JP3396785B2 - 苗移植機 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は走行車体に苗移植機を牽
引装備させ、走行車体のＰＴＯ軸駆動力により苗移植機
を駆動して苗植付け作業を行うようにした苗移植機に関
する。 【０００２】 【従来の技術】従来、特開平５−１１５２０７号公報、
または実開昭５７−１００８１９号公報に示す如く、ト
ラクタにリンク機構を介して植付フレームを昇降自在に
設け、植付フレームに移植ユニットを支持させ、苗トレ
イを載せる苗載台と、ポット苗を植付ける植付爪と、ポ
ット苗の覆土を行う培土ローラを、移植ユニットに備え
ると共に、トラクタのＰＴＯ軸に入力側を連結させる無
段変速機構の出力側に移植ユニットの入力軸を連結さ
せ、前記入力軸を左右方向に延設させて複数の移植 ユニ
ット前側の各ミッションケースに移植駆動力を夫々入力
させ、前記入力軸の軸芯方向に移植ユニットを左右スラ
イド可能に、かつ前記入力軸回りに移植ユニットを上下
動可能に取付ける技術がある。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術は、移植
ユニットをピッチングシリンダによって上下動させるか
ら、植付爪のフローティング動作によってポット苗の植
深を一定に保つ構造の簡略化並びにコスト低減を容易に
行い得ないと共に、移植ユニットを左右スライドさせて
条間調節などを行う構造の場合、移植ユニット数と同数
のピッチングシリンダなどを設置させる必要があり、１
条植の移植ユニットを複数設けて多条植え構造を容易に
構成し得ない等の問題がある。 【０００４】 【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、トラ
クタにリンク機構を介して植付フレームを昇降自在に設
け、植付フレームに移植ユニットを支持させ、苗トレイ
を載せる苗載台と、ポット苗を植付ける植付爪と、ポッ
ト苗の覆土を行う培土ローラを、移植ユニットに備える
と共に、トラクタのＰＴＯ軸に入力側を連結させる無段
変速機構の出力側に移植ユニットの入力軸を連結させ、
前記入力軸を左右方向に延設させて複数の移植ユニット
前側の各ミッションケースに移植駆動力を夫々入力さ
せ、前記入力軸の軸芯方向に移植ユニットを左右スライ
ド可能に、かつ前記入力軸回りに移植ユニットを上下動
可能に取付ける苗移植機において、移植ユニットの後側
をバネによって上下動自在に支持させ、前記バネを植付
フレームに左右スライド調節自在に設けるもので、入力
軸によって前側を支える移植ユニットの後側をバネによ
って支えるから、移植ユニットの培土ローラを適正な接
地圧でフローティング動作させ得、植付爪の植深並びに
培土ローラの覆土を適正に保って移植精度を向上させ
得、かつ移植ユニットのフローティング構造の簡略化及
びコスト低減を行い得ると共に、移植ユニットの左右ス
ライドによって前記バネの取付け位置も左右スライドさ
せるから、１条植の移植ユニットを複数設けて多条植え
構造を容易に構成し得るものである。 【０００５】 【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
述する。図１は移植駆動部の平面説明図、図２は移植機
の全体側面図、図３は同全体平面図であり、図中（１）
は走行車体であるトラクタ（２）の後方に３点リンク機
構（３）を介し昇降自在に装備する移植機で、該移植機
（１）は３点リンク機構（３）に連結支持する植付フレ
ーム（４）の上部左右両側に左右予備苗載台（５）を、
またこの下方に左右走行補助車輪（６）をそれぞれ配備
すると共に、この後方に２条分の移植ユニット（７ａ）
（７ｂ）を有する植付部（７）を、また植付部（７）の
左右両側及び後側の３方を囲む状態に作業者搭乗用ステ
ップ（８）を配備させて、予備苗載台（５）及びステッ
プ（８）で４方を囲まれる中央のユニット（７ａ）（７
ｂ）に対し、左右両側及び後側より苗の補給を行うよう
に構成している。 【０００６】前記植付部（７）は、畝面を鎮圧する鎮圧
ローラ（９）と、この鎮圧された畝面に苗載台（１０）
上のハード形苗トレイ（１１）より苗取出爪（１２）に
よって取出された１株分のポット苗を植付けるホッパ形
苗植付爪（１３）と、植付け後の苗に覆土を行う培土ロ
ーラ（１４）とを備え、昇降機構（１５）でもって略楕
円軌跡を描いて昇降する植付爪（１３）の上昇時、前記
苗取出爪（１２）より供給落下される苗を受取って、下
降時畝面に開成する移植孔にこの植付けを行うように構
成している。 【０００７】図４乃至図８に示す如く前記苗載台（１
０）は、ハード形苗トレイ（１１）を略鉛直状で且つ横
長手方向に搭載して機体の前後方向に横送りするように
設けたもので、上下部を移植ユニットフレーム（１６）
のガイドレール（１７）及びガイドシャット（１８）に
支持させて、苗台駆動系（１９）を構成する横送りネジ
軸（２０）に台移動子（２１）を結合させて、前記ネジ
軸（２０）の回転でもって苗載台（１０）の前後往復の
横送りを行うように構成している。 【０００８】また前記苗載台（１０）は、前側板（２
２）と後側板（２３）の上下間に縦送り駆動及び遊動ス
プロケット軸（２４）（２５）を介して縦送り駆動及び
遊動スプロケット（２６）（２７）を設けて、これらス
プロケット（２６）（２７）間に苗トレイ（１１）の各
セル（１１ａ）外底陥没部に掛合させる縦送りピン（２
８）を有する縦送りチェン（２９）を張架させて、苗載
台（１０）の前後横送り終端時前記ネジ軸（２０）に連
動する縦送り駆動軸（３０）の縦送りカム（３１）によ
り後側板（２３）の後外面に設置する縦送り駆動機構
（３２）を動作させ、スプロケット（２６）を一定量回
転させて苗トレイ（１１）の縦送りを行うように構成し
ている。 【０００９】前記植付フレーム（４）は上部横方向に配
設するメインフレーム（３３）と、下部横方向に配設す
る前及び後フレーム（３４）（３５）と、これら中央横
方向に配設するサブフレーム（３６）とを備え、前及び
後フレーム（３４）（３５）を第１連結板（３７）で、
また該第１連結板（３７）とメイン及びサブフレーム
（３３）（３６）を第２連結板（３８）で、さらに前記
前フレーム（３４）とサブフレーム（３６）を第３連結
板（３９）で相互に一体連結させている。 【００１０】また、前記メインフレーム（３３）と後フ
レーム（３５）に、ステップ（８）を連結支持する左右
の上下保護フレーム（４０）（４１）前端を各締結板
（４２）（４３）及び締付ボルト（４４）（４５）を介
して左右スライド調節自在に連結支持する一方、各移植
ユニット（７ａ）（７ｂ）前端下部の移植ミッションケ
ース（４６）の六角形入力軸（４７）回りに揺動自在に
支持する枢支板（４８）を、締結板（４９）及び締付ボ
ルト（５０）を介して前記後フレーム（３５）に左右ス
ライド調節自在に連結支持させている。 【００１１】そして、左右の上保護フレーム（４０）上
に立設する側面視門形の移植フレーム（５１）の前後上
部間を前後横フレーム（５２ａ）（５２ｂ）で連結さ
せ、後横フレーム（５２ｂ）に締付ボルト（５３ａ）を
介し左右スライド調節自在に固定する締結板（５３）の
ブラケット（５４）に枢軸（５５）を介しロッド（５
６）を連結させると共に、該ロッド（５６）に各移植ユ
ニット（７ａ）（７ｂ）後右側の固定片（５７）を圧縮
バネ（５８）を介し上下動自在に支持させるもので、前
記固定片（５７）にピン（５９）を介し揺動自在に取付
ける摺動コマ（６０）と、前記ロッド（５６）の下端側
に調節ピン（６１）を介し取付位置調節自在に設けるバ
ネ座（６２）間に前記バネ（５８）を介設して、各移植
ユニット（７ａ）（７ｂ）を入力軸（４７）を中心に各
条独立に揺動自在に支持するように構成している。 【００１２】上記から明らかなように、トラクタ（２）
にリンク機構（３）を介して植付フレーム（４）を昇降
自在に設け、植付フレーム（４）に移植ユニット（７
ａ）（７ｂ）を支持させ、苗トレイ（１１）を載せる苗
載台（１０）と、ポット苗を植付ける植付爪（１３）
と、ポット苗の覆土を行う培土ローラ（１４）を、移植
ユニット（７ａ）（７ｂ）に備えると共に、トラクタ
（２）のＰＴＯ軸（６５）に入力側を連結させる無段変
速機構（６６）の出力側に移植ユニット（７ａ）（７
ｂ）の入力軸（４７）を連結させ、前記入力軸（４７）
を左右方向に延設させて複数の移植ユニット（７ａ）
（７ｂ）前側の各ミッションケース（４６）に移植駆動
力を夫々入力させ、前記入力軸（４７）の軸芯方向に移
植ユニット（７ａ）（７ｂ）を左右スライド可能に、か
つ前記入力軸（４７）回りに移植ユニット（７ａ）（７
ｂ）を上下動可能に取付ける苗移植機において、移植ユ
ニット（７ａ）（７ｂ）の後側をバネ（５８）によって
上下動自在に支持させ、前記バネ（５８）を植付フレー
ム（４）に左右スライド調節自在に設ける。そして、入
力軸（４７）によって前側を支える移植ユニット（７
ａ）（７ｂ）の後側をバネ（５８）によって支えるか
ら、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の培土ローラ（１
４）を適正な接地圧でフローティング動作させ、植付爪
（１３）の植深並びに培土ローラ（１４）の覆土を適正
に保って移植精度を向上させ、かつ移植ユニット（７
ａ）（７ｂ）のフローティング構造の簡略化及びコスト
低減を行うと共に、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の左
右スライドによって前記バネ（５８）の取付け位置も左
右スライドさせ、１条植の移植ユニット（７ａ）（７
ｂ）を複数設けて多条植え構造を構成する。 【００１３】さらに前記予備苗載台（５）を支持する苗
載フレーム（６３）基端部のフレーム台（６４）を、上
保護フレーム（４０）に一体連結させて、該フレーム
（４０）の左右スライド調節時予備苗載台（５）も同時
に一体スライドさせて、ステップ（８）と予備苗載台
（５）の相対位置を一定維持させるように構成してい
る。 【００１４】図９乃至図１１に示す如く、トラクタ
（２）のＰＴＯ軸（６５）にドライブ軸（６５ａ）及び
無段変速機構である無段変速ベルト機構（６６）を介し
ベベルケース（６７）の入力軸（６８）を変速可能に連
動連結させ、前記入力軸（４７）を後端側に有する揺動
チェンケース（６９）の前端側を前記ベベルケース（６
７）の出力軸（７０）に揺動自在に支持させると共に、
前記植付爪（１３）の駆動を行う植付爪駆動系（７１）
の植付出力軸（７２）に、ミッションケース（４６）の
スプライン噛合せ式１回転クラッチ（７３）及び減速カ
ウンタ軸（７４）（７５）及びリミッタ式ユニットクラ
ッチ（７６）を介して前記入力軸（４７）を連動連結さ
せ、前記植付出力軸（７２）を入力する植付伝動ケース
（７７）の出力軸（７８）にリミッタ式安全クラッチ
（７９）を介設させて、前記出力軸（７８）の回転を昇
降機構（１５）を構成するロータリケース（８０）及び
植付アーム（８１）に伝達して植付爪（１３）の上下植
付動作を行わしめるように構成している。 【００１５】また前記苗取出爪（１２）の苗取出アーム
（８２）及びロータリケース（８３）を駆動する苗取駆
動軸（８４）を有する苗取爪駆動系（８５）と、前記駆
動軸（８４）に連動連結して横送り軸（２０）の変速切
替えを行う切替ギヤケース（８６）と、苗載台（１０）
の左右横送り終端毎に縦送りチェン（２９）の駆動スプ
ロケット軸（２４）並びに苗取出爪（１２）の苗取出時
に苗載台（１０）下方から作用させる苗押出ピン（８
７）の苗押出カム（８８）をそれぞれ回転する縦送り駆
動軸（３０）などを有する苗台駆動系（１９）と、前記
ミッションケース（４６）のカウンタ軸（７５）に連動
野連結する苗取駆動取出軸（８９）と、該取出軸（８
９）に株間調節用無段変速ベルト（９０）及び植付クラ
ッチ（９１）（リミッタ式安全クラッチとしても機能）
などを介し連動連結するクラッチ軸（９２）と、該クラ
ッチ軸（９２）の回転を前記苗取駆動軸（８４）に出力
する苗取出力軸（９３）と、前記１回転クラッチ（７
３）を操作する操作カム（９４）と苗取出力軸（９３）
間に設けて苗取出爪（１２）と苗植付爪（１３）との動
作タイミングを適正維持させる植付タイミング機構（９
５）などを有する苗取駆動系（９６）とを備え、ミッシ
ョンケース（４６）の苗取出力軸（９３）より出力され
る駆動力を苗取駆動軸（８４）で苗取爪駆動系（８５）
と苗台駆動系（１９）の２つに分離して、それぞれの駆
動を行うように構成している。 【００１６】上記のように、走行車体であるトラクタ
（２）のＰＴＯ軸（６５）駆動力により移植機（１）を
駆動して苗植付け作業を行うと共に、移植機（１）のミ
ッションケース（４６）とＰＴＯ軸（６５）間に無段変
速機構であるベルト機構（６６）を介設させる苗移植機
において、ＰＴＯ軸（６５）に入力側を連結させるベル
ト機構（６６）の出力側に移植機（１）の入力軸（４
７）を連結させ、前記入力軸（４７）を左右方向に延設
させて複数の移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の各ミッシ
ョンケース（４６）に移植駆動力を夫々入力させ、前記
入力軸（４７）の軸芯方向に移植ユニット（７ａ）（７
ｂ）を移動可能に、かつ前記入力軸（４７）回りに移植
ユニット（７ａ）（７ｂ）を揺動可能に取付ける。そし
て、ミッションケース（４６）を入力軸（４７）の軸芯
方向に移動させることにより、移植ユニット（７ａ）
（７ｂ）の苗植付け位置を左右方向に変更させ、各移植
ユニット（７ａ）（７ｂ）の取付け間隔を畝の間隔また
は植付け条間に応じて変更させ、野菜苗の左右方向の植
付け間隔を種類などに適応させると共に、入力軸回りに
各移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の各ミッションケース
（４６）を揺動可能に設置させることにより、各移植ユ
ニット（７ａ）（７ｂ）を夫々が独立して揺動可能にフ
ローティング支持させ、各移植ユニット（７ａ）（７
ｂ）毎に畝面との間隔を一定に保ち、畝間の溝の凹凸に
よって走行車体（２）が傾いても、野菜苗を適正深さで
植付ける多条植え作業を行う。 【００１７】また、前記苗取駆動軸（８４）とミッショ
ンケース（４６）の苗取出力軸（９３）とを、出入力ス
プロケット（９７）（９８）及びチェン（９９）を介し
連動連結するもので、駆動軸（８４）上の遊転筒軸（１
００）に入力スプロケット（９８）を固設し、該筒軸
（１００）に固設するフランジ（１０１）と駆動軸（８
４）に固設するフランジ（１０２）とを、フランジ（１
０１）に開設する長孔（１０３）を介しボルト（１０
４）で締結させて、植付爪駆動系（７１）と苗取爪及び
苗台駆動系（８５）（１９）のタイミングの調節を可能
とさせるように構成している。 【００１８】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、各移植ユニット（７ａ）（７ｂ）における苗載台
（１０）の前後横送り動作時苗トレイ（１１）の前後方
向より苗取出爪（１２）及び苗押出ピン（８７）を同調
動作させての苗取出し作業が行われると共に、この取出
し苗を苗植付爪（１３）に受継ぎさせての苗植付けが行
われる。 【００１９】而して本機側の変速などによって車速と作
業速度となるＰＴＯ軸との間の速度比が変化するような
場合でも、前記無段変速ベルト機構（６６）によって、
車速との速度比を常に一定維持させるようにミッション
入力回転数を補正制御して植付爪（１３）の動軌跡を一
定に保って植付精度を安定維持させるものである。 【００２０】また各移植ユニット（７ａ）（７ｂ）を左
右方向にスライドさせての条間調節時には各チェンケー
ス（６９）も六角入力軸（４７）に沿ってスムーズにス
ライドすると共に、六角軸によって各チェンケース（６
９）に駆動力も確実に伝達されて、駆動に影響しない。 【００２１】一方、前記ミッションケース（４６）に設
けるユニットクラッチ（７６）によって、多条植えにお
ける全条分のトルク負荷が加わる場合の危険防止が、ま
た植付爪駆動系（７１）に設ける安全クラッチ（７９）
によって、植付爪（１３）の土中突入時における突入抵
抗が大或いは石・コンクリート等への打込み時の危険防
止が、さらに苗取駆動系（９６）に設ける植付クラッチ
（９１）のリミッタによって安全クラッチとして作用す
るとき、トレイ（１１）の異常巻込みや苗取出爪（１
２）のトレイ（１１）への噛込み時における危険防止が
それぞれ図られて、作業の安全性を向上させることがで
きる。 【００２２】 【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、トラクタ（２）にリンク機構（３）を介して植付フ
レーム（４）を昇降自在に設け、植付フレーム（４）に
移植ユニット（７ａ）（７ｂ）を支持させ、苗トレイ
（１１）を載せる苗載台（１０）と、ポット苗を植付け
る植付爪（１３）と、ポット苗の覆土を行う培土ローラ
（１４）を、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）に備えると
共に、トラクタ（２）のＰＴＯ軸（６５）に入力側を連
結させる無段変速機構（６６）の出力側に移植ユニット
（７ａ）（７ｂ）の入力軸（４７）を連結させ、前記入
力軸（４７）を左右方向に延設させて複数の移植ユニッ
ト（７ａ）（７ｂ）前側の各ミッションケース（４６）
に移植駆動力を夫々入力させ、前記入力軸（４７）の軸
芯方向に移植ユニット（７ａ）（７ｂ）を左右スライド
可能に、かつ前記入力軸（４７）回りに移植ユニット
（７ａ）（７ｂ）を上下動可能に取付ける苗移植機にお
いて、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の後側をバネ（５
８）によって上下動自在に支持させ、前記バネ（５８）
を植付フレーム（４）に左右スライド調節自在に設ける
もので、入力軸（４７）によって前側を支える移植ユニ
ット（７ａ）（７ｂ）の後側をバネ（５８）によって支
えるから、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の培土ローラ
（１４）を適正な接地圧でフローティング動作させるこ
とができ、植付爪（１３）の植深並びに培土ローラ（１
４）の覆土を適正に保って移植精度を向上させることが
でき、かつ移植ユニット（７ａ）（７ｂ）のフローティ
ング構造の簡略化及びコスト低減を行うことができると
共に、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の左右スライドに
よって前記バネ（５８）の取付け位置も左右スライドさ
せるから、１条植の移植ユニット（７ａ）（７ｂ）を複
数設けて多条植え構造を容易に構成できるものである。

【図面の簡単な説明】 【図１】移植駆動部の平面説明図。 【図２】移植機の全体側面図。 【図３】移植機の全体平面図。 【図４】移植機フレーム部の側面説明図。 【図５】移植機フレーム部の平面説明図。 【図６】移植ユニット部の側面説明図。 【図７】移植ユニット部の背面説明図。 【図８】移植ユニット部の背面説明図。 【図９】ミッションケース部の側面説明図。 【図１０】ミッションケース部の正面説明図。 【図１１】移植機全体の駆動系説明図。 【符号の説明】 （２） トラクタ（走行車体）（３） リンク機構 （４） 植付フレーム （７ａ）（７ｂ） 移植ユニット（１０） 苗載台 （１１） 苗トレイ （１３） 植付爪 （１４） 培土ローラ （４６） ミッションケース （４７） 入力軸（５８） バネ （６５） ＰＴＯ軸 （６６） ベルト機構（無段変速機構）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小原 勇二 東京都渋谷区千駄ケ谷五丁目32番７号 石川島芝浦機械株式会社内 (56)参考文献 特開 平５−115207（ＪＰ，Ａ) 特開 昭57−16607（ＪＰ，Ａ) 実開 昭57−100819（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭56−90817（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) A01C 11/02

Claims (1)

1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 トラクタ（２）にリンク機構（３）を介
   して植付フレーム（４）を昇降自在に設け、植付フレー
   ム（４）に移植ユニット（７ａ）（７ｂ）を支持させ、
   苗トレイ（１１）を載せる苗載台（１０）と、ポット苗
   を植付ける植付爪（１３）と、ポット苗の覆土を行う培
   土ローラ（１４）を、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）に
   備えると共に、トラクタ（２）のＰＴＯ軸（６５）に入
   力側を連結させる無段変速機構（６６）の出力側に移植
   ユニット（７ａ）（７ｂ）の入力軸（４７）を連結さ
   せ、前記入力軸（４７）を左右方向に延設させて複数の
   移植ユニット（７ａ）（７ｂ）前側の各ミッションケー
   ス（４６）に移植駆動力を夫々入力させ、前記入力軸
   （４７）の軸芯方向に移植ユニット（７ａ）（７ｂ）を
   左右スライド可能に、かつ前記入力軸（４７）回りに移
   植ユニット（７ａ）（７ｂ）を上下動可能に取付ける苗
   移植機において、移植ユニット（７ａ）（７ｂ）の後側
   をバネ（５８）によって上下動自在に支持させ、前記バ
   ネ（５８）を植付フレーム（４）に左右スライド調節自
   在に設けることを特徴とする苗移植機。