JP3401341B2 - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents

自動車用ヘッドランプ

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JP3401341B2
JP3401341B2 JP29510194A JP29510194A JP3401341B2 JP 3401341 B2 JP3401341 B2 JP 3401341B2 JP 29510194 A JP29510194 A JP 29510194A JP 29510194 A JP29510194 A JP 29510194A JP 3401341 B2 JP3401341 B2 JP 3401341B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放物面形状の有効反射
面の焦点近傍に光源であるメタルハライド式放電バルブ
を配置した自動車用ヘッドランプに係わり、特に放電バ
ルブの下方又は側方にすれ違いビームのクリアカットラ
インの形成に寄与するシェードが設けられたすれ違いビ
ーム形成用の自動車用ヘッドランプに関する。
【0002】
【従来の技術】図23はこの種の従来技術であるヘッド
ランプ(特開平5−217403号)のリフレクターの
正面図を示している。放物面形状の有効反射面をもつリ
フレクター1のバルブ挿着孔2には、前後に延びるアー
クチューブ3をもつ放電バルブが挿着され、アークチュ
ーブ3の発光がリフレクター1の有効反射面で反射され
て前方に導かれ、リフレクター1の前方に位置する前面
レンズ(図示せず)の配光制御ステップによって拡散さ
れて、前方に配光されるようになっている。
【0003】リフレクター1の有効反射面は、所定のク
リアカットラインをもつすれ違いビームの配光パターン
の形成に寄与する上側反射面1aと、この上側反射面1
aとわずかに形状を異にし、すれ違いビームの配光パタ
ーンの所定領域を照明する下側反射面1bとに画成され
て、リフレクター1の有効反射面(1a,1b)略全体
での反射光によってすれ違いビームが形成されるように
なっている。リフレクター1の有効反射面の上下方向略
中央部には、上下の反射面1a,1bの形状がわずかに
異なるために、左右に延びる境界線(段差部)4,4が
形成されており、アークチューブ3の左右の側方には、
すれ違いビームのクリアカットラインの形成に寄与する
とともに、境界線4に向かう光を遮って境界線4での反
射によるグレア光の発生を抑制するための前後に延びる
帯状のシェード5が設けられている。
【0004】図24は、他の従来技術を示しており、反
射面の一部だけを使ってすれ違いビームを形成する構造
のヘッドランプのリフレクターの正面図である。アーク
チューブ3の下方にクリアカットライン形成用の横断面
円弧型のシェード6が設けられて、リフレクター1の有
効反射面の略下半分が遮光され、有効反射面の略上半分
だけの反射光によってすれ違いビームの配光パターンが
形成されるようになっている。なお図23,24におけ
る斜線部は、シェード5,6によって遮光されて影とな
る領域を示す。
【0005】
【発明の解決しようとする課題】しかし前記した従来の
ヘッドランプでは、シェード5(6)がアークチューブ
3からある程度離れた位置に設けられているため、図2
5(図23におけるアークチューブ周辺を拡大して示す
図)に示すように、アークチューブ3の密閉ガラス球3
aの電極間中心Oより下方の部位P1 から上向きに出射
した光L1 がシェード5(6)で遮られず、図26に示
されるように反射面1aで反射してランプの光軸Lより
上方に向かう光(配光パターンのクリアカットラインよ
り上方に向かう光)、いわゆる有害なグレア光となると
いう問題があった。
【0006】即ち、アークチューブ3の電極間に生ずる
光源であるアークは、通常は図27符号8で示すよう
に、上方凸に湾曲した形状であるが、放電バルブの点灯
回路の始動開始直後や、放電バルブの消灯後に再度点灯
させた直後には、アークが下方凸に湾曲した形状とな
り、この下方凸型のアークによって密閉ガラス球の下部
から光が出射し、前記した様なグレア光が発生する場合
があった。
【0007】またアークチューブ密閉ガラス球3a内に
は、水銀や金属ヨウ化物等が飽和状態で封入されている
が、図27符号9で示すように、点灯時にこれらが密閉
ガラス球内底部に気化されないまま沈殿物(白色)とし
て残存している場合があり、アーク8が適正な上方凸型
であっても、この白色の沈殿物9で反射散乱し、この散
乱光L2 が有効反射面1aで反射してグレア光となる場
合があった。
【0008】そこでシェード5(6)を光源(アークチ
ューブ3)に接近した位置に設けることで、アークチュ
ーブ密閉ガラス球下部から斜め上向きに出射する光をシ
ェード5(6)によって遮光し、有効反射面1aでの反
射によるグレア光の発生を減少させようと考えた。しか
しシェード5(6)がアークチューブ3に近ければ近い
程、シェード上側縁によって形成されるクリアカットラ
インの拡大率が大きくなるため、電極間中心に対するシ
ェードの取付寸法精度が要求され、それだけシェードの
製造設備等が高価となるという別の問題が提起されるに
至った。
【0009】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、カットライン形成用シェード
の取付寸法精度を高めなくてもグレア光の少ない鮮明な
すれ違いビームのクリアカットラインの得られる自動車
用ヘッドランプを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に係わる自動車用ヘッドランプにおいて
は、放物面形状の反射面と、アークチューブ密閉ガラス
球内の前後に対向する電極間の中心が前記反射面の焦点
に略一致するように配置された放電バルブと、前記反射
面の前方に設けられた配光制御用の前面レンズと、前記
アークチューブの近傍に設けられ、前記反射面に向かう
光の一部を遮光してすれ違いビームのクリアカットライ
ンの形成に寄与するカットライン形成用シェードとを備
えた自動車用ヘッドランプにおいて、前記カットライン
形成用シェードの内側のアークチューブに接近した位置
に、前記反射面で反射してクリアカットライン上方に向
かう光となるアークチューブ密閉ガラス球下部からの斜
め上向き出射光を遮光する第2のシェードを設け、前記
第2のシェードの上側縁部を、電極間中心と前記カット
ライン形成用シェードの上側縁部を通る平面より下方に
配置するようにしたものである。請求項においては、
請求項1記載の自動車用ヘッドランプにおいて、前記反
射面を、電極間中心から反射面側にわずかにずれた位置
を焦点とする形状に形成し、前記カットライン形成用シ
ェードを、反射面の略下半分に向かう光を遮光する横断
面円弧型のシェード部材によって構成し、前記第2のシ
ェードを、アークチューブの左右の側方に設けた一対の
帯状遮光部材によって構成するようにしたものである。
請求項においては、請求項1記載の自動車用ヘッドラ
ンプにおいて、前記反射面を、電極間中心から反射面側
にわずかにずれた位置を焦点とする形状に形成し、前記
カットライン形成用シェードを、アークチューブの左右
の側方に設けた一対の帯状遮光部材によって構成し、前
記第2のシェードを、アークチューブ密閉ガラス球の下
部を覆う横断面円弧型の遮光部材によって構成するよう
にしたものである。請求項においては、請求項1記載
の自動車用ヘッドランプにおいて、前記反射面を、電極
間中心から反射面側にわずかにずれた位置を焦点とする
上側反射面と、電極間中心から前面レンズ側にわずかに
ずれた位置を焦点とする下側反射面とに画成するととも
に、前記カットライン形成用シェードを、アークチュー
ブ密閉ガラス球から上下の反射面間境界線に向かう光を
遮光することのできる左右一対の帯状の遮光部材によっ
て構成し、前記第2のシェードを、前記アークチューブ
の左右の側方に設けた一対の遮光部材によって構成する
ようにしたものである。請求項においては、請求項1
記載の自動車用ヘッドランプにおいて、前記放電バルブ
のアークチューブは、ガラス製の紫外線遮蔽用グローブ
に包囲された構造で、前記第2のシェードを、この紫外
線遮蔽用グローブに施した帯状の遮光塗装部によって構
成するようにしたものである。請求項においては、請
求項1記載の自動車用ヘッドランプにおいて、前記ヘッ
ドランプは、アークチューブから出射して反射面以外の
領域に向かう光を遮光する直射シェードを備えており、
前記カットライン形成用シェードと第2のシェードの少
なくとも一方を前記直射シェードに一体化するようにし
たものである。
【0011】
【作用】グレア光につながるアークチューブ密閉ガラス
球下部から斜め上方に出射する光は、アークチューブに
接近した位置に設けられている第2のシェードによって
遮光される。すれ違いビームのクリアカットラインの形
成に寄与するカットライン形成用シェードは、アークチ
ューブ近傍ではあるが、アークチューブからある程度
(従来のシェード位置と同程度)離れた位置に設けられ
るため、電極間中心に対するシェードの取付寸法精度が
従来以上に要求されることはない。またカットライン形
成用シェードおよび第2のシェードは、いずれもアーク
チューブ近傍に設けられているため、シェードはコンパ
クトな大きさで足りる。また、第2のシェードの上側縁
部が電極間中心とカットライン形成用シェード上側縁部
とによって形成される平面より下方に位置し、第2のシ
ェードがカットライン形成用シェードによるすれ違いビ
ームのクリアカットラインの形成を妨げることはない。
請求項では、カットライン形成用シェードによって反
射面の略下半分が遮光されるため、反射面の略上半分だ
けによってすれ違いビームが形成される。またグレア光
につながる密閉ガラス球下部からの斜め上向き出射光
は、アークチューブの左右の側方に接近して設けられて
いる左右一対の遮光部材(第2のシェード)によって遮
光される。請求項では、アークチューブ下方に接近し
て設けられた横断面円弧型の遮光部材(第2のシェー
ド)によって反射面の略下半分が遮光されるため、反射
面の略上半分だけによってすれ違いビームが形成され、
アークチューブの左右に設けられた一対の帯状遮光部材
(カットライン形成用シェード)によってすれ違いビー
ムのクリアカットラインが形成される。またグレア光に
つながる密閉ガラス球下部からの斜め上向き出射光は、
アークチューブ密閉ガラス球の下部を覆う第2のシェー
ドによって遮光される。請求項では、上側反射面およ
び下側反射面の双方によってすれ違いビームが形成さ
れ、左右一対の帯状遮光部材(カットライン形成用シェ
ード)によってすれ違いビームのクリアカットラインが
形成される。またグレア光につながる密閉ガラス球下部
からの斜め上向き出射光は、アークチューブの左右の側
方に接近して設けられた左右一対の遮光部材(第2のシ
ェード)によって遮光される。請求項では、第2のシ
ェードは放電バルブ構成部材である紫外線遮蔽用グロー
ブに設けた遮光塗装部によって構成されているため、放
電バルブをバルブ挿着孔に挿着すれば、第2のシェード
は電極間中心に対し自ずと位置決めされる。請求項
は、カットライン形成用シェードや第2のシェードが直
射シェードに一体化されており、部品点数が減少すると
ともに、直射シェードを取り付けるだけで、カットライ
ン形成用シェードや第2のシェードの取り付けを省略で
きる。
【0012】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図6は本発明の第1の実施例である自動車
用ヘッドランプを示すもので、図1は同ヘッドランプの
正面図、図2は同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す
線II−IIに沿う断面図)、図3はシェードを取り付けた
リフレクターの斜視図、図4はシェードの作用を説明す
る説明図、図5は同リフレクターの水平断面図(図1に
示す線V−Vに沿う断面図)で、リフレクターの背面側
から見た図、図6は同ヘッドランプのリフレクターによ
る配光パターンを示す図である。
【0013】符号10は容器状のランプボディで、ラン
プボディ10の前面開口部に前面レンズ12が組付けら
れて灯室Sが形成され、この灯室S内に光源である放電
バルブ20を挿着したリフレクター14が収容され、リ
フレクター14は図示しないエイミング機構によって上
下左右方向に傾動できる構造となっている。符号20a
はリフレクター14の後頂部に設けられたバルブ挿着孔
を示す。
【0014】放電バルブ20は、図5に示すように、絶
縁性ベース21からアークチューブ22が前方に突出
し、電極24,24(図2参照)の対設されたアークチ
ューブの密閉ガラス球23内には始動用希ガス,水銀,
金属ヨウ化物等が封止された構造で、電極24,24間
のアーク放電により発光するようになっている。アーク
チューブ22の前後両端部には、アークチューブ22を
包囲する紫外線遮蔽用グローブ25が溶着一体化され
て、密閉ガラス球23で発光した光のうち人体に有害な
波長域の紫外線がこのグローブ25を透過することで除
去されるようになっている。グローブ25を一体化した
アークチューブ22は、その後端部がベース21に挿着
支持され、その前端部がベース21から延出するリード
サポート26に支持されることで、ベース21に一体化
された構造となっている。そしてアークチューブ密閉ガ
ラス球23はリフレクター14の有効反射面の略焦点に
位置しており、アークチューブ23の発光は、リフレク
ター14の有効反射面15で反射されて略平行な光に調
整され、前面レンズ12の裏面に形成されている拡散ス
テップ12aによって左右所定方向に拡散されて前方に
配光されるようになっている。
【0015】リフレクター14は、バルブ20(アーク
チューブ22)からの光を前方に反射してヘッドランプ
の配光パターンの形成に寄与する放物面形状の有効反射
面15の形成された背面壁と、円筒型の直射シェード2
7によって遮光されることでバルブ20(アークチュー
ブ22)からの光が導かれず、従ってヘッドランプの配
光パターンの形成に寄与しない非有効反射面16a,1
6bの形成された上面壁及び下面壁とから構成されてい
る。直射シェード27は、アルミニウムメッキの施され
た鉄板がベーキング処理されることで表面を黒色化され
た後、円筒型に成形されたもので、シェードの脚27a
はリフレクター14の下面壁に固定されている。
【0016】有効反射面15は、図5に示すように、光
源中心である電極間中心Oより光軸方向後方(リフレク
ター14側)にわずかにずれた位置を焦点Faとする形
状に形成されており、図2に示されるように、上側反射
面15で反射した光L3 はランプの光軸Lよりわずかに
下向きとなるように方向が制御されて、図6符号Pで示
される所定のすれ違いビームの配光パターンの形成に寄
与する。
【0017】符号31(31L,31R)は、すれ違い
ビームの配光パターンPのクリアカットラインCLの形
成に寄与する左右一対の第1のシェード(カットライン
形成用シェード)で、アルミニウムメッキの施された鉄
板がベーキング処理された後、L字型に成形されたもの
で、ねじ28によってバルブ挿着孔20aの周縁部に固
定されて、アークチューブ22と平行に延在している。
【0018】リフレクター14を正面視して右側の第1
のシェード31Rの上側縁は、電極間中心Oと水平な位
置にあって、アークチューブ密閉ガラス球23から出射
して反射面15に向かう光の一部がこのシェード31R
で遮光されることで、鮮明な水平クリアカットラインC
1 が対向車線側に形成される。一方、リフレクター1
4を正面視して左側の第1のシェード31Lの上側縁
は、電極間中心Oに対し下方向に15度傾斜した位置に
あって、密閉ガラス球23から出射して反射面15に向
かう光の一部がこのシェード31Lで遮光されること
で、鮮明な斜め15度クリアカットラインCL2 が走行
車線側に形成される。
【0019】また第1のシェード31(31L,31
R)の上下巾d1 ,d2 は、図4に示すように、アーク
チューブ密閉ガラス球23の上端部P4 から出射し、後
述する第2のシェード32の上側縁を越えて反射面15
に向かう光L4 を確実に遮光することのできる所定の大
きさに形成されている。符号32は、アークチューブ2
2に接近した位置に設けられ、反射面15の略下半分に
向かう光を遮るとともに、アークチューブ下部から斜め
上方に向かう光を遮光する第2のシェードで、放電バル
ブの紫外線遮蔽用グローブ25の外側面に施されたアル
ミナ(Al2 3 )又はシリカ(SiO2 )を含有した
遮光塗装によって構成されている。
【0020】即ち、第2のシェード(遮光塗装部)32
の左右の上側縁は、図4に示すように、密閉ガラス球2
3の上端部P4 から出射し第1のシェード31(31
L,31R)の下方を通過しようとする光L4 を確実に
遮光できる所定位置まで設けられており、密閉ガラス球
23から出射して第1のシェード31(31L,31
R)間を通って反射面15の下側に向かう光はこの第2
のシェード(遮光塗装部)32で遮光され、これによっ
てすれ違いビームの配光パターンPが形成される。また
この第2のシェード(遮光塗装部)32は、密閉ガラス
球23の電極間中心Oの下部から斜め上方に向かって出
射する光L5 を遮光し、すれ違いビームのクリアカット
ラインCLより上方に向かう、いわゆるグレア光の発生
を阻止する働きもある。なお第2のシェード(遮光塗装
部)32の左右の上側縁部は、電極間中心Oとカットラ
イン形成用の第1のシェード31(31L,31R)上
側縁部を通るそれぞれの平面FL,FRより低い位置に
あって、第2のシェード32が第1のシェード31(3
1L,31R)によるクリアカットラインCLの形成を
妨げるものではない。
【0021】この様に、第1のシェード31(31L,
31R)はアークチューブ22の近傍ではあるが、光軸
Lから比較的離れた位置に設けられているため、シェー
ド31の寸法精度や電極間中心Oに対するシェード31
の取付位置等の取付寸法精度が従来のシェード(図2
3,24参照)に要求されている以上には要求されな
い。
【0022】また第2のシェード32は、第1のシェー
ド31(31L,31R)と違って、光源であるアーク
チューブ22に接近した位置(グローブ25の外側面)
に設けられる関係から、当然高い取付寸法精度が要求さ
れる。しかし、シェード32には密閉ガラス球から出射
する光L4 ,L5 を遮光するという作用はあるものの、
第1のシェード31の様なカットラインの形成という作
用がないことから、第2のシェードの上側縁位置が、電
極間中心Oと第1のシェード31(31L,31R)を
通るそれぞれの平面FL,FRより低位置でこれらの平
面の近傍であれば、その位置精度(取付精度)は重要で
はない。そこで上側縁がこの平面より幾分低い位置とな
るように第2のシェード形成領域を設定することで、第
2のシェード32の形成は容易となる。即ち、第2のシ
ェード32である遮光塗装部も第1のシェード31と同
様、取付寸法精度が要求されないので、第1,第2のシ
ェード31,32の製造および組付けも容易である。
【0023】図7は本発明の第2の実施例である自動車
用ヘッドランプの正面図である。この第2の実施例で
は、カットライン形成用の第1のシェード31がアーク
チューブ22の下方略全域を覆う横断面円弧型に形成さ
れるとともに、グレア光につながる密閉ガラス球下部か
らの斜め上向き出射光を遮光する第2のシェード32が
紫外線遮蔽用グローブ25の左右の側面に施された帯状
の遮光塗装部32L,32Rによって構成されている点
が相違し、その他は前記第1の実施例と同一であるた
め、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
【0024】図8〜図13は本発明の第3の実施例であ
る自動車用ヘッドランプを示すもので、図8は同ヘッド
ランプの正面図、図9は同ヘッドランプの縦断面図(図
8に示す線IX−IXに沿う断面図)、図10はシェードを
取り付けたリフレクターの斜視図、図11はシェードの
作用を説明する説明図、図12は同リフレクターの水平
断面図(図8に示す線XII −XII に沿う断面図)で、リ
フレクターの背面側から見た図、図13は同ヘッドラン
プのリフレクターによる配光パターンを示す図である。
【0025】リフレクター14の有効反射面15は、図
12に示すように、光源中心である電極間中心Oより光
軸方向後方(リフレクター14側)にわずかにずれた位
置を焦点Faとし、ランプの光軸Lと共通の光軸Laを
もつ上側有効反射面15aと、電極間中心Oより光軸方
向前方(前面レンズ12側)にわずかにずれた位置を焦
点Fbとし、光軸Lに対し前方左側に9°傾斜した光軸
Lbを持つ下側有効反射面15bとに画成されている。
【0026】そして図9に示されるように、上側反射面
15aで反射した光L6 はランプの光軸Lよりわずかに
下向きとなるように方向が制御されて、図13符号Pa
で示される所定のすれ違いビームの配光パターンの形成
に寄与する。また下側反射面15bで反射した光L7
光軸Lよりわずかに下向きで、さらに運転者から見て光
軸Lに対し左方向に9°傾くように制御されて、図13
符号Pbで示される配光パターンの形成に寄与し、走行
車線の路肩寄りにすれ違いビームの配光パターンが拡大
されて、走行車線の路肩の視認性が高められたものとな
っている。なお前記した光軸Lbの左右方向への傾斜は
9°として説明しているが、この傾斜は3〜9°であれ
ばよいことが確認されている。
【0027】また上下の反射面15a,15bの形状が
異なるために、反射面15には、バルブ挿着孔20aか
ら左右方向に傾斜して延びる反射面間境界線(段差部)
17,18が形成されている。そしてバルブ20の左右
の側方位置には、アークチューブ密閉ガラス球23から
出射する光の一部を遮ることで、鮮明なクリアカットラ
インをもつすれ違いビームを形成するとともに、グレア
光につながる境界線17,18に向かう光を遮光するた
めのシェード31(31L,31R),32(32L,
32R)が設けられている。
【0028】外側の第1のシェード31(31L,31
R)は、すれ違いビームの配光パターンPaのクリアカ
ットラインCL(CL1 ,CL2 )の形成に寄与すると
ともに、図11に示すように、密閉ガラス球23の電極
間中心Oの上部から出射して上下の反射面間境界線(段
差部)17,18に向かう光L8 を遮光し、反射面間境
界線17,18での反射によるグレア光の発生を阻止す
る作用がある。
【0029】一方、内側の第2のシェード32(32
L,32R)は、紫外線遮蔽用グローブ25の左右の外
側面に施されたアルミナ(Al2 3 )又はシリカ(S
iO2)を含有した遮光塗装によって構成されて、図1
1に示すように、アークチューブ密閉ガラス球23の電
極間中心Oより下の部位P5 から斜め上向きに出射した
光L9 を遮光し、これによってすれ違いビームのクリア
カットラインCL(CL 1 ,CL2 )より上方に向かう
光、いわゆるグレア光の発生が阻止されている。また第
2のシェード32(32L,32R)は、密閉ガラス球
23の電極間中心Oより下の部位P5 から出射して上下
の反射面間境界線17,18に向かう光L 10を遮光し、
反射面間境界線17,18での反射によるグレア光の発
生を阻止する作用もある。
【0030】なおシェード32の左上側縁部322 は、
右上側縁部321 の位置に比べて低いため、電極間中心
Oより低い部位から斜め上向きに出射した光の全てを遮
光することはできないが、電極間中心Oに近い部位から
斜め上向きに出射した光は有効反射面15aで反射後、
クリアカットラインCL2 近傍に向かう無害な光(グレ
ア光とならない光)となるので問題はない。
【0031】その他は前記した第1の実施例と同一であ
り、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
図14〜図16は、前記した実施例以外の第4〜第6の
実施例を示している。図14では、第1の実施例に示す
シェード構造に加えて、紫外線遮蔽用グローブ25の基
端部寄りの外周面に、グレア光につながる光を出射する
おそれのあるアークチューブ22の後端側ピンチシール
部からの出射光を遮光し、かつ有効反射面として機能し
ないバルブ挿着孔20a周辺領域に向かう光を遮光する
ための遮光塗装からなる第3のシェード33が、第2の
シェード32に連続して設けられている点に特徴があ
る。
【0032】その他は前記した第1の実施例と同一であ
り、同一の符号を付すことによりその説明は省略する。
図15では、直射シェード27に一体に形成された第1
のシェード31(31R,31L)がアークチューブ2
2に沿って配設され、バルブ挿着孔20aの周縁部にね
じ固定された横断面円弧型の第2のシェード32がアー
クチューブ22に接近して配設された構造となってい
る。
【0033】その他は前記第1の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことによりその説明は省略する。図1
6では、直射シェード27と同一素材の金属板からなる
横断面円弧型の第1のシェード31が、バルブ挿着孔2
0aの周縁部にねじ固定されて、アークチューブ22に
沿って配設され、口径がアークチューブ22の外径より
わずかに大きく形成された直射シェード27に一体に形
成された横断面円弧型の第2のシェード32がアークチ
ューブ22に接近して配設された構造となっている。
【0034】その他は前記第1の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことによりその説明は省略する。図1
7および図18は本発明の第7の実施例を示し、図17
はシェードを取り付けたリフレクターの斜視図、図18
は同リフレクターの水平断面図で、リフレクターの正面
側から見た図である。
【0035】この第7の実施例では、第1のシェード3
1(31L,32R)と第2のシェード(32R,32
L)が一体に形成されており、ねじ28によってバルブ
挿着孔20aの周縁部に固定されている。シェードは、
例えば合成樹脂の成形や金属板の成形や溶接によって製
造でき、第1のシェード31と第2のシェード32とが
一体に構成されていることから、シェードの構造が非常
に簡潔な上に、リフレクター14への取り付けも容易で
ある。
【0036】その他は前記した第3の実施例と同一であ
るため、同一の符号を付すことによりその説明を省略す
る。図19および図20は本発明の第8の実施例を示す
もので、図19はシェードを取り付けたリフレクターの
斜視図、図18は同リフレクターの水平断面図で、リフ
レクターの正面側から見た図である。
【0037】この第8の実施例では、アークチューブ2
2の後端側ピンチシール部からの出射光やバルブ挿着孔
20a周辺領域に向かう光を遮光する第3のシェード3
3を、直射シェード27と同一素材からなる円筒遮光部
材によって構成するとともに、第1のシェード31,第
2のシェード32および第3のシェード33を一体化し
た構造となっている。
【0038】その他は前記第3の実施例と同一であり、
同一の符号を付すことによりその説明は省略する。図2
1および図22は本発明の第9の実施例を示し、図21
はシェードを取り付けたリフレクターの斜視図、図22
は同リフレクターの水平断面図で、リフレクターの正面
側から見た図である。
【0039】この第9の実施例では、第1のシェード3
1(31R,31L)および第2のシェード32(32
R,32L)が直射シェード27に一体化された構造
で、部品点数が非常に少なくて済むという特徴がある。
その他は前記第3の実施例と同一であり、同一の符号を
付すことによりその説明は省略する。
【0040】なお前記第1〜第9の実施例では、有効反
射面の形成されたリフレクターがランプボディ内に収容
された構造のヘッドランプについて説明したが、ランプ
ボディの内周面に有効反射面が一体に形成された構造の
ヘッドランプについても同様に適用することができる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用ヘッドランプによれば、すれ違いビーム
のクリアカットラインの形成に寄与するカットライン形
成用シェードは、アークチューブ近傍ではあるが、アー
クチューブから所定距離離れた位置に設けられるため、
電極間中心に対するシェードの取付寸法精度が従来以上
に要求されることはなく、グレア光につながるアークチ
ューブ密閉ガラス球下部から斜め上方に出射する光が、
アークチューブに接近した位置に設けられた第2のシェ
ードで遮光されるので、グレア光のない鮮明なクリアカ
ットラインをもつすれ違いビームが得られる。またカッ
トライン形成用シェードおよびグレア光低減用の第2の
シェードは、いずれもアークチューブ近傍に設けられて
いるため、シェードは軽量かつコンパクトで、ヘッドラ
ンプへの組付も容易である。また、第2のシェードの上
側縁部を電極間中心とカットライン形成用シェード上側
縁部とによって形成される平面より下方となるように設
定することで、第2のシェードがカットライン形成用シ
ェードによるすれ違いビームのクリアカットラインの形
成を妨げず、鮮明なクリアカットラインが形成される。
また第2のシェードの上側縁位置を、製造上の寸法誤差
や組付上の取付誤差等を見込んで、電極間中心とカット
ライン形成用シェードによって形成される平面より予め
低位置となるように設定しておくことで、第2のシェー
ドの形成も第1のシェードの形成と同様に容易となる。
請求項によれば、カットライン形成用シェードによっ
て遮光されない反射面の略上半分によってすれ違いビー
ムが形成されるが、アークチューブの左右の側方に接近
して設けられた左右一対の遮光部材(第2のシェード)
によって密閉ガラス球下部からの斜め上向き出射光が遮
光されるので、グレア光のない鮮明なクリアカットライ
ンをもつすれ違いビームが得られる。請求項によれ
ば、アークチューブ下方に接近して設けられた横断面円
弧型の遮光部材(第2のシェード)およびアークチュー
ブの左右に設けられた一対の帯状遮光部材(カットライ
ン形成用シェード)によって遮光されない反射面の略上
半分によりすれ違いビームが形成されるが、アークチュ
ーブ密閉ガラス球の下部を覆う第2のシェードによって
密閉ガラス球下部からの斜め上向き出射光が遮光される
ので、グレア光のない鮮明なクリアカットラインをもつ
すれ違いビームが得られる。請求項によれば、上側反
射面および下側反射面の双方(有効反射面全体)によっ
てすれ違いビームが形成されるので、明るく視認性に優
れたすれ違いビームが得られる。またアークチューブの
左右の側方に接近して設けられた左右一対の遮光部材
(第2のシェード)によって密閉ガラス球下部からの斜
め上向き出射光が遮光されるので、グレア光のない鮮明
なクリアカットラインをもつすれ違いビームが得られ
る。請求項によれば、第2のシェードは放電バルブ構
成部材である紫外線遮蔽用グローブに設けた遮光塗装部
であるため、シェード構成部材の部品点数が少ない。さ
らに放電バルブのバルブ挿着孔への挿着に伴って、第2
のシェードが電極間中心に対し自ずと位置決めされるの
で、シェードの取り付けも簡単である。請求項によれ
ば、カットライン形成用シェードや第2のシェードが直
射シェードに一体化されているため、シェード構成部材
の部品点数が少ない。さらに直射シェードを取り付ける
ことで、カットライン形成用シェードや第2のシェード
の取り付けを省略でき、それだけシェードの取り付けが
簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプの正面図
【図2】同ヘッドランプの縦断面図(図1に示す線II−
IIに沿う断面図)
【図3】シェードを取り付けたリフレクターの斜視図
【図4】シェードの作用を説明する説明図
【図5】同リフレクターの水平断面図(図1に示す線V
−Vに沿う断面図)で、リフレクターの背面側から見た
【図6】同ヘッドランプのリフレクターによる配光パタ
ーンを示す図
【図7】本発明の第2の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプの正面図
【図8】本発明の第3の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプの正面図
【図9】同ヘッドランプの縦断面図(図8に示す線IX−
IXに沿う断面図)
【図10】シェードを取り付けたリフレクターの斜視図
【図11】シェードの作用を説明する説明図
【図12】同リフレクターの水平断面図(図8に示す線
XII −XII に沿う断面図)で、リフレクターの背面側か
ら見た図
【図13】同ヘッドランプのリフレクターによる配光パ
ターンを示す図
【図14】本発明の第4の実施例の要部であるシェード
を取り付けたリフレクターの水平断面図で、リフレクタ
ーの正面側から見た図
【図15】本発明の第5の実施例の要部であるシェード
を取り付けたリフレクターの水平断面図で、リフレクタ
ーの正面側から見た図
【図16】本発明の第6の実施例の要部であるシェード
を取り付けたリフレクターの水平断面図で、リフレクタ
ーの正面側から見た図
【図17】本発明の第7の実施例の要部であるシェード
を取り付けたリフレクターの斜視図
【図18】同リフレクターの水平断面図で、リフレクタ
ーの正面側から見た図
【図19】本発明の第8の実施例の要部であるシェード
を取り付けたリフレクターの斜視図
【図20】同リフレクターの水平断面図で、リフレクタ
ーの正面側から見た図
【図21】本発明の第9の実施例の要部であるシェード
を取り付けたリフレクターの斜視図
【図22】同リフレクターの水平断面図で、リフレクタ
ーの正面側から見た図
【図23】従来のヘッドランプの正面図
【図24】従来の他のヘッドランプの正面図
【図25】グレア光となる理由を説明する図
【図26】グレア光となる理由を説明する図
【図27】電極間に生じるアークの形状を示す図
【符号の説明】
10 ランプボディ 12 前面レンズ 14 リフレクター 15,15a,15b 放物面状の有効反射面 17,18 上下のリフレクター間境界線(段差部) 20 放電バルブ 22 アークチューブ 23 密閉ガラス球 24 電極 27 直射シェード 31(31R,31L) すれ違いビームのクリアカッ
トライン形成用の第1のシェード 32(32R,32L) グレア光低減用の第2のシェ
ード 33 第3のシェード O 電極間中心 Fa,Fb 焦点 L5 アークチューブ密閉ガラス球下部からの斜め上向
き出射光
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−249801(JP,A) 特開 平5−217403(JP,A) 特開 平4−6701(JP,A) 特開 平5−135604(JP,A) 特開 平8−148002(JP,A) 実開 平4−92303(JP,U) 実開 平4−12204(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/12

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放物面形状の反射面と、アークチューブ
    密閉ガラス球内の前後に対向する電極間の中心が前記反
    射面の焦点に略一致するように配置された放電バルブ
    と、前記反射面の前方に設けられた配光制御用の前面レ
    ンズと、前記アークチューブの近傍に設けられ、前記反
    射面に向かう光の一部を遮光してすれ違いビームのクリ
    アカットラインの形成に寄与するカットライン形成用シ
    ェードとを備えた自動車用ヘッドランプにおいて、前記
    カットライン形成用シェードの内側のアークチューブに
    接近した位置に、前記反射面で反射してクリアカットラ
    イン上方に向かう光となるアークチューブ密閉ガラス球
    下部からの斜め上向き出射光を遮光する第2のシェード
    が設けられ、前記第2のシェードの上側縁部は、電極間
    中心と前記カットライン形成用シェードの上側縁部を通
    る平面より下方に配置されたことを特徴とする自動車用
    ヘッドランプ。
  2. 【請求項2】 前記反射面は、電極間中心から反射面側
    にわずかにずれた位置を焦点とする形状に形成され、前
    記カットライン形成用シェードは、反射面の略下半分に
    向かう光を遮光する横断面円弧型のシェード部材によっ
    て構成され、前記第2のシェードは、アークチューブの
    左右の側方に設けられた一対の帯状遮光部材によって構
    成されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ヘッ
    ドランプ。
  3. 【請求項3】 前記反射面は、電極間中心から反射面側
    にわずかにずれた位置を焦点とする形状に形成され、前
    記カットライン形成用シェードは、アークチューブの左
    右の側方に設けられた一対の帯状遮光部材によって構成
    され、前記第2のシェードは、アークチューブ密閉ガラ
    ス球の下部を覆う横断面円弧型の遮光部材によって構成
    されたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ヘッド
    ランプ。
  4. 【請求項4】 前記反射面は、電極間中心から反射面側
    にわずかにずれた位置を焦点とする上側反射面と、電極
    間中心から前面レンズ側にわずかにずれた位置を焦点と
    する下側反射面とに画成されるとともに、前記カットラ
    イン形成用シェードは、アークチューブ密閉ガラス球か
    ら上下の反射面間境界線に向かう光を遮光することので
    きる左右一対の帯状の遮光部材によって構成され、前記
    第2のシェードは、前記アークチューブの左右の側方に
    設けられた一対の遮光部材によって構成されたことを特
    徴とする請求項1記載の自動車用ヘッドランプ。
  5. 【請求項5】 前記放電バルブのアークチューブは、ガ
    ラス製の紫外線遮蔽用グローブに包囲されており、前記
    第2のシェードは、この紫外線遮蔽用グローブに施され
    た帯状の遮光塗装部によって構成されたことを特徴とす
    る請求項1記載の自動車用ヘッドランプ。
  6. 【請求項6】 前記ヘッドランプは、アークチューブか
    ら出射して反射面以外の領域に向かう光を遮光する直射
    シェードを備えており、前記カットライン形成用シェー
    ドと第2のシェードの少なくとも一方が前記直射シェー
    ドに一体化されたことを特徴とする請求項1記載の自動
    車用ヘッドランプ。
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