JP3412415B2 - インクジェット記録用インク - Google Patents

インクジェット記録用インク

Info

Publication number
JP3412415B2
JP3412415B2 JP26061696A JP26061696A JP3412415B2 JP 3412415 B2 JP3412415 B2 JP 3412415B2 JP 26061696 A JP26061696 A JP 26061696A JP 26061696 A JP26061696 A JP 26061696A JP 3412415 B2 JP3412415 B2 JP 3412415B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
weight
glycol
tri
mono
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP26061696A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10101978A (ja
Inventor
隆正 上田
敏哉 夏原
雅己 浅野
英雄 保富
Original Assignee
ミノルタ株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ミノルタ株式会社 filed Critical ミノルタ株式会社
Priority to JP26061696A priority Critical patent/JP3412415B2/ja
Priority to US08/937,181 priority patent/US5985014A/en
Publication of JPH10101978A publication Critical patent/JPH10101978A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412415B2 publication Critical patent/JP3412415B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/38Inkjet printing inks characterised by non-macromolecular additives other than solvents, pigments or dyes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Duplication Or Marking (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明はインクジェット記録
方式のプリンターにおいて用いられるインクに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、インクジェット記録方式のプリ
ンターに使用されているインクは、各種の色材を水また
は水と各種有機溶剤からなる媒体に溶解または分散させ
たものが知られている。カラー画像の再現のためにイエ
ロー、シアン、マゼンタおよびブラックの各色のインク
が実用化されている。
【0003】インクジェット記録用インクとしては、記
録ヘッド内のインク流路内で気泡が生じると記録画像に
ドット抜けが生じることから、消泡性に優れていること
が要求される。消泡性に優れたインクを提供するため
に、例えば特開平6−256696号公報ではアセチレ
ングリコール系の界面活性剤を使用することが提案され
ている。
【0004】しかしながら、上記公報記載のインクは、
インクジェット記録用インクに要求される高い保存安定
性、特に急激な温度変化に対する保存安定性を満足しな
い。また、ノズルの目詰まりが生じやすい、印字画像の
耐光性が悪いという問題もあり、インクジェット記録用
インクとして十分な性能を有しているとは言えない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、保存安定
性、特に急激な温度変化に対する保存安定性が高く、ノ
ズルの目詰まりを生じにくい、さらには得られる印字画
像の耐光性の高いインクジェット記録用インクであっ
て、実際の使用温度において温度依存性が小さいインク
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】少なくとも色材、水溶性
有機溶剤及び水を含むインクジェット記録用インクにお
いて、インク全重量に対して式(A):
【化2】 (式中、R1〜R4は低級アルキル基、lは2または3の
整数、mおよびnは1以上の整数を表す)で示されるア
セチレングリコールのアルキレンオキサイド付加物を
0.01〜5.0重量%;水酸基数3の多価アルコール、
式: HO(Cx2xO)yH (式中、xおよびyは2≦xかつ2≦x×y≦6である
整数である)で示される(モノ、ジ、トリ)アルキレン
グリコールおよびこれらの混合物からなる群から選択さ
れる化合物を6.0〜14.0重量%; 式: HO(Cp2pO)qR (式中、pおよびqは2≦pかつ2≦p×q≦6である
整数、Rは低級アルキル基である)で示される(モノ、
ジ、トリ)アルキレングリコールの低級アルキルエーテ
ルを4.0〜10重量%;および分子量が150〜60
0のポリアルキレングリコールを2.0〜8.0重量%含
有する、インクジェット記録用インクを提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明のインクに用いる色材とし
ては、酸性染料、直接染料、塩基性染料、反応性染料、
食用染料、分散染料、油溶性染料、建染染料、各種顔料
等いずれも用いられるが、これらの中でも水溶性のもの
が好ましい。インク組成物中の色材の含有量は、色材と
インク媒体成分の種類、インクに要求される特性等によ
って決まるが、一般にはインク中に0.5〜10重量
%、好ましくは2〜6重量%の範囲で含有させる。
【0008】インクジェット記録用インクは、インクの
にじみを抑制すると共に、インクジェット記録装置のノ
ズル吐出性を安定させるため、インクの表面張力を一定
範囲に調整する必要がある。通常、インクへ界面活性剤
が添加されるが、本発明においては、界面活性剤として
上記式(A)で示されるアセチレングリコールのアルキ
レンオキサイド付加物をインクに含有させることによっ
て、インクの表面張力を30〜50dyn/cm(25
℃)に調整する。式(A)界面活性剤は化合物自身の温
度による変化が少ないため、これを使用することによっ
て、インクの温度変化に対する表面張力および粘度の安
定性が向上する。
【0009】式(A)中、R1およびR2は同一の炭素原
子数1〜5の低級アルキル基、好ましくは炭素原子数2
〜4の低級アルキル基、特に好ましくはイソブチル基で
ある。R3およびR4は同一の炭素原子数1〜5の低級ア
ルキル基であり、好ましくはメチル基である。付加する
アルキレンオキサイドとしては、エチレンオキサイドお
よびプロピレンオキサイドが好ましい。特に好ましくは
エチレンオキサイドである。mおよびnは同一であって
も異なっていてもよく、m+nは2〜60、好ましくは
2〜30、さらに好ましくは6〜20である。
【0010】アセチレングリコールのアルキレンオキサ
イド付加物としては、式(A)においてR1=R2=イソ
ブチル、R3=R4=メチル、l=2である市販品、オル
フィンE1004(m+n=3.5)(日信化学工業社
製)、オルフィンE1010(m+n=10)(日信化
学工業社製)およびサーフィノール485(m+n=3
0)(米国AIR PRODUCTS社製)が知られて
おり、いずれも本発明のインクへ好適に用いられる。
【0011】本発明のインクにはアセチレングリコール
のアルキレンオキサイド付加物を0.01〜5重量%、
好ましくは0.1〜5重量%、より好ましくは0.1〜2
重量%の範囲で含有させる。0.01%より少ないと添
加による安定性の増強という効果が不十分となり、5%
より多いとインクの温度変化に対する安定性が低下する
ため好ましくない。
【0012】本発明のインクは、水酸基数3の多価アル
コール、式: OH(CxH2xO)yH (式中、xおよびyは2≦xかつ2≦x×y≦6である
整数を示す)で示される(モノ、ジ、トリ)アルキレン
グリコールおよびこれらの混合物からなる群から選択さ
れる化合物を6〜14重量%含有する。
【0013】水酸基数3の多価アルコールとしては、グ
リセリンが例示される。
【0014】(モノ、ジ、トリ)アルキレングリコール
としてはエチレングリコール、プロピレングリコール、
ブチレングリコール、ヘキシレングリコール等のモノア
ルキレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピ
レングリコール等のジアルキレングリコール、トリエチ
レングリコール等のトリアルキレングリコールが例示さ
れる。特に好ましい(モノ、ジ、トリ)アルキレングリ
コールはジエチレングリコールである。
【0015】本発明のインクは、式 HO(Cp2pO)qR (式中、pおよびqは2≦pかつ2≦p×q≦6である
整数、Rは低級アルキル基である)で示される(モノ、
ジ、トリ)アルキレングリコールの低級アルキルエーテ
ルを4.0〜10重量%含有する。(モノ、ジ、トリ)
アルキレングリコールの低級アルキルエーテルとしては
エチレングリコールメチルエーテル、エチレングリコー
ルエチルエーテル、ジエチレングリコールメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールエチルエーテル、ジエチレン
グリコールブチルエーテル、トリエチレングリコールブ
チルエーテル等が例示される。特に好ましい(モノ、
ジ、トリ)アルキレングリコール低級アルキルエーテル
は、トリエチレングリコールブチルエーテルである。
【0016】本発明のインクは、分子量150以上のポ
リアルキレングリコールを2〜8重量%含有する。ポリ
アルキレングリコールとしてはポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコールおよびエチレンオキシド
とプロピレンオキシドの共重合体が好適に用いられる。
特に、分子量150〜600のポリエチレングリコール
が好適に用いられる。
【0017】本発明のインクへ特定量の多価アルコー
ル、(モノ、ジ、トリ)アルキレングリコール、(モ
ノ、ジ、トリ)アルキレングリコールの低級アルキルエ
ーテルおよびポリアルキレングリコールを添加すること
によって、従来得られなかった急激な温度変化に対する
保存安定性が達成される。また、インクの保湿性が向上
し、ノズルの目詰まりも防止される。さらには、印字画
像の耐光性も得られる。多価アルコール、(モノ、ジ、
トリ)アルキレングリコール、(モノ、ジ、トリ)アル
キレングリコールの低級アルキルエーテルおよびポリア
ルキレングリコールは、その合計量がインク全重量に対
して10〜30重量%、好ましくは13〜25重量%と
なるように添加する。添加量が10重量%未満では上記
効果を達成することができず、30重量%を越えて添加
すればインクの粘性が高くなりすぎ、インク飛翔応答性
や補給性が低下するとともに、定着速度も遅くなるため
好ましくない。
【0018】本発明のインクは、好ましくは脂肪族アル
コールを含有する。脂肪族アルコールとしては、メチル
アルコール、エチルアルコール、n−プロピルアルコー
ル、イソプロピルアルコールなどの炭素数1〜5、より
好ましくは炭素数1〜3のアルキルアルコールが用いら
れる。脂肪族アルコールはインク全重量の0.1〜15
重量%、より好ましくは1〜6添加する。脂肪族アルコ
ールの添加により、インクの乾燥性が高まりインクの定
着性が改善されるが、添加量が少なければこの効果が得
られず、また6重量%を越えて添加するとノズル目詰ま
り等の不都合が生じやすくなる。
【0019】本発明のインクは、好ましくは両親媒性物
質を含有する。両親媒性物質としては尿素、アミド、環
式アミド、アルカノールアミン等が例示され、特にアル
カノールアミン、例えばトリエタノールアミンが好まし
い。両親媒性物質は、インク全重量に対して0.01〜
5重量%、好ましくは0.1〜2重量%含有させる。イ
ンクへ両親媒性物質を添加することにより、経時での結
晶析出が防止され、インクの安定性が増加するが、添加
量が0.01重量%未満では当該効果が得られず、また
5重量%を越えて添加するとにじみが大きくなる。
【0020】本発明のインクにはエチレンジアミンテト
ラ酢酸のアルカリ金属塩を含有させることが好ましい。
かかるエチレンジアミンテトラ酢酸のアルカリ金属塩と
しては、ジナトリウム塩、トリナトリウム塩、テトラナ
トリウム塩等が例示されるが、特にテトラナトリウム塩
が好ましい。エチレンジアミンテトラ酢酸塩の添加によ
り、ノズル吐出口の目詰まりが防止され、温度や湿度等
の環境変化に対するインクの安定性が向上する。エチレ
ンジアミンテトラ酢酸塩はインク全重量に対して0.0
1〜2重量%、好ましくは0.05〜1重量%含有させ
る。0.01重量%未満の場合には添加による効果が得
られず、2重量%を越えて添加した場合にはインクの安
定性に悪影響を及ぼすため好ましくない。
【0021】本発明のインクは、NaOHとNaHCO
3およびNa247からなる群から選択される少なくと
も1種の化合物との混合物をインク全重量に対して0.
01〜2重量%、特に0.05〜1重量%含有するのが
好ましい。混合物中のNaOHとNaHCO3等との重
量比は1:2〜1:50、好ましくは1:5〜1:30
に調整することが好ましい。これらの混合物を添加する
ことにより、急激な温度変化に対する高い保存安定性お
よび実際の使用温度内での温度変化に対する安定性が向
上する他、ノズルの目詰まりも解消される。また、ドッ
ト径のばらつきが抑制される。
【0022】本発明のインクには上述の成分の他に必要
じて公知の添加剤を含有させてもよい。添加剤としては
例えば抗カビ剤、防腐剤、pH調節剤、キレート剤、酸
素吸収剤、妨錆剤、消光剤等が例示される。本発明のイ
ンクは水を60〜90重量%、より好ましくは70〜9
0重量%含有する。
【0023】本発明のインクジェット記録用インクは、
インクジェット記録方式のプリンタであればどのような
種類のものであっても適用することができる。本発明の
インクは粘性および表面張力の温度依存性が極めて小さ
いため、ピエゾ方式を用いたインクジェット記録装置に
おいて飛翔電圧を変化させることにより吐出するインク
径を変化させて階調再現を行うものに特に好適に用いる
ことができる。
【0024】以下実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。本発明は以下の実施例に限定されることはな
い。
【実施例】以下記載の実施例および比較例の成分を混合
し、十分に撹拌して溶解させた。得られた混合物を濾過
した後、真空状態で1時間静置して脱泡処理してインク
を調製した。なお、以下の実施例で用いたオルフィン−
E1010(日信化学工業社製)は一般式(A)中、R
1=R2=イソブチル、R3=R4=メチル、l=2、m+
n=10である化合物である。
【0025】実施例1 組成 組成比(重量%) 水 76.0 ジエチレングリコール 6.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 6.0 ポリエチレングリコール 4.0 C.I.27755 (黒染料) 4.5 オルフィン−E1010(日信化学工業社) 0.8 N(CH2CH2OH)3 0.2 NaHCO3/NaOH(19:1) 0.2 EDTA4Na 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン (防かび剤) 0.1 エチルアルコール 2.0
【0026】実施例2 組成 組成比(重量%) 水 71.95 グリセリン 7.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 13.5 ポリエチレングリコール 2.5 C.I.27755 (黒染料) 4.4 オルフィン−E1004(日信化学工業社製) 0.1 N(CH2CH2OH)3 0.05 NaHCO3/NaOH(19:1) 0.2 EDTA4Na 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1
【0027】実施例3 組成 組成比(重量%) 水 71.7 ジエチレングリコール 6.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 6.0 ポリエチレングリコール 7.5 C.I.27755 (黒染料) 5.5 オルフィン−E1010(日信化学工業) 0.8 N(CH2CH2OH)3 2.0 Na247/NaOH(19:1) 0.2 EDTA4Na 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1
【0028】実施例4 組成 組成比(重量%) 水 68.1 ジエチレングリコール 10.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 7.0 ポリエチレングリコール 4.5 C.I.19140 (イエロー染料) 2.6 オルフィン−E1010(日信化学工業) 2.8 N(CH2CH2OH)3 4.5 NaHCO3/NaOH(19:1) 0.2 EDTA4Na 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1
【0029】実施例5 組成 組成比(重量%) 水 66.8 ジエチレングリコール 13.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 7.0 ポリエチレングリコール 4.2 C.I.45100 (マゼンタ染料) 2.5 オルフィン−E1004(日信化学工業) 4.5 N(CH2CH2OH)3 0.2 NaHCO3/NaOH(19:1) 0.2 EDTA4Na 0.5 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1 イソプロピルアルコール 1.0
【0030】実施例6 組成 組成比(重量%) 水 75.5 ジエチレングリコール 12.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 4.0 ポリエチレングリコール 4.0 C.I.74180 (シアン染料) 3.0 オルフィン−E1010(日信化学工業社) 0.8 N(CH2CH2OH)3 0.2 Na247/NaOH(19:1) 0.2 EDTA4Na 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1
【0031】実施例7 組成 組成比(重量%) 水 77.0 ジエチレングリコール 6.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 6.0 ポリエチレングリコール(#400) 4.0 C.I.27755 (黒染料) 4.5 オルフィン−E1010(日信化学工業社) 0.8 N(CH2CH2OH)3 0.2 Ca(OH)2/NaOH(19:1) 0.2 グルコン酸ナトリウム 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1 エチルアルコール 1.0
【0032】比較例1 組成 組成比(重量%) 水 77.8 ジエチレングリコール 6.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 6.0 ポリエチレングリコール(#400) 4.0 C.I.27755 (黒染料) 4.5 N(CH2CH2OH)3 0.2 Ca(OH)2/NaOH(19:1) 0.2 グルコン酸ナトリウム 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1 エチルアルコール 1.0
【0033】比較例2 組成 組成比(重量%) 水 72.3 ジエチレングリコール 6.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 6.0 ポリエチレングリコール(#400) 4.0 C.I.27755 (黒染料) 4.5 オルフィン−E1010(日信化学工業社) 5.5 N(CH2CH2OH)3 0.2 Ca(OH)2/NaOH(19:1) 0.2 グルコン酸ナトリウム 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1 エチルアルコール 1.0
【0034】比較例3 組成 組成比(重量%) 水 81.0 ジエチレングリコール 6.0 2−ピロリドン 6.0 C.I.27755 (黒染料) 4.5 オルフィン−E1010(日信化学工業社) 0.8 N(CH2CH2OH)3 0.2 Ca(OH)2/NaOH(19:1) 0.2 グルコン酸ナトリウム 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1 エチルアルコール 1.0
【0035】比較例4 組成 組成比(重量%) 水 81.0 ジエチレングリコール 6.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 6.0 C.I.27755 (黒染料) 4.5 オルフィン−E1010(日信化学工業社) 0.8 N(CH2CH2OH)3 0.2 Ca(OH)2/NaOH(19:1) 0.2 グルコン酸ナトリウム 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1 エチルアルコール 1.0
【0036】比較例5 組成 組成比(重量%) 水 72.5 ジエチレングリコール 6.0 トリエチレングリコールブチルエーテル 6.0 ポリエチレングリコール(#400) 8.5 C.I.27755 (黒染料) 4.5 オルフィン−E1010(日信化学工業社) 0.8 N(CH2CH2OH)3 0.2 Ca(OH)2/NaOH(19:1) 0.2 グルコン酸ナトリウム 0.2 1,2-ベンゾイソチアゾリン-3-オン 0.1 エチルアルコール 1.0
【0037】得られた実施例及び比較例のインクの25
℃における表面張力、粘度およびpH、サーマルショッ
クに対する保存性、表面張力と粘度の温度依存性を調べ
た。また、得られたインクを実機に用いて印刷に供した
場合の、ドット径のバラツキおよびノズル目詰について
測定した。測定方法は以下の通りである:
【0038】1)サーマルショックに対する保存性 ポリエチレン製ボトル内で25℃にて保存しているイン
クを−20℃および50℃の各温度でそれぞれ1時間ず
つ保持するサーマルショックを一日3回、1週間繰り返
して与えた。その前後で粘度(25℃)を測定し、その
変化率を以下のようにランク付した。 〇:変化率5%以下、 △:変化率10%以下(実用上は問題が無い)、 ×:変化率10%以上(使用できない)
【0039】2)温度依存性 インクの10℃および35℃のそれぞれの温度における
表面張力および粘性の変化率を測定した。変化率を1)
と同様にランク付した。
【0040】3)実機試験 エプソン社製インクジェットプリンタ(MJ−500)
を用いた。 耐光性 印字物をASTMD795(アメリカ材料試験法)に規定
した太陽灯下に200時間照射し、照射前後の印字物の
濃度変化を測定した。濃度の変化率に対する評価基準
1)と同様である。
【0041】ノズル目詰まりテスト:高温、高湿(35
℃、85%RH)下で100枚のインクと同色のカラー
チャート20%被覆率テストチャート、A4)をエプソ
ン社製SF紙に印字した。印字後のノズルの目詰まりを
顕微鏡で観察した。また、異物が付着したものについて
は、MJ−500に装備されているクリーニング用ゴム
ブレードによりノズルをクリーニングした。以下のよう
に評価した: 〇:ノズル周辺の異物付着が無く、良好に使用できる。 △:ノズル周辺に異物付着はあるが、異物はクリーニン
グにより除かれた。印字性能には実質的な問題が無い。 ×:ノズル周辺に異物付着が有り、ドットの細り、かけ
が発生した。クリーニングにより回復しないノズルがあ
り、使用に耐えない。 なお、上記「△」の実用上問題が無いという評価は、実
施例で用いた2値印字における評価である。したがっ
て、△の評価が得られた場合であってもドット径を小さ
くしたり、ドット径を可変として階調印字する場合等に
は実用上不都合が生じる場合がある。結果を表1に示
す。
【0042】
【表1】
【0043】
【発明の効果】本発明のインクは従来得られなかった、
急激な温度変化に対する高い保存安定性と印字画像の高
い耐光性を達成した。また、インクの使用によるノズル
の目詰まりが無く、またインクが通常使用される温度で
ある10℃〜35℃の間で物性がほとんど変わらないた
め、極めて品質の高い印刷が可能である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 保富 英雄 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13 号大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 (56)参考文献 特開 平10−101975(JP,A) 特開 平10−101976(JP,A) 特開 平10−101977(JP,A) 特開 平9−279071(JP,A) 特開 平8−80661(JP,A) 特開 平8−283631(JP,A) 特開 平5−64954(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C09D 11/00 - 11/20 B41J 2/01 - 2/21 B41M 5/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも色材、水溶性有機溶剤及び水
    を含むインクジェット記録用インクにおいて、インク全
    重量に対して式(A): 【化1】 (式中、R1〜R4は低級アルキル基、lは2または3の
    整数、mおよびnは1以上の整数を表す)で示されるア
    セチレングリコールのアルキレンオキサイド付加物を
    0.01〜5.0重量%;水酸基数が3である多価アルコ
    ールおよび式: HO(Cx2xO)yH (式中、xおよびyは2≦xかつ2≦x×y≦6の整数
    である)で示される(モノ、ジ、トリ)アルキレングリ
    コールおよびこれらの混合物からなる群から選択される
    化合物を6.0〜14.0重量%;式: HO(Cp2pO)qR (式中、pおよびqは上記2≦pかつ2≦p×q≦6で
    ある整数、Rは低級アルキル基である)で示される(モ
    ノ、ジ、トリ)アルキレングリコールの低級アルキルエ
    ーテルを4.0〜10重量%;および分子量が150〜
    600のポリアルキレングリコールを2.0〜8.0重量
    %含有する、インクジェット記録用インク。
  2. 【請求項2】 多価アルコール、(モノ、ジ、トリ)ア
    ルキレングリコール、(モノ、ジ、トリ)アルキレング
    リコールの低級アルキルエーテルおよびポリアルキレン
    グリコールの含有量の合計が、インク全重量に対して1
    0〜30重量%である、請求項1記載のインクジェット
    記録用インク。
  3. 【請求項3】 さらに炭素数1〜5の脂肪族アルコール
    をインク全重量に対して0.1〜15重量%含有する、
    請求項1記載のインクジェット記録用インク。
  4. 【請求項4】 さらにアルカノールアミンをインク全重
    量に対して0.01〜5重量%含有する、請求項1記載
    のインクジェット記録用インク。
JP26061696A 1996-10-01 1996-10-01 インクジェット記録用インク Expired - Fee Related JP3412415B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26061696A JP3412415B2 (ja) 1996-10-01 1996-10-01 インクジェット記録用インク
US08/937,181 US5985014A (en) 1996-10-01 1997-09-29 Ink for ink-jet recording containing specified glycol derivatives

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26061696A JP3412415B2 (ja) 1996-10-01 1996-10-01 インクジェット記録用インク

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10101978A JPH10101978A (ja) 1998-04-21
JP3412415B2 true JP3412415B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=17350407

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26061696A Expired - Fee Related JP3412415B2 (ja) 1996-10-01 1996-10-01 インクジェット記録用インク

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5985014A (ja)
JP (1) JP3412415B2 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1180639A (ja) * 1997-05-16 1999-03-26 Seiko Epson Corp インクジェット記録用インク
JP2000290550A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Nec Corp 水性インク及びこれを用いるインクジェット記録装置
JP2000290549A (ja) * 1999-04-02 2000-10-17 Nec Corp 水性インク及びこれを用いるインクジェット記録装置
JP2000290558A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Seiko Epson Corp インクジェット捺染用インク組成物及びインクジェット捺染方法並びに布帛
DE19940797A1 (de) * 1999-08-27 2001-03-01 Goldschmidt Ag Th Durch Akoxylierung erhaltene blockcopolymere, styrenoxidhaltige Polyalkylenoxide und deren Verwendung
US6454846B2 (en) * 2000-02-23 2002-09-24 Seiko Epson Corporation Ink composition suitable for use in ink jet recording
US20020029723A1 (en) * 2000-06-26 2002-03-14 Fox James E. Ink for inkjet printing that produces a durable image
JP4386156B2 (ja) * 2001-05-30 2009-12-16 日信化学工業株式会社 水溶性界面活性剤組成物
DE10135496A1 (de) * 2001-07-20 2003-02-06 Pelikan Hardcopy Production Ag Wäßrige Ink Jet-Tinte
US6890378B2 (en) * 2002-01-18 2005-05-10 Seiko Epson Corporation Inkjet ink
JP5322379B2 (ja) * 2005-09-26 2013-10-23 富士フイルム株式会社 インク組成物、インクセットおよび記録方法
US20090011803A1 (en) * 2007-07-03 2009-01-08 Douglas Weber Method and Systems for Qualifying Glass Windows Using a Thermal Shock
US8673163B2 (en) 2008-06-27 2014-03-18 Apple Inc. Method for fabricating thin sheets of glass
US7810355B2 (en) 2008-06-30 2010-10-12 Apple Inc. Full perimeter chemical strengthening of substrates
JP4816979B2 (ja) * 2008-10-29 2011-11-16 ブラザー工業株式会社 インクジェット記録用水性インク、インクジェット記録方法および色変化抑制剤
CN102388003B (zh) 2009-03-02 2014-11-19 苹果公司 用于强化用于便携式电子设备的玻璃盖的技术
US9778685B2 (en) 2011-05-04 2017-10-03 Apple Inc. Housing for portable electronic device with reduced border region
US9213451B2 (en) 2010-06-04 2015-12-15 Apple Inc. Thin glass for touch panel sensors and methods therefor
US10189743B2 (en) 2010-08-18 2019-01-29 Apple Inc. Enhanced strengthening of glass
US8824140B2 (en) 2010-09-17 2014-09-02 Apple Inc. Glass enclosure
US9725359B2 (en) 2011-03-16 2017-08-08 Apple Inc. Electronic device having selectively strengthened glass
US10781135B2 (en) 2011-03-16 2020-09-22 Apple Inc. Strengthening variable thickness glass
US9128666B2 (en) 2011-05-04 2015-09-08 Apple Inc. Housing for portable electronic device with reduced border region
US9944554B2 (en) 2011-09-15 2018-04-17 Apple Inc. Perforated mother sheet for partial edge chemical strengthening and method therefor
US9516149B2 (en) 2011-09-29 2016-12-06 Apple Inc. Multi-layer transparent structures for electronic device housings
US10144669B2 (en) 2011-11-21 2018-12-04 Apple Inc. Self-optimizing chemical strengthening bath for glass
US10133156B2 (en) 2012-01-10 2018-11-20 Apple Inc. Fused opaque and clear glass for camera or display window
US8773848B2 (en) 2012-01-25 2014-07-08 Apple Inc. Fused glass device housings
US9946302B2 (en) 2012-09-19 2018-04-17 Apple Inc. Exposed glass article with inner recessed area for portable electronic device housing
US9459661B2 (en) 2013-06-19 2016-10-04 Apple Inc. Camouflaged openings in electronic device housings
US9886062B2 (en) 2014-02-28 2018-02-06 Apple Inc. Exposed glass article with enhanced stiffness for portable electronic device housing

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5582175A (en) * 1978-12-18 1980-06-20 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Ink composition for ink jet recording
US4325735A (en) * 1979-06-22 1982-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Recording liquid composition
JPS5774372A (en) * 1980-10-27 1982-05-10 Seiko Epson Corp Fluid ink for printer
US4853037A (en) * 1987-10-30 1989-08-01 Hewlett-Packard Company Low glycol inks for plain paper printing
US5108503A (en) * 1991-04-16 1992-04-28 Hewlett-Packard Company Smear resistant inks for ink-jet printers
US5116409A (en) * 1991-04-17 1992-05-26 Hewlett-Packard Company Bleed alleviation in ink-jet inks
US5211747A (en) * 1991-05-16 1993-05-18 Xerox Corporation Ink jet ink compositions containing desizing agents
JP2602404B2 (ja) * 1992-09-08 1997-04-23 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 水性インク組成物
JP3175366B2 (ja) * 1992-12-01 2001-06-11 富士ゼロックス株式会社 インクジェット記録用インク
JP3225670B2 (ja) * 1993-03-09 2001-11-05 セイコーエプソン株式会社 水溶性インク及びインクジェットプリンタ
JPH09111165A (ja) * 1995-10-20 1997-04-28 Canon Inc インク及びそれを用いたカラーインクジェット記録方法
US5843217A (en) * 1996-10-11 1998-12-01 Minolta Co., Ltd. Ink for ink jet recording

Also Published As

Publication number Publication date
US5985014A (en) 1999-11-16
JPH10101978A (ja) 1998-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3412415B2 (ja) インクジェット記録用インク
JP3060319B2 (ja) インク、インクジェット記録方法、記録ユニット、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置
JP3005059B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び機器
EP0592774B1 (en) Ink, ink-jet recording method, and ink-jet recording apparatus
US5132700A (en) Ink-jet recording process and apparatus employing-ink for ink-jet recording
JP3431933B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを備えた記録機器
JP3133428B2 (ja) インクジェット記録液、その製造方法およびこれを用いるインクジェット記録方法
JP2801411B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び機器
US5256194A (en) Color ink jet recording method
US5843217A (en) Ink for ink jet recording
JP4208471B2 (ja) 水性蛍光インク、記録ユニット、インクカートリッジ、インクジェット記録装置及びインクジェット記録方法
JP3541579B2 (ja) インクジェット記録用インク
JP3542433B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JP3715728B2 (ja) インクジェット記録方法
JP3123662B2 (ja) インクジェット記録用インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH08302256A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び記録装置
JP2005187784A (ja) インク、それを用いるインクジェット記録方法及び装置
JP3009058B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JP2980995B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JPH0586314A (ja) インクジエツト記録方法
JPH0995637A (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び記録装置
JP3060321B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及び機器
JPH10101976A (ja) インクジェット記録用インク
JP3039877B2 (ja) インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器
JP3123000B2 (ja) インクジェット記録用インク、これを用いたインクジェット記録方法及びかかるインクを用いた機器

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees