JP3400521B2 - 情報検出孔システムに用いられるケースの成形方法 - Google Patents
情報検出孔システムに用いられるケースの成形方法Info
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Description
別孔の有無及び該識別孔の位置及び該識別孔の形状等を
検出して前記ケースに関わる特定情報を得る情報検出孔
システムに用いられるケースの成形方法に関するもので
ある。
識別孔の有無及び該識別孔の位置及び該識別孔の形状等
を検出して前記ケースに関わる特定情報を得る情報検出
孔システムとは、例えば、マイクロフロッピーディスク
のケース(ディスクカートリッジ)上の所定位置に装備
される識別孔の有無によって、該ケース内に収納されて
いる磁気ディスクの記憶容量やデータの書き込みの可否
等の特定情報を得るシステムのことを指す。
円板状をなした磁気ディスクを薄い矩形状のケース内に
回転自在に収納した構造になっている。そして、このケ
ースは、合成樹脂の成形品である一対の浅い箱状のケー
スハーフを接合した構造になっている。そして、これま
で、このようなマイクロフロッピーディスクのケース
は、外形寸法を共通にして、記憶容量が1MB(メガバ
イト)のタイプ、2MBのタイプ、4MBのタイプ等が
開発されており、それぞれのタイプ(記憶容量)の識別
用に、また、磁気ディスクへのデータの書き込みの可否
(誤消去防止)用に、ケース上の所定位置にそれぞれ前
記識別孔を装備することにしており、データの書き込み
の可否用の識別孔は、書き込み可否を適時変更し得るよ
うに、開閉可能な構成とされている。
ィスクのケースを生産する場合には、タイプの識別用お
よびデータの書き込みの可否用のそれぞれの識別孔が所
定位置に形成されるように、成形機の金型によるキャビ
ティを記憶容量のタイプ別に設定変更しなければならな
い。この場合に、各タイプ別に専用の金型を用意してお
いて、生産するタイプに応じて、専用の金型を成形機に
セットするケースの成形方法を採用すると、成形機から
の金型の取り外し、金型の分解・組立、成形機への金型
の取り付け等の手間のかかる作業を生産するタイプの変
更の都度、順に繰り返さなければならず、稼働率が著し
く低下する。 しかも、用意すべき金型の種類が増える
ことによって、設備費も増大し、生産コストの高額化を
招くという問題もあった。
や、特開平5−212752号公報に示されているよう
に、キャビティを画成する金型製品部を各タイプで共通
にすると共に、前記識別孔を形成するためにキャビティ
内に突出させる入子を着脱可能に構成しておいて、入子
のみを記憶容量の各タイプ別に用意しておいて、生産す
るケースのタイプの変更の際には、入子を交換するよう
にした成形方法が提案された。
タイプへの対応を可能にするケースの成形方法によれ
ば、用意すべき金型が1種類だけでよく、設備費を抑え
て、生産コストの低減を図ることが可能になる。
平2−146013号公報に示されたケースの成形方法
は、前記識別孔を形成するための入子をコア型に着脱可
能にしたもので、その場合に、前記コア型の金型取り付
け面(キャビティ側とは反対側の面)から入子を着脱す
る構成としていたため、生産するタイプの変更のために
入子を交換するときには前記コア型を成形機のコア受け
板から取り外すことによってコア型の金型取り付け面を
露呈させなければならず、結局、成形機からの金型の取
り外し、金型の分解・組立、成形機への金型の取り付け
等の手間のかかる作業を生産するタイプの変更の都度、
順に繰り返す必要があり、稼働率が著しく低下するとい
う従来の問題を解決することができなかった。
合は、前記識別孔を形成するための入子を固定型である
キャビティ型に装着するようにしている。そして、前記
入子は、キャビティ型の背面側から抜き差し自在にキャ
ビティ型に装着し、前記キャビティ型を支持している固
定側受け板に装備された押え具の押圧により固定するよ
うにしている。そして、さらに、前記固定側受け板は、
前記キャビティ型側に位置するとともに前記押え具が挿
入される貫通孔を有した第1の固定側受け板と、成形機
の固定ブロック側に位置して前記第1の固定側受け板に
挿入された押え具の抜けを防止する第2の固定側受け板
との2枚の受け板により構成し、これらの2枚の固定側
受け板相互をキャビティ型とコア型との間のパーティン
グ面から着脱可能なボルトによって分離可能にしてい
る。
合は、キャビティ型とコア型とを開いて、前記第1およ
び第2の固定側受け板を固定している前記ボルトをパー
ティング面側から取り外すことによって、キャビティ型
自体は成形機に取り付けたままで入子の交換が可能にな
り、前述の実開平2−146013号公報の場合と比較
すると、入子交換時の作業が大幅に低減する。
報の場合も、2枚の固定側受け板を使用するなど、構成
の複雑化を招き、また、入子の交換のために2枚の固定
側受け板を分離させるという手間が必要になり、その
分、稼働率の向上が困難になるという問題があった。
るために、識別孔を形成するための入子にキャビティ型
とコア型との間のパーティング面に沿って延出する取り
付け片を装備しておき、この取り付け片を、キャビティ
領域の外側で直接一方の金型の表面にねじ止めする構成
も研究されている。
定される金型の表面には前記取り付け片が嵌入する溝を
形成するが、取り付け片が嵌入する輪郭に沿って微小な
段差が残り、これが成形したケースハーフの表面に痕が
延設されてケースの外観性を損なうという問題が指摘さ
れていた。
ることにあり、例えば、記憶容量が1MB(メガバイ
ト)のタイプ、2MBのタイプ、4MBのタイプ等が互
いに識別孔の位置等に差異のある複数種のケースを成形
する場合に、金型を共用することによって用意すべき金
型の種類を最少減にして設備費を抑えて、生産コストの
低減を図ることができると同時に、成形するケースのタ
イプの変更に必要な作業を大幅に低減させると同時に簡
単にして稼働率を向上させることができ、しかも、成形
したケースの表面に外観性を損なう無意な痕が延設され
るような不都合も生じない優れた情報検出孔システムに
用いられるケースの成形方法を提供することである。
ースに形成される識別孔の有無及び該識別孔の位置及び
該識別孔の形状等を検出して前記ケースに関わる特定情
報を得る情報検出孔システムに用いられるケースの成形
方法において、前記ケースを成形する金型のキャビティ
内に突出することによって前記識別孔を形成する入子ピ
ンの着脱・固定若しくは位置調節を、前記入子ピンを貫
通すると共にキャビティを開いた時にパーティング面側
から着脱操作可能な固定手段により行うこととし、前記
特定情報の変更を前記固定手段の操作による前記入子ピ
ンの交換若しくは取り付け位置の変更により行うことを
特徴とする情報検出孔システムに用いられるケースの成
形方法により達成される。
キャビティ側から該キャビティとは反対側まで貫通して
前記入子ピンが嵌入される入子嵌合孔を設け、前記キャ
ビティとは反対側から前記入子嵌合孔に嵌入して前記入
子ピンが前記入子嵌合孔に嵌入する深さを規制可能とす
る入子本体を用いる方法によっても、上記目的を達成す
ることができるものである。
れている前記識入子ピンを用いる方法によっても、上記
目的を達成することができるものである。
図1乃至図4は、本発明に係る情報検出孔システムに用
いられるケースの成形方法の一実施態様で、マイクロフ
ロッピーディスクのケース(ディスクカートリッジ)を
成形する場合を例にとって示したものである。
円板状をなした磁気ディスクを薄い矩形状のケース内に
回転自在に収納した構造になっている。そして、このよ
うなマイクロフロッピーディスクには、前述したよう
に、収納した磁気ディスクの記憶容量によって、1MB
タイプ、2MBタイプ、4MBタイプのものがあり、そ
れぞれのタイプによって、特定情報を示す識別孔の開設
位置、開設個数等が異なっている。
フロッピーディスクのケースの例を示しており、図5は
1MBタイプのケース1、図6は2MBタイプのケース
2、図7は4MBタイプのケース3である。それぞれの
ケース1,2,3は、合成樹脂の射出成形品である一対
の浅い箱状のケースハーフ4,5を接合した構造で、外
形寸法は共通である。
特定情報を示す識別孔として、データの書き込みの可否
を示す誤消去防止穴7のみが形成されている。前記2M
Bタイプのケース2は、特定情報を示す識別孔として、
データの書き込みの可否を示す誤消去防止孔7の他に、
2MBの記憶容量であることを示す記憶容量識別孔8が
形成されている。また、前記4MBタイプのケース3
は、特定情報を示す識別孔として、前述のデータの書き
込みの可否を示す誤消去防止穴7の他に、4MBの記憶
容量であることを示す記憶容量識別孔9が形成されてい
る。前記記憶容量識別孔8および前記記憶容量識別孔9
は、設けられる位置が相異している。
クロフロッピーディスクのケースを成形する場合を例に
示したもので、図1および図2は2MBタイプのケース
の記憶容量識別孔8を形成する場合を示し、図3および
図4は1MBタイプのケースを形成する場合を示してい
る。また、図1および図2は前記図6におけるA−A線
に沿う断面を示し、図3および図4は前記図5における
B−B線に沿う断面を示している。
たはケース2を構成するケースハーフ4またはケースハ
ーフ5を成形するためのキャビティ11は、キャビティ
型12とコア型13によって提供される。
成形する金型で、成形機の固定プラテンに金型取付板
(固定側取付板)14を介して装着されている。また、
前記コア型13は、前記キャビティ型12と対をなし
て、成形品内面側を成形する金型で、成形機の可動プラ
テンに金型取付板(可動側取付板)15を介して装着さ
れている。
3は、成形機の型締め装置により型開き、型締めが可能
に対向配置されており、型締め状態にされた時に前記キ
ャビティ11を画成する。
孔の形成に関与する入子ピン16,17を着脱自在に嵌
合させる入子嵌合孔19がキャビティ11側から所定の
深さで、前記コア型13に形成されている。前記入子ピ
ン16は、長尺のピンで、図1に示すように、型締め状
態にされた時に先端面が前記キャビティ型12の表面に
当接する程度に前記キャビティ11内に突出するよう長
さが設定されており、前記記憶容量識別孔8を形成す
る。
で、図3に示すように、先端面が前記コア型13の表面
に面一になって前記キャビティ11内に突出しないよう
に長さが設定されていて、前記入子嵌合孔19を埋め
る。従って、前記コア型13に前記入子ピン16を装着
した状態で型締めして、射出装置によって溶融樹脂を前
記キャビティ11に充填加圧した後冷却固化すると、記
憶容量識別孔8を有したケースハーフ(即ち、2MBタ
イプのもの)が形成される。一方、前記コア型13に前
記入子ピン17を装着した状態で型締めして、射出装置
によって溶融樹脂を前記キャビティ11に充填加圧した
後冷却固化すると、前記記憶容量識別孔8の無いケース
ハーフ(即ち、1MBタイプのもの)が形成される。即
ち、前記入子ピン16は識別孔の形成が必要な場合にコ
ア型13に装着され、入子ピン17は識別孔の形成が不
要な場合にコア型13に装着される。
2および図4に示すように、前記コア型13の入子嵌合
孔19に嵌合状態にした後に、固定手段20により前記
コア型13に固定される。ここに、前記固定手段20
は、キャビティ11側から前記入子ピン16,17の中
心軸上を貫通して前記コア型13に螺着するねじ部材
で、キャビティを開いた時にパーティング面側からの回
転操作で、固定している前記入子ピン16,17の着脱
が可能である。
めの長尺の前記入子ピン16は、金型本体である前記キ
ャビティ型12および前記コア型13よりも軟らかい材
質(例えば、ベリリウム銅など)で作られている。
れている前記キャビティ型12と前記コア型13とを開
けば、前記キャビティ型12と前記コア型13との間の
パーティング面側から操作可能な前記固定手段20の操
作だけで、識別孔の形成に関与する前記入子ピン16,
17を前記コア型13から着脱することができ、金型の
取り外しや、金型の分解・組立、さらに組み付けといっ
た面倒な作業を行わずとも、前記入子ピン16,17の
交換が可能になる。
バイト)のタイプ、2MBのタイプ、4MBのタイプ等
の互いに識別孔の位置等に差異のある複数種のマイクロ
フロッピーディスクのケースを成形する場合にも、予め
入子ピンのみをタイプ別に用意して適宜前記入子ピンの
みを交換して使用することが容易にでき、金型を共用す
ることによって用意すべき金型の種類を単一にして設備
費を抑え、生産コストの低減を図ることができる。
必要な作業は、金型のパーティング面側からの固定手段
の操作による入子ピンの交換だけでよいから、タイプの
変更に必要な作業を大幅に低減させると同時に簡単にし
て稼働率を向上させることができる。
ア型13に着脱するための前記固定手段20は、前記入
子ピン16,17の中心軸上を貫通して前記コア型13
に螺着する部材で、前記キャビティ11内に位置してお
り、かつ、識別孔8が形成される範囲内に位置している
ため、成形したケースの表面に外観性を損なう無意な痕
が延設されるような不都合も生じない。
ン16が金型本体よりも軟らかい材質で形成されている
ため、成形を繰り返しても、該入子ピン16が当接する
相手側の金型の傷付きや摩耗を防止することができ、例
えば、金型が成形するケース表面にシボを形成する構成
の場合に、シボの摩滅等の不都合の発生を防止すること
ができる。
孔システムに用いられるケースの成形方法の他の実施態
様を示している。この実施態様も、前記実施態様と同様
に、マイクロフロッピーディスクのケースを成形する場
合を例にとって示したものであり、前記図8および図9
は2MBタイプのケースの記憶容量識別孔8を形成する
場合を示し、図10および図11は1MBタイプのケー
スを形成する場合を示している。そして、前記実施態様
の場合と同様に、前記図8および図9は前記図6におけ
るA−A線に沿う断面を示し、前記図10および図11
は前記図5におけるB−B線に沿う断面を示している。
も、前記実施態様の場合と同様に、識別孔の形成に関与
する入子ピン16,17を着脱自在に嵌合させる入子嵌
合孔22が前記コア型13に形成されているが、前記入
子嵌合孔22がコア型13を貫通して設けられている点
と、キャビティ11側とは反対側から前記入子嵌合孔2
2に嵌入して前記入子ピン16,17が前記入子嵌合孔
22に嵌入する深さを規制する入子本体24が装備され
ている点が、前述の一実施例とは大きく異なっている。
ここに、前記入子本体24は、前記コア型13のキャビ
ティとは反対側からコア型13に装着され、該コア型1
3の背面側に密着する可動側取付板15によって押え込
まれている。
定長突出することによって前記記憶容量識別孔8を形成
する前記入子ピン16と、該キャビティ11側には突出
しないように入子嵌合孔22を埋める短尺の前記入子ピ
ン17は、これらのピンの中心軸を貫通する固定手段2
0の前記入子本体24への螺着によって、前記コア型1
3から抜け落ちないように固定されている。
様の作用効果を得ることができる。そして、さらには、
前記入子ピン16,17が嵌合する前記金型13に、前
記キャビティ11側から該キャビティ11とは反対側ま
で貫通して装備されて前記入子ピン16,17が嵌入さ
れる前記入子嵌合孔22と、前記キャビティ11とは反
対側から前記入子嵌合孔22に嵌入して前記入子ピン1
6,17が前記入子嵌合孔22に嵌入する深さを規制す
る前記入子本体24とを装備した構成であるため、成形
工程の繰り返しによって、前記入子ピン16,17や入
子ピンを支えている入子本体24の摩耗が進行した場合
でも、前記入子本体24の交換によって入子ピン16,
17の位置調整等が可能で、修復が容易にでき、さら
に、前記入子本体24によって前記入子ピン16,17
の突出量を調整あるいは変更するなど、該入子ピン1
6,17のより高精度な位置決めが可能になると同時
に、限られた該入子ピン16,17をより他目的に利用
することも可能になる。
コア型に組み付けする構成としたが、入子ピンをキャビ
ティ型の方に組み付ける構成としてもよい。前記入子本
体24を金型に固定する構造、あるいは該入子本体24
自体の構造も、前述の実施態様のものに限定するもので
はない。
クロフロッピーディスクのケースを成形する場合を示し
たが、本発明は、識別孔により特定情報を得る情報検出
孔システムに用いられるケースならば、その他の適宜ケ
ースにも、適宜適用できるものである。
成するための長尺の前記入子ピン16は、先端面を対向
する金型の表面に当接させる構成としているが、バリが
発生しない程度の僅かなクリアランスが生じる程度に、
前記入子ピン16の長さ設定をするようにしてもよい。
このようにすれば、前記入子ピン16に金型と同程度に
硬質の材料を使用しても、金型の成形面を傷つけること
を回避することができる。
るケースの成形方法によれば、成形機に取り付けられて
いるキャビティ型とコア型とを開けば、これらキャビテ
ィ型とコア型との間のパーティング面側から操作可能な
固定手段の操作だけで、識別孔を形成する入子ピンを金
型から着脱することができ、金型の取り外しや、金型の
分解・組立、さらに組み付けといった面倒な作業を行わ
ずとも、入子ピンの交換が可能になる。従って、例え
ば、記憶容量が1MB(メガバイト)のタイプ、2MB
のタイプ、4MBのタイプ等の互いに識別孔の位置等に
差異のある複数種のマイクロフロッピーディスクのケー
スを成形する場合にも、予め入子ピンのみをタイプ別に
用意して適宜前記入子ピンのみを交換して使用すること
が容易にでき、金型を共用することによって用意すべき
金型の種類を単一にして設備費を抑え、生産コストの低
減を図ることができる。
必要な作業は、金型のパーティング面側からの固定手段
の操作による入子ピンの交換だけでよいから、タイプの
変更に必要な作業を大幅に低減させると同時に簡単にし
て稼働率を向上させることができる。さらに、入子ピン
を金型に着脱するための固定手段は、入子ピンを貫通し
て金型に螺着する部材で、キャビティ内に位置してお
り、かつ、識別孔が形成される範囲内に位置しているた
め、成形したケースの表面に外観性を損なう無意な痕が
延設されるような不都合も生じない。
ャビティ側から該キャビティとは反対側まで貫通して装
備されて前記入子ピンが嵌入される入子嵌合孔と、キャ
ビティとは反対側から前記入子嵌合孔に嵌入して前記入
子ピンが前記入子嵌合孔に嵌入する深さを規制する入子
本体とを装備した構成の場合には、成形工程の繰り返し
によって、入子ピンや入子ピンを支えている入子本体の
摩耗が進行した場合でも、前記入子本体の交換によって
入子ピンの位置調整等が可能で、修復が容易にでき、さ
らに、入子本体によって入子ピンの突出量を調整あるい
は変更するなど、入子ピンのより高精度な位置決めが可
能になると同時に、限られた入子ピンを他目的に利用す
ることも可能になる。さらに、識別孔を形成する入子ピ
ンが金型本体よりも軟らかい材質で形成されているた
め、成形を繰り返しても、該入子ピンが当接する相手側
の金型の傷付きや摩耗を防止することができ、例えば、
金型が成形するケース表面にシボを形成する構成の場合
に、シボの摩滅等の不都合の発生を防止することができ
る。
ケースの成形方法の一実施態様における長い入子ピンを
組み付けた状態における金型の断面図である。
組み付ける場合の金型の分解図である。
における金型の断面図である。
金型の分解図である。
ケースの斜視図である。
ケースの斜視図である。
ケースの斜視図である。
ケースの成形方法の他の実施態様における長い入子ピン
を組み付けた状態における金型の断面図である。
ける場合の金型の分解図である。
を組み付けた状態における金型の断面図である。
を組み付ける場合の金型の分解図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 ケースに形成される識別孔の有無及び該
識別孔の位置及び該識別孔の形状等を検出して前記ケー
スに関わる特定情報を得る情報検出孔システムに用いら
れるケースの成形方法において、 前記ケースを成形する金型のキャビティ内に突出するこ
とによって前記識別孔を形成する入子ピンの着脱・固定
若しくは位置調節を、前記入子ピンを貫通すると共にキ
ャビティを開いた時にパーティング面側から着脱操作可
能な固定手段により行うこととし、 前記特定情報の変更を前記固定手段の操作による前記入
子ピンの交換若しくは取り付け位置の変更により行うこ
とを特徴とする情報検出孔システムに用いられるケース
の成形方法。 - 【請求項2】 前記入子ピンが装着される金型には、キ
ャビティ側から該キャビティとは反対側まで貫通して前
記入子ピンが嵌入される入子嵌合孔を設け、前記キャビ
ティとは反対側から前記入子嵌合孔に嵌入して前記入子
ピンが前記入子嵌合孔に嵌入する深さを規制可能とする
入子本体を用いることを特徴とする請求項1に記載の情
報検出孔システムに用いられるケースの成形方法。 - 【請求項3】 金型本体よりも軟らかい材質で作られて
いる前記識入子ピンを用いることを特徴とする請求項1
または2のいずれかに記載の情報検出孔システムに用い
られるケースの成形方法。
Priority Applications (4)
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JP02592994A JP3400521B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 情報検出孔システムに用いられるケースの成形方法 |
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GB9501666A GB2286553B (en) | 1994-01-31 | 1995-01-27 | Method of moulding cases used in information detection hole system and apparatus therefor |
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Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP02592994A JP3400521B2 (ja) | 1994-01-31 | 1994-01-31 | 情報検出孔システムに用いられるケースの成形方法 |
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