JP3408182B2 - スクータ型自動二輪車のマフラープロテクター - Google Patents

スクータ型自動二輪車のマフラープロテクター

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JP3408182B2
JP3408182B2 JP04710599A JP4710599A JP3408182B2 JP 3408182 B2 JP3408182 B2 JP 3408182B2 JP 04710599 A JP04710599 A JP 04710599A JP 4710599 A JP4710599 A JP 4710599A JP 3408182 B2 JP3408182 B2 JP 3408182B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクータ型自動二
輪車のマフラーに設置されるマフラープロテクターに関
する。
【0002】
【従来の技術】スクータ型自動二輪車のエンジン、伝動
ケース等のパワーユニットにはエンジンの排気管が設け
られ、排気管の下流部には消音用のマフラーが接続され
る。マフラーには、外観性の向上、マフラーから発生す
る騒音防止等を目的として、外側にマフラープロテクタ
ーを設置する場合がある。ところで、従来では、特許第
2608428号公報で開示されるように、マフラーを
含む排気管を備えるエンジン、伝動ケース等を一体化
し、これ等が車体に対して一体的にスイング動するユニ
ットスイング式のパワーユニット形式を採用したスクー
タ型自動二輪車においては、マフラープロテクターは、
マフラーの外側の一部を覆うように設置されている。
【0003】以上の従来のマフラーは、シート下方部か
ら後方に延出して設けられ、下方開放のカバー部材に対
し、平面視において、カバー部材の一側部内に収容さ
れ、覆われるように配置されている。従って、マフラー
はカバー部材の後部の一側部において、平面視における
投影面積内に配置されており、パワーユニットが上動し
た場合、カバー部材の一側面とマフラーの外側面が一致
するか、或いはこの内側にマフラーは位置している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スクータ型
自動二輪車においては、シート下方から後方に配置され
る後部のカバー部材の(リヤカウル)のデザイン、形状
は、商品魅力に大きく影響し、必要に応じてその後端部
を平面視において絞る形状を採らざるを得ない場合があ
る。一方、上記カバー部材の下端部に配置されるマフラ
ーは、環境等の要請から大型化する傾向にあり、上記し
た従来技術のように、カバー部材でマフラーを覆うこと
ができない場合がある。又機種によっては、マフラー後
端部近傍において、排気温度が十分に下がりきれない場
合もあり、この場合には、マフラーの放熱性の向上、冷
却性の向上を考慮した場合、マフラーをカバー部材の後
部で平面視において全面的に覆うことが難しくなる。
【0005】以上のようにマフラーの外形が大きくなっ
た場合においては、マフラーの後部を含んでカバー部材
によりマフラーを全面的に覆うには、カバー部材の後部
が外側方に膨出した形状等とならざるを得ず、カバー部
材の後端部の形状がマフラーによって制約を受け、延い
てはスクータ型自動二輪車全体のデザインにも影響す
る。この結果、この種自動二輪車において重要となるカ
バー部材のデザインの自由度を損ねる虞がある。
【0006】本発明は、以上の課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、スクータ型自動二輪車
の後部カバー部材の後端部をデザイン上の要請で幅狭と
して絞り込んだりした場合、或いは、放熱性、冷却性の
向上、環境浄化等の要請等によりマフラー容量が大きく
なり、外形が大型化したりした場合において、マフラー
後部が平面視においてカバー部材の後部の外側方に突出
するが、このような場合において、マフラー後部と後部
カバー部材とをマッチングさせ得るデザインを採用する
ことを可能とし、マフラーに制約されることのない後部
カバー部材のデザインを採用することを可能とし、後部
カバー部材の自由度を向上させることを可能としたスク
ータ型自動二輪車のマフラープロテクターを提供する。
又本発明の他の目的とする処は、マフラー後端部を後部
カバー部材の後端部に突出しても、該マフラー後端部の
保護を可能としたスクータ型自動二輪車のマフラープロ
テクターを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、シートの下方に配置され、エンジン本
体、マフラー、後輪等に臨み、下方に開放した後部カバ
ー部材を備えるスクータ型自動二輪車において、前記カ
バー部材は、平面視において前記シート配置部から後端
部に向かって幅狭となる後部絞り形状とし、前記マフラ
ーは略筒状に形成された後端部を、前記カバー部材の後
端部の平面視における投影面積外にはみ出して配設し、
前記マフラーはマフラープロテクターを備え、該マフラ
ープロテクターは、少なくとも該マフラーの外側部に配
置される側部、及び該マフラーの後端部へ廻り込む廻り
込み部分を備え、マフラープロテクターは、マフラー後
端部の後方まで延出され、前記マフラープロテクター
は、耐熱性樹脂で形成した、ことを特徴とする。請求項
2は、請求項1において、前記マフラープロテクター
は、後部カバーと色調をマッチングさせるようにしたこ
とを特徴とする。請求項3は、請求項1においてマフラ
ープロテクターは、上下の端縁部が内側に屈曲されてい
ることを特徴とする。請求項4は、請求項1において、
前記マフラープロテクターは、側部に前後に離間した凹
状の取付孔を備え、取付ネジによりマフラーに取り付け
られていることを特徴とする。請求項5は、請求項1に
おいて、前記マフラーは、マフラー外側部に前記マフラ
ープロテクターを取り付ける取付ステイを備え、該取付
ステイは、マフラーに固着した基部と、該基部から対称
的に前後方向に且つ外側に傾斜する中間部と、中間部の
端部にマフラープロテクター取付用の取付部を備えるこ
とを特徴とする。
【0008】上記手段によれば、請求項1では、マフラ
ーの後端部がカバー部材の後端部の平面視における投影
面積外にはみ出して配設されていても、マフラーの側
部、及び後端部、特に後端部を含むカバーの側部にはみ
出した部分がマフラープロテクターで覆われるので、マ
フラープロテクターをカバー部材と同質の素材で成形す
る等して該カバー部材の後部と、側方に突出するマフラ
ープロテクターとはデザイン上においてマッチングさせ
ることが容易に行なえる。又カバー部材の後端部からマ
フラー端部がはみ出しても、マフラープロテクターの廻
り込み部分でマフラーの後端部が覆われ、マフラー後端
部の保護がなされる。そしてマフラープロテクターを樹
脂化することで、マフラープロテクターを後部カバーと
素材感等をマッチングさせることができる。請求項2で
は、マフラープロテクターの色調感等をマッチングさせ
ることができる。請求項3では、マフラープロテクター
の剛性アップを図ることができる。請求項5では、マフ
ラープロテクターは取付ステイによりマフラーの外側面
から所定の間隔、隙間を設けて支持することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るマフラープロテクター
を装着したマフラーを備えるスクータ型自動二輪車の外
観側面図である。図は右側面図を示す。図1に基づいて
スクータ型自動二輪車1の概略を説明すると、2は前輪
で、前輪2はフロントフォーク3で図示しないフレーム
のヘッドパイプに操向自在に支持され、上部のハンドル
4で操向され、フレーム前部は前部カバー部材であるフ
ロントカバー6で覆われ、前輪2はフロントフェンダー
5で上部を覆われている。フロントカバー6の下部から
後方に低位の低床式のフロア7が延出して設けられてお
り、フロア7の後部上方には乗員座乗用のシート8が配
設されており、シート7の下方から後方にかけて樹脂製
の後部カバー部材9が設けられている。
【0010】後部カバー9は、シート7前部下方のシー
トカバー部10、左右のサイドカバー11,11、シー
ト7の後方から下方に後下傾するように設けられたリヤ
フェンダー部12等で構成されている。これ等を含んで
後部カバー部材とし、全体符号として9を付した。後部
カバー部材9の下方には、エンジン13、伝動ケース1
4等を一体化し、図示しないフレームにスイング自在に
前端部を支持されたユニットスイング式のパワーユニッ
ト15が配設されており、該パワーユニット15の後部
に後輪16が支持されている。後部カバー部材9は、こ
れ等パワーユニット15の上方に位置して下方に開放さ
れている。
【0011】パワーユニット15の図で表れる右側面に
は、排気装置を構成する排気管17、及びマフラー18
が配設されており、排気管17は図示しない排気マニフ
ォールドに接続され、排気管17の下流部にマフラー1
8の上流部が接続されている。マフラー18はパワーユ
ニット15の後方までその後部が延出されており、マフ
ラー18の外側面にマフラープロテクター19が設けら
れている。
【0012】図2は図1の平面図で、後部カバー部材9
は、平面視において、前記したシート8の両側部に位置
する部分の幅が大きく、後方にかけて緩やかに幅狭とな
り、後部9aは最も幅狭で絞った形状で、後端部9bは
弧状に形成されている。前記したマフラー18の後端部
を含む後部18aは、カバー部材9の後部の一側、図で
は右側面から後方、且つ外側方に突出しては位置されい
る。従って、マフラー18の後部18aは、カバー部材
9の後部a、後端部9bの平面視における投影面積外に
はみ出して配設されている。そして、マフラー18の後
端部はカバー部材9のこの側の後端部9b後方の外側に
突出している。
【0013】図3はマフラー18とマフラープロテクタ
ー19の取付以前の分解斜視図である。マフラー18の
本体18bは大径の円筒状で、前端部(上流端部)18
cは漏斗状で、最後端部の小径な部分が小径の排気管1
7の後端部(下流端部)17aに接続されている。マフ
ラー本体18bの中間部〜排気管17の後端部の外周頂
部にかけて、側面視略々三角形類似の板状部材からなる
支持スティ20を双方に掛け渡し、該支持スティ20を
マフラー本体18bの中間部〜排気管17の前端部の外
周頂部に溶接等で固着する。
【0014】上記した支持スティ20は、複数の取付孔
20a…(複数を表す。以下同じ)を備える。該取付孔
20a…介して前記したパワーユニット15の伝動ケー
ス14等に取付、支持する。これによりマフラー18
は、パワーユニット15と一体にスイング動するように
支持する。マフラー18の後端部には、後方に膨出する
ように略々半球状のエンドプレート18dで閉塞されて
おり、該エンドプレート18dの下部には偏平部18e
を備え、該偏平部18eから後方に下傾するようにテイ
ルパイプ18fが突設されていおり、該テイルパイプ1
8fから、マフラー18内の排気を外気に放出する。位
置的には、テイルパイプ18fの先端は、マフラープロ
テクター19の後端より車体内方に納っていることが望
ましい。
【0015】マフラー18の本体18bの外側面(実施
例では自動二輪車の右外側面に相当する外側面)には、
前後に離間してプロテクター取付スティ21,21を溶
接等で固着して設置する。該プロテクター取付スティ2
1,21は、側面視が略々Z形類似の形状をなし、前後
のもので対称形状をなす。プロテクター取付スティ2
1,21は、向い合って近接する凹形の基部21a,2
1aをマフラー本体18bに固着し、基部21a,21
aから対称的に前後方向に上傾(外側に傾斜)するよう
に延びるL形の中間部21b,21bを備え、中間部2
1b,21bの端部には、ウエルドナット等でネジ孔2
1d,21dを備える偏平な取付部21c,21cを対
称的に備え、夫々一体に鋼板素材で形成される。
【0016】マフラープロテクター19は、マフラー本
体18bと同長か、或いはこれより若干長い寸法を有
し、又上下方向の寸法はマフラー18の外側面の上部〜
下半部までを外側から覆う寸法とした。マフラープロテ
クター19の素材としては、マフラープロテクター取付
スティ21,21のマフラー18との溶接部と、マフラ
ープロテクター19の取付部との距離が十分あるため、
耐熱性についてそれ程考慮する必要がなく、例えば、グ
ラスウール等を含有した耐熱性のある樹脂で形成する。
マフラープロテクター19は、前記した後部カバー部材
9と同様、或いは類似の色調に着色したものを用いるこ
とが好ましい。
【0017】マフラープロテクター19の中間部を構成
する側面部19aの後端部は、車幅方向の内側方向に弯
曲して後部19bを形成し、又前端部19cは後部19
bほどではないが、若干車幅方向の内側に弯曲してい
る。マフラープロテクター19の側面部19aには、前
後に離間して凹状の取付孔19d,19dを備え、又側
面部19aの後方寄り部分には、縦長の窓19e…を備
える。図において22,22は、マフラープロテクター
19の取付用のネジである。
【0018】図4はマフラープロテクター19を取り付
けた状態のマフラー18の側面図を示す。マフラープロ
テクター19は、図で明らかなように、マフラー18の
外側面の上部〜下半部にかけて側面部19aでこれの外
側面を覆い、又前部19cはマフラー18の前端部18
cの上部〜中間部外側に臨むように位置し、又後部19
bは、マフラー18の後端部を形成するエンドプレート
18dの後方にまで延出されている。
【0019】図5は図4の5−5線断面図で、図で明示
したようにマフラープロテクター19は、側面部19a
が前後の2ヵ所の取付孔を介してマフラー本体18bの
外側面部にプロテクター取付スティ21,21の取付部
21c,21cにネジ22,22を介して取付、支持さ
れている。プロテクター取付スティの中間部21b,2
1bが対称的に外側方に傾斜しているので、側面部19
aは、マフラー本体18bの外側面から所定の間隔を開
け、隙間を設けて支持されている。
【0020】又マフラープロテクター19の後部19b
は、マフラー18の前記した側面部18bの後部18a
から、該マフラーの後端部であるエンドプレート18d
の後方に廻り込む部分である後部19bを側面部19a
に連続するように備える。エンドプレート18dの後方
に廻り込んだ後部19bとエンドプレート18dとの間
には、前記側面部19aとマフラー本体18bとの間の
同様の隙間を設ける。又マフラープロテクター19の前
部19cは、前端部が内側に弯曲し、漏斗状のマフラー
18の前端部18cの端面に臨む。
【0021】図6は図4の6−6線断面図で、マフラー
プロテクター19は、図で明らかなように、マフラー1
8の外側面の上半部から下半部にかけて、その外側面を
覆うように設けられており、マフラープロテクター19
の上下の端縁部19f,19fは、夫々対称的に内側に
屈曲させ、マフラープロテクター19の剛性アップを図
った。
【0022】図7は図4の矢視7方向の図で、図で明ら
かなように、マフラープロテクター19の後部19b
は、マフラー18の後端面から見た状態においては、マ
フラー18の外側面の上方から下半部近傍までを覆い、
マフラー18の後端面であるエンドプレート18dの外
側面から、中心部分近傍までを覆う端面視略三角形類似
の形状をなす。図では、マフラー18の後端面の図の右
半、且つ上半に臨むようにマフラープロテクター19の
後部19bを形成した。
【0023】以上説明したように、カバー部材9が、平
面視においてシート8の配置部両側から後端部に向かっ
て幅狭となり、後部9aが絞り形状であり、マフラー1
8は、その後端部であるエンドプレート18dを含む後
部18aが、カバー部材9の後端部9bの平面視におけ
る投影面積外にはみ出して配設されており、マフラー1
8の外側面を覆うマフラープロテクター19は、を備え
マフラー18の外側部の部分に対応する側面部19a、
及びマフラーの後端部18dへ廻り込む廻り込み部分で
ある後部19bを備える。従って、マフラー18の後部
が、マフラー容量の拡大等の要請で、平面視で後部カバ
ー9の後端部から外側にはみだしても、マフラー18の
後部の側面、上面、及び後端部の端面がマフラープロテ
クター19で覆われることとなり、且つ又、マフラープ
ロテクター19をマフラー18との溶接部から十分の長
さをもったマフラープロテクター取付スティ21,21
を介して取付、支持しているので、マフラープロテクタ
ー19を金属部材ではなく、樹脂化することが可能とな
り、後部カバー9と素材感、色調感等をマッチングさせ
ることができる。
【0024】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、シートの下方に配置され、エンジ
ン本体、マフラー、後輪等に臨み、下方に開放した後部
カバー部材を備えるスクータ型自動二輪車において、カ
バー部材は、平面視においてシート配置部から後端部に
向かって幅狭となる後部絞り形状とし、マフラーは略筒
状に形成された後端部を、前記カバー部材の後端部の平
面視における投影面積外にはみ出して配設し、マフラー
マフラープロテクターを備え、該マフラープロテクタ
ーは、少なくとも該マフラーの外側部に配置される側
部、及び該マフラーの後端部へ廻り込む廻り込み部分を
備え、マフラープロテクターは、マフラー後端部の後方
まで延出され、マフラープロテクターは、耐熱性樹脂で
形成したので、スクータ型自動二輪車の後部カバー部材
の後端部をデザイン上の要請で幅狭として絞り込んだり
した場合、放熱性、冷却性の向上、環境浄化等の要請等
によりマフラー容量が大きくなり、外形が大型化したり
した場合において、マフラー後部が平面視においてカバ
ー部材の後部の外側方に突出しても、マフラー後部と後
部カバー部材とをマッチングさせることができるデザイ
ンを採用することを可能とすることができる。
【0025】従って、スクータ型自動二輪車において、
デザイン上極めて重要な要素となる後部カバーの形状と
して、マフラーに制約されることのないデザインを採用
することが可能となり、又後部カバーとマフラーカバー
とを、素材を同様のもの、類似のものとし、色調等を同
様のもの、類似のものとして、マフラーを上記のように
後部カバーの外側にはみ出させつつ、後部カバーとはみ
出したマフラーとを、相互に違和感のないデザインとす
ることができ、スクータ型自動二輪車の後部カバー部材
のデザインの自由度を大幅に向上させることができる。
又本発明では、マフラー後端部を後部カバー部材の後端
部に突出しても、マフラープロテクターの後部がマフラ
ー後部に廻り込んでいるので、マフラー後端部の保護が
可能となり、マフラー後部、マフラー後端部のデザイン
性も大幅に向上させることができる。そして本発明で
は、マフラープロテクターを樹脂化したので、マフラー
プロテクターを後部カバーと素材感等をマッチングさせ
ることができる。請求項2では、マフラープロテクター
を後部カバーと素材感、色調感等をマッチングさせるこ
とができる。請求項3では、マフラープロテクターの剛
性アップを図ることができる。請求項5では、マフラー
プロテクターは取付ステイによりマフラーの外側面から
所定の間隔、隙間を設けて支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマフラープロテクターを装着した
マフラーを備えるスクータ型自動二輪車の外観側面図
【図2】図1の平面図
【図3】マフラーとマフラープロテクターの組付前の分
解斜視図
【図4】マフラーにマフラープロテクターを組み付けた
状態の側面図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】図4の6−6線断面図
【図7】図4の矢視7方向から見た図
【符号の説明】
1…スクータ型自動二輪車、 8…シート、 9…後部
カバー部材、 13…エンジン、 16…後輪、 18
…マフラー、 19…マフラープロテクター、19b…
マフラー後端部に廻り込む部分である後部、19d…凹
状の取付孔、19f…上下の端縁部、21…取付ステ
イ、21a…基部、21b…中間部、21c…取付部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−299471(JP,A) 特開 平5−221364(JP,A) 特開 平5−209519(JP,A) 実開 昭57−80320(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B62M 7/02 F01N 7/08 F01N 7/14

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの下方に配置され、エンジン本
    体、マフラー、後輪等に臨み、下方に開放した後部カバ
    ー部材を備えるスクータ型自動二輪車において、 前記カバー部材は、平面視において前記シート配置部か
    ら後端部に向かって幅狭となる後部絞り形状とし、 前記マフラーは略筒状に形成された後端部を、前記カバ
    ー部材の後端部の平面視における投影面積外にはみ出し
    て配設し、 前記マフラーはマフラープロテクターを備え、該マフラ
    ープロテクターは、少なくとも該マフラーの外側部に配
    置される側部、及び該マフラーの後端部へ廻り込む廻り
    込み部分を備え、マフラープロテクターは、マフラー後
    端部の後方まで延出され前記マフラープロテクターは、耐熱性樹脂で形成した、 ことを特徴とするスクータ型自動二輪車のマフラープロ
    テクター。
  2. 【請求項2】 前記マフラープロテクターは、後部カバ
    ーと色調をマッチングさせるようにしたことを特徴とす
    請求項1に記載のスクータ型自動二輪車のマフラープ
    ロテクター。
  3. 【請求項3】 前記マフラープロテクターは、上下の端
    縁部が内側に屈曲されていることを特徴とする請求項1
    に記載のスクータ型自動二輪車のマフラープロテクタ
    ー。
  4. 【請求項4】 前記マフラープロテクターは、側部に前
    後に離間した凹状の取付孔を備え、取付ネジによりマフ
    ラーに取り付けられていることを特徴とする請求項1に
    記載のスクータ型自動二輪車のマフラープロテクター。
  5. 【請求項5】 前記マフラーは、マフラー外側部に前記
    マフラープロテクターを取り付ける取付ステイを備え、
    該取付ステイは、マフラーに固着した基部と、該基部か
    ら対称的に前後方向に且つ外側に延在する中間部と、中
    間部の端部にマフラープロテクター取付用の取付部を備
    えることを特徴とする請求項1に記載のスクータ型自動
    二輪車のマフラープロテクタ。
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