JP3415891B2 - パケットデータ再生システム - Google Patents

パケットデータ再生システム

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JP3415891B2 JP23309593A JP23309593A JP3415891B2 JP 3415891 B2 JP3415891 B2 JP 3415891B2 JP 23309593 A JP23309593 A JP 23309593A JP 23309593 A JP23309593 A JP 23309593A JP 3415891 B2 JP3415891 B2 JP 3415891B2
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  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明はコンピュータの分野に関
するものであり、さらに具体的には、データサンプリン
グに関するものである。 【0002】 【従来の技術】2点間でデータ通信を行うには、媒体上
のデータがどの時点で妥当と見なして良いのかを決定す
るための何らかの方法が必ず必要であり、その時点にお
いてデータのサンプリング・捕捉が行われる。このこと
は、データの送信側と受信側との間である同期形式が必
要であることを意味している。最も明解な方法は同期信
号をデータ信号とともに送信して、受信側にいつデータ
の捕捉をすべきかを知らせることである。この方法は広
く用いられており、シリアルデータを送るときには、特
にこの方法がよく用いられる。しかし、この方法は同期
信号のための余計なケーブルが必要となること、また、
送り側に余分な電力が必要となる欠点がある。他の方法
として、データストリーム自身に同期のための要素を埋
め込んでしまい、受信側が最適なサンプリング点を決定
することができるようにする方法がある。この方法で
は、データは一般にバーストとして、すなわちパケット
として送信され、受信側ではいつパケットが開始される
のかを検出を行う必要がある。第2の方法では、一般に
フェーズロックループを用いて受信データと内部サンプ
リング信号との同期を維持させるようにする。アナログ
およびディジタルのどちらのフェーズトロックループ
(PLL)も用いられている。アナログPLLでは、ク
ロックの位相を変調してデータと揃えるようにする。一
方、ディジタルPLLでは高周波クロックを用いて1デ
ータビット時間内に発生する多数のクロック端のうちか
ら最も中心に近いものを選択する。アナログあるいはデ
ィジタルPLLを用いて、いつ新たなデータパケットが
開始されるかを受信側に知らせるいろいろな方法が存在
する。一般的に行われている1つの方法は、データとは
明白に異なる開始ビット用いて、データパケットの開始
を合図するやり方である。 【0003】アナログフェーズロックループによる方法
は、雑音によるサンプリングエラーを起こしやすく、望
ましいものではない。アナログサンプリング技術の雑音
の問題を解決するための方法として、ディジタルサンプ
リングを用いるやり方が知られている。しかしながら、
ディジタルサンプリングには不安定性の問題がある。デ
ィジタルラッチ出力は、もし、ラッチへの入力が複数同
時に発生するとある一定時間不確定となってしまう。従
って、ラッチ出力が不安定状態となっている間は、出力
が安定するまで正しくないデータ値が存在することにな
る。この点で、ディジタルサンプリングはさらに改善が
必要とされている。本発明では、遅延バッファのストリ
ングを用いて、データ周波数に整合するようにディジタ
ルPLL技術を適合させている。ストリングの各バッフ
ァは、データのサンプリングに用いることが可能なエッ
ジを発生させる。なお、このエッジは、さらに高い周波
数のクロックで与えられる多数のエッジと類似のものと
なっている。1つの起こり得る問題は、開始ビットエッ
ジを用いていろいろな位相にある可能なエッジをすべて
調べて最適サンプリング点を決定することと係わってい
る。開始ビットエッジは位相エッジとは本質的に非同期
であるから、無視できない不安定状態が発生しえる。本
発明では、さらに遅延回路を設けることにより、起こり
得る不安定状態のあらゆる可能性を、サンプリングされ
た位相エッジが伝搬される前に排除してしまう。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】従って、本発明が目的
とするところは、スイッチング雑音によるサンプリング
エラーを避けることができるデータサンプリング回路を
提供することにある。また、本発明のさらに目的とする
ところは、不安定状態を起こしにくいディジタルサンプ
リング回路を提供することにある。本発明の他の目的と
利点は、以下の説明と図面とを参照すれば、当業者には
明らかであろう。 【0005】 【課題を解決するための手段】コンピュータシステムの
データ通信のための改良されたデータサンプリングシス
テムは、基準クロックと、遅延ロックループ回路と、パ
ケットイネーブル回路と、遅延選択制御回路と、サンプ
ル選択回路と、サンプリング回路とから成っている。こ
の装置は、単一の半導体基板上に作成することが可能で
あり、また、マイクロコンピュータを有しそれに複数の
ボードが接続されたバス構成と接続することができる。
遅延ロックループ回路は正確な遅延クロック信号を基準
クロックに基づいて発生させる。正のエッジ同期化回路
は、遅延ロックループの中において、プログラム可能な
サンプリングシステムの位相調整を行う。半導体プロセ
スのばらつきがあっても、この正のエッジ同期化回路に
よって選択された遅延クロック信号と入力データとの間
の位相関係が確実に正しく維持される。パケットイネー
ブル回路はイネーブル信号をサンプル選択回路と遅延選
択制御回路とに送り、データ中の開始ビットの開始に合
わせてシステムを動作させ、また終了ビットに合わせて
停止させる。遅延選択制御回路は遅延クロック信号を用
いてデータ信号上の開始ビットの検出を行う。この遅延
選択制御回路はデータ信号を適当に遅延させることによ
って、不安定性の安定化を行い、データのと遅延ロック
ループ信号波形とが一致することと関係して発生する不
安定状態の問題を防ぐ。遅延選択制御回路が開始ビット
を検出すると、それに応じてサンプル選択回路は遅延ロ
ックループ回路から2つのサンプリング信号を、サンプ
リング回路の偶数ビットおよび奇数ビットサンプリング
に対して選択する。 【0006】ここに開示する本発明は、ディジタルPL
L技術を適合し、遅延バッファのストリングを用いて、
データ周波数への整合を行うようにするものである。ス
トリングの各バッファは、データのサンプリングに用い
ることが可能なエッジを発生させる。なお、このエッジ
は、さらに高い周波数のクロックで与えられる多数のエ
ッジと類似のものとなっている。1つの起こり得る問題
は、開始ビットエッジを用いていろいろな位相にある可
能なエッジをすべて調べて最適サンプリング点を決定す
ることと係わっている。開始ビットエッジは位相エッジ
とは本質的に非同期であるから、不安定状態が発生する
可能性を無視し得ない。本発明では、さらに遅延回路を
設けることにより、このような不安定状態が起こり得る
あらゆる可能性を、サンプルされた位相エッジが伝搬さ
れる前に排除する。 【0007】 【実施例】図1はコンピュータシステム11を示したブ
ロックであり、パケット再生回路8a−nがFIFO
(4a−n)に接続されている。また、FIFO(4a
−n)はパケットデータジェネレータ6a−nに接続さ
れている。これらの構成部品はコンピュータボード28
a−nに搭載されている。各ボード28a−nに必要と
される機能に応じて、その他の構成部品もボード28a
−nに搭載するようにもできる。また、ボード28a−
nにはプロモッサボード、メモリーボード、入出力(I
/O)ボード、グラフィックスボードなどの標準的な回
路ボードが含まれるようにもできる。各ボード28a−
nは、データ24と制御情報17とを転送するためにシ
ステムバス26と接続されている。制御情報17はボー
ド28a−nに対して転送しようとしているデータ24
の開始および終了とを示す。バス26としては、任意の
標準的なバスアーキテクチャーを採用することができ
る。1つの例は、通常“フューチャバス”として知られ
ているバスアーキテクチャーであり、これは例えば“マ
イクロプロセッサレポート”(17ページ、第6巻、第
7号、1992年5月27日)において開示されてい
る。パケットデータ再生回路8a−nはデータ24を転
送をするために直接にバス26に接続されている。パケ
ットデータ再生回路8a−nは正確なディジタルデータ
サンプリングが確実に行えるようにバス26上のデータ
の送信状態の監視を行う。 【0008】図2は、パケットデータ再生回路8aにつ
いてさらに詳細に示したブロック図である。図2におい
て、パケットデータ再生回路8aは入力として基準クロ
ック信号12を受信する。パケットデータ再生回路8a
は、遅延ロックループ回路14と、サンプル選択回路1
6と、遅延選択制御回路20と、パケットイネーブル回
路15と、サンプリング回路22とからなっている。こ
のブロック図には、それぞれが独立した回路として示さ
れているが、もちろんパケットデータ再生回路8a全体
を単一の半導体基板上に形成するようにできる。本発明
の重要な特徴は、パケットデータ再生回路8aによって
従来のディジタルサンプリング法において問題があった
不安定性が解決されるということである。図2の基準ク
ロック信号12としては、従来技術による任意のクロッ
ク回路からの信号を用いることができる。また、マイク
ロプロセッサのクロックと共通であってもよい。この好
適な実施例においては、クロックは約40MHzであ
り、従って25nsecの周期を有する。周期との関連性に
ついては、後にまた説明する。この基準クロック信号1
2は遅延ロックループ回路14に供給される。遅延ロッ
クループ回路14は複数の出力14aコード−j(順次
増大遅延クロック信号)を生成し、これらの出力はサン
プル選択回路16と遅延選択制御回路20とに入力され
る。また、遅延選択制御回路20からも複数の出力38
a−jが生成されて、サンプル選択回路16にさらに入
力として加えられる。パケットイネーブル回路15はデ
ータ24と制御情報17とを受信し、イネーブル信号4
3aを遅延選択制御回路20に対して出力し、またサン
プル選択回路16へはイネーブル信号43bを出力す
る。サンプル選択回路16は、2つの信号41aおよび
41bとから構成される出力信号41を生成して、サン
プリング回路22に供給する。サンプリング回路22は
信号41a、41b、およびデータ24を受信し、信号
41aおよび41bとを用いてデータ24の正確なサン
プリングを行う。サンプリングされたデータ10はサン
プリング回路22から出力されて、FIFO28に送ら
れる。 【0009】図3および図4は遅延ロックループ回路1
4をさらに詳細に示したものである。図3は、回路図お
よび一部ブロック図を組み合わせたもので、複数のイン
バータ要素18a−tが遅延ロックループ回路14内の
正エッジ同期化回路17に接続されている。直列に接続
されたインバータ18a−tによってクロック信号の周
期に整合するように選択されたバッファが形成されてい
る。1つのバッファ当たり2.5nsecの遅延を有する合計
10個のバッファ要素(従って20個のインバータ18
a−tが含まれている)によって遅延ロックループ回路
14が構成されており、これに、この例では25nsecの
周期を有するクロック信号12が加えられる。クロック
信号12および最後の遅延バッファからの出力14jが
ともに正エッジ同期化回路17に入力される。正エッジ
同期化回路17は入力12および14jに対してこれら
両者の比較を行い、これらが互いに同期しているかどう
かを調べる。次に正エッジ同期化回路17はプログラム
可能なアナログ電圧源V1およびV2を調整し、クロッ
ク信号12がインバータ列18a−t中を伝搬する遅延
時間を増加あるいは減少して、信号12と14jとが互
いに同期が維持されるようにする。このように正エッジ
同期化回路17の補償動作によって、プロセスのばらつ
きあるいは電源の変化に関係なしに、遅延ロックループ
回路14の位相関係が正しく維持される。 【0010】図4は図3のインバータ要素18aの内部
の回路構成を示した回路図である。インバータ18aは
2つのNMOSトランジスタと2つのPMOSトランジ
スタの合計4つのMOS(金属酸化物半導体)トランジ
スタを有している。PMOSトランジスタ19aおよび
NMOSトランジスタ19bによって相補型MOS伝達
ゲートが構成されている。これらの2つのトランジスタ
19aおよび19bが並列となるように、ソース/ドレ
イン端子が互いに接続されている。また、PMOSトラ
ンジスタ19aのゲートはプログラム可能なアナログ電
圧源V1に接続されており、一方、NMOSトランジス
タ19bのゲートはプログラム可能なアナログ電圧源V
2に接続されている。また、直列接続されたPMOSト
ランジスタ19cとNMOSトランジスタ19dとによ
って相補型MOSインバータが構成されている。PMO
Sトランジスタ19cのソースは電圧源Vccにバイアス
されており、一方、NMOSトランジスタ19dのソー
スは接地されている。伝達ゲートの出力はこれらのトラ
ンジスタ19cおよび19dのゲートに接続されてい
る。図5はデータ信号24、クロック信号12、およ
び、クロック信号12に対して遅延し最終的に遅延クロ
ックループ14の出力となる10個の位相遅延信号14
a−jについてのタイミング図である。データ信号2
4、クロック信号12および位相遅延信号14a−jは
すべて同期がとられている。データ24の開始ビットが
高から低へ遷移することによってスタートすると位相遅
延信号14a−jはデータ信号24によってラッチされ
て、データ24を正確にサンプリングするのに用いるの
に適当な遅延信号エッジ14a−jが求められる。この
特質については後に図6および図7の機能についての説
明の行う際にまたさらに詳細に議論する。 【0011】図6は図2の遅延選択制御回路20につい
てさらに詳細に表した図である。遅延選択制御回路20
は2つのラッチのグループ32a−jおよび34a−j
を有し、さらにまた、フリップフロップ36aと遅延バ
ッファ36bから成る遅延要素36と、複数の2入力A
NDゲート33a−jを有している。ラッチ32a−j
および34a−jは好適にはデータ入力D、イネーブル
入力E、および2つの出力Q、Qnot を有する単離なD
型ラッチである。なお、Qnot 出力はラッチ34a−j
においては用いられない。遅延ロックループ後14a−
jは対応するラッチ32a−jのD入力に入力される。
バス26からのデータ24はラッチ32a−jのイネー
ブル入力となるように接続されている。ラッチ32a−
jのQ出力35a−jは2入力ANDゲート33a−j
に入力される。また、Qnot 出力37a−jはANDゲ
ート33a−jに対して第2の入力として加えられる
が、その際出力37bがANDゲート33aに入力さ
れ、出力37cがANDゲート33bに入力され、以下
同様に加えられる。バス26からのデータ24は、遅延
要素36によって遅延された後に、ラッチ34a−jに
対してイネーブル入力として加えられる。 【0012】図7は、図2のサンプル選択回路16およ
びサンプリング回路22の構成を表した図である。サン
プル選択回路16は位相遅延信号14a−jの中から2
つの位相信号を表1に示したように選択するマルチプレ
クサである。サンプリング回路22は、フリップフロッ
プ42および44とからなっている。図6の遅延選択制
御回路20のラッチ34a−jのQ出力38a−jが、
制御入力としてサンプル選択回路16に対して加えられ
る。また、位相遅延信号14a−jが遅延ロックループ
14からサンプル選択回路16への入力信号として加え
られる。サンプル選択回路16の出力はクロック入力と
してフリップフロップ42および44に対して入力され
る。また、バス26からのデータ24がデータ入力とし
てフリップフロップ42および44に加えられる。サン
プル選択回路16は、信号38a−jのバイナリ値に応
じてフリップフロップ42および44をイネーブルにす
ることによってデータのサンプリングを行う。以下に説
明するようにフリップフロップ42のQ出力からは奇数
ビットのサンプリングデータ10aが供給され、一方フ
リップフロップ44のQ出力からは偶数ビットのサンプ
リングデータ10bが供給される。また、サンプリング
回路22からの出力は、図2においてサンプリングデー
タ信号10として表されているものである。次の表1
は、入力信号38a−jのバイナリコードに従って開始
ビット24が開始する時にデータサンプリングを行うた
めに、サンプル選択回路16がサンプリング回路22の
フリップフロップ42および44をイネーブルにするの
に用いるために指定する図3に示された位相1−10を
形成している位相遅延信号14a−jを表している。 【0013】 【表1】 表 1 バイナリ バイナリコード 開始ビット 奇数サンプル 偶数サンプル 信号43b 38a−j 開始 中間 信号41a 信号41b 1 1000000000 Φ1 & Φ2 Φ9 (14i) Φ4 (14d) 1 0100000000 Φ2 & Φ3 Φ10 (14j) Φ5 (14e) 1 0010000000 Φ3 & Φ4 Φ1 (14a) Φ6 (14f) 1 0001000000 Φ4 & Φ5 Φ2 (14b) Φ7 (14g) 1 0000100000 Φ5 & Φ6 Φ3 (14c) Φ8 (14h) 1 0000010000 Φ6 & Φ7 Φ4 (14d) Φ9 (14i) 1 0000001000 Φ7 & Φ8 Φ5 (14e) Φ10 (14j) 1 0000000100 Φ8 & Φ9 Φ6 (14f) Φ1 (14a) 1 0000000010 Φ9 & Φ10 Φ7 (14g) Φ2 (14b) 1 0000000001 Φ10 & Φ1 Φ8 (14h) Φ3 (14c) 0 関係なし 関係なし 低 (0) 低 (0) データパケット再生システム11の動作の理解を容易に
するために、まず、図2の遅延ロックループ回路14の
動作について説明する。 【0014】図2の遅延ロックループ回路14からは1
0個の出力信号14a−jが供給されるが、これらの信
号は図5に示されているようにそれぞれの互いの位相が
増加的にずれていく。また、これらはクロック信号12
を基準として位相ずれを生じる。また図4のPMOSト
ランジスタ19aおよびNMOSトランジスタ19bと
によってプログラム可能なCMOS伝達ゲートが構成さ
れている。これらのトランジスタ19aおよび19bの
ゲートは2つの独立したプログラム可能なアナログ電圧
源V1およびV2によって駆動される。V1とV2とが
低電圧となっているときには、トランジスタ19aが導
通状態となり、一方のトランジスタ19bは非導通状態
となっている。このとき、CMOS伝達ゲートはこのよ
うな状態に付随したオームの単位で測定可能な“オン抵
抗”を有している。一方、V1とV2とがともに高電圧
となっている場合には、トランジスタ19aが非導通状
態となり、一方のトランジスタ19bが導通状態とな
り、CMOS伝達ゲートは先の場合と同様な“オン抵
抗”を示す。しかし、もし、V1とV2とが(この実施
例の場合のように)互いに独立に動作することが可能で
あれば、トランジスタ19aおよび19bはそれぞれの
どちらも他とは独立に導通状態、非導通状態のいずれに
もなり得る。さらに、ゲート電圧V1およびV2を操作
することによって、トランジスタ19aおよび19bの
それぞれがいろいろなレベルの伝導度を示すように制御
することが可能である。従って、トランジスタ19aお
よび19bとによって構成されたCMOS伝達ゲートは
プログラム可能な可変抵抗として振る舞うことが可能で
ある。 【0015】図4のPMOSトランジスタ19cおよび
NMOSトランジスタ19dとによってCMOSインバ
ータが構成されている。トランジスタ19cおよび19
dは入力信号を反転させて、その結果の反転信号を出力
として供給する。また、NMOSトランジスタ19dの
ゲート・ソース間容量と関連する一定の容量を有してい
る。従って、2つのCMOS伝達ゲートとCMOSイン
バータとを一対として結合させるとプログラム可能な
“RC”時定数をもったバッファ回路ができ、これによ
り、アナログ電圧源V1およびV2を操作することによ
って信号がバッファ回路中を伝達する速度を操作する能
力を得ることができる。図2の遅延ロックループ回路1
4はそれぞれが互いに約1.25nsecずつ遅延する20個
のインバータ(従って10個のバッファ)を有してい
る。従って、遅延ロックループ14の出力は入力クロッ
ク信号12に対して25nsec遅延することになる。クロ
ック12はこの実施例においては、40MHzで動作す
るので、その周期は25nsecであり、従ってクロック信
号12と遅延ロックループ回路14の最後の出力14j
(Φ10)とは互いに位相が一致する。本発明によるパ
ケットデータ再生システムの機能について次に説明す
る。一般に、図2のパケットデータ再生システム8aは
プログラム可能な遅延ロックループ回路14を有するこ
とによってプロセスのばらつきと電源の変動とを自動的
に調整して基準クロック12との同期を維持し、正確で
効率的なデータサンプリングを可能とするものである。
データのサンプリングは遅延選択制御回路20中に不安
定性安定化回路を含んでおり、これによってデータサン
プリング時において位相遅延信号14a−jの立ち上が
りのどれかの1つと一致してデータ信号24がたち下が
るときに確実に正しいデータのサンプリングが行われ
る。 【0016】以上に説明したように、基準クロック信号
12および遅延ロックループ回路14によって、互いに
位相が増加的にずれていく10個の出力信号14a−j
が供給される。また、正エッジ同期化回路17によって
プロセスのばらつきや電源の変動に依存せずに遅延ロッ
クループ回路14の最後の出力14j(Φ10)がクロ
ック信号12と同期することが保証される。正エッジ同
期化回路17は遅延ロックループ回路14の最後の出力
14j(Φ10)とクロック信号12とを比較して、確
実にこれらの信号の位相を互いに一致させるようにな
す。もし、これらの信号の位相が互いに一致していなけ
れば、正エッジ同期化回路17は図3および図4と関連
して先に説明したプログラム可能アナログ電圧源V1お
よびV2を駆動して遅延ロックループ回路14中を信号
が伝達する速度を適当に増加または減少させることによ
って、クロック信号12と遅延ロックループ回路14の
最後の出力14jとの間の位相関係が正しく維持される
ようにする。図6に詳細に示されている遅延選択回路2
0は遅延ロックループ14からの位相遅延信号14a−
jと、パケットイネーブル回路15からのイネーブル信
号43aおよびデータ信号24とを入力し、10個のバ
イナリ出力38a−jをサンプリング回路22に対して
供給する。リセットすなわちデータ24中の終了ビット
を受信すると、イネーブル信号43aは次の開始ビット
を受信する前にフリップフロップ36aをクリアする。
これによって遅延選択制御回路20が次の開始ビット位
相情報を捕捉する準備が整えられる。先に説明したよう
に、遅延選択回路20はそれぞれ10個のラッチからな
る2つのグループ32a−jおよび34a−jと、2入
力ANDゲート33a−j、および遅延機構36とを具
備している。各ラッチ32a−jは制御信号入力端子
(ラッチイネーブル)を有しており、これらはデータ信
号24に結合されている。従って、データ信号24が高
から低へ遷移すると、以後ラッチ32a−jへの入力は
割り込み禁止状態となり、その時点の位相遅延信号14
a−jが保持され、これがラッチ32a−jのQ出力3
5a−jとなる。ラッチ32a−jのQ出力35a−j
は2入力ANDゲート33a−jに入力される。次のラ
ッチのQnot 出力がこのANDゲート33a−jへ第2
の入力として加えられるので、ラッチ34a−jへの入
力のうちのどれか1つの入力だけが必ずバイナリ値
“1”を有することになる。従って、もし出力35aが
“1”であり、出力35bが“0”であれば、39aは
“1”となる。これ以外のどのような場合(35aが
“1”でかつ35bが“1”、35aが“0”でかつ3
5bが“1”、35aが“0”でかつ35bが“0”)
においても、出力39aはバイナリ値“0”を有する。
従って、信号39a−jは必ずどこかの1桁だけが
“1”のバイナリ値を有するような10桁バイナリコー
ドとなっている。このコード39a−jは開始ビット2
4がいつ始まるのかを表している。また、各ラッチ34
a−jへの制御入力信号(ラッチイネーブル)として
は、データ信号24の最初の高から低への遷移が検出さ
れたものが、さらに遅延機構36によって遅延された信
号が入力される。遅延機構36はフリップフロップ36
aと図3および図4と同様な6つのインバータの列(図
にはバッファ要素36bとして示されている)を具備し
ている。従って、ラッチ34a−jへの制御入力信号3
1は7.5nsec(1個のインバータ当たりの遅延量1.25
ns×6インバータ)だけラッチ32a−jへの制御入力
信号24よりも遅延される。こうして、先に説明したバ
イナリコードである信号39a−jは、データ信号24
がラッチ32a−jを割り込み禁止状態にしてから7.5
nsec信号にD型ラッチ列34a−jにラッチされる。信
号39a−jはホールドされて出力38a−jとなる。
遅延選択制御回路20はバイナリコード38a−jをサ
ンプル選択回路16に対して出力する。サンプル選択回
路16によって復号されたバイナリコード38a−jに
よって、データ信号24の偶数および奇数ビットを正確
にサンプリングするためにはどの位相遅延信号14a−
jを用いるべきかが示される。 【0017】遅延選択制御回路20は、付加されている
ラッチ34a−jと遅延機構とによって不安定性安定化
回路として働く。データ信号24の立ち上がり点(開始
ビット)が位相遅延信号14a−j(第1のラッチ組3
2a−jへの入力)のどれか1つのエッジと一致する
と、出力35a−j(従って39a−j)の1つが短時
間の間不定状態となり、その後、問題の出力は不安定状
態から回復して正しいデータの保持を行うようになる。
このとき、遅延機構36によってデータ信号24は7.5
nsecだけ遅延されるから、これにより問題となり得る出
力が回復してから正しい値がラッチされて出力38a−
jとなる。図7に詳細に示されているサンプル選択回路
16は、バイナリコード38a−jと、位相遅延信号1
4a−j、およびイネーブル信号43bを入力して、ど
の位相遅延信号14a−jを奇数データビットをサンプ
リングするのに用いるべきか、また、どの位相遅延信号
14a−jを偶数データビットのサンプリングに用いる
べきなのかを決定する。サンプル選択回路16は、開始
ビット遷移の発生に基づいて、奇数および偶数クロック
を生成する。サンプル選択回路16の真理値表が表1で
ある。 【0018】図5のタイミング図はこれをさらに明確に
示している。データ信号24が高から低へ遷移したとき
が、開始ビットを示しており、これが図6のラッチ32
a−jのイネーブル入力として入力され、ラッチ32a
−jはこのときの各々の入力をラッチする。また、約7.
5nsec後にイネーブル入力31信号が発せられてラッチ
が各々のラッチのデータ34a−jをラッチする。ラッ
チ34a−jの出力38a−jは以下のような情報を保
持する。例えば図5の例では、38a=“0”(Φ
1)、38b=“0”(Φ2)、38c=“0”(Φ
3)、38d=“0”(Φ4)、38e=“0”(Φ
5)、38f=“0”(Φ6)、38g=“1”(Φ
7)、38h=“0”(Φ8)、38i=“0”(Φ
9)、38j=“0”(Φ10)、38a=“0”(Φ
1)である。これはバイナリコード000000100
0を表している。このコードはデータ信号24の高から
低への遷移が信号Φ7およびΦ8を表す14gと14h
との間で発生していることを示している。この情報を用
いて、サンプル選択回路16はどの位相遅延信号14a
−jを奇数データビット24aをサンプリングするのに
用いるべきかを、またどの遅延位相信号14a−jを奇
数データビット24bをサンプリングするのに用いるべ
きかを決定する。 【0019】サンプル選択回路16には図7を参照す
る。バイナリ値38a−jおよびイネーブル信号43b
が入力される。サンプル選択回路16はイネーブルにな
っているときには、バイナリコード38a−jを取り入
れ、どの位相遅延信号14a−jを奇数データビット2
4aおよび偶数データビット24bのサンプリングを行
うために用いるべきかの決定を表1に示した真理値表に
基づいて行う。もし、サンプル選択回路16がディスエ
ーブルの状態となっているときには、“0”を出力す
る。従って、サンプル選択回路16の出力は表1に従っ
た2つの別々の位相遅延信号41aおよび41bとな
り、これらはサンプリング回路22のフリップフロップ
42および44へイネーブル入力信号として供給され
る。一方、フリップフロップ42および44へのデータ
入力はデータ信号24である。図5の例では、開始ビッ
トが遅延位相信号Φ7、14gと遅延位相信号Φ8、1
4hとの間で高から低へ遷移すると、サンプル選択回路
16はフリップフロップ42(奇数ビットサンプルラッ
チ)へのクロック入力として位相遅延信号Φ5、14e
を、またフリップフロップ44(偶数ビットサンプルラ
ッチ)へのクロック信号として位相遅延信号Φ10、1
4jを用いることを決定する(フリップフロップ42お
よび44は位相遅延信号14eおよび14jの立ち上が
りにおいてクロックがかけられることに注意のこと)。
これによって、各々のサンプリング点が入力データ24
の遷移点の途中となるようになされる。 【0020】こうして、サンプリング回路22は正しく
サンプリングされたデータ(奇数データビット10aお
よび偶数ビット10bの両方)をFIFO4aに対して
出力する。以上、本発明を好適な実施例について説明し
たが、これによって本発明が制限されるものではない。
本発明の明細書を読めば開示した実施例のいろいろな変
形が可能であることは当業者にとっては明らかであろ
う。従って、そのような変形あるいは実施例は添付の請
求範囲の範囲内に含まれるものである。以上の記載に関
連して以下の各項を開示する。 1.データ信号を供給し、基準信号を供給し、各位相信
号が基準信号に対して増加的に遅延していく、複数の位
相信号を供給し、前記データ信号中におけるデータ信号
の転送の開始を識別するために前記複数の位相信号を採
用するようになされている識別手段を提供し、データ信
号のエッジと増加的に遅延する複数の信号のエッジとが
一致することによって起こり得る不安定性の問題を排除
するための遅延手段を提供し、データ信号中のデータ信
号の転送開始の識別を用いて、データのサンプリングの
正確さが改善されるようにデータのサンプリングを行う
サンプリング手段を提供する、ステップを含むことを特
徴とする、データをサンプリングする改良された方法。 【0021】2.前記識別手段が、いつデータ信号の転
送が開始されるかを識別し、データ信号の転送に開始の
識別に応じて、複数のサンプリング信号を生成するステ
ップを含んでいることを特徴とする前記1項に記載の方
法。 3.データ信号の転送の開始の識別が、さらにデータ信
号の転送が開始されたときに複数の位相信号をラッチ
し、前記複数の位相信号のバイナリ状態を評価してデー
タ信号の転送の開始時間を識別し、ラッチされた前記位
相信号のバイナリ状態に応じて、サンプリング信号を形
成する、手段をさらに含んでいることを特徴とする前記
2項に記載の方法。 4.前記サンプリング手段の提供が、複数のサンプリン
グフリップフロップを形成し、前記識別手段が前記複数
のサンプリングフリップフロップへのクロック入力を形
成するように、前記識別手段を複数のサンプリングフリ
ップフロップに結合し、データ信号が前記複数のサンプ
リングフリップフロップの入力を形成するように、前記
データ信号を前記複数のサンプリングフリップフロップ
に結合し、複数のサンプリングラッチの各出力がデータ
信号のサンプリングされたビットを表すように、前記デ
ータ信号を複数のサンプリングフリップフロップの出力
にラッチする、ステップを含んでいることを特徴とする
前記1項に記載の方法。 【0022】5.NMOSトランジスタのソースをPM
OSトランジスタのソースに結合してCMOS伝達ゲー
トの入力部を形成し、NMOSトランジスタのドレイン
をPMOSトランジスタのドレインに結合してCMOS
伝達ゲートの出力部を形成した、NMOSトランジスタ
とPMOSトランジスタとからなるCMOS伝達ゲート
を形成し、第1の可変電圧源をNMOSトランジスタの
ゲートに結合して、第1の可変電圧源によってNMOS
トランジスタの伝導度が変化するようになし、第2の可
変電圧源をPMOSトランジスタのゲートに結合して、
第2の可変電圧源によってPMOSトランジスタの伝導
度が変化するようになし、PMOSトランジスタのソー
スが第1の固定電圧源に接続され、NMOSトランジス
タのソースが第1の固定電圧源の電圧よりも低い電圧を
有する第2の固定電圧源に接続され、NMOSトランジ
スタのドレインがPMOSトランジスタのドレインに接
続されてCMOSインバータの出力部を形成し、NMO
SトランジスタのゲートがPMOSトランジスタのゲー
トに接続されてCMOSインバータの入力部を形成する
ようになされた、PMOSトランジスタとこれに直列に
接続されたNMOSトランジスタとからなるCMOSイ
ンバータを形成し、CMOS伝達ゲートの出力をCMO
Sインバータの入力に結合し、第1の可変電圧源と第2
の可変電圧源の操作によってCMOS伝達ゲートが可変
抵抗として働き、CMOSインバータがNMOSトラン
ジスタのゲート・ソース間接合によって形成される一定
容量として働くことによって形成される可変“RC”時
定数により、信号の伝達速度の調節が可能となす、ステ
ップを含むことを特徴とする温度変化またはプロセスば
らつきに依存せずに、基準信号に対して、一定の遅延時
間を維持する遅延信号を提供する方法。 【0023】6.基準信号と、前記基準信号に接続さ
れ、増加的に遅延する複数の位相遅延信号を生成する遅
延ロックループ回路と、前記遅延ロックループ回路に接
続された遅延選択制御回路と、前記遅延ロックループ回
路と前記遅延選択制御回路とに接続されたサンプル選択
回路と、前記サンプル選択回路に接続されたサンプリン
グ回路と、前記遅延選択制御回路と前記サンプリング回
路とに接続されたデータ信号と、前記遅延選択制御回路
と前記サンプル選択回路とに接続され、前記遅延選択制
御回路と前記サンプリング回路にデータパケットの中の
開始ビットあるいは終了ビットがいつ始まるかを知らせ
るようになされたパケットイネーブル回路と、前記サン
プリング回路に接続されたバス、とを備えていることを
特徴とするデータサンプリングシステム。 7.前記遅延ロックループ回路が、単一の信号遅延を供
給する複数のバッファ回路を具備していることを特徴と
する前記6項に記載のシステム。 【0024】8.前記複数のバッファ回路の各々が、互
いに直列に接続された2つのインバータ回路具備してお
り、該インバータの各々がさらに、第1のPMOSトラ
ンジスタを有し、第1のNMOSトランジスタを有し、
該第1のNMOSトランジスタが前記第1のPMOSト
ランジスタに並列に接続されて伝達ゲートを形成し、前
記第1のNMOSトランジスタのソースと前記第1のP
MOSトランジスタのソースとが互いに接続されてイン
バータ回路の入力部を形成し、前記第1のNMOSトラ
ンジスタのドレインと前記第1のPMOSトランジスタ
のドレインとが互いに接続されて伝達ゲートの出力を形
成するようになされており、ソースが固定電源電圧に接
続され、ゲートが前記CMOS伝達ゲートの出力に接続
された第2のPMOSトランジスタを有し、ソースが接
地電位に接続され、ゲートが前記伝達ゲートの出力に接
続され、ドレインが前記第2のPMOSトランジスタの
ドレインに接続されて該インバータ回路の出力部を形成
するようになされた第2のNMOSトランジスタを有し
ている、ことをトランジスタ前記7項に記載のシステ
ム。 【0025】9.前記遅延選択制御回路が、第1の複数
のD型ラッチを有し、該D型ラッチの各々がデータ入力
とラッチイネーブル入力との2つの入力と、1つの出力
を有し、前記複数のデータ入力のそれぞれが前記遅延ロ
ックループ回路によって生成された複数の位相遅延信号
の1つに結合されており、前記複数のラッチイネーブル
入力の各々がデータ信号に結合されており、2つの入力
と1つの出力を具備した複数のANDゲートを有し、該
ANDゲートの1つの入力が前記第1の複数のD型ラッ
チの中の第1のD型ラッチの“Q”出力に接続されてお
り、第2の入力が前記第1の複数のD型ラッチの中の第
2のD型ラッチの“Qnot"出力に接続されており、前記
第1の複数のD型ラッチの中の前記第2のD型ラッチが
該第1の複数のD型ラッチの中の次の増加ラッチとなる
ようになされており、第2の複数のD型ラッチを有し、
該D型ラッチの各々がデータ入力とラッチイネーブル入
力との2つの入力と、1つの出力を有し、前記第2の複
数のD型ラッチのデータ入力が前記複数のANDゲート
のそれぞれの出力に接続されており、ラッチイネーブル
入力がデータ信号に接続されており、該第2の複数のD
型ラッチの出力がどの増加位相遅延信号を用いてデータ
信号のサンプリングを行うべきかを示すバイナリコード
を表すようになされており、前記第1の複数のD型ラッ
チのラッチイネーブル入力と前記第2の複数のD型ラッ
チのラッチイネーブル入力との間に結合された遅延機構
を有し、前記第2の複数のD型ラッチのラッチイネーブ
ル入力によって該第2の複数のD型ラッチが前記第1の
複数のD型ラッチイネーブルにするのよりも遅れてイネ
ーブルにされるようになされている。 【0026】ことを特徴とする前記6項に記載のシステ
ム。 10.前記遅延機構が複数の信号遅延バッファ回路とラッ
チを具備していることを特徴とする前記9項に記載のシ
ステム。 11.前記サンプリング回路が、データ入力とイネーブル
入力との2つの入力と、出力とを有する2つのフリップ
フロップを有し、第1のフリップフロップが論理制御回
路の第1の出力に接続されているイネーブル入力を有し
ており、第2のフリップフロップが論理制御回路の第2
の出力に接続されているイネーブル入力を有しており、
前記第1のフリップフロップと前記第2のフリップフロ
ップの第2の入力がバスに接続されており、前記第1の
フリップフロップの出力がバスからの奇数ビットサンプ
リングデータを保持し、前記第2のフリップフロップの
出力がバスからの偶数ビットサンプリングデータを保持
するようになされていることを特徴とする前記6項に記
載のシステム。 12.前記サンプル選択回路が、マルチプレクサを有して
おり、該マルチプレクサが前記遅延ロックループ回路と
前記遅延選択制御回路とからの入力を取り入れ、2つの
増加位相遅延信号を前記サンプリング回路に対して出力
するようになされていることを特徴とする前記6項に記
載のシステム。 【0027】13.入力端子および出力端子を有するプロ
グラム可能な信号遅延回路において、該信号遅延回路
が、前記入力端子に接続されたソースと、第1の可変電
圧源に接続されたゲートと、ドレインとを具備した第1
のNMOSトランジスタと、前記入力端子に接続された
ソースと、第2の可変電圧源に接続されたゲートと、前
記第1のNMOSトランジスタのドレインに接続された
ドレインとを具備した第1のPMOSトランジスタと、
前記第1のPMOSトランジスタのドレインに接続され
たゲートと、回路のアースに接続されたソースと、前記
出力端子に接続されたドレインとを具備した第2のNM
OSトランジスタと、前記第2のNMOSトランジスタ
のゲートに接続されたゲートと、固定電圧源に接続され
たソースと、前記出力端子に接続されたドレインとを具
備した第2のPMOSトランジスタ、とを具備している
ことを特徴とするプログラム可能な信号遅延回路。 14.前記第1の可変電圧源および前記第2の可変電圧源
が互いに独立に動作して、前記第1のNMOSトランジ
スタおよび前記第2のPMOSトランジスタをいろいろ
な伝導度で導通するようになし、前記第1のNMOSト
ランジスタと前記第1のPMOSトランジスタとの結合
がプログラム可能な可変抵抗として振る舞うようになさ
れていることを特徴とする前記13項に記載のプログラ
ム可能な信号遅延回路。 【0028】15.基準クロック12と、遅延ロックルー
プ回路14と、パケットイネーブル回路15と、遅延選
択制御回路20と、サンプル選択回路16と、およびサ
ンプリング回路22とを具備していることを特徴とす
る、コンピュータシステムのデータ通信におけるデータ
サンプリングのための改良されたデータサンプリングシ
ステム。本装置は単一の半導体基板上に構成するように
することもでき、またマイクロコンピュータとそれに結
合された複数のボードを有するバス構造に接続すること
ができる。遅延ロックループ回路14は正確な遅延信号
14a−jを基準クロックに基づいて生成する。遅延ロ
ックループ14の中の正エッジ同期化回路はサンプリン
グシステムのプログラム可能な位相調整機能を有してい
る。この正エッジ同期化回路を有していることによっ
て、半導体プロセスのばらつきがあっても、選択された
遅延クロック信号と入力データとの間で正しい位相関係
が確実に維持される。パケットイネーブル回路15は、
データパケット中の開始ビットあるいは終了ビットがい
つ始まるかを遅延制御回路20およびサンプリング回路
16に知らせ、これに応じてこれらの回路ブロックをイ
ネーブルとなす。遅延選択制御回路20は遅延クロック
信号14a−j用いて、データ信号上の開始ビットを検
出する。遅延選択制御回路20は適当に遅延されたデー
タ信号を採用することによって、不安定性の安定化を行
い、データと遅延ロックループ信号波形とが一致するこ
とによって起こり得る不安定性に関する問題を排除す
る。サンプル選択回路16は、遅延選択制御回路20が
開始ビットを検出すると、それに応じてサンプリング回
路22の偶数ビットおよび奇数ビットサンプリングに対
して2つのサンプリング信号を遅延ロックループ回路1
4から選択する。
【図面の簡単な説明】 【図1】図1は、コンピュータシステムのブロック図と
して示した系統図である。 【図2】図2は、本発明の好適な実施例についての詳細
なブロック図である。 【図3】図3は、図2の遅延ロックループについて、組
み合わせゲートレベルと、ブロックレベルで表したもの
である。 【図4】図4は図3の反転遅延要素18をトランジスタ
レベルで表した回路図である。 【図5】図5は図2の遅延ロックループ回路14によっ
て生成される複数の遅延クロック信号14a−jについ
てのタイミング図である。 【図6】図6は、図2の遅延選択制御回路20と、不安
定的なタイムアウトについて説明するための図である。 【図7】図7は、図2のサンプル選択回路16とサンプ
リング回路22とを示した図である。
フロントページの続き (72)発明者 コードー エルナーシャー アメリカ合衆国 テキサス州 75080 リチャードソン セント ポール 927 アパートメント 163 (72)発明者 ジェイ ティー キャントレル アメリカ合衆国 テキサス州 75228 ダラスウェストグレン ドライヴ 8618 (56)参考文献 特開 平3−203427(JP,A) 特開 平2−48816(JP,A) 特開 平3−241918(JP,A) 特開 平2−2409(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/033 H03L 7/06 H03M 1/12 H04B 14/04 H04L 12/56

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 基準信号により駆動され、次第に遅れが
    増大する複数の位相信号を生じる遅延ロック・ループ回
    路と、この遅延ロック・ループへ接続された遅延選択制
    御回路と、これらの遅延ロック・ループと遅延選択制御
    回路とへ接続されたサンプル選択回路と、遅延選択制御
    回路とサンプル選択回路とへ接続されたパケット可能化
    回路と、サンプル選択回路へ接続されたサンプル回路と
    を備え、 前記の遅延選択制御回路はデータ転送が開始されたとき
    前記の位相信号をラッチして、位相信号の内のどの隣接
    対の間でデータ転送開始が生じたかを識別し、この識別
    に応じてバイナリコードを生じ、 前記のサンプル選択回路は、前記の遅延選択制御回路か
    ら前記の次第に遅れが増大する複数の位相信号と前記の
    遅延選択制御回路からバイナリーコードとを受けるマル
    チプレクサを含み、このマルチプレクサは前記のバイナ
    リコードに対応して、データ転送開始が発生し、識別さ
    れた位相信号に対して第1の所定の位相関係を有する第
    1の位相信号を奇数データサンプリング信号として選択
    し、そしてデータ転送開始がそれらの間で発生した隣接
    対の位相信号に対して、第1の所定の位相関係と異なる
    第2の位相関係を有する、第2の位相信号を偶数データ
    サンプリング信号として選択し、 前記のパケット可能化回路は前記の遅延選択制御回路と
    サンプル回路にデータ転送開始もしくは終了時に通報
    し、 サンプル回路はデータ転送中サンプル選択回路からサン
    プリング信号を受け、そしてデータをサンプルすること
    を特徴としたデータサンプリング・システム。
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