JP3411346B2 - 半導体メモリ装置とその製造方法 - Google Patents

半導体メモリ装置とその製造方法

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JP3411346B2 JP25924293A JP25924293A JP3411346B2 JP 3411346 B2 JP3411346 B2 JP 3411346B2 JP 25924293 A JP25924293 A JP 25924293A JP 25924293 A JP25924293 A JP 25924293A JP 3411346 B2 JP3411346 B2 JP 3411346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレーナ構造と称される
半導体メモリ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般のMOS型半導体集積回路装置は、
フィールド酸化膜によって素子分離を行ない、ソース領
域とドレイン領域はゲート電極をマスクにしてセルフア
ライン法により不純物が基板に導入されて形成されてい
る。ソース領域とドレイン領域のコンタクトはトランジ
スタ1個について1個又は2個が必要であるため、コン
タクトマージンや配線ピッチによって高集積化が妨げら
れる欠点がある。
【0003】そこで、その問題を解決するために、プレ
ーナ構造と称される半導体集積回路装置が提案されてい
る(特開昭61−288464号公報,特開昭63−9
6953号公報などを参照)。プレーナ構造では、複数
のMOSトランジスタのソース領域のための連続した拡
散領域と、複数のMOSトランジスタのドレイン領域の
ための連続した拡散領域とが互いに平行に基板に形成さ
れ、基板上には絶縁膜を介して両拡散領域に交差するワ
ードラインが形成される。ワードラインはゲート電極を
兼ねており、ワードラインの下の基板上にはゲート酸化
膜が形成され、ソース領域とドレイン領域に挾まれた基
板表面がチャネル領域になり、そのチャネル領域を含ん
でソース領域、ドレイン領域、ゲート酸化膜及びゲート
電極によりメモリートランジスタが構成される。
【0004】プレーナ構造では、素子分離用にフィール
ド酸化膜を設ける必要がなく、また、ソース領域とドレ
イン領域が複数個のトランジスタで共有されるので、そ
のコンタクトも数個または数十個のトランジスタに1個
の割りですみ、高集積化を図る上で好都合である。
【0005】各メモリートランジスタは、ROMコード
を決めるためにイオン注入によってしきい値電圧が設定
されている。例えば、メモリートランジスタがNチャネ
ル型である場合、メモリートランジスタのチャネル領域
にボロンを注入してしきい値電圧を高めるか、注入しな
いでしきい値電圧を低いままとしている。あるメモリー
トランジスタのワードラインが選択されて電圧が印加さ
れたとき、そのメモリートランジスタのしきい値電圧が
低いものであればビットライン(ドレイン領域)からソ
ース領域へ電流が流れ、もし、しきい値電圧が高いもの
であれば電流が流れないので、ビットラインに接続され
たセンス回路によってROMの内容が読み出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】プレーナ構造におい
て、さらに微細化を図ろうとした場合、ソース領域とド
レイン領域の拡散層によるショートチャネル効果によっ
て微細化が制約される。周辺トランジスタのような通常
のMOSトランジスタでは拡散層をLDD構造とするこ
とによりショートチャネル効果の問題を回避できるが、
プレーナ構造ではその構造上LDD構造を採用すること
は困難である。
【0007】ドレイン領域とソース領域が基板に形成さ
れた拡散層により形成されているため、抵抗値が高く、
またドレイン領域とソース領域の底面と側壁に接合が形
成されるため寄生容量が発生し、これらの高抵抗と寄生
容量によって動作速度が遅くなることが考えられる。本
発明はプレーナ構造のメモリ装置の動作速度をさらに速
めることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、広い面積の不
純物拡散層にてなるソース領域上にシリコンエピタキシ
ャル層とその上のドレイン用不純物拡散層からなる二層
構造の第1の帯状層が複数本互いに平行に形成されてお
り、そのシリコンエピタキシャル層の側面上にはゲート
酸化膜が形成され、両不純物拡散層は絶縁膜で被われて
おり、ゲート酸化膜と前記絶縁膜を介して第1の帯状層
と交差する方向に帯状に延びて複数本が互いに平行に形
成された導電層でゲート電極を兼ねる第2の帯状層のワ
ードラインが形成され、第1の帯状層とワードラインと
の交差部分がメモリ素子となり、各メモリ素子は記憶す
べき情報に応じて少なくともシリコンエピタキシャル層
が第1の帯状層の延びる方向の溝によって分割されてい
るか分割されていないかのいずれかの状態をとり、各交
差部分のシリコンエピタキシャル層の側面にチャネルが
形成される半導体メモリ装置である。
【0009】本発明はまた、広い面積の不純物拡散層に
てなるソース領域上にシリコンエピタキシャル層とその
上のドレイン用不純物拡散層からなる二層構造の第1の
帯状層が複数本互いに平行に形成されており、シリコン
エピタキシャル層の側面上にはゲート酸化膜が形成さ
れ、両不純物拡散層は絶縁膜で被われており、ゲート酸
化膜と前記絶縁膜を介して第1の帯状層と交差する方向
に帯状に延びて複数本が互いに平行に形成された導電層
でゲート電極を兼ねる第2の帯状層のワードラインが形
成され、第1の帯状層とワードラインとの交差部分がメ
モリ素子となり、各メモリ素子は記憶すべき情報に応じ
て少なくともシリコンエピタキシャル層が第1の帯状層
の延びる方向の1もしくは2以上の溝によって分割され
ているか、又は分割されていないかのいずれかの状態を
とり、各交差部分のシリコンエピタキシャル層の側面に
チャネルが形成される多値の半導体メモリ装置である。
【0010】好ましい態様では、ドレイン用不純物拡散
層の表面には高融点金属層又は高融点金属シリサイド層
が形成されている。他の好ましい態様では、ワードライ
ンは高融点金属層、高融点金属シリサイド層又はポリシ
リコン上に高融点金属シリサイドを積層したポリサイド
構造の導電層である。
【0011】本発明の製造方法は、以下の工程(A)か
ら(G)を含んで半導体メモリ装置を製造する。(A)
シリコン基板表面の広い面積に第1導電型不純物を導入
してソース領域を形成する工程、(B)ソース領域が表
面にあるシリコン基板上に第2導電型シリコンエピタキ
シャル層を形成する工程、(C)第2導電型シリコンエ
ピタキシャル層上に第1導電型シリコンエピタキシャル
層を堆積し、又は第2導電型シリコンエピタキシャル層
の表面に第1導電型不純物を導入してその表面領域を第
1導電型層にする工程、(D)第2導電型シリコンエピ
タキシャル層とその上層の第1導電型層を互いに平行な
複数の帯状で、かつ後で形成されるこの帯状パターンに
交差するワードラインとの交差部分のうち記憶すべき情
報に応じて必要な交差部分にはこの帯状パターンの延び
る方向の溝を必要な数だけ有する形状にパターン化する
工程、(E)第2導電型シリコンエピタキシャル層の側
面上にゲート酸化膜、他の露出面上にも酸化膜を形成す
る熱酸化工程、(F)ゲート酸化膜及び他の酸化膜上か
ら低抵抗化された多結晶シリコン膜又はさらにその上に
高融点金属膜もしくは高融点金属シリサイド膜を有する
導電膜を形成する工程、(G)この導電膜を前記帯状パ
ターンと交差する互いに平行な帯状にパターン化してワ
ードラインとする工程。
【0012】本発明の製造方法の好ましい態様では、前
記工程(C)において、第2導電型シリコンエピタキシ
ャル層上の第1導電型層上に、さらに高融点金属膜又は
高融点金属シリサイド膜を形成する。
【0013】
【実施例】図1は一実施例を表わすメモリ部分の概略平
面図、図2は図1中のメモリ素子6a〜6dの断面図を
表している。図1でシリコン基板上に図で縦方向に帯状
に延びる互いに平行なビットライン2と、ビットライン
2と交差する方向に帯状に延びる互いに平行な複数のワ
ードライン4とを有し、ビットライン2とワードライン
4の交差部分がそれぞれメモリ素子6a〜6dとなって
いる。メモリ素子6bはビットライン2の延びる方向の
溝によって2つの領域に分割され、メモリ素子6cはビ
ットライン2の延びる方向の溝によって3つの領域に分
割され、メモリ素子6dはビットライン2の延びる方向
の溝によって4つの領域に分割されている。メモリ素子
6aはそのような溝によって分割されていない。
【0014】メモリ素子6a〜6dのさらに詳しい構造
を図2により説明する。P型シリコン基板10の表面に
砒素やリンなどのN型不純物が導入されてN型拡散層に
てなるソース領域12が形成されている。ソース領域1
2はメモリ素子のソースとなる拡散領域であり、複数個
のメモリ素子に共通に広い面積にわたってパターン化さ
れないで形成されている。
【0015】ソース領域12上には図2では紙面垂直方
向、図1では縦方向に帯状に延びるP型シリコンエピタ
キシャル層14が形成され、エピタキシャル層14上に
はエピタキシャル成長されたN型シリコン層16が形成
され、N型シリコン層16はビットライン2を構成して
いる。エピタキシャル層14の側面上にはゲート酸化膜
18が形成され、ソース領域12とN型シリコン層16
はゲート酸化膜18よりも厚い酸化膜20で被われてい
る。ゲート酸化膜18と酸化膜20上に形成されたワー
ドライン4はビットライン2と交差する方向に互いに平
行な帯状パターンとして形成されており、例えば不純物
導入により低抵抗化されたポリシリコン膜がパターン化
されたものである。図では省略されているが、ワードラ
イン4及びビットライン2を被うように層間絶縁膜が形
成されて、その層間絶縁膜の必要な部分にはコンタクト
ホールがあけられ、その層間絶縁膜上から形成されるメ
タル配線と下部の部分とが接続される。
【0016】メモリ素子6aではビットライン2のN型
シリコン層16とその下のエピタキシャル層14は1つ
の矩形パターンとして形成されている。メモリ素子6b
ではN型シリコン層16とその下のエピタキシャル層1
4はビットラインの長さ方向に延びる溝24によって2
つの領域に分割されている。同様にしてN型シリコン層
16とその下のエピタキシャル層14は、メモリ素子6
cでは3つの領域に、メモリ素子6dでは4つの領域に
それぞれ分割されている。
【0017】この実施例において、ワードライン4とビ
ットライン2によりあるメモリ素子が選択されて読み出
されるとすると、そのメモリ素子のエピタキシャル層1
4の両方の側面にチャネルが形成されて矢印で示される
ような電流iが流れる。1つのチャネルに流れるオン電
流をiとすると、読み出されたメモリ素子が6aのとき
はオン電流2iが流れ、読み出されたメモリ素子が6b
のときは2つの領域に分割されたエピタキシャル層14
の各側面にチャネルが形成されるので、オン電流4iが
流れる。同様にしてメモリ素子6cではオン電流6i、
メモリ素子6dではオン電流8iが流れる。ビットライ
ン2につながるセンスアンプではこれらのオン電流の違
いを識別する。
【0018】この実施例では1つのメモリ素子に4種類
のデータを書き込むことができ、通常のメモリ素子の2
ビット分の記憶を行なうことができる。従来のメモリ素
子と同様に1つのメモリ素子で1ビットの記憶を行なう
ものとすれば、メモリ素子は6aと6bの2種類を設け
るだけですむ。そのような態様も本発明に含まれてい
る。
【0019】図3は他の実施例をメモリ素子6aを例と
して示したものである。図2のメモリ素子6aと比較す
ると、図2ではワードライン4が低抵抗化されたポリシ
リコン膜一層で形成されているのに対し、図3ではワー
ドラインが低抵抗化されたポリシリコン膜4aとその上
に形成されたタングステン膜30とからなる二層構造で
ある点で異なっている。タングステン膜30はモリブデ
ンなど他の高融点金属膜であってもよく、タングステン
シリサイドやモリブデンシリサイドなどの高融点金属シ
リサイド膜とすることによってワードラインをポリサイ
ド構造としたものであってもよい。またワードラインを
高融点金属膜や高融点金属シリサイド膜一層としてもよ
い。このように、ワードラインを高融点金属膜やポリサ
イド構造などにすることによって低抵抗化することがで
き、高速動作に適するようになる。
【0020】ビットライン2は図2ではN型シリコンエ
ピタキシャル層としているが、ビットライン2はエピタ
キシャル層14の表面にN型不純物をイオン注入などに
より導入したN型拡散層であってもよい。ビットライン
2はその表面にさらにタングステンやモリブデンなどの
高融点金属膜を積層したり、高融点金属シリサイド膜を
積層したものであってもよい。そのように、高融点金属
膜や高融点金属シリサイド膜を積層すれば、ビットライ
ン2の抵抗が減少して高速動作に好都合になる。
【0021】次に、図4により図2の実施例の製造方法
について説明する。 (A)P型シリコン基板2に砒素やリンなどのN型不純
物を30〜100KeVで1014〜1016/cm2程度
イオン注入し、メモリ素子のソース領域となるN型拡散
層12を形成する。32はイオン注入の前にシリコン基
板表面に形成されたシリコン酸化膜である。
【0022】(B)シリコン酸化膜32を除去した後、
P型不純物を低濃度に含むシリコンエピタキシャル層3
4を堆積し、その上にN型不純物を高濃度に含むシリコ
ンエピタキシャル層36を堆積する。シリコンエピタキ
シャル層36を堆積するのに代えて、エピタキシャル層
34の表面にN型不純物を注入してもよい。エピタキシ
ャル層34は後にパターン化されてチャネル領域が形成
される層となり、N型シリコン層36はドレイン領域を
含むビットラインとなる。N型シリコン層36上にさら
に高融点金属膜や高融点金属シリサイド膜を堆積しても
よい。N型シリコン層36上に例えばチタンシリサイド
膜を形成する場合を例にすると、N型シリコン層36上
にチタン膜を堆積し、窒素中でアニールした後、未反応
のチタン膜を選択的に除去すればよい。
【0023】(C)次に、写真製版とエッチングにより
N型シリコン層36(その上に高融点金属膜や高融点金
属シリサイド膜が形成されている場合はそれらも含む)
とその下のエピタキシャル層34をパターン化してそれ
ぞれN型シリコン層16とエピタキシャル層14とす
る。このパターン化は、互いに平行な複数の帯状で、か
つ後で形成されるワードラインとの交差部分のうち記憶
すべき情報に応じて必要な交差部分にはこの帯状パター
ンの延びる方向の溝を必要な数だけ有するように行な
う。
【0024】(D)次に、熱酸化によりエピタキシャル
層14の側面にゲート酸化膜18を形成し、N型シリコ
ン層16とN型拡散層12の表面をそれよりも厚いシリ
コン酸化膜20で被う。ゲート酸化膜18を100〜2
50Åとすれば、シリコン酸化膜20は不純物拡散によ
る増即酸化により500〜1000Å程度の厚さに形成
される。
【0025】(E)酸化膜18,20上にゲート電極を
含むワードラインとなる不純物を含んだポリシリコン膜
38を堆積する。ポリシリコン膜38は高融点金属膜、
高融点金属シリサイド膜又はポリシリコン膜上に高融点
金属シリサイド膜を積層したポリサイド膜構造としても
よい。
【0026】その後、写真製版とエッチングによりパタ
ーン化を施し、ビットラインと直交する方向に延びる互
いに平行なワードライン4にパターン化する。さらに、
その後、通常の工程により層間絶縁膜を堆積し、コンタ
クトホールをあけ、メタル膜を堆積し、パターン化して
配線を形成する。最後にパッシベーション膜を形成す
る。
【0027】
【発明の効果】本発明ではメモリ素子のエピタキシャル
層の側面がチャネル領域となるため、メモリト素子のチ
ャネル長がエピタキシャル層の膜厚により決定され、微
細化の妨げにならなくなる。また1つのゲート電極に対
してチャネルが両側にできるため、通常の2倍のオン電
流を得ることができる。メモリ素子が縦形構造であるた
め、従来例として説明したプレーナ構造に比べるとドレ
イン側の領域が不要となり、高集積化できる。ソースが
大面積のため低抵抗化される。容量については、チャネ
ル長がエピタキシャル層の膜厚により決まるため微細化
してもゲート酸化膜を薄くする必要がないので、MOS
容量の増加を防ぐことができる。さらに、大面積のソー
ス領域を形成することにより、メモリ拡散層(ソース領
域)の周囲長さが減少し、接合容量を減らすことができ
る。このような低抵抗化と低容量化によっても動作速度
を速めることができる。チャネルドープをエピタキシャ
ル層の濃度で調整することができるため、イオン注入法
に比べて欠陥が少なくなり、ドーパントの濃度プロファ
イルがよくなるので、安定したしきい値電圧を得ること
ができる。データ書込みのための高エネルギー注入が不
要であるため、工程が簡便になり、素子へのダメージが
少なくなる。本発明でメモリ素子を分割することによっ
て多値メモリとすれば、より高集積化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例のメモリ領域を示す概略平面図であ
る。
【図2】図1の実施例における各メモリ素子を示す断面
図である。
【図3】他の実施例における1つのメモリ素子を示す断
面図である。
【図4】一実施例の製造方法を示す工程断面図である。
【符号の説明】
2 ビットライン 4 ワードライン 6a〜6d メモリ素子 10 シリコン基板 12 ソース領域のN型拡散層 14 P型シリコンエピタキシャル層 18 ゲート酸化膜 24 メモリ素子を分割している溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/8246 H01L 27/112

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広い面積の不純物拡散層にてなるソース
    領域上にシリコンエピタキシャル層とその上のドレイン
    用不純物拡散層からなる二層構造の第1の帯状層が複数
    本互いに平行に形成されており、前記シリコンエピタキ
    シャル層の側面上にはゲート酸化膜が形成され、前記両
    不純物拡散層は絶縁膜で被われており、 前記ゲート酸化膜と前記絶縁膜を介して第1の帯状層と
    交差する方向に帯状に延びて複数本が互いに平行に形成
    された導電層でゲート電極を兼ねる第2の帯状層のワー
    ドラインが形成され、 第1の帯状層とワードラインとの交差部分がメモリ素子
    となり、各メモリ素子は記憶すべき情報に応じて少なく
    ともシリコンエピタキシャル層が第1の帯状層の延びる
    方向の溝によって分割されているか分割されていないか
    のいずれかの状態をとり、各交差部分のシリコンエピタ
    キシャル層の側面にチャネルが形成される半導体メモリ
    装置。
  2. 【請求項2】 広い面積の不純物拡散層にてなるソース
    領域上にシリコンエピタキシャル層とその上のドレイン
    用不純物拡散層からなる二層構造の第1の帯状層が複数
    本互いに平行に形成されており、前記シリコンエピタキ
    シャル層の側面上にはゲート酸化膜が形成され、前記両
    不純物拡散層は絶縁膜で被われており、 前記ゲート酸化膜と前記絶縁膜を介して第1の帯状層と
    交差する方向に帯状に延びて複数本が互いに平行に形成
    された導電層でゲート電極を兼ねる第2の帯状層のワー
    ドラインが形成され、 第1の帯状層とワードラインとの交差部分がメモリ素子
    となり、各メモリ素子は記憶すべき情報に応じて少なく
    ともシリコンエピタキシャル層が第1の帯状層の延びる
    方向の1もしくは2以上の溝によって分割されている
    か、又は分割されていないかのいずれかの状態をとり、
    各交差部分のシリコンエピタキシャル層の側面にチャネ
    ルが形成される多値の半導体メモリ装置。
  3. 【請求項3】 前記ドレイン用不純物拡散層の表面には
    高融点金属層又は高融点金属シリサイド層が形成されて
    いる請求項1又は2に記載の半導体メモリ装置。
  4. 【請求項4】 前記ワードラインは高融点金属層、高融
    点金属シリサイド層又はポリシリコン上に高融点金属シ
    リサイドを積層したポリサイド構造の導電層である請求
    項1,2又は3に記載の半導体メモリ装置。
  5. 【請求項5】 以下の工程(A)から(G)を含む半導
    体メモリ装置の製造方法。 (A)シリコン基板表面の広い面積に第1導電型不純物
    を導入してソース領域を形成する工程、 (B)前記ソース領域が表面にあるシリコン基板上に第
    2導電型シリコンエピタキシャル層を形成する工程、 (C)前記第2導電型シリコンエピタキシャル層上に第
    1導電型シリコンエピタキシャル層を堆積し、又は前記
    第2導電型シリコンエピタキシャル層の表面に第1導電
    型不純物を導入してその表面領域を第1導電型層にする
    工程、 (D)前記第2導電型シリコンエピタキシャル層とその
    上層の第1導電型層を互いに平行な複数の帯状で、かつ
    後で形成されるこの帯状パターンに交差するワードライ
    ンとの交差部分のうち記憶すべき情報に応じて必要な交
    差部分にはこの帯状パターンの延びる方向の溝を必要な
    数だけ有する形状にパターン化する工程、 (E)前記第2導電型シリコンエピタキシャル層の側面
    上にゲート酸化膜、他の露出面上にも酸化膜を形成する
    熱酸化工程、 (F)ゲート酸化膜及び他の酸化膜上から低抵抗化され
    た多結晶シリコン膜又はさらにその上に高融点金属膜も
    しくは高融点金属シリサイド膜を有する導電膜を形成す
    る工程、 (G)この導電膜を前記帯状パターンと交差する互いに
    平行な帯状にパターン化してワードラインとする工程。
  6. 【請求項6】 前記工程(C)において、前記第2導電
    型シリコンエピタキシャル層上の前記第1導電型層上
    に、さらに高融点金属膜又は高融点金属シリサイド膜を
    形成する請求項5に記載の半導体メモリ装置の製造方
    法。
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