JP3414173B2 - 低干渉光干渉計測法による層状微細構造の計測装置及び計測方法 - Google Patents

低干渉光干渉計測法による層状微細構造の計測装置及び計測方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低干渉光干渉計測
法により試料の層状微細構造を計測するための装置及び
方法に関し、特に、皮膚や化粧肌等の層状微細構造を高
精度に計測し、層状微細構造の経時的変化や3次元構造
も観察できるようにするための計測装置及び計測方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】生体や物体の内部構造を無侵襲に解析す
る手法として、超音波断層映像法、X線CT(computed
tomography)、MRI(magnetic resonance imaging)等
の技術が実用化されているが、近年、可視又は近赤外領
域の低コヒーレンス光を使用し、試料からの反射光や散
乱光の干渉計測を行い、試料の内部構造を解析する低干
渉光干渉計測法(low coherence reflectometry) を測定
原理とする光干渉顕微鏡法(optical coherence microsc
opy,以下OCMと略する) が、生体あるいは物体の内部
構造の新たな解析手法として注目されている。
【0003】図17は、OCMの計測原理の説明図であ
る。同図に示したように、この計測装置1は、波長13
00nm〜1550nmの低コヒーレンス光を発する低
干渉性光源2から発せられた光を光ファイバー3で導光
し、カプラー4で光量を1:1に分岐し、光ファイバー
3の先端のプローブ5、6をそれぞれ試料Sと参照鏡7
とに当接させ、光を入射させる。ここで、参照鏡7は、
試料Sの深さ方向zに移動するようになっている。試料
Sからの反射光と参照鏡7からの反射光とは、それぞれ
プローブ5、6で受光され、分析器8に送られ、それら
を合わせた反射強度が測定される。ここで、試料Sから
の反射光と参照鏡7からの反射光との光路差がゼロの場
合、分析器には図18に示すように、双方の反射光の干
渉により反射強度にピーク(干渉信号)が観測される。
したがって、空気の屈折率をn*と表すと、試料S内に
は、干渉信号が観察されたときの参照鏡7の移動距離z
に対応する光学的深さn*zの位置に反射界面が存在す
ること、即ち、試料Sは、この光学的深さn*zの位置
を界面として光学的性質の異なる2層を有していること
がわかる。よって、分析器8に観測される干渉信号の光
学的深さn*zから試料S内の層分布を知ることができ
る。なお、ここでは試料S及び参照鏡7からの反射光の
干渉信号について説明したが、試料S及び参照鏡7から
の散乱光についても同様に、それらの干渉信号から試料
S内の層分布を知ることができる。
【0004】このOCM計測において、試料Sの深さ方
向の計測可能領域は、超音波断層映像法が試料表面から
深さ90〜150μm以上であり、それより浅い領域は
測定できないのに対し、OCMの計測装置によると試料
表面からの深さ25μm程度から深さ数100μmまで
の広い領域が測定可能となる。
【0005】また、OCMの計測装置において、ある干
渉信号が観察された場合に、深さ方向zの増大に伴う干
渉信号の強度の減衰の程度は、その干渉信号が基づく層
の光散乱強度に依存し、その層の光散乱強度が強いほど
干渉信号は急激に減衰する。したがって、干渉信号のピ
ーク形状から、試料S内部の層の光散乱強度も知ること
ができる。
【0006】例えば、図19(a)に示すように、試料
Sがその表層から光散乱強度の低い媒体層S-1及び光散
乱強度の高い媒体層S-2が順次積層されている層構造を
有する場合、分析器8で計測される干渉信号の光学的深
さn*zと、その強度のプロファイルは、理論的には同
図(b)に示すように2つのピークp1 ,p2 となる。
図中、干渉信号の強度は、−10 Log10 (R-1)で定義
される光散乱強度(dB)である(但し、式中Rは、屈折
率がそれぞれn1 ,n2 の媒体N1 、N2 を、光が媒体
N1 側から媒体N2 側へ入射した場合の、媒体N1 、N
2 の境界での反射率を表す。ここで反射係数をρとする
と、反射率R=ρ2 である。なお、反射係数ρ=(n1
−n2 )/(n1 +n2 )である)。
【0007】すなわち、プローブ5と光散乱強度の低い
媒体層S-1との界面反射により、光学的深さn*1
おいて比較的小さいピークp1 が観測され、このピーク
p1の光散乱強度は光の進行に伴い緩やかに減衰する。
さらに光が深く進行すると、光散乱強度の低い媒体層S
-1と光散乱強度の高い媒体層S-2との界面反射により、
光学的深さn*2 において比較的大きいピークp2 が
観測され、このピークp2 の光散乱強度は光の進行に伴
い急激に減少する。
【0008】このように、干渉信号の発生する光学的深
さとそのピークの形状は試料の層構造及び各層の光散乱
能と密接に関連している。したがって、干渉信号のピー
ク位置から試料S内部の各層の深さの情報を得、またピ
ーク形状から、試料S内部の各層の光散乱強度の情報を
得ることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、OCM
によれば、試料内部からの反射光あるいは散乱光を検出
することにより試料の層構造を計測し、さらに試料内部
の各層の光散乱能を無侵襲で計測することができる。そ
こで、OCMは、これまでに光ファイバーやコネクタ等
の光学部品の設計、製造、検査等に利用されている。そ
して今後、さらに種々の用途、例えば、皮膚表層の表皮
や真皮等の層構造の解析や、皮膚表面の化粧料塗膜の光
学的性質と質感ないし透明感といった化粧効果との関係
の解析などにも利用することが期待される。
【0010】しかしながら、これまでのOCMの計測装
置を用いて皮膚表層の層状微細構造を計測しようとして
も、皮膚表面には皮溝、毛、毛穴、汗穴等があるため、
プローブを皮膚表面に密着させることができず、皮膚表
面とプローブとの間に空気層が入り、観測データに悪影
響が及ぼされるという問題があった。
【0011】また、皮膚表面には皮溝、毛、毛穴、汗穴
等があるため、プローブをあてる位置によって、得られ
るデータが大きく異なり、皮膚の表層状態を把握するた
めには特定点のみの観測データだけではなく、ある領域
を観測対象として3次元的な解析を行うことが必要とな
るが、従来のOCMの計測装置では特定点のみの観測デ
ータを得ることはできても、ある領域の観測データを正
確に得るためには測定者が手作業で、ある領域内に複数
の観測点を設定しなくてはならず、正確なデータを得る
ことができないという問題があった。
【0012】さらに、皮膚の表層状態は経時的に変化す
るが、この経時的変化を観測するためには皮膚表面の同
一点に繰り返しプローブを当て計測することが必要とな
る。しかしながら、従来の計測装置では生体の皮膚を観
測対象とする場合に、皮膚表面の同一点に正確にプロー
ブを繰り返し当てることも容易でなく、得られるデータ
の信頼性を高めることができなかった。
【0013】本発明は以上のような従来技術の課題を解
決しようとするものであり、OCMにより試料の層状微
細構造を計測するにあたり、第1に、試料表面が皮膚表
面のように不均一で非平滑であってもプローブを試料に
密着させ、観測データを正確に得られるようにするこ
と、第2に、試料の特定点を繰り返し容易に計測できる
ようにし、試料の層状微細構造の経時的変化を追跡でき
るようにすること、第3に、試料の計測点をその試料表
面にそって走査し、3次元的な解析も行えるようにする
こと、これにより皮膚表面も含めて種々の試料の層状微
細構造を正確に解析できるようにすることを目的とす
る。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明者は、試料に低コ
ヒーレンス光を入射させるプローブとして、信号の伝送
に本来的な関わりを持たない外装を除去して細径にした
光ファイバーを使用することにより、その光ファイバー
の端面の試料との間に不要な空気層が入ることを防止で
き、プローブと試料との密着性を高められること、ま
た、押圧部材を用いてプローブを試料へ押しつけたり、
あるいはプローブの先端部と試料とを覆うようにキャッ
プを被せ、その内部を吸引することによりプローブが試
料へ押しつけられるようにしたり、プローブの先端面と
試料との間にフィルムやジェルを介在させたりしても双
方の密着性を高められることを見出し、プローブと試料
との密着性の向上技術に関する一連の本発明を完成させ
るに至った。
【0015】また、試料の経時的変化を追跡できるよう
に特定点を繰り返し正確に計測できるようにすること、
あるいは特定点のみの観測データだけではなく、ある領
域を観測対象として3次元的な解析を行えるようにする
ためには、試料は試料台に固定し、プローブは、互いに
垂直なx軸及びy軸方向に移動可能でかつ、x軸及びy
軸方向の任意の位置に固定できる架台に取り付けること
が有効であることを見出し、プローブと試料との位置関
係に関する一連の本発明を完成させるに至った。
【0016】即ち、プローブと試料との密着性の向上技
術に関する発明として、本発明は、低コヒーレンス光を
試料及び参照鏡にそれぞれ入射させ、試料からの反射光
又は散乱光と、参照鏡からの反射光又は散乱光との干渉
信号を計測する低干渉光干渉計測法により試料の層状微
細構造を計測する装置であって、次の (1)〜(3) (1) 試料に低コヒーレンス光を入射させるプローブが光
ファイバーからなり、該プローブの先端部において光フ
ァイバーは外装のない心線になっていること、(2) 試料
に低コヒーレンス光を入射させるプローブをバネ材によ
り試料表面に押し付ける押圧手段が設けられているこ
と、(3) 試料に低コヒーレンス光を入射させるプローブ
の先端部と試料の測定部位とを覆うキャップ、及び該キ
ャップの内部を減圧する吸引手段が設けられているこ
と、の少なくとも1つの特徴を有する計測装置を提供す
る。
【0017】また、本発明は、低コヒーレンス光を試料
及び参照鏡にそれぞれ入射させ、試料からの反射光又は
散乱光と、参照鏡からの反射光又は散乱光との干渉信号
を計測する低干渉光干渉計測法により試料の層状微細構
造を計測する方法であって、次の (a)〜(e) (a) 試料に低コヒーレンス光を入射させるプローブとし
て、該プローブの先端部において外装のない心線状の光
ファイバーを使用すること、(b) バネ部材を用いた押圧
手段によりプローブを試料へ押し付けること、(c) プロ
ーブの先端部と試料とを覆うようにキャップを被せ、そ
の内部を吸引することによりプローブが試料へ押しつけ
られるようにすること、(d) プローブの先端面と試料と
の間にフィルムを介在させること、(e) プローブの先端
面と試料との間にジェルを介在させることの少なくとも
一つの特徴を有する計測方法を提供する。
【0018】さらに、プローブと試料との位置関係に関
する発明として、本発明は、低コヒーレンス光を試料及
び参照鏡にそれぞれ入射させ、試料からの反射光又は散
乱光と、参照鏡からの反射光又は散乱光との干渉信号を
計測する低干渉光干渉計測法により試料の層状微細構造
を計測する装置であって、試料を固定する試料台、試料
に密着し、低コヒーレンス光を入射させるプローブを有
し、該プローブが互いに垂直なx軸、y軸及びz軸方向
に移動可能でかつ、任意の位置に固定できるアームに取
り付けられていることを特徴とする計測装置を提供す
る。
【0019】また、このような計測装置を使用し、次の
(f) 及び(g) (f) 試料表面にそってプローブを2次元的に走査するこ
とにより、試料内の層状微細構造の3次元的解析を行う
こと、(g) 試料上の同一点に繰り返しプローブを当て、
試料内の層状微細構造の経時的変化を追跡することの少
なくとも一方を行うことを特徴とする計測方法を提供す
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。なお、各図中、同一符号は同一又は同等
の構成要素を表している。
【0021】OCMにより試料の層状微細構造を計測す
るにあたり、プローブと試料との密着性を向上させるた
め、即ち、試料表面が皮膚表面のように不均一で非平滑
であってもプローブを試料に密着させ、観測データを正
確に得られるようにするために、試料に低コヒーレンス
光を入射させるプローブとして、その先端部の光ファイ
バーの外装を除去し、心線状態にしたものを使用する。
【0022】即ち、皮膚を測定試料とする場合に、プロ
ーブ5の先端部の光ファイバーとして、外装を有する通
常の光ファイバーをそのまま使用すると、図20に示し
たように、信号の伝達に関与するコア部3aが皮膚Sに
密着せず、周囲の外装3Yが皮膚に当接し、光ファイバ
ーの先端面3Zと皮膚Sとの間には空気層9が形成され
ることとなる。
【0023】これに対して、プローブ5の先端部を構成
する光ファイバーの外装3Yを除去し、心線のみとする
と、このような空気層9の形成を防止することができ
る。
【0024】より具体的には、例えば、光ファイバー3
として光の伝達ロスの少ない、約9μm径の単一モード
ファイバーを使用する場合、図2(a)の断面図に示し
たように、その層構成は、中心部からコア部3a、クラ
ッド層3b、緩衝層3c及び被覆層(セラミック層)3
dからなる心線3Xと、テンションメンバ3g及びジャ
ケット3hからなる外装3Yとからなっている。そこ
で、この光ファイバー3の先端部においては、図2
(b)に示したように、外装3Yであるテンションメン
バ3g及びジャケット3hを剥がし、心線3Xであるコ
ア部3a、クラッド層3b、緩衝層3c及び被覆層3d
のみを残し、心線3Xが皮膚Sに密着するようにする。
【0025】またこの場合、皮膚Sへの心線3Xの密着
度を向上させるため、この心線3Xの先端面3Zは、平
面研磨することが好ましい。
【0026】このようにプローブ5を形成する光ファイ
バー3の先端部について、外装3Yを除去し、心線3X
のみとするに際しては、図3に示すように、さらに、心
線3Xの緩衝層3c及び被覆層3dの一部を斜めに除去
し、クラッド層3bの先端面が外部から観察できるよう
にしてもよい。この場合、心線3Xの一部を斜めに除去
する際の角度θは、1°〜89°が好ましく、5°〜8
5°が特に好ましい。
【0027】これにより、光源からの光を試料に入射さ
せ、試料からの反射光あるいは散乱光を受光する光ファ
イバーの中心部分を外部観察できるようになるので、試
料の観察部位の位置合わせを容易に行うことが可能とな
る。したがって、皮膚のように表面が不均一で非平滑な
試料を計測する場合に、表面のどのような部位を計測し
ているのかを容易に判別することができ、観測データを
理解する上で有用となる。
【0028】さらに計測位置の確認をより詳細に行える
ようにする場合には、プローブ5が試料表面に当接する
部位を画像に撮り、拡大観察できるようにする撮像装置
を設けることが好ましく、特にこの場合、撮像装置はプ
ローブに一体化させることが好ましい。これにより試料
の計測部位をリアルタイムで観察しつつ、層状微細構造
の計測を行うことができる。
【0029】このような撮像装置としては、例えば、図
4に示した撮像装置20のように、光ファイバー3の外
装3Yを除去し、心線3Xのみとしたプローブ5の先端
部に向けて対物レンズ21を配設し、さらに筒状のリレ
ーレンズ22、CCDカメラ23及びモニター24を接
続して、モニター24で試料Sの計測部位の拡大画像を
観察できるようにする。この場合、必要に応じて、試料
Sの計測部位を照明する小型照明装置25を設けてもよ
い。
【0030】本発明においては、プローブと試料との密
着性を向上させるために、上述のようにプローブ5を形
成する光ファイバー3の先端部において、外装3Yを除
去し、心線3Xのみとすることが好ましいが、この他、
計測時にプローブ5を試料Sを押圧する押圧手段を設け
てもよい。例えば図5に示すように、押圧手段30とし
ては、プローブ5を試料Sへ押しつけるバネ材31と、
このバネ材の一端の位置を規定し、押圧力を調整するス
トッパー32を設けることができる。
【0031】また、本発明においては、プローブと試料
との密着性を向上させるために、例えば図6に示すよう
に、プローブ5の先端部と試料Sの測定部位を含む空間
をキャップ33で覆い、その内部を減圧する吸引手段3
4を設けてもよい。この吸引手段34としては、真空ポ
ンプ、アスピレータ等を使用することができる。なお、
この吸引手段を用いてプローブ5と試料Sとを密着させ
ると、試料Sの種類によってはその表面形状が変化する
場合があるので、この方法は、吸引による表面形状の変
化が起こりにくいものを試料とするか、あるいは吸引に
よる表面形状の変化が問題とならないものを試料とする
場合に用いることが好ましい。
【0032】プローブと試料との密着性を向上させるた
めには、この他、プローブの先端面と試料との間にフィ
ルムを介在させ、このフィルム上からプローブで低コヒ
ーレンス光を試料に入射させ、また試料からの反射光あ
るいは散乱光を受光してもよい。この場合、フィルムの
特性としては、光散乱性のないものが好ましく、具体的
には、例えば、厚さ1〜2000μmのポリ塩化ビニリ
デンフィルム(サラン樹脂)、塩化ビニルフィルム等を
使用することができる。なお、このフィルムを使用する
方法も試料の剛性によっては試料の表面形状が変化する
場合がある。このため、この方法も、表面形状の変化が
起こりにくいものを試料とするか、あるいは問題となら
ないものを試料とする場合に用いることが好ましい。
【0033】プローブと試料との密着性を向上させるた
めには、プローブの先端面と試料との間にジェルを介在
させてもよい。この場合、ジェルとしては、光散乱性が
なく、試料に浸透せず、計測時にたれが生じないよう
に、ある程度の粘度を有するものが好ましい。また、当
該試料の屈折率と同じかもしくは近い屈折率を有するも
のが好ましい。例えば、皮膚を試料とする場合には、ジ
ェルの屈折率n=1.5±0.1とすることが好まし
い。さらに、皮膚を試料とする場合には、皮膚へ無害の
ものを使用する。具体的には、例えば、ジメチルポリシ
ロキサンからなる低粘度のシリコーンジェル(KF96
−500cs、信越化学工業(株)製)又はジメチルポ
リシロキサンからなる高粘度のシリコーンジェル(KF
96−5000cs、信越化学工業(株)製)等を使用
することができる。中でもジメチルポリシロキサンから
なる高粘度のジェルを使用することが好ましい。
【0034】一方、本発明において、OCMにより試料
の層状微細構造を計測するにあたり、試料の経時的変化
を追跡できるように特定点を繰り返し正確に計測できる
ようにするため、あるいは特定点のみの観測データだけ
ではなく、ある領域を観測対象として3次元的な解析を
行えるようにするため、試料を固定する試料台と、試料
に密着し、その試料に低コヒーレンス光を入射させるプ
ローブとを有し、該プローブが互いに垂直なx軸、y軸
及びz軸方向に移動可能でかつ、任意の位置に固定でき
るアームに取り付けられていることを特徴とする計測装
置を提供する。この場合、試料台が、z軸方向に移動可
能であるようにすることが好ましい。これにより、試料
とプローブとの相対的位置関係をx軸、y軸、z軸につ
いて規定できるので、試料の特定点を繰り返し正確に計
測することも容易となり、試料内の層状微細構造の経時
的変化を追跡することが可能となる。また試料表面にそ
ってプローブを2次元的に走査し、試料内の層状微細構
造の3次元的解析を行うことも可能となる。
【0035】このような装置1としては、例えば、図1
に示したように、光学架台40上に、試料Sを固定する
と共にZ軸方向に移動可能な試料台41と、x軸、y軸
及びz軸方向に移動可能なアーム42に取り付けたプロ
ーブ5とを設け、このプローブ5を、光源、参照鏡、分
析器が組み込まれているOCM装置43と接続すればよ
い。また、OCM装置43には、プローブ5を用いた干
渉信号の計測により得られた、試料S内の層状微細構造
に関する計測結果を出力するモニター44やプリンタ4
5を設けることができる。さらに、この光学架台40上
のアーム42に取り付けられているプローブ5には、必
要に応じて前述の撮像装置20を一体化させてもよく、
また、試料とプローブを密着させるための押圧手段等を
設けてもよい。
【0036】以上、説明した本発明の装置を使用し、本
発明の方法にしたがってOCMによる計測を行うと、試
料の層状微細構造を3次元的に解析することが可能とな
り、また、試料の層状微細構造の経時的変化を追跡する
ことも可能となる。さらに、試料としては、従来OCM
の計測対象とされていた光学部品等に加えて、表面が不
均一で非平滑な皮膚等も計測対象とし、正確にその内部
の層状微細構造を解析することが可能となる。
【0037】したがって、本発明は、例えば、種々の要
因と、皮膚の角質層と表皮の厚みの変化との関係を調査
し検討する場合や、化粧肌における化粧塗膜の厚みと、
その化粧塗膜が与える質感や透明感といった官能評価特
性との関係との解析に利用することができる。さらに、
図7に示したように、一般に皮膚の表皮Sa の厚さや、
表皮Sa と真皮Sb との界面状態Sc の細かさは、皮膚
の健常部と病変部とでは異なるので、本発明によれば、
皮膚の健常度合の評価や、病変部の発見や病変の進行度
の評価も可能となる。
【0038】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて具体的に説
明する。
【0039】実施例1、比較例1(プローブの先端形状
と試料との密着性) 30歳の男性の前腕内側部の皮膚を計測試料とした。
【0040】皮膚に低コヒーレンス光を入射させるプロ
ーブを、屈折率n1 =1.5の光ファイバーから構成
し、皮膚の屈折率n2 =1.49としたとき、OCMに
より観測される干渉信号の1次ピークは、理論的には図
8のように約−65dBと算出される。
【0041】一方、光学部品の設計、製造用に供されて
いる市販のOCM装置(横川ヒューレットパッカード社
製)を用いて試料を計測した場合の干渉信号のプロファ
イルを図9に示す(比較例1)。なお、この測定は3回
繰り返し行った。同図から、このOCM装置から得られ
る干渉信号の1次ピークは約−15dBであり、予想さ
れる算出値と大きく異なり、このOCM装置では皮膚内
部の層状微細構造について正確なデータを得られないこ
とがわかる。
【0042】これに対して、プローブ5として、図2
(b)のように光ファイバーの先端部の外装3Yを除去
して心線3Xのみとし、さらにその心線3Xの端面を平
面研磨したものを用いて、上記比較例1と同様に干渉信
号のプロファイルを求めた(実施例1-a)。この結果を
図10に示す。また、平面研磨に代えてスーパーPC研
磨を行い、さらに研磨面と試料との間にシリコーンジェ
ルを介在させた場合についても干渉信号のプロファイル
を求めた。この結果を「スーパーPC研磨+シリコー
ン」として図10に示す(実施例1-b)。図10から、
実施例1-aのプローブを使用すると、得られる干渉信号
のプロファイルが図8の理論的プロファイルに大きく近
付き、計測精度が向上することがわかる。また、この平
面研磨した実施例1-aのプローブは、シリコーンジェル
を併用した実施例1-bのプローブと同程度にプローブと
試料との密着性が向上し干渉信号の計測精度が向上して
いることがわかる。
【0043】実施例2(人の皮膚の表皮のOCMによる
光学厚みと実測値との関係) 82歳の女性の頬f1、19歳の女性の顎f2、53歳の女
性の右手甲f3、82歳の女性の臀部f4、25歳の男性の
臀部m4、54歳の男性の額m5、53歳の男性の背中m6か
ら、それぞれ直径6mmのパンチバイオプシを採取し、
実施例1と同様にしてその表皮の光学厚みを計測した。
この場合、各試料に対して、直径9μmの測定部位を1
00ポイントとり、それらの平均値をOCMによる表皮
の光学厚みとした。
【0044】一方、各試料を厚さ5μmごとに連続的に
切断して合計120枚の切片を得、その中央部の40枚
をそれぞれプレパラートに作成した。そして、各プレパ
ラートについて画像を撮り、皮膚表面から基底層に向け
て垂線を10本ひき、表皮の厚さをスケールにて実測し
た。こうして得た400本の垂線による表皮の厚みの平
均値を、各試料の表皮の実測値とした。
【0045】このようにして得たOCMによる表皮の光
学厚みと実測値との関係を図11に示す。同図から、本
発明による計測値は、実測値と極めて高い相関があり、
本発明によると正確に表皮の厚さを測定できることがわ
かる。
【0046】また、図12、図13、図14には、それ
ぞれ男性臀部m4、男性額m5、女性顎f2の試料の100ポ
イントの計測結果を基に作成した表皮の3次元構造図を
示す。このように本発明によると、3次元微細構造も容
易に把握することができる。
【0047】実施例3(化粧肌の光散乱特性の評価への
応用) 図15に示すように、(i) 市販の人工疑似皮膚(S)
(バイオプレート、(株)ビューラックス製)(同図
(a))、(ii)人工疑似皮膚(S)に市販のミルキーフ
ァンデーション(MF)とパウダーファンデーション
(PF)をそれぞれ標準的塗布量よりも多く順次塗り重
ねたもの(rich MF+PF)(同図(b))、(iii) 人工疑
似皮膚(S)に市販のミルキーファンデーション(M
F)とパウダーファンデーション(PF)をそれぞれ標
準的塗布量よりも少なく順次塗り重ねたもの(poor MF+
PF)(同図(c))の3種を試料とし、実施例1と同様
にそれぞれの干渉信号のプロファイルを得た。この結果
を図16に示す。
【0048】図16から、図15(b)のように人工疑
似皮膚上にファンデーションを厚く塗布すると、塗布し
たファンデーションのために光が人工疑似皮膚まで進入
せず、人工疑似皮膚のプロファイルからの隔たりが大き
くなり、人工疑似皮膚の情報が得られなくなることがわ
かる。このことは、ファンデーションを厚く塗布すると
ファンデーションのカバー力が高まり、透明感が低下す
ることと対応している。
【0049】一方、図15(c)のように人工疑似皮膚
上にファンデーションを薄く塗布すると、人工疑似皮膚
からの情報が得られ、透明感の向上と対応していること
がわかる。
【0050】
【発明の効果】本発明の装置を使用し、本発明の方法に
したがってOCM計測を行うと、試料の表面が不均一で
非平滑であっても、プローブをその試料に密着させ、正
確な観測データを得ることができる。したがって、皮膚
をはじめとして種々の試料をOCMの計測対象とするこ
とができる。
【0051】また、本発明によれば、試料の特定点を正
確に容易に繰り返し計測することができるので、試料の
層状微細構造の経時的変化を追跡することが可能とな
る。さらに、本発明によれば、試料の層状微細構造の3
次元的解析も正確に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置構成図である。
【図2】光ファイバーの断面図(同図(a))及び本発
明のプローブとして好適な光ファイバーの先端部形状の
説明図(同図(b))である。
【図3】本発明のプローブとして好適な光ファイバーの
先端部形状の説明図(同図(b))である。
【図4】撮像装置と一体化されているプローブの側面図
である。
【図5】押圧手段を有するプローブの説明図である。
【図6】吸引手段を有するプローブの説明図である。
【図7】健常部と病変部とを有する皮膚の説明図であ
る。
【図8】理論的に算出した皮膚の干渉信号プロファイル
である。
【図9】従来のOCM計測装置により計測した皮膚の干
渉信号プロファイルである。
【図10】本発明のOCM計測装置により計測した皮膚
の干渉信号プロファイルである。
【図11】本発明の方法により得た皮膚の光学厚みと皮
膚の実測値との関係図である。
【図12】本発明の方法により得た表皮の3次元構造図
である。
【図13】本発明の方法により得た表皮の3次元構造図
である。
【図14】本発明の方法により得た表皮の3次元構造図
である。
【図15】OCMの計測試料とした、人工疑似皮膚及び
ファンデーションを塗布した人工疑似皮膚の説明図であ
る。
【図16】人工疑似皮膚及びファンデーションを塗布し
た人工疑似皮膚の干渉信号プロファイルである。
【図17】OCMの計測原理の説明図である。
【図18】OCMにより得られる干渉信号のプロファイ
ルの説明図である。
【図19】光散乱強度の異なる2層を有する試料に対し
て得られる干渉信号のプロファイルの説明図である。
【図20】プローブの先端形状と試料との密着性の関係
図である。
【符号の説明】
1 OCM計測装置 2 光源 3 光ファイバー 3X 心線 3Y 外装 3Z 先端面 4 カプラー 5 プローブ 6 プローブ 7 参照鏡 8 分析器 9 空気層 20 撮像装置 21 対物レンズ 23 CCDカメラ 24 モニター 25 小型照明装置 30 押圧手段 31 バネ材 32 ストッパー 33 キャップ 34 吸引手段 40 光学架台 41 試料台 42 アーム 43 OCM装置 44 モニター 45 プリンタ S 試料
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭57−40633(JP,A) 特開 平8−86745(JP,A) 特開 平7−308312(JP,A) 特開 平7−5100(JP,A) 特開 平6−14936(JP,A) 特開 平5−261111(JP,A) 特開 平5−87730(JP,A) 実開 平5−93403(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/00 - 21/01 G01N 21/17 - 21/61 G01J 3/00 - 3/52 A61B 10/00,5/00 ESPACENET 実用ファイル(PATOLIS) 特許ファイル(PATOLIS)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低コヒーレンス光を試料及び参照鏡にそ
    れぞれ入射させ、試料からの反射光又は散乱光と、参照
    鏡からの反射光又は散乱光との干渉信号を計測する低干
    渉光干渉計測法により試料の層状微細構造を計測する装
    置であって、試料に密着して低コヒーレンス光を入射さ
    せるプローブが光ファイバーからなり、該プローブの先
    端部において光ファイバーは、単一モードのコア部、ク
    ラッド層、緩衝層及び被覆層が積層された心線からな
    り、ジャケット及びテンションメンバをもたず、緩衝層
    及び被覆層が、部分的に斜めに切除され、クラッド層の
    先端面が外部観察可能になっていることを特徴とする計
    測装置。
  2. 【請求項2】 低コヒーレンス光を試料及び参照鏡にそ
    れぞれ入射させ、試料からの反射光又は散乱光と、参照
    鏡からの反射光又は散乱光との干渉信号を計測する低干
    渉光干渉計測法により試料の層状微細構造を計測する装
    置であって、試料に密着して低コヒーレンス光を入射さ
    せるプローブが光ファイバーからなり、該プローブの先
    端部において光ファイバーは外装のない心線になって
    り、プローブが試料に当接する部位を撮像する撮像装置
    がプローブと一体化されていることを特徴とする計測装
    置。
  3. 【請求項3】 低コヒーレンス光を試料及び参照鏡にそ
    れぞれ入射させ、試料からの反射光又は散乱光と、参照
    鏡からの反射光又は散乱光との干渉信号を計測する低干
    渉光干渉計測法により試料の層状微細構造を計測する装
    置であって、試料を固定する試料台、試料に密着し、低
    コヒーレンス光を入射させるプローブを有し、該プロー
    ブが互いに垂直なx軸、y軸及びz軸方向に移動可能で
    かつ、任意の位置に固定できるアームに取り付けられて
    いる請求項1又は2記載の計測装置。
  4. 【請求項4】 試料台が、x軸及びy軸に垂直なz軸方
    向に移動可能である請求項記載の計測装置。
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