JP3401517B2 - 電池パック電源装置 - Google Patents

電池パック電源装置

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JP3401517B2
JP3401517B2 JP15720799A JP15720799A JP3401517B2 JP 3401517 B2 JP3401517 B2 JP 3401517B2 JP 15720799 A JP15720799 A JP 15720799A JP 15720799 A JP15720799 A JP 15720799A JP 3401517 B2 JP3401517 B2 JP 3401517B2
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charging
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電池の使用状況、
温度に応じて予備放電又は予備充電又は予備充放電の制
御を行う電池パック制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電池パ
ックは、複数のセル(2次電池)を内蔵して、携帯電話
やノートパソコン、プレーヤー、デジタルカメラなどの
携帯型電子機器の電源とする小容量のものから、電気自
動車の電源とする大容量のものまで、様々な電気機器に
採用されている。各種電気機器は、通常起動時に大電流
が流れ、特に電気自動車の場合には、発進の時の数秒と
いう短時間で大電流を必要とする。そのため、対応策と
して、スーパーキャパシタを各セルに並列に接続する等
が考えられるが、十分ではない。例えば−5℃以下の低
温下で電池パックの放電を行う場合、放電電流が大きい
と電池の内部インピーダンスが大きいため、電池電圧の
電圧降下が大きく過放電電圧以下となり、放電できなく
なることがある。
【0003】また、電池は、充放電することなく長期間
にわたり放置されると、不活性物質が生成されて劣化
し、温度が高いほど劣化が激しく、満充電状態に近い方
が劣化が激しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するものであって、低温下での大電流の放電不能を解
消するものである。
【0005】そのために本発明は、予備充電、予備放電
を行う予備充放電手段とセルの温度を検出する温度検出
手段を有し外部ホスト機器への放電を行う主電池パック
において、前記主電池パックが外部ホスト機器へ放電す
る場合に、前記温度検出手段により検出される前記セル
の温度が所定値以下のとき、セル電圧が所定値の範囲内
で、前記主電池パックから前記予備充放電手段へ所定時
間の予備放電を行って前記セルの温度が所定値以下か否
かを判断し、前記セルの温度が所定値以上になれば前記
外部ホスト機器への放電を行い、前記セルの温度が所定
値以上にならなければ前記主電池パックへ前記予備充放
電手段から所定時間の予備充電を行って前記セルの温度
が所定値以下か否かを判断しつつ前記セルの温度が所定
値に達するまで、前記予備放電と予備充電とを繰り返し
行うことを特徴とするものである。
【0006】
【0007】さらに、前記予備充放電手段は、前記主電
池パックの充放電回路を有する補助電池パックからな
り、前記主電池パックと前記補助電池パックとの間で前
記予備充電、予備放電を行うことを特徴とし、前記充放
電回路は、DC/DCコンバータであり、前記主電池パ
ックは、外部ホスト機器が装着されていないとき又は外
部ホスト機器がバッテリ駆動していないときで、且つ残
容量が所定値以下のとき補助電池パックに放電を行って
残容量を0にした後、補助電池パックから充電を行い、
前記主電池パックは、外部ホスト機器が装着されていな
いとき又は外部ホスト機器がバッテリ駆動していないと
きに補助電池パックと所定容量分の充放電を行うことに
より、内部インピーダンスと開路電圧を算出し、前記補
助電池パックは、主電池パックから外部ホスト機器への
放電を開始した後、残容量分を主電池パックに充電する
ことを特徴とするものである。
【0008】前記主電池パックの充電においては、充電
開始電圧と充電停止電圧との間でパルス充電を行い、前
記充電停止電圧に達したとき瞬時的に放電を行うことを
特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図1は本発明に係る電池パック
電源装置の実施の形態を示す図であり、1は主電池パッ
ク、2、7は制御回路、3、8は充放電用FET、4、
9はセル、5は温度センサ、6は補助電池パック、10
はDC/DCコンバータを示す。
【0010】図1において、主電池パック1は、全体を
制御する制御回路2、1乃至複数の直列接続電池からな
るセル4、セルの充放電を行う充放電用FET3、セル
4の温度を検出する手段として温度センサ5を有するも
のである。制御回路2は、セルの電圧、温度、充放電後
の経過時間を計測、監視して充放電用FET3、補助電
池パック6を制御する、例えばマイコンであり、補助電
池パック6の制御回路7、外部ホスト機器(図示せず)
などとバス接続されている。補助電池パック6は、主電
池パック1と同様、制御回路7、セル9、充放電用FE
T8を有すると共に、充放電の電流を制御するDC/D
Cコンバータ10を有し、主電池パック1の予備充電、
予備放電、予備充放電などを行うものである。
【0011】次に、予備充電、予備放電、予備充放電の
制御を説明する。図2は外部ホスト機器へ本放電を開始
する際に温度に応じて行う予備充放電処理を説明するた
めの図、図3は外部ホスト機器へ本放電を開始した後の
充放電処理を説明するための図である。
【0012】上記構成において、主電池パック1は、外
部ホスト機器へ放電を行うとき、図2に示すようにま
ず、制御回路2において、温度センサ5によりセル4の
温度を監視し、セル4の温度が所定値以下か否かを判断
し(ステップS11)、所定値以下でない場合には外部
ホスト機器への本放電を開始するが、所定値以下である
場合には、制御回路2からバスを介して補助電池パック
6の制御回路7にコマンドを送ることにより、補助電池
パック6を制御し、DC/DCコンバータ10を通して
補助電池パック6へ電流を流して電池パック1を所定の
時間予備放電する(ステップS12)。このとき、電池
電圧を監視し(ステップS13)、電池電圧が所定値V
1以下になったときは、予備放電を終了させて、セル4
の温度が所定値以上か否か(ステップS14)、内部イ
ンピーダンスが所定値以下か否か(ステップS15)を
判断し、セル4の温度が所定値以上か、内部インピーダ
ンスが所定値以下になっている場合には外部ホスト機器
への本放電を開始する。なお、主電池パック1を予備放
電する際、主電池パック1の電池電圧を検出し電池電圧
が所定値V1以下になったと場合に予備放電を停止し、
電池電圧が所定の電圧V2以上になった場合に予備放電
を再開させるようにしてもよい。
【0013】しかし、セル4の温度が所定値以上にも、
内部インピーダンスが所定値以下にもなっていない場合
には、制御回路2からバスを介して補助電池パック6の
制御回路7にコマンドを送ることにより、補助電池パッ
ク6を制御し、DC/DCコンバータ10を通して補助
電池パック6から電流を流して主電池パック1を所定の
時間予備充電する(ステップS16)。このとき、電池
電圧を監視し(ステップS17)、電池電圧が所定値V
2以上になったときは、予備充電を終了させて、セル4
の温度が所定値以上か否か(ステップS18)、内部イ
ンピーダンスが所定値以下か否か(ステップS19)を
判断し、セル4の温度が所定値以上か、内部インピーダ
ンスが所定値以下になっている場合には外部ホスト機器
への本放電を開始する。しかし、まだ、セル4の温度が
所定値以上にも、内部インピーダンスが所定値以下にも
なっていない場合には、ステップS12に戻って同様の
処理を繰り返し実行する。
【0014】上記のように外部ホスト機器へ本放電を行
うとき、セル4の温度が所定値以下になっていると、予
備放電又は予備充電又は予備充放電を繰り返し行うこと
により、セル4の温度を上昇させ、しかる後外部ホスト
機器への本放電を開始する。この予備放電又は予備充電
又は予備充放電を行っている間は、外部ホスト機器へ推
定待ち時間の情報やその状態を示す信号(BUSY、予
備放電又は予備充電又は予備充放電中であることを表
す)を送る。補助電池パック6は、主電池パック1から
の信号により充放電可能となるものである。これら予備
充電や予備放電、予備充放電は、主電池パック1のセル
4の温度が所定値以上になったとき、又は主電池パック
1の内部インピーダンスが所定値以下になったとき終了
する。
【0015】また、外部ホスト機器へ本放電を行うと
き、主電池パック1が放置されていた期間に応じて予備
放電又は予備充電又は予備充放電を行う期間を長くする
ように制御してもよい。主電池パック1から補助電池パ
ック6へ予備放電する際、補助電池パック6への充電率
は、所定の充電率より小さくしておく。主電池パック1
は、補助電池パック6の開路電圧を検出し、又は補助電
池パック6と通信し、補助電池パック6の充電率を得る
と共に、主電池パック1と補助電池パック6の充電率を
所定の充電率にするよう制御する。そして、主電池パッ
ク1から外部ホスト機器への放電を開始した後、補助電
池パック6は、蓄えられている残容量分を主電池パック
1に充電する。
【0016】また、主電池パック1は、図3に示すよう
に外部ホスト機器に装着されているか否か(ステップS
21)、外部ホスト機器がバッテリ駆動しているか否か
(ステップS22)、残容量が所定値以下か否か(ステ
ップS23)を判断し、外部ホスト機器に装着されてい
ないとき又は外部ホスト機器がバッテリ駆動していない
ときで、且つ残容量が所定値以下のとき、補助電池パッ
ク6に放電を行い(ステップS24)、主電池パック1
の残容量を0にした後、補助電池パック6から主電池パ
ック1に充電を行って(ステップS25)、その充電量
より残容量を求める(ステップS26)。このことによ
り、主電池パック1は、正確な残容量を検知できるよう
になる。これは、電流積算による容量検出を行っている
場合に有効となる。
【0017】予備充電、予備放電、予備充放電の制御
は、上記のように主電池パック1が外部ホスト機器に放
電する場合だけでなく、長期放置による電池の劣化を防
ぐためにも行われる。図4は放置期間や温度を監視して
予備充放電処理を行う処理を説明するための図である。
【0018】長期放置の監視処理では、図4に示すよう
にタイマによる計時を開始させ(ステップS31)、外
部ホスト機器への本放電や外部の充電器からの充電の有
無を判定して(ステップS32)、充電又は放電中でな
ければ、計測されたセルの温度を記憶すると共に、計時
期間中の温度の平均値を求める(ステップS33)。そ
して、セルの温度が所定値T1以上か否か(ステップS
34)、YESであればさらにセルの温度が所定値T1
以上になった後の所定値t1以上継続しているか否か
(ステップS35)を判定する。ステップS34、S3
5でNOであれば、温度の平均値が所定値T2以上であ
るか否かを判定し(ステップS36)、YESであれば
長期放置の判定を行う所定値t2を(ステップS3
7)、NOであれば長期放置の判定を行う所定値t3を
それぞれ設定して(ステップS38)、タイマによる計
測時間が所定値t2又はt3以上か否かを判定する(ス
テップS39)。NOであればステップS32に戻って
計時を続けながら上記の処理を繰り返し実行し、YES
であれば所定の予備放電又は予備充電又は予備充放電を
行う(ステップS40)。
【0019】すなわち、充電も放電もなく長期放置され
た結果、タイマによる計測時間が所定値t2又はt3で
設定された所定の時間以上になると、主電池パック1
は、補助電池パックとの間で予備放電又は予備充電又は
予備充放電を行う。このことにより、長期放置され電池
に不活性物質が生成されるのを抑制するので、不活性物
質が生成され電池が劣化するのを防ぐことができる。こ
のとき、セルの温度の平均値が所定の温度(T2)以上
である場合の長期放置の判定を行う所定値t2は、そう
でない場合の長期放置の判定を行う所定値t3より短く
する。これは、温度が高いほど電池の劣化が激しいため
の処置である。また、主電池パック1の充電率が満充電
に近ければ近いほど、長期放置の判定を行う所定値t
2、t3を短くし、充電も放電後の経過時間を短くして
予備放電又は予備充電又は予備充放電を行うようにして
もよい。これも満充電状態に近い方が電池の劣化が激し
いための処置である。
【0020】また、ステップS35でYES、つまりセ
ルの温度が所定値T1以上で所定値t1以上継続した場
合にも、所定の予備放電又は予備充電又は予備充放電を
行う(ステップS40)。これも、温度が高いほど電池
の劣化が激しいための処置である。充電又は放電中(ス
テップS32でYES)の場合、ステップS40で所定
の予備放電又は予備充電又は予備充放電を行った場合に
は、タイマと温度記憶データをクリアしてステップS3
1に戻ってタイマによる計時を再開させ、上記と同様の
処理を繰り返し実行する。
【0021】図5は開路電圧と充放電時の電圧、放電容
量の関係を示す図、図6はパルス充電波形を示す図、図
7は内部インピーダンスと分極による電圧降下の等価回
路を示す図である。
【0022】主電池パック1は、外部ホスト機器に装着
されていないとき又は外部ホスト機器がバッテリ駆動し
ていないとき、図5に示すように所定の容量分主電池パ
ック1から補助電池パック6に放電を行った後、同容量
分充電し、そのときの充放電時の電圧Vc、Vd、電流
Ic、Idに基づき内部インピーダンスRiと開路電圧
Voを次の算式を用いて算出し残容量を補正する。
【0023】Ri=(Vc−Vd)/(Ic+Id) Vo=Vd+Ri×Id 又は Vo=Vc−Ri×I
c 開路電圧の算出において、放電初期時は、Vo=Vc−
Ri×Icを使用して算出し、開路電圧波形の一部を得
る(分極の影響により開路電圧が不正確になるのを避け
るため)。そして、基準開路電圧波形に基づき電圧値と
傾斜角を比較して現在の放電容量を得、これを満充電か
ら減算して現在の容量値を算出する。主電池パック1が
外部ホスト機器に放電する場合において、主電池パック
1のセル電圧が所定の電圧以下になっても、主電池パッ
ク1の残量が補正容量以上にならない場合は、補助電池
パック6から主電池パック1への充電を行い、見かけ上
の容量値と実容量値を合致させる。
【0024】主電池パック1を外部の充電器から充電す
る場合において、充電開始電圧と充電停止電圧との間で
パルス充電を行い、充電停止電圧に達したとき瞬時的に
主電池パック1から補助電池パック6に放電する。これ
は、充電電圧が所定の充電停止電圧に達し一時的に充電
を停止したとき、図7に示す分極による電圧降下の等価
回路のコンデンサに蓄えられる電荷量により図6(A)
に示すように充電開始電圧に低下するまでの充電OFF
の時間が長くなるのを短縮するためであり、この分極に
よる電圧降下の等価回路のコンデンサに蓄えられる電荷
量を瞬時的に補助電池パック6へ放電して0とすると、
図6(B)に示すように充電時間を短縮することができ
る。
【0025】なお、本発明は、上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、種々の変形が可能である。例えば上
記実施の形態では、主電池パック1と補助電池パック6
とを別々の電池パックとしたが、1つの電池パックとし
てもよいし、補助電池パック6を省き、外部から主電池
パック1に対して予備放電又は予備充電又は予備充放電
を行うようにしてもよい。また、主電池パック1の充放
電回路として補助電池パック6にDC/DCコンバータ
を用いたものを示したが、抵抗及びPTC等の電流制限
素子を用いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、予備充電、予備放電を行う予備充放電手段と
セルの温度を検出する温度検出手段を有し外部ホスト機
器への放電を行う主電池パックにおいて、前記主電池パ
ックが外部ホスト機器へ放電する場合に、前記温度検出
手段により検出される前記セルの温度が所定値以下のと
き、セル電圧が所定値の範囲内で、前記主電池パックか
ら前記予備充放電手段へ所定時間の予備放電を行って前
記セルの温度が所定値以下か否かを判断し、前記セルの
温度が所定値以上になれば前記外部ホスト機器への放電
を行い、前記セルの温度が所定値以上にならなければ前
記主電池パックへ前記予備充放電手段から所定時間の予
備充電を行って前記セルの温度が所定値以下か否かを判
断しつつ前記セルの温度が所定値に達するまで、前記予
備放電と予備充電とを繰り返し行うので、低温時におい
て、電池パックの予備放電、予備充電により、セルの温
度を上昇させてから本放電に移行するため、内部抵抗の
増大による電池電圧の急激な減少及び起動電流不足を解
消することができる。しかも電力の大部分は予備充放電
手段である補助電池パックに蓄えられた後、主電池パッ
クに戻すことができるので、電力のロスを少なくするこ
とができる。
【0027】
【0028】さらに、主電池パックと、該主電池パック
の充放電回路を有する補助電池パックとからなり、予備
放電又は予備充電又は予備充放電は、主電池パックと補
助電池パックとの間で行うので、補助電池パックは、D
C/DCコンバータを内蔵することにより、主電池パッ
クを充電することができると共に、非常時用の充電器と
しても活用できる。主電池パックは、外部ホスト機器が
装着されていないとき又は外部ホスト機器がバッテリ駆
動していないときで、且つ残容量が所定値以下のとき補
助電池パックに放電を行って残容量を0にした後、補助
電池パックから充電を行い、外部ホスト機器が装着され
ていないとき又は外部ホスト機器がバッテリ駆動してい
ないときに補助電池パックと所定容量分の充放電を行う
ことにより、内部インピーダンスと開路電圧を算出し、
補助電池パックは、主電池パックから外部ホスト機器へ
の放電を開始した後、残容量分を主電池パックに充電す
るので、主電池パックの容量補正も容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電池パック電源装置の実施の形
態を示す図である。
【図2】 外部ホスト機器へ本放電を開始する際に温度
に応じて行う予備充放電処理を説明するための図であ
る。
【図3】 外部ホスト機器へ本放電を開始した後の充放
電処理を説明するための図である。
【図4】 放置期間や温度を監視して予備充放電処理を
行う処理を説明するための図である。
【図5】 開路電圧と充放電時の電圧、放電容量の関係
を示す図である。
【図6】 パルス充電波形を示す図である。
【図7】 内部インピーダンスと分極による電圧降下の
等価回路を示す図である。
【符号の説明】
1…主電池パック、2、7…制御回路、3、8…充放電
用FET、4、9…セル、5…温度センサ、6…補助電
池パック、10…DC/DCコンバータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平11−26032(JP,A) 特開 平8−98304(JP,A) 特開 平9−271141(JP,A) 特開 平6−30532(JP,A) 特開 平11−109452(JP,A) 特開2001−273934(JP,A) 特開 平8−149709(JP,A) 特開 平3−145935(JP,A) 特開 平8−289478(JP,A) 特開 平6−315234(JP,A) 特開 平2−15580(JP,A) 実開 平6−84753(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 7/00 - 7/10 H01M 10/44

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予備充電、予備放電を行う予備充放電手
    段とセルの温度を検出する温度検出手段を有し外部ホス
    ト機器への放電を行う主電池パックにおいて、前記主電
    池パックが外部ホスト機器へ放電する場合に、前記温度
    検出手段により検出される前記セルの温度が所定値以下
    のとき、セル電圧が所定値の範囲内で、前記主電池パッ
    クから前記予備充放電手段へ所定時間の予備放電を行っ
    て前記セルの温度が所定値以下か否かを判断し、前記セ
    ルの温度が所定値以上になれば前記外部ホスト機器への
    放電を行い、前記セルの温度が所定値以上にならなけれ
    ば前記主電池パックへ前記予備充放電手段から所定時間
    の予備充電を行って前記セルの温度が所定値以下か否か
    を判断しつつ前記セルの温度が所定値に達するまで、前
    記予備放電と予備充電とを繰り返し行うことを特徴とす
    る電池パック電源装置。
  2. 【請求項2】 前記予備充放電手段は、前記主電池パッ
    クの充放電回路を有する補助電池パックからなり、前記
    主電池パックと前記補助電池パックとの間で前記予備充
    電、予備放電を行うことを特徴とする請求項記載の電
    池パック電源装置。
  3. 【請求項3】 前記充放電回路は、DC/DCコンバー
    タであることを特徴とする請求項記載の電池パック電
    源装置。
  4. 【請求項4】 前記主電池パックは、外部ホスト機器が
    装着されていないとき又は外部ホスト機器がバッテリ駆
    動していないときで、且つ残容量が所定値以下のとき補
    助電池パックに放電を行って残容量を0にした後、補助
    電池パックから充電を行うことを特徴とする請求項
    載の電池パック電源装置。
  5. 【請求項5】 前記主電池パックは、外部ホスト機器が
    装着されていないとき又は外部ホスト機器がバッテリ駆
    動していないときに補助電池パックと所定容量分の充放
    電を行うことにより、内部インピーダンスと開路電圧を
    算出することを特徴とする請求項記載の電池パック電
    源装置。
  6. 【請求項6】 前記補助電池パックは、主電池パックか
    ら外部ホスト機器への放電を開始した後、残容量分を主
    電池パックに充電することを特徴とする請求項記載の
    電池パック電源装置。
  7. 【請求項7】 前記主電池パックの充電においては、充
    電開始電圧と充電停止電圧との間でパルス充電を行い、
    前記充電停止電圧に達したとき瞬時的に放電を行うこと
    を特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の電池
    パック電源装置。
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