JP3407832B2 - バックアップユニット及びインクジェットプリンタ - Google Patents

バックアップユニット及びインクジェットプリンタ

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JP3407832B2
JP3407832B2 JP31531094A JP31531094A JP3407832B2 JP 3407832 B2 JP3407832 B2 JP 3407832B2 JP 31531094 A JP31531094 A JP 31531094A JP 31531094 A JP31531094 A JP 31531094A JP 3407832 B2 JP3407832 B2 JP 3407832B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
    • B41J2/1652Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head
    • B41J2/16532Cleaning of print head nozzles by driving a fluid through the nozzles to the outside thereof, e.g. by applying pressure to the inside or vacuum at the outside of the print head by applying vacuum only
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B43/00Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members
    • F04B43/08Machines, pumps, or pumping installations having flexible working members having tubular flexible members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B53/00Component parts, details or accessories not provided for in, or of interest apart from, groups F04B1/00 - F04B23/00 or F04B39/00 - F04B47/00
    • F04B53/10Valves; Arrangement of valves
    • F04B53/12Valves; Arrangement of valves arranged in or on pistons
    • F04B53/125Reciprocating valves
    • F04B53/127Disc valves
    • F04B53/128Annular disc valves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバックアップユニット及
びインクジェットプリンタに係り、特にポンプ機構及び
/又はノズルキャップ機構を備えたバックアップユニッ
ト及びその様バックアップユニットを有するインクジェ
ットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンタは、プリントヘ
ッドの細いノズルからインクを噴射することにより紙等
の記録媒体に文字等を印刷する構成となっている。この
ため、ノズルでインクが乾燥して増粘したり、ノズルが
インクで濡れているために紙粉等が付着してノズル部分
を覆ったり、振動等の外乱によって気泡がノズルからプ
リントヘッド内に侵入したりするといった不都合が発生
する。この様な不都合な点をそのままにしておくと、ノ
ズルが一部又は全部目詰まりを起こしてインクの噴射不
良を生じたり、インクを噴射する際の圧力が気泡により
吸収されて不完全な噴射を生じたりして、印刷品質が大
幅に低下してしまう。そこで、ノズルから安定してイン
ク粒子を噴射するためには、バックアップユニットが必
要となる。
【0003】バックアップユニットは、ノズルからイン
クを強制的に吸い出すことにより、増粘したインク、気
泡や紙粉等をプリントヘッド内から取り除く、ノズルの
目詰まり復旧動作(以下、単にパージと言う)を行う一
種のヘッド保護機構である。このパージは、例えばイン
クジェットプリンタの電源がオンとされた直後の初期動
作中又はオペレータが指示した時に行われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のバックアップユ
ニットは、パージを行うために用いられるポンプと、ポ
ンプの入口及び出口の夫々に設けられた弁等から構成さ
れており、これらの弁のためにバックアップユニット全
体が大型化してしまい、インクジェットプリンタ内で大
きな取り付け空間を要するという問題があった。又、こ
れらの弁は、ポンプで発生する圧力に応答して開閉する
構造のため、開閉動作の応答性が悪く動作に時間がかか
るという問題もあった。更に、パージの際のインクの流
速が高い程復旧効果は大きいが、従来のポンプ構造で高
い流速を実現しようとすると、大きな負圧を発生する必
要性からポンプ自体が大きくなってしまい、ポンプを駆
動するための動力も大きくなってしまうという問題もあ
った。
【0005】他方、バックアップユニットには、インク
ジェットプリンタの電源がオフの場合等のプリントヘッ
ドの未使用時に、ノズルでインクが乾燥して増粘したり
するのを抑制するためにノズルを密封するノズルキャッ
プが含まれる。このノズルキヤップは、上記パージを行
うためのポンプにチューブ等で接続されている。しか
し、プリントヘッドが取り付けられる移動可能なキャリ
ッジ、プリントヘッド及びノズルキャップ自体の取り付
け誤差や、ノズルキャップに接続するチューブの曲げ力
等により、必ずしもノズルキャップが最適な位置関係で
ノズルを密封するとは限らない。つまり、取り付け誤差
等によってノズルキャップによるノズルの密封が不完全
になる場合があるという問題があった。ノズルの密封が
不完全であると、ノズルでインクが乾燥して増粘した
り、ポンプによるパージを行う際の負圧が不十分とな
り、バックアップユニットが正常に動作しないという問
題があった。
【0006】そこで、本発明は、簡単、且つ、小型な構
成で応答性が良く、比較的小さな駆動力でも大きな負圧
を発生できるポンプ機構、及び/又は、比較的簡単な構
成でプリントヘッドのノズルを完全に密封できるノズル
キャップ機構を有するバックアップユニットを提供する
と共に、この様な改良されたバックアップユニットを有
するインクジェットプリンタを提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
記載の、インクを噴射して印刷を行うプリントヘッドの
ノズルに対して設けられているノズルからインクを吸い
出すバックアップユニットであって、該プリントヘッド
に密着して該ノズルを密閉するノズルキャップと、ポン
プと、該ノズルキャップと該ポンプとを接続するインク
経路とを備え、該ポンプは、内部に内部空間を形成する
ベローズと、該ポンプの外部に設けられた駆動機構から
の駆動により移動すると共に該ベローズに固定され内部
にインク通路を有する移動可能な軸と、該ベローズの内
部で該軸に対して摺動可能に設けられ該軸の位置に応じ
て該インク通路の一端に設けられた穴を該内部空間に対
して閉成及び解放するスライド弁と、該インク通路の他
端に設けられ該インク経路に接続するインク入口と、該
スライド弁の位置に応じて該内部空間に連通するインク
出口とからなり、該スライド弁のストロークは該軸のス
トロークより小さく、該軸の中心軸と平行な方向へ往復
移動すると該ベローズ内の内部空間が増減し、該スライ
ド弁は該内部空間の体積がほぼ最大となる該軸の位置に
おいて該インク通路の該穴を該内部空間に解放すること
により、該インク入口から該ノズルからのインクを吸い
込み、内部空間の体積が縮小する動作によって内部空間
のインクを該インク出口から排出するバックアップユニ
ットにより達成できる。
【0008】請求項2記載の発明では、請求項1の発明
において、前記スライド弁は前記内部空間の体積がほぼ
最小となる前記軸の位置において前記インク通路の前記
穴を大気に解放する。請求項3記載の発明では、請求項
1の発明において、前記スライド弁は前記内部空間の体
積がほぼ最小となる前記軸の位置において前記インク通
路の前記穴を該内部空間に対して閉成して該内部空間を
閉空間とする。
【0009】請求項4記載の発明では、請求項1〜3の
うちいずれか1項の発明において、前記ノズルキャップ
が前記プリントヘッドと密着した状態で前記軸を少なく
とも1往復移動させ、該ノズルキャップが該プリントヘ
ッドと離間した状態で該軸を少なくとも1往復移動させ
る駆動手段を更に備えている。請求項5記載の発明で
は、請求項1〜4のうちいずれか1項の発明において、
前記スライド弁は、頂角が90度から180度の範囲内
であるほぼ円錐形状の弁体と、該弁体に設けられた同心
円状の複数の突起とを有し、前記ポンプは該突起により
該ポンプ内の気密性を確保する。
【0010】請求項6記載の発明では、請求項1〜5の
うちいずれか1項の発明において、前記ノズルキャップ
を弾性的に支持する機構を更に備えている。請求項7記
載の発明では、請求項6の発明において、前記プリント
ヘッドの待機位置への移動に連動して前記ノズルキャッ
プを該プリントヘッドとほぼ平行に該プリントヘッドに
密着するように移動する機構を更に備えている。
【0011】上記の課題は、請求項8記載の、インクを
噴射して印刷を行うプリントヘッドのノズルに対して設
けられてノズルからインクを吸い出すバックアップユニ
ットであって、該プリントヘッドに密着して該ノズルを
密閉するノズルキャップと、ポンプと、該ノズルキャッ
プと該ポンプとを接続するインク経路と、該ノズルキャ
ップを弾性膜により弾性的に支持する機構とを備えたバ
ックアップユニットによっても達成できる。
【0012】請求項9記載の発明では、請求項8の発明
において、前記プリントヘッドの待機位置への移動に連
動して前記ノズルキャップを該プリントヘッドとほぼ平
行に該プリントヘッドに密着するように移動する機構を
更に備えている。上記の課題は、請求項10記載の、イ
ンクを噴射するノズルを有するプリントヘッドと、該プ
リントヘッドのノズルに対して設けられておりノズルか
らインクを吸い出すバックアップユニットとを備え、該
バックアップユニットは、該プリントヘッドに密着して
該ノズルを密閉するノズルキャップと、ポンプと、該ノ
ズルキャップと該ポンプとを接続するインク経路とを有
し、該ポンプは、内部に内部空間を形成するベローズ
と、該ポンプの外部に設けられた駆動機構からの駆動に
より移動すると共に該ベローズに固定され内部にインク
通路を有する移動可能な軸と、該ベローズの内部で該軸
に対して摺動可能に設けられ該軸の位置に応じて該イン
ク通路の一端に設けられた穴を該内部空間に対して閉成
及び解放するスライド弁と、該インク通路の他端に設け
られ該インク経路に接続するインク入口と、該スライド
弁の位置に応じて該内部空間に連通するインク出口とか
らなり、該スライド弁のストロークは該軸のストローク
より小さく、該軸の中心軸と平行な方向へ往復移動する
と該ベローズ内の内部空間が増減し、該スライド弁は該
内部空間の体積がほぼ最大となる該軸の位置において該
インク通路の該穴を該内部空間に解放することにより、
該インク入口から該ノズルからのインクを吸い込み、内
部空間の体積が縮小する動作によって内部空間のインク
を該インク出口から排出するインクジェットプリンタに
よっても達成できる。
【0013】請求項11記載の発明では、請求項10の
発明において、前記スライド弁は前記内部空間の体積が
ほぼ最小となる前記軸の位置において前記インク通路の
前記穴を大気に解放する。請求項12記載の発明では、
請求項10の発明において、前記スライド弁は前記内部
空間の体積がほぼ最小となる前記軸の位置において前記
インク通路の前記穴を該内部空間に対して閉成して該内
部空間を閉空間とする。
【0014】請求項13記載の発明では、請求項10〜
12のうちいずれか1項の発明において、前記ノズルキ
ャップが前記プリントヘッドと密着した状態で前記軸を
少なくとも1往復移動させ、該ノズルキャップが該プリ
ントヘッドと離間した状態で該軸を少なくとも1往復移
動させる駆動手段を更に備えている。請求項14記載の
発明では、請求項10〜13のうちいずれか1項の発明
において、前記スライド弁は、頂角が90度から180
度の範囲内であるほぼ円錐形状の弁体と、該弁体に設け
られた同心円状の複数の突起とを有し、前記ポンプは該
突起により該ポンプ内の気密性を確保する。
【0015】請求項15記載の発明では、請求項10〜
14のうちいずれか1項の発明において、前記ノズルキ
ャップを弾性的に支持する機構と、前記プリントヘッド
の待機位置への移動に連動して該ノズルキャップを該プ
リントヘッドとほぼ平行に該プリントヘッドに密着する
ように移動する機構とを更に備えている。上記の課題
は、請求項16記載の、インクを噴射して印刷を行うプ
リントヘッドと、該プリントヘッドのノズルに対して設
けられてノズルからインクを吸い出すバックアップユニ
ットとを備え、該バックアップユニットは該プリントヘ
ッドに密着して該ノズルを密閉するノズルキャップと、
ポンプと、該ノズルキャップと該ポンプとを接続するイ
ンク経路と、該ノズルキャップを弾性膜により弾性的に
支持する機構とを有するインクジェットプリンタによっ
ても達成できる。
【0016】請求項17記載の発明では、請求項16の
発明において、前記プリントヘッドの待機位置への移動
に連動して前記ノズルキャップを該プリントヘッドとほ
ぼ平行に該プリントヘッドに密着するように移動する機
構を更に備えている。
【0017】
【作用】請求項1記載の発明によれば、バックアップユ
ニットの構造が簡単であり、インクジェットプリンタ内
で大きな取り付け空間を必要としない。又、ポンプのス
ライド弁は、ポンプで発生する圧力に応答して開閉する
構造ではないため、開閉動作の応答性が良く、動作に時
間がかからない。更に、ポンプが比較的小型であるにも
拘らず、パージの際のインクの初期の流速が高いので、
復旧効果が大きい。又、大きな負圧を発生するにも拘ら
ず、ポンプを駆動するための動力は比較的小さくても良
い。
【0018】請求項2記載の発明によれば、ポンプ内で
瞬間的に正圧が発生してノズル内に空気を押し込んでし
まう危険性を完全に防止することができる。請求項3記
載の発明によれば、小さなストロークでスライド弁を開
閉することができる。請求項4記載の発明によれば、最
初のパージでノズル内の気泡等を取り除き、次のパージ
によりインク経路等に残留しているインクを確実に排出
することができる。
【0019】請求項5記載の発明によれば、スライド弁
と対応する弁座との間の気密性が高く維持でき、仮にス
ライド弁と弁座との間に紙粉や固化したインク等が入り
込んでしまっても、高い気密性を確実に維持できる可能
性が非常に高い。請求項6記載の発明によれば、ノズル
キャップをより確実にプリントヘッドに密着させること
ができるので、負圧の漏れも生じず、パージもより確実
に行える。
【0020】請求項7記載の発明によれば、プリントヘ
ッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップを
非常に良好な状態でプリントヘッドに密着させることが
できるので、負圧の漏れも生じず、パージも非常に確実
に行える。請求項8記載の発明によれば、ノズルキャッ
プをより確実にプリントヘッドに密着させることができ
るので、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防止する
ことができ、負圧の漏れも生じない。
【0021】請求項9記載の発明によれば、プリントヘ
ッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップを
非常に良好な状態でプリントヘッドに密着させることが
できるので、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防止
することができ、負圧の漏れも生じない。請求項10記
載の発明によれば、バックアップユニットの構造が簡単
であり、インクジェットプリンタ内で大きな取り付け空
間を必要としない。又、ポンプのスライド弁は、ポンプ
で発生する圧力に応答して開閉する構造ではないため、
開閉動作の応答性が良く、動作に時間がかからない。更
に、ポンプが比較的小型であるにも拘らず、パージの際
のインクの初期の流速が高いので、復旧効果が大きい。
又、大きな負圧を発生するにも拘らず、ポンプを駆動す
るための動力は比較的小さくても良い。従って、比較的
小さな消費電力で確実、且つ、向上されたパージを行う
ことができ、プリントヘッドのノズル内の気泡等を確実
に除去できるので印刷品質も向上する。
【0022】請求項11記載の発明によれば、ポンプ内
で瞬間的に正圧が発生してノズル内に空気を押し込んで
しまう危険性を完全に防止することができ、印刷品質の
更なる向上が可能となる。請求項12記載の発明によれ
ば、小さなストロークでスライド弁を開閉することがで
きる。
【0023】請求項13記載の発明によれば、最初のパ
ージでノズル内の気泡等を取り除き、次のパージにより
インク経路等に残留しているインクを確実に排出するこ
とができるので、インクジェットプリンタの信頼性が向
上される。請求項14記載の発明によれば、スライド弁
と対応する弁座との間の気密性が高く維持でき、仮にス
ライド弁と弁座との間に紙粉や固化したインク等が入り
込んでしまっても、高い気密性を確実に維持できる可能
性が非常に高い。
【0024】請求項15記載の発明によれば、プリント
ヘッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップ
をより確実にプリントヘッドに密着させることができる
ので、負圧の漏れも生じず、パージもより確実に行え
る。請求項16記載の発明によれば、ノズルキャップを
より確実にプリントヘッドに密着させることができるの
で、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防止すること
ができ、負圧の漏れも生じない。
【0025】請求項17記載の発明によれば、プリント
ヘッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップ
を非常に良好な状態でプリントヘッドに密着させること
ができるので、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防
止することができ、負圧の漏れも生じない。従って、本
発明によれば、簡単、且つ、小型な構成で応答性が良
く、比較的小さな駆動力でも大きな負圧を発生できるポ
ンプ機構、及び/又は、比較的簡単な構成でプリントヘ
ッドのノズルを完全に密封できるノズルキャップ機構を
有するバックアップユニットを実現することができ、こ
の様な改良されたバックアップユニットを有するインク
ジェットプリンタを実現することもできる。
【0026】
【実施例】先ず、本発明になるインクジェットプリンタ
の第1実施例を図1と共に説明する。図1は、インクジ
ェットプリンタの第1実施例を示す斜視図である。同図
中、インクジェットプリンタは、大略フレーム1、プリ
ントヘッド11、キャリッジ12、スペースモータ1
3、タイミングベルト14、ラインフィードモータ1
6、紙送りローラ17、バックアップユニット18及び
ガイドステー19からなる。
【0027】本実施例では、プリントヘッド11はキャ
リッジ12に対して着脱自在に設けられており、インク
はプリントヘッド11のノズル(図示せず)から紙等の
記録媒体15に向かって図1中下方向へ噴射される。キ
ャリッジ12は、スペースモータ13によりタイミング
ベルト14を介して駆動され、ガイドステー19に沿っ
てX方向に移動する。従って、文字等の記録媒体15へ
の印刷は、プリントヘッド11がX方向に移動する際に
行われる。又、記録媒体15は、ラインフィードモータ
16により紙送りローラ17を含む公知の紙送り機構
(図示せず)を介して同図中Y方向に送られる。
【0028】図2は、プリントヘッド11及びキャリッ
ジ12の部分を横から見た断面図である。同図中、キャ
リッジ12を構成するハウジング120には、スライダ
121、固定バネ122、レバー123、プリント基板
124等が設けられている。スライダ121は、キャリ
ッジ12が移動する際に、インクジェットプリンタのフ
レーム1に設けられたガイド1aに沿って案内される。
固定バネ122は、キャリッジ12とプリントヘッド1
1との間のガタをなくすために設けられている。レバー
123は、インクカートリッジ130をプリントヘッド
11に対して装着脱する際に操作され、装着された状態
でインクカートリッジ130をキャリッジ12上の所定
位置にロックする。プリント基板124は、インクジェ
ットプリンタの所定の動作に関係する回路等を搭載して
いる。尚、11aはプリントヘッド11のノズルであ
る。
【0029】バックアップユニット18は、本実施例の
要部を構成する。本実施例では、バックアップユニット
18として、本発明になるバックアップユニットの第1
実施例を用いる。図3は、バックアップユニットの第1
実施例の基本構成を示す図である。同図中、ノズルキャ
ップ20及びチューブ23は断面で示す。同図に示す如
く、バックアップユニット18は、大略ノズルキャップ
20、ポンプ21、ワイパ22、チューブ23及び駆動
軸24からなる。キャリッジ12が、即ち、プリントヘ
ッド11が図1中右端の待機位置に移動する際、プリン
トヘッド11のノズルはワイパ22により清掃され、ノ
ズルに付着しているインクが除去される。又、プリント
ヘッド11が待機位置まで達すると、ノズルキャップ2
0がノズルを密閉する。従って、駆動軸24をモータ等
の公知の駆動機構(図示せず)により駆動することによ
り、ポンプ21の軸30に設けられた突起29が、駆動
軸24に設けられたカム24aに案内されて同図中矢印
A方向に往復移動する。この結果、ポンプ21はチュー
ブ23を介して吸引し、ノズルキャップ20とノズルと
の間の空間が負圧となるので、ノズル内の増粘したイン
クや気泡等が吸引されて取り除かれるパージが行われ
る。
【0030】駆動軸24を駆動する駆動機構としては、
駆動軸24を直接駆動するモータや駆動軸24をベルト
やギアを介して駆動するモータ等を用いても良い。又、
ポンプ21の駆動方法は上記の如き駆動機構に限定され
ず、プランジャ等によりポンプ21の軸21aを直接矢
印A方向に往復移動させる構成を用いることもできる。
【0031】図4は、バックアップユニット18内の各
部の配置の一実施例を示す図であり、同図(a)はイン
クジェットプリンタの上から見た断面図、(b)は
(a)中線IV−IVに沿った断面図である。同図中、
図3と同一部分には同一符号を付し、その説明は省略す
る。図4において、バックアップユニット18はハウジ
ング180からなり、ポンプ21、駆動軸24及びノズ
ルキャップ20を支持する支持機構28は夫々このハウ
ジング180内に設けられている。ノズルキャップ20
及び支持機構28は、ノズルキャップ機構を構成する。
チューブ23は、本実施例では大部分がハウジング18
0の外に設けられているが、全てハウジング180内に
配置しても良いことは言うまでもない。駆動軸24は、
ハウジング180に取り付けられたモータ27により駆
動される。このモータは、本実施例ではハウジング18
0の外側に取り付けられているが、ハウジング180の
内側に取り付けても良い。
【0032】又、本実施例では、バックアップユニット
18の高さを低く抑えるために、ポンプ21及び駆動軸
24とノズルキャップ20及び支持機構28とをほぼ並
列に配置しているが、これらの配置は勿論図4のものに
限定されるものではない。次に、ポンプ21の第1実施
例の動作を図5と共に説明する。同図中、(a)はポン
プ21の圧縮状態を示す断面図、(b)はポンプ21の
中間状態を示す断面図、(c)はポンプ21の伸長状態
を示す断面図である。
【0033】図5中、ポンプ21は、大略軸30、ベロ
ーズ31、スライド弁32、インク入口33、インク出
口34及び弁座35からなる。軸30はベローズ31に
固定されており、スライド弁32は軸30に摺動可能に
設けられている。ベローズ31の内部には内部空間36
が形成されており、軸30が駆動されて軸30の中心軸
と平行な矢印A方向に沿って往復移動すると、ベローズ
31が伸縮して内部空間36が増減する。軸30内に
は、インク通路37が設けられている。このインク通路
37の一端にはインク入口33が設けられており、他端
には穴37aが設けられている。インク入口33は、図
3に示すチューブ23等のインク経路を介してノズルキ
ャップ20に接続されている。軸30内のインク通路3
7の末端に設けられた穴37aは、スライド弁32と軸
30との位置関係に応じてスライド弁32に覆われ内部
空間36に対して閉成されたり内部空間36に対して解
放されたりする。スライド弁32は軸30の往復運動に
応じて摺動するが、スライド弁32のストロークは軸3
0のストロークよりも小さい。
【0034】弁座35は、スライド弁32を受ける部分
を構成する。スライド弁32及び弁座35は、ベローズ
31が最も縮んだ図5(a)に示す状態において内部空
間36の体積が最小となるような配置でベローズ31の
内側に設けられている。インク出口34は、本実施例で
はスライド弁32が図5(a)中ある程度以上下側に移
動しないようにするためのストッパとしても機能してい
る。
【0035】図6は、図5において軸30を矢印A方向
に沿って1往復させてパージを行う場合のポンプ21の
動作を説明する図である。同図中、(a)は軸30の変
位を示し、(b)はインク入口33(即ち、ノズルキャ
ップ20の内部)及び内部空間36における圧力の変化
を示す。又、同図(b)において、太線は内部空間36
内の圧力を示し、点線はインク入口33での圧力を示
す。
【0036】図6において、軸30が下死点にある図5
(a)の状態から時間t1で軸30が図5(a)中上方
向に動き始め、これに応じてスライド弁32も動き始め
る。時間t2でスライド弁32が弁座35に密着し、内
部空間36に負圧が発生し始めるが、インク通路37末
端の穴37aはスライド弁32に覆われているので、イ
ンク入口33は大気圧のままに保持される。時間t3で
インク通路37末端の穴37aが図5(b)に示すよう
に内部空間36に解放され、インク入口33に一気に負
圧がかかり、インクを急速に吸い上げる。図6(b)に
示す圧力変化から明らかなように、インク入口とポンプ
とが直結されている場合と比較すると、本実施例では比
較的小さな動力でポンプ21を駆動してもインクの吸引
速度を非常に速くして大きな負圧を発生することができ
る。
【0037】時間t4では、インク入口33が内部空間
36に解放されたことにより一時的に内部空間36にお
ける圧力が下がるが、軸30が上死点に達してポンプ2
1が図5(c)に示す状態となる時間t5では、内部空
間36における圧力が再度上がっている。時間t5以降
は、軸30が図5(c)中下方向に動き始め、内部空間
36の圧縮が開始される。スライド弁32は、時間t5
とt6の間で図5(b)に示すように弁座35から離れ
るので、内部空間36とインク出口34とが連通され、
ポンプ21のインク出口34からのインクの排出が開始
される。時間t6では、インク通路37の穴37aが再
びスライド弁32によって覆われ、インク入口33での
圧力が徐々に大気圧まで復旧する。
【0038】時間t6からt8までの間は、内部空間3
5における圧力はほぼ一定であり、時間t7からt8の
間は、インク入口33における圧力がほぼ大気圧であ
る。軸30が下死点近くまで達すると、インクの排出も
終り、時間t8からt9にかけて内部空間36も大気圧
まで復旧する。時間t9で軸30が下死点まで達する
と、ポンプ21は図5(a)の状態に戻る。
【0039】次に、ポンプ21の第2実施例の動作を図
7と共に説明する。同図中、(a)はポンプ21の圧縮
状態を示す断面図、(b)はポンプ21の中間状態を示
す断面図、(c)はポンプ21の伸長状態を示す断面図
である。同図中、図5と実質的に同じ部分には同一符号
を付し、その説明は省略する。図5に示すポンプ21で
は、同図(a)に示す圧縮状態においてインク通路37
末端の穴37aが内部空間36に対して閉成されてお
り、内部空間36は閉空間となるように配置されてい
る。しかし、図7に示すポンプ21では、同図(a)に
示す圧縮状態においてインク通路37末端の穴37aが
大気に解放されるように配置されている点が図5に示す
ポンプ21と異なる。この点以外は図5のポンプ21と
同一である。
【0040】図7に示すポンプ21の動作を、図8と共
に説明する。図8は、ノズルキャップ20をプリントヘ
ッド11に密着させる際にノズルキャップ20内部で生
じる圧力変化の測定結果を示す図である。図8中、
(a)は図5に示すようにポンプ21のインク通路37
末端の穴37aが閉じられている場合のノズルキャップ
20の内部圧力を示し、(b)は図7に示すようにポン
プ21のインク通路37末端の穴37aが大気に解放さ
れている場合のノズルキャップ20の内部圧力を示す。
尚、図8は、ノズルキャップ20のプリントヘッド11
に対する密着及び離間を2回行った場合の測定結果を示
す。
【0041】図8から明らかなように、(a)の場合に
は瞬間的に正圧が発生しており、この正圧によってプリ
ントヘッド11のノズル内に空気を押し込む危険性があ
ることがわかる。他方、同図(b)の場合には、殆ど正
圧が発生せず、プリントヘッド11のノズル内に空気を
押し込む危険性がないことがわかる。図9は、別の目的
のために、開始点をずらして軸30を矢印A方向に沿っ
て1往復させてパージを行う場合のポンプ21の動作を
説明する図である。同図中、(a)は軸30の変位を示
し、(b)はインク入口33(即ち、ノズルキャップ2
0の内部)及び内部空間36における圧力の変化を示
す。又、同図(b)において、太線は内部空間36内の
圧力を示し、点線はインク入口33での圧力を示す。更
に、図9中、図6と同一部分には同一符号を付し、その
説明は省略する。
【0042】図9では、ポンプ21の動作の開始点が時
間t2に移動し、ポンプ21の動作の終了点が時間t1
に移動している。これにより、ポンプ21の停止状態で
は、スライド弁32が弁座35に密着して、内部空間3
6の気密性が確保されるので、ポンプ21内に残ったイ
ンクが固化してポンプ21の動作に悪影響を施すことが
確実に防止できる。尚、図9中、ポンプ21のその他の
動作は、図6と同一である。
【0043】図10は、スライド弁32の一実施例を示
す断面図である。同図に示すスライド弁32は、図5又
は図7に示すポンプ21で使用される。図10中、スラ
イド弁32は、弁体32aと複数の突起32bとからな
る。弁体32aは、頂角θが約120度の大略円錐形状
を有する。頂角θが約90度以下になると、弁体32a
が弁座35に対してくさび状に食いつくことになり、ス
ライド弁32が軸30の往復動作に追従できなくなって
しまう。又、頂角θが約180度以上になると、弁体3
2aが所謂逆テーパとなってしまい、弁体32aをベロ
ーズ31内部に配置した場合の無駄な空間が大きくなっ
てしまい、ポンプ21自体が大型化してしまう。このた
め、本実施例では頂角が約120度に設定されている。
【0044】他方、本実施例では、同心円状の突起32
bが3つ弁体32aに形成されている。これにより、突
起32bと弁座35との接触により、スライド弁32と
弁座35との間の気密性が高く維持できる。仮に、スラ
イド弁32と弁座35との間に紙粉や固化したインク等
が入り込んでしまっても、高い気密性を確実に維持でき
る可能性が非常に高い。
【0045】次に、インクジェットプリンタの第1実施
例におけるパージ動作の一実施例を、図11と共に説明
する。図11は、パージ動作の一実施例を説明するフロ
ーチャートである。図11において、ステップ41は、
ノズルキャップ20をプリントヘッド11にノズルを密
封するように密着させ、ステップ42は、軸30を1往
復させてパージを行う。これらのステップ41及び42
により、主パージが行われる。ステップ43は、ノズル
キャップ20をプリントヘッド11から離間させ、ステ
ップ44は、軸30を1往復させる。これらのステップ
43及び44により、空パージが行われ、パージ動作が
終了する。つまり、本実施例では軸30を2往復させて
1回のパージを行う。
【0046】主パージにより、プリントヘッド11のノ
ズルの目詰まり及びインクの噴射不良を引き起こす増粘
したインク、紙粉、気泡等をノズル内から吸い出して取
り除く。又、空パージにより、主パージの結果ノズルキ
ャップ20内やチューブ23等のインク経路に残留する
インクを吸い出して取り除く。これにより、ノズルの目
詰まりを確実に防止して、常に良好なインクの噴射を保
証できる。
【0047】尚、主パージ及び空パージは、夫々複数回
行っても良い。又、上記パージ動作は、定期的に行って
も、インクジェットプリンタの所定の動作状態において
行う構成にしても良い。上記の如く、バックアップユニ
ットの第1実施例及びこれを用いたインクジェットプリ
ンタの第1実施例によれば、簡単、且つ、小型な構成
で、しかも比較的小さな動力で大きな負圧を発生できる
ので、復旧効果の大きなパージが実現できる。
【0048】次に、本発明になるインクジェットプリン
タの第2実施例を、図12と共に説明する。図12は、
インクジェットプリンタの第2実施例を示す斜視図であ
る。同図中、図1と実質的に同じ部分には同一符号を付
し、その説明は省略する。図12において、バックアッ
プユニット18Aは、ノズルキャップ20Aを含むノズ
ルキャップ部及びアプローチ/エスケープ機構からなる
ノズルキャップ機構280を有する。
【0049】図13〜図15は、夫々ノズルキャップ機
構のノズルキャップ部のアプローチ/エスケープ動作を
説明する前面図である。図13〜図15中、ノズルキャ
ップ機構280は、大略ノズルキャップ部61及びアプ
ローチ/エスケープ機構71からなる。図16は、ノズ
ルキャップ部61を示す断面図である。同図中、ノズル
キャップ部61は、大略ノズルキャップ20A、キャッ
プソリ62aを有するノズルキャップ本体62、コイル
バネ63、キャップ台座64及び弾性膜65からなる。
ノズルキャップ20Aは、コイルバネ63及びキャップ
台座64を介して常時同図中上方向へ附勢された状態で
支持されている。又、ノズルキャップ20Aの外周部に
は、内周部がノズルキャップ20Aに接続され外周部が
ノズルキャップ本体62に固定された弾性膜65が接続
されている。これにより、ノズルキャップ20Aは自由
に首振り可能な状態で、即ち、弾性的に支持されてい
る。尚、ノズルキャップ20Aは好ましくはゴム等の弾
性材料からなり、より好ましくは、ノズルキャップ20
Aと弾性膜65とが同じ弾性材料から一体成形されてい
る。
【0050】ノズルキャップ20Aは、ノズルキャップ
本体62及び弾性膜65により位置決めされている。
又、コイルバネ63による加圧力は、キャップ台座64
の全面でノズルキャップ20Aの底面に加えられている
ので、ノズルキャップ20Aの異常な変形を防止する。
尚、キャップ台座64の端部64aは、上記チューブ2
3を介してポンプ21に接続されており、インク経路の
機能も有する。
【0051】図13〜図15に示す如く、アプローチ/
エスケープ機構71は、大略リンク72及びバネ73か
らなる。リンク72の一端は、ノズルキャップ本体62
に回動可能に支持され、他端は、ハウジング180に回
動可能に支持されると共にバネ73の一端に接続されて
いる。バネ73の他端は、ハウジング180に接続され
ている。ハウジング180は図4に示したものと同一で
あり、インクジェットプリンタのフレーム1に固定され
ている。これにより、リンク72は常時図13〜図15
中反時計方向に回動するよう附勢されている。
【0052】キャリッジ12が図13中矢印X1方向に
移動すると、プリントヘッド11が図12中右端の待機
位置に近づいて、プリントヘッド11とノズルキャップ
機構280との位置関係が図14に示すようになる。図
14に示す状態では、キャリッジ12又はプリントヘッ
ド11に設けられた突起300がキャップソリ62aと
接触している。これにより、ノズルキャップ部61はバ
ネ73に反して同図中上方向へ動き始め、これと同時
に、ノズルキャップ部61はノズルキャップ20Aがプ
リントヘッド11と対向する位置を維持するようにプリ
ントヘッド11と共に矢印X1方向へも移動する。ノズ
ルキャップ部61が上方向へ移動しつつ矢印X1方向へ
移動する際には、ノズルキャップ本体62に設けられた
ピン68がハウジング180に設けられた案内溝78に
沿って案内される。
【0053】キャリッジ12が図14の状態から更に矢
印X1方向へ移動してプリントヘッド11が図15に示
す待機位置まで達すると、ノズルキャップ20Aはプリ
ントヘッド11と密着してノズルを完全に密封する。こ
の際、ノズルキャップ20Aは自由に首振り可能な状態
で弾性的に支持されているので、たとえキャリッジ1
2、プリントヘッド11及びノズルキャップ20A自体
の取り付け誤差や、ノズルキャップ20Aに接続するチ
ューブ23の曲げ力等により、ノズルキャップ20Aが
最適な位置関係で、即ち、プリントヘッド11と平行な
位置関係でプリントヘッド11のノズルに接近しなくて
も、取り付け誤差等によるズレを弾性的に吸収できる。
この結果、常にノズルを完全に密封することが可能であ
る。従って、上記パージを行う際にも、プリントヘッド
11とノズルキャップ20Aとの間に隙間が生じて所望
の負圧が発生しないといった不都合も解消できる。
【0054】尚、図15において、キャリッジ12が待
機位置から矢印X2に移動し始めると、上記の逆の動作
により、ノズルキャップ20Aがプリントヘッド11か
ら離間し、最終的にはノズルキャップ機構280が図1
3に示す状態に戻る。上記各実施例では、説明の便宜
上、1つのプリントヘッドに1つのノズルが設けられ、
1つのノズルキャップが1つのノズルに対して設けられ
ているものとした。しかし、プリントヘッドは複数設け
られていても良く、又、ノズルも複数設けられていても
良い。本発明は、例えば1つのプリントヘッドに複数の
ノズルが設けられた構成にも適用可能である。更に、1
つのノズルキャップが複数のノズルに対して設けられて
いても、複数のノズルキャップが複数のノズルに対して
設けられていても良い。
【0055】以上、本発明を実施例により説明したが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、本
発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは
言うまでのない。
【0056】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、バックア
ップユニットの構造が簡単であり、インクジェットプリ
ンタ内で大きな取り付け空間を必要としない。又、ポン
プのスライド弁は、ポンプで発生する圧力に応答して開
閉する構造ではないため、開閉動作の応答性が良く、動
作に時間がかからない。更に、ポンプが比較的小型であ
るにも拘らず、パージの際のインクの初期の流速が高い
ので、復旧効果が大きい。又、大きな負圧を発生するに
も拘らず、ポンプを駆動するための動力は比較的小さく
ても良い。
【0057】請求項2記載の発明によれば、ポンプ内で
瞬間的に正圧が発生してノズル内に空気を押し込んでし
まう危険性を完全に防止することができる。請求項3記
載の発明によれば、小さなストロークでスライド弁を開
閉することができる。請求項4記載の発明によれば、最
初のパージでノズル内の気泡等を取り除き、次のパージ
によりインク経路等に残留しているインクを確実に排出
することができる。
【0058】請求項5記載の発明によれば、スライド弁
と対応する弁座との間の気密性が高く維持でき、仮にス
ライド弁と弁座との間に紙粉や固化したインク等が入り
込んでしまっても、高い気密性を確実に維持できる可能
性が非常に高い。請求項6記載の発明によれば、ノズル
キャップをより確実にプリントヘッドに密着させること
ができるので、負圧の漏れも生じず、パージもより確実
に行える。
【0059】請求項7記載の発明によれば、プリントヘ
ッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップを
非常に良好な状態でプリントヘッドに密着させることが
できるので、負圧の漏れも生じず、パージも非常に確実
に行える。請求項8記載の発明によれば、ノズルキャッ
プをより確実にプリントヘッドに密着させることができ
るので、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防止する
ことができ、負圧の漏れも生じない。
【0060】請求項9記載の発明によれば、プリントヘ
ッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップを
非常に良好な状態でプリントヘッドに密着させることが
できるので、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防止
することができ、負圧の漏れも生じない。請求項10記
載の発明によれば、バックアップユニットの構造が簡単
であり、インクジェットプリンタ内で大きな取り付け空
間を必要としない。又、ポンプのスライド弁は、ポンプ
で発生する圧力に応答して開閉する構造ではないため、
開閉動作の応答性が良く、動作に時間がかからない。更
に、ポンプが比較的小型であるにも拘らず、パージの際
のインクの初期の流速が高いので、復旧効果が大きい。
又、大きな負圧を発生するにも拘らず、ポンプを駆動す
るための動力は比較的小さくても良い。従って、比較的
小さな消費電力で確実、且つ、向上されたパージを行う
ことができ、プリントヘッドのノズル内の気泡等を確実
に除去できるので印刷品質も向上する。
【0061】請求項11記載の発明によれば、ポンプ内
で瞬間的に正圧が発生してノズル内に空気を押し込んで
しまう危険性を完全に防止することができ、印刷品質の
更なる向上が可能となる。請求項12記載の発明によれ
ば、小さなストロークでスライド弁を開閉することがで
きる。
【0062】請求項13記載の発明によれば、最初のパ
ージでノズル内の気泡等を取り除き、次のパージにより
インク経路等に残留しているインクを確実に排出するこ
とができるので、インクジェットプリンタの信頼性が向
上される。請求項14記載の発明によれば、スライド弁
と対応する弁座との間の気密性が高く維持でき、仮にス
ライド弁と弁座との間に紙粉や固化したインク等が入り
込んでしまっても、高い気密性を確実に維持できる可能
性が非常に高い。
【0063】請求項15記載の発明によれば、プリント
ヘッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップ
をより確実にプリントヘッドに密着させることができる
ので、負圧の漏れも生じず、パージもより確実に行え
る。請求項16記載の発明によれば、ノズルキャップを
より確実にプリントヘッドに密着させることができるの
で、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防止すること
ができ、負圧の漏れも生じない。
【0064】請求項17記載の発明によれば、プリント
ヘッド等の取り付け誤差等があっても、ノズルキャップ
を非常に良好な状態でプリントヘッドに密着させること
ができるので、プリントヘッドでのインクの蒸発等を防
止することができ、負圧の漏れも生じない。従って、本
発明によれば、簡単、且つ、小型な構成で応答性が良
く、比較的小さな駆動力でも大きな負圧を発生できるポ
ンプ機構、及び/又は、比較的簡単な構成でプリントヘ
ッドのノズルを完全に密封できるノズルキャップ機構を
有するバックアップユニットを実現することができ、こ
の様な改良されたバックアップユニットを有するインク
ジェットプリンタを実現することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になるインクジェットプリンタの第1実
施例を示す斜視図である。
【図2】プリントヘッド及びキャリッジの部分を横から
見た断面図である。
【図3】本発明になるバックアップユニットの第1実施
例の基本構成を示す図である。
【図4】バックアップユニット内の各部の配置の一実施
例を示す図である。
【図5】ポンプの第1実施例の動作を説明する断面図で
ある。
【図6】ポンプの第1実施例を用いてパージを行う場合
の動作を説明する図である。
【図7】ポンプの第2実施例の動作を説明する断面図で
ある。
【図8】ノズルキャップをプリントヘッドに密着させる
際にノズルキャップ内部で生じる圧力変化の測定結果を
示す図である。
【図9】ポンプの駆動方法を変えてパージを行う場合の
動作を説明する図である。
【図10】スライド弁の一実施例を示す断面図である。
【図11】パージ動作の一実施例を説明するフローチャ
ートである。
【図12】本発明になるインクジェットプリンタの第2
実施例を示す斜視図である。
【図13】ノズルキャップ機構のノズルキャップ部のア
プローチ/エスケープ動作を説明する前面図である。
【図14】ノズルキャップ機構のノズルキャップ部のア
プローチ/エスケープ動作を説明する前面図である。
【図15】ノズルキャップ機構のノズルキャップ部のア
プローチ/エスケープ動作を説明する前面図である。
【図16】ノズルキャップ部を示す断面図である。
【符号の説明】
1 フレーム 11 プリントヘッド 12 キャリッジ 13 スペースモータ 14 タイミングベルト 16 ラインフィードモータ 17 紙送りローラ 18,18A バックアップユニット 19 ガイドステー 20,20A ノズルキャップ 21 ポンプ21 22 ワイパ 23 チューブ 24 駆動軸 20 軸 31 ベローズ 32 スライド弁 33 インク入口 34 インク出口 35 弁座 36 内部空間 37a 穴 37 インク通路 61 ノズルキャップ部 62a キャップソリ 62 ノズルキャップ本体 63 コイルバネ 64 キャップ台座 65 弾性膜65 71 アプローチ/エスケープ機構 72 リンク 73 バネ 280 ノズルキャップ機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 明間 滋 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−293157(JP,A) 特開 平7−148933(JP,A) 特開 平3−47755(JP,A) 特開 平4−350478(JP,A) 特開 平6−270419(JP,A) 特開 平3−234625(JP,A) 特開 平5−330072(JP,A) 特開 平6−79875(JP,A) 実開 平3−79937(JP,U) 実開 平4−94449(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/18 B41J 2/165 B41J 2/185

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを噴射して印刷を行うプリントヘ
    ッドのノズルに対して設けられておりノズルからインク
    を吸い出すバックアップユニットであって、 該プリントヘッドに密着して該ノズルを密閉するノズル
    キャップと、 ポンプと、 該ノズルキャップと該ポンプとを接続するインク経路と
    を備え、 該ポンプは、内部に内部空間を形成するベローズと、
    ポンプの外部に設けられた駆動機構からの駆動により移
    動すると共に該ベローズに固定され内部にインク通路を
    有する移動可能な軸と、該ベローズの内部で該軸に対し
    て摺動可能に設けられ該軸の位置に応じて該インク通路
    の一端に設けられた穴を該内部空間に対して閉成及び解
    するスライド弁と、該インク通路の他端に設けられ該
    インク経路に接続するインク入口と、該スライド弁の位
    置に応じて該内部空間に連通するインク出口とからな
    り、 該スライド弁のストロークは該軸のストロークより小さ
    く、 該軸の中心軸と平行な方向へ往復移動すると該ベローズ
    内の内部空間が増減し、 該スライド弁は該内部空間の体積がほぼ最大となる該軸
    の位置において該インク通路の該穴を該内部空間に解放
    することにより、該インク入口から該ノズルからのイン
    クを吸い込み、内部空間の体積が縮小する動作によって
    内部空間のインクを該インク出口から排出する、バック
    アップユニット。
  2. 【請求項2】 前記スライド弁は前記内部空間の体積が
    ほぼ最小となる前記軸の位置において前記インク通路の
    前記穴を大気に解放する、請求項1記載のバックアップ
    ユニット。
  3. 【請求項3】 前記スライド弁は前記内部空間の体積が
    ほぼ最小となる前記軸の位置において前記インク通路の
    前記穴を該内部空間に対して閉成して該内部空間を閉空
    間とする、請求項1記載のバックアップユニット。
  4. 【請求項4】 前記ノズルキャップが前記プリントヘッ
    ドと密着した状態で前記軸を少なくとも1往復移動さ
    せ、該ノズルキャップが該プリントヘッドと離間した状
    態で該軸を少なくとも1往復移動させる駆動手段を更に
    備えた、請求項1〜3のうちいずれか1項記載のバック
    アップユニット。
  5. 【請求項5】 前記スライド弁は、頂角が90度から1
    80度の範囲内であるほぼ円錐形状の弁体と、該弁体に
    設けられた同心円状の複数の突起とを有し、前記ポンプ
    は該突起により該ポンプ内の気密性を確保する、請求項
    1〜4のうちいずれか1項記載のバックアップユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 前記ノズルキャップを弾性的に支持する
    機構を更に備えた、請求項1〜5のうちいずれか1項記
    載のバックアップユニット。
  7. 【請求項7】 前記プリントヘッドの待機位置への移動
    に連動して前記ノズルキャップを該プリントヘッドとほ
    ぼ平行に該プリントヘッドに密着するように移動する機
    構を更に備えた、請求項6記載のバックアップユニッ
    ト。
  8. 【請求項8】 インクを噴射して印刷を行うプリントヘ
    ッドのノズルに対して設けられてノズルからインクを吸
    い出すバックアップユニットであって、 該プリントヘッドに密着して該ノズルを密閉するノズル
    キャップと、 ポンプと、 該ノズルキャップと該ポンプとを接続するインク経路
    と、 該ノズルキャップを弾性膜により弾性的に支持する機構
    とを備えた、バックアップユニット。
  9. 【請求項9】 前記プリントヘッドの待機位置への移動
    に連動して前記ノズルキャップを該プリントヘッドとほ
    ぼ平行に該プリントヘッドに密着するように移動する機
    構を更に備えた、請求項8記載のバックアップユニッ
    ト。
  10. 【請求項10】 インクを噴射するノズルを有するプリ
    ントヘッドと、 該プリントヘッドのノズルに対して設けられておりノズ
    ルからインクを吸い出すバックアップユニットとを備
    え、 該バックアップユニットは、該プリントヘッドに密着し
    て該ノズルを密閉するノズルキャップと、ポンプと、該
    ノズルキャップと該ポンプとを接続するインク経路とを
    有し、 該ポンプは、内部に内部空間を形成するベローズと、
    ポンプの外部に設けられた駆動機構からの駆動により移
    動すると共に該ベローズに固定され内部にインク通路を
    有する移動可能な軸と、該ベローズの内部で該軸に対し
    て摺動可能に設けられ該軸の位置に応じて該インク通路
    の一端に設けられた穴を該内部空間に対して閉成及び解
    するスライド弁と、該インク通路の他端に設けられ該
    インク経路に接続するインク入口と、該スライド弁の位
    置に応じて該内部空間に連通するインク出口とからな
    り、 該スライド弁のストロークは該軸のストロークより小さ
    く、 該軸の中心軸と平行な方向へ往復移動すると該ベローズ
    内の内部空間が増減し、 該スライド弁は該内部空間の体積がほぼ最大となる該軸
    の位置において該インク通路の該穴を該内部空間に解放
    することにより、該インク入口から該ノズルからのイン
    クを吸い込み、内部空間の体積が縮小する動作によって
    内部空間のインクを該インク出口から排出する、インク
    ジェットプリンタ。
  11. 【請求項11】 前記スライド弁は前記内部空間の体積
    がほぼ最小となる前記軸の位置において前記インク通路
    の前記穴を大気に解放する、請求項10記載のインクジ
    ェットプリンタ。
  12. 【請求項12】 前記スライド弁は前記内部空間の体積
    がほぼ最小となる前記軸の位置において前記インク通路
    の前記穴を該内部空間に対して閉成して該内部空間を閉
    空間とする、請求項10記載のインクジェットプリン
    タ。
  13. 【請求項13】 前記ノズルキャップが前記プリントヘ
    ッドと密着した状態で前記軸を少なくとも1往復移動さ
    せ、該ノズルキャップが該プリントヘッドと離間した状
    態で該軸を少なくとも1往復移動させる駆動手段を更に
    備えた、請求項10〜12のうちいずれか1項記載のイ
    ンクジェットプリンタ。
  14. 【請求項14】 前記スライド弁は、頂角が90度から
    180度の範囲内であるほぼ円錐形状の弁体と、該弁体
    に設けられた同心円状の複数の突起とを有し、前記ポン
    プは該突起により該ポンプ内の気密性を確保する、請求
    項10〜13のうちいずれか1項記載のインクジェット
    プリンタ。
  15. 【請求項15】 前記ノズルキャップを弾性的に支持す
    る機構と、前記プリントヘッドの待機位置への移動に連
    動して該ノズルキャップを該プリントヘッドとほぼ平行
    に該プリントヘッドに密着するように移動する機構とを
    更に備えた、請求項10〜14のうちいずれか1項記載
    のインクジェットプリンタ。
  16. 【請求項16】 インクを噴射して印刷を行うプリント
    ヘッドと、 該プリントヘッドのノズルに対して設けられてノズルか
    らインクを吸い出すバックアップユニットとを備え、 該バックアップユニットは該プリントヘッドに密着して
    該ノズルを密閉するノズルキャップと、ポンプと、該ノ
    ズルキャップと該ポンプとを接続するインク経路と、該
    ノズルキャップを弾性膜により弾性的に支持する機構と
    を有する、インクジェットプリンタ。
  17. 【請求項17】 前記プリントヘッドの待機位置への移
    動に連動して前記ノズルキャップを該プリントヘッドと
    ほぼ平行に該プリントヘッドに密着するように移動する
    機構を更に備えた、請求項16記載のインクジェットプ
    リンタ。
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