JP3403623B2 - 発煙筒保持構造 - Google Patents

発煙筒保持構造

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JP3403623B2 JP34500597A JP34500597A JP3403623B2 JP 3403623 B2 JP3403623 B2 JP 3403623B2 JP 34500597 A JP34500597 A JP 34500597A JP 34500597 A JP34500597 A JP 34500597A JP 3403623 B2 JP3403623 B2 JP 3403623B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に搭載する
発煙筒を車室内に臨ませて保持するための発煙筒保持構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車には発煙筒を搭載することが義務
付けられており、緊急時に簡単かつ速やかに取り出せる
ように、例えば特公平4−11882号公報や特開平7
−309176号公報に開示されているように、一般に
カウルサイドトリムの車室内面側に断面U字形のトンネ
ル状の保持部を突出形成し、その保持部に発煙筒を挿入
して保持するように構成されている。
【0003】図5〜図7を参照して説明すると、21は
カウルサイドトリムで、所要箇所に車室内面側に突出す
るように断面U字形のトンネル状の保持部22が形成さ
れ、この保持部22に発煙筒20を先端から挿入するこ
とにより発煙筒20の中間部を保持部22で保持するよ
うに構成されている。
【0004】また、自動車走行中の振動に伴って発煙筒
20ががたつくのを防止するため、保持部22の内周に
発煙筒20の外面に圧接するようにリブを突設したり、
カウルサイドトリム21の保持部21の前方部位に発煙
筒の先端部を車室内側に向けて弾性的に押圧する押圧面
を設けたりしたものが上記公報に開示されている。
【0005】さらに、発煙筒20はかなりの重量があ
り、それに自動車走行中の振動による加速度が作用する
ことにより、大きな振動荷重がカウルサイドトリム21
に作用してがたつきを生じるため、図5に×印で示すよ
うに、カウルサイドトリム21の後部だけでなく、車室
前奥端部もクリップにてボディに固定することによりカ
ウルサイドトリム21のがたつきを防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
構成では、発煙筒20の中間部をトンネル状の保持部2
2で保持しているので、本来目に付く必要があるため赤
色に着色されている発煙筒20の基部だけでなく、赤色
の発煙筒の先端部も車室内から目立って見えるため、見
栄えが悪いという問題があった。
【0007】また、上記のようにカウルサイドトリム2
1の車室前奥端部もクリップにてボディに固定する必要
があるが、インパネとフロアの間の狭い空間の奥まった
所でのクリップ止め作業が必要であるため作業性が悪い
という問題があった。
【0008】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、発煙
筒の基部だけが車室内から見えて見栄えが良く、かつ作
業性良くカウルサイドトリムのがたつきを防止すること
ができる発煙筒保持構造を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の発煙筒保持構造
は、カウルサイドトリムに設けた保持部に発煙筒を挿入
して保持するようにした発煙筒保持構造において、カウ
ルサイドトリムの前端部の上下両側に、ボディに形成し
た被係合部の裏面に係合する弾性変形可能な係止爪を設
けるとともに、カウルサイドトリムに発煙筒の基部及び
その近傍部を除いた部分を挿入嵌合可能な断面形状略U
字形のトンネル状の保持部をその先端部が係止爪間に位
置するように形成し、保持部の先端部内面とボディの間
の距離を発煙筒の直径よりも若干小さくして発煙筒を
ディと保持部との間に挿入嵌合した状態で係止爪の弾性
変形の復元力によって圧接嵌合するように構成したもの
であり、発煙筒はその基部及びその近傍部を除いて保持
部内に挿入嵌合されているため、発煙筒の基部だけが車
室内から見えて見栄えが良く、またカウルサイドトリム
の前端部の上下一対の係止爪をボディの被係合部の裏面
に係合させて発煙筒をボディと保持部との間に挿入嵌合
することにより、係止爪が弾性変形してその復元力で強
く圧接してカウルサイドトリムの前端部がボディに強固
に固定されるとともに発煙筒が強固に保持されるため、
作業性のよいカウルサイドトリムの後部だけをボディに
クリップ止めすればよく、作業性良くカウルサイドトリ
ム及び発煙筒のがたつきを防止することができる。
【0010】また、係止爪をその先端部の係合片が被係
合部の裏面に係合するL字状に形成し、係合片とカウル
サイドトリムの間の間隔をボディの板厚よりも大きく設
定したり、係合片の先端にボディ側に向けて屈曲する屈
曲案内部を形成すると、係止爪を作業性良く被係合部に
係合することでき、カウルサイドトリムの組み付け作業
性が向上する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の発煙筒保持構造の
一実施形態について、図1〜図3を参照して説明する。
【0012】1は自動車の車室前端部におけるインパネ
とフロアの間の空間の側面を形成するカウルサイドトリ
ムである。2は自動車のボディで、カウルサイドトリム
1の前端部に対向する部分には上下に延びる断面台形の
畝状の突出部3が車室側に向けて突出形成されている。
カウルサイドトリム1の前端部の上下両側縁には一対の
係止爪5が設けられ、突出部3にこれら係止爪5を挿入
可能な矩形状の切欠3aが形成され、その前部が係止爪
5の被係合部4とされている。各係止爪5は突出部3に
向けてL字状にかつ弾性変形可能に延出され、その先端
側の係合片6が切欠3aに挿入されて被係合部4の裏面
に係合するように構成されている。係合片6の先端には
外向きに屈曲された屈曲案内部7が形成され、カウルサ
イドトリム1を前方に押し込むことによって係合片6を
切欠3a内に円滑に挿入できるように構成されている。
さらに、係止爪5の基部のカウルサイドトリム1側の一
側はカウルサイドトリム1の側縁から延出された連結板
8に連結されており、この連結板8の側端縁と係合片6
との間にはボディ2の突出部3の板厚よりも大きな間隔
9が設けられ、突出部3と連結板8の側端縁との間に隙
間dができて、係止爪5の係合片6を容易に切欠3a
挿入できるように構成されている。
【0013】また、カウルサイドトリム1には、発煙筒
10の基部及びその近傍部を除いた部分を挿入嵌合可能
な断面形状略U字形のトンネル状の保持部11がその先
端部が係止爪5、5間に位置するように形成されてい
る。さらに、保持部11の先端部内面とボディ2の突出
部3との間の距離Hが、発煙筒10の直径Dよりも若干
小さく設定されおり、保持部11内に発煙筒10を挿入
嵌合した状態では、保持部11が無理に押し上げられて
係止爪5が弾性変形し、その係止爪5の復元力によって
突出部3と保持部11の間に発煙筒10の先端部が圧接
嵌合するように構成されている。また、その圧接力によ
ってカウルサイドトリム1の前端部がボディ2の突出部
3に強固に固定されるように成されている。
【0014】以上の構成において、カウルサイドトリム
1をボディ2に組み付ける際には、その前端部を車室前
端部におけるインパネとフロアの間の空間の前奥端部に
押し込み、突出部3に形成された切欠3aに係止爪5の
係合片6を挿入して被係合部4の裏面に係合させる。そ
の際、係合片6先端に屈曲案内部7を設け、連結板8の
側端縁と係合片6との間に突出部3の板厚よりも大きな
間隔9を設けていることによって簡単に作業性良く挿入
係合させることができる。その後、図1に×印で示すよ
うに、作業のし易いカウルサイドトリム1の後部の適所
を、クリップ(図示せず)にてボディ2に固定すること
によりカウルサイドトリム1の組み付けが作業性良く完
了する。
【0015】そして、発煙筒10をその先端から保持部
11内に押し込んで保持させる。すると、発煙筒10は
その基部及びその近傍部を除いて保持部11内に挿入嵌
合された状態となるため、発煙筒10の基部及びその近
傍部だけが車室内から見えて見栄えが良い。また、発煙
筒10を保持部11に挿入嵌合することにより、上記の
ように係止爪5が弾性変形してその復元力で強く圧接
し、カウルサイドトリム1の前端部がボディ2に強固に
固定されるとともに発煙筒10が強固に保持されるた
め、自動車の走行中の振動によってカウルサイドトリム
1及び発煙筒10にがたつきが発生するのを確実に防止
することができる。
【0016】なお、上記実施形態では、ボディ2に突設
した突出部3に切欠3aを形成してその前部に係止爪5
が係合する被係合部4を構成した例を示したが、図4に
示すように、ボディ2にブラケット13を固着し、この
ブラケット13にて係止爪5を係合させる被係合部4及
び発煙筒10の先端部が接するボディ2部分を構成して
もよい。
【0017】
【発明の効果】本発明の発煙筒保持構造によれば、以上
のようにカウルサイドトリムの前端部の上下両側に、ボ
ディに形成した被係合部の裏面に係合する弾性変形可能
な係止爪を設けるとともに、カウルサイドトリムに発煙
筒の基部近傍部を除いた部分を挿入嵌合可能な断面形状
略U字形のトンネル状の保持部をその先端部が係止爪間
に位置するように形成し、保持部の先端部内面とボディ
の間の距離を発煙筒の直径よりも若干小さくして発煙筒
ボディと保持部との間に挿入嵌合した状態で係止爪の
弾性変形の復元力によって圧接嵌合するように構成した
ので、発煙筒の基部だけが車室内から見えて見栄えが良
く、また発煙筒を保持部に挿入嵌合することによりカウ
ルサイドトリムの前端部がボディに強固に固定されると
ともに発煙筒が強固に保持されるため、カウルサイドト
リム及び発煙筒のがたつきを防止することができるとと
もに、作業性のよいカウルサイドトリムの後部だけをボ
ディにクリップ止めすればよいため、カウルサイドトリ
ムの組み付けの作業性も向上する。
【0018】また、係止爪をその先端部の係合片が被係
合部の裏面に係合するL字状に形成し、係合片とカウル
サイドトリムの間の間隔をボディの板厚よりも大きく設
定したり、係合片の先端にボディ側に向けて屈曲する屈
曲案内部を形成すると、係止爪を作業性良く切欠に挿入
係合することでき、カウルサイドトリムの組み付け作業
性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の発煙筒保持構造の一実施形態の分解斜
視図である。
【図2】同実施形態における組み付け状態における図1
のA−A矢視断面図である。
【図3】同実施形態における組み付け状態における図1
のB−B矢視断面図である。
【図4】本発明の他の実施形態における図3と同様の断
面図である。
【図5】従来例の発煙筒保持構造の斜視図である。
【図6】図5のC−C矢視断面図である。
【図7】図5のD−D矢視断面図である。
【符号の説明】
1 カウルサイドトリム 2 ボディ 3 突出部 4 被係合部 5 係止爪 6 係合片 7 屈曲案内部 10 発煙筒 11 保持部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウルサイドトリムに設けた保持部に発
    煙筒を挿入して保持するようにした発煙筒保持構造にお
    いて、カウルサイドトリムの前端部の上下両側に、ボデ
    ィに形成した被係合部の裏面に係合する弾性変形可能な
    係止爪を設けるとともに、カウルサイドトリムに発煙筒
    の基部及びその近傍部を除いた部分を挿入嵌合可能な断
    面形状略U字形のトンネル状の保持部をその先端部が係
    止爪間に位置するように形成し、保持部の先端部内面と
    ボディの間の距離を発煙筒の直径よりも若干小さくして
    発煙筒をボディと保持部との間に挿入嵌合した状態で係
    止爪の弾性変形の復元力によって圧接嵌合するように構
    成したことを特徴とする発煙筒保持構造。
  2. 【請求項2】 係止爪をその先端部の係合片が被係合部
    の裏面に係合するL字状に形成し、係合片とカウルサイ
    ドトリムの間の間隔をボディの板厚よりも大きく設定し
    たことを特徴とする請求項1記載の発煙筒保持構造。
  3. 【請求項3】 係止爪をその先端部の係合片が被係合部
    の裏面に係合するL字状に形成し、係合片の先端にボデ
    ィ側に向けて屈曲する屈曲案内部を形成したことを特徴
    とする請求項1記載の発煙筒保持構造。
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