JP3406460B2 - シールド電線のコネクタ装置 - Google Patents

シールド電線のコネクタ装置

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JP3406460B2
JP3406460B2 JP19898796A JP19898796A JP3406460B2 JP 3406460 B2 JP3406460 B2 JP 3406460B2 JP 19898796 A JP19898796 A JP 19898796A JP 19898796 A JP19898796 A JP 19898796A JP 3406460 B2 JP3406460 B2 JP 3406460B2
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  • Multi-Conductor Connections (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁波シールド機
能を有したシールド電線を接続するために使用されるコ
ネクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のシールド電線の接続構造
を示す。シールド電線1は信号の入出力を行う芯線2が
2本設けられ、この芯線2を覆う絶縁性の内皮3の外側
に網目状の導線からなる編組4が巻回され、編組4のさ
らに外側が絶縁性の外皮5によって被覆されている。
【0003】このシールド電線1は図10(a)に示す
ように、外皮5を皮むきして編組4を取り出し、この編
組4を撚って撚り線6とし、この撚り線6にシールド遮
断線7を接続する。そして、芯線2及びシールド遮断線
7の各先端に端子金具8を加締めによって取り付ける。
【0004】その後、図10(b)で示すように、キャ
ップ9を嵌合してシールド遮断線7と芯線2とを分離し
て、これらの相互の接触を防止する。
【0005】図10(c)はその後の接続状態を示し、
10はコネクタである。このコネクタ10は区画された
端子収容室11を複数有していると共に、各端子収容室
11内には相手側部材からの端子(図示省略)が配置さ
れている。このコネクタ10に対し、シールド電線1の
芯線2及びシールド遮断線7のそれぞれの端子金具8を
対応した端子収容室11内に挿入して、その収容室11
内の相手側部材の端子と接触させることによって接続を
行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
接続構造では、編組4を内皮3から剥がし、撚って撚り
線6とし、この撚り線6にシールド遮断線7を加締めに
よって接続しており、編組4に対する処理数が多く、煩
雑となっている。
【0007】又、芯線2への端子金具8の取り付けに加
えて、編組4のシールド遮断線7にも端子金具8を取り
付けているため、必要な端子金具8の数が多く、部品点
数が増大していると共に、端子金具8の取り付け工程も
多くなり、接続の作業性が悪い。
【0008】以上のようなことは特に、自動車の電気接
続箱のようにシールド電線1の接続数が多い場合に顕著
となり、接続作業が面倒で、長時間を要する原因となっ
ている。
【0009】本発明はこのような従来の問題点を考慮し
てなされたものであり、編組に対する処理を簡略化でき
るばかりでなく、端子金具の取り付け数及び取り付け行
程を少なくでき、これにより接続を簡単に行うことがで
きる構造のシールド電線のコネクタ装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、芯線外側の内皮に巻回された編
組が内皮への巻回状態のままで露出したシールド電線
と、このシールド電線の先端部分が挿入される第1のコ
ネクタと、前記芯線と接続される信号端子及び前記編組
に外側から接触して編組と接続されるシールド端子が配
置された端子収容室を有し、この端子収容室内に前記第
1のコネクタが嵌合する第2のコネクタと、を備えてい
ることを特徴とする。
【0011】このシールド電線は編組が内皮に巻回され
た状態のままで、接続に使用される。すなわち、編組を
内皮から剥がして撚ったり、シールド遮断線を接続した
り、さらにはシールド電線に端子金具を加締めて連結す
ることなく、内皮への巻回状態のままで接続が行われ
る。
【0012】かかる接続は、第1のコネクタを第2のコ
ネクタの端子収容室内に嵌合させることによって行わ
れ、これにより第2のコネクタのシールド端子が編組の
外側から接触して導通する。このような接続では、編組
への処理が簡略化され、しかも編組への端子金具が不要
となり、接続作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
【0013】請求項2の発明は、芯線外側の内皮に巻回
された編組が内皮への巻回状態のままで露出したシール
ド電線と、前記編組及び前記芯線の先端に取り付けられ
た端子金具が挿入されると共に、前記編組と対向する部
分に窓部が開口された第1のコネクタと、前記芯線と接
続される信号端子及び前記窓部から第1のコネクタ内に
進入して前記編組と接触するシールド端子が配置された
端子収容室を有し、この端子収容室内に前記第1のコネ
クタが嵌合する第2コネクタと、を備えていることを特
徴とする。
【0014】この構造では、第1のコネクタにシールド
電線の先端部を挿入し、この第1のコネクタを第2のコ
ネクタの端子収容室に嵌合させることにより、第2のコ
ネクタのシールド端子が窓部から第1のコネクタ内に
して編組と接触するため、編組とシールド端子とが接
続される。
【0015】この構造においても、編組に対して処理を
行うことなく、編組は内皮への巻回状態のままで接続さ
れるため、接続作業が簡単となる。
【0016】請求項3の発明は、請求項1又は2記載の
発明であって、前記シールド端子は前記編組と接触する
方向へのばね力を有していることを特徴とする。
【0017】ばね力を有することにより、シールド端子
は編組に良好且つ、確実に接触し、安定した導通が可能
となる。
【0018】請求項4の発明は、芯線外側の内皮に巻回
された編組が内皮への巻回状態のままで露出したシール
ド電線と、前記編組及び前記芯線の先端に取り付けられ
た端子金具が挿入されると共に、前記編組と対向する部
分にスリットが形成された第1のコネクタと、前記芯線
と接続される信号端子と、前記スリットから第1のコネ
クタ内に進入して編組と接触する複数のシールド端子と
が内部に配置された端子収容室を有し、この端子収容室
内に前記第1のコネクタが嵌合する第2のコネクタと、
を備えていることを特徴とする。
【0019】この構造では、第1のコネクタを第2のコ
ネクタの端子収容室内に嵌合することによって、複数の
シールド端子が対応したスリットから進入して編組と接
触し、導通する。このようにシールド端子を複数、備え
ることによって編組との接触を確実に行うことができ
る。
【0020】請求項5の発明は、請求項1、2、4のい
ずれか一項に記載の発明であって、前記第1のコネクタ
の嵌合を案内するガイド部が前記第2のコネクタの端子
収容室の前方に連設されていることを特徴とする。
【0021】ガイド部は第2のコネクタに嵌合される第
1のコネクタを案内するため、上述したシールド端子と
編組との接触をさらに確実に行うことができる。このガ
イド部は端子収容室を延長するだけで良く、簡単に形成
できる。
【0022】請求項6の発明は、請求項4又は5記載の
発明であって、前記スリットが前記編組周囲における直
交した少なくとも3箇所に形成され、前記シールド端子
はスリットへの進入部分が円弧状に巻回されていること
を特徴とする。
【0023】スリットを直交した3箇所に形成すること
によって、さらに確実な接触が可能となる。又、シール
ド端子を円弧状に巻回することによって、編組と円滑に
接触し、引っ掛かり等を防止できる。
【0024】請求項7の発明は、請求項4又は5記載の
発明であって、前記スリットが前記編組周囲における直
交した2箇所に形成され、前記シールド端子が板状に成
形されると共に、スリットへの挿入部分が円弧状に巻回
されていることを特徴とする。
【0025】このようにスリットを直交した2箇所に形
成する場合にも、編組への接触を行うことができるが、
シールド端子を板状に成形することによって、その接触
面積が大きくなり、確実な接触ができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかるシールド電
線のコネクタ装置の実施形態について説明する。図1は
実施形態の分解斜視図、図2は接続状態の断面図であ
り、このコネクタ装置は、シールド電線20と、第1の
コネクタ30と、第2のコネクタ40とを備えている。
【0027】シールド電線20は、信号線となる芯線2
1と、芯線21を被覆する絶縁性の内皮22と、内皮2
2の外面に巻回された網目状導体からなる編組23と、
編組23を被覆する絶縁性の外皮24とを備えており、
接続に際しては皮むきを行って芯線21及び編組23を
露出させた状態とする。本発明では、編組23は内皮2
2に巻回された状態のままで接続に供されるものであ
り、撚ったり、シールド遮断線を連結したり、さらには
端子金具を取り付けるなどの処理を一切行うことなく、
内皮22に巻回された露出状態のままとなっている。
【0028】これに対し、芯線21には端子金具25が
接続される。端子金具25はシールド電線20側に設け
た加締め部25aと、この加締め部25aの先端に連設
された筒状の端子部25bとを有しており、芯線21は
加締め部25aに位置合わせされ、加締め部25aを加
締めることによって端子金具25と連結される。
【0029】第1のコネクタ30は絶縁性樹脂によって
角筒状に成形されたハウジング34と、ハウジング34
の後面が開口されることによってシールド電線20が挿
入される挿入口31とを備えている。又、ハウジング3
4前面の中央部分には、後述する第2のコネクタ40の
信号端子41が進入する接続口32が開口されている。
この第1のコネクタ30は、シールド電線20の端子金
具25及び露出状態の編組23が内部に位置するよう
に、そのハウジング34の長さが設定されるものであ
る。
【0030】かかる第1のコネクタ30の一側面には、
窓部33が開口されている。この窓部33は、シールド
電線20が第1のコネクタに挿入されたとき、同電線2
0の編組23に臨むように、その位置が設定されてい
る。
【0031】第2のコネクタ40はシールド電線20が
接続される相手側部材(図示省略)に取り付けられるハ
ウジング42と、このハウジング42内に配置された信
号端子41及びシールド端子43とを有している。ハウ
ジング42におけるこれらの信号端子41及びシールド
端子43の配置部分は空洞状の端子収容室44なってお
り、この端子収容室44内に第1のコネクタ30が嵌合
するようになっている。なお、信号端子41及びシール
ド端子43はハウジング42の前面部分(左端部分)を
貫通しており、この貫通した先端部が相手側部材の配線
基板等に接続される。
【0032】シールド端子43はこのハウジング42の
貫通部分から端子収容室44内を水平方向に延びている
と共に、この延設部分から上方に屈曲され、さらに下方
に屈曲され、この下方への屈曲部分が接触部45となっ
ている。このような屈曲状態のシールド端子43を配置
するため、第2のコネクタ40のハウジング42には、
横長の溝部46が形成されている。接触部45は以上の
ようにして屈曲されることにより、シールド電線20の
編組23と接触する方向へのばね力が付与されている。
【0033】かかるシールド端子43の接触部45は第
1のコネクタ30に形成されている窓部33に臨んでお
り、第1のコネクタ30が第2のコネクタ40内に嵌合
することによって、接触部45は窓部33から第1のコ
ネクタ30内に進入する。この進入及びシールド端子
自体が有するばね力によって、接触部45は外側から
編組23と良好に接触する。これによりシールド端子4
3と編組23とが導通する。なお、第1のコネクタ30
の嵌合によって、信号端子41は接続口32から第1の
コネクタ30内に進入して、端子金具25と接触し、こ
れにより芯線21と接続される。
【0034】このような構造では、シールド電線20の
編組23を内皮22から剥がしたり、撚ったりすること
なく、皮むきしたそのままの状態で接続に使用するた
め、編組23に対する面倒な処理が不要となる。又、編
組23に端子金具を取り付ける必要がなく、接続に使用
する端子金具の個数を削減できる。このため、シールド
電線20の接続を簡単に、しかも迅速に行うことができ
る。
【0035】なお、この実施形態においては、シールド
端子43が第1のコネクタ30の窓部33からシールド
電線20の編組23と接触しているが、編組23を第1
のコネクタ30のハウジング34から露出させた状態に
対して、シールド端子43を接触させても良く、これに
より窓部33を第1のコネクタ30に形成する必要がな
くなり、その成形を簡単に行うことができる。
【0036】また、図3に示すように、シールド端子は
複数個あっても良い。すなわち、第2のコネクタ60の
端子収容室64内に3枚のシールド端子43、43、4
3が配置されている。このように、シールド端子43を
3枚配置することにより、シールド端子43はシールド
電線20の編組23にそれぞれ接触する。
【0037】図4は別の実施形態の分解斜視図、図
その作用を説明する断面図であり、上述した実施形態と
同一の要素は同一の符号を付すことによって重複する説
明を省略する。
【0038】この実施形態では、芯線21に接続された
端子金具25及び内皮22への巻回状態のままの編組2
3が挿入される第1のコネクタ30にスリット35が複
数形成されている。複数のスリット35は角筒状に形成
されている第1のコネクタ30のハウジング34の直交
する3側面にそれぞれ形成されており、これにより各ス
リット35はシールド電線20の編組23周囲の直交し
た3箇所に設けられている。
【0039】又、各スリット35はハウジング34にお
けるシールド電線20側の端部からハウジング34の長
さ方向に沿って形成されており、これによりハウジング
34に挿入されるシールド電線20の編組23と対向す
るようになっている。
【0040】一方、第1のコネクタ30が嵌合する第2
のコネクタ40のハウジング42には、スリット35と
同数のシールド端子51が各スリット35と対応するよ
うに端子収容室44内に配置されている。このように配
置することによって、各シールド端子51はシールド電
線20の編組23の直交した3箇所に設けられる。
【0041】各シールド端子51は第1のコネクタ30
の挿入方向と平行に延びており、第1のコネクタ30の
挿入基端側が円弧状に巻回されることによって接触部5
1aとなっている。この接触部51aは、第1のコネク
タ30を第2のコネクタ40のハウジング42内に嵌合
させることにより、第1のコネクタ30の対応したスリ
ット35内に進入し、この進入によってシールド電線2
0の編組23に外側から接触する。
【0042】図4において、41は第2のコネクタ40
のハウジング42内に配置され、シールド電線20の端
子金具25内に進入して芯線21と接続される信号端子
である。
【0043】この実施の形態において、第1のコネクタ
30を第2のコネクタ40のハウジング42内に嵌合す
ると、シールド端子51がスリット35と対応している
ため、シールド端子先端の接触部51aがスリット35
内に進入する。
【0044】図5(a)から(c)はこの状態を示し、
(a)はシールド電線20が直線状となった正常な状態
であり、各シールド端子51の接触部51aが編組23
に外側から接触して導通している。
【0045】これに対し、シールド電線20が曲げられ
て配線される場合には、その曲げにより、シールド電線
20が第1のコネクタ30内で変位する。このような変
位においても、シールド端子51の接触部51aが編組
23の周囲に複数配置されているため、図5(b)、
(c)で示すように、いずれかの接触部51aが編組2
3と接触して導通する。
【0046】従って、この実施の形態では、上述した実
施形態と同様に、編組23に対する処理や端子金具の数
を削減できるが、これに限らず、シールド電線20が曲
げられても編組23とシールド端子51とを確実に接触
させることができるため、安定した接続を確実に行うこ
とができる。又、接触部51aが円弧状巻回されてい
るため、編組23と引っ掛かることなく、円滑に接触で
き、これらの損傷を防止することができる。
【0047】図6及び図7は第2のコネクタ40に複数
のシールド端子を配置する他の実施形態を示す。この実
施形態では、第2のコネクタ40のハウジング42に対
して、2本のシールド端子52が設けられる。このシー
ルド端子52は端子収容室44の両側の内側面に沿って
配置されており、これによりシールド電線20の編組2
3周囲の直交する2箇所に位置している。各シールド端
子52は、幅が広くなった板状に成形されており、その
先端部分が巻回されて接触部52aとなっている。この
ように幅広の板状となっていることにより、シールド端
子52の接触部52aはシールド電線20の編組23と
の接触面積が大きくなっており、編組23との接触を確
実に行うことができる。
【0048】図7はこの接触を示し、(a)はシールド
電線20が直線状に配置される場合を、(b)は曲がっ
て配置される場合を示す。曲がって配置される場合にお
いては、シールド電線20が第1のコネクタ30のハウ
ジング34内で変位するが、シールド端子52の接触部
52aが幅広の板状のため、その幅でシールド電線20
の変位量を吸収する。このため編組23と確実に接触
し、その導通を行うことができる。
【0049】図8及び図9はシールド端子を複数配置す
る場合の、さらに別の実施形態を示す。この実施形態で
は、複数のシールド端子51が図と同様に、第2のコ
ネクタ40の端子収容室44内に配置されている。この
端子収容室44を形成するハウジング42は、前方部
分、すなわち第1のコネクタ30側の部分が同コネクタ
30方向に所定量L(図9(a)参照)だけ延びてお
り、これにより、この延設部分が第1のコネクタ30の
嵌合を案内するガイド部53となっている。
【0050】このようにハウジング42の前方部分にガ
イド部53を形成することによって、第1のコネクタ3
0を第2のコネクタ40のハウジング42に嵌合させる
際に、第1のコネクタ30がまず、ガイド部53に接触
して案内される。そして、この案内状態で、さらに押し
込まれることによって第1のコネクタ30が第2のコネ
クタ40に組み付けられ、図9(b)で示すように、シ
ールド端子51の接触部51aが第1のコネクタ30の
スリット35内に進入し、編組23と接触する。このガ
イド部53によって案内されることにより、第1のコネ
クタ30はシールド端子51の接触部51a(図示する
場合は、上部に位置する接触部51a)との接触応力に
よって下方に変位することがない。このため第1のコネ
クタを第2のコネクタ40に対して、円滑に、しかも正
確に嵌合できる。
【0051】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、第2のコネク
タのシールド端子がシールド電線の編組の外側に接触す
るため、編組を内皮から剥がして撚ったり、シールド遮
断線を接続したり、さらにはシールド電線に端子金具を
加締める等の処理を行うことなく、接続することができ
る。このため、編組への処理を簡略化でき、しかも編組
への端子金具が不要となり、接続作業を簡単且つ迅速に
行うことができる。
【0052】請求項2の発明によれば、第1のコネクタ
を第2のコネクタの端子収容室に嵌合させることによ
り、第2のコネクタのシールド端子が窓部から第1のコ
ネクタ内に進入して編組と接触するため、編組とシール
ド端子とを接続でき、同様に編組に対して処理を行うこ
となく、接続作業が簡単となる。
【0053】請求項3の発明によれば、シールド端子が
ばね力を有することにより、編組に良好且つ、確実に接
触し、安定した導通が可能となる。
【0054】請求項4の発明によれば、複数のシールド
端子が第1のコネクタのスリットから進入して編組と接
触し、導通するため、シールド電線が曲がることによっ
て変位しても、編組とシールド端子との接触を確実に行
うことができる。
【0055】請求項5の発明によれば、ガイド部が第1
のコネクタを案内するため、シールド端子と編組との接
触をさらに確実に行うことができる。
【0056】請求項6の発明によれば、シールド端子が
進入するスリットを直交した3箇所に形成するため、シ
ールド端子と編組との確実な接触が可能となり、シール
ド端子を円弧状に巻回することによって、編組と円滑に
接触し、引っ掛かり等を防止できる。
【0057】請求項7の発明によれば、スリットを直交
した2箇所に形成した場合にも、編組への接触を行うこ
とができ、しかも、シールド端子を板状に成形すること
によって、その接触面積が大きくなり、確実な接触がで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の分解斜視図である。
【図2】図1の接続状態を示す断面図である。
【図3】第1実施形態の第2のコネクタに複数のシール
ド端子を設けた実施形態の斜視図である。
【図4】シールド端子を複数設けた別の実施形態の分解
斜視図である。
【図5】(a)〜(c)は、図3の接続状態の各例を示
す断面図である。
【図6】シールド端子を複数設けるさらに別の実施形態
の部分斜視図である。
【図7】(a)及び(b)は図の接続状態の各例を示
す断面図である。
【図8】ガイド部を設けた実施形態の分解斜視図であ
る。
【図9】(a)及び(b)は図7の接続を示す断面図で
ある。
【図10】(a)〜(c)は従来構造の接続工程を示す
斜視図である。
【符号の説明】
20 シールド電線 21 芯線 22 内皮 23 編組 24 外皮 25 端子金具 30 第1のコネクタ 33 窓部 35 スリット 40 第2のコネクタ 41 信号端子 43 シールド端子 44 端子収容室 45 接触部 51 シールド端子 51a 接触部 52 シールド端子 52a 接触部 53 ガイド部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 9/05 H01R 13/648 H01R 24/02

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯線外側の内皮に巻回された編組が内皮
    への巻回状態のままで露出したシールド電線と、このシ
    ールド電線の先端部分が挿入される第1のコネクタと、
    前記芯線と接続される信号端子及び前記編組に外側から
    接触して編組と接続されるシールド端子が配置された端
    子収容室を有し、この端子収容室内に前記第1のコネク
    タが嵌合する第2のコネクタと、を備えていることを特
    徴とするシールド電線のコネクタ装置。
  2. 【請求項2】 芯線外側の内皮に巻回された編組が内皮
    への巻回状態のままで露出したシールド電線と、前記編
    組及び前記芯線の先端に取り付けられた端子金具が挿入
    されると共に、前記編組と対向する部分に窓部が開口さ
    れた第1のコネクタと、前記芯線と接続される信号端子
    及び前記窓部から第1のコネクタ内に進入して前記編組
    と接触するシールド端子が配置された端子収容室を有
    し、この端子収容室内に前記第1のコネクタが嵌合する
    第2のコネクタと、を備えていることを特徴とするシー
    ルド電線のコネクタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の発明であって、前
    記シールド端子は前記編組と接触する方向へのばね力を
    有していることを特徴とするシールド電線のコネクタ装
    置。
  4. 【請求項4】 芯線外側の内皮に巻回された編組が内皮
    への巻回状態のままで露出したシールド電線と、前記編
    組及び前記芯線の先端に取り付けられた端子金具が挿入
    されると共に、前記編組と対向する部分にスリットが形
    成された第1のコネクタと、前記芯線と接続される信号
    端子と、前記スリットから第1のコネクタ内に進入して
    編組と接触する複数のシールド端子とが内部に配置され
    た端子収容室を有し、この端子収容室内に前記第1のコ
    ネクタが嵌合する第2のコネクタと、を備えていること
    を特徴とするシールド電線のコネクタ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、4のいずれか一項に記載
    の発明であって、前記第1のコネクタの嵌合を案内する
    ガイド部が前記第2のコネクタの端子収容室の前方に連
    設されていることを特徴とするシールド電線のコネクタ
    装置。
  6. 【請求項6】 請求項4又は5記載の発明であって、前
    記スリットが前記編組周囲における直交した少なくとも
    3箇所に形成され、前記シールド端子はスリットへの
    部分が円弧状に巻回されていることを特徴とするシー
    ルド電線のコネクタ装置。
  7. 【請求項7】 請求項4又は5記載の発明であって、前
    記スリットが前記編組周囲における直交した2箇所に形
    成され、前記シールド端子が板状に成形されると共に、
    スリットへの挿入部分が円弧状に巻回されていることを
    特徴とするシールド電線のコネクタ装置。
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