JP3412247B2 - 自動販売機の自動立上げ装置 - Google Patents

自動販売機の自動立上げ装置

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JP3412247B2
JP3412247B2 JP07115394A JP7115394A JP3412247B2 JP 3412247 B2 JP3412247 B2 JP 3412247B2 JP 07115394 A JP07115394 A JP 07115394A JP 7115394 A JP7115394 A JP 7115394A JP 3412247 B2 JP3412247 B2 JP 3412247B2
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忠行 森脇
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神鋼電機株式会社
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  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、組立完了直後のプリ
ペイドカードあるいは切符の自動販売機に標準的な価格
情報を設定し、自動販売機本体を販売可能状態にする、
自動販売機の自動立上げ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリペイドカードあるいは切符
の自動販売機においては、自動販売機の一筐体において
複数の商品口座を有している。これにより図柄や価格、
あるいは用途等の異なる複数の商品を内部に格納し、購
入者が自動販売機の接客部の表示やサンプル等を参照し
て、希望する商品を選択して購入できるように構成され
ている。しかし、格納商品種や商品価格の変更等に緻密
にかつ迅速に対応するために、工場等において組立完了
直後の自動販売機には商品の種類や価格設定等はなされ
ていない。そこで、自動販売機の制御系にRAMを格納
し、工場等での出荷立ち上げ時、あるいは現場等での設
置立ち上げ時に、組立作業者あるいは駅係員等が前述の
RAMに販売商品の設定や商品の価格を書き込む。これ
ら、立ち上げ時における商品や価格の設定を都度設定、
設定する諸データを都度データという。なお、前記のR
AMは自動販売機本体に電源が供給されない場合には、
電池等によって記憶内容を保持する機構を有しており、
商品設定変更の際以外は再書き込みは必要ない。
【0003】図5は、従来の自動販売機の制御系の構成
を示すブロック図である。図5において5は該自動販売
機に電源を供給する電源ユニット、6は外部からの電源
を接続(オン)あるいは切断(オフ)する電源スイッチ
である。9bは制御ユニットであり、自動販売機全体を
制御するCPU1と都度データ等を記憶するRAM2と
制御ユニットのモード設定を行うディップスイッチ10
とが搭載され、制御箱8内部に格納されている。なお、
RAM2は自動販売機本体に電源が供給されない場合に
は、電池等によって記憶内容を保持する機構を有してい
る。16は『発売中』あるいは『発売中止』等の文字に
よって自動販売機の動作状態を購入者に知らせるための
接客表示部である。11は係員操作部であり、図6に外
観構成の一例を示す。係員操作部11には、都度データ
などの数値を入力するためのキーボード7と、モードス
イッチ12と、1日の売上の集計を指示する日計ボタン
13と、1ヶ月の売上の集計を指示する月計ボタン14
と、接客表示部16の表示を切り換えるための発売中止
スイッチ15とが配置されている。なお、モードスイッ
チ12は組立作業者あるいは駅係員が、該自動販売機の
モードを『設定』『通常』『締切』『価格』等のモード
から選択するためのものである。
【0004】また図7は、図5および図6に示す従来の
プリペイドカードあるいは切符の自動販売機において、
現場での設置完了から立ち上げまでのCPUによる処理
と、作業者あるいは駅係員による処理の流れを示す処理
図である。なお、図において、太線枠内は作業者あるい
は駅係員による処理を示している。以下に、図5〜図7
を参照して、作業者あるいは駅係員による従来の自動販
売機における現場での設置完了から立ち上げまでの各処
理について説明する。
【0005】まず、作業者は制御ユニット9bが格納さ
れている制御箱8の蓋を開け(ST1)、制御ユニット
9bのディップスイッチ10を操作して、制御ユニット
をRAMクリアモードにする(ST2)。次に作業者は
電源スイッチ6をオンにし、自動販売機に電源を投入す
る(ST3)。CPU1は、電源ユニット5から電源が
供給されると、まずディップスイッチ10の状態を確認
する。今、ディップスイッチ10はRAMクリアモード
に設定されているので、CPU1はRAM2の都度デー
タエリアの内容を全て消去する(ST4)。その後、作
業者は一度電源スイッチ6をオフとして自動販売機の電
源を切断し(ST5)、制御ユニット9bのディップス
イッチ10を操作して、制御ユニット9bを通常モード
に戻す(ST6)。なお、この時点では制御箱の蓋は閉
じてもよい(ST7)。次に、作業者は再度電源スイッ
チ6をオンとして自動販売機に電源を投入する(ST
8)。この時点では、自動販売機内に商品のデータや商
品の価格データが書き込まれていないため、自動販売機
は正常な販売動作を行わない。
【0006】次に、作業者は係員操作部11の発売中止
スイッチ15を操作して、自動販売機の正面に設けられ
た接客表示部16の表示を『発売中止』に変える(ST
9)とともに、モードスイッチ12を操作してCPU1
を『価格』モードにする(ST10)。CPU1は、モ
ードスイッチ12が『価格』モードにされると、販売動
作を停止して、係員操作部11から入力される都度デー
タを受け付ける。ここで、作業者は係員操作部11のキ
ーボード7より都度データを入力する(ST11)。キ
ーボード7から入力された都度データは係員操作部11
を経由してCPU1に入力され、CPU1はそのデータ
を順次RAM2に書き込む。なお、都度データは各口座
毎に異なるデータを設定することができる一方、全デー
タを一度に入力する必要がある。従って、作業者は都度
データの設定が全て完了するまでST11を繰り返す
(ST12)。全データの入力が完了したならば、作業
者は係員操作部11のモードスイッチ12を『通常』モ
ードとして、CPU1を『通常』モードに戻す(ST1
3)とともに、発売中止スイッチ15を操作して接客表
示部16の表示を『発売中』に変える(ST14)。こ
れで、立ち上げ時の都度設定が完了し、CPU1は正常
な販売動作を開始する。
【0007】また、前述のような自動販売機にあって
は、一日の売上金額を集計する日計機能、および一ヶ月
の売上金額を集計する月計機能を有しており、これらの
データ(以下、日計データ、月計データという)は図示
しない売上記憶装置に書き込まれる構造になっている。
さらに、図示しない売上記憶装置に書き込まれた前述の
日計データおよび月計データは、組立作業者あるいは駅
係員には容易に消去できない構造となっている。組立工
場においては該自動販売機の組立完了後、RAM2に検
査データを書き込んだ上で、日計機能および月計機能を
含む各機能の動作を確認する。その後、日計データおよ
び月計データならびにRAM2に書き込まれているデー
タを全て消去し、再び都度設定を施してから出荷する。
図8は、図5および図6に示す従来のプリペイドカード
あるいは切符の自動販売機において、工場での組立完了
から出荷までのCPUによる処理と、作業者による処理
の流れを示す処理図である。なお、図において、太線枠
内は作業者による処理を示している。以下に、図5、図
6および図8を参照して、組立作業者による従来のプリ
ペイドカードあるいは切符の自動販売機における組立完
了から出荷までの各処理について説明する。
【0008】まず、作業者は自動販売機の電源スイッチ
6をオンとし、各部機能の動作確認を行う(ST1)。
次に係員操作部11のモードスイッチ12を『締切』に
合わせる(ST2)。CPU1はモードスイッチ12が
『締切』とされた場合は、該自動販売機の販売動作を停
止する。この後、作業者は操作部11の日計ボタン13
を押下し(ST3)、図示しない売上表示部の日計締切
回数が上がることを確認する。次に、作業者は操作部1
1の月計ボタン14を押下し(ST4)、図示しない売
上表示部の月計締切回数が上がることを確認する。さら
に、作業者は操作部11の月計ボタン14を押下し(S
T5)、図示しない売上表示部の売上残高が0になるこ
とを確認する。ここで作業者は一旦電源スイッチ6をオ
フにする。
【0009】次に、作業者は制御ユニット9bが格納さ
れている制御箱8の蓋を開け(ST7)、制御ユニット
9bのディップスイッチ10を操作して、制御ユニット
をRAMクリアモードにする(ST8)。次に作業者は
電源スイッチ6を再度オンにし、自動販売機に電源を投
入する(ST9)。CPU1は、制御ユニット9bがR
AMクリアモードに設定されている時に電源ユニット5
から電源が供給されると、RAM2の記憶内容と図示し
ない売上記憶装置の記憶内容を全て消去する(ST1
0)。その後、作業者は電源スイッチ6をオフにして自
動販売機の電源を切断し(ST11)、制御ユニット9
bのディップスイッチ10を操作して、制御ユニット9
bを通常モードに戻す(ST12)。この時点では制御
箱の蓋は閉じてもよい(ST13)。次に、作業者は電
源スイッチ6をオンにして自動販売機に電源を投入する
(ST14)。
【0010】この後、作業者は係員操作部11のモード
スイッチ12を操作してCPU1を『価格』モードにす
る(ST15)。CPU1は『価格』モードでは、係員
操作部11から入力される都度データを受け付ける。次
に、作業者は係員操作部11のキーボード7より都度デ
ータを入力する(ST16)。キーボード7から入力さ
れた都度データは係員操作部11を経由してCPU1に
入力され、CPU1はそのデータを順次RAM2に書き
込む。なお、都度データは各口座毎に異なるデータを設
定することができる一方、全データを一度に入力する必
要がある。従って、作業者は都度データの設定が全て完
了するまでST16を繰り返す(ST17)。全データ
の入力が完了したならば、作業者は係員操作部11のモ
ードスイッチ12を『価格』モードとして、CPU1を
『通常』モードに戻す(ST18)。これにより、出荷
までの全ての処理が完了する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
自動販売機においては、都度設定の際に一旦組み立てた
制御箱の蓋を開閉しなければならないが、この蓋にあっ
ては通常の販売動作中に操作するものでないため、容易
に開閉できる構造を有していない。また、RAMの内容
を消去する際には、制御ユニットの複雑なディップスイ
ッチを操作してモードを変更するので、操作を指示した
手順書等を用意する必要がある。また、一般にこれらの
自動販売機では商品口座を複数有するために、データ表
を参照しながら人手によって全口座の都度設定を一括し
て行う必要があり、多くの時間を要する上に、書き込み
ミスがあった場合には動販売機が立ち上がらない。さら
には、正しい手順を経て都度設定を行っても動販売機が
立ち上がらない場合の制御ユニットの良否の確認の際
や、制御ユニットを交換した際には、再度都度設定をす
る必要がある。この発明は、このような背景の下になさ
れたもので、組立完了から販売動作開始までの煩雑な都
度設定動作や、制御ユニットの良否の確認を自動化する
ことにより、自動販売機の立ち上げまでの手間や時間を
省略することが可能であり、さらに信頼性の高い自動販
売機の自動立上げ装置を提供することを目的としてい
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述のような課題を解決
するために、請求項1に記載の発明にあっては、プリペ
イドカードあるいは切符等の価格情報を意味する都度デ
ータが書換可能に記憶される都度設定用記憶手段と、自
動販売機本体の組立時に、標準的な都度データが書き込
まれて該自動販売機本体に搭載される標準都度データ記
憶手段と、自動販売機の自動立上げ時に、前記標準都度
データ記憶手段に記憶された標準都度データを前記都度
設定用記憶手段に書き込む書込手段と、記標準都度デー
タ記憶手段に自動販売機の販売動作に有効な都度データ
が記憶されているか否かを確認する第1の確認手段と、
前記都度設定用記憶手段への前記都度データの書き込み
および読み出しが正常であるか否かを確認する第2の確
認手段とを有し、前記書込手段は、自動販売機の自動立
上げ時に、前記第1の確認手段により前記標準都度デー
タ記憶手段に自動販売機の販売動作に有効な都度データ
が記憶されていると確認され、かつ、前記第2の確認手
段により前記都度設定用記憶手段への前記都度データの
書き込みおよび読み出しが正常であることを確認された
場合のみ、前記標準都度データ記憶手段に記憶された標
準都度データを前記都度設定用記憶手段に書き込むこと
を特徴とする。また、請求項に記載の発明にあって
は、前記第1の確認手段により確認された異常状態、あ
るいは前記第2の確認手段により確認された異常状態を
表示する表示手段を具備することを特徴とする。また、
請求項に記載の発明にあっては、前記都度設定用記憶
手段に既に自動販売機の販売動作に有効な都度データが
記憶されているか否かを確認する第3の確認手段を有
し、前記書込手段は、自動販売機の自動立上げ時に、前
記第3の確認手段により前記都度設定用記憶手段に、既
に自動販売機の販売動作に有効な都度データが記憶され
ていることを確認された場合には、前記標準都度データ
記憶手段に記憶された標準都度データの前記都度設定用
記憶手段への書き込みを中止することを特徴とする。ま
た、請求項に記載の発明にあっては、識別番号その
他、作業者を識別するための番号を入力する入力手段
と、前記入力手段により入力された番号に基づいて、正
規の作業者による操作であるか否かを確認する第4の確
認手段と、日毎の売上集計を意味する日計データを記憶
する日計データ記憶手段と、月毎の売上集計を意味する
月計データを記憶する月計データ記憶手段と、前記日計
データ記憶手段に記憶されている情報、および前記月計
データ記憶手段に記憶されている情報が消去されている
か否かを確認する第5の確認手段とを具備し、前記書込
手段は、前記第4の確認手段により正規の作業者による
操作であることが確認された場合であって、かつ前記第
5の確認手段により前記日計データ記憶手段に記憶され
ている情報が消去されていないと確認された場合、ある
いは前記第4の確認手段により正規の作業者による操作
であることが確認された場合であって、かつ前記第5の
確認手段により前記月計データ記憶手段に記憶されてい
る情報が消去されていないと確認された場合にのみ、所
定の動作を行うことを特徴とする。
【0013】
【作用】まず第3の確認手段は、都度設定用記憶手段
に、既に該自動販売機の販売動作に有効な情報が記憶さ
れているか否かを確認し、既に該自動販売機の販売動作
に有効な情報が記憶されていることを確認した場合に
は、該自動販売機への標準都度データの設定を中止す
る。記憶されていなければ、第1の確認手段は、標準都
度データ記憶手段に、該自動販売機の販売動作に有効な
価格等の情報が記憶されているか否かを確認し、第2の
確認手段は、都度設定用記憶手段の作用が正常であるか
否かを確認する。標準都度データ記憶手段に該自動販売
機の販売動作に有効な情報が記憶されていると確認さ
れ、かつ都度設定用記憶手段の作用が正常であることが
確認された場合に、書込手段は、標準都度データ記憶手
段に書き込まれた標準都度データを自動的に都度設定用
記憶手段に書き込む。また、第4の確認手段が、入力手
段より入力された識別番号その他、作業者を識別するた
めの番号に基づいて、正規の作業者による操作であるか
否かを確認し、正規の作業者による操作であると確認さ
れ、かつ、第5の確認手段が、日計データ記憶手段に書
き込まれた日計データが消去されているか、および月計
データ記憶手段に書き込まれた月計データが消去されて
いるかを確認し、いずれか、あるいは、いずれも消去さ
れていないと確認された場合には、前記書込手段は日計
データ記憶手段に記憶された記憶内容、および月計デー
タ記憶手段に記憶された記憶内容、および都度設定用記
憶手段に記憶された記憶内容を消去した後、前述のよう
に書込手段が、標準都度データ記憶手段に書き込まれた
標準都度データを自動的に都度設定用記憶手段に書き込
む。
【0014】
【実施例】図3は、本発明の一実施例によるプリペイド
カードあるいは切符の自動販売機のブロック図である。
図3において、図5の各部に対応する部分には同一の符
号を付し、その説明は省略する。図3において、9aは
制御ユニットであり、この制御ユニット9aにはCPU
1、RAM2、ROM3が搭載されている。なお、RA
M2は、電源ユニット5から電源が供給されない場合に
あっても、電池等によって記憶内容を保持する機構を有
しており、またROM3は、標準都度設定用の記憶装置
であり、自動販売機の組立時に標準都度データが書き込
まれて搭載される。図4は係員操作部11の外観構成の
一例を示す図である。図4にあっても、図6の各部に対
応する部分には同一の符号を付し、その説明は省略す
る。係員操作部11は、表示部4、キーボード7、モー
ドスイッチ12、日計ボタン13、および月計ボタン1
4から構成されている。なお表示部4は、自動販売機内
部においてトラブルが発生した場合にCPU1がアドレ
スやコード番号等のメッセージを表示するものであり、
このアドレスやコード番号等のメッセージによって、組
立作業者あるいは駅係員が自動販売機内部において発生
したトラブルの種類や部位を知ることができる。
【0015】実施例1 図1は、本実施例のプリペイドカードあるいは切符の自
動販売機において、現場での設置完了から立ち上げまで
のCPUによる処理と、作業者あるいは駅係員による処
理の流れを示す処理図である。なお、図1において、太
線枠内は作業者あるいは駅係員による処理を示してい
る。以下に、図1、図3および図4を参照して本実施例
のプリペイドカードあるいは切符の自動販売機におけ
る、現場での設置完了から立ち上げまでの各処理につい
て説明する。
【0016】まず、作業者あるいは係員が本自動販売機
の電源スイッチ6をオンにし(ST1)、自動販売機各
部に電源を供給する。CPU1は、電源スイッチ6がオ
ンになり、電源ユニット5から電源が供給されると、最
初にRAM2上の都度データの確認を行うようにプログ
ラムされている。都度データは、販売する商品が異なる
と、データ自体は異なるものとなるが、あらかじめデー
タフォーマット中の規定のアドレス部に、都度データが
書き込まれていることを示すマーカを挿入し、CPU1
がRAM2上で数カ所のマーカ部を読み出し、その内容
が規定値であるかを確認することにより、RAM2に都
度データが書き込まれているか否かを判断できるように
なっている。このようにして、CPU1がRAM2上で
数カ所の所定アドレスについてデータを読み出し(ST
2)、読み出したデータからRAM2に既に有効な都度
データが書き込まれているか否かを判定する(ST
3)。CPU1は、既にRAM2に有効な都度データの
書き込みがなされていると判断した場合、自動販売機の
各部を起動し、立ち上げは完了する。
【0017】CPU1はST3において、RAM2上に
はまだ都度データが書き込まれていない、またはRAM
2上の都度データが自動販売機に有効なデータでないと
判断した場合、ROM3に記録された全都度データを読
み出し(ST4)、この都度データが有効に使用できる
ものであるか否を確認する(ST5)。この確認方法の
一例として、ROM3に記憶されている全データを合算
し、例えばその下2桁について、書き込みの際にあらか
じめ算出した値と照合することにより、データの正当性
を判断する方法(以下、チェックサムという)があり、
本実施例においてもこの方法を用いている。ここで、R
OM3に記録された都度データのチェックサムに異常が
認められる場合は、CPU1は自動販売機の係員操作部
11に設けた表示部4にチェックサムエラーが発生して
いる旨の表示をし(ST11)、立ち上げ時チェックを
終了する。また、ROM3に記憶された都度データに異
常が認められる場合には、CPU1は、自動販売機の各
部を起動しないで停止する。
【0018】ROM3に記憶された都度データのチェッ
クサムについて異常が認められない場合、CPU1はR
AM2上における都度データ書き込みエリアの全てのア
ドレスについて、書き込みと読み出しを行い(ST
6)、RAM2上の都度データ書き込みエリアが正常に
作用するかを確認する(ST7)。CPU1はST7に
おいて、RAM2の作用に異常が認められる場合は、表
示部4に、RAM2上における異常の認められたアドレ
スを表示し(ST10)、立ち上げ時チェックを終了す
る。また、RAM2の作用に異常が認められた場合は、
CPU1は自動販売機の各部を起動しないで停止する。
【0019】RAM2上の都度データ書き込みエリアに
ついて、その作用に異常が認められない場合、CPU1
はRAM2上の都度データ書き込みエリアについて、全
データを消去し(ST8)、都度データ書き込みの準備
をする。次に、CPU1はROM3に書き込まれている
標準都度データを読み出し、順次RAM2上の対応する
アドレスに書き込む(ST9)。全都度データの読み出
しおよび書き込みが完了すれば、標準都度設定は終了す
る。この後、CPU1は自動販売機の各部を起動し、立
ち上げを完了する。
【0020】実施例2 図2は、本実施例のプリペイドカードあるいは切符の自
動販売機において、工場での組立完了から出荷までのC
PUによる処理と、組立作業者による処理の流れを示す
処理図である。なお、図1において、太線枠内は組立作
業者による処理を示している。以下に、図2、図3およ
び図4を参照して本実施例のプリペイドカードあるいは
切符の自動販売機における、組立完了から出荷までの各
処理について説明する。
【0021】まず組立作業者は、自動販売機の電源スイ
ッチ6をオンとし、各部機能の動作確認を行う(ST
1)。次に係員操作部11のモードスイッチ12を『締
切』に合わせる(ST2)。CPU1はモードスイッチ
12が『締切』とされた場合は、該自動販売機の販売動
作を停止する。この後、組立作業者は操作部11の日計
ボタン13を押下し(ST3)、図示しない売上表示部
の日計締切回数が上がることを確認する。次に、組立作
業者は操作部11の月計ボタン14を押下し(ST
4)、図示しない売上表示部の月計締切回数が上がるこ
とを確認する。さらに、組立作業者は操作部11の月計
ボタン14を押下し(ST5)、図示しない売上表示部
の売上残高が0になることを確認する。
【0022】次に、組立作業者は操作部11のモードス
イッチ12を『設定』に合わせる(ST6)。CPU1
は、モードスイッチ12が『設定』とされた場合にも販
売動作は行わない。この後、組立作業者は操作部11の
キーボード7を操作して、識別番号を入力する(ST
7)。ここでCPU1は、キーボード7から入力された
識別番号があらかじめ該自動販売機に設定されたものと
照合し(ST8)、異なる場合には、次の動作を行わな
いので、組立作業者は再度識別番号を入力(ST7)す
る。CPU1は、識別番号があらかじめ設定されたもの
と合致している場合には、図示しない売上記憶装置がデ
ータを記憶しているか否かを確認し(ST9)、何も記
憶されていなければ、CPU1は次の処理を行わないの
で、組立作業者は係員操作部11上のモードスイッチ1
2を『通常』にし(ST15)、出荷までの全ての処理
が完了する。CPU1は、売上記憶装置にデータが記憶
されていると確認した場合には、ROM3に記録された
全都度データを読み出し、ROM3のチェックサムを確
認する(ST10)。ここで、ROM3に記録された都
度データのチェックサムに異常が認められる場合は、C
PU1は該自動販売機の係員操作部11に設けた表示部
4にチェックサムエラーが発生している旨の表示をし
(ST17)、該自動販売機の販売動作を再起動しない
で停止する。
【0023】ROM3に記憶された都度データのチェッ
クサムについて異常が認められない場合、CPU1はR
AM2上の全てのアドレスについて、書き込みと読み出
しを行い(ST11)、RAM2が正常に動作するかを
確認する(ST12)。CPU1はST12において、
RAM2の作用に異常が認められる場合は、表示部4
に、RAM2上における異常の認められたアドレスを表
示し(ST16)、該自動販売機の販売動作を再起動し
ないで停止する。
【0024】RAM2の動作に異常が認められない場
合、CPU1はRAM2上の全てのデータを消去し(S
T13)、都度データ書き込みの準備をする。次に、C
PU1はROM3に書き込まれている標準都度データを
読み出し、順次RAM2上の対応するアドレスに書き込
む(ST14)。全都度データの読み出しおよび書き込
みが完了すれば、標準都度設定は終了する。この後、組
立作業者は係員操作部11上のモードスイッチ12を
『通常』にし(ST15)、出荷までの全ての処理が完
了する。
【0025】本発明の自動販売機の自動立上げ装置によ
れば、例えば制御ユニット9aの点検や交換、あるいは
その他の何等かの原因によって、RAM2に書き込まれ
た都度データが破壊された場合においても、自動販売機
の立ち上げ時にCPU1が自動的にRAM2に標準都度
設定を施すため、正常に立ち上げが完了する。また、工
場などでの組立完了時に、一度全ての自動販売機に、あ
る標準とした設定を施すことにより、自動販売機の動作
確認を行うことも可能である。さらに、現場で使用中の
複数の筐体において、同時に都度設定が恒常的に変更さ
れる場合等には、制御ユニット9aに搭載されたROM
3を交換するだけで、速やかに対応することができる。
さらに、一時的な都度設定の変更や、個別の都度設定変
更に際しては、組立作業者や駅係員が係員操作部11を
用いることにより、RAM2への都度データの書き込み
が可能であり、かつ、その後電源スイッチ6をオフにす
る等により自動販売機本体に供給される電源が切断され
ても、RAM2に書き込まれた都度データが保持される
ことは言うまでもない。
【0026】また、上述の実施例によれば、組立完了後
出荷までの間、通電試験を実施し、その後再度RAMの
動作が正常であるか、あるいはROMに書き込まれたデ
ータに異常がないかを確認するため、自動販売機の信頼
性の向上を図ることも可能である。
【発明の効果】以上説明したように、本発明による自動
販売機の自動立上げ装置によれば、工場における組立お
よび各機能の動作確認の終了後、該自動販売機の販売動
作開始までの手間や時間を省略することが可能となり、
さらに自動販売機の信頼性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のプリペイドカードあるいは切符の自
動販売機において、現場での設置完了から立ち上げまで
のCPUによる処理と、作業者あるいは駅係員による処
理の流れを示す処理図である。
【図2】本実施例のプリペイドカードあるいは切符の自
動販売機において、工場での組立完了から出荷までのC
PUによる処理と、組立作業者による処理の流れを示す
処理図である。
【図3】本実施例による、プリペイドカードあるいは切
符の自動販売機の構成を示すブロック図である。
【図4】本実施例のプリペイドカードあるいは切符の自
動販売機の係員操作部11の構成を示す正面図である。
【図5】従来のプリペイドカードあるいは切符の自動販
売機における、制御系の構成を示すブロック図である。
【図6】従来のプリペイドカードあるいは切符の自動販
売機の係員操作部11の構成を示す正面図である。
【図7】従来のプリペイドカードあるいは切符の自動販
売機において、現場での設置完了から立ち上げまでのC
PUによる処理と、作業者あるいは駅係員による処理の
流れを示す処理図である。
【図8】従来のプリペイドカードあるいは切符の自動販
売機において、現場での組立完了から出荷までのCPU
による処理と、作業者による処理の流れを示す処理図で
ある。
【符号の説明】
1 CPU 2 RAM 3 ROM 4 表示部 7 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 5/00 - 9/10

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリペイドカードあるいは切符等の価格
    情報を意味する都度データが書換可能に記憶される都度
    設定用記憶手段と、 自動販売機本体の組立時に、標準的な都度データが書き
    込まれて該自動販売機本体に搭載される標準都度データ
    記憶手段と、 自動販売機の自動立上げ時に、前記標準都度データ記憶
    手段に記憶された標準都度データを前記都度設定用記憶
    手段に書き込む書込手段と、 前記標準都度データ記憶手段に自動販売機の販売動作に
    有効な都度データが記憶されているか否かを確認する第
    1の確認手段と、 前記都度設定用記憶手段への前記都度データの書き込み
    および読み出しが正常であるか否かを確認する第2の確
    認手段とを有し、 前記書込手段は、自動販売機の自動立上げ時に、前記第
    1の確認手段により前記標準都度データ記憶手段に自動
    販売機の販売動作に有効な都度データが記憶されている
    と確認され、かつ、前記第2の確認手段により前記都度
    設定用記憶手段への前記都度データの書き込みおよび読
    み出しが正常であることを確認された場合のみ、前記標
    準都度データ記憶手段に記憶された標準都度データを前
    記都度設定用記憶手段に書き込むことを特徴とする自
    販売機の自動立上げ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の確認手段により確認された異
    常状態、あるいは前記第2の確認手段により確認された
    異常状態を表示する表示手段を具備することを特徴とす
    る請求項に記載の自動販売機の自動立上げ装置。
  3. 【請求項3】 前記都度設定用記憶手段に既に自動販売
    機の販売動作に有効な都度データが記憶されているか否
    かを確認する第3の確認手段を有し、 前記書込手段は、自動販売機の自動立上げ時に、前記第
    3の確認手段により前記都度設定用記憶手段に、既に自
    動販売機の販売動作に有効な都度データが記憶されてい
    ることを確認された場合には、前記標準都度データ記憶
    手段に記憶された標準都度データの前記都度設定用記憶
    手段への書き込みを中止することを特徴とする請求項1
    または2に記載の自動販売機の自動立上げ装置。
  4. 【請求項4】 識別番号その他、作業者を識別するため
    の番号を入力する入力手段と、 前記入力手段により入力された番号に基づいて、正規の
    作業者による操作であるか否かを確認する第4の確認手
    段と、 日毎の売上集計を意味する日計データを記憶する日計デ
    ータ記憶手段と、 月毎の売上集計を意味する月計データを記憶する月計デ
    ータ記憶手段と、 前記日計データ記憶手段に記憶されている情報、および
    前記月計データ記憶手段に記憶されている情報が消去さ
    れているか否かを確認する第5の確認手段とを具備し、 前記書込手段は、前記第4の確認手段により正規の作業
    者による操作であることが確認された場合であって、か
    つ前記第5の確認手段により前記日計データ記憶手段に
    記憶されている情報が消去されていないと確認された場
    合、 あるいは前記第4の確認手段により正規の作業者による
    操作であることが確認された場合であって、かつ前記第
    5の確認手段により前記月計データ記憶手段に記憶され
    ている情報が消去されていないと確認された場合にの
    み、所定の動作を行うことを特徴とする請求項1ないし
    のいずれかに記載の自動販売機の自動立上げ装置。
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