JP2000076554A - 複数の機能を発揮するカ―ドの処理方法 - Google Patents

複数の機能を発揮するカ―ドの処理方法

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JP2000076554A
JP2000076554A JP11173490A JP17349099A JP2000076554A JP 2000076554 A JP2000076554 A JP 2000076554A JP 11173490 A JP11173490 A JP 11173490A JP 17349099 A JP17349099 A JP 17349099A JP 2000076554 A JP2000076554 A JP 2000076554A
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card
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Seiji Mori
誠司 森
Kyoko Terada
恭子 寺田
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、複数の機能を発揮するカードの処理
に伴うトラブルを排除したカードの処理方法に関する。 【構成】複数の機能が備えられたカードの処理時に、カ
ードに記録された複数の機能に関する情報をプリセット
情報としてそれぞれ読み込み、カードが複数機能に対応
しているとき、複数の機能に関する処理が正常に終了し
た場合には正常レシートを発行するとともに、処理に際
してエラーが発生した場合には異常レシートを発行す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】本発明は、一枚のカードでクレジットカー
ド、プリペイドカード、スタンプサービス用のカード等
のように複数の機能を発揮するカード類のそれぞれの機
能を有利に実行するためのカードの処理方法及びカード
処理装置に関する。
【0003】近年、各種のプリペイドカードやクレジッ
トカード等が広範に普及し、それぞれの機能に応じた用
途も拡大している。これらのカード類は、デパートや大
型店舗が独自で、またはクレジット会社等と提携して発
行し、また専門店や小型店舗はチェーン、グループまた
は系列等毎に発行している。また、商店会単位で発行す
るケースも増加している。
【0004】このような用途では、本来のクレジット取
引に加えて、カード使用者に対するサービス向上並びに
利用促進手段の一環として、全く異なる分野同士での利
用を可能にしたり、その他の付加サービス機能を盛り込
むような、新たな機能を付加することが多い。
【0005】例えば、従来の現金取引の際のスタンプサ
ービスに代えて、利用金額および利用回数に応じて所定
のポイントを付与し、このポイントが一定値に達した際
にボーナスプレゼントを提供するようなサービスも普及
している。
【0006】このような複数の機能を有するカードにあ
っては、それぞれの機能に応じた情報を記憶しておく必
要があり、情報量も格段に増加し、内容も複雑化してい
る。したがって、何らかの理由でカードの内容が破壊さ
れた場合には大きな被害が生ずる可能性がある。
【0007】
【従来の技術】一般に、一枚で複数の機能を有するカー
ドにあっては、ある機能を利用するための処理装置と他
機能のための処理装置とは、それぞれ固有の情報を読み
取り/書き込みするように構成されている。しかし、誤
操作、装置故障、停電等のようななんらかの理由で誤動
作が生じた場合、当該機能のみならずカード全体の情報
が破壊される事態が懸念される。
【0008】このようなトラブルが生じた場合、複数の
機能を有するカードであればあるほど格納情報量も多
く、惹起される被害も大きくなる。このようなカードの
エラーによる被害は、当該機能はもとより他機能も全て
実行不可能となることが多く、多機能カードの採用にと
って障害となっている。
【0009】さらに、このような多機能処理は、各機能
が関連の薄い機能である場合はともかく、クレジット取
引とこれに伴うサービスポイント処理のように密接な関
連を有する場合であってもそれぞれ別個独立に行われて
おり、一機能が終了した後にカードが一旦排出され、そ
の後改めて挿入して他の機能処理が実行されていた。
【0010】この種カードでは、不慣れな取扱者も多
く、過度に煩雑な処理方式は顧客との間のトラブルの基
となるためこの解決が求められている。
【0011】また、使用態様に応じてサービスポイント
の交付率を変更するような用途も考えられ、このような
場合はさらに煩雑な処理が必要となる。例えば、カード
使用に伴うサービスポイントの付加にあたって、現金で
の支払いとクレジットでの支払い、同じクレジットでも
一括払いと分割払い、さらにはリボルビング払いなどに
応じて交付率を変更したいとする要請もある。
【0012】このような場合も、一旦一機能が終了した
後に交付比率を変えて、改めてポイント交付のための入
力を行い、引き続く処理を行うことが多く、煩雑であっ
た。
【0013】このように、複数の機能を発揮する従来技
術にかかるカードにあっては、各機能を別個に処理しな
ければならないことが多く、重複処理の煩雑さを解消す
る処理方式が求められていた。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、複数の機能
を発揮するカードにおける処理に伴うトラブルを排除し
つつ、状況に応じた対応が可能であって、簡潔かつ迅速
なカードの処理方法及び処理装置を提供することを課題
とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明にかかる
複数の機能を発揮するカードの処理を行うためのカード
処理端末装置のブロック図を示すもので、符号1は中央
処理装置(CPU)であり、付属する各回路や周辺装置
を制御する。
【0016】このような制御には、当該処理機能に加え
て、その時点で処理しない他機能の情報をも予め設定さ
れた範囲で格納の対象とし、あるいはある特定の機能処
理に引続き他機能の処理をそのまま、または条件を変え
て処理することも含まれる。
【0017】符号2はメモリであり、一般に装置作動の
ためのプログラムを記憶するROMまたは不揮発性メモ
リと、データを記憶するためのRAMとを有する。この
メモリ2には、当該処理機能に関するデータを加えて、
その他の機能を実行するのに必要な処理手順ならびにこ
れらの処理に必要なデータ類が格納されている。
【0018】符号3はカードの読み取り/書き込み装置
であり、CPU1およびメモリ2等の動作にしたがっ
て、カードの保有するデータを読み取り、またカードに
必要なデータの書き込みを行う。通常は磁気的処理が行
われるが、レーザ光を利用した光磁気カードとすること
ができる。また、使用限界を知らせるための穿孔や印字
のような可視手段を併用することもできる。
【0019】符号4は入力装置であり、操作者によって
必要な情報の入力を行うもので、キーボードやバーコー
ドリーダなどとすることができる。この入力装置4によ
って、当該処理機能に関する所要データおよび条件の入
力、複数機能処理に関する要求、データの修復の要求な
どの条件の入力が行なわれる。
【0020】符号5は表示装置であり、CRTや液晶デ
ィスプレイとすることができ、操作者及び利用者の双方
または一方に対して必要な情報を可視化表示し、取引内
容その他の情報を報知する。
【0021】この表示装置5によって、当該機能の処理
の間にデータの破壊が生じたこと、ならびに予め設定さ
れた内容であれば、他機能に関するデータも表示する。
したがって、この表示内容により内容破壊カードの修復
または再発行を行なうことができる。さらに第1の機能
を実行したあと、他機能を連動処理することを表示する
ことができる。
【0022】符号6は印字部であり、所要データを印字
し、利用者に対して交付可能な内容の印字を実行するも
のである。このような印字部6は、表示装置5と同様の
内容をレシートや小型カード等にプリントする。このよ
うなプリント内容によって、データの破壊されたカード
の修復又は再発行が行なわれ、あるいは連動処理された
内容が視覚により確認可能となる。
【0023】図1に示す各要素は、それぞれ知られてい
る構成を選択利用することができるが、外形・寸法等は
設置場所や利用態様を考慮して適宜選定される。
【0024】
【作用】かかる構成において、利用すべきカードが読み
取り/書き込み装置3に挿入されると、メモリ2に記憶
されたプログラムにしたがって当該カードの保有するデ
ータの読み取りが行われる。
【0025】このデータには、例えば利用者ID、プリ
ペイドカードの場合の利用残高、キャッシュサービス利
用限度、有効期限、利用可能システムの種別コードなど
がある。これらデータの中で当該処理機能に必要なデー
タはもとより、予め設定された他機能のデータも読み取
られる。
【0026】これら内容に対して、操作者により必要な
データが入力手段3を介して入力される。このデータに
は、当初処理すべき機能にとって必要なデータである取
引金額や支払い条件、商品またはサービスの種別などを
はじめ、その後、連動して処理を行なうべき機能に関す
る指示等も含まれる。
【0027】この場合、キーボードが利用可能であるこ
とはもとより、商品に付加されたりあるいは一覧表に表
されたバーコードをよみとるバーコードリーダのような
自動読み取り装置を併用することもできる。
【0028】このようなカードから読み取られたデータ
や入力手段3からの入力内容の全部または必要な一部は
表示装置5に表示され、操作者および利用者のいずれか
または双方に対して確認可能なように表示される。
【0029】この表示内容には、当該処理機能に関する
表示に加えて、連動処理すべき機能に関する表示、カー
ド内容に異常の発生したこと、あるいはこれから連動処
理を実行するを報知する表示等も含まれる。
【0030】さらに、印字部6はこのような表示部5に
おける表示内容の全部または一部、あるいは日付その他
の必要なデータを、利用者に交付可能なレシート等に印
字することができる。印字内容は、例えば、当該処理機
能に関する処理結果、カードの異常の有無、複数機能の
連動処理の内容、及びその結果等とすることができる。
【0031】なお、このような処理内容は、図示してい
ないホスト装置との間で通信回線を介して行なう慣用の
手段によりデータ授受を行い、このホスト装置を介して
同系列の端末装置を一括制御することができる。
【0032】
【実施例】以下、本発明の実施例について添付図を参照
しつつ詳細に説明する。
【0033】図2は本発明を実施するためのソフトウエ
ア構成の第1の実施例の説明図である。本実施例では、
符号11、12、13のように単一のカードでA,B,
Cの3機能を処理し得るものとしているが、機能数はこ
れより多くても少なくてもよい。
【0034】符号14のカードの読み取り/書き込み処
理では、データの読み取り14A、対象データの格納1
4B、他機能に必要なデータの格納14C、そしてデー
タの更新14Dが行われる。この場合の他機能の保証の
ために必要なデータの種別や内容は、予め設定する、い
わゆるプリセットが可能である。
【0035】このような他機能のためのデータの格納1
4Cの処理は従来技術においては実行されていないもの
で、本発明においてはじめて導入されたものである。
【0036】この場合の実際の処理内容として機能Aが
選択されている際に、符号14Bでは機能Aとして、例
えばプリペイド機能にとって必要なデータが格納され
る。そして符号14Cでは他機能として機能B、C、例
えばサービスポイント付与機能やクレジット機能のため
に必要なデータが格納されることを意味する。
【0037】符号15は入力処理であり、キーボードそ
の他の入力手段による必要データの入力処理が行われ
る。
【0038】符号16はレシートまたは印字用カード等
への印字処理であり、当該対象処理機能の印字制御16
Aが行われる。さらに、他機能データの印字制御16B
が行われる。その内容は、プリセットファイルの読み込
み16B1およびプリセット判定16B2として実行さ
れる。
【0039】このような他機能データは従来技術にかか
る制御では取り扱われていないものである。
【0040】符号17は表示処理であり、当該対象処理
機能の表示制御17Aが行われる。さらに、他機能デー
タの表示制御17Bが行われる。その内容は、プリセッ
トファイルの読み込み17B1およびプリセット判定1
7B2として実行される。
【0041】前述の印字の場合と同様に、このような他
機能データに関する処理は従来技術にかかる制御では行
われていない。
【0042】このような構成において、機能Aの処理に
伴うデータが必要なのは当然であるが、他機能、ここで
は機能B、Cにおける必要なデータをも一緒に読み込む
ものである。どのようなデータが必要であるかは、予め
設定しておくことができる。これらのプリセット内容
は、表示ならびに印字処理の対象となる。
【0043】ここで、機能Aの処理実行中に、カードの
物理的変形、電源異常、記憶内容の異常等のような何ら
かの原因でエラーが発生したとすると、当該処理機能は
もとより、他機能のデータも破壊される。この場合、当
該処理機能に関するデータに加えて、プリセットされた
他機能のデータも、カードへ書込みがなされ印字されて
いる。
【0044】従って、この印字結果を基にして当該処理
機能はもとより、プリセットされていた他機能のデータ
も含めて、サービスカウンタ等にエラーレシートとカー
ドとを持参することによりカードの修復を行なうことが
できる。
【0045】なお、この場合、当該利用時に書き込みが
行なわれない状態で異常が発生した場合には、最前利用
時の印字結果によりカードの修復を行なうことができ
る。表示についても同様に操作者および利用者によるデ
ータ確認が可能である。
【0046】図3は、本実施例における処理内容を示す
フロー図である。ここでは、機能Aとして選択されたプ
リペイド機能、機能Bとしてスタンプサービス機能に関
する処理を行うものと仮定する。
【0047】処理の開始にともなって、挿入されたカー
ドの保有するデータの読み込みが行われる(ステップS
1)。ついで操作者により取引金額の入力が行われる
(ステップS2)。
【0048】その後、カード内情報ならびにカード発行
会社テーブルの照合により当該カードが複数取引機能カ
ードか否かが判定される(ステップS3)。複数取引機
能カードでないと判定された場合には、当該利用機能に
関するカード内情報のレシートへの印字処理が実行され
る(ステップS4)。
【0049】複数取引機能カードであると判定された場
合には、当該利用機能に関するカード内情報に加えて、
他機能に関するデータの印字処理をも行うか否かが判定
される(ステップS5)。他機能に関する印字処理がプ
リセットされていない場合には、当該利用機能に関する
カード内情報のみの印字処理が実行される(ステップS
4)。
【0050】当該利用機能に加えて、他機能に関するデ
ータの印字処理および表示処理を行うようにプリセット
されている場合には、プリセット内容に応じて、カード
内情報の印字および表示等の処理が行われる(ステップ
S6)。
【0051】このような印字および表示等の処理を実行
した後、利用金額の減算、ポイントの付加等のようなカ
ードの更新処理が行われる(ステップS7)。
【0052】その後、エラー発生か否かが判定される
(ステップS8)。なんらのエラーも発生していない正
常状態と判定された場合には、正常レシートを発行し
(ステップS9)、処理を終了する。一方、エラー発生
と判定された場合には、異常レシートを発行し(ステッ
プS10)、処理を終了する。
【0053】なお、図4は機能Aとしてプリペイドカー
ド、機能Bとしてスタンプサービスを行う複数機能を発
揮するカードの情報領域の構成例を示すものである。
【0054】プリペイド情報領域は、当該カードの発行
金額、利用可能高、最新の更新日、会員番号等を含む。
またスタンプ情報領域は、現在までの累計ポイント、利
用者の生年月日、性別、会員番号等を含む。
【0055】図5は、本発明にかかる処理方式において
表示される表示内容の例であり、取引金額1000円、
カード残高2600円、スタンプポイントの合計250
点の例を示す。
【0056】操作者に対する表示では当該取引内容、こ
こではプリペイド取引に関するデータに加えて、他機
能、ここではスタンプサービスに関するデータをも表示
することができる。一方、利用者に対する表示では、正
常時には当該利用機能に関するデータ、ここではプリペ
イド取引に関するデータのみが表示される。
【0057】図6は、発行レシートの例を示すもので、
正常時には、図(A)のように所定の利用金額の減算処
理(2600− 1000 −1600)、ならびに連
動処理の特徴として他の処理機能であるスタンプサービ
スの加算処理結果(250テン)を同一レシート上に印
字出力する。
【0058】一方、異常発生時には、図(B)のように
その時点で書き込み可能なデータ(2600− 100
0)に加えてエラー発生の旨(カキコミエラー)を同一
レシートに印字出力する。
【0059】このようなエラー発生が報知された場合に
は、当該カードの格納データは破壊されており使用不可
能となる。したがって、利用者に対してその旨を伝え、
カードおよび(カキコミエラー)の印字されたエラーレ
シートを添えて、サービスカウンタ等で新たなカードの
発行処理、残額の返金等の所要処理を実施する。
【0060】図7は、本発明にかかわる複数の機能を発
揮するカードの処理を実行するに適した装置の外観図を
示すものである。図1のブロック図と同一の要素には同
一の番号を付している。
【0061】処理を実行するには、電源スイッチをオン
とし、カードの読み取り/書き込みのために、カード挿
入口にカードを挿入する。本装置及び図示していないホ
スト装置がカードを認識し、所要のメッセージを表示装
置5に表示したのち、所要データを入力装置(キーボー
ド)4から入力する。その内容及び処理結果は表示装置
5に表示され、さらに処理結果は、印字部6においてレ
シートとして印字出力される。
【0062】図8は第2の実施例の処理動作を示すソフ
トウエア構成図である。この実施例では機能Aとしてク
レジット取引に関する処理20、機能Bとしてスタンプ
サービス処理30を実行するものとする。
【0063】カード処理プログラムにおいて、クレジッ
ト取引に関する処理プログラム20を行う場合には、カ
ードの挿入に伴い読み取り処理22が行われる。この読
み込み内容に従って、他機能の処理としてのスタンプサ
ービスの連動処理が可能か否かを判定する。この連動処
理21は、読み込まれたデータの中に複数機能処理に関
するフラグが含まれている場合に実行される。
【0064】連動処理が必要である場合には、所定のク
レジットサービス処理を実行した後に後述するスタンプ
サービスプログラム30が起動される。
【0065】クレジット処理プログラム20では、カー
ドの読み取り処理22の後プリセットテーブル処理2
3、データ比較処理23Aが行われる。そして入力処理
24において、取引金額の入力24A、手順入力24B
が行われる。これら入力はキーボード、バーコードリー
ダーその他の入力装置によって行われる。
【0066】これらの各処理内容は、図示していないホ
スト装置に対して通信処理25が行われる。その一貫と
して電文編集処理25Aが行われ、所要データの編集な
らびに授受が行われる。
【0067】これらの処理の間、スタンプサービスプロ
グラム30の連動が指定されている場合には、クレジッ
ト処理後のカードの排出を行わずにスタンプサービスの
基準にしたがって、前記の機能Aの処理によって得られ
た転送データに応じて必要なポイントの発行処理31が
行われる。もし、装置内にカードが存在しなければ、ポ
イントデータのあるカードの挿入を促すメッセージを表
示する。
【0068】このポイントの発行処理は、カードとの間
でデータの読み出し/書き込み動作31A、予め設定さ
れているポイントの取り出し処理31B、入力処理31
C、演算処理31D、起動元の判断31E等が行われ
る。この起動元の判断31Eとは、複数の機能のうち、
どの機能から起動されたかを判断するものである。
【0069】その後、通常の処理プログラムに従って、
取消処理32、加算処理33、購入処理34、設定処理
35等がそれぞれ実行され、ポイント発行処理が行われ
る。
【0070】図9及び図10は、機能Aとしてクレジッ
ト取引、機能Bとしてスタンプサービスのポイント発行
を連動実施し、両機能実施に伴う煩雑な処理手順を簡潔
にするための処理フロー図である。
【0071】クレジット取引の処理に伴いカードが挿入
されると、クレジットデータの読み込みが行われる(ス
テップS11)。これに伴いカードデータとテーブルの
比較を行い(ステップS12)、もし不一致であれば登
録エラー(不良カード)として処理を中止する(ステッ
プS13)。
【0072】カードデータとカード発行会社のテーブル
の会員番号、暗唱番号等の比較において一致する会社が
存在する場合には、次いでそのカードが複数機能を連動
処理できるか否かを判定する(ステップS14)。連動
処理が可能なカードである場合には、例えばJIS1第
3トラックからポイント領域データの読み込み(ステッ
プS15)を行った後、ポイント領域が存在するか否か
を判定する(ステップS16)。
【0073】連動処理可能か否かの判定(ステップS1
4)により連動不能と判定された場合、ならびに連動処
理可能であってもポイント領域が存在しないと判定され
た場合には、連動処理は不可能であるので、連動処理を
制御するフラグを中止にする(ステップS17)。
【0074】次いで機能Aのための入力処理を実行する
(ステップS18)。この入力内容は、例えばクレジッ
ト取引に必要な商品区分、取引金額、税金や手数料の
額、支払い方法等、当該機能に該当する内容である。
【0075】この入力内容にしたがってホスト装置との
間で照会処理を実行する(ステップS19)。この照会
の結果、カードの有効期限、暗証番号、取引系列の合否
等を判定し、その結果に基づいて取引が成立か否かを判
定する(ステップS20)。
【0076】取引が成立した場合には、連動処理中か否
かを判定する(ステップS21)。その結果、連動処理
でない場合には、機能Aの終了処理(ステップS22)
を行った後カード排出を行い(ステップS23)、処理
を終了する。
【0077】取引が不成立の場合には、取引き不成立の
旨を表示し(ステップS24)、カード排出を行い(ス
テップS23)、処理を終了する。
【0078】一方、連動処理中か否かの判定(ステップ
S21)において連動処理中と判定された場合には、機
能Bのプログラムを起動する(ステップS30)。
【0079】機能Bのプログラム開始にともなって、機
能Aからの起動であるか否かを判定する(ステップS3
1)。機能Aからの起動でない場合には、機能Bの単独
処理であるため、機能B用のカード挿入を求め(ステッ
プS32)、スタンプサービスとしてのポイント処理を
行う(ステップS33)。
【0080】機能Aからの起動である場合には、機能A
の取引にともなうポイントデータの読み込みを行う(ス
テップS34)。次いで、機能Bのスタンプサービスと
してのポイント発行演算処理およびポイント更新処理を
行い(ステップS35)、カード排出し(ステップS3
6)、処理を終了する。
【0081】なお、これらの処理は端末装置で行うこと
もできるが、通信回線を介しての照会電文に内容を包含
せしめ、ホスト装置によって実行することもできる。
【0082】図11は、クレジット会社テーブルの例を
図示したものである。各種データに加えて、複数の機能
の連動処理を行うか否かのフラグを設定し、このフラグ
の状態に応じて連動処理か単独処理かを決定する。この
クレジット会社テーブルはホスト装置に記憶されてい
て、照会処理によって端末装置に転送される。
【0083】図12は、クレジットカードデータの例を
図示したものである。このカードの各種データに加え
て、複数の機能の連動処理を行うか否かのフラグを設定
し、このフラグの状態に応じて連動処理か単独処理かを
決定する。これらのデータの読み取りおよび処理は端末
装置ならびにホスト装置との照会によって行われる。
【0084】図13は、図8における第2の実施例にお
いて、機能Bとして表したスタンプサービスにおけるポ
イントの交付率を、取引形態別、取引会社別、支払い条
件別等に応じて変更可能な処理方式を示すソフトウエア
構成図である。
【0085】ここに示すポイント交付率の変更は、クレ
ジット会社テーブルに設定されたポイント交付率を読み
取ることによって実施可能である。図13は、大部分が
図8と同様であるが、クレジット処理プログラム40に
おいては、プリセットテーブル処理43においてデータ
取り出し処理43Bを行う点が異なる。
【0086】また、スタンプサービスプログラムにおい
ては、設定処理55において、クレジットテーブル設定
処理55Bを行う点が異なる。
【0087】図14は、機能Aとしてクレジット取引、
機能Bとしてスタンプサービスのポイント発行を連動実
施する他の実施例の処理手順を示すフロー図である。
【0088】クレジット取引の処理のためにカードが挿
入されると、クレジットデータの読み込みが行われる
(ステップS41)。これに伴いカードデータとテーブ
ルの比較を行い(ステップS42)、もし存在しなけれ
ば会社未登録として処理を中止する(ステップS4
3)。
【0089】カードデータとテーブルの比較において登
録会社が一致する場合には、ついでそのカードよりポイ
ント交付率の取り出しを行う(ステップS44)。その
後機能Aの条件入力を行う(ステップS45)。この条
件は、クレジット取引に必要なデータで、例えば、商品
区分、取引金額、支払い条件等である。
【0090】この入力内容にしたがってホスト装置との
間で照会処理を実行する(ステップS47)。この照会
の結果、カードの有効期限、暗証番号、取引系列の合否
等を判定し、その結果に基づいて取引が成立か否かを判
定する(ステップS47)。
【0091】取引が不成立の場合には、取引不成立の旨
を表示し(ステップS48)、カード排出を行い(ステ
ップS49)、処理を終了する。
【0092】取引が成立した場合には、ポイント処理継
続を行う(ステップS50)。その後、ポイントデータ
読み込み(ステップS51)、ポイント発行処理演算
(ステップS52)、ポイントデータのカード書き込み
(ステップS53)を行い処理を終了する。
【0093】図15は、ポイント交付率設定動作を示す
フロー図である。ポイントサービスプログラムから、適
宜ファンクションキーの操作に従ってポイント交付率設
定プログラム処理が起動される(ステップS61)。つ
いで、交付率設定処理を選択する(ステップS63)。
【0094】この選択に従って、ポイント交付率データ
が表示される(ステップS64)。この表示を参考にし
つつ、必要な入力処理を行う(ステップS65)。この
入力は、会社毎のランク、商品区分、取引形態、季節、
時間帯、休日・平日の別等によって異なるものとするこ
とができる。
【0095】その後、中止キー入力か否かを判定し、入
力されている場合には、処理を終了する。入力キーが入
力されていない場合には、終了キーの入力か否かを判定
し(ステップS67)、入力されていない場合には、つ
いで連動処理可の会社が終了したかか否かを判定する
(ステップS68)。
【0096】終了していない場合には、交付率データ表
示以降の処理を繰り返す。一方、終了キーが入力された
場合、ならびに連動処理可の会社の処理がが終了したと
判定された場合には、クレジット会社テーブルの更新処
理(ステップS69)を実行した後、処理を終了する。
【0097】本実施例におけるクレジット会社テーブル
には、図16に示すように、図11の実施例に対して、
ポイント交付率のデータを付加している。
【0098】実際のポイント交付率の使用にあたって
は、一定のポイント交付基準値、例えば、取引額に対し
て10点とか100点とすると、この交付基準値に対し
て、0<k<1であるポイント交付率kを乗算すること
によって実際のポイント値を決定する。
【0099】この場合の、ポイント交付率kは、ポイン
ト交付基準値に対する重み係数としての意義を有し、例
えば、現金取引の場合とクレジット取引きの場合や衣料
品と貴金属類とのような商品の違い等で発行ポイントに
差異を設けるものである。
【0100】このポイント交付率kは、操作端末装置や
発行会社毎に設定できる。ポイント発行点数の演算に当
たっては、ポイント発行基準額と取引き金額とで決まる
ポイント値に対してポイント交付率kを乗算して決定さ
れる。
【0101】したがって、発行会社又は端末装置者の地
理的事情、取引き形態、取引き商品等の個々の条件に合
致する適切なポイント交付を行なうことが可能となり、
顧客サービスの向上、販売効率の向上等を達成すること
ができる。
【0102】
【発明の効果】本発明にかかる複数機能を発揮するカー
ドの処理方式によれば、複数の機能を連続して実施する
ことが可能となり、カード排出および再挿入、操作者の
データ入力操作、これらにび伴う時間的不経済を軽減す
ることが可能となる。また、店舗混雑時のレジの混雑解
消にも役立ち、サービスの向上に資することができる。
【0103】このような複数の機能を発揮するカードの
処理において、何らかの理由でカードデータが破壊され
た場合の対策として、所要データについては、当該処理
機能のデータに加えて、表示およびレシートへの印字処
理を行っておくように予め設定することができる。
【0104】実際にカードデータの破壊にいたるトラブ
ルが発生した際には、先のレシートとカードを基にして
新カードの発行を迅速に行うことができ、顧客サービス
の向上を期することができる。
【0105】複数機能を発揮するカードの処理にあたっ
て、一方の機能がポイント付加のための機能である場
合、このポイント付加率を適宜設定し、顧客サービスの
向上を図ることができる。例えば、開店記念セールや季
節ごとのイベント等に応じて交付ポイントを変更するこ
とが可能となり、販売促進に役立てることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる複数機能を発揮するカードの処
理方式を実施するのに適する端末装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】本発明にかかる処理方式の第1の実施例のソフ
トウエア構成例である。
【図3】本発明にかかる処理方式の第1の実施例の処理
動作を示すフロー図である。
【図4】本発明にかかる処理方式の第1の実施例のプリ
ペイド情報領域およびスタンプ情報領域の構成例を示す
説明図である。
【図5】本発明にかかる処理方式の第1の実施例におけ
る表示装置の表示例であり、図(A)は操作者用表示、
図(B)は利用者用表示の例である。
【図6】本発明にかかる処理方式の第1の実施例におけ
る発行レシートの出力例であり、図(A)は正常レシー
ト、図(B)は異常レシートの例である。
【図7】本発明にかかる処理方式を実施するに適するカ
ード処理装置の外観図である。
【図8】本発明にかかる処理方式の第2の実施例のソフ
トウェアの構成図である。
【図9】本発明にかかる処理方式の第2の実施例の処理
動作を示すフロー図である。
【図10】本発明にかかる処理方式の第2の実施例の処
理動作を示すフロー図(続)である。
【図11】本発明にかかる処理方式の第2の実施例にお
けるクレジット会社テーブルの構成例を示す説明図であ
る。
【図12】本発明にかかる処理方式の第2の実施例にお
けるカードデータの構成例を示す説明図である。
【図13】本発明にかかる処理方式の第3の実施例のソ
フトウエア構成図である。
【図14】本発明にかかる処理方式の第3の実施例の処
理動作を示すフロー図である。
【図15】本発明にかかる処理方式の第3の実施例にお
けるポイント交付率変更の処理動作を示すフロー図であ
る。
【図16】本発明にかかる処理方式の第3の実施例にお
けるクレジット会社テーブルの構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 中央処理装置(CPU) 2 メモリ 3 カード読み取り/書き込み装置 4 入力装置 5 表示装置 5A 操作者ディスプレイ 5B 利用者ディスプレイ 6 印字部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機能が備えられたカードの処理方
    法において、 前記カードに記録された複数の機能に関する情報をプリ
    セット情報としてそれぞれ読み込み、 当該カードが複数機能に対応しているとき、複数の機能
    に関する処理が正常に終了した場合には正常レシートを
    発行するとともに、処理に際してエラーが発生した場合
    には異常レシートを発行することを特徴とする、カード
    の処理方法。
  2. 【請求項2】 複数の機能が備えられたカードの処理方
    法において、 前記カードに記録された複数の機能に関する情報をプリ
    セット情報としてそれぞれ読み込み、 当該カードが複数機能に対応しているとき、1つの機能
    の処理に際してエラーが発生した場合、当該1つの機能
    の処理情報とともに、他の機能に関するプリセット情報
    を出力することを特徴とする、カードの処理方法。
  3. 【請求項3】 カードから情報を読み取り、読取の結果
    に基づいて所定の処理を実行するカード処理装置におい
    て、 カードから情報を読み取る読取部と、 前記読取部から読み取られた情報に基づく処理を実行す
    る制御部と、 レシートを出力する出力部と、 前記カードから読み取られた情報がプリセット情報とし
    て記憶される記憶部とを備え、 前記カードが複数の機能に対応している場合、前記制御
    部は、前記カードから前記複数の機能に関する情報を読
    み取って前記記憶部に記憶させるとともに、 前記複数の機能に関する処理が正常に終了した場合には
    前記出力部から正常レシートを発行し、処理に際してエ
    ラーが発生した場合には前記出力部から異常レシートを
    発行するように動作することを特徴とするカード処理装
    置。
  4. 【請求項4】カードから情報を読み取り、読取の結果に
    基づいて所定の処理を実行するカード処理装置におい
    て、 カードから情報を読み取る読取部と、 前記読取部から読み取られた情報に基づく処理を実行す
    る制御部と、 前記カードから読み取られた情報がプリセット情報とし
    て記憶される記憶部とを備え、 前記カードが複数の機能に対応している場合、前記制御
    部は、前記カードから前記複数の機能に関する情報を読
    み取って前記記憶部に記憶させるとともに、 前記複数の機能のうち1つの機能の処理に際してエラー
    が発生した場合、当該1つの機能の処理情報とともに、
    他の機能に関するプリセット情報を出力するように動作
    することを特徴とするカード処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2014059895A (ja) * 2007-02-27 2014-04-03 Emigrant Bank 購入者と販売者との間の購入を促進させる方法およびシステム
US9785984B2 (en) 2007-02-27 2017-10-10 Emigrant Bank Method and system of facilitating a purchase between a buyer and a seller
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