JP3413815B2 - 無線装置 - Google Patents

無線装置

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JP3413815B2
JP3413815B2 JP2000000112A JP2000000112A JP3413815B2 JP 3413815 B2 JP3413815 B2 JP 3413815B2 JP 2000000112 A JP2000000112 A JP 2000000112A JP 2000000112 A JP2000000112 A JP 2000000112A JP 3413815 B2 JP3413815 B2 JP 3413815B2
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雅行 藤瀬
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソフトウェアによ
って信号処理を行う無線装置に関する。
【0002】
【従来の技術】無線機には信号処理の全部または一部を
ソフトウェアによって行うものがある。図9に、従来の
この種の無線機の構成を示す。図9において、101は
A/D,D/A変換器、102は専用IC、103はD
SP(Digital Signal Process
or;デジタル信号処理装置)、104はメモリ、10
5は制御用IC、106はCPU、107はROM、1
08はI/Oインターフェイス、109はRAM、11
0はA/D,D/A変換器、111はアナログI/Oで
ある。
【0003】以下、図9を参照しながら、従来の無線機
の動作について説明する。
【0004】A/D,D/A変換器101は、受信の場
合は、図示しない無線部によって受信されたアナログ信
号を受け取り、その信号をデジタル信号へ変換し専用I
C102へ受け渡す動作を行う。一方、送信の場合は、
専用IC102から入力されたデジタル信号を受け取
り、その信号をアナログ信号へ変換し、図示しない無線
部へその信号を引き渡して送信する。
【0005】専用IC102およびDSP103は、受
信の場合は、A/D,D/A変換器101から入力され
た信号に対して、復調、ルートロールオフフィルタ等に
よる波形整形、チャネルコーデック、音声コーデック等
の復号化を施す。一方、送信の場合は、デジタル信号処
理によって、元の信号のエンコード(マッピング)・ル
ートロールオフフィルタ等による波形整形、変調等の操
作を行い、その信号をA/D,D/A変換器101へ受
け渡す動作を行う。これらの処理の中で専用IC102
は比較的高速な処理を行い、DSP103はメモリ10
4に記録されたプログラムに従って比較的低速な信号処
理等を行う。これらの処理は、利用する無線通信システ
ム、使用する専用ICおよびDSPの性能によって異な
る場合がある。
【0006】制御用IC105は、A/D,D/A変換
器101、専用IC102、DSP103の間における
信号の入力・出力のタイミング制御、チャネル制御、変
復調の切り換え等の制御を行う。また、図示しない無線
部の制御も行う。
【0007】CPU106は、ROM107に記録され
ているプログラムをRAM109にロードし、このRA
M109にロードされたプログラムに従って制御IC1
05の制御や、I/O108を介してキーボードやディ
スプレイとのデータの入出力の制御を行う。
【0008】A/D,D/A変換器110およびアナロ
グI/O111については、受信の場合には、A/D,
D/A変換器110がDSP103からデコードされた
デジタル信号をアナログの音声信号に変換して、アナロ
グI/O111に受け渡す。アナログI/O111は受
け取ったアナログ信号をスピーカで音声に再生する。一
方、送信の場合には、アナログI/O111がマイクか
ら入力されたアナログの音声信号をA/D,D/A変換
器110に受け渡す。A/D,D/A変換器110は受
け取ったアナログ信号をデジタル信号に変換し、DSP
103に受け渡す。
【0009】このような従来の無線機では、ほとんどが
ASICやゲートアレイ等の専用ハードウェアで作られ
ており、無線機能の幾つかをソフトウェアによって実現
している。これにより、設計試作後の仕様変更への対応
やバグ等に対して、DSPで行っている一部の機能に関
しては対策をとることが可能になった。
【0010】しかしながら、従来の無線機には次のよう
な問題点がある。すなわち、このような無線機のアーキ
テクチャでは、例えばアナログ方式携帯電話とデジタル
方式携帯電話などの複数の無線通信システムに単一の無
線機で対応するためには、ソフトウェアで構成される部
分がわずかなため、ハードウェアの部分を物理的に複数
つ装備し、それらを必要に応じて切り換える等の対策を
取らねばならず、ハードウェア規模が大きくなるという
問題があった。また、1つの無線機をPDCやPHS等
の複数の無線通信システムの両方で利用することができ
なかった。さらに、無線機にバグが発生した場合、その
多くはハードウェア上のバグであるため、小さなもので
あってもバグの種類によってはすべての製品を回収し、
部品の交換を行う等の必要が生じ、コストの大幅な損失
が生じていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の無線装置では、
複数の無線通信システムに対応するために、ハードウェ
アを複数装備してそれらを必要に応じて切り替える等の
対策を取らねばならず、ハードウェア規模が大きくなる
という問題があった。また、ある無線通信システムに対
応するように製造された無線装置を他の無線通信システ
ムに対応させるように変更することはできなかった。
【0012】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、複数の無線通信システムに容易に対応させること
が可能な無線装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、A/Dおよび
D/A変換器、該A/DおよびD/A変換器のデータを
一時的に蓄積する第1のメモリ、無線機の所定の動作を
ソフトウェアによって記述されたプログラムに基づいて
処理するDSP、無線機の所定の動作をハードウェア記
述言語で記述されたプログラムに基づいてハードウェア
的に処理するFPGA、該DSPおよびFPGAのソフ
トウェアを保持する書換可能な第1の記憶装置、入出力
制御装置、I/Oインターフェイス、自装置全体を制御
するソフトウェアを実行するCPU、該CPUのソフト
ウェアを記憶する第2の記憶装置、該CPUによって処
理されるデータを一時的に蓄積する第2のメモリを含む
無線装置であって、前記A/DおよびD/A変換器、前
記第1のメモリ、前記DSP、前記FPGA、前記第1
の記憶装置、前記入出力制御装置、前記I/Oインター
フェイス、前記CPU、前記第2の記憶装置、および前
記第2のメモリのうちの少なくとも一部の素子間の接続
をFPGAによって行うことを特徴とする無線装置。
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】例えば、DSPのプログラムや素子間の接
続(配線)を行うFPGAの配線を書き換えることによ
って、複数の無線通信システムに対応可能となる。
【0020】好ましくは、無線機の動作をハードウェア
的に処理する専用ICをさらに備え、前記専用ICと他
の素子との間の接続も、前記FPGAによって行うよう
にしてもよい。
【0021】好ましくは、前記入出力制御装置は、アナ
ログ回路からなる無線手段を制御するようにしてもよ
い。
【0022】好ましくは、前記I/Oインターフェイス
の出力にスピーカが接続されたD/A変換器を接続し、
前記I/Oインターフェイスの入力にマイクが接続され
たA/D変換器を接続し、音声通話を可能とするように
してもよい。
【0023】好ましくは、前記I/Oインターフェイス
にネットワークI/O装置を接続し、データ通信を可能
とするようにしてもよい。
【0024】なお、装置に係る本発明は方法に係る発明
としても成立し、方法に係る本発明は装置に係る発明と
しても成立する。
【0025】本発明によれば、ソフトウェアによって無
線信号処理を行う無線装置において、最小限のハードウ
ェアのみ備え、適応的に配線を変更する手段を設けたこ
とによって、1つの無線装置をさまざまな無線通信シス
テムに対応させるようにすることが可能となり、また各
無線通信システムで使用される処理のためのシステム変
更を容易かつ迅速に実現することができる。また、さま
ざまな無線通信システムに対応するためのハードウェア
的な変更を行う際に、変更可能な配線のプログラムを書
き換えることによって、デバイス間の配線を容易に変更
させることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら発明の
実施の形態を説明する。
【0027】以下では、無線機能の少なくとも一部分を
ソフトウェアで実現する機能を有する無線機を「ソフト
ウェア無線機」と呼ぶ。
【0028】図1に、本実施形態に係るソフトウェア無
線機に適用される無線信号処理装置の構成例を示す。
【0029】図1に示されるように、本無線信号処理装
置は、A/D変換およびD/A変換を行うA/D,D/
A変換器1、A/D,D/A変換器1からもしくはA/
D,D/A変換器1へのデータを一時的に格納するため
のメモリ2、DSPやFPGAのソフトウェアなどを保
持する書換可能な記憶装置3、無線機の動作をソフトウ
ェアによって記述されたプログラムに基づいて処理する
DSP(Digital Signal Proces
sor;デジタル信号処理装置)4、無線機の動作をハ
ードウェア記述言語で記述されたプログラムに基づいて
ハードウェア的に処理するFPGA(Field Pr
ogrammable Gate Array)5、メ
モリ6、CPU7、ROM8、I/Oインターフェイス
9、入出力制御部10、変更可能な配線11を備えてい
る。
【0030】書換可能な記憶装置3には、DSP4を動
作させるソフトウェアが記録される。DSP4は、書換
可能な記憶装置3から必要なプログラムをロードして実
行することにより所望の動作を行う。この書換可能な記
憶装置3は、EEPROM(Electrically
Erasable and Programmabl
e Read Only Memory)、RAM(R
andom Access Memory)等の読み書
き可能なメモリであればよい。また、書換可能な記憶装
置3は、メモリ2を包含する場合もある。
【0031】「変更可能な配線」(11)は、様々な無
線通信システム(例えば、PDCあるいはPHS等)を
用いる場合に、データのバスや制御線等を各無線通信シ
ステムに最適な配線にするものである。また、今利用し
ている無線通信システムで使用されない部分がある場合
には、接続を行わず不要な電流を流さないようにするこ
とにより、装置全体の消費電力を抑える効果もある。こ
の変更可能な配線11は例えばFPGAで構成される。
【0032】図2に、本無線信号処理装置を適用したソ
フトウェア無線機の構成例を示す。
【0033】図2に示されるように、本ソフトウェア無
線機は、無線部12と無線信号処理装置20とを用いて
構成される。無線部12は、アナログ信号のフィルタ処
理、電力増幅処理等といったRF処理や、帯域制限、局
部発振信号とのミキシング、変復調等といったIF処理
を行う。また、無線部12には、無線信号処理装置20
の入出力制御部10からの制御線が接続されており、例
えば共用器の切り換え制御、シンセサイザの発振周波数
の制御等が行われる。
【0034】次に、本ソフトウェア無線機の動作につい
て説明する。
【0035】まず、電源投入時に、CPU7は、ROM
8に記録されているプログラムで動作し、現在動作可能
な無線通信システムのチェック等の初期動作を行い、無
線機能の動作中には、DSP4、FPGA5およびI/
Oインターフェイス9の制御を行う。また、メモリ6
は、CPU7が動作する上でのプログラムおよび一時的
なデータの記憶を行う。本ソフトウェア無線機におい
て、無線機能を実現するためのソフトウェアは、書換可
能な記憶装置3に記録されている。
【0036】DSP4およびFPGA5は、CPU7の
制御信号にしたがって、書換可能な記憶装置3に記録さ
れている動作に必要なプログラムをロードし、実行す
る。DSP4で実行される応用プログラムは、デジタル
処理の一部または全部であり、例として変調機能、復調
機能、フィルタリング機能、周波数変換機能、信号発生
(シンセサイザ)機能、チャネルコーデック(TDMA
制御)機能、音声コーデック機能、CDMA等の拡散/
逆拡散機能等が挙げられる。また、この中にはA/D,
D/A変換器1を制御する機能、例えばA/D,D/A
変換器のクロック周波数の制御、さらに入出力制御部1
0を介して無線部12を制御する機能、例えば利得の切
り替え等が含まれていてもよい。DSP4で処理速度が
間に合わない機能やFPGA5で実行する方が効率的な
機能が含まれている場合には、FPGA5がこれを実行
する。もちろん、CPU7がこれらの制御を行ってもよ
い。
【0037】通信I/Oインターフェイス9は、無線機
能によって送受信されるデータの外部装置との通信を行
うためのもので、例えばデータが音声信号であったり、
データ通信用の信号である場合にそれに応じた外部装置
とのインターフェイスを提供する。
【0038】また、書き替え可能な記憶装置3にはDS
P4やFPGA5などのデバイスを接続する「変更可能
な配線」(11)の配線情報が含まれており、DSP4
やFPGA5、CPU7等の接続を書き替え可能な記憶
装置3のプログラムに従って行う。さらに、CPU7、
ROM8の接続については変更する必要がないため固定
的に配線を行ってもよい。
【0039】本ソフトウェア無線機が通信を行う場合、
まず受信時には、A/D,D/A変換器1がRF信号、
IF信号、ベースバンド信号等のアナログ信号を無線部
から受け取り、DSP4やCPU7などの制御に従って
A/D変換処理を行う。A/D変換されたデジタル信号
は、DSP4またはFPGA5に送信される。もし、こ
こで送信される信号がDSP4またはFPGA5の処理
速度を越える場合には、メモリ2に一時的に格納する手
法が考えられる。変換されたデジタル信号に対しては、
DSP4またはFPGA5で、復調処理、フィルタリン
グ処理、チャネルコーデック処理、音声コーデック処
理、CDMAの場合であれば逆拡散処理等を行い、I/
Oインターフェイス9に直接、または例えばデータ通信
の場合にCPU7で送信するプロトコルへのパケット化
等の処理を施してから、送信される。
【0040】送信時には、I/Oインターフェイス9か
ら音声信号、パケットデータ等のデータが直接、または
CPU7でパケットデータの処理を施した後に、DSP
4またはFPGA5に送信される。DSP4またはFP
GA5では、受信した信号に対して、音声コーデック処
理、チャネルコーデック処理、フィルタリング処理、変
調処理、CDMAの場合であれば拡散処理を行う。処理
が終了したら、データをA/D,D/A変換器1に送信
する。また、DSP4とFPGA5との間でデータを通
信するような処理が含まれている場合には、メモリ2上
にデータを格納しておき、これをDSP4とFPGA5
からアクセスし処理を行い、処理の終了したデータをメ
モリ2からA/D,D/A変換器1へ送信する。
【0041】このように無線機を構成することで、様々
な無線通信システムに対応する場合に、変復調機能は無
線通信システムによって異なるために、変復調機能のプ
ログラムを書換可能な記憶装置3、例えばEEPRO
M、に記憶させておき、必要に応じてこのプログラムを
切り換え、DSP4またはFPGA5で実行することに
よって、様々な変調方式に適応的に対応することが可能
になる。
【0042】また、高速な信号処理が必要になる無線通
信システムにおいては、書換可能な記憶装置3を書き換
えるとともに、FPGA5にこの高速な信号処理に必要
なプログラムを追加して処理を行う。このとき、必要な
部分だけを接続するように、変更可能な配線11を書き
換える。
【0043】また、FPGA5は、将来新しい無線通信
システムのためのプログラムや、既存の無線通信システ
ムに新しい機能を追加するために更新されたプログラム
の規模が拡大し、より大きなメモリが必要になる場合
に、メモリ機能を書き加えることによって、メモリとし
て動作させるというような使い方も考えられる。このよ
うな場合、従来の無線機であれば接続配線が固定である
ため、メモリのI/Oポートと接続ができずにこのよう
な方法を採ることは不可能である。これに対して、本実
施形態のソフトウェア無線機であれば、変更可能な配線
11が、例えばFPGAのような書換可能なデバイスで
構成されるため、このような場合でも新しく配線を追加
しFPGA5に書き加えたメモリのI/Oと接続するこ
とが可能である。
【0044】次に、図3に、本実施形態に係るソフトウ
ェア無線機に適用される無線信号処理装置20の他の構
成例を示す。
【0045】図3の無線信号処理装置は、図1の構成に
専用IC14を付加したものであり、それ以外は図1の
無線信号処理装置と同様である。
【0046】図3の構成例において、専用IC14は、
DSP4およびFPGA5と並列に、変更可能な配線1
1によって接続されている。専用IC14は、例えばF
FT(Fast Fourier Transform
ation;高速フーリエ変換)等といったDSP4お
よびFPGA5では処理速度が不足するような高速な処
理、もしくは複数の無線通信システムで共通に使用され
る処理、例えばフィルタ機能、周波数変換機能、直交変
復調機能等を行うためのものである。専用IC14は、
実行する処理に対して最適な設計がされているため、処
理の高速化が見込める。また、直交変復調機能等の高速
ではないが複数の無線通信システムで共通にすることが
できる処理であれば、専用IC14で実行することによ
り低消費電力化を図ることができる。
【0047】なお、専用IC14は、書換可能な記憶装
置3に記録されている動作に必要なプログラムをロード
し実行する点はDSP4と同様である。
【0048】次に、本無線信号処理装置(あるいは本無
線信号処理装置を適用したソフトウェア無線機)におけ
るデータ入出力形態について説明する。
【0049】図4は、図1あるいは図3のI/Oインタ
ーフェイス9にA/D,D/A変換器15を接続し、こ
れにマイク16およびスピーカ17を接続したものであ
る。ここで、A/D,D/A変換器15とI/Oインタ
ーフェイス9との間にコーデック機能を入れることでデ
ジタル変調に対応でき、音声通話が可能になる。
【0050】図5は、図1あるいは図3のI/Oインタ
ーフェイス9にネットワークI/O18を接続したもの
である。このネットワークI/O18は、例えばシリア
ル接続用I/O(RS−232C、USB、IEEE1
394等)、PCカードI/O、イーサネットI/Oや
赤外線通信、電話回線に接続可能なモデム等である。こ
れにより、パソコン、PDA等の情報処理端末、他の無
線機、公衆回線網等とのデータ通信が可能となる。
【0051】以下では、本無線信号処理装置を適用した
ソフトウェア無線機についてより詳細な具体例を用いて
説明する。
【0052】ここでは、ASIC14でディジタル直交
変復調器を形成し、FPGA5でフィルタ部を形成する
場合を例にとって説明する。
【0053】図6に、ソフトウェア無線機の一構成例を
示す。
【0054】図6において、無線部12は、増幅処理お
よび周波変換処理等を行うことによって、アンテナから
RF波を受信してA/D,D/A変換部1に信号を供給
し、またA/D,D/A変換部1からの信号をRF波と
してアンテナより送信する。
【0055】A/D,D/A変換部1は、無線部12か
らの信号をアナログ−ディジタル変換処理を施して、デ
ィジタル直交変復調器(31,32)に供給し、このデ
ィジタル直交変復調器からの信号をディジタル−アナロ
グ変換処理を施して無線部12へと供給する。ディジタ
ル直交変復調器は、乗算器32と発振器31を備え、フ
ィルタ部(33)を通して、復調部22および変調部2
3へと接続される。ディジタル直交変復調器、フィルタ
部、復調部22、変調部23によって、変復調処理が行
われる。TDMA制御部24は、ディジタル信号処理を
行い、コーデック部25へと接続する。
【0056】コーデック部25は、音声の符号化および
復号化を行い、A/D,D/A変換器15を通してスピ
ーカ17へと音声信号を供給し、マイク16からA/
D,D/A変換器15を通して音声信号を受け取る。
【0057】図6のソフトウェア無線機の構成を本実施
形態の無線信号処理装置を用いて実現する場合、例え
ば、ディジタル直交変復調器を専用IC14で形成し、
フィルタ部をFPGA5で形成し、復調部22と変調部
23とTDMA制御部24とコーデック部25をDSP
4で実現し、また、必要に応じて変更可能な配線11を
適宜設定する。なお、例えばTDMA制御部24はCP
U7で実現してもよく、他の機能ブロックに関しても上
記の割り当て方式に限定されるものではない。
【0058】次に、図6の機能ブロックを本実施形態の
無線信号処理装置において実現する場合について、その
「変更可能な配線」(11)を中心に説明する。
【0059】図7に、図6の機能ブロックを本実施形態
の無線信号処理装置において実現する場合の配線例を示
す。
【0060】この場合、CPU7、ROM8、メモリ6
は、ビット幅固定のバス26に接続されるが、バス26
を持たず、変更可能な配線11に接続する形態も考えら
れる。バス26にはPCIバス、ISAバスなどの汎用
のバスを用いてもよい。バス26から無線部12および
A/D,D/A変換部1には制御配線が接続され、A/
D,D/A変換器15と専用IC14、専用IC14と
FPGA5、FPGA5とDSP4にはそれぞれ信号の
入出力配線が接続される。DSP4はさらにバス26と
の入出力および音声用のA/D,D/A変換器15との
入出力制御を行うI/Oインターフェイス9との接続の
ための配線が行われる。これらの配線の全部または一部
を変更可能な配線11によって行う。
【0061】図8は、図7の構成を実現する場合の本実
施形態のソフトウェア無線機における配線図である。
【0062】図8に示すように、「変更可能な配線」
(11)は、A/D,D/A変換部1、専用IC14、
FPGA5、DSP4、バス26、A/D,D/A変換
器15と複数の配線によって接続されている。変更可能
な配線11の内部の配線を例えばFPGA等のプログラ
ムによって図8に示すように書き換えることによって、
図7の斜線にて示されるような接続がおこなわれる。す
なわち、この場合は、変更可能な配線11の内部配線
は、A/D,D/A変換部1との固定配線と専用IC1
4との固定配線、専用IC14との固定配線とFPGA
5との固定配線、FPGA5との固定配線とDSP4と
の固定配線が相互に接続するように書き込まれている。
【0063】なお、本実施形態では、無線信号処理装置
の部分については、DSP、FPGA、専用ICを備え
た例を挙げたが、それらの素子は全てが必須というわけ
ではなく、適宜備えればよいものである。もちろん、D
SP、FPGA、専用IC以外の素子を備えても構わな
い。
【0064】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、その技術的範囲において種々変形して
実施することができる。
【0065】
【発明の効果】本発明によれば、1台の無線装置を複数
の無線通信システムに容易に対応させることができる。
また、さまざまな無線通信システムに対応するためのハ
ードウェア的な変更を行う際に、変更可能な配線のプロ
グラムを書き換えることによって、デバイス間の配線を
容易に変更させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るソフトウェア無線機
の無線信号処理装置の構成例を示す図
【図2】同実施形態に係るソフトウェア無線機の構成例
を示す図
【図3】同実施形態に係るソフトウェア無線機の無線信
号処理装置の他の構成例を示す図
【図4】同実施形態に係るソフトウェア無線機のデータ
入出力形態の一例を示す図
【図5】同実施形態に係るソフトウェア無線機のデータ
入出力形態の他の例を示す図
【図6】同実施形態に係るソフトウェア無線機のより詳
細な内部構成例を示す図
【図7】変更可能な配線について説明するための図
【図8】変更可能な配線について説明するための図
【図9】従来の無線装置について説明するための図
【符号の説明】
1,15…A/D,D/A変換器 2…メモリ 3…書き換え可能な記憶装置 4…DSP 5…FPGA 6…メモリ 7…CPU 8…ROM 9…I/Oインターフェイス 10…入出力制御部 11…変更可能な配線 12…無線部 14…専用IC 16…マイク 17…スピーカ 18…ネットワークI/O 20…無線信号処理装置 22…復調部 23…変調部 24…TDMA制御部 25…コーデック部 26…バス 31…発振器 32…乗算器 33…フィルタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅野 伸一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 藤瀬 雅行 神奈川県横須賀市光の丘3−4 郵政省 通信総合研究所横須賀無線通信研究セン ター内 (72)発明者 原田 博司 神奈川県横須賀市光の丘3−4 郵政省 通信総合研究所横須賀無線通信研究セン ター内 (56)参考文献 特開 平11−55147(JP,A) 特開 平11−289051(JP,A) 特開 平11−18146(JP,A) 特開 平10−321794(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/40 H04L 27/22

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】A/DおよびD/A変換器、該A/Dおよ
    びD/A変換器のデータを一時的に蓄積する第1のメモ
    リ、無線機の所定の動作をソフトウェアによって記述さ
    れたプログラムに基づいて処理するDSP、無線機の所
    定の動作をハードウェア記述言語で記述されたプログラ
    ムに基づいてハードウェア的に処理するFPGA、該D
    SPおよびFPGAのソフトウェアを保持する書換可能
    な第1の記憶装置、入出力制御装置、I/Oインターフ
    ェイス、自装置全体を制御するソフトウェアを実行する
    CPU、該CPUのソフトウェアを記憶する第2の記憶
    装置、該CPUによって処理されるデータを一時的に蓄
    積する第2のメモリを含む無線装置であって、 前記A/DおよびD/A変換器、前記第1のメモリ、前
    記DSP、前記FPGA、前記第1の記憶装置、前記入
    出力制御装置、前記I/Oインターフェイス、前記CP
    U、前記第2の記憶装置、および前記第2のメモリのう
    ちの少なくとも一部の素子間の接続をFPGAによって
    行うことを特徴とする無線装置。
  2. 【請求項2】無線機の動作をハードウェア的に処理する
    専用ICをさらに備え、 前記専用ICと他の素子との間の接続も、前記FPGA
    によって行うことを特徴とする請求項に記載の無線装
    置。
  3. 【請求項3】前記入出力制御装置は、アナログ回路から
    なる無線手段を制御することを特徴とする請求項に記
    載の無線装置。
  4. 【請求項4】前記I/Oインターフェイスの出力にスピ
    ーカが接続されたD/A変換器を接続し、前記I/Oイ
    ンターフェイスの入力にマイクが接続されたA/D変換
    器を接続し、音声通話を可能とすることを特徴とする請
    求項に記載の無線装置。
  5. 【請求項5】前記I/Oインターフェイスにネットワー
    クI/O装置を接続し、データ通信を可能とすることを
    特徴とする請求項に記載の無線装置。
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