JP3413458B2 - オイルシール用芯材 - Google Patents

オイルシール用芯材

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JP3413458B2
JP3413458B2 JP33408795A JP33408795A JP3413458B2 JP 3413458 B2 JP3413458 B2 JP 3413458B2 JP 33408795 A JP33408795 A JP 33408795A JP 33408795 A JP33408795 A JP 33408795A JP 3413458 B2 JP3413458 B2 JP 3413458B2
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貞和 岡
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Uchiyama Manufacturing Corp
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  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、相互に回転運動する部
材間に装着され、該部材間の内部と外部とを密封するオ
イルシールに関し、具体的には成形型への投入安定性に
優れ正確な配置での成形を約束するオイルシールの芯材
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車のステアリングシステム等
に使用されるユニバーサルジョイントには、図面を参照
しつつ詳述すると、図5に示すようにゴム等の弾性体
(1)からなるシールリップ(1a)とこれを補強し強
固な固定を図る芯材(2)などからなったオイルシール
が装着され、該シールリップ(1a)が相手の回転部材
に摺接して外部からの泥水侵入を防止している。このオ
イルシールの成形において、錆防止を主な目的とするも
のは成形時に弾性体(1)内へ芯材(2)を埋設造形し
ており、その正確な埋設配備をなすために成形型(3)
内の圧縮側両側面に一定間隔をもって突出するローレッ
ト(3c)を配置し、該ローレット(3c)によって芯
材(1)を掴み正しく浮かせて位置を決め、これに弾性
体(1)を供給成形することで埋設を実現している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなオイルシールは図4に示すように、前記ローレット
(3c)のために芯材(2)が完全に弾性体(1)内に
包み込まれることができず、このローレット(3c)の
へこみ部によって露出した芯材部(2a)が泥水等に曝
されるので錆の発生を妨げることができない。また、こ
のような錆の発生は弾性体(1)と芯材(2)との剥離
を促進させる働きをなしシール機能そのものを脅かせ兼
ねない。さらに、上記の成形型(3)にローレット(3
c)を配設する場合、表裏両面のローレット(3c)の
接触位置がズレては偏圧縮による芯材(2)の変形が生
じるのでそれぞれを正しく接するように上下の成形型
(3a・3c)に配置しなくてはならない面倒な投入工
程あるいは位置決め手段を設ける必要がある。
【0004】本発明はこのような重大な欠点を除去し、
成形型への投入作業性を改善し正確な配備をなすことで
補強作用と装着嵌合作用を向上させ得たオイルシール用
芯材を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明はユニバーサルジ
ョイントのニードルベアリングと回転軸等に装着され該
二部材間の密封をなさしめるオイルシールにあって、前
記オイルシールの構成材である弾性体製のシールリップ
(1a)を補強するオイルシール用芯材に関しており、
図1及び図2に示すように、前記芯材(2)へ表裏面で
凹部と凸部が形成される突形部(4)を交互に凹凸させ
て刻設し、図3に示すように弾性体(1)を形成する弾
性材料と共に前記芯材(2)を成形型(3)へ投入して
オイルシールを成形する時、成形型の型締めによって
記突形部(4)の表裏の凸頂面(4a)が成形型(3)
内の圧縮方向の両表面に接触する配置としたことを特徴
としている。
【0006】
【作用】本発明は、上記した構造をもって下記に示す優
れた作用をなす。すなわち、本発明は、図1及び図2に
示すように、シールリップ(1a)等の形成された弾性
体(1)を補強する芯材(2)へ交互に突出する突形部
(4)を設け、図3に示すようにオイルシールの成形
時、前記突形部(4)の表裏の凸頂面(4a)を成形型
(3)内の圧縮方向両表面にそれぞれ接触せしめて、該
成形型(3)の上下両面から芯材(2)を押圧し、もっ
芯材(2)が正確な位置での浮き状態を保った固定を
実現する。この時、弾性材料は前記芯材(2)と共に成
形型(3)内へ投入されるか、あるいは型締めの後に注
入され、圧縮あるいは射出によって正確な位置へ固定さ
れた芯材(2)を包み込むように弾性体(1)が充填さ
れて硬化形成される。
【0007】このようにして形成されたオイルシールは
その弾性体(1)の表面に前記突形部(4)の凸頂面
(4a)が接触した形状を残すものと考えられるが、実
際には点接触状態となって弾性体(1)が表面まで回り
込み芯材(2)の露出を確認できない殆ど形跡を残さな
いものとなる。
【0008】
【実施例】本発明を実施するに、芯材(2)へ形成する
突形部(4)は、成形型(3)の圧縮方向側の表面へ円
周状に交互に凹凸するよう設けることにより、芯材
(2)の傾きを防止しながら適切な位置へ芯材(2)を
配置できるため強い固定作用を得ることができる。しか
しこの他に、図示していないが、成形型(3)に対して
三点接触あるいは多点接触(ランダムに複数個設ける)
になるよう配備することも可能であり求められる状況に
よって選択採用される。次に、成形型(3)への凸頂面
(4a)の接触形状は、各突形部(4)の設けられた間
部の撓みと突形部(4)そのものの弾性などで圧縮変形
が許容できる範囲(変形が復元できる範囲)に表裏凸出
寸法を決定する必要が有るが、圧縮されないわずかに接
する状態でもその目的は達せられる。
【0009】ここで示した芯材(2)の形状は、後述す
る特性を最大限発揮させるためにいずれの図でも平リン
グ形状を用い、これに突形部(4)を設けている。しか
しこの平リング形状に限らず、例えば断面でL字形状の
平部と軸方向部を有する部材においても本発明を実施し
得る。前者の平リング形状の利点としては、成形型
(3)への投入時に表裏の方向性を全く無視して投入で
きることが第一に挙げられ、投入作業の大幅な効率アッ
プが図れる。また、前記平リング形状の芯材(2)を束
ねて成形前に必要な前処理を施す時、突形部(4)はそ
れぞれの密着を防ぐ格好の密着防止手段となり得、接着
剤塗布及び乾燥工程において極めて有効な密着防止作用
をなす。
【0010】このような芯材(2)を用いてのオイルシ
ールの成形にあっては、成形型(3)内へ成形体積より
わずかに多量の弾性材料と前記芯材(2)とを投入して
型締めをなし、これらを圧縮せしめると、成形型(3)
内に前記芯材(2)の凸頂面(4a)が接触すると共に
弾性材料が充満し、その後、図3に示すように余剰材料
を型外へ放出した後前記凸頂面(4a)が成形型(3)
内の圧縮方向両表面に接触して正確な位置に固定され
る。そして弾性材料の硬化形成を待って取出しオイルシ
ールを得る。
【0011】
【発明の効果】本発明によると、補強作用と嵌合作用を
目的に設けられた芯材(2)は弾性体(1)内の正確な
位置に浮状態を保って埋設されるので、軸への取付精度
が高まり回転部材への適正なシールリップ(1a)の接
触摺動を約束する。この高取付精度はその嵌合力をも増
大させオイルシールの付き廻りとそれに起因する早期摩
耗を防止する。また、本発明の芯材(2)は外部へ露出
する部分を持たないので錆の発生から護られシール性能
を低下させることが無い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であって、図2のA−A´断
面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】本発明の成形状態を示す断面図である。
【図4】本発明を使用しない従来の成形型構造を示す断
面図である。
【図5】本発明を使用しない従来構造のオイルシールを
示す断面図である。
【符号の説明】
1 弾性体 1a シールリップ 2 芯材 2a 露出した芯材部 3 成形型 3a 上成形型 3b 下成形型 3c 突出するローレット 4 突形部 4a 凸頂面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと軸間に装着され該二部材間
    の密封をなすオイルシールにあって、前記オイルシール
    の構成材である弾性体製シール部の補強をなすオイルシ
    ール用芯材において、前記芯材へ表裏面で凹部と凸部が
    形成される突形部を交互に凹凸させて刻設配置し、前記
    芯材を弾性材料と共に成形型へ投入してオイルシールを
    成形する時、成形型の型締めによって前記突形部の表裏
    の凸頂面が成形型の圧縮方向両表面に接触する配置とし
    たことを特徴とするオイルシール用芯材。
  2. 【請求項2】 前記弾性体製シール部の補強をなす芯材
    を平リング形状とし、その表裏面へ突形部を交互に凹凸
    させて刻設配置することを特徴とした請求項1のオイル
    シール用芯材。
JP33408795A 1995-11-29 1995-11-29 オイルシール用芯材 Ceased JP3413458B2 (ja)

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