JP3409166B2 - ガス絶縁された高電圧装置及び該装置を構成するサブ組立体 - Google Patents

ガス絶縁された高電圧装置及び該装置を構成するサブ組立体

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JP3409166B2
JP3409166B2 JP30238893A JP30238893A JP3409166B2 JP 3409166 B2 JP3409166 B2 JP 3409166B2 JP 30238893 A JP30238893 A JP 30238893A JP 30238893 A JP30238893 A JP 30238893A JP 3409166 B2 JP3409166 B2 JP 3409166B2
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ミュラー トーマス
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ゲック アルシュトム テーウントデー アーゲー
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02GINSTALLATION OF ELECTRIC CABLES OR LINES, OR OF COMBINED OPTICAL AND ELECTRIC CABLES OR LINES
    • H02G5/00Installations of bus-bars
    • H02G5/06Totally-enclosed installations, e.g. in metal casings
    • H02G5/066Devices for maintaining distance between conductor and enclosure
    • H02G5/068Devices for maintaining distance between conductor and enclosure being part of the junction between two enclosures

Landscapes

  • Installation Of Bus-Bars (AREA)
  • Transformer Cooling (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス絶縁された高電圧
装置及び該装置を構成するサブ組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の高電圧装置及びサブ組立体は、
アメリカ合衆国特許第4,024,339 号明細書から公知であ
る。第1の管状の密閉部材は、その軸線に対して同軸的
なピッチ円を備えていて外側フランジとして構成された
端部フランジを有している。同一に構成された端部フラ
ンジを備えた第2の密閉部材は、第1の密閉部材に整合
して配置されており、この場合、第2の密閉部材から貫
通ねじが端部フランジにおける貫通孔に自由に貫通係合
しており、かつ貫通ねじがナットを介して第1の密閉部
材の端部フランジに支持されている。半径方向で見て貫
通ねじの内側に、第1の密閉部材の端部フランジと第2
の密閉部材の端部フランジとの間に1つの固定リングが
配置されており、該固定リングはヘッド付きねじによっ
て第1の密閉部材の端部フランジに固定されている。こ
の固定リングの内周面は、絶縁体を保持しかつこの絶縁
体と第1の密閉部材の端部フランジとの間のリング状の
シール部材に圧着するために、第1の密閉部材から見て
円錐状に先細に構成されている。絶縁体は、中央に環状
の電流導体を支持しかつ第1及び第2の密閉部材を制限
する密閉室を互いに遮断する。
【0003】第1の密閉部材から第2の密閉部材が離れ
る際に、第1の密閉部材と一緒に、搬送準備されてかつ
現場組み立てのために適するサブ組立体を形成するため
に、固定リングが絶縁体を第1の密閉部材にシールして
固定保持しており、この場合、搬送及び組立のためのこ
のサブ組立体の密閉室内の絶縁ガスは、普通の形式で周
辺圧より僅かだけ高くなっている。高電圧装置の組立
後、絶縁ガスは当該の電圧のために必要な圧力下にあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た公知の高電圧装置によれば、第1の密閉部材と第2の
密閉部材とを互いに結合するねじは固定リングに関して
外側へずらされており、このことにより端部フランジの
大きな寸法並びに多数のねじに対応して、高電圧装置に
必要なスペースも著しく大きくなっている。
【0005】なお、カタログ47B1,Sprecher+Schuh :
「Metallgekapselte,SF 6−isolierte Hochspannungs
anlagen (金属密閉されSF 6−絶縁された高電圧装
置),Typ B 212 」(1977)により公知である高電圧装
置においても、固定リングは貫通ねじを介して対応する
端部フランジにねじ結合されている。この場合、貫通ね
じのピッチ円は、密閉部材を互いに緊定する貫通ねじが
貫通係合している、端部フランジ及び固定リングにおけ
るあらゆる貫通孔のピッチ円と同じである。固定リング
を対応する端部フランジに保持する貫通ねじは、2つの
密閉部材が最終的に互いにねじ結合されるまでだけ必要
とされる。このことは特に、高電圧装置を最終的に組立
るまでサブ組立体として搬送する間にサブ組立体のガス
密を保証しかつ絶縁体によって支持される能動部材を保
持するために必要とされる。このような高電圧装置で
は、固定リングを端部フランジに固定する貫通ねじは、
密閉部材を互いに固定するために必要とされる貫通ねじ
と並んで著しいスペースを必要とする。それ故ここにお
いても、著しい寸法の端部フランジを有していなければ
ならない。
【0006】さらに、ドイツ連邦共和国特許第 2157101
号明細書により公知の高電圧装置においては、絶縁体が
固定リングに配置されている。固定リングは両側に、ね
じ山を備えた盲穴を有しており、該盲穴内には、対応す
る密閉部材の端部フランジに貫通係合するヘッド付きね
じが嵌め込まれている。このことによって密閉部材は、
固定リングとだけねじ結合されている。このことはさら
に、著しい軸方向の厚さを有する固定リングを必要とす
る。
【0007】従来技術から出発して本発明の課題は、前
述の形式のガス絶縁された高電圧装置を、その端部フラ
ンジに必要なスペースを、ひいては装置全体の寸法を減
少するように改良することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】 前述の課題は、貫通孔
を備えて外側フランジとして構成された端部フランジを
有する第1の密閉部材と、第2の密閉部材と、該第2の
密閉部材と端部フランジとの間に配置されていて絶縁体
を保持する固定リングと、該固定リングを端部フランジ
に固定し、かつ第1の密閉部材と第2の密閉部材とを互
いに固定するためのねじ結合装置とを有しており、さら
に、第2の密閉部材と結合されたねじが、固定リング及
び端部フランジの貫通孔に自由に貫通係合しかつナット
を介して端部フランジに支持されている形式のガス絶縁
された高電圧装置において、前記ねじが、該ねじの2つ
のねじ山の間に配置されたストッパを有するねじボルト
であり、さらに、第1の密閉部材から第2の密閉部材が
分離される際に固定リングを端部フランジに固定するた
めに、固定リングにおいて端部フランジとは反対の側
に、それぞれのストッパと協働するために規定された対
向ストッパが存在しており、前記ストッパは、第1の密
閉部材に第2の密閉部材が固定される際に対向ストッパ
と非接触状態にあることを特徴とする高電圧装置によっ
て解決される。
【0009】
【作用】上記のように構成した高電圧装置においては、
固定リングを第1の密閉部材の端部フランジに固定する
ためと、第1の密閉部材と第2の密閉部材とを互いに固
定するためとに、同じねじが使用されるので、最小限の
ねじしか必要でなく、端部フランジ全体の寸法の減少が
得られ、結果として高電圧装置全体の寸法それ自体を減
少することができる。
【0010】また、請求項2,3,8及び9に記載され
るように、有利な形式において、固定リングの、ねじに
よって貫通係合される貫通孔は段状に構成されている。
このことによって、ねじのストッパを形成している部分
を受容するために第2の密閉部材に切欠き部が存在して
いるということが回避される。さらに、請求項3及び9
に記載される特に有利な構成は、第1の密閉部材から第
2の密閉部材が分離される場合に、ねじの自由端部領域
が貫通孔の内部に存在するという利点を有する。このこ
とによって、搬送中、及び組立時に、ねじ特にその自由
端部側のねじ山の損傷を防止する。本発明のさらに有利
な構成が、関連する別の請求項に記載されている。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0012】図1及び図2は、金属製の第1の密閉部材
10と金属製の第2の密閉部材12とをねじ結合装置14の範
囲で示しており、該ねじ結合装置によってこれらを互い
に固定している。管状の互いに整合する両方の密閉部材
10,12が、それらの互いに向かい合う端部に端部フラン
ジ16,16′を有しており、該端部フランジは外側フラン
ジとして構成されている。これらの端部フランジの間に
第1の固定リング18と第2の固定リング20が配置されて
おり、両方の固定リングは半径方向で見て前記端部フラ
ンジ16,16′とほぼ同じ寸法を有している。両方のやは
り金属製の固定リング18,20は、その互いに向かい合う
端部範囲に環状の保持***部22,24を有しており、該保
持***部は、これらの保持***部と対応する密閉部材1
0,12のと間に円錐状の絶縁体28,30を固く締め付ける
ために、内側に向かう方向で固定リング18,20に関して
一体成形された内側の周面26が設けられている。前記の
絶縁体は、電流を導く部材32を密閉部材に関して電気的
に絶縁して支持する。
【0013】端部フランジ16,16′及び両方の固定リン
グ18,20は軸方向で延びる貫通孔34,34′,36,36′を
有しており、該貫通孔は互いに整合しておりかつ一致す
るピッチ円上に配置されている。端部フランジ16におけ
る貫通孔34と、端部フランジ16′における貫通孔34′と
は、ねじボルト38もしくはヘッド付きねじ40が自由に貫
通係合することができるように構成されている。第1の
固定リング18における貫通孔36は、第1の密閉部材10か
ら見て段状に拡開して構成されており、この場合、段状
の拡開部は、当該のねじボルト38におけるストッパ44と
協働するために規定されている対向ストッパ42を形成し
ている。第2の固定リング20における貫通孔36′は、ね
じ付き孔として構成されており、かつヘッド付きねじ40
のねじ山並びにねじボルト38の、ヘッド付きねじ側のね
じ山46と協働するために規定されている。
【0014】ねじボルト38は、ねじ山46から離れる端部
領域に別のねじ山46′を有しており、前記ねじボルト
は、座金を介して第1の密閉部材10の端部フランジ16に
第1の固定リング18とは反対の側で支持されるナット48
と協働する。両方のねじ山46,46′の間で、ねじボルト
38が環状の***部50を備えており、該***部の、第1の
密閉部材10に向かう端面がストッパ44を形成している。
完全にするために述べておくと、対向ストッパ42とスト
ッパ44とが両密閉部材10,12の縦軸線51に対して直角に
延びる平面内に位置している。
【0015】図1の上方及び図2に示すように、第2の
固定リング20はねじボルト38を介して端部フランジ16に
締め付けられており、この場合、第1の固定リング18は
端部フランジ16と第2の固定リング20との間に固く締付
けられて保持されている。この場合、ねじボルト38はそ
のねじ山46によって貫通孔36′にねじ込まれておりかつ
ナット48を介して端部フランジ16に支持されている。ス
トッパ44は対向ストッパ42から離されている。第2の密
閉部材12は、貫通孔36′内にねじ込まれるヘッド付きね
じ40を介して第2の固定リング20に固定されている。
【0016】第1の密閉部材10が、第1の固定リング18
と一緒にサブ組立体52(図3参照)として第2の密閉部
材12及び第2の固定リング20から分離されていると、第
1の固定リング18はねじボルト38によって第1の密閉部
材10の端部フランジ16に固定されている。この場合、ね
じボルト38はそのストッパ44によって第1の固定リング
18の対向ストッパ42に当接しており、かつナット48を介
して端部フランジ16に支持されている。この場合、貫通
孔36の、第1の密閉部材10とは反対の端部から対向スト
ッパ42までを測定した部分深さAは、ねじボルト38の、
第1の密閉部材10とは反対の端部からストッパ44(図
3)までを測定した部分長さBと、少なくとも同じ大き
さである。このことによって、ねじボルト38はこちら側
で完全に貫通孔36内に沈められており、従って、特にサ
ブ組立体52を搬送する場合に、並びに高電圧装置を組立
る場合に、ねじ山46は損傷から保護されている。もちろ
ん、ねじ山46′の寸法は、そのねじ山の役割をサブ組立
体52においても、組立られた高電圧装置においても満た
すことができるように十分な大きさである。
【0017】 高電圧装置を組立る場合には、サブ組立
体52が、第2の密閉部材12と一緒に別のサブ組立体52′
を形成する第2の固定リング20と整合され、かつ端面側
シールリング54を嵌め込んで当接される(図1の下方
参照)。次いで、第1のねじボルト38のナット48が弛め
られ、かつこのねじボルト38のねじ山46が第2の固定リ
ング20の対応する貫通孔36′内にねじ込まれる。この場
合、ストッパ44が対向ストッパ42から離される。しか
し、残りのねじボルト38が、第1の固定リング18をさら
に端部フランジ16にしっかり保持する。次に、先に弛め
られたナット48が再び締め付けられる。今やこのような
動作は、ねじボルト38全体が第2の固定リング20と端部
フランジ16とを互いに緊定するまで繰り返される。場合
によっては分解する場合には、反対の順序で、ねじボル
ト38が、対応するナット48を弛めた後に他方へ貫通孔3
6′からねじ戻され、次いでナット48を締め付けること
によってストッパ44が当該の対向ストッパ42に当接す
る。この場合、第1の密閉部材10及び第1の絶縁体28に
よって制限された第1の密閉室56はいつもシールされて
閉じられたままである。第2の密閉部材12と第2の絶縁
体30によって制限された第2の密閉室58も同様である。
【0018】両方の密閉室56,58を外に対してシールす
るために、シールリング54に対応するシールリング60
が、端部フランジ16,16′と第1の固定リング18もしく
は第2の固定リング20との間に嵌め込まれている。シー
ルリング54,60が固定リング18,20及び端部フランジ1
6,16′における溝62内に嵌め込まれており、かつ両固
定リング18,20が互いに当接していて、かつ端部フラン
ジ16,16′に端面側で当接しているので、シールリング
54,60は申し分ない圧縮下にあり、これによって確実な
シールを保証する。
【0019】絶縁体28,30に環状の保持リング64が一体
成形されており、該保持リングは半径方向の固定のため
に周面26に当接し、かつ一面ではその端面によって第1
もしくは第2の密閉部材10,12における当接面66と協働
し、かつ他面では固定リング18,20の保持***部22,24
と協働する。保持***部22,24は、当該の絶縁体28,30
に向かう端面側にそれぞれ1つの溝68を有しており、密
閉室56,58を軸方向でもシールするために、前記溝内に
別のシールリング70が嵌め込まれている。
【0020】円錐状の絶縁体28,30が中央に円筒状の貫
通孔72を有しており、該貫通孔は軸線51に対して同軸的
な結合導体74によってそれぞれ貫通係合されている。こ
の結合導体74は、高電圧装置を組立る際にスリーブ76に
よって互いに電気的に結合されている。絶縁体の貫通部
72において、絶縁体28,30は内側の保持リング78を有し
ており、該保持リングに、一面では端面側で当該の結合
導体74が環状の当接面80によって当接しており、かつ他
面ではカップリング体82が当接している。結合導体74
は、軸方向で延びるねじ84によって当該のカップリング
体82と互いに固定されており、かつこれによって絶縁体
28,30及び固定リング18,20を介して第1の密閉部材10
もしくは第2の密閉部材12に固定されている。結合導体
74は貫通孔72の領域にそれぞれ1つの環状溝86を有して
おり、かつ絶縁体28,30と結合導体74との間に絶縁ガス
が侵入することを阻止するために、前記環状溝内にリン
グ状のシール部材88が嵌め込まれている。
【0021】円錐状の絶縁体28,30は互いに離れる方向
に向いており、即ち、これらの絶縁体は対応する密閉室
56,58に向かう方向で先細にされている。結合導体74の
自由端部は、固定リング18,20の、対応する密閉部材1
0,12から軸方向で離れる端部の平面内にほぼ位置して
いる。これによって、結合導体は、搬送する際に、かつ
サブ組立体52,52′を組立る際に、機械的な損傷に対し
て保護されている。組立る場合、結合導体74の結合部は
簡単に製造されており、確かに一方の結合導体74にスリ
ーブ76が差し嵌められることができ、かつ次いでスリー
ブ76は他方の結合導体74と軸方向で接合されることがで
きる。組立て後に、両方の絶縁体28,30の間の室が単独
で空にされ、かつ次いで絶縁ガスが必要な圧力で充填さ
れ、一方、既に工場内で絶縁ガスを規定の圧力で充填さ
れた他方の密閉室56,58は、必要な定格圧力が達成する
までますますそれ以上の絶縁ガスが充填される。もちろ
ん、絶縁体28,30の一方が隔壁絶縁体として構成されて
いるのではなく、対応する密閉室56,58と両方の絶縁体
28,30の間の室との間に貫通部を有していることも考え
られる。この場合、この前記のガス室のために別個のガ
ス接続部を設ける必要はない。しかしこの場合、高電圧
装置を組立た後に対応する密閉室56,58を空にして、絶
縁ガスを充填する必要がある。
【0022】高電圧装置の図4に示す部分において、サ
ブ組立体52は図1〜図3に示されたサブ組立体52と正確
に同一に構成されている。さらに上記の対応する記載が
参照され、かつ図4には理解のために必要な限りだけ該
当する符号が付けられている。第1の密閉部材10に関し
て直径において大きい第2の密閉部材12′は、内側フラ
ンジとして構成されている端部フランジ16″を有してい
る。この端部フランジは、第1の密閉部材10の端部フラ
ンジ16における貫通孔及び第1の固定リング18における
貫通孔36と整合する盲穴状のねじ穴90を有している。そ
の他の点では、端部フランジ16″の構成はそのサブ組立
体52に向かう側において、図1及び図2による第2の固
定リング20の対応する領域に対応する。
【0023】図4の下方に示すように、サブ組立体が搬
送準備される場合に、第1の固定リング18はねじボルト
38を介して端部フランジ16に保持されている。貫通孔3
4,36を貫通係合するねじボルト38は、ストッパ44によ
って第1の固定リング18の対向ストッパ42に当接してお
り、かつ他面ではナット48を介して端部フランジ16に支
持されている。この場合、ねじボルト38の固定リング側
の部分は、完全に貫通孔36内に沈められている。
【0024】第2の密閉部材12′の内部には、やはり結
合導体74が中央に配置されており、該結合導体は、図4
には示されていない一般的に周知の絶縁部材を介して第
2の密閉部材12′に支持されている。組立る場合、やは
りスリーブ76が一方の結合導体74の端部領域に差し嵌め
られ、かつスリーブは軸方向で他方の結合導体74と接合
される。この場合、密閉部材10,12′を互いに固定する
ために、やはりねじボルト形式でナット48が弛められ、
ねじボルト38がそのねじ山46によって当該のねじ孔90内
にねじ込まれかつ次いでナット48が、図4において上方
で示すように再び締め付けられる。この場合、再びスト
ッパ44は対向ストッパ42から離れている。もちろん、こ
の場合も、絶縁ガスの後からの流出を阻止するためにシ
ールリング54が端部フランジ16″及び第1の固定リング
18の対応する溝62内に嵌め込まれる。サブ組立体52の絶
縁体28が隔壁絶縁体として構成されていると、密閉室56
は工場において既に絶縁ガスを充填されることができ
る。図示の実施例において端部フランジ16″の領域に第
2の密閉部材12′に所属の絶縁体が設けられていないの
で、高電圧装置を組立た後に対応する密閉室58が空にさ
れていて、かつ絶縁ガスを充填されている。
【0025】図4による実施例の場合、第1の固定リン
グ18を第1の密閉部材10に固定するためにも、密閉部材
10と12′とを互いに固定するためにも、ねじボルト38し
か必要でない。もちろん、本発明は多相に密閉される高
電圧装置においても使用される。
【0026】
【発明の効果】本発明にかゝるガス絶縁された高電圧装
置及び該装置を構成するサブ組立体によれば、第1の密
閉部材に対する固定リングの固定並びに第1、第2の密
閉部材同士の固定に同じねじが使用されるので、端部フ
ランジの寸法を小さくすることができると共に、部品点
数を削減することができ、製作費用の低減に大きく寄与
するものとなる。また、両ねじ山の間のストッパによる
ねじボルトの装着は簡単で、組立費用もわずかとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかゝるガス絶縁された高電圧装置の一
実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1の結合領域を拡大して示す断面図である。
【図3】高電圧装置を構成するサブ組立体の一部分を拡
大して示す断面図である。
【図4】本高電圧装置の他の実施例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 第1の密閉部材 12 第2の密閉部材 12′第2の密閉部材 14 ねじ結合装置 16 端部フランジ 16′端部フランジ 16″端部フランジ 18 固定リング 20 固定リング 28 絶縁体 30 絶縁体 38 ねじボルト 42 対向ストッパ 44 ストッパ 46 ねじ山 46′ねじ山 48 ナット
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−201013(JP,A) 特開 平3−3610(JP,A) 実開 昭63−127232(JP,U) 実開 平3−54319(JP,U) 実開 平3−54318(JP,U) 実開 平3−54316(JP,U) 実開 平3−50918(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02G 5/08 361 H02G 5/06 351

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貫通孔(34)を備えて外側フランジとして
    構成された端部フランジ(16)を有する第1の密閉部材(1
    0)と、第2の密閉部材(12,12´)と、該第2の密閉部材
    と端部フランジ (16) との間に配置されていて絶縁体(2
    8)を保持する固定リング(18)と、該固定リング(18)を端
    部フランジ (16) に固定し、かつ第1の密閉部材(10)と
    第2の密閉部材(12,12´)とを互いに固定するためのね
    じ結合装置(14)とを有しており、さらに、第2の密閉部
    材(12,12´)と結合されたねじ(38)が、固定リング(18)
    及び端部フランジ (16) の貫通孔(34)に自由に貫通係合
    しかつナット(48)を介して端部フランジに支持されてい
    る形式のガス絶縁された高電圧装置において、前記ねじ
    (38)が、該ねじの2つのねじ山(46,46´) の間に配置さ
    れたストッパ(44)を有するねじボルトであり、さらに、
    第1の密閉部材(10)から第2の密閉部材(12,12´)が分
    離される際に固定リング(18)を端部フランジ (16) に固
    定するために、固定リング(18)において端部フランジ
    (16) とは反対の側に、それぞれのストッパ(44)と協働
    するために規定された対向ストッパ(42)が存在してお
    り、前記ストッパ(44)は、第1の密閉部材(10) に第2
    の密閉部材(12,12´)が固定される際に対向ストッパ(4
    2)と非接触状態にあることを特徴とするガス絶縁された
    高電圧装置。
  2. 【請求項2】 固定リングの、ねじ(38)によって貫通係
    合される貫通孔(36)が、端部フランジ (16) から見て段
    状に拡開されており、それぞれの段が対向ストッパ(42)
    を形成していることを特徴とする請求項1に記載の高電
    圧装置。
  3. 【請求項3】 貫通孔(36)の、端部フランジ (16) とは
    反対側の端部から対向ストッパ(42)までの部分深さが、
    ねじ(38)の、ストッパ(44)から端部フランジ(16) とは
    反対側の端部までの部分長さに少なくとも等しいことを
    特徴とする請求項2に記載の高電圧装置。
  4. 【請求項4】 第2の密閉部材(12 ´) が、盲穴状のね
    じ穴(90)を備えていて内側フランジとして構成された端
    部フランジ(16 ″) を有しており、前記ねじ穴内にねじ
    (38)がねじ込まれていることを特徴とする請求項1乃至
    3の何れか1項に記載の高電圧装置。
  5. 【請求項5】 第2の密閉部材(12)に、第2の絶縁体(3
    0)を保持するために規定された第2の固定リング(20)が
    配置されており、該固定リングがねじ孔(36′) を備え
    ており、該ねじ孔内にねじ(38)がねじ込まれていること
    を特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の高電
    圧装置。
  6. 【請求項6】 ねじ(38)がそれらのねじ山(46,46′) の
    間に環状の***部(50)を有しており、該***部の軸方向
    の端面がストッパ(44)を形成していることを特徴とする
    請求項1乃至5の何れか1項に記載の高電圧装置。
  7. 【請求項7】 貫通孔(34)を備えていて外側フランジと
    して構成された端部フランジを有する第1の密閉部材(1
    0)と、ねじ(38)を介して端部フランジ (16) に固定され
    絶縁体(28)を保持する固定リング(18)とを有しており、
    さらにねじ(38)が、固定リング(18)と端部フランジ (1
    6) とに自由に貫通係合しかつ端部フランジ (16) とは
    反対の側において固定リング(18)に設けられた対向スト
    ッパ(42)に、かつナット(48)を介して端部フランジ (1
    6) に支持されるようになっている形式の、請求項1か
    ら6までの何れか1項に記載のガス絶縁された高電圧装
    置を構成するサブ組立体において、ねじ(38)が、2つの
    ねじ山(46,46′) の間に配置されたストッパ(44)を有す
    るねじボルトとして構成されており、さらに、第1の密
    閉部材(10)と第2の密閉部材(12,12´)とを互いに固定
    するために規定されると共に、前記ストッパ(44)によっ
    て対向ストッパ(42)に支持されるようになっており、前
    記ストッパ(44)は、第1の密閉部材(10)に第2の密閉部
    材(12,12´)が固定される際に対向ストッパ(42)と非接
    触状態にあることを特徴とするガス絶縁された高電圧装
    置のサブ組立体。
  8. 【請求項8】 固定リング(18)の、ねじ(38)によって貫
    通係合される貫通孔(36)が、端部フランジ (16) から見
    て、段状に拡開されて構成されており、かつそれぞれの
    段が対向ストッパ(42)を形成していることを特徴とする
    請求項7に記載のサブ組立体。
  9. 【請求項9】 貫通孔(36)の、端部フランジ (16) とは
    反対側の端部から対向ストッパ(42)までの部分深さが、
    ねじ(38)の、ストッパ(44)から端部フランジ(16) とは
    反対側の端部までの部分長さに少なくとも等しいことを
    特徴とする請求項8に記載のサブ組立体。
  10. 【請求項10】 ねじ(38)が、そのねじ山(46,46′) の
    間に環状の***部(50)を有しており、該***部の軸方向
    の端面がストッパ(44)を形成していることを特徴とする
    請求項7乃至9の何れか1項に記載のサブ組立体。
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