JP3416808B2 - 苗移植機 - Google Patents

苗移植機

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JP3416808B2
JP3416808B2 JP09562994A JP9562994A JP3416808B2 JP 3416808 B2 JP3416808 B2 JP 3416808B2 JP 09562994 A JP09562994 A JP 09562994A JP 9562994 A JP9562994 A JP 9562994A JP 3416808 B2 JP3416808 B2 JP 3416808B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は左右或いは前後方向に往
復移動させる苗載台の苗トレイより、苗取出爪により苗
を取出し苗植付爪に受継いで苗の移植を行う多条用の苗
移植機に関する。 【0002】 【従来の技術】この種苗載台を本体側のガイドレールや
ガイドシャフトに嵌合或いは嵌挿支持させて、左右に往
復移動させるようにした手段がある。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
従来手段の場合、本体側のガイドレールやガイドシャフ
トに対し苗載台を着脱させるとき、ガイドレールに嵌合
させる苗載台側のガイドシュー或いはガイドローラなど
をその都度取外したり、本体側のガイドシャフト或いは
該シャフトに嵌挿させる苗載側の嵌挿部材を取外しする
などの手間の煩わしさがあり、容易に苗載台の着脱作業
が行えないという問題があった。また苗載台を本体側の
ガイドシャフトに嵌挿、或いは苗載台のガイドシューを
本体側のガイドレールに嵌合支持させる手段にあって
は、これら支持系の歪みやこじれの影響を受易く、円滑
で安定した往復移動が損われるという問題があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】したがって本発明は、苗
載台の上部及び下部を本体側の上下苗台レールに、水平
方向にそれぞれ摺動自在に支持する複数の上部ローラ及
び下部ローラを備え、前記上部ローラを苗載台に上下位
置変更部材を介して上下位置変更自在に取付ける苗移植
機において、前記上苗台レールを断面冂形に形成し、枠
フレームに上苗台レールを固定させ、苗載台に固設する
枢着板に調節ボルトを介して上下位置変更部材を上下位
置調節自在に固設させ、上下位置変更部材に上部ローラ
を支持し、上苗台レールに上部ローラを離脱可能に嵌合
させるもので、苗載台の着脱時、前記変更部材によって
上部ローラを通常の取付位置より下位側に変更させるこ
とによって、苗載台の上部が上苗台レールに対し自由
なり、苗載台の着脱作業の容易化が図れ組立性及びメ
ンテナンス性を向上させることができる。 【0005】 【0006】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は苗載台部の説明図、図2は全体側面説明
図、図3は同平面説明図、図4は同背面説明図である。
図中(1)は作業者が搭乗する走行車であるトラクタで
あり、走行ミッションケース(2)両側に左右リヤアク
スルケース(3)(3)を介して左右後輪(4)(4)
を設け、前記ミッションケース(2)上側に運転席
(5)を取付け、運転席(5)下面のミッションケース
(2)上面に油圧昇降シリンダ(6)を配設させ、該シ
リンダ(6)によって揺動させる左右リフトアーム
(7)(7)を支点軸(8)に回転自在に軸支させると
共に、前記運転席(5)前方に操向ハンドル(9)を設
け、該ハンドル(9)前側のボンネット(図示省略)両
側に補充苗載せ用の左右予備苗台(10)(10)を配
設させる。なお、従来のトラクタと同様に、前記ボンネ
ットにエンジンを内設させ、ボンネット両側下方に左右
前輪を装設し、前輪及び後輪(4)をエンジンによって
駆動して前後進させると共に、操向ハンドル(5)によ
って前輪を方向転換させて走行進路を変更するように構
成している。また左右一対の走行クローラを装設させた
車体によって走行車を構成してもよいと共に、走行進路
を自動的に検出する操向センサと、前輪を方向転換させ
るアクチュエータと、操向センサの検出結果に基づきア
クチュエータを作動させるコントローラを設け、操向セ
ンサによって検出する畦などに沿って自動的に走行させ
る自動操向機能を持たせることも行える。 【0007】また、前記ミッションケース(2)両側に
左右一対の支点板(11)(11)前端側をボルト止め
固定させ、支点板(11)後端側に支点軸(12)を介
して左右一対の昇降リンク(13)(13)を上下揺動
自在に連結させ、T形のギヤケース(14)を昇降リン
ク(13)(13)後端間に連結させると共に、ギヤケ
ース(14)にフック形下端部を係止させる左右一対の
リフトリンク(15)(15)上端と前記リフトアーム
(7)先端とをピン(16)を介して連結させ、前記昇
降シリンダ(6)の伸縮動作でもってギヤケース(1
4)を昇降するように構成している。 【0008】さらに、前記昇降リンク(13)の中間下
側縁に固設する左右後輪(4)(4)間で略水平の四角
筒形のツールバー(17)に、2条植え用の左右一対の
植付ユニット(18)(18)からなる対地作業機であ
る野菜苗の移植機(19)を装設するもので、植付ユニ
ットフレーム(20)と、該フレーム(20)に上下苗
台レール(21)(22)を介して前後方向に往復摺動
させる苗載台(23)と、苗載台(23)上面の苗トレ
イ(24)から1株分のポット苗を取出す箸形苗取出爪
(25)と、該取出爪(25)からポット苗を受取って
圃場面に植付けるホッパ形植付爪(26)と、植付爪
(26)の苗植付部前方の圃場面を鎮圧する均平ローラ
(27)と、植付爪(26)の苗植付部に相当する位置
のマルチフィルム(移植作業前に敷設)を切開するマル
チカッタ(28)と、植付爪(26)によって植付けら
れたポット苗の覆土を行う左右一対の培土ローラ(2
9)(29)と、植付ミッションケース(30)と、植
付爪駆動ケース(31)(32)(33)と、取出爪駆
動ケース(34)と、苗載台駆動ケース(35)を、前
記各植付ユニット(18)(18)にそれぞれ備えてい
る。 【0009】そして、前記植付ミッションケース(3
0)から各駆動ケース(31)〜(35)に駆動力を伝
え、取出爪(25)及び植付爪(26)を所定軌跡上で
苗取出及び苗植付の各動作をそれぞれ行わせると共に、
苗載台(23)の前後方向往復移動による苗横送り並び
に苗載台(23)傾斜下端側への苗トレイ(24)移動
による苗縦送りの各動作をそれぞれ行わせ、所定植付け
間隔でポット苗を圃場面に連続的に植付けるように構成
している。 【0010】さらに、前記ツールバー(17)に締結板
(36)及び調節ボルト(37)(37)を介して左右
の植付ユニット(18)(18)を条間調節可能に装着
させると共に、締結板(36)に支持する植付ミッショ
ンケース(30)の横駆動軸(38)回りに植付ユニッ
ト(18)(18)の前端側を上下揺動自在に支持さ
せ、前記ミッションケース(2)後面に突出させるPT
O軸(39)に自在継手軸(40)及びギヤケース(1
4)の入力軸(41)を介して前記駆動軸(38)を連
動連結させて、各植付ユニット(18)(18)の駆動
を行うように構成している。 【0011】図5乃至図9に示す如く前記苗載台(2
3)は、弾性状苗トレイ(24)を略鉛直状で且つ縦長
手方向に搭載して機体の前後方向に横送りするように設
けたもので、植付ユニット(18)(18)の本体ユニ
ットフレーム(20)と一体の前後側フレーム(20
a)(20b)に固設する上下苗台レール(21)(2
2)に、苗載台(23)背面側の上下略中間及び下部に
それぞれ設ける複数の上部ローラ(42)及び下部ロー
ラ(43a)(43b)を摺動自在に支持させると共
に、前記駆動ケース(35)の横送りネジ軸(44)に
苗載台(23)背面側の冂形の取付枠(45)に固設す
る台移動子(46)を結合させて、前記ネジ軸(44)
の回転でもって苗載台(23)の前後往復の横送りを行
うように構成している。 【0012】また、前記苗載台(23)は苗トレイ(2
4)の底部を案内支持する下部及び上部案内板(47)
(48)を有し、下部案内板(47)を略垂直で、上部
案内板(48)を中間で屈折させて上端側程緩傾斜に設
けると共に、上部案内板(48)の案内面両側に設ける
仕切板(49)の上端に内側折返縁(49a)を形成し
て、該折返縁(49a)でもって上部案内板(48)上
の苗トレイ(24)の縁を押えるように構成している。
さらに前記折返縁(49a)は上端の一定長さ分のみ、
上端側に向って案内板(48)より高さを大に傾斜させ
るトレイ導入部(49b)に設け、該導入部(49b)
以外を案内板(48)と略平行に設けて、案内板(4
8)に対する苗トレイ(24)の供給を容易とさせると
共に、上部案内板(48)の屈折部(48a)によっ
て、積載状態でのトレイ(24)の剛性を向上させてト
レイ巾方向の波打ちなどを防止するように構成してい
る。またさらに図8及び図11に示す如く、前記折返縁
(49a)の下端を仕切板(49)の下端より一定寸法
(L)上部位置で途切れる状態に形成して、下部案内板
(47)のトレイ押え(50)との受継部間にトレイ取
出隙間(C)を設けて、作業終了時などにあって下部案
内板(48)に残ったトレイ(24)を逆方向に引出す
とき上部案内板(48)の上端まで引上げることなく、
この隙間(C)より引出し可能とさせるように構成して
いる。 【0013】また、前記下部案内板(47)のトレイ押
え(50)は、下部案内板(47)前後両側の断面四角
形状の枠体(51)に基端を固設する上下2つの門形フ
レーム(52a)(52b)に調節ボルト(53)を介
して、苗トレイ(24)の送り方向に平行な板状の複数
のトレイ押え(50)を上下位置及び上下傾斜角調節自
在に支持するもので、フレーム(52a)(52b)側
に固設する固定片(54)にトレイ押え(50)側の取
付片(50a)の長孔(55)を調節ボルト(53)を
介して調節自在に固定支持させている。なお調節ボルト
(53)と長孔(55)に換え、高さ調節用の多段溝と
これに係合させる軸の組合せ、或いは角度調節用の支点
軸と軸孔の組合せでも良く、トレイ押え(50)も板状
以外に棒状のものでも良い。 【0014】図12にも示す如く、前記上部案内板(4
8)の上端延長状に延長苗台(56)を収納自在に設け
るもので、案内板(48)上端両側の固定取付板(5
7)に、延長苗台(56)基端両側の枢着板(58)を
枢支軸(59)及びロックボルト(60)を介して固着
させ、ロックボルト(60)の取外し操作時に同図仮想
線に示す如く、枢支軸(59)を支点として延長苗台
(56)を下方に折畳んで収納するように構成してい
る。 【0015】また前記下部案内板(47)の下端側に
は、苗トレイ(24)の縦送り方向に揺動して沈み込む
苗継ぎセンサ(61)を設けていて、該センサ(61)
位置から上部案内板(48)の上端までの長さをトレイ
(24)2つ分を供給可能とするように設けている。 【0016】そして前記苗載台(23)は、枠体(5
1)を一体形成する下部案内板(47)の前側板(6
2)と後側板(63)の上下間に縦送り駆動及び遊動ス
プロケット軸(64)(65)を介して縦送り駆動及び
遊動スプロケット(66)(67)を設けて、これらス
プロケット(66)(67)間に苗トレイ(24)の各
セル(24a)外底陥没部に掛合させる縦送りピン(6
8)を有する縦送りチェン(69)を張架させて、苗載
台(23)の前後横送り終端時前記ネジ軸(44)に連
動する縦送り駆動軸(70)の縦送りカム(71)によ
り前側面(62)或いは後側板(63)の外側面に配置
する縦送り駆動機構(72)を動作させ、スプロケット
(66)を一定量回転させて苗トレイ(24)の縦送り
を行うように構成している。なお前記取付枠(45)は
冂形の基端を前後側板(62)(63)にボルト(45
a)を介し取外し自在に固定させたものである。 【0017】前記上苗台レール(21)は断面冂形に、
下苗台レール(22)は断面円形に形成して、前後枠フ
レーム(20a)(20b)に固設する上及び下枢着板
(73a)(73b)・(74a)(74b)に各レー
ル(21)(22)の両端を着脱自在に固定させる一
方、前記上部ローラ(42)は上部案内板(48)の両
側下端に固設する前後枢着板(75a)(75b)の長
孔(76)に調節ボルト(77)を介して上下位置変更
部材である前後ローラ調節板(78)を上下位置調節自
在に固設させ、前後ローラ調節板(78)間に架設する
角パイプ(79)上面に縦ボルト軸(80)を介して一
定間隔を有して2つのローラ(42)を着脱自在に支持
して、レール(21)(22)にローラ(42)を離脱
可能に嵌合させるように構成している。 【0018】また前記下部ローラ(43a)(43b)
は、前後の枠体(51)下端間に架設する角パイプ(8
0)下面の前後両端に、軸受(81)及びボルト軸(8
1a)を介して取外し自在に支持して丸棒状のレール
(22)上面に転接させる2つの上側ローラ(43a)
と、これら2つのローラ(43a)間で角パイプ(8
0)下面の冂形の固定ブラケット(82)にボルト(8
3)を介し取外し自在に固定する軸受板(84)に、ボ
ルト軸(84a)を介して取外し自在に支持してレール
(22)下面に転接させる中央1つの下側ローラ(43
b)とを備え、ボルト(83)による下側ローラ(43
b)の取外しによって苗載台(23)をレール(22)
上方側に離脱可能とさせるように構成している。 【0019】そして、上部ローラ(42)を縦送り駆動
機構(72)より上方に、また下部ローラ(43a)
(43b)を苗取出爪(25)の苗トレイ進入部(A)
より下側に配設して、苗載台(23)をこれらローラ
(42)・(43a)(43b)で安定支持すると共
に、苗取出爪(25)と苗載台(23)など関係位置の
精度の安定維持を図って、性能を向上させるように構成
したものである。 【0020】前記の左右ユニットフレーム(20)は苗
載台(23)を支持する側フレーム(20a)(20
b)より植付中心線上となる上部を低く設けて、側フレ
ーム(20a)(20b)の前後上部間に凹部(B)を
形成させて、前記植付ミッションケース(30)の株間
調整機構(85)をリンク機構(86)を介して調節操
作する株間調節レバー(87)のレバーボックス(8
8)を、前記凹部(B)前面側に配設して、運転席
(5)及び移植機(9)後方の何れからの株間調節レバ
ー(87)の操作を容易とさせるばかりでなく、後方か
らの苗載台(23)に苗を補給する場合の作業や、苗載
台(23)及び苗取出爪(25)などのメンテナンスを
容易とさせ、また運転席(5)後方の視認性や苗取出爪
(25)の運動軌跡となる空間への視覚を良好とさせて
作業能率を向上させるように構成している。 【0021】さらに、図14に示す如く、前記ユニット
フレーム(20)の前部下側に支点軸(89)を介して
植深センサアーム(90)前端を回転自在に軸支させ、
前記センサアーム(90)の後端側に軸(91)を介し
て前記均平ローラ(27)を回転自在に設け、ユニット
フレーム(20)に対して均平ローラ(27)を昇降自
在に取付けると共に、前記センサアーム(90)に結合
バー(92)の一端を溶接固定させ、ユニットフレーム
(20)にアウタ受け(93)を介して設ける植深セン
サワイヤ(94)の一端を前記結合バー(92)他端の
複数の孔(95)…のいずれかに連結させる。前記セン
サワイヤ(94)を連結させる孔(95)を代えること
により、均平ローラ(27)の昇降量に対するセンサワ
イヤ(94)の押引量を変化させ、均平ローラ(27)
の昇降量に基づくセンサワイヤ(94)の植深変化の検
出感度を切換えるように構成している。 【0022】また、前記昇降シリンダ(6)を作動させ
る油圧切換昇降バルブ(96)を設け、前記昇降バルブ
(96)に連動連結するポジョンコントロールアーム
(97)に前記ワイヤ(94)の他端を連結させて、運
転席(5)右側の昇降レバー(98)でもって移植機
(9)を最下げ位置とするとき、平地、畦、傾斜地の如
何にかかわらず均平ローラ(27)の昇降量変化に基づ
く自動植深制御を行うように構成している。 【0023】また図13に示す如く、左右ユニットフレ
ーム(20)後部に培土ローラ(29)の取付高さ位置
を調節する植深レバー(99)を設けるもので、左右ユ
ニットフレーム(20)の後部側板(100)に固設す
るローラホルダー(101)に培土ローラ(29)の上
下スライド軸(102)を上下動自在に保持させると共
に、該スライド軸(102)に結合させるネジ軸(10
3)を、左右ユニットフレーム(20)最後端のハンド
ル取付板(104)に支持する植深レバー(99)基端
のハンドル軸(105)に、ホルダー(101)上端の
ベベルケース(106)内のベベルギヤ(106a)を
介して側面視略直角状に連動連結させて、左右ユニット
フレーム(20)後方より苗の植付深さを見ながら植付
深さの調節を可能とするように構成している。 【0024】なお、(107)は前記植付ミッションケ
ース(30)の苗台出力軸(30a)に連動連結して駆
動出力を取出爪駆動ケース(34)の入力軸(34a)
及び苗載台駆動ケース(35)の入力軸(35a)に伝
達する中間伝達軸である。 【0025】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、苗載台(23)を左右ユニットフレーム(20)の
側フレーム(20a)に複数の上部及び下部ローラ(4
2)・(43a)(43b)でもって回転支持する構造
のため、横送り駆動系(間欠駆動でしかも増速のため苗
載台支持系のこじれなどの影響を受ける)に無理な負荷
がかかることなく、円滑に作動し性能の安定維持が図れ
る。 【0026】また、苗載台(23)の主要部分(上部に
縦送り駆動機構(72)、下部に苗取出爪(25)の苗
トレイ進入部(A))を挾んで上側及び下側を上部及び
下部ローラ(42)・(43a)(43b)で支持する
構造のため、苗載台(23)が安定支持されると共に、
苗取出爪(25)と苗載台(23)の関係位置の精度も
良好とさせることができて、性能を向上させることがで
きる。 【0027】さらに、苗載台(23)の重量は前記ロー
ラ(42)・(43a)(43b)に支持されて、苗載
台(23)の往復駆動部となる取付枠(45)・移動子
(46)・ネジ軸(44)などには横方向のスラスト荷
重のみかかり、往復駆動機能が安定保持される。 【0028】またさらに、苗載台(23)の苗トレイ
(24)縦送り時の反力を下側ローラ(43b)で受け
るため、縦送りカム(71)による縦送り動作時のスト
ローク損失も少なく性能が安定する。また下側ローラ
(43b)は必要最小限の1つの配置として、レール
(22)を過度に拘束してこじれさすなどの不都合を防
止する。 【0029】また、前記ローラ(42)・(43a)
(43b)は各ボルト軸(80)・(81a)(84
a)の取外し操作によってこれらローラ(42)・(4
3a)(43b)の交換などを容易とさせると共に、苗
載台(23)を着脱するとき、前記長孔(76)によっ
て調節板(79)を相手レール(21)より下方にずら
し、装着時にあっては、下部ローラ(43a)(43
b)が相手レール(22)に正しく嵌込まれた後に再び
上部ローラ(42)を上方の元位置に戻して固定させ、
また苗載台(23)の取外し時には下側ローラ(43
b)を軸受板(84)と一体に取除くことによって、こ
の着脱も容易に可能とさせて組立性及びメンテナンス性
を良好とさせることができる。 【0030】図15は延長苗台(56)を折畳み式に換
え、スライド式に設けたもので、延長苗台(56)を平
面視略冂形に折曲げたロッド(108)で形成し、上部
案内板(48)の案内面上にトレイ送り方向に平行に固
設する筒状のロッドガイド(109)にロッド(10
8)の開脚基端をスライド自在に挿入保持させて、案内
板(48)に沿う直線開脚部(108a)でトレイ(2
4)の裏面側を摺接支持すると共に、中央の下側に屈曲
させる開脚連結部(108b)をトレイ(24)最底部
より下方に臨ませて、トレイ(24)最底部との引掛り
を防止するように設けて、簡素な構成でコンパクトに収
納可能とさせたものである。 【0031】図16は上部ローラ(42)の苗台レール
(21)に対するワンタッチ操作による嵌合及び嵌合解
除を可能とさせるようにした構成例を示すもので、同図
(1)のものは枢着板(73a)(73b)の上下取付
板(110)(111)に上部ローラ(42)の取付軸
(112)を上下摺動自在に支持させ、下取付板(11
1)と取付軸(112)の固定バネ座(113)間に圧
縮バネ(114)を介設すると共に、枢着板(73a)
(73b)の枢軸(115)に基端を揺動自在に支持す
る操作レバー(116)の中間をピン(117)を介し
て取付軸(112)に係合連結させて、苗載台(23)
の装着時にあってはレール(21)にローラ(42)を
バネ(114)力で嵌合させて保持する一方、取外し時
には操作レバー(116)をバネ(114)力に抗し下
動操作してレール(21)よりローラ(42)を離脱さ
せるもので、苗載台(23)の着脱作業を一層容易なも
のとさせることができる。 【0032】また図16(2)のものは、上部ローラ
(42)を支持する調節板(78a)を枢着板(73
a)(73b)に上下動自在に摺接させ、枢着板(73
a)(73b)に固設するピン取付座(118)と、該
ピン取付座(118)に進退自在に係合保持するロック
ピン(119)との間にロックバネ(120)を介設さ
せて、前記ピン(119)に係合する調節板(78a)
のピン孔(121)を変更操作することによって、レー
ル(21)に対するローラ(42)の嵌合及び嵌合解除
を行うように構成したものである。 【0033】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、苗載台(23)の上部及び下部を本体側の上下苗台
レール(21)(22)に、水平方向にそれぞれ摺動自
在に支持する複数の上部ローラ(42)及び下部ローラ
(43a)(43b)を備え、前記上部ローラ(42)
を苗載台(23)に上下位置変更部材(78)を介して
上下位置変更自在に取付ける苗移植機において、前記上
苗台レール(21)を断面冂形に形成し、枠フレーム
(20a)(20b)に上苗台レール(21)を固定さ
せ、苗載台(23)に固設する枢着板(75a)(75
b)に調節ボルト(77)を介して上下位置変更部材
(78)を上下位置調節自在に固設させ、上下位置変更
部材(78)に上部ローラ(42)を支持し、上苗台レ
ール(21)に上部ローラ(42)を離脱可能に嵌合さ
せるもので、苗載台(23)の着脱時、前記変更部材
(78)によって上部ローラ(42)を通常の取付位置
より下位側に変更させることによって、苗載台(23)
の上部が上苗台レール(21)に対し自由になり、苗載
台(23)の着脱作業の容易化が図れ組立性及びメン
テナンス性を向上させることができる。 【0034】
【図面の簡単な説明】 【図1】苗載台部の説明図である。 【図2】移植機全体の側面図である。 【図3】移植機全体の平面図である。 【図4】移植機全体の背面図である。 【図5】苗載台部の正面説明図である。 【図6】苗載台部の正面説明図である。 【図7】苗載台部の拡大説明図である。 【図8】苗載台部の拡大説明図である。 【図9】苗載台部の斜視説明図である。 【図10】上部ローラ部の説明図である。 【図11】苗押え部の説明図である。 【図12】延長苗台の説明図である。 【図13】植深レバー部の説明図である。 【図14】均平ローラ部の説明図である。 【図15】延長苗台の他の変形構造例を示す説明図であ
る。 【図16】上部ローラの他の取付構造例を示す説明図で
ある。 【符号の説明】 (21)(22) 苗台レール (23) 苗載台 (42) ローラ (43a)(43b) ローラ (78) 調節板(変更部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−87060(JP,A) 特開 昭63−194998(JP,A) 実開 昭56−85521(JP,U) 実開 平2−62080(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A01C 11/02

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 苗載台(23)の上部及び下部を本体側
    の上下苗台レール(21)(22)に、水平方向にそれ
    ぞれ摺動自在に支持する複数の上部ローラ(42)及び
    下部ローラ(43a)(43b)を備え、前記上部ロー
    ラ(42)を苗載台(23)に上下位置変更部材(7
    8)を介して上下位置変更自在に取付ける苗移植機にお
    いて、前記上苗台レール(21)を断面冂形に形成し、
    枠フレーム(20a)(20b)に上苗台レール(2
    1)を固定させ、苗載台(23)に固設する枢着板(7
    5a)(75b)に調節ボルト(77)を介して上下位
    置変更部材(78)を上下位置調節自在に固設させ、上
    下位置変更部材(78)に上部ローラ(42)を支持
    し、上苗台レール(21)に上部ローラ(42)を離脱
    可能に嵌合させることを特徴とする苗移植機。
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