JP3408647B2 - 超音波イメージング装置 - Google Patents

超音波イメージング装置

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JP3408647B2
JP3408647B2 JP29976694A JP29976694A JP3408647B2 JP 3408647 B2 JP3408647 B2 JP 3408647B2 JP 29976694 A JP29976694 A JP 29976694A JP 29976694 A JP29976694 A JP 29976694A JP 3408647 B2 JP3408647 B2 JP 3408647B2
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隆夫 地挽
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ジーイー横河メディカルシステム株式会社
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/04Analysing solids
    • G01N29/06Visualisation of the interior, e.g. acoustic microscopy
    • G01N29/0609Display arrangements, e.g. colour displays

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  • Pathology (AREA)
  • Indicating Or Recording The Presence, Absence, Or Direction Of Movement (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
  • Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は超音波イメージング表示
方法及び超音波イメージング装置に関し、特に、血流に
関して拍動流か定常流かを識別可能な状態で表示するこ
とが可能な超音波イメージング表示方法及び超音波イメ
ージング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】超音波を被検体に照射すると、生体組織
を媒体として超音波が伝達されるが、臓器等の組織や病
変部のような周囲の組織との音響インピーダンスの差の
ある所から反射されて、また、血液における赤血球など
からは散乱によって、送波した超音波の一部が戻ってく
る。この反射体や散乱体が視線方向に運動または移動す
る物体であった場合、その反射波の周波数はドプラ効果
によって送信周波数から偏移する。超音波診断装置はこ
の周波数偏移量を測定して運動物体の速度及び移動方向
を表示観察して診断の用に供する装置である。
【0003】反射体が探触子の方に向かって動いている
時は受信周波数は送信周波数より高く、逆に遠ざかる時
は低くなる。そしてその偏移周波数は反射体の運動速度
に比例する。このドプラ効果を利用して、例えば、心臓
や血管内を流れる血流の方向と速度を知ることができ
る。
【0004】この超音波診断装置において、運動物体の
移動方向を例えば近付く場合に赤,遠ざかる場合に青の
ように色で表示し、その移動速度を輝度で表示するCF
M(Color Flow Mapping)モードを有する装置がある。
【0005】ところで、超音波パルスの反射には固定物
体によるものと運動物体によるものとが混在しており、
特に運動物体に注目する時は固定物体による反射信号を
消去して運動物体の反射信号のみを表示したほうが分り
易いので、その目的のために、運動物体の反射信号のみ
を取り出すMTI(Moving Target Indicator) が用いら
れている。
【0006】しかし、固定した反射物体に関する情報も
医用超音波診断装置では重要な意味も持っている。それ
は、上記の情報が無いと表示画面中のどこが何を表わし
ているのか特定できないし、また、単に運動物体を表示
しただけではそれが何であるかを判別することが困難で
ある。
【0007】このため、固定物体の表示と運動物体の表
示とを同一画面上に共通に表示し、相互に識別するため
に、血球からの散乱エコーから血流の方向,平均速度と
速度分散値及びパワー値などを演算し、色でそれらの諸
量をリアルタイムでBモード画面上に2次元表示してい
る。このモードをCFMモードといい、これらの機能を
有する装置がCFM超音波診断装置である。
【0008】図6に従来のCFMモードを有する超音波
診断装置の構成図を示す。この図6の構成において、超
音波探触子1は送波電気信号を超音波に変換して被検体
内に送波し、被検体内から反射されて戻って来た超音波
信号を電気信号に変換する。送受信部2は送信信号を増
幅して超音波探触子1に送り、受波された受信信号を直
交検波等により復調した後に各処理部に送る。すなわ
ち、送受信部2の出力(復調出力(i,q信号等))は
Bモード処理部3及びCFM演算部4にそれぞれ供給さ
れる。
【0009】Bモード処理部3では増幅,対数圧縮,検
波等を行ってBモード表示のための信号を出力して、画
像処理部5に供給する。また、送受信部2の復調出力は
CFM演算部4に入力される。このCFM演算部4で
は、MTIフィルタ等により移動目標のみの反射波を抽
出し、例えば血流からの反射波を抽出して演算を行い血
流速度を検出する。また、血流速度のばらつきにより、
分散(速度分散)を検出する。
【0010】これらBモード処理部3及びCFM演算部
4のそれぞれの出力は画像処理部5に供給され、Bモー
ド表示上に運動物体(血流速度,速度分散)に応じて着
色されたイメージを生成し、このイメージの表示をCR
T表示部7に行う。
【0011】例えば、移動方向で色(色相)を変え(赤
/青)、移動速度に応じて赤/青の輝度を変えるように
して表示を行う。また、速度分散に応じて緑を混ぜるよ
うにした表示を行う。通常、赤は近づく流れを、青は遠
ざかる流れを表し、分散の大きさは緑の輝度の違いよっ
て表している。従って、部位によって、青と緑との混合
が行われ、また、赤と緑との混合が行われる。この場
合、赤,青,緑は光の三原色であるので、混合された色
の変化により、方向,速度,分散の大きさを読みとれ
る。
【0012】図7にCFM演算部4の内部の回路構成の
一例を示す。この図7において、前述の図6の送受信部
2の復調出力が位相が直交する信号(i信号,q信号)
であった場合、i,q信号それぞれがMTIフィルタ4
00,401によりフィルタリングされて、運動物体か
らの信号成分のみの信号が抽出される。
【0013】MTIフィルタ400,401を通過後の
運動物体からの信号をそれぞれI,Q信号とする。ここ
で、I,Q信号それぞれは遅延部402,403に供給
される。この遅延部402,403の遅延時間はΔtで
あるとする。また、この遅延時間Δtは、送受信部2で
同一音線の信号を受信する間隔(若しくはその整数倍)
の間隔とする。そして、遅延部402,403により遅
延された信号と遅延されていない信号とがそれぞれ掛算
器405〜408で掛算され、更に加算器409と減算
器410で加減算される。
【0014】ここで、I信号として、I1 ,I2 ,I
3 ,I4 とΔt毎の4信号を考える。同様にして、Q信
号として、Q1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 のΔt毎の4信号を
考える。このような信号が与えられた場合、加算器40
9の出力にはΔt毎に、I1I 2 +Q1 Q2 ,I2 I3
+Q2 Q3 ,I3 I4 +Q3 Q4 が得られる。この信
号をDENと呼ぶことにする。
【0015】また、同様に減算器410の出力にはΔt
毎に、I1 Q2 −Q1 I2 ,I2 Q3 −Q2 I3 ,I3
Q4 −Q3 I4 が得られる。この信号をNUMと呼ぶこ
とにする。
【0016】また、パワー算出部404では、2乗加算
処理が行なわれて、Δt毎に、I12 +Q1 2 ,I2 2
Q2 2 ,I3 2 +Q3 2 ,I4 2 +Q4 2 が得られる。
この信号をパワー値と呼び、Pと略することにする。
【0017】そして、遅延加算器411にて、Δt毎の
遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 I2 +Q
1 Q2 )+(I2 I3 +Q2 Q3 )+(I3 I4 +Q3
Q4))/3が得られる。これをここでは、*DEN*
として略する。
【0018】同様にして、遅延加算器412にて、Δt
毎の遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 Q2
−Q1 I2 )+(I2 Q3 −Q2 I3 )+(I3 Q4 −
Q3I4 ))/3が得られる。同様にこれを*NUM*
と略する。
【0019】また、遅延加算器413にて、Δt毎の遅
延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 2 +Q1
2 )+(I2 2 +Q2 2 )+(I3 2 +Q3 2 )+
(I4 2 +Q4 2 ))/4が得られる。これを*P*と
略する。
【0020】このような*DEN*,*NUM*,*P
*が得られると、平均速度算出部414において、ta
-1((*NUM*)/(*DEN*))という処理が
実行されて、平均速度*v*が求められる。
【0021】また、分散算出部415において、(1−
((*DEN*2 +*NUM*2 1/2)/*P*)と
いう処理が実行されて、分散*var*が求められる。
このようにして得られた平均速度と分散とを受けた画像
処理部5が、それぞれの信号値に応じて赤/青,緑など
の輝度を変えてカラー表示を行う。
【0022】以上のような平均速度,分散と血流との関
係を図8に示す。図8(イ)は血流速度を示しており、
横軸は時間tを示し、縦軸は血流速度vを示している。
尚、ハッチングで示した部分はバラツキを意味してい
る。ここでは、1心拍に相当する時間を示しており、こ
こでは時相I,II,III,IV,Vのそれぞれのタ
イミングで上述の平均速度と分散とを求める処理を実行
している。
【0023】従って、各時相I〜Vに応じて平均速度と
分散とが求められ、それぞれ図8(ロ)〜(ヘ)のよう
な速度スペクトラムになる。この各図では、山のピーク
の位置が平均速度、山の広がりが分散を示し、縦軸は強
度を示すスペクトラムを示している。
【0024】尚、ここでは、各時相の平均速度と分散と
をグラフで示したが、実際には画像処理部5の処理によ
りカラー表示が行なわれる。従って、実際の装置では、
図8(ロ)〜(ヘ)に応じて、平均速度と分散とのカラ
ー表示が刻々と変換するように示される。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上のようにして平均
速度と分散とを表示する超音波診断装置は、異なった時
相毎に血流の平均速度と分散とを表示するものである。
【0026】従って、時間的な拍動性を表示することは
できず、血流が拍動流(血流速度や分散が周期的に変化
する流れ)なのか定常流(血流速度や分散がほぼ一定な
ような流れ)なのかを瞬時に識別することは困難であっ
た。
【0027】このような場合に、拍動性を識別可能なよ
うに表示するためには、パルスドプラなどによりFFT
で周波数分析を行なって検証する必要が有り、装置が複
雑化する欠点がある。
【0028】また、CFM演算部4の出力を長時間トレ
ースするような回路を設けることによっても識別が可能
であるが、大規模な回路付加が必要になる問題を有して
いる。
【0029】以上のような問題のために、簡単な構成で
拍動性を識別可能なように表示することは極めて困難で
あった。本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、第
1の目的は、血流に関して拍動流か定常流かを識別可能
な状態で表示することが可能な超音波イメージング表示
方法を実現することである。
【0030】また、第2の目的は、血流に関して拍動流
か定常流かを識別可能な状態で表示することが可能な超
音波イメージング装置を実現することである。
【0031】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する第
1の手段は、受波信号より得られた運動物体反射信号中
の同一音線データのサンプリング間隔Δtより大きい間
隔ΔT毎に所定個数の各運動物体反射信号の遅延加算を
行い、遅延加算された運動物体反射信号から流速データ
を求めてカラーフローマッピングによる超音波イメージ
ング表示を行うことを特徴とする超音波イメージング表
示方法である。
【0032】ここで、運動物体反射信号とは受波信号か
ら検出された運動物体による反射波成分の信号であり、
同一音線のデータはΔt間隔で得られる。また、Δtよ
り大きい間隔ΔTとは異なる時相となるような時間間隔
を意味する。また、流速データとは、血流等の速度等を
示すデータである。
【0033】前記の課題を解決する第2の手段は、受波
信号を分析してBモードデータを得るBモード処理部
と、受波信号を分析して運動物体反射信号を求め、同一
音線データのサンプリング間隔Δtより大きい間隔ΔT
毎に所定個数の運動物体反射信号の遅延加算を行って流
速データを求めるCFM演算部と、前記Bモード処理部
で得られたBモードデータと前記CFM演算部で遅延加
算されて得られた流速データとを用いてカラーフローマ
ッピングによる超音波イメージング表示用のイメージデ
ータを生成する画像処理部とを備えたことを特徴とする
超音波イメージング装置である。
【0034】ここで、流速データとは受波信号から得ら
れる血流等の速度や分散等を示すデータのことである。
前記の課題を解決する第3の手段は、受波信号を分析し
てBモードデータを得るBモード処理部と、受波信号を
分析して運動物体反射信号を求め、同一音線データのサ
ンプリング間隔Δtより大きい間隔ΔT毎に所定個数の
運動物体反射信号の遅延加算を行って速度データ及び分
散データを求めるCFM演算部と、前記Bモード処理部
で得られたBモードデータ,前記CFM演算部で遅延加
算されて得られた速度データ及び分散データを用いてカ
ラーフローマッピングによる超音波イメージング表示用
のイメージデータを生成する画像処理部とを備えたこと
を特徴とする超音波イメージング装置である。
【0035】ここで、速度データは血流等の速度を示
し、分散データは血流等の速度のばらつきを示してい
る。
【0036】
【作用】課題を解決する第1の手段である超音波イメー
ジング表示方法において、Δt間隔で得られた運動物体
反射信号から流速データが求められるが、この際に、Δ
tより大きい間隔であって異なる時相のΔT毎の運動物
体反射信号が遅延加算されたものにより流速データが求
められる。そして、このようにして求められた流速デー
タによりCFMの超音波イメージング表示がなされる。
このようにすることで、拍動流か定常流かを識別可能な
状態で表示することが可能になる。
【0037】課題を解決する第2の手段である超音波イ
メージング装置において、Δt間隔で得られた運動物体
反射信号から流速データが求められるが、この際に、Δ
tより大きい間隔であって異なる時相のΔT毎の運動物
体反射信号が遅延加算されたものにより流速データが求
められる。そして、このようにして求められた流速デー
タによりCFMの超音波イメージング表示がなされる。
このようにすることで、拍動流か定常流かを識別可能な
状態で表示することが可能になる。
【0038】課題を解決する第3の手段である超音波イ
メージング装置において、Δt間隔で得られた運動物体
反射信号から速度データ及び分散データが求められる
が、この際に、Δtより大きい間隔であって異なる時相
のΔT毎の運動物体反射信号が遅延加算されたものによ
り速度データ及び分散データが求められる。そして、こ
のようにして求められた速度データ及び分散データによ
りCFMの超音波イメージング表示がなされる。このよ
うにすることで、拍動流か定常流かを識別可能な状態で
表示することが可能になる。
【0039】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明の超音波イメージング表示方
法の一実施例を実現するための装置であり、また、本発
明の超音波イメージング装置の一実施例の概略構成を示
す構成図である。まず、この図1により超音波イメージ
ング装置の概要を説明する。
【0040】この図1は前述のCFM演算部4の内部の
回路構成の一例を示す構成図である。この図1におい
て、前述の図6の送受信部2の復調出力が位相が直交す
る信号(I信号,Q信号)であった場合、I,Q信号そ
れぞれがMTIフィルタ400,401によりフィルタ
リングされて、運動物体からの信号成分のみの信号(運
動物体反射信号)が抽出される。
【0041】MTIフィルタ400,401を通過後の
運動物体反射信号をそれぞれI,Q信号とする。ここ
で、I,Q信号それぞれは遅延部402,403に供給
される。この遅延部402,403の遅延時間はΔtで
あるとする。また、この遅延時間Δtは、送受信部2で
同一音線の信号を受信する間隔(若しくはその整数倍)
の間隔とする。そして、遅延部402,403により遅
延された信号と遅延されていない信号とがそれぞれ掛算
器405〜408で掛算され、更に加算器409と減算
器410で加減算される。
【0042】ここで、I信号として、I1 ,I2 ,I
3 ,I4 とΔt毎の4信号を考える。同様にして、Q信
号として、Q1 ,Q2 ,Q3 ,Q4 のΔt毎の4信号を
考える。このような信号が与えられた場合、加算器40
9の出力にはΔt毎に、I1I 2 +Q1 Q2 ,I2 I3
+Q2 Q3 ,I3 I4 +Q3 Q4 が得られる。この信
号をDENと呼ぶことにする。
【0043】また、同様に減算器410の出力にはΔt
毎に、I1 Q2 −Q1 I2 ,I2 Q3 −Q2 I3 ,I3
Q4 −Q3 I4 が得られる。この信号をNUMと呼ぶこ
とにする。
【0044】また、パワー算出部404では、2乗加算
処理が行なわれて、Δt毎に、I1 2 +Q1 2 ,I2 2
+Q2 2 ,I3 2 +Q3 2 ,I4 2 +Q4 2 が得られ
る。この信号をパワー値と呼び、Pと略することにす
る。
【0045】そして、遅延加算器411にて、Δt毎の
遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 I2 +Q
1 Q2 )+(I2 I3 +Q2 Q3 )+(I3 I4 +Q3
Q4))/3が得られる。同様にこれを*DEN*と略
する。そして、図8において説明した時相I〜Vに対応
して、各時相の*DEN*を、*DEN*I,*DEN
*II,*DEN*III,*DEN*IV,*DEN
*Vのように示す。
【0046】同様にして、遅延加算器412にて、Δt
毎の遅延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 Q2
−Q1 I2 )+(I2 Q3 −Q2 I3 )+(I3 Q4 −
Q3 I4 ))/3が得られる。これをここでは、*NU
M*として略する。
【0047】そして、図8において説明した時相I〜V
に対応して、各時相の*NUM*を、*NUM*I,*
NUM*II,*NUM*III,*NUM*IV,*
NUM*Vのように示す。
【0048】また、遅延加算器413にて、Δt毎の遅
延加算(累加平均)が行なわれて、((I1 2 +Q1
2 )+(I2 2 +Q2 2 )+(I3 2 +Q3 2 )+
(I4 2 +Q4 2 ))/4が得られる。これを*P*と
略する。そして、図8において説明した時相I〜Vに対
応して、各時相の*P*を、*P*I,*P*II,*
P*III,*P*IV,*P*Vのように示す。
【0049】ここで、遅延加算器416にて、Δtより
大きい間隔ΔT(異なる時相となるような間隔:ここで
は、ΔTを時相I,II,III,IV,Vの間隔に合
わせた場合を示す)毎の遅延加算(累加平均)が行われ
る。この結果、((*DEN*I)+(*DEN*I
I)+(*DEN*III)+(*DEN*IV)+
(*DEN*V)/5)のような演算が行われる。この
演算結果を、*DEN*Tと呼ぶ。この*DEN*T
は、異なる時相I〜VのデータDENの平均値である。
【0050】また同様に、遅延加算器417にて、Δt
より大きい間隔ΔT(異なる時相となるような間隔)毎
の遅延加算(累加平均)が行われる。この結果、((*
NUM*I)+(*NUM*II)+(*NUM*II
I)+(*NUM*IV)+(*NUM*V)/5)の
ような演算が行われる。この演算結果を、*NUM*T
と呼ぶ。この*NUM*Tは、異なる時相I〜Vのデー
タNUMの平均値である。
【0051】更に同様に、遅延加算器418にて、Δt
より大きい間隔ΔT(異なる時相となるような間隔)毎
の遅延加算(累加平均)が行われる。この結果、((*
P*I)+(*P*II)+(*P*III)+(*P
*IV)+(*P*V)/5)のような演算が行われ
る。この演算結果を、*P*Tと呼ぶ。この*P*T
は、異なる時相I〜VのデータPの平均値である。
【0052】このような*DEN*T,*NUM*T,
*P*Tが得られると、平均速度算出部414におい
て、tan-1((*NUM*T)/(*DEN*T))
という処理が実行されて、平均速度*v*Tが求められ
る。
【0053】また、分散算出部415において、(1−
((*DEN*T2 +*NUM*T 2 1/2 )/*P*
T)という処理が実行されて、分散*var*Tが求め
られる。
【0054】このようにして得られた平均速度と分散と
を受けた画像処理部5が、それぞれの信号値に応じて赤
/青の色相に輝度を変え、また、この赤/青に緑などの
輝度を変えてた表示を重畳してカラー表示を行う。
【0055】従って、本実施例では、異なった時相(I
〜V)にわたる血流の平均速度と分散との平均値を表示
するものである。このため、時間的な拍動性を表示する
ことができるようになり、血流が拍動流(血流速度や分
散が周期的に変化する流れ)なのか定常流(血流速度や
分散がほぼ一定なような流れ)なのかを瞬時に識別する
ことが可能になる。
【0056】尚、上述の実施例では図8に示した時相I
〜VのΔT間隔の5時相のデータを遅延加算したが、こ
れ以外の個数のデータを遅延加算するようにしても構わ
ない。
【0057】図2は拍動性の血流速度の時間変化を示し
ており、横軸は時間tを示し、縦軸は血流速度vを示し
ている。尚、ハッチングで示した部分はバラツキを意味
している。ここでは、1心拍に相当する時間を示してお
り、例えば上述の時相I,II,III,IV,Vに相
当するタイミングで上述の平均速度と分散とを求める処
理を実行している。
【0058】図3は定常性の血流速度の時間変化を示し
ており、横軸は時間tを示し、縦軸は血流速度vを示し
ている。尚、ハッチングで示した部分はバラツキを意味
している。ここでは、図2と同じ時間を示しており、例
えば上述の時相I,II,III,IV,Vに相当する
タイミングで上述の平均速度と分散とを求める処理を実
行している。
【0059】このような図2,図3のような血流速度に
ついて、上述の演算を実行した場合の平均速度及び分散
はそれぞれ図4,図5に示すようになる。すなわち、拍
動流では、平均速度が広い範囲に分布している。一方、
定常流では、平均速度がほぼ一定の値に集中している。
【0060】以上の実施例によれば、図4,図5のよう
な特性に応じて着色された表示が行われるので、拍動流
であるか定常流であるかを瞬時に識別することができ
る。尚、図1の構成では、平均速度データと分散データ
との双方でΔT毎の遅延加算を行うようにしたが、いず
れか一方のみで遅延加算を行うような構成も可能であ
る。この場合にも、遅延加算を行ったいずれか一方の流
速データによりCFM表示を行うことで定常流か拍動流
かを識別することが可能であり、回路構成が簡略化でき
る利点も有している。
【0061】以上詳細に説明したように、超音波イメー
ジング表示方法において、Δt間隔で得られた運動物体
反射信号から流速データを求める際に、Δtより大きい
間隔であって異なる時相のΔT毎の運動物体反射信号が
遅延加算されたものにより流速データを求め、このよう
にして求められた流速データによりCFMの超音波イメ
ージング表示を行うようにすることで、拍動流か定常流
かを識別可能な状態で表示することが可能になる。
【0062】また、超音波イメージング装置において、
Δt間隔で得られた運動物体反射信号から流速データを
求める際に、Δtより大きい間隔であって異なる時相の
ΔT毎の運動物体反射信号が遅延加算されたものにより
流速データを求め、このようにして求められた流速デー
タによりCFMの超音波イメージング表示を行うように
することで、拍動流か定常流かを識別可能な状態で表示
することが可能になる。
【0063】そして、超音波イメージング装置におい
て、Δt間隔で得られた運動物体反射信号から速度デー
タ及び分散データを求める際に、Δtより大きい間隔で
あって異なる時相のΔT毎の運動物体反射信号が遅延加
算されたものにより速度データ及び分散データを求め、
このようにして求められた速度データ及び分散データに
よりCFMの超音波イメージング表示をすることで、拍
動流か定常流かを識別可能な状態で表示することが可能
になる。
【0064】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、超音波イメ
ージング表示方法において、Δt間隔で得られた運動物
体反射信号から流速データを求める際に、Δtより大き
い間隔であって異なる時相のΔT毎の運動物体反射信号
が遅延加算されたものにより流速データを求め、このよ
うにして求められた流速データによりCFMの超音波イ
メージング表示を行うようにすることで、拍動流か定常
流かを識別可能な状態で表示することが可能になる。
【0065】また、超音波イメージング装置において、
Δt間隔で得られた運動物体反射信号から流速データを
求める際に、Δtより大きい間隔であって異なる時相の
ΔT毎の運動物体反射信号が遅延加算されたものにより
流速データを求め、このようにして求められた流速デー
タによりCFMの超音波イメージング表示を行うように
することで、拍動流か定常流かを識別可能な状態で表示
することが可能になる。
【0066】そして、超音波イメージング装置におい
て、Δt間隔で得られた運動物体反射信号から速度デー
タ及び分散データを求める際に、Δtより大きい間隔で
あって異なる時相のΔT毎の運動物体反射信号が遅延加
算されたものにより速度データ及び分散データを求め、
このようにして求められた速度データ及び分散データに
よりCFMの超音波イメージング表示をすることで、拍
動流か定常流かを識別可能な状態で表示することが可能
になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の超音波イメージング装置の
ブロック図である。
【図2】拍動流の速度スペクトラムを示す特性図であ
る。
【図3】定常流の速度スペクトラムを示す特性図であ
る。
【図4】拍動流の平均速度と分散を示す特性図である。
【図5】定常流の平均速度と分散を示す特性図である。
【図6】超音波イメージング装置の全体構成を示す構成
図である。
【図7】従来のCFM演算部の回路構成を示す構成図で
ある。
【図8】拍動流の速度スペクトラムと平均速度,分散の
様子を示す特性図である。
【符号の説明】
400,401 MTIフィルタ 402〜404 遅延部 405〜408 乗算器 409 加算器 410 減算器 411〜413 遅延加算器 414 平均速度算出部 415 分散算出部 416〜418 遅延加算部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受波信号からBモードデータを得るBモ
    ード処理部と、 受波信号から運動物体反射信号を求め、同一音線データ
    のサンプリング間隔Δtより大きい間隔ΔT毎に所定個
    数の運動物体反射信号の累加平均演算を行って速度デー
    タ及び分散データを求めるCFM演算部と、 前記Bモード処理部で得られたBモードデータ並びに前
    記CFM演算部で累加平均演算をして得られた速度デー
    タ及び分散データを用いてカローフローマッピングによ
    る超音波イメージング表示用のイメージデータを生成す
    る画像処理部とを備えたことを特徴とする超音波イメー
    ジング装置。
  2. 【請求項2】 受波信号を分析してBモードデータを得
    るBモード処理部と、 受波信号を分析して運動物体反射信号を求め、同一音線
    データのサンプリング間隔Δtより大きい間隔ΔT毎に
    所定個数の運動物体反射信号の遅延加算を行って速度デ
    ータ及び分散データを求めるCFM演算部と、 前記Bモード処理部で得られたBモードデータ、前記C
    FM演算部で遅延加算して得られた速度データ及び分散
    データを用いてカローフローマッピングによる超音波イ
    メージング表示用のイメージデータを生成する画像処理
    部とを備えたことを特徴とする超音波イメージング装
    置。
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