダブロック15における合わせ面15aの一部の内周
側に第1面取り部76が設けられ、その第1面取り部7
6の両端に一部を重ねるようにしてポンプボディ28に
おける合わせ面28aの一部の内周に第2面取り部77
が設けられる。 【0037】シリンダブロック15の合わせ面15aに
第1面取り部77が設けられるのは、シリンダブロック
15およびポンプボディ28を締結する複数箇所のうち
周方向に隣接した一対の締結箇所間に対応する設定区間
Wであり、この設定区間Wは、エンジンブロック15お
よびポンプボディ28の合わせ面15a,28aが、ジ
ャーナル壁19Aに第1貫通孔57を穿設したことに起
因して第1貫通孔57を挟む一対の締結箇所を結ぶ直線
78から外側方にずれる方向に、シリンダブロック15
の合わせ面15aが彎曲した形状の区間として定められ
ている。 【0038】すなわち溜まり部75を形成するために、
基本的にはポンプボディ28における合わせ面28aの
内周に第2面取り部77が設けられるのであるが、シリ
ンダブロック15の合わせ面15aの一部が上述のよう
に外方に彎曲した形状となる部分では、ポンプボディ2
8側の剛性が多少弱くなり、液状シーラント74による
シール性能の低下を招く可能性があるので、上記設定区
間Wでは、ポンプボディ28よりも剛性の高いシリンダ
ブロック15側に第1面取り部76が設けられ、設定区
間Wの両側でポンプボディ28側に第2面取り部77が
設けられることになる。しかもシリンダブロック15側
の第1面取り部76の両端に、ポンプボディ28側の第
2面取り部77の一部が重ねるようにして配置されてお
り、溜まり部75は、前記設定区間Wの両端部で折れ曲
がるように形成されることになる。 【0039】また設定区間Wのポンプボディ28には、
該ポンプボディ28の合わせ面28aに連なる平坦な補
強壁部79が、一対の締結箇所を結ぶ前記直線78を超
える内方位置まで延びるようにして一体に形成される。 【0040】次にこの実施例の作用について説明する
と、クランクシャフト21の上半部を支承するようにし
てエンジンブロック15に設けられたジャーナル壁19
A〜19Dのうちジャーナル壁19B,19Cには、第
1シリンダバレル17Aにおける各シリンダボア18…
相互を連通させる第1貫通孔57…と、第2シリンダバ
レル17Bにおける各シリンダボア18…相互を連通さ
せる第2貫通孔58…とが設けられている。したがって
V型多気筒エンジンのコンパクト化を図るためにオイル
パン30内の油面に各ジャーナル壁19A〜19Dの下
端を極力近接するように設定されていても、各シリンダ
ボア18…内に摺動可能に嵌合されるピストンの往復動
によっても各シリンダボア18…に対応する部分での油
面の上方で大きな圧力変動が生じることが防止される。
これによりクランク室53内でのオイルの飛散によるオ
イルミストの発生を極力抑え、ブリーザガス中に大量の
オイルミストが含まれないようにすることができる。 【0041】しかるに、各ジャーナル壁19A〜19D
のうち第2シリンダバレル17Bのシリンダボア18…
に一部が重なるジャーナル壁19B〜19Dの上部には
クランクシャフト21の軸線方向一方側に臨む第2凹部
56…が第2シリンダバレル17Bのシリンダボア18
…に対応してそれぞれ設けられ、各ジャーナル壁19A
〜19Dのうち第1シリンダバレル17Aのシリンダボ
ア18…に一部が重なるジャーナル壁19A〜19Cの
上部にはクランクシャフト21の軸線方向他方側に臨む
第1凹部55…が第1シリンダバレル17Aのシリンダ
ボア18…に対応してそれぞれ設けられ、それらの第1
および第2凹部55…,56…により、ピストンとの干
渉を回避することを可能としている。すなわちエンジン
をコンパクト化するために各シリンダバレル17A,1
7Bでのシリンダボア18…相互の間隔を小さく設定し
ていても、前記第1および第2凹部55…,56…の存
在により各ジャーナル壁19A〜19Dとピストンとの
干渉が生じないようにしている。 【0042】このようなジャーナル壁19A〜19Dを
有するシリンダブロック15に、第1凹部55…を横切
る第1貫通孔57…ならびに第2凹部56…を横切る第
2貫通孔58…を穿孔加工する際に、穿孔工具が前記第
1および第2凹部56…,57…の端縁に当たる方向で
進行すると、穿孔工具が凹部の端縁でガイドされること
で進行方向が曲がってしまい、穿孔加工精度の低下を招
いたり、穿孔加工が不安定になったりする可能性があ
る。 【0043】しかるにクランクシャフト21の軸方向他
方側に臨む第1凹部55…が設けられるジャーナル壁1
9A〜19Cの第1シリンダバレル17A側上部には、
クランクシャフト21の軸方向一方側からのクランクシ
ャフト21と平行な方向での穿孔工具59Aを用いた穿
孔加工により第1貫通孔57…が同軸にそれぞれ設けら
れ、クランクシャフト21の軸方向一方側に臨む第2凹
部56…が設けられるジャーナル壁19B〜19Dの第
2シリンダバレル17B側上部には、クランクシャフト
21の軸方向他方側からのクランクシャフト21と平行
な方向での穿孔工具59Bを用いた穿孔加工により第2
貫通孔58…が同軸にそれぞれ設けられる。 【0044】したがって穿孔工具59A,59Bによる
第1および第2貫通孔57…,58…の穿孔加時には、
各凹部55…,56…が設けられている側と反対側から
各ジャーナル壁19A〜19Dに穿孔工具59A,59
Bが接触することになり、ジャーナル壁19A〜19D
が備える第1および第2凹部55…,56…の端縁に穿
孔工具59A,59Bが接触することはないので、穿孔
工具59A,59Bが各55…,56…の端縁でガイド
されて進行方向が曲がってしまうことはなく、穿孔加工
精度の向上を図るとともに穿孔加工の安定化を図ること
ができる。 【0045】またクランクシャフト21の軸線方向に沿
う一方側のジャーナル壁19Aのうち第2シリンダバレ
ル17B側外面の一部で第2下部ブリーザ通路50Bの
一部が構成され、クランクシャフト21の軸線方向に沿
う他方側のジャーナル壁19Dのうち第1シリンダバレ
ル17A側外面の一部で第1下部ブリーザ通路50Aの
一部が構成されるのであるが、上述のように、第1下部
ブリーザ通路50Aの一部が外面で形成されるジャーナ
ル壁19Dを除くジャーナル壁19A〜19Dの第1シ
リンダバレル17A側上部に第1貫通孔57…が同軸に
それぞれ設けられ、第2下部ブリーザ通路50Bの一部
が外面で形成されるジャーナル壁19Aを除くジャーナ
ル壁19B〜19Dの第2シリンダバレル17B側上部
に、第2貫通孔58…が同軸にそれぞれ設けられる。 【0046】したがって第1下部ブリーザ通路50Aと
第1貫通孔57…が干渉する可能性は全くなく、また第
2下部ブリーザ通路50Bと第2貫通孔58…が干渉す
る可能性も全くないので、第1および第2下部ブリーザ
通路50A,50Bへの各貫通孔57,58の開口部を
塞ぐ盲栓を不要としつつ、第1および第2下部ブリーザ
通路50A,50Bの配置上の自由度を充分に確保し
て、第1および第2貫通孔57…,58…をジャーナル
壁19A〜19C,19B〜19Dに穿孔加工すること
ができる。 【0047】しかも第1および第2下部ブリーザ通路5
0A,50Bが形成されるジャーナル壁19D,19A
を除くジャーナル壁19B,19Cには2つの貫通孔5
7,58がそれぞれ設けられることになり、単一の貫通
孔が設けられる場合の貫通孔の直径よりも小径とするこ
とができるので、第1および第2貫通孔57,58が設
けられることによるジャーナル壁19B,19Cの剛性
低下を抑制することができる。 【0048】クランクシャフト21の軸線方向一方側で
エンジンブロック15には、ポンプボディ28が、エン
ジンブロック15の合わせ面15aとポンプボディ28
の合わせ面28aとの間に液状シーラント74を介在さ
せて複数箇所で締結されており、それらの合わせ面15
a,28aの内周側には、両合わせ面15a,28aか
らはみ出した液状シーラント74を溜める溜まり部75
が形成される。しかもエンジンブロック15およびポン
プボディ28を締結する複数箇所のうち周方向に隣接し
た一対の締結箇所間に対応する設定区間Wでは、エンジ
ンブロック15の合わせ面15aの内周側に、溜まり部
75の一部をポンプボディ28の合わせ面28aとの間
に形成する第1面取り部76が設けられており、前記設
定区間Wの両側でポンプボディ28の合わせ面28aの
内周に、溜まり部75の他の一部をエンジンブロック1
5の合わせ面15aとの間に形成する第2面取り部77
が設けられる。 【0049】すなわちエンジンブロック15およびポン
プボディ28の面取り部76,77を交互に配置して溜
まり部75を形成するので、相互に締結される二部材の
一方で一部の剛性が弱かったり、面取り部の全周にわた
る加工が困難である等の原因によって両部材のいずれに
も全周にわたる面取り部を設けることが困難である場合
にも、エンジンブロック15およびポンプボディ28の
合わせ面15a,28aの内周側全周に溜まり部75を
形成することができる。 【0050】特に面取り部を全周にわたって加工するの
は面倒であり、また鋳造時の型構成が面取り部に起因し
て複雑になることは避けたいエンジンブロック15側で
は局部的に第1面取り部76を設けるようにし、エンジ
ンブロック15に比べると小さく、しかも面取り部を設
けるための加工も容易であるポンプボディ28の剛性の
弱い部分だけ面取り部を設けないようにしているので、
面取り部76,77の加工を容易としつつ全周にわたる
合わせ面15a28aの剛性を高く維持し、エンジンブ
ロック15およびポンプボディ28間で充分なシール性
能を得ることができる。 【0051】またエンジンブロック15側の第1面取り
部76の周方向両端部に一部を重ねるようにして、ポン
プボディ28の合わせ面28aの内周に第2面取り部7
7が設けられるので、溜まり部75は、設定区間Wの両
端部で折れ曲がるように形成されることになる。このた
め液状シーラント74を挟んでエンジンブロック15お
よびポンプボディ28を締結する際に、液状シーラント
74が固化して落ちつくまでの間に該液状シーラント7
4が溜まり部75を周方向に流れることを前記設定区間
Wの両端部の折れ曲がり部で極力阻止することが可能で
あり、液状シーラント74が落ちつくまでの間のエンジ
ンブロック15およびポンプボディ28の姿勢の自由度
を高くして、エンジンブロック15およびポンプボディ
28を締結する作業の作業性を向上することができる。 【0052】さらに前記設定区間Wは、エンジンブロッ
ク15およびポンプボディ28の合わせ面15a,28
aが、一対の締結箇所を結ぶ直線78から側方にずれる
方向に彎曲した形状の区間として定められており、エン
ジンブロック15およびポンプボディ28を締結する締
結箇所から離隔した位置に合わせ面15a,28aが配
置されていることに起因して、ポンプボディ28の一部
の合わせ面28aの剛性が弱くなったとしても、エンジ
ンブロック15側の第1面取り部76で溜まり部75の
一部を構成して充分なシール性能を得ることができる。 【0053】しかも設定区間Wのポンプボディ28に
は、該ポンプボディ28の合わせ面28aに連なる平坦
な補強壁部79が前記直線78を超える位置まで延びて
一体に形成されるので、ポンプボディ28の一部の合わ
せ面28aの剛性が弱くなることを極力防止し、より一
層充分なシール性能を得ることができる。 【0054】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。 【0055】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、第1およ
び第2ブリーザ通路への各貫通孔の開口部を塞ぐ盲栓を
不要としつつ、第1および第2ブリーザ通路の配置上の
自由度を充分に確保して、油面のばたつきによるオイル
ミストの飛散を防止するための第1および第2貫通孔を
ジャーナル壁に穿孔加工することができる。しかも貫通
孔が設けられることによるジャーナル壁の剛性低下を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】エンジンブロックおよびオイルパンの縦断面図
である。 【図2】図1の2矢視平面図である。 【図3】エンジンブロックを図2の3矢視方向から見た
図である。 【図4】エンジンブロックを図2の4矢視方向から見た
図である。 【図5】図2の5−5線断面図である。 【図6】図3の6−6線断面図である。 【図7】エンジンブロック側から見たポンプボディの正
面図である。 【図8】図7の8−8線に沿うエンジンブロックおよび
ポンプボディの断面図である。 【図9】図7の9−9線に沿うエンジンブロックおよび
ポンプボディの断面図である。 【符号の説明】 15・・・エンジンブロック 17A・・・第1シリンダバレル 17B・・・第2シリンダバレル 18・・・シリンダボア 19A〜19D・・・ジャーナル壁 20・・・ベアリングキャップ 21・・・クランクシャフト 50A・・・第1ブリーザ通路 50B・・・第2ブリーザ通路 57・・・第1貫通孔 58・・・第2貫通孔

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 複数ずつのシリンダボア(18)をそれ
    ぞれ有してV字形に配置される第1および第2シリンダ
    バレル(17A,17B)が、第1シリンダバレル(1
    7A)の各シリンダボア(18)を第2シリンダバレル
    (17B)のシリンダボア(18)に対してクランクシ
    ャフト(21)の軸線に沿う一方側にオフセットさせて
    エンジンブロック(15)に一体に設けられ、前記クラ
    ンクシャフト(21)の軸線方向に間隔をあけて前記エ
    ンジンブロック(15)に設けられる複数のジャーナル
    壁(19A〜19D)と、それらの各ジャーナル壁(1
    9A〜19D)にそれぞれ締結されるベアリングキャッ
    プ(20)とで前記クランクシャフト(21)が回転自
    在に支承され、クランクシャフト(21)の軸線方向に
    沿う他方側のジャーナル壁(19D)のうち第1シリン
    ダバレル(17A)側外面の一部で第1ブリーザ通路
    (50A)の一部が構成され、クランクシャフト(2
    1)の軸線方向に沿う一方側のジャーナル壁(19A)
    のうち第2シリンダバレル(17B)側外面の一部で第
    2ブリーザ通路(50B)の一部が構成されるV型多気
    筒エンジンにおいて、前記各ジャーナル壁(19A〜1
    9D)のうち第1ブリーザ通路(50A)の一部が外面
    で形成されるジャーナル壁(19D)を除くジャーナル
    壁(19A〜19C)の第1シリンダバレル(17A)
    側上部には、クランクシャフト(21)と平行な第1貫
    通孔(57)が同軸にそれぞれ設けられ、前記各ジャー
    ナル壁(19A〜19D)のうち第2ブリーザ通路(5
    0B)の一部が外面で形成されるジャーナル壁(19
    A)を除くジャーナル壁(19B〜19D)の第2シリ
    ンダバレル(17B)側上部には、クランクシャフト
    (21)と平行な第2貫通孔(58)が同軸にそれぞれ
    設けられることを特徴とするV型多気筒エンジン。
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