JP3413046B2 - 冷凍サイクルを用いた追熟システム - Google Patents

冷凍サイクルを用いた追熟システム

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JP3413046B2
JP3413046B2 JP04395697A JP4395697A JP3413046B2 JP 3413046 B2 JP3413046 B2 JP 3413046B2 JP 04395697 A JP04395697 A JP 04395697A JP 4395697 A JP4395697 A JP 4395697A JP 3413046 B2 JP3413046 B2 JP 3413046B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、追熟処理の施さ
れる果実類に対し追熟の均一化を行い、更には出荷期日
を調整できる冷凍サイクルを用いた追熟システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】元来、果実は完熟時に収穫し直ちに食す
るのが味覚や新鮮さの面で理想的であるが、グルメ時代
と称され食品保存技術の発達した現代社会では、旬以外
のときでも美味しそうに熟した果実が市場に出回ってい
る。このような果実のうち、青い果実の状態で収穫さ
れ、冷却状態で一定期間保存(この保存はいわゆる「予
冷」と称される)されたのち、自然放置、あるいはエチ
レンなどの成熟促進ホルモン存在下での放置(これらの
放置はいわゆる「追熟」と称される)により完熟させた
ものがある。予冷は果実類の収穫後の品質(表皮の色調
や匂いなど)を均一に調整する方法として一般的に知ら
れている。予冷完了後に行われる追熟は、果実類を食用
に適する状態まで完熟させる過程であり、この過程を完
了させることにより出荷できる状態となる。例えば、果
実類のひとつである西洋梨は、一般に一定の期間(10
〜11月の間)になると未熟なままで収穫され、7〜1
0日間予冷処理された後、20日〜40日程度自然放置
の追熟処理が施されるが、この追熟処理期間で完熟する
のを待ち、その完熟を以って市場に出荷されるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、西洋梨の場
合、従来は予冷完了の後そのまま放置することにより追
熟を行っていた。しかしながら、果実類周辺の環境は
年、季節などにおける気候や天候により、あるいは置か
れる場所や容器などの保存条件により変わるため、放置
による追熟では果実類の追熟速度や品質がバラツキやす
く、一定の品質を前提とした出荷計画を狂わせることが
しばしば生じていた。
【0004】また、保存庫内で果実類を追熟する間、果
実類の成熟作用および呼吸作用により、エチレンに代表
される熟成ガスや二酸化炭素などが果実類から放出され
ることはよく知られている。これらのガスは果実類の細
胞に作用して追熟速度を増加させたり細胞の老化を引き
起こすことが知られていて、これらのガスによっても果
実類の追熟速度に変化を来す。そのため、保存庫内で追
熟する場合であっても、やはり追熟速度や品質がバラツ
キやすいという問題点があった。
【0005】この発明は上記した問題点に鑑みてなされ
たものであって、保存庫内で果実類を追熟させている間
に発生する熟成ガスや二酸化炭素などの量を調整するこ
とにより、果実類の追熟速度や品質にバラツキを与える
因子を排除することのできる冷凍サイクルを用いた追熟
システムの提供を目的とし、予冷完了後の果実類の追熟
完了期日を指定しその期日には均一な追熟を完了した果
実類が得られるとともに、均一な品質の果実類の追熟完
了期日を調整できる冷凍サイクルを用いた追熟システム
の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、この発明に係る追熟システムは、未熟な果実類を
収容する保存庫と、冷媒圧縮機、庫外側熱交換機器、絞
り弁、庫内側熱交換器を冷媒配管を介し順次環状に接続
してなる冷凍サイクルから少なくとも構成され庫内側熱
交換器を前記保存庫の庫内に配置して庫内温度を調整す
る庫内温度調整装置と、保存庫の庫内温度を検出する温
度検出手段と、保存庫を開閉自在に封止する扉を有し果
実類から発生した熟成ガスを保存庫の庫外へ排気する排
気装置と、温度検出手段により検出された庫内温度を予
め設定された目標庫内温度に近づけるように、庫内温度
調整装置を作動制御するとともに、扉の開閉時間間隔が
温度検出手段で検出された庫内温度が高くなるに従って
短くなるように排気装置を制御する追熟度制御装置と、
保存庫の庫内を加湿する加湿装置と、保存庫の庫内湿度
を検出する湿度検出手段と、湿度検出手段により検出さ
れた庫内湿度を予め設定された目標庫内湿度に近づける
ように、湿度検出手段からの庫内湿度に基づいて加湿装
置を作動制御する加湿制御装置とを設け、排気装置を、
庫内温度調整装置から送出された冷暖空気および加湿装
置から送出された加湿空気の送出経路上における、庫内
温度調整装置および加湿装置から極力離れた位置に配置
したものである。ここでいう果実類としては、いわゆる
追熟処理が施されるものであれば特に限定されないが、
例えば西洋梨、バナナ、メロン、キウイフルーツ、アボ
ガド、パイナップル、マンゴー、パパイア、トマト、レ
モン、ライム、早生ミカンなどが挙げられる。
【0007】また、未熟な果実類を収容する保存庫と、
冷媒圧縮機、庫外側熱交換機器、絞り弁、庫内側熱交換
器を冷媒配管を介し順次環状に接続してなる冷凍サイク
ルから少なくとも構成され庫内側熱交換器を前記保存庫
の庫内に配置して庫内温度を調整する庫内温度調整装置
と、保存庫の庫内温度を検出する温度検出手段と、保存
庫を開閉自在に封止する扉を有し果実類から発生した熟
成ガスを保存庫の庫外へ排気する排気装置と、温度検出
手段により検出された庫内温度を予め設定された目標庫
内温度に近づけるように、庫内温度調整装置を作動制御
するとともに、扉の開閉時間間隔が温度検出手段で検出
された庫内温度が高くなるに従って短くなるように排気
装置を制御する追熟度制御装置と、保存庫の庫内を加湿
する加湿装置と、保存庫の庫内湿度を検出する湿度検出
手段と、湿度検出手段により検出された庫内湿度を予め
設定された目標庫内湿度に近づけるように、湿度検出手
段からの庫内湿度に基づいて加湿装置を作動制御する加
湿制御装置と、保存庫の庫内に設けられ庫内空気を攪拌
する空気攪拌装置と、保存庫の果実類の近傍に設置され
た風速センサーと、庫内温度調整装置からの冷暖空気お
よび加湿装置からの加湿空気が予め設定された目標範囲
の風速で前記果実類に吹き付けられるように、風速セン
サーにより検出された風速に基づいて空気攪拌装置を作
動制御する送風制御装置とを設けたものである。
【0008】また、保存庫の庫外温度を検出する庫外温
度検出手段と、庫外温度検出手段により検出された庫外
温度と庫内温度検出手段により検出された庫内温度とを
比較する庫内外温度比較手段と、庫内外温度比較手段に
よる比較結果に応じて庫内温度調整装置を作動制御する
庫内温度制御装置とを設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づき詳しく説明する。 発明の実施の形態1. 図1はこの発明の実施の形態1に係る冷凍サイクルを用
いた追熟システムを示したものである。図において、1
は収穫後の未熟な果実類を収容する保存庫、2は果実類
の一例である西洋梨、10Bは冷媒圧縮機12、庫外側
熱交換器13(凝縮器)、絞り弁3、庫内側熱交換器1
0(蒸発器)を冷媒配管を介し順次環状に接続してなる
冷却用の冷凍サイクル10aおよび加熱用の加温装置1
6から構成され庫内側熱交換器10および加温装置16
を保存庫1の庫内に臨ませて庫内温度を調整する庫内温
度調整装置、11は庫内側熱交換器10を通過して温度
調整された冷暖空気14(矢印は空気の流れ方向を示
す)を庫内に送出する送風機、15は冷凍サイクル10
aの空気送出口に装着されて冷暖空気14を所定方向に
案内するダクト、20Bは保存庫1の空気を庫外に排出
する送風機20と保存庫1を開閉自在に封止する扉21
と扉21を開閉駆動する扉開閉装置22とからなり西洋
梨2から発生した熟成ガス(エチレン)などを庫外に排
気する排気装置、23は保存庫1に収容された西洋梨2
の追熟度と密接な相関関係のある庫内温度(追熟度関連
データの一例)を検出する庫内温度検出手段(追熟度デ
ータ検出手段の一例)、30は庫内温度検出手段23に
より検出された庫内温度に基づいて庫内温度調整装置1
0Bおよび排気装置20Bを作動制御する温度制御装置
(追熟度制御装置の一例)、33は保存庫1の目標庫内
温度(目標追熟度関連データ)を設定入力するための目
標温度入力装置である。上記の温度制御装置30は、主
に庫内温度検出手段23により検出された庫内温度を予
め設定された目標庫内温度に近づけるように、庫内温度
調整装置10Bを作動制御するようになっている。
【0010】次に動作について説明する。西洋梨2は収
穫後0〜2℃で7〜10日間低温にて保存された(予冷
処理)後、10〜25℃にて20〜40日間放置(追熟
処理)される。まず、予冷処理においては、目標温度入
力装置33から入力された目標庫内温度に基づき、温度
制御装置30により庫内温度調整装置10Bを作動させ
る。例えば、庫内温度検出手段23にて保存庫1の庫内
温度を検出し、庫内温度が0℃より低い温度であれば庫
内温度検出手段23が信号を出力し、温度制御装置30
は庫内温度調整装置10Bの加温装置16を作動制御し
て庫内温度が下がり過ぎないようにする。これにより、
保存庫1内での冷え過ぎによる西洋梨2の品質の劣化を
防ぐ。一方、庫内温度調整装置10Bの停止後に庫内温
度が2℃以上に上昇した場合は、庫内温度検出手段23
から出力される信号に基づき温度制御装置30が冷凍サ
イクル10aの作動を再開させ庫内温度の上昇を防ぐよ
うになっている。この予冷処理の終了後、温度制御装置
30は冷凍サイクル10aを作動停止する一方で加温装
置16の作動を開始し、追熟処理を開始する。この時、
従来技術で説明したように、西洋梨2はその呼吸作用に
より二酸化炭素を放出し、成熟作用によりエチレンなど
の熟成ガスを放出する。
【0011】因みに、保存庫1内に2000ppm以上
のエチレンが滞留する場合、同一庫内温度であっても追
熟速度が大きくなることが知られている。また、これら
のガスの放出量は、庫内温度が高いほど単位時間、単位
重量当たりの発生量が多くなることも知られている。図
2に二酸化炭素に係る相関を表したグラフを示す。縦軸
は二酸化炭素発生量(単位はmg/kg・hr)であ
り、横軸は庫内温度(単位は℃)である。このように、
庫内温度が10℃近傍では4.2mg/kg・hrであ
るのに対し、27℃近傍では18mg/kg・hrの二
酸化炭素が発生することが判る。そこで、発生したエチ
レンまたは二酸化炭素による追熟速度の変化を防ぐため
に、予め設定されている目標庫内温度に対応した扉開閉
装置22の扉開閉時間間隔を温度制御装置30に前もっ
て設定しておき(例えば、目標庫内温度が15℃であれ
ば2時間毎に扉21の開閉を行うなど)、目標温度入力
装置33から入力された目標庫内温度に対応して排気装
置20Bおよび庫内温度調整装置10Bの作動制御を温
度制御装置30により行うようにしている。
【0012】但し、扉開閉装置22による扉開閉の時間
間隔は庫内温度が高くなるに従って短くなるように設定
されている。これは、保存庫1内に放出されるエチレン
や二酸化炭素などが一定濃度になるまでの所要時間は、
庫内温度の上昇とともに短くなるためである。例えば、
二酸化炭素では庫内温度が10℃から27℃に上昇する
と、所要時間は図2より約1/4となる。以上のよう
に、追熟度と密接な関係にある庫内温度を制御すること
により、所望の度合いに熟した西洋梨2を得ることがで
きる。
【0013】尚、追熟度データ検出手段として、上記で
は庫内温度検出装置23を利用したが、これに代えて西
洋梨2から放出されるエチレンの増加速度、二酸化炭素
の増加速度、または西洋梨2の表皮の色調(表皮の色が
黄色に近いのか、緑色に近いのかにより数量化した色
調)などを検出する手段を用いることも考えられる。西
洋梨2は追熟が進むにつれて表皮の黄化、エチレン放出
量の増大、二酸化炭素放出量の増大などの傾向を示すの
で、これらのデータを予め扉開閉装置22による扉開閉
の時間間隔と対応させることによっても、同様の追熟シ
ステムが得られる。
【0014】また、追熟時に保存庫1内を加温する手段
として加温装置16を設けたが、冷却用の冷凍サイクル
10Bおよび加熱用の加温装置16の代わりに、冷房運
転と暖房運転の両方を同時に行える機能を有する冷凍サ
イクルユニットを用いた庫内温度調整装置であっても同
様の効果が得られるのは言うまでもない。
【0015】発明の実施の形態2. 図3はこの発明の実施の形態2に係る追熟システムを示
すものであり、23aは追熟度データ検出手段の一例で
あるエチレン濃度センサー、25はエチレン濃度センサ
ー23aより検出されたエチレン濃度に基づいて排気装
置20Bを作動制御する排気制御装置、35は西洋梨2
の追熟に要する日数を設定入力するための日数入力装
置、37はエチレン濃度センサー23a(追熟度データ
検出手段の一例)からのエチレン濃度(追熟度関連デー
タの一例)およびこの検出時点までの追熟積算日数に基
づいて西洋梨2の実質追熟度および実質追熟速度を算出
する実質追熟度演算装置、42は日数入力装置35から
設定入力された追熟日数および上記の追熟積算日数に基
づいて西洋梨2の計画追熟度および計画追熟速度を算出
する計画追熟度演算装置、38は実質追熟度演算装置3
5からの実質追熟度および実質追熟速度と計画追熟度演
算装置42からの計画追熟度および計画追熟速度とをそ
れぞれ比較する追熟度比較手段、30Aは追熟度比較手
段38による比較結果に応じて庫内温度調整装置10B
を作動制御する第1の庫内温度制御装置である。尚、そ
の他の構成要素は実施の形態1と同じである。
【0016】次に動作について説明する。図4はこの実
施の形態による追熟システムの各構成機器の信号の出力
の流れを示す図である。図に示すように、第1の庫内温
度制御装置30Aは追熟度比較手段38から出力される
信号に基づいて作動する。ここで、追熟度とは追熟開始
時を0、追熟完了時を1とし、追熟速度とは追熟完了状
態1になるまでの日数の逆数で示すものとする。そこ
で、追熟度比較手段38では、日数入力装置35に設定
入力された追熟完了に要する日数および追熟開始からの
追熟積算日数Nに基づいて39で算出された計画追熟速
度(この値をS1〔/日〕とおく)および計画追熟度
(この値をX〔無次元〕とおく)と、エチレン濃度セン
サー23aからの検出信号および追熟積算日数Nに基づ
いて実質追熟度演算装置37で算出された実質追熟速度
(この値をS2〔/日〕とおく)および実質追熟度(こ
の値をY〔無次元〕とおく)とを比較し第1の庫内温度
制御装置30Aに出力する。第1の庫内温度制御装置3
0Aは、その比較結果に応じて庫内温度調整装置10B
を作動させ保存庫1内の庫内温度を制御する。
【0017】すなわち、追熟開始からN日経過した時点
での、計画追熟度Xは、X=N・S1で示される。また
実質追熟度YはY=Σ〔S2〕であり、N日目の実質追
熟度Yは、エチレン濃度センサー23aからの検出信号
と実質追熟度演算装置37に予め設定されたデータ(例
えば追熟度と、西洋梨2の表皮の色調の相関を対応させ
たものなど)との比較により出力される。ここで、Xと
Yの値を比較し、X>Yであれば、つまり西洋梨2の追
熟が計画追熟度よりも遅れていれば、加温装置16の加
熱量を増大させて庫内温度を上昇させる。また、X<Y
であれば、逆に冷凍サイクル10aを稼動し、庫内温度
を低下させる。このように、追熟度比較手段38および
第1の庫内温度制御装置30Aによる制御によって西洋
梨2の追熟状態が制御される。但し、追熟度と庫内温度
との相関に関しては図5に示す通りである。ここで、縦
軸は追熟度、横軸は日数を示し、図中グラフの各曲線は
各庫内温度における追熟に要する日数Nを表し、曲線の
傾きは実質追熟速度S2に相当する。この図が示すよう
に、庫内温度が高いほど追熟に要する日数Nは小さくな
る。つまり、S2の値は大きくなる。そこで、図4に示
したような実質データや計画データを第1の庫内温度制
御装置30Aに予め設定しておけば、日数入力装置35
から出力される追熟に要する日数に対応した庫内温度と
なるように、第1の庫内温度制御装置30Aが庫内温度
調整装置10Bを作動制御するのである。このようにし
て、計画追熟度Xと実質追熟度YとがX=Yとなるよう
に、庫内温度が制御され、X=Y=1になった時、追熟
処理が完了する。
【0018】一方、追熟に要する日数を変更したい場合
には、図6のフローチャートに示した制御内容(ステッ
プS11〜S17)に従う。まず、予冷完了後(S1
1)に追熟を行うにあたり、通常は、追熟に要する日数
の設定入力が日数入力装置35でなされ(S12)、実
質追熟度演算装置37および計画追熟度演算装置42を
経て追熟度比較手段38から出力される信号に応じた目
標庫内温度とするように、第1の庫内温度制御装置30
Aが庫内温度調整装置10Bを制御する(S13)。か
かる制御は追熟完了まで継続される(S14,S1
5)。そうして、追熟途中で前記日数を変更しようとす
る場合(S14,YES)、その時点における実質追熟
度が実質追熟度演算装置37で算出され(S16)、算
出された実質追熟度に基づいて追熟に要する日数が算出
し直されて(S17)、第1の庫内温度制御装置30A
に更新設定される(S12)。すなわち、追熟度がY1
である西洋梨2の追熟完了までの日数をM1からM2
(M1>M2)に変更する場合、追熟速度Sを(1−Y
1)/M1〔/日〕から(1−Y1)/M2〔/日〕に
変更するように、対応する庫内温度に変更することによ
って追熟度が制御されるのである。
【0019】発明の実施の形態3. 図7はこの発明の実施の形態3に係る追熟システムを示
すものであり、26は保存庫1の庫内湿度を検出する湿
度検出手段、36は庫内に加湿空気39を送出する加湿
装置、30Bは加湿装置36を作動制御する加湿制御装
置である。尚、その他の構成要素はこれまでに述べた各
実施の形態と同じである。
【0020】次に動作について説明する。西洋梨2に予
冷処理や追熟処理を施すあいだ庫内温度調整装置10B
を運転することにより、庫内の空気に含まれる水蒸気が
庫内側熱交換器10と接触することにより霜となって庫
内側熱交換器10に付着し、その結果保存庫1の庫内湿
度が低下する。また、西洋梨2の呼吸や蒸散作用により
庫内の水蒸気が増し庫内湿度の増加が促進される。西洋
梨2を保存する場合、保存環境の湿度が80%を下回る
と乾燥による品質の劣化を生じ、逆に湿度が95%を上
回ると西洋梨2の輪絞病とよばれる病気の発生が急激に
増加することが知られている。このような西洋梨2の品
質低下を防ぐため庫内湿度を目標庫内湿度の80〜95
%に保つように、この目標庫内湿度を予め加湿制御装置
30Bに設定し、湿度検出手段35により検出された庫
内湿度に基づく信号を加湿制御装置30Bに出力し、加
湿制御装置30Bから出力される信号により加湿装置3
6を作動制御する。すなわち、加湿制御装置30Bは、
湿度検出手段26により検出された庫内湿度を予め設定
された目標庫内湿度に近づけるように、湿度検出手段2
6からの庫内湿度に基づいて加湿装置36を作動制御す
る。これにより、良質な品質を保持し得る環境で西洋梨
2を保存することができる。
【0021】発明の実施の形態4. 図8はこの発明の実施の形態4に係る追熟システムを示
すものであり、39は加湿装置36から送出される高湿
度の加湿空気、40は排気装置20Bから排出されるエ
チレンや二酸化炭素を含む庫内の空気、41は庫外から
導入される空気でありエチレンや二酸化炭素を含んでい
ない。また、図中の矢印はいずれも空気の流れ方向を示
す。尚、その他の構成要素はこれまでに述べた各実施の
形態と同じである。
【0022】次に動作について説明する。この実施の形
態による追熟システムでは、西洋梨2の予冷時または追
熟時において西洋梨2から発生する二酸化炭素やエチレ
ンなどを排出する制御を行っているが、図8に示すよう
にエチレンなどを含む空気40の流れ方向と、庫内温度
調整装置10Bからの冷暖空気14および加湿装置36
からの加湿空気39の流れ方向とが対向流となるよう
に、各機器が設けられている。また、庫外からの空気4
1を取り入れる扉21aの配置位置と排気装置20Bの
配置位置とを互いに十分離すことにより、扉21aから
流入した空気41が直接排気装置20Bから排気される
のを防ぐようになっている。そして、庫内温度調整装置
10Bから送出された冷暖空気14と加湿装置36から
送出された加湿空気39の流れが対向流とならないよう
に、すなわちそれぞれ送出される空気の到達距離が低下
しないように、庫内温度調整装置10Bおよび加湿装置
36が相対的に配置されている。更に、冷暖空気14お
よび加湿空気39の送出経路上であって庫内温度調整装
置10Bおよび加湿装置36からできるだけ離れた位置
に、排気装置20Bを配置したことにより、庫内温度調
整装置10Bからの冷暖空気14や加湿装置36からの
加湿空気39が直ぐさまに排気装置20Bから排気され
る現象、いわゆる「ショートサイクル現象」を回避する
ことができる。以上のような機器配置により、庫内にお
けるエチレンや二酸化炭素の滞留を防ぐことができる。
また、保存庫1内の各領域に十分な量の冷暖空気14お
よび加湿空気39を万遍なく供給することができる。
【0023】発明の実施の形態5. 図9はこの発明の実施の形態5に係る追熟システムを示
すものであり、29は保存庫1に収容された西洋梨2の
近傍に設置され西洋梨2の周囲の風速を検出する風速セ
ンサーであり、50は保存庫1の庫内に設けられ庫内空
気を攪拌する空気攪拌装置、30Cは風速センサー29
により検出された風速に基づいて空気攪拌装置50を作
動制御する送風制御装置である。尚、その他の構成要素
はこれまでに述べた各実施の形態と同じである。
【0024】次に動作について説明する。この追熟シス
テムでは、上記の風速センサー29により検出される風
速が0.1〜0.2m/sの目標範囲内となるように制
御されている。例えば、風速が0.1m/s以下、ある
いは0.2m/s以上の値を示す時、送風制御装置30
Cは、庫内温度調整装置10Bからの冷暖空気14およ
び加湿装置36からの加湿空気39が予め設定された目
標範囲の風速で果実類に吹き付けられるように、空気攪
拌装置50を作動制御する。すなわち、風速センサー2
9から送風制御装置30Cへ出力される信号に基づいて
空気攪拌装置50のファン回転数が制御されることによ
り、西洋梨2の周囲における風速が0.1〜0.2m/
sの目標範囲内に調整される。
【0025】このように、西洋梨2の周囲風速を0.2
m/s以下に抑えることにより、西洋梨2の表面の乾燥
を防ぎ、品質の劣化を防ぐことができる。また、庫内側
熱交換器10からの空気吹出し方向に直面する西洋梨2
の表面部位での風速と、その反対側の表面部位における
風速との差を小さくすることにより、追熟による黄化の
変化の差を少なくすることができる。一方、西洋梨2の
周囲の風速を0.1m/s以上とすることにより、西洋
梨2から発生したエチレンや二酸化炭素が表皮近傍に滞
留するのを防ぎ、西洋梨2の表皮の黄化にムラ(エチレ
ンが存在する部分の追熟が周りの部位よりも進むことに
より生じるムラ)が発生するのを防ぐことができる。
【0026】発明の実施の形態6. 図10はこの発明の実施の形態6に係る追熟システムを
示すものであり、51は保存庫1の庫外温度を検出する
庫外温度検出手段、43は庫外温度検出手段51により
検出された庫外温度と庫内温度検出手段23(追熟度デ
ータ検出手段の一例)により検出された庫内温度とを比
較する庫内外温度比較手段、30Dは庫内外温度比較手
段43による比較結果に応じて庫内温度調整装置10B
を作動制御する第2の庫内温度制御装置である。尚、そ
の他の構成要素はこれまでに述べた各実施の形態と同じ
である。
【0027】次に動作につき図11も併用して説明す
る。西洋梨2に予冷処理、追熟処理を施すときに、庫内
温度調整装置10Bを作動制御し、保存庫1の庫内温度
を制御する。予冷時には庫内温度を0〜2℃にして7〜
10日間、追熟時には庫内温度を10〜25℃にして2
0〜40日間維持する。これらの処理に際し、外部の天
候により日中と夜中とで外気温度が変動して、庫内と庫
外の温度の高低が逆転することがある。例えば、予冷処
理期間において、日中は「庫内温度<外気温度(条件
1)」であったものが、夜間になると温度の高低が逆転
して「庫内温度>外気温度(条件2)」となる場合があ
る。この場合、日中は条件1に対応して冷凍サイクル1
0aによる冷却運転を行うようになっているが、夜間に
外気温度が低下し条件2に変わった時、庫内温度検出手
段23からの検出信号により冷却運転は停止されるが、
そのままでは庫内温度が外気温度に近づこうとするた
め、庫内温度が過度に低下することを阻止できない。そ
こで、この実施の形態による追熟システムでは、庫内温
度検出手段23および庫外温度検出手段51からそれぞ
れ検出された庫内温度および庫外温度に対応する信号を
庫内外温度比較手段43が比較し、この比較結果に応じ
て、第2の庫内温度制御装置30Dが、条件1から条件
2への切替えに対応して冷凍サイクル10aを作動停止
させるとともに加温装置16を作動開始させるようにな
っている。他方、追熟処理期間中に条件1と条件2の切
替えが生じた場合にも、上記の予冷処理時と同様の制御
が行われる。以上のようにこの追熟システムによれば、
外気温の変動に影響されることなく、庫内温度を所定に
維持することができるのである。
【0028】
【発明の効果】この発明は以上説明したように構成され
ているので、以下に示すような効果を奏する。庫内温度
調整装置から送出された冷暖空気および加湿空気から送
出された加湿空気が排気装置から直ちに排出されないよ
うに、庫内温度調整装置、加湿装置、および排気装置を
適切に配置したことにより、均一な温度分布、湿度分布
を示す庫内環境を提供することができ、果実類の品質を
均一かつ良好な状態に維持することができる。
【0029】また、保存庫に収容された果実類周囲の風
速分布を適切な範囲に制御した庫内環境を提供すること
ができる。これにより、果実類から発生するエチレンや
二酸化炭素などが局所的に分布することを阻止して、追
熟がエチレンや二酸化炭素などの局所的な分布に影響さ
れて不均一になることを防ぐことができる。
【0030】そして、庫内温度と庫外温度の高低が逆転
したような場合に、その逆転に対応して庫内温度調整装
置を制御し庫内を冷却または加温するようにしたので、
外気温の変動に影響を受けることなく庫内温度を目標温
度に制御することができる。これにより、庫内温度制御
による果実類の予冷処理や追熟処理をより正確に行うこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る冷凍サイクル
を用いた追熟システムを示す構成図である。
【図2】 西洋梨の保存温度と西洋梨から放出される二
酸化炭素量との相関を示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る追熟システム
を示す構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る追熟システム
の各構成機器の制御系統を示す説明図である。
【図5】 西洋梨の追熟度と追熟日数と庫内温度との相
関を示す説明図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る追熟システム
の制御を示すフローチャートである。
【図7】 この発明の実施の形態3に係る追熟システム
を示す構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る追熟システム
を示す構成図である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係る追熟システム
を示す構成図である。
【図10】 この発明の実施の形態6に係る追熟システ
ムを示す構成図である。
【図11】 この発明の実施の形態6に係る追熟システ
ムの庫内温度調整装置の制御状態を示す説明図である。
【符号の説明】 1 保存庫、2 西洋梨(果実類)、3 絞り弁、10
庫内側熱交換器、10a 冷凍サイクル、10B 庫
内温度調整装置、12 冷媒圧縮機、13 庫外側熱交
換器、14 冷暖空気、16 加温装置、20 送風
機、20B 排気装置、21 扉、22 扉開閉装置、
23 庫内温度検出手段(追熟度データ検出手段)、2
3a エチレン濃度センサー(追熟度データ検出手
段)、26 湿度検出手段、29 風速センサー、30
温度制御装置(追熟度制御装置)、30A 第1の庫
内温度制御装置、30B 加湿制御装置、30C 送風
制御装置、30D 第2の庫内温度制御装置、35 日
数入力装置、36 加湿装置、37 実質追熟度演算装
置、38 追熟度比較手段、39 加湿空気、42 計
画追熟度演算装置、43 庫内外温度比較手段、50
空気攪拌装置、51 庫外温度検出手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI F25D 23/00 F25D 23/00 302Z (72)発明者 杉本 猛 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三菱電機株式会社内 (72)発明者 古田 道夫 新潟県中蒲原郡亀田町五月町2−3−41 (72)発明者 浅野 聡 新潟県長岡市川崎町2330−6 (72)発明者 真柄 要 新潟県新津市大字古田2773−5番地 (56)参考文献 特開 平4−356158(JP,A) 特開 平2−299541(JP,A) 特開 平5−308899(JP,A) 特開 昭60−120941(JP,A) 実開 平1−48558(JP,U) 実開 平1−22972(JP,U) 実開 昭63−201960(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A23B 7/00 - 9/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未熟な果実類を収容する保存庫と、冷媒
    圧縮機、庫外側熱交換機器、絞り弁、庫内側熱交換器を
    冷媒配管を介し順次環状に接続してなる冷凍サイクルか
    ら少なくとも構成され前記庫内側熱交換器を前記保存庫
    の庫内に配置して庫内温度を調整する庫内温度調整装置
    と、前記保存庫の庫内温度を検出する温度検出手段と、
    前記保存庫を開閉自在に封止する扉を有し前記果実類か
    ら発生した熟成ガスを前記保存庫の庫外へ排気する排気
    装置と、前記温度検出手段により検出された庫内温度を
    予め設定された目標庫内温度に近づけるように、前記庫
    内温度調整装置を作動制御するとともに、前記扉の開閉
    時間間隔が前記温度検出手段で検出された庫内温度が高
    くなるに従って短くなるように前記排気装置を制御する
    追熟度制御装置と、保存庫の庫内を加湿する加湿装置
    と、前記保存庫の庫内湿度を検出する湿度検出手段と、
    前記湿度検出手段により検出された庫内湿度を予め設定
    された目標庫内湿度に近づけるように、前記湿度検出手
    段からの庫内湿度に基づいて前記加湿装置を作動制御す
    る加湿制御装置とを設け、前記排気装置を、前記庫内温
    度調整装置から送出された冷暖空気および前記加湿装置
    から送出された加湿空気の送出経路上における、前記庫
    内温度調整装置および前記加湿装置から極力離れた位置
    に配置したことを特徴とする追熟システム。
  2. 【請求項2】 未熟な果実類を収容する保存庫と、冷媒
    圧縮機、庫外側熱交換機器、絞り弁、庫内側熱交換器を
    冷媒配管を介し順次環状に接続してなる冷凍サイクルか
    ら少なくとも構成され前記庫内側熱交換器を前記保存庫
    の庫内に配置して庫内温度を調整する庫内温度調整装置
    と、前記保存庫の庫内温度を検出する温度検出手段と、
    前記保存庫を開閉自在に封止する扉を有し前記果実類か
    ら発生した熟成ガスを前記保存庫の庫外へ排気する排気
    装置と、前記温度検出手段により検出された庫内温度を
    予め設定された目標庫内温度に近づけるように、前記庫
    内温度調整装置を作動制御するとともに、前記扉の開閉
    時間間隔が前記温度検出手段で検出された庫内温度が高
    くなるに従って短くなるように前記排気装置を制御する
    追熟度制御装置と、保存庫の庫内を加湿する加湿装置
    と、前記保存庫の庫 内湿度を検出する湿度検出手段と、
    前記湿度検出手段により検出された庫内湿度を予め設定
    された目標庫内湿度に近づけるように、前記湿度検出手
    段からの庫内湿度に基づいて前記加湿装置を作動制御す
    る加湿制御装置と、保存庫の庫内に設けられ庫内空気を
    攪拌する空気攪拌装置と、前記保存庫の果実類の近傍に
    設置された風速センサーと、庫内温度調整装置からの冷
    暖空気および加湿装置からの加湿空気が予め設定された
    目標範囲の風速で前記果実類に吹き付けられるように、
    前記風速センサーにより検出された風速に基づいて前記
    空気攪拌装置を作動制御する送風制御装置とを設けたこ
    とを特徴とする追熟システム。
  3. 【請求項3】 保存庫の庫外温度を検出する庫外温度検
    出手段と、前記庫外温度検出手段により検出された庫外
    温度と前記庫内温度検出手段により検出された庫内温度
    とを比較する庫内外温度比較手段と、前記庫内外温度比
    較手段による比較結果に応じて庫内温度調整装置を作動
    制御する庫内温度制御装置とを設けたことを特徴とする
    請求項第1項又は第2項に記載の追熟システム。
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