JP3414490B2 - ポリアルケニレン類でグラフト化されたプロピレンポリマー類の製造方法 - Google Patents
ポリアルケニレン類でグラフト化されたプロピレンポリマー類の製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ポリアルケニレン類
でグラフト化したプロピレン ホモ−及びコポリマー類
の製造方法に関する。この製造方法は、ポリアルケニレ
ンと特定の非過酸化物ラジカル開始剤類の存在下で、ポ
リプロピレンのホモ又はコポリマーの反応的変換によっ
て行われる。
でグラフト化したプロピレン ホモ−及びコポリマー類
の製造方法に関する。この製造方法は、ポリアルケニレ
ンと特定の非過酸化物ラジカル開始剤類の存在下で、ポ
リプロピレンのホモ又はコポリマーの反応的変換によっ
て行われる。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】非過酸化
物ラジカルを用いた高温での分解反応によって結晶性プ
ロピレン ホモー及びコポリマーを改質することが知ら
れており、溶融状態における流動性の顕著な向上とその
結果として起こる加工性の顕著な向上が得られている。
日本特開昭第54−090291号は、プロピレンポリマー類の
制御された分解方法において、ラジカル開始剤として1,
2-ジフェニルエタンのアルキル及びブロム誘導体の使用
について述べている。得られたポリマー類は、良好なレ
オロジー特性を示すが、しかしまだ同時に機械特性、特
に耐衝撃性は悪化している。
物ラジカルを用いた高温での分解反応によって結晶性プ
ロピレン ホモー及びコポリマーを改質することが知ら
れており、溶融状態における流動性の顕著な向上とその
結果として起こる加工性の顕著な向上が得られている。
日本特開昭第54−090291号は、プロピレンポリマー類の
制御された分解方法において、ラジカル開始剤として1,
2-ジフェニルエタンのアルキル及びブロム誘導体の使用
について述べている。得られたポリマー類は、良好なレ
オロジー特性を示すが、しかしまだ同時に機械特性、特
に耐衝撃性は悪化している。
【0003】同じ問題は、米国特許第4,556,695号で述
べられた方法によって得られた製品にも見い出される。
ここではこの制御された分解が、1,2-ジフェニルエタン
の塩素化誘導体を用いて行なわれている。米国特許第4,
948,820号においては、特定のベンゾピナコール誘導体
の使用を通して250と300℃の間の温度で結晶性プロピレ
ンのポリマー類又はコポリマー類の選択的分解が述べら
れており、この場合においてもまた、分解したポリマー
類は制御されたレオロジーを有するものが得られたが、
その材料の耐衝撃性を向上させるものではなかった。
べられた方法によって得られた製品にも見い出される。
ここではこの制御された分解が、1,2-ジフェニルエタン
の塩素化誘導体を用いて行なわれている。米国特許第4,
948,820号においては、特定のベンゾピナコール誘導体
の使用を通して250と300℃の間の温度で結晶性プロピレ
ンのポリマー類又はコポリマー類の選択的分解が述べら
れており、この場合においてもまた、分解したポリマー
類は制御されたレオロジーを有するものが得られたが、
その材料の耐衝撃性を向上させるものではなかった。
【0004】過酸化物ラジカル開始剤の存在中で、α−
オレフィンのポリマー類又はコポリマー類、例えば1-ブ
テンを用いて、250と300℃の間の温度で処理することに
よって結晶性プロピレン ポリマー類を改質すること
は、ヨーロッパ特許第261,786号からもまた知られてい
る。この方法で操作しても、得られた改質製品は耐衝撃
特性の向上を示さず、その上過酸化物開始剤の存在がそ
のポリマーの2次的な架橋反応を起こしてしまう。
オレフィンのポリマー類又はコポリマー類、例えば1-ブ
テンを用いて、250と300℃の間の温度で処理することに
よって結晶性プロピレン ポリマー類を改質すること
は、ヨーロッパ特許第261,786号からもまた知られてい
る。この方法で操作しても、得られた改質製品は耐衝撃
特性の向上を示さず、その上過酸化物開始剤の存在がそ
のポリマーの2次的な架橋反応を起こしてしまう。
【0005】プロピレン ポリマーの特性をエラストマ
ー類と混合することによって改質することが知られてい
る。特に、ポリ トランス オクテニレン ゴム(TOR)
とアイソタクチックポリプロピレンの混合物が知られて
いる(ジャーナル オブ マテリアル サイエンス 2
7、1171〜1174頁、1992年)。しかしながら、これらの
混合物類の機械特性、特に耐衝撃性は、いずれの方法に
おいても向上していない。m-フェニレン−ビス−マレイ
ミドからなるラジカル架橋剤で架橋されたポリトランス
オクテニレン ラバーを用いることによるポリプロピ
レンの改質もまたすでに述べられている(プラスチッ
ク、ラバー アンド コンポジット プロセシング ア
ンド アプリケーションズ、18、47〜58頁、1992年)。
得られた混合物は、耐衝撃性の向上を示す。しかし、そ
の製品は溶融状態において流動特性が劣る一特性を示
し、そして更に射出成形に対して特に適合しないレオロ
ジーの挙動を呈する。更にこれらの混合物から得られた
製造物は、不透明で弾性率において敏感な低下を示し、
それ故例えば梱包分野のような興味深い応用分野に適し
ていない。
ー類と混合することによって改質することが知られてい
る。特に、ポリ トランス オクテニレン ゴム(TOR)
とアイソタクチックポリプロピレンの混合物が知られて
いる(ジャーナル オブ マテリアル サイエンス 2
7、1171〜1174頁、1992年)。しかしながら、これらの
混合物類の機械特性、特に耐衝撃性は、いずれの方法に
おいても向上していない。m-フェニレン−ビス−マレイ
ミドからなるラジカル架橋剤で架橋されたポリトランス
オクテニレン ラバーを用いることによるポリプロピ
レンの改質もまたすでに述べられている(プラスチッ
ク、ラバー アンド コンポジット プロセシング ア
ンド アプリケーションズ、18、47〜58頁、1992年)。
得られた混合物は、耐衝撃性の向上を示す。しかし、そ
の製品は溶融状態において流動特性が劣る一特性を示
し、そして更に射出成形に対して特に適合しないレオロ
ジーの挙動を呈する。更にこれらの混合物から得られた
製造物は、不透明で弾性率において敏感な低下を示し、
それ故例えば梱包分野のような興味深い応用分野に適し
ていない。
【0006】
【課題を解決するための手段】さて、長鎖分枝を有する
新しいプロピレンポリマー類で価値ある機械特性とレオ
ロジー特性を有するものが意外にも見い出された。実際
に、これらのポリマー類は、溶融状態における高い流動
性と同時に顕著な耐衝撃性によって特徴付けられてい
る。
新しいプロピレンポリマー類で価値ある機械特性とレオ
ロジー特性を有するものが意外にも見い出された。実際
に、これらのポリマー類は、溶融状態における高い流動
性と同時に顕著な耐衝撃性によって特徴付けられてい
る。
【0007】この発明のポリマー類は、制御されたレオ
ロジーを有するポリマー類を得るために従来の分解方法
において立証されている耐衝撃性を特性の低下なしに流
動性が増加するように、プロピレン ホモポリマー及び
コポリマーの反応的変換の新しい方法によって製造する
ことができる。この発明の方法は、非過酸化物ラジカル
開始剤の存在中で、反応性のポリアルケニレン類とプロ
ピレンポリマーの200〜350℃の温度での熱処理からな
る。
ロジーを有するポリマー類を得るために従来の分解方法
において立証されている耐衝撃性を特性の低下なしに流
動性が増加するように、プロピレン ホモポリマー及び
コポリマーの反応的変換の新しい方法によって製造する
ことができる。この発明の方法は、非過酸化物ラジカル
開始剤の存在中で、反応性のポリアルケニレン類とプロ
ピレンポリマーの200〜350℃の温度での熱処理からな
る。
【0008】プロピレンのホモポリマー類及びコポリマ
ー類の両方を、プロピレン ポリマーのことばで言及す
る。特にそれらは、80%以上のアイソタクチック指数を
有する(コ)ポリマー類と、2〜10の炭素原子を有する
α−オレフィン類、例えば1-ブテン、1-ペンテン、4-メ
チル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテンの1又は2
以上の少量を有する結晶性共重合体類と、プロピレンと
そのエチレン及び/もしくはα−オレフィン類との混合
物の連続重合を通して得られた耐衝撃性ポリプロピレン
組成物、シンジオタクチック プロピレン ポリマー
類、及びアイソタクチック ポリプロピレンとEP
(D)M の混合物からなる。
ー類の両方を、プロピレン ポリマーのことばで言及す
る。特にそれらは、80%以上のアイソタクチック指数を
有する(コ)ポリマー類と、2〜10の炭素原子を有する
α−オレフィン類、例えば1-ブテン、1-ペンテン、4-メ
チル-1-ペンテン、1-ヘキセン、1-オクテンの1又は2
以上の少量を有する結晶性共重合体類と、プロピレンと
そのエチレン及び/もしくはα−オレフィン類との混合
物の連続重合を通して得られた耐衝撃性ポリプロピレン
組成物、シンジオタクチック プロピレン ポリマー
類、及びアイソタクチック ポリプロピレンとEP
(D)M の混合物からなる。
【0009】このプロピレンポリマー類は、メルト フ
ロー インデックス(MFI)値が、通常230℃/21.6N (ASTM
1238Lによる)で0.1から100の範囲、好ましくは0.2と5
0の間である。この反応性のポリアルケニレンは、トラ
ンス二重結合の含有量が一般に30%以上であり(ポリア
ルケニレン鎖中に存在する二重結合の全数に関して計算
された)、好ましくは35と80%の間である。
ロー インデックス(MFI)値が、通常230℃/21.6N (ASTM
1238Lによる)で0.1から100の範囲、好ましくは0.2と5
0の間である。この反応性のポリアルケニレンは、トラ
ンス二重結合の含有量が一般に30%以上であり(ポリア
ルケニレン鎖中に存在する二重結合の全数に関して計算
された)、好ましくは35と80%の間である。
【0010】用いられるこのポリアルケニレンは、好ま
しくは60%以上のトランス二重結合の含有量を有するポ
リオクテニレンである。これらの化合物類は、シリロオ
クテンから出発する複分解反応によって製造することが
できる。これらの化合物類の例には、ヘミッシュ ベル
ケ フェルス エージー(Chemische Werke Huels AG)に
よって商品名ベステナマー(Vestenamer)8012及びベステ
ナマー6213で商品化されたトランス オクテニレン ラ
バー(TOR)がある。この発明の方法に用いられる適当な
ポリアルケニレンの他の例は、バナジウム触媒を用いた
ブタジエンとエチレンの共重合体によって得られたトラ
ンスポリヘキセニレン類である。トランスポリヘキセニ
レンは、好ましくは60〜100%のトランス二重結合の含
有量を有する。
しくは60%以上のトランス二重結合の含有量を有するポ
リオクテニレンである。これらの化合物類は、シリロオ
クテンから出発する複分解反応によって製造することが
できる。これらの化合物類の例には、ヘミッシュ ベル
ケ フェルス エージー(Chemische Werke Huels AG)に
よって商品名ベステナマー(Vestenamer)8012及びベステ
ナマー6213で商品化されたトランス オクテニレン ラ
バー(TOR)がある。この発明の方法に用いられる適当な
ポリアルケニレンの他の例は、バナジウム触媒を用いた
ブタジエンとエチレンの共重合体によって得られたトラ
ンスポリヘキセニレン類である。トランスポリヘキセニ
レンは、好ましくは60〜100%のトランス二重結合の含
有量を有する。
【0011】この発明の方法で用いられるポリアルケニ
レンの量は、大きな範囲内で変えることができ、一般に
この量は20重量%未満であり好ましくは0.1と10重量%
の間である。この発明の方法で用いられる非過酸化物フ
リーラジカル開始剤は、例えば1,2-ジフェニルエタンの
アルキル誘導体及びシリルベンゾピナコール誘導体から
選択することができる。良好な結果は、2,3-ジメチル-
2,3-ジフェニルブタン(ペロキシド ヘミイ(Peroxyd C
hemie)によってインテロックス(Interox)CCDFBとして商
品化された)、同様に3,4-ジメチル-3,4-ジフェニルヘ
キサン(ペロキシドヘミイによってインテロックスCCDH
F として商品化された)並びに1,3-及び1,4-ジイソプロ
ピルベンゼンのオリゴマーの使用で得られる。
レンの量は、大きな範囲内で変えることができ、一般に
この量は20重量%未満であり好ましくは0.1と10重量%
の間である。この発明の方法で用いられる非過酸化物フ
リーラジカル開始剤は、例えば1,2-ジフェニルエタンの
アルキル誘導体及びシリルベンゾピナコール誘導体から
選択することができる。良好な結果は、2,3-ジメチル-
2,3-ジフェニルブタン(ペロキシド ヘミイ(Peroxyd C
hemie)によってインテロックス(Interox)CCDFBとして商
品化された)、同様に3,4-ジメチル-3,4-ジフェニルヘ
キサン(ペロキシドヘミイによってインテロックスCCDH
F として商品化された)並びに1,3-及び1,4-ジイソプロ
ピルベンゼンのオリゴマーの使用で得られる。
【0012】この発明の方法で用いられる非過酸化物ラ
ジカル開始剤の量は、得たい効果によって広い範囲内で
変えることができ、通常ポリマーの0.05と3重量%の
間、好ましくは0.1と1重量%の間である。このコポリ
マーの酸化熱分解現象を防止するために、この発明の方
法は、酸化防止剤と安定剤の存在中で行なわれる。
ジカル開始剤の量は、得たい効果によって広い範囲内で
変えることができ、通常ポリマーの0.05と3重量%の
間、好ましくは0.1と1重量%の間である。このコポリ
マーの酸化熱分解現象を防止するために、この発明の方
法は、酸化防止剤と安定剤の存在中で行なわれる。
【0013】一般に用いられる多くの1次及び2次酸化
防止性の薬剤は、酸化防止剤として用いることができ
る。特に立体障害を有するフェノール類を挙げることが
でき、好ましくは2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール
(BHT)、第2芳香族アミン類、チオエーテル類、ホスフ
ァイト類、ホスホナイト類、亜鉛ジチオブチルカルバメ
ート及びこれらの混合物がある。更に2,2'-チオジエチ
ル−ビス−〔3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕及び/もしくはホスファイト及び
ホスホナイトとBHTの相乗作用の組合せもまた有利に用
いることができる。
防止性の薬剤は、酸化防止剤として用いることができ
る。特に立体障害を有するフェノール類を挙げることが
でき、好ましくは2,6-ジ-t-ブチル-4-メチルフェノール
(BHT)、第2芳香族アミン類、チオエーテル類、ホスフ
ァイト類、ホスホナイト類、亜鉛ジチオブチルカルバメ
ート及びこれらの混合物がある。更に2,2'-チオジエチ
ル−ビス−〔3-(3,5-ジ-t-ブチル-4-ヒドロキシフェニ
ル)プロピオネート〕及び/もしくはホスファイト及び
ホスホナイトとBHTの相乗作用の組合せもまた有利に用
いることができる。
【0014】この酸化防止剤類は、通常2重量%以下、
好ましくは0.01と1重量%の間の量が用いられる。紫外
線安定剤、成核剤、滑剤、難燃剤等のような上記以外の
添加物もまた化合物に添加することができる。適当な機
械特性を与えるために、例えばタルク、マイカ、炭酸カ
ルシウム及び例えばガラス繊維のような強化材のような
他の添加物を更に用いることも可能である。
好ましくは0.01と1重量%の間の量が用いられる。紫外
線安定剤、成核剤、滑剤、難燃剤等のような上記以外の
添加物もまた化合物に添加することができる。適当な機
械特性を与えるために、例えばタルク、マイカ、炭酸カ
ルシウム及び例えばガラス繊維のような強化材のような
他の添加物を更に用いることも可能である。
【0015】ポリアルケニレンとのグラフト重合を通じ
たこの再構造化は、200〜350℃の範囲内、好ましくは27
0〜330℃の範囲内の温度で起こる。この再構造化の方法
は、通常のラムミキサー、例えばバンバリー型、又は好
ましくは押出機中の操作で、通常0.1と20分間の間、好
ましくは0.5と10分の間の時間適当な温度で加熱するこ
とによって行うことができる。
たこの再構造化は、200〜350℃の範囲内、好ましくは27
0〜330℃の範囲内の温度で起こる。この再構造化の方法
は、通常のラムミキサー、例えばバンバリー型、又は好
ましくは押出機中の操作で、通常0.1と20分間の間、好
ましくは0.5と10分の間の時間適当な温度で加熱するこ
とによって行うことができる。
【0016】このポリアルケニレンは、粉体の形又は顆
粒として上記ラジカル開始剤と上記プロピレンポリマー
へ加えるか、又は再構造化すべき(コ)ポリマーと共に
上記押出機の中へ直接に導入してポリマーの濃縮マスタ
バッチの形成の下に加えることができる。再構造化する
組成物は、好ましくは220と240℃の間の温度で予備的に
加熱混合しその後所定の反応温度で処理することができ
る。
粒として上記ラジカル開始剤と上記プロピレンポリマー
へ加えるか、又は再構造化すべき(コ)ポリマーと共に
上記押出機の中へ直接に導入してポリマーの濃縮マスタ
バッチの形成の下に加えることができる。再構造化する
組成物は、好ましくは220と240℃の間の温度で予備的に
加熱混合しその後所定の反応温度で処理することができ
る。
【0017】この反応は、射出成形を経る(コ)ポリマ
ーの変換工程の間に有利に行うことができる。一つの態
様として、このプロピレンポリマー類は、270〜330℃の
温度で上述のラジカル発生剤の存在中で予備的な分解を
行うことができる。次にポリアルケニレンがこのように
して得られたものへ加えられ、そして200と250℃の間の
温度で再構造化反応が行なわれる。
ーの変換工程の間に有利に行うことができる。一つの態
様として、このプロピレンポリマー類は、270〜330℃の
温度で上述のラジカル発生剤の存在中で予備的な分解を
行うことができる。次にポリアルケニレンがこのように
して得られたものへ加えられ、そして200と250℃の間の
温度で再構造化反応が行なわれる。
【0018】更なる方法によれば、酸化防止剤と同様に
ラジカル発生剤は、このプロピレンポリマーの合成の際
にあらかじめ加えることができる。次にこのポリアルケ
ニレンがこのようにして得られた(コ)ポリマーへ加え
られ、次に再構造化反応が行なわれる。次の実施例は、
この発明を例証するためのものであり、発明を限定する
ものではない。
ラジカル発生剤は、このプロピレンポリマーの合成の際
にあらかじめ加えることができる。次にこのポリアルケ
ニレンがこのようにして得られた(コ)ポリマーへ加え
られ、次に再構造化反応が行なわれる。次の実施例は、
この発明を例証するためのものであり、発明を限定する
ものではない。
【0019】
【実施例】実施例1(比較)
ハイモント イタリヤによって商品化された製品(商品
名モプレン スへリポール(Moplen Spheripol)YD50G )
で、230℃/21.6Nでのメルト フローインデックスが
0.3dg/min(ASTM 1238/L によって測定した)の粉体の
形の結晶性ポリプロピレン1000重量部を、BHTの1.0重量
部、フェノール系酸化防止剤(チバ−ガイキー社によっ
て商品化された製品イルガノックス(Irganox)1035 )の
1.0重量部及びステアリン酸カルシウムの1.0重量部と共
にヘンシェル(Henschel) ターボミキサー中で0.5分間
の混合を行った。最後に非過酸化物ラジカル開始剤イン
テロックス(Interox)CCDFBの6重量部を加えた。
名モプレン スへリポール(Moplen Spheripol)YD50G )
で、230℃/21.6Nでのメルト フローインデックスが
0.3dg/min(ASTM 1238/L によって測定した)の粉体の
形の結晶性ポリプロピレン1000重量部を、BHTの1.0重量
部、フェノール系酸化防止剤(チバ−ガイキー社によっ
て商品化された製品イルガノックス(Irganox)1035 )の
1.0重量部及びステアリン酸カルシウムの1.0重量部と共
にヘンシェル(Henschel) ターボミキサー中で0.5分間
の混合を行った。最後に非過酸化物ラジカル開始剤イン
テロックス(Interox)CCDFBの6重量部を加えた。
【0020】この混合物は、45mmのねじ山(thread)を有
するドルチ型の単一スクリュー押出機のホッパに供給
し、次に285〜290℃のヘッド温度、約10kg/時間の処理
量、1分間に50/60回転のスクリュー速度及び約200秒
の滞在時間で操作して押出した。最後にこの混合物は造
粒し、顆粒から、3mmの厚さを有する標準棒状体をネグ
リ アンド ボッシ(Negri and Bossi) 射出成形プレス
225〜640 N(直径50mmのバレルと自由ダイを有する)の
中で230〜240℃の溶融温度と980バールの特定圧力で射
出成形することによって得られた。このダイは30℃の温
度で自動調温した。
するドルチ型の単一スクリュー押出機のホッパに供給
し、次に285〜290℃のヘッド温度、約10kg/時間の処理
量、1分間に50/60回転のスクリュー速度及び約200秒
の滞在時間で操作して押出した。最後にこの混合物は造
粒し、顆粒から、3mmの厚さを有する標準棒状体をネグ
リ アンド ボッシ(Negri and Bossi) 射出成形プレス
225〜640 N(直径50mmのバレルと自由ダイを有する)の
中で230〜240℃の溶融温度と980バールの特定圧力で射
出成形することによって得られた。このダイは30℃の温
度で自動調温した。
【0021】このようにして得られたサンプルのいくつ
かは、粉砕しMFI測定を行い、他のものは23℃でASTM D2
56の基準に従ってノッチを有するシャルピ耐衝撃性テス
トを行いそしてASTM D790の基準に従って曲げ弾性率テ
ストを行った。破壊における全エネルギーは、落球法に
よって決定した。この理由のために、100mmの直径と3m
mの厚さを有する円板を射出成形した。このテストは、2
0mmの直径の半球状のヘッドを有するビームを用い、60m
mの支点の直径と5m/secの衝撃速度の内法スパンでDIN5
3443 パート2の基準に従った装置を用いた操作によっ
て行った。
かは、粉砕しMFI測定を行い、他のものは23℃でASTM D2
56の基準に従ってノッチを有するシャルピ耐衝撃性テス
トを行いそしてASTM D790の基準に従って曲げ弾性率テ
ストを行った。破壊における全エネルギーは、落球法に
よって決定した。この理由のために、100mmの直径と3m
mの厚さを有する円板を射出成形した。このテストは、2
0mmの直径の半球状のヘッドを有するビームを用い、60m
mの支点の直径と5m/secの衝撃速度の内法スパンでDIN5
3443 パート2の基準に従った装置を用いた操作によっ
て行った。
【0022】実施例2
初めの混合物に、ベステナマー(Vestenamer)8012の名前
でフユエルズ エージー(Fuels AG)によって商品化され
たものであり、トランス/シス二重結合比が80:20であ
り、平均分子量1.0×105を有するポリ トランス オク
テニレン ラバーの10重量部をさらに加えて、ヘンシェ
ル ターボミキサー中で混合すること以外は実施例1と
同様にして行った。
でフユエルズ エージー(Fuels AG)によって商品化され
たものであり、トランス/シス二重結合比が80:20であ
り、平均分子量1.0×105を有するポリ トランス オク
テニレン ラバーの10重量部をさらに加えて、ヘンシェ
ル ターボミキサー中で混合すること以外は実施例1と
同様にして行った。
【0023】表2から、再構造化ポリマーは、MFI値が
出発ポリマーに対して約40倍増加し同時にその耐衝撃性
は高く維持していることは明らかである。この得られた
サンプルは乳白色ではなく完全に透明である。実施例3(比較) MFI=4を有するポリプロピレンの商業サンプル(ハイモ
ント イタリアによって商品化されたモプレン(Moplen)
T 30 G)について、この機械特性を決定した。テストの
ために必要なサンプルは、実施例で述べた方法に従って
射出成形によって作製した。この結果は表1に示す。
出発ポリマーに対して約40倍増加し同時にその耐衝撃性
は高く維持していることは明らかである。この得られた
サンプルは乳白色ではなく完全に透明である。実施例3(比較) MFI=4を有するポリプロピレンの商業サンプル(ハイモ
ント イタリアによって商品化されたモプレン(Moplen)
T 30 G)について、この機械特性を決定した。テストの
ために必要なサンプルは、実施例で述べた方法に従って
射出成形によって作製した。この結果は表1に示す。
【0024】実施例4
ポリプロピレンのモプレンYD 50 G の5Kgを、BHTの
0.1重量%及びイルガノックス1035の0.1重量%と共にヘ
ンシェル ターボミキサーの中で混合する。次に非過酸
化物ラジカル開始剤イルガノックスCCDFB (0.6重量
%)、ステアリン酸カルシウム(0.1重量%)及びベス
テナマー8012の0.5重量%を加える。
0.1重量%及びイルガノックス1035の0.1重量%と共にヘ
ンシェル ターボミキサーの中で混合する。次に非過酸
化物ラジカル開始剤イルガノックスCCDFB (0.6重量
%)、ステアリン酸カルシウム(0.1重量%)及びベス
テナマー8012の0.5重量%を加える。
【0025】この組成物は、次に相互−回転ウェルナ
プフリーダー(Werner Pflieder) スクリューを用い220
〜240℃の温度で混合し、次に顆粒化した。得られた生
成物は次に280〜290℃の温度で射出成形にかける。得ら
れたサンプルは実施例1で述べたことに従って特性を決
定しこの結果を表1に示す。実施例3のこれらと共に得
られたデータを比較すると、同じMFIのものについては
耐衝撃性の機械特性は著しく向上することがわかる。更
に得られた結果のサンプルは完全に透明であり一方実施
例3からのサンプルは乳白色を示す。
プフリーダー(Werner Pflieder) スクリューを用い220
〜240℃の温度で混合し、次に顆粒化した。得られた生
成物は次に280〜290℃の温度で射出成形にかける。得ら
れたサンプルは実施例1で述べたことに従って特性を決
定しこの結果を表1に示す。実施例3のこれらと共に得
られたデータを比較すると、同じMFIのものについては
耐衝撃性の機械特性は著しく向上することがわかる。更
に得られた結果のサンプルは完全に透明であり一方実施
例3からのサンプルは乳白色を示す。
【0026】実施例5
モプレンYD 50 G の95重量部へ、モプレンYD 50 G (87.
97重量%)、インテロックスCCDFB (12重量%)、BHT
(0.1重量%)、イルガノックス1035(0.1重量%)、ステ
アリン酸カルシウム(0.1重量%)からなるマスターバッ
チの5重量部を加える。この混合物は、次に280〜290℃
で押出しそして造粒する。MFIが20のこの生成物の100重
量部へ、続いてベステナマー8012の5重量部の添加を行
う。タンブラー中で混合した後、射出成形を230〜240℃
の温度で行う。このMFI値及び機械特性は表1に示す。
97重量%)、インテロックスCCDFB (12重量%)、BHT
(0.1重量%)、イルガノックス1035(0.1重量%)、ステ
アリン酸カルシウム(0.1重量%)からなるマスターバッ
チの5重量部を加える。この混合物は、次に280〜290℃
で押出しそして造粒する。MFIが20のこの生成物の100重
量部へ、続いてベステナマー8012の5重量部の添加を行
う。タンブラー中で混合した後、射出成形を230〜240℃
の温度で行う。このMFI値及び機械特性は表1に示す。
【0027】実施例6
0.35dg/minのMFIを有し、モプレンEPD 60 Rとしてハイ
モント イタリアによって商品化されたエチレン/プロ
ピレン コポリマー(エチレンを5重量%を含有する)
の100重量部は、BHT酸化防止剤の0.1重量%、イルガノ
ックス1035の0.1重量%、ステアリン酸カルシウムの0.1
重量%と共にタンブラー中で混合する。次にインテロッ
クスCCDHFの0.6 重量%を加え、その際ベステナマー621
3としてフユエルズ エージーによって商品化されたも
のでトランス/シス二重結合比が60:40であり1.2×105
の平均分子量を有するポリトランス オクテニレン ラ
バーの5重量部がこの組成物へ加えられる。そのように
して得られた組成物は、290℃での押出に付された。次
にこのコポリマーは240℃で圧縮成形され、そしてその
ようにして得られたサンプルは実施例1で述べたと同様
に機械的テストの決定のために用いられた。
モント イタリアによって商品化されたエチレン/プロ
ピレン コポリマー(エチレンを5重量%を含有する)
の100重量部は、BHT酸化防止剤の0.1重量%、イルガノ
ックス1035の0.1重量%、ステアリン酸カルシウムの0.1
重量%と共にタンブラー中で混合する。次にインテロッ
クスCCDHFの0.6 重量%を加え、その際ベステナマー621
3としてフユエルズ エージーによって商品化されたも
のでトランス/シス二重結合比が60:40であり1.2×105
の平均分子量を有するポリトランス オクテニレン ラ
バーの5重量部がこの組成物へ加えられる。そのように
して得られた組成物は、290℃での押出に付された。次
にこのコポリマーは240℃で圧縮成形され、そしてその
ようにして得られたサンプルは実施例1で述べたと同様
に機械的テストの決定のために用いられた。
【0028】得られた結果は表1に示す。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】再構造化の方法は、ポリマーのメルトフ
ローインデックスの増加と、同時にこのようにして得ら
れた製品の耐衝撃性に著しい増加を導く。この発明の方
法を用いると、従来の技術で利用不可能な低MFI(MFI 23
0℃/21.6N 約0.3)のポリマー類から出発して、射出成
形によって高耐衝撃性を有する薄い壁の透明製品を得る
ことが可能になる。この成形サイクルは、従来法の成形
サイクルよりも速くそれ故より大きい生産性とエネルギ
ー節約を達成する結果となる。
ローインデックスの増加と、同時にこのようにして得ら
れた製品の耐衝撃性に著しい増加を導く。この発明の方
法を用いると、従来の技術で利用不可能な低MFI(MFI 23
0℃/21.6N 約0.3)のポリマー類から出発して、射出成
形によって高耐衝撃性を有する薄い壁の透明製品を得る
ことが可能になる。この成形サイクルは、従来法の成形
サイクルよりも速くそれ故より大きい生産性とエネルギ
ー節約を達成する結果となる。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 フランチェスコ マッシア
イタリア国、グアン ツァーテ(ツェー
オー)22070、ビア カボウル 1
(72)発明者 アルツロ マルキオーニ
イタリア国、クベリオ(ブー.アー)
21030、ビア バッタリア エッセ.
マルティーノ 53
(56)参考文献 特開 昭55−78039(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C08F 255/02
C08L 23/00
Claims (12)
- 【請求項1】 非過酸化物ラジカル開始剤の存在中で、
ポリアルケニレンとプロピレンポリマーを270〜350℃の
間の温度で0.1〜20分の間の時間熱処理を行うことから
なるポリアルケニレンでグラフト化したプロピレンポリ
マー類の製造方法。 - 【請求項2】 ポリアルケニレンが、30〜100%のトラ
ンス二重結合の含有量を有する請求項1の方法。 - 【請求項3】 トランス二重結合の含有量が、35と80%
の間である請求項2の方法。 - 【請求項4】 ポリアルケニレンの量が、0.1〜20%で
ある請求項1〜3のいずれか1つによる方法。 - 【請求項5】 ポリアルケニレンの量が、0.1〜10%の
間である請求項4の方法。 - 【請求項6】 ポリアルケニレンが、60〜100%のトラ
ンス二重結合の含有量を有するポリトランス オクテニ
レンである請求項1〜5のいずれか1つによる方法。 - 【請求項7】 ポリアルケニレンが、60〜100%のトラ
ンス二重結合の含有量を有するポリトランス ヘキセニ
レンである請求項1〜5のいずれか1つによる方法。 - 【請求項8】 非過酸化物ラジカル開始剤が、1,2-ジフ
ェニルエタンの誘導体である請求項1〜7のいずれか1
つによる方法。 - 【請求項9】 非過酸化物ラジカル開始剤が、1,2-ジフ
ェニルエタンのアルキル誘導体である請求項8の方法。 - 【請求項10】 更に、酸化防止剤の使用からなる請求
項1〜9のいずれか1つによる方法。 - 【請求項11】 熱処理が、押出機の中で行なわれる請
求項1〜9のいずれか1つによる方法。 - 【請求項12】 熱処理が、射出成形ダイの中で行なわ
れる請求項1〜11のいずれか1つによる方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IT93A000975 | 1993-05-13 | ||
IT93MI000975A IT1264437B1 (it) | 1993-05-13 | 1993-05-13 | Polimeri del propilene aggraffati con polialchenileni e processo per la loro preparazione |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072956A JPH072956A (ja) | 1995-01-06 |
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ID=11366147
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP0624622B1 (ja) |
JP (1) | JP3414490B2 (ja) |
AT (1) | ATE176266T1 (ja) |
DE (1) | DE69416189T2 (ja) |
DK (1) | DK0624622T3 (ja) |
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TW509707B (en) | 1997-02-21 | 2002-11-11 | Montell Technology Company Bv | Soft elastomeric thermoplastic polyolefin compositions |
CA2499951C (en) | 2002-10-15 | 2013-05-28 | Peijun Jiang | Multiple catalyst system for olefin polymerization and polymers produced therefrom |
US7700707B2 (en) | 2002-10-15 | 2010-04-20 | Exxonmobil Chemical Patents Inc. | Polyolefin adhesive compositions and articles made therefrom |
ATE500280T1 (de) * | 2007-01-09 | 2011-03-15 | Borealis Tech Oy | Vernetzungsmittel |
EP2318210B1 (en) * | 2008-07-10 | 2014-04-16 | Borealis AG | Crosslinkable polymer composition |
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---|---|---|---|---|
CA689685A (en) * | 1964-06-30 | Harry W. Coover, Jr. | Thermally modified polymers of polypropylene and other polymers | |
US4008190A (en) * | 1973-01-02 | 1977-02-15 | The B. F. Goodrich Company | Vulcanizates of EPDM and diene rubber blends |
US4049616A (en) * | 1974-11-18 | 1977-09-20 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Preparation of graft, block and crosslinked unsaturated polymers and copolymers by olefin metathesis |
DE2545789C3 (de) * | 1975-10-13 | 1980-01-03 | Peroxid-Chemie Gmbh, 8023 Hoellriegelskreuth | Vernetzung von Polyolefinen |
US4202801A (en) * | 1977-12-30 | 1980-05-13 | Uniroyal, Inc. | Thermoplastic elastomer composition |
US4284535A (en) * | 1978-08-29 | 1981-08-18 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Rubber composites suitable for tire sidewalls from hexadiene polymer |
US4183876A (en) * | 1978-11-27 | 1980-01-15 | Monsanto Company | Thermoplastic compositions of polyalkenamer rubber and polyolefin resin |
JPS5831089B2 (ja) * | 1979-11-26 | 1983-07-04 | 有限会社 東洋ストウフア−・ケミカル | α−オレフィン重合用三塩化チタニウム触媒成分の製造方法 |
EP0131323A1 (en) * | 1983-07-11 | 1985-01-16 | Akzo N.V. | Process for the degradation of (co)polymers of propylene |
GB8620502D0 (en) * | 1986-08-22 | 1986-10-01 | Du Pont Canada | Modification of crystalline propylene polymers |
IT1216719B (it) * | 1988-01-28 | 1990-03-08 | Milano | Composizioni termodegradabili abase di omo o copolimeri cristallini del propilene eprocedimento per effettuare la degradazione selettiva di tali omo e copolimeri. |
JPH02191643A (ja) * | 1988-10-05 | 1990-07-27 | Kayaku Nuurii Kk | 熱可塑性ブレンド物及びその製造方法 |
JPH03290416A (ja) * | 1990-04-06 | 1991-12-20 | Tonen Corp | 変性ポリプロピレン組成物 |
-
1993
- 1993-05-13 IT IT93MI000975A patent/IT1264437B1/it active IP Right Grant
-
1994
- 1994-05-04 DK DK94106968T patent/DK0624622T3/da active
- 1994-05-04 ES ES94106968T patent/ES2128455T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-04 AT AT94106968T patent/ATE176266T1/de not_active IP Right Cessation
- 1994-05-04 DE DE69416189T patent/DE69416189T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-04 EP EP94106968A patent/EP0624622B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-09 US US08/239,712 patent/US5480942A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-10 JP JP09670394A patent/JP3414490B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1997
- 1997-05-23 US US08/862,332 patent/US5859139A/en not_active Expired - Fee Related
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DE69416189D1 (de) | 1999-03-11 |
US5480942A (en) | 1996-01-02 |
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