JP3419863B2 - 車両の診断装置 - Google Patents

車両の診断装置

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JP3419863B2
JP3419863B2 JP33134693A JP33134693A JP3419863B2 JP 3419863 B2 JP3419863 B2 JP 3419863B2 JP 33134693 A JP33134693 A JP 33134693A JP 33134693 A JP33134693 A JP 33134693A JP 3419863 B2 JP3419863 B2 JP 3419863B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の診断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】マイクロコンピュータを備えたコントロ
ールユニットによって、パワートレイン制御(例えば、
燃料噴射量制御、変速制御)、制動制御等の各種電子制
御を行うようにした自動車(車両)は従来より知られてい
るが、近年、自動車の機能ないしは性能の大幅な向上を
図るため、かかる電子制御の種類ないしは制御対象が拡
大される傾向が強い。そして、このようにコントロール
ユニットによって多種多様の電子制御が行われるように
なった自動車においては、多数の制御情報、例えば車
速、エンジン回転数、バッテリ電圧、エンジン水温、排
気ガス中のO2濃度(空燃比)、アクセル開度、スロット
ル開度、アクセル開度等がコントロールユニットに入力
されることになる。
【0003】しかしながら、このようにコントロールユ
ニットによって多種多様の電子制御を行うようにした自
動車においては、各種機能ないしは性能が大幅に高めら
れる反面、運転者が制御システムが正常に機能している
か否か、すなわち電子制御が正常に行われているか否か
等を判断するのが極めてむずかしくなる。そこで、コン
トロールユニット内に保有されている各種車両情報のう
ちの所定の車両情報(以下、これを診断用車両情報とい
う)を、制御システムが正常に機能しているか否かを診
断(車両診断)するための資料(車両診断用資料)として適
宜記憶するドライブレコーダを搭載した自動車が提案さ
れている(例えば、特開平1−260344号公報参
照)。なお、制御システムの異常内容、異常箇所等を判
定する具体的な車両診断は、通常、ドライブレコーダに
記憶されている診断用車両情報を、自動車には搭載され
ていない解析ツールを用いて解析することにより行われ
る。
【0004】このようなドライブレコーダを備えた自動
車においては、コントロールユニットからドライブレコ
ーダへは多種多様の車両情報を伝送する必要があるが、
これらの各車両情報を夫々個別のハーネスで伝送したの
ではハーネスが肥大化・複雑化してしまう。そこで、ド
ライブレコーダを備えた自動車では、通常、1組の伝送
線で複数種の車両情報データを伝送することができる多
重伝送システムを用いて、コントロールユニットからド
ライブレコーダへ各種車両情報データを伝送するように
している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そして、コントロール
ユニットとドライブレコーダとを接続する従来の多重伝
送システムでは、普通、夫々互いに対応するタイミング
で収集(サンプリング)された各種車両情報データが所定
の順序で1つづつ所定の伝送周期でドライブレコーダに
伝送され、これらのデータが順次ドライブレコーダ内の
メモリに記憶されるようになっている。したがって、伝
送される車両情報の種類が多くなると、各車両情報の伝
送周期が長くなることになる。
【0006】他方、車両診断の精度を高めるには診断用
車両情報の種類をできるだけ多くする必要があるが、診
断用車両情報の種類を多くすると前記したとおり各診断
用車両情報の伝送周期が長くなるので、これに応じて診
断用車両情報のサンプリング周期も長くせざるを得な
い。しかしながら、サンプリング周期を長くすると、比
較的変動周期の短い診断用車両情報(例えば、エンジン
回転数)の変動特性ないしは変化特性を正確に検出ない
しは把握することができなくなり、車両診断の精度が悪
くなるといった問題がある。さりとて、サンプリング周
期を短くするために、収集・記憶すべき診断用車両情報
の種類を少なくしたのでは、十分な種類の情報が得られ
ずやはり車両診断の精度が低下してしまう。
【0007】本発明は、上記従来の問題点を解決するた
めになされたものであって、各診断用車両情報の変動特
性ないしは変化特性を正確に検出・把握しつつ、必要と
される診断用車両情報はすべて収集・記憶することがで
き、車両診断の精度を高めることができる車両の診断装
置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達するた
め、第1の発明は、車両の状態を示す各種車両情報を検
出する複数の検出手段から入力された上記各種車両情報
に基づいて車両の所定の電子制御を行うコントロールユ
ニットと、該コントロールユニット内の各種車両情報を
第1の所定通信手段を介して入力し、当該車両情報を車
両診断用資料として記憶する記憶手段と、該記憶手段に
記憶された各種車両情報を第2の所定通信手段を介して
入力し、当該車両情報に基づいて車両を診断する診断手
段とを備えた車両の診断装置であって、上記各種車両情
報のうち、各基本車両情報が異常であるか否かを検出す
る基本車両情報異常検出手段を備え上記コントロール
ユニットが、当該基本車両情報の少なくとも1つの異常
が検出されたときには、該異常検出時から所定時間が経
過するまでの間、異常が検出された基本車両情報に関連
がありかつ上記各基本車両情報とは異なる特殊車両情報
収集して上記記憶手段に伝送する一方、いずれの基本
車両情報の異常も検出されていないときは、上記各基本
車両情報のみ収集して上記記憶手段に伝送するよう構成
れていることを特徴とする車両の診断装置を提供す
る。
【0009】第2の発明は、第1の発明にかかる車両の
診断装置において、上記基本車両情報にエンジン水温が
含まれていて、上記基本車両情報異常検出手段によって
エンジン水温の異常が検出されたときには、上記コント
ロールユニットがエンジンの冷却性に関連する車両情報
を特殊車両情報として収集するように構成されているこ
とを特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0010】第3の発明は、第2の発明にかかる車両の
診断装置において、エンジンの冷却性に関連する特殊車
両情報には、ファン出力、クーラントレベル、吸気温、
油温、オイルレベルのうちの少なくとも1つが含まれる
ことを特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0011】第4の発明は、第1の発明にかかる車両の
診断装置において、上記基本車両情報にOセンサ出力
が含まれていて、上記基本車両情報異常検出手段によっ
てOセンサ出力の異常が検出されたときには、上記コ
ントロールユニットが空燃比に関連する車両情報を特殊
車両情報として収集するように構成されていることを特
徴とする車両の診断装置を提供する。
【0012】第5の発明は、第4の発明にかかる車両の
診断装置において、空燃比に関連する特殊車両情報に
は、燃料圧、パージソレノイドの作動状態、O2フィー
ドバック補正値のうちの少なくとも1つが含まれること
を特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0013】第6の発明は、第1の発明にかかる車両の
診断装置において、上記基本車両情報にエンジン回転数
が含まれていて、上記基本車両情報異常検出手段によっ
てエンジン回転数の異常が検出されたときには、上記コ
ントロールユニットがエンジンの回転性に関連する車両
情報を特殊車両情報として収集するように構成されてい
ることを特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0014】第7の発明は、第6の発明にかかる車両の
診断装置において、エンジンの回転性に関連する特殊車
両情報には、噴射パルス幅、点火タイミング、ノック回
数、排気温度のうちの少なくとも1つが含まれることを
特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0015】第8の発明は、第1の発明にかかる車両の
診断装置において、上記基本車両情報にバッテリ電圧が
含まれていて、上記基本車両情報異常検出手段によって
バッテリ電圧の異常が検出されたときには、上記コント
ロールユニットがバッテリの充・放電性に関連する車両
情報を特殊車両情報として収集するように構成されてい
ることを特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0016】第9の発明は、第8の発明にかかる車両の
診断装置において、バッテリの充・放電性に関連する特
殊車両情報には、エアコン出力、ブロア出力、電気負
荷、ファン出力、吸気温のうちの少なくとも1つが含ま
れることを特徴とする車両の診断装置を提供する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図3に示すように、車両診断装置を備えた自動車WD
(車両)には、パワートレイン制御(例えば、燃料噴射制
御、点火時期制御、変速制御)、駆動・制動制御(例え
ば、ABS制御、トラクション制御)、空調制御等の各
種電子制御を行うコントロールユニット1と、車両診断
用資料となる所定の車両情報(以下、これを診断用車両
情報という)を記憶するドライブレコーダ2とが搭載さ
れ、これらのコントロールユニット1とドライブレコー
ダ2とは、後で説明するように時分割式の多重伝送シス
テム5(図1参照)によってリンクされている。なお、コ
ントロールユニット1は特許請求の範囲に記載された
「基本車両情報異常検出手段」を含む多機能制御ツールで
あり、ドライブレコーダ2は特許請求の範囲に記載され
憶手段 び「基本車両情報異常検出手段」を含む多
機能制御ツールである。
【0018】以下、自動車WDの車両診断装置について
説明する。図1に示すように、自動車WDの電子制御シ
ステム(コントロールユニット1によって制御される各
制御部品を含む)が正常に機能しているか否か等を診断
するための車両診断装置Sは、夫々自動車WD(図3参
照)に搭載されたコントロールユニット1及びドライブ
レコーダ2と、自動車WDには搭載されていない解析ツ
ール3と、これらの各機器1,2,3をリンクする複数の
通信手段とで構成されている。
【0019】コントロールユニット1は、マイクロコン
ピュータを備えた、自動車WDの総合的な制御装置であ
るとともに車両診断装置Sの一部であって、図示してい
ないが、車速センサ、エンジン回転数センサ、電圧セン
サ、水温センサ、O2センサ、アクセルセンサ、ノック
センサ、クーラントレベルセンサ、吸気温センサ、油温
センサ、オイルレベルセンサ、燃料圧センサ、排気温度
センサ等の各種センサ、あるいはエアコンスイッチ、フ
ァンスイッチ、ラジエータファンスイッチ、ブロアスイ
ッチ、電気負荷スイッチ、ブレーキスイッチ等の各種ス
イッチと、複数のハーネスで接続されている。そして、
コントロールユニット1にはこれらの各センサ及び各ス
イッチから出力される信号、すなわち自動車WDの状態
を示す各種情報が入力され、コントロールユニット1は
これらの各種情報に基づいて、各種制御部品(例えば、
インジェクタ、EGRバルブ、パージバルブ、各種アク
チュエータ等)を介して自動車WDの電子制御を行うよ
うになっている。
【0020】コントロールユニット1とドライブレコー
ダ2とをリンクし、両者1,2間で相互にデータ通信を
行わせる多重伝送システム5が設けられ、この多重伝送
システム5は、コントロールユニット1内に保有されて
いる各種車両情報中の診断用車両情報をドライブレコー
ダ2に伝送することができるようになっている。多重伝
送システム5が、ドライブレコーダ2からコントロール
ユニット1へも情報を伝送することができるのはもちろ
んである。なお、コントロールユニット1内に保有され
ている車両情報は、各センサ及び各スイッチから入力さ
れた各種信号(例えば、車速、エンジン回転数、バッテ
リ電圧、エンジン水温、O2センサ出力、アクセル開
度、ノックセンサ出力(ノック回数)、クーラントレベ
ル、吸気温、油温、オイルレベル、燃料圧、排気温度、
エアコン負荷(エアコン出力)、ファン出力、ラジエータ
ファン出力、パージソレノイドの作動状態、ブロア出力
等)と、これらの信号に基づいてコントロールユニット
1内で演算された各種情報(例えば、空燃比、充填効
率、O2フィードバック学習値、O2フィードバック補正
値、噴射パルス幅、点火タイミング等)とからなる。
【0021】多重伝送システム5は、第1伝送線5a(B
US+)と第2伝送線5b(BUS−)とを備えた、シリア
ル通信を行う普通の時分割式の多重伝送システムであっ
て、コントロールユニット1内の診断用車両情報を所定
の伝送周期でドライブレコーダ2に伝送するようになっ
ている。両伝送線5a,5bは夫々、一端がコントロール
ユニット1に接続され、他端がドライブレコーダ2の第
1コネクタ6に接続され、コントロールユニット1とド
ライブレコーダ2との間で相互にデータをやりとりさせ
ることができるようになっている。なお、伝送線を4線
式としてもよい(BUS+、BUS−、B+、アース)。
【0022】ドライブレコーダ2には、SRAM記憶媒
体であるICカード7が設けられ、このICカード7は
コントロールユニット1から多重伝送システム5を介し
てドライブレコーダ2に伝送された診断用車両情報をメ
モリ空間内に時系列的に記憶するようになっている。ま
た、ドライブレコーダ2には第2コネクタ8が設けら
れ、この第2コネクタ8へは導線9を介して、コントロ
ールユニット1から診断用車両情報以外の所定の情報が
入力されるようになっている。
【0023】そして、コントロールユニット1ないしは
ドライブレコーダ2は、通常時には、基本となる少数種
の診断用車両情報(例えば、車速、エンジン回転数、バ
ッテリ電圧、エンジン水温、O2センサ出力、アクセル
開度であり、以下ではこれらを基本車両情報と総称す
る)を比較的短い周期で収集した後、該周期に対応する
伝送周期でドライブレコーダ2に伝送してICカード7
に記憶させるようになっている。かつ、いずれかの基本
車両情報が異常であると判定したとき(以下、異常検出
時という)には、該異常検出時から所定期間だけ、異常
が検出された基本車両情報に関連がありかつ上記各基本
車両情報とは異なる複数種の診断用車両情報(以下、こ
れらを特殊車両情報と総称する)を比較的短い周期で収
集した後、該周期に対応する伝送周期でドライブレコー
ダに伝送してICカード7に記憶させるようになってい
る。なお、コントロールユニット1ないしはドライブレ
コーダ2は、基本車両情報が異常であるか否かを検出す
ることができるようになっているのはもちろんである。
【0024】このように、通常時には少数種の基本車両
情報が比較的短い周期でもって高速で収集・記憶され、
異常検出時にはさらに該異常に関連する複数種の特殊車
両情報が比較的短い周期でもって高速で収集・記憶され
るので、制御システムの一部に異常ないしは故障が生じ
た場合には、すべての診断用車両情報ではないが、該異
常にかかる車両診断で必要とされる診断用車両情報は漏
れなく短い周期で収集されてICカード7に記憶され
る。したがって、ICカード7に記憶された診断用車両
情報を解析することによって、制御システム(コントロ
ールユニット1によって制御される制御部品を含む)の
異常内容あるいは異常箇所を正確に検出ないしは把握す
ることができ、車両診断の精度を大幅に高めることがで
きる。
【0025】なお、従来のドライブレコーダのように、
すべての診断用車両情報(基本車両情報及び特殊車両情
報)を常時収集・記憶するようにした場合は、毎回収集
・記憶すべき診断用車両情報の種類が非常に多くなるの
で、伝送周期(サンプリング周期)が長くなり、変動周期
が比較的短い診断用車両情報(例えば、エンジン回転数)
の変動特性ないしは変化特性を解析時に正確に検出・把
握することができなくなり、車両診断の精度が悪くなる
のは前記したとおりである。
【0026】さらに、ドライブレコーダ2には第3コネ
クタ12が設けられている。この第3コネクタ12は、
接続コード13を用いて解析ツール3の接続導線14に
接続することができるようになっている。なお、接続コ
ード13及び解析ツール3は自動車WDには搭載されて
いない。そして、解析ツール3の接続導線14が、接続
コード13を介して第3コネクタ12に接続されたとき
には、ドライブレコーダ2のICカード7に記憶されて
いる各種車両情報が解析ツール3に入力されるようにな
っている。
【0027】解析ツール3は、コントロールユニット1
及びドライブレコーダ2で収集・記憶すべき診断用車両
情報の項目及び収集・記憶方法を設定してこれをコント
ロールユニット1及びドライブレコーダ2に指令する一
方、ドライブレコーダ2のICカード7に記憶された診
断用車両情報を解析することによって、自動車WDの電
子制御システムの異常の有無を検出し、異常があれば異
常箇所及び異常内容を具体的に検出(把握)する解析ツー
ル(コンピュータ)であって、解析結果を第1ディスプレ
イ15及び第2ディスプレイ16に表示することができ
るようになっている。なお、解析ツール3にはディスク
装置17が設けられ、フロッピーディスク18を介して
各種情報ないしはプログラムが解析ツール3に入力され
る一方、解析ツール3の解析結果がフロッピーディスク
18に格納されるようになっている。
【0028】以下、ドライブレコーダ2の内部構成を説
明する。図1及び図2に示すように、ドライブレコーダ
2には、夫々前記した、診断用車両情報を記憶するIC
カード7、多重伝送システム5に接続される第1コネク
タ6、導線9に接続される第2コネクタ8、接続コード
13に接続される第3コネクタ12の他に、アナログ入
力及びデジタル入力を処理する入力インターフェイス部
20と、コントロールユニット1と多重伝送通信を行う
通信部21と、演算部と制御部とを備えるとともにRA
M及びROMを内蔵していて各種制御ないしは各種情報
処理を行うCPU22と、各部に電力を供給する電源部
24と、電源部24をバックアップするバッテリバック
アップ部25とが設けられている。なお、バッテリバッ
クアップ部25としては、具体的には例えば充電式のカ
ドニカ電池などが用いられ、15分程度は電源部24を
バックアップすることができるようになっている。
【0029】ここで、各コネクタ6,8,12と、入力イ
ンターフェイス部20と、通信部21と、CPU22
と、ICカード7のうち互いに情報をやりとりするもの
同士は、図2に示されているようなリンク形態で第1〜
第6バスB1〜B6によって互いにリンクされている。
また、各コネクタ6,8,12と、入力インターフェイス
部20と、通信部21と、CPU22と、ICカード7
とは第1〜第4導線L1〜L4を介して、電源部24又
はバッテリバックアップ部25から電力が供給されるよ
うになっている。
【0030】以下、図4に示すフローチャートに従っ
て、適宜図1〜図3を参照しつつ、車両診断装置Sにお
ける、コントロールユニット1及びドライブレコーダ2
による具体的な診断用車両情報(基本車両情報及び特殊
車両情報)の収集・記憶方法と車両診断方法とを説明す
る。図4に示すように、ステップ#1では、コントロー
ルユニット1によって、少数種の基本車両情報(基本デ
ータ)が、所定時間T1だけ所定の比較的短いサンプリ
ング周期でもって高速で収集(サンプリング)され、収集
された基本車両情報はコントロールユニット1内のRA
Mに所定の順序に並べて一時的に記憶される。ここで基
本車両情報としては車速、エンジン回転数、バッテリ電
圧、エンジン水温、O2センサ出力すなわち排気ガス中
のO2濃度(空燃比)、アクセル開度が選定されている。
なお、基本車両情報がこれらに限定されるものではない
のはもちろんである。そして、コントロールユニット1
のRAMに記憶されている各基本車両情報は、並べられ
ている順に多重伝送システム5を介して所定の伝送周期
でドライブレコーダ2の第1コネクタ6に伝送された
後、通信部21とCPU22とを介してICカード7に
記憶される。
【0031】ステップ#2では、基本車両情報の1つで
あるエンジン水温が異常であるか否かが判定される。こ
こで、エンジン水温が異常であると判定された場合は
(YES)、ステップ#3でエンジンの冷却性に関連する
各種車両情報が特殊車両情報として、所定時間T2だけ
所定の比較的短いサンプリング周期でもって高速で収集
され、収集された特殊車両情報はコントロールユニット
1内のRAMに所定の順序に並べて一時的に記憶され
る。そして、コントロールユニット1のRAMに記憶さ
れている各特殊車両情報は、並べられている順に多重伝
送システム5を介して所定の伝送周期でドライブレコー
ダ2に伝送された後、ICカード7に記憶される(特殊
データ収集1)。この後、ステップ#1に復帰する。な
お、ステップ#3で、特殊車両情報に加えて所定の基本
車両情報も収集・記憶するようにしてもよい。
【0032】ステップ#3で収集・記憶すべきエンジン
の冷却性に関連する特殊車両情報、すなわちエンジンの
冷却性能を損なってエンジン水温を異常にしている具体
的な部品を特定し、かつ該部品に異常ないしは故障があ
る場合はその異常内容を検出・把握するために必要とさ
れる車両情報としては、エアコン負荷、ファン出力(エ
アコンのファン出力)、ラジエータファン出力、クーラ
ントレベル(冷却水量)、吸気温、油温、オイルレベル
(油量)等が選定されている。なお、これら以外の車両情
報を特殊車両情報としてつけ加えてもよいのはもちろん
である。
【0033】このようにしてステップ#3でICカード
7に記憶された特殊車両情報と前記のステップ#1でI
Cカード7に記憶された基本車両情報とを、解析ツール
3を用いて解析することにより、ラジエータファンの不
作動、冷却水量の低下等が把握され、エンジン水温が異
常である原因ないしは関連する部品の異常内容が検出・
把握され、車両診断の精度が高められることになる。
【0034】ステップ#2でエンジン水温が異常ではな
いと判定された場合は(NO)、さらにステップ#4でO
2センサ出力が異常であるか否かが判定される。ここ
で、O2センサ出力が異常であると判定された場合は(Y
ES)、ステップ#5で空燃比に関連する各種車両情報
が特殊車両情報として、所定時間T2だけ所定の比較的
短いサンプリング周期でもって高速で収集され、収集さ
れた特殊車両情報はコントロールユニット1内のRAM
に所定の順序に並べて一時的に記憶される。そして、コ
ントロールユニット1のRAMに記憶されている各特殊
車両情報は、並べられている順に多重伝送システム5を
介して所定の伝送周期でドライブレコーダ2に伝送され
た後、ICカード7に記憶される(特殊データ収集2)。
この後、ステップ#1に復帰する。なお、ステップ#5
で、特殊車両情報に加えて所定の基本車両情報も収集・
記憶するようにしてもよい。
【0035】ステップ#5で収集・記憶すべき空燃比に
関連する特殊車両情報、すなわち空燃比制御を乱れさせ
てO2センサ出力を異常にしている具体的な部品を特定
し、かつ該部品に異常ないしは故障がある場合はその異
常内容を検出・把握するために必要とされる車両情報と
しては、燃料圧、パージソレノイドの作動状態、O2
ィードバック学習値、吸気温、O2フィードバック補正
値、排気温度等が選定されている。なお、これら以外の
車両情報を特殊車両情報としてつけ加えてもよいのはも
ちろんである。
【0036】このようにしてステップ#5でICカード
7に記憶された特殊車両情報と前記のステップ#1でI
Cカード7に記憶された基本車両情報とを、解析ツール
3を用いて解析することにより、空燃比のリッチ側又は
リーン側への偏り、燃料圧の異常の有無、失火の有無等
が把握され、O2センサ出力(空燃比)が異常である原因
ないしは関連する部品の異常内容が検出・把握され、車
両診断の精度が高められることになる。
【0037】ステップ#4でO2センサ出力が異常では
ないと判定された場合は(NO)、さらにステップ#6で
エンジン回転数が異常であるか否か、すなわち回転変動
があるか否かが判定される。ここで、エンジン回転数が
異常であると判定された場合は(YES)、ステップ#7
でエンジンの回転性に関連する各種車両情報が特殊車両
情報として、所定時間T2だけ所定の比較的短いサンプ
リング周期でもって高速で収集され、収集された特殊車
両情報はコントロールユニット1内のRAMに所定の順
序に並べて一時的に記憶される。そして、コントロール
ユニット1のRAMに記憶されている各特殊車両情報
は、並べられている順に多重伝送システム5を介して所
定の伝送周期でドライブレコーダ2に伝送された後、I
Cカード7に記憶される(特殊データ収集3)。この後、
ステップ#1に復帰する。
【0038】ステップ#7で収集・記憶すべきエンジン
の回転性に関連する特殊車両情報、すなわちエンジンの
回転性を損なってエンジン回転数を異常にしている具体
的な部品を特定し、かつ該部品に異常ないしは故障があ
る場合はその異常内容を検出・把握するために必要とさ
れる車両情報としては、噴射パルス幅(燃料噴射量)、点
火タイミング(点火時期)、ノック回数(ノックセンサ出
力)、排気温度等が選定されている。ステップ#7で
は、これらの特殊車両情報に加えて、基本車両情報であ
るO2センサ出力及びバッテリ電圧が収集・記憶される
ようになっている。なお、ステップ#7において、噴射
パルス幅は失火を検出するために用いられ、O2センサ
出力は単気筒における失火を検出するために用いられ、
バッテリ電圧は進角異常を検出するために用いられる。
【0039】このようにしてステップ#7でICカード
7に記憶された特殊車両情報と前記のステップ#1でI
Cカード7に記憶された基本車両情報とを、解析ツール
3を用いて解析することにより、進角異常の有無、ノッ
キングの有無、失火の有無等が把握され、エンジン回転
数が異常である原因ないしは関連する部品の異常内容が
検出・把握され、車両診断の精度が高められることにな
る。
【0040】ステップ#6でエンジン回転数が異常では
ないと判定された場合は(NO)、さらにステップ#8で
バッテリ電圧が異常であるか否か、すなわちバッテリ電
圧が異常に低下しているか否かが判定される。ここで、
バッテリ電圧が異常であると判定された場合は(YE
S)、ステップ#9でバッテリの充・放電性に関連する
各種車両情報が特殊車両情報として、所定時間T2だけ
所定の比較的短いサンプリング周期でもって高速で収集
され、収集された特殊車両情報はコントロールユニット
1内のRAMに所定の順序に並べて一時的に記憶され
る。そして、コントロールユニット1のRAMに記憶さ
れている各特殊車両情報は、並べられている順に多重伝
送システム5を介して所定の伝送周期でドライブレコー
ダ2に伝送された後、ICカード7に記憶される(特殊
データ収集4)。この後、ステップ#1に復帰する。
【0041】ステップ#9で収集・記憶すべきバッテリ
の充・放電性に関連する特殊車両情報、すなわちバッテ
リの機能を損なってバッテリ電圧を異常にしている具体
的な部品を特定し、かつ該部品に異常ないしは故障があ
る場合はその異常内容を検出・把握するために必要とさ
れる車両情報としては、エアコン出力、ブロア出力、電
気負荷、ファン出力、吸気温等が選定されている。ステ
ップ#9では、これらの特殊車両情報に加えて、基本車
両情報であるエンジン回転数及びエンジン水温が収集・
記憶されるようになっている。なお、ステップ#9にお
いて、エンジン回転数はオルタネータの異常を検出する
ために用いられる(エンジン回転数によりオルタネータ
の発電量が変わるので、エンジン回転数に対応した発電
量であるか否かをチェックする)。
【0042】このようにしてステップ#9でICカード
7に記憶された特殊車両情報と前記のステップ#1でI
Cカード7に記憶された基本車両情報とを、解析ツール
3を用いて解析することにより、負荷の電源ショートの
有無、電流負荷の過上昇、オルタネータの異常の有無
(高温時)等が把握され、バッテリ電圧が異常である原因
ないしは関連する部品の異常内容が検出・把握され、車
両診断の精度が高められることになる。
【0043】他方、ステップ#8でバッテリ電圧が異常
ではないと判定された場合は(NO)、ステップ#1に復
帰する。図5に、基本車両情報のいずれか1つが異常で
ある場合において、ドライブレコーダ2のICカード7
に基本車両情報と特殊車両情報とが記憶されるときの、
診断用車両情報(データ)の収集・記憶順を示すタイムチ
ャートの一例を示す。なお、図5に示す例では、時刻t1
でいずれかの基本車両情報に異常が発生し、時刻t2で基
本車両情報の収集・記憶が開始され、時刻t3で特殊車両
情報の収集・記憶が開始されている。また、図5におい
てT1及びT2は、夫々、前記した、基本車両情報のサ
ンプリグ時間及び特殊車両情報のサンプリグ時間であ
る。
【0044】車両診断装置Sでは、このようにしてIC
カード7に記憶された診断用車両情報(基本車両情報及
び特殊車両情報)を解析ツール3を用いて解析すること
により車両診断が行われるが、前記したとおりICカー
ド7には、短い周期でもって高速で収集された基本車両
情報が記憶され、かつ基本車両情報の異常が検出された
ときに短い周期でもって高速で収集された該異常に関連
する特殊車両情報が記憶されている。つまり、制御シス
テムの一部に異常ないしは故障が生じた場合に、該異常
にかかる車両診断で必要とされる診断用車両情報が漏れ
なく短い周期で収集されてICカード7に記憶されてい
る。したがって、ICカード7に記憶された診断用車両
情報を解析することによって、制御システム(コントロ
ールユニット1によって制御される制御部品を含む)の
異常内容あるいは異常箇所を正確に検出ないしは把握す
ることができ、車両診断の精度を大幅に高めることがで
きる。
【0045】なお、基本車両情報、すなわちエンジン水
温、O2センサ出力(空燃比)、エンジン回転数又はバッ
テリ電圧の異常が検出されたときには、その旨を運転者
に報知する報知手段を設けてもよい。また、ドライブレ
コーダ2自体にICカード7に記憶されている診断用車
両情報を解析する機能をもたせ、ドライブレコーダ2に
よって制御システムの異常内容及び異常箇所が検出(把
握)されたときには、その異常内容及び異常箇所を運転
者に報知するようにしてもよい。
【0046】また、上記実施例では、通常時には基本車
両情報のみがICカード7に記憶され、基本車両情報異
常時には基本車両情報と該異常に関連する特殊車両情報
とがICカード7に記憶されることになるが、通常時に
は基本車両情報をICカード7に記憶させないようにし
てもよい(収集するだけ)。このようにすれば、ICカー
ド7の容量を低減することができる。
【0047】
【発明の作用・効果】第1の発明によれば、基本的には
(通常は)、基本車両情報のみが収集・記憶され、ある基
本車両情報の異常が検出されときにはこれらの基本車両
情報に加えて該異常に関連する特殊車両情報のみ(すべ
ての特殊車両情報ではなく)が収集・記憶され、したが
って該異常に関連する必要最小限の車両情報のみが収集
・記憶されるので、異常検出時に収集すべき車両情報の
種類の増大が避けられ、各車両情報のサンプリング周期
を短くすることができる。このため、変動周期の短い車
両情報の変動特性ないしは変化特性を正確に検出・把握
することができる。したがって、記憶手段に記憶されて
いる車両情報を解析することによって、制御システムの
異常内容あるいは異常箇所を正確に検出ないしは把握す
ることができ、車両診断の精度を大幅に高めることがで
きる。
【0048】第2の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、エンジン水
温の異常が検出されたときにはエンジンの冷却性に関連
する車両情報が特殊車両情報として収集されるので、エ
ンジンの冷却系統に異常が生じたときにはその異常内容
及び異常箇所を正確に検出・把握することができる。
【0049】第3の発明によれば、基本的には第2の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、エンジンの
冷却性に関連する特殊車両情報には、夫々エンジンの冷
却性と密接に関連するファン出力、クーラントレベル、
吸気温、油温、オイルレベルのうちの少なくとも1つが
含まれるので、エンジンの冷却系統の異常内容及び異常
箇所を一層正確に検出・把握することができる。
【0050】第4の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、Oセンサ
出力の異常が検出されたときには空燃比に関連する車両
情報が特殊車両情報として収集されるので、空燃比制御
系統に異常が生じたときにはその異常内容及び異常箇所
を正確に検出・把握することができる。
【0051】第5の発明によれば、基本的には第4の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、空燃比に関
連する特殊車両情報には、空燃比制御と密接に関連する
燃料圧、パージソレノイドの作動状態、O2フィードバ
ック補正値のうちの少なくとも1つが含まれるので、空
燃比制御系統の異常内容及び異常箇所を一層正確に検出
・把握することができる。
【0052】第6の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、エンジン回
転数の異常が検出されたときにはエンジンの回転性に関
連する車両情報が特殊車両情報として収集されるので、
エンジンの回転系統に異常が生じたときにはその異常内
容及び異常箇所を正確に検出・把握することができる。
【0053】第7の発明によれば、基本的には第6の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、エンジンの
回転性に関連する特殊車両情報には、エンジン回転数と
密接に関連する噴射パルス幅、点火タイミング、ノック
回数、排気温度のうちの少なくとも1つが含まれるの
で、エンジンの回転系統の異常内容及び異常箇所を一層
正確に検出・把握することができる。
【0054】第8の発明によれば、基本的には第1の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、バッテリ電
圧の異常が検出されたときにはバッテリの充・放電性に
関連する車両情報が特殊車両情報として収集されるの
で、電源系統に異常が生じたときにはその異常内容及び
異常箇所を正確に検出・把握することができる。
【0055】第9の発明によれば、基本的には第8の発
明と同様の作用・効果が得られる。さらに、バッテリの
充・放電性に関連する特殊車両情報には、バッテリ電圧
と密接に関連するエアコン出力、ブロア出力、電気負
荷、ファン出力、吸気温のうちの少なくとも1つが含ま
れるので、電源系統の異常内容及び異常箇所を一層正確
に検出・把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる車両診断装置のシステム構成
図である。
【図2】 図1中のドライブレコーダの内部構成を示す
ブロック図である。
【図3】 図1に示すコントロールユニット及びドライ
ブレコーダを搭載した自動車の側面図である。
【図4】 診断用車両情報の収集・記憶方法を示すフロ
ーチャートである。
【図5】 基本車両情報及び特殊車両情報の収集・記憶
手順を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
WD…自動車 S…車両診断装置 1…コントロールユニット 2…ドライブレコーダ 3…解析ツール 5…多重伝送システム 7…ICカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01M 17/007 B60R 16/02

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の状態を示す各種車両情報を検出す
    る複数の検出手段から入力された上記各種車両情報に基
    づいて車両の所定の電子制御を行うコントロールユニッ
    トと、 該コントロールユニット内の各種車両情報を第1の所定
    通信手段を介して入力し、当該 車両情報を車両診断用資
    料として記憶する記憶手段と、該記憶手段に記憶された各種車両情報を第2の所定通信
    手段を介して入力し、当該車両情報に基づいて車両を診
    断する診断手段とを備えた車両の診断装置であって、 上記各種車両情報のうち、 各基本車両情報が異常である
    か否かを検出する基本車両情報異常検出手段を備え上記コントロールユニットが、 当該 基本車両情報の少なくとも1つの異常が検出された
    ときには、該異常検出時から所定時間が経過するまでの
    、異常が検出された基本車両情報に関連がありかつ上
    記各基本車両情報とは異なる特殊車両情報を収集して上
    記記憶手段に伝送する一方、いずれの基本車両情報の異
    常も検出されていないときは、上記各基本車両情報のみ
    収集して上記記憶手段に伝送するよう構成されているこ
    とを特徴とする車両の診断装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された車両の診断装置に
    おいて、上記 基本車両情報にエンジン水温が含まれていて、上記
    基本車両情報異常検出手段によってエンジン水温の異常
    が検出されたときには、上記コントロールユニットが
    ンジンの冷却性に関連する車両情報を特殊車両情報とし
    収集するように構成されていることを特徴とする車両
    の診断装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載された車両の診断装置に
    おいて、 エンジンの冷却性に関連する特殊車両情報には、ファン
    出力、クーラントレベル、吸気温、油温、オイルレベル
    のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする車
    両の診断装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された車両の診断装置に
    おいて、上記 基本車両情報にOセンサ出力が含まれていて、
    基本車両情報異常検出手段によってOセンサ出力の
    異常が検出されたときには、上記コントロールユニット
    空燃比に関連する車両情報を特殊車両情報として収集
    するように構成されていることを特徴とする車両の診断
    装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された車両の診断装置に
    おいて、 空燃比に関連する特殊車両情報には、燃料圧、パージソ
    レノイドの作動状態、Oフィードバック補正値のうち
    の少なくとも1つが含まれることを特徴とする車両の診
    断装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載された車両の診断装置に
    おいて、上記 基本車両情報にエンジン回転数が含まれていて、
    基本車両情報異常検出手段によってエンジン回転数の
    異常が検出されたときには、上記コントロールユニット
    エンジンの回転性に関連する車両情報を特殊車両情報
    として収集するように構成されていることを特徴とする
    車両の診断装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載された車両の診断装置に
    おいて、 エンジンの回転性に関連する特殊車両情報には、噴射パ
    ルス幅、点火タイミング、ノック回数、排気温度のうち
    の少なくとも1つが含まれることを特徴とする車両の診
    断装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された車両の診断装置に
    おいて、上記 基本車両情報にバッテリ電圧が含まれていて、上記
    基本車両情報異常検出手段によってバッテリ電圧の異常
    が検出されたときには、上記コントロールユニットが
    ッテリの充・放電性に関連する車両情報を特殊車両情報
    として収集するように構成されていることを特徴とする
    車両の診断装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された車両の診断装置に
    おいて、 バッテリの充・放電性に関連する特殊車両情報には、エ
    アコン出力、ブロア出力、電気負荷、ファン出力、吸気
    温のうちの少なくとも1つが含まれることを特徴とする
    車両の診断装置。
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