JP3399709B2 - プログラマブルコントローラにおけるデータ取出方法およびプログラマブルコントローラ - Google Patents

プログラマブルコントローラにおけるデータ取出方法およびプログラマブルコントローラ

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JP3399709B2
JP3399709B2 JP21785795A JP21785795A JP3399709B2 JP 3399709 B2 JP3399709 B2 JP 3399709B2 JP 21785795 A JP21785795 A JP 21785795A JP 21785795 A JP21785795 A JP 21785795A JP 3399709 B2 JP3399709 B2 JP 3399709B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、産業機器等で使
用されるプログラマブルコントローラに関し、特にCP
Uユニット(PC本体)内のシーケンスプログラム、デ
バイスメモリのデータを脱着式の外部記憶媒体に書き込
むプログラマブルコントローラにおけるデータ取出方法
およびプログラマブルコントローラおよび外部周辺機器
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、産業機械等の制御用機器とし
て、シーケンス制御装置が広く利用されている。ここで
云うシーケンス制御装置とは、産業機械等の制御におい
て、一つの制御動作の終了を確認し、その結果に応じて
次の動作を選定すると云ったように、あらかじめ定めら
れた順序に従って、制御の各段階を逐次進めていく制御
(シーケンス制御)を行う制御機器である。
【0003】近年のシーケンス制御装置としては、シー
ケンスプログラムを変更可能なプログラマブルコントロ
ーラ(以下、PCと略称する)が使用されてきている。
【0004】図20は従来のPCの一般的構成を示して
いる。PCは、PCの主要部をなすCPUユニット1を
有しており、CPUユニット1には外部周辺機器2がケ
ーブル3により切り離し可能に接続される。
【0005】CPUユニット1は、外部周辺機器2とデ
ータの送受信を行うための周辺インタフェース(以下、
周辺I/Fとする)4と、外部周辺機器2より送信され
たデータを一時的に待避しておく受信バッファ5と、外
部周辺機器2へ送信するデータを一時的に格納する送信
バッファ6と、シーケンスプログラムを格納するシーケ
ンスプログラムメモリ7と、シーケンスプログラム上で
制御対象外部機器をON、OFF制御するのに必要な入
出力信号用のデバイスデータや、数値を扱うデバイスの
状態を記憶するデバイスメモリ8と、システムプログラ
ムを格納したシステムROM9と、CPU12が実行中
に一時的にデータを記憶するためのデータRAM10
と、アドレス信号線やデータ信号線などの各種信号線1
1と、システムROM9に格納されたシステムプログラ
ムを実行するCPU12とを有している。
【0006】外部周辺機器2は、プログラミングコンソ
ールのようなものであり、キーボード2aと、ディスプ
レイ部2bとを有し、フロッピディスク、ICメモリカ
ード等によるメモリ(外部記憶媒体)19を脱着可能に
装着される。
【0007】ここで、例えば0ステップ目から9ステッ
プまでの10ステップによるシーケンスプログラムがシ
ーケンスプログラムメモリ7に既に格納されていると
し、その10ステップ分のシーケンスプログラムをPC
のCPUユニット1から外部周辺機器2に読み出す一連
の処理について説明する。
【0008】ユーザーが、外部周辺機器2の電源を入れ
ると、図20に示されているようなメインメニューがデ
ィスプレイ部2bに画面表示される。このメインメニュ
ーでは、図20に示されるように、1段目に「PC読出
し」と表示され、2段目に「デバイス読出し」と表示さ
れる。
【0009】CPUユニット1から外部周辺機器2にシ
ーケンスプログラムを読み出すべく、メインメニューの
中から1段目の「PC読出し」を選択し、RETキー
(リターンキー)を押下する。
【0010】これにより図22に示されているような、
PC読出し画面がオープンする。この画面では、1段目
に「読出し先頭アドレス[ ]ステップ」と表示され、
2段目に「読出し最終アドレス[ ]ステップ」と表示
される。この例では、読出し先頭アドレスは0ステップ
目であり、最終アドレスは9ステップ目であるから、ユ
ーザーは、1段目の[ ]内に“0”を、2段目の[
]内に“9”をそれぞれセットし、RETを押下す
る。
【0011】これにより、図23に示されているシーケ
ンスプログラム読出し要求データ作成ルーチンが起動さ
れる。シーケンスプログラム読出し要求データ作成ルー
チンは、CPUユニット1内のシーケンスプログラムメ
モリ7にあるシーケンスプログラムを外部周辺機器2に
読出す要求のデータ構成を外部周辺機器2の送信バッフ
ァ(図示省略)にセットし、これをCPUユニット1へ
送信する処理を実行するルーチンである。
【0012】図24は、シーケンスプログラムの読出し
要求時に外部周辺機器2の送信バッファにセットされる
データ構成を例示しており、これは、データ長格納エリ
アと、シーケンスプログラム読出しの要求コード格納エ
リアと、オフセットステップ値格納エリアと、読出しス
テップ数格納エリアとで構成される。このように、CP
Uユニット1からシーケンスプログラムを読み出すな
ど、CPUユニット1と外部周辺機器2との各種交信処
理を行うために、外部周辺機器2からCPUユニット1
に向かって発行されるデータ構成を交信要求データとい
う。
【0013】シーケンスプログラム読出し要求データ作
成ルーチンでは、先ずステップS501にて、外部周辺
機器2の送信バッファの要求コード格納エリアにシーケ
ンスプログラム読出しの要求コードをセットする。ここ
では、シーケンスプログラム読出しの要求コードを予め
“1”に決めておく。
【0014】次にステップS502で、外部周辺機器2
の送信バッファのオフセットステップ値格納エリアに読
出し先頭ステップをセットする。この例では、読出し先
頭ステップは0ステップであるから、図24に示されて
いるように、オフセットステップ値格納エリアに“0”
をセットする。
【0015】次にステップS503では、外部周辺機器
2の送信バッファの読出しステップ数格納エリアに読出
しステップ数をセットする。この例では、読出しステッ
プ数は0ステップ目から9ステップ目までの10ステッ
プであるから、図24に示されているように、読出しス
テップ数格納エリアエリアに“10”をセットする。
【0016】次にステップS504では、外部周辺機器
2の送信バッファのデータ長格納エリアにシーケンスプ
ログラム読出し要求のデータ長をセットする。シーケン
スプログラム読出し要求は上述のステップS501〜ス
テップS503にてセットした3つのデータで構成され
ているので、図24に示されているように、データ長格
納エリアに“3”をセットする。
【0017】次のステップS505で、CPUユニット
1に対してデータ送信割込信号を送り、次のステップS
506で、CPUユニット1へ外部周辺機器2の上述の
送信バッファのデータを送信する。
【0018】次に、CPUユニット1におけるシーケン
スプログラム読出し処理を図25に示されているメイン
ルーチンに従って説明する。
【0019】CPUユニット1に電源が投入されると、
これのメインルーチンが起動される。このメインルーチ
ンでは、先ずステップS601で、シーケンスプログラ
ムメモリ7に記憶されているシーケンスプログラムを実
行する。
【0020】次にステップS602で、外部周辺機器2
よりのデータ送信割込信号があるか否かを検出する。デ
ータ送信割込信号があったならば、ステップS603へ
進み、外部周辺機器2からの交信要求データ受信処理を
実行する。
【0021】ここで、メインルーチンの説明を中断して
ステップS603における交信要求データ受信処理を図
26に示されているフローチャートを参照して説明す
る。
【0022】先ず、ステップS701で、外部周辺機器
2の送信バッファのデータ長格納エリアに書き込まれて
いるデータ長を周辺I/F4で取得する。
【0023】次にステップS702では、周辺I/F4
に取得したデータ長を受信バッファ5のアドレス0にセ
ットし、次のステップS703では、外部周辺機器2の
送信バッファの要求コード格納エリア、オフセットステ
ップ値格納エリア、読出しステップ数格納エリアの各々
に書き込まれているデータを周辺I/F4で取得し、こ
れらを受信バッファ5のアドレス1以降にセットする。
【0024】次にステップS704では、受信バッファ
5のアドレス0にセットされたデータ長に基づいてデー
タ長分、受信したか否かを判別し、この判別によりデー
タ長分、ステップS703を繰り返し実行する。
【0025】これにより、受信バッファ5には図27に
示されているようなデータがセットされる。この場合、
受信バッファ5には、図27に示されているように、デ
ータ長エリアと、要求コード格納エリアと、オフセット
ステップ値格納エリアと、読出しデータ長格納エリアと
が設けられ、それらエリアに外部周辺機器2の送信バッ
ファのデータがそのまま書き込まれる。
【0026】ここで、図25に示されているメインルー
チンの説明に戻る。上述のようなデータ受信を完了する
と、次にステップS604で、外部周辺機器2よりの交
信要求データの種類を、受信バッファ5の先頭アドレス
から+1したアドレスのデータ、つまり要求コード格納
エリアの内容を読出すことで判断する。その値が“1”
であれば、交信要求データの種類がシーケンスプログラ
ム読出しであると判定し、ステップS605へ進み、シ
ーケンスプログラム読出し処理を実行する。
【0027】次にステップ605におけるシーケンスプ
ログラム読出し処理を図28に示されているフローチャ
ートを参照して説明する。
【0028】先ず、ステップS801では、受信バッフ
ァ5のオフセットステップ値格納エリアに格納されてい
るオフセットステップ値と読出しステップ数格納エリア
に格納されている読出しステップ数とを読み出し、その
2つのデータの和とシーケンスプログラムメモリ7の最
大ステップ値との大小比較を行う。
【0029】オフセットステップ値と読出しステップ数
との和が、シーケンスプログラムメモリ7の最大ステッ
プ値より小さい場合には、オフセットステップ値と読出
しステップ数の値がともに正常値であると判定し、次に
ステップS802へ進み、受信バッファ5の読出しステ
ップ数格納エリアに格納されている読出しステップ数が
送信バッファ6の容量内であるか否かチェックを行う。
なお、図29はシーケンスプログラムメモリ7に格納さ
れているシーケンスプログラムの例を示している。
【0030】読出しステップ数が送信バッファ6の容量
より小さいならば、読出しステップ数の正常値なので、
次にステップS803へ進み、指定オフセットステップ
より指定ステップ数分のシーケンスプログラムを送信バ
ッファ6にセットする処理を行う。
【0031】ここでは、受信バッファ5のオフセットス
テップ値格納エリアと読出しステップ数格納エリアに格
納されている読出しステップ数との値がそれぞれ
“0”、“10”であるから、図29に例示されている
シーケンスプログラムの0ステップ目より、10ステッ
プ分のデータを送信バッファ6の読出しデータ格納エリ
ア(図30参照)にセットする。
【0032】送信バッファ6は、図30に示されている
ように、データ長格納エリアと、応答コード格納エリア
と、正常応答か異常応答かを示すデータが格納される応
答適否データ格納エリアと、オフセットステップ値格納
エリアと、読出しステップ数格納エリアと、読出しデー
タ格納エリアとにより構成される。この送信バッファ6
のデータ容量は、例えば1005ステップに設定され、
1回のシーケンスプログラム読出し要求で、最大100
0ステップのプログラム読出しが可能である。
【0033】次にステップS804では、受信バッファ
5のオフセットステップ値エリアに格納されているオフ
セットステップ値と、読出しステップ数格納エリアに格
納されている読出しステップ数、即ち要求パケットのオ
フセットステップ値と読出しステップ数とを送信バッフ
ァ6のオフセットステップ値格納エリアと読出しステッ
プ数格納エリアにそれぞれセットする。
【0034】次にステップS805では、送信バッファ
6の応答適否データ格納エリアに常応答を示す"0"を
セットする。
【0035】次にステップS806では、送信バッファ
6の読出しステップ数格納エリアとヘッダ長(固定長)
から応答データ長を計算し、それを送信バッファ6のデ
ータ長格納エリアにセットする。この例では、読出しス
テップ数10にヘッダ部の長さ4ステップを加えて14
ステップが応答データ長である。
【0036】通常、交信要求データ並びに応答データの
データ構成はデータの長さが固定の部分とデータの長さ
が可変の部分とに大きく二つに分かれる。この二つのデ
ータの集まりの並び方は、データの長さが固定の部分が
先にきて、次に可変の部分となる。この二つのデータの
集まりのうち、データの長さが固定の部分のことをデー
タの並び方にちなんでヘッダ部と呼び、その長さをヘッ
ダ長という。
【0037】次にステップS807では、シーケンスプ
ログラム読出しの応答コードを送信バッファ6の応答コ
ード格納エリアにセットする。この例では、シーケンス
プログラム読出しの応答コードを“81”としている。
【0038】次にステップS808では、送信バッファ
6にあるシーケンスプログラム読出しの応答データ(図
30参照)を周辺I/F4よりケーブル3を介して外部
周辺機器2に応答データを送信する。
【0039】上述のように、CPUユニット1からシー
ケンスプログラムを読出す等、CPUユニット1と外部
周辺機器2との各種交信処理を行うためにCPUユニッ
ト1から外部周辺機器2に向かって発行されるデータ構
成を交信応答データという。
【0040】なお、ステップS801にてオフセットス
テップ値と読出しステップ数との和が、シーケンスプロ
グラムメモリ7の最大ステップ値より大きい場合には、
オフセットステップ値と読出しステップ数の少なくとも
何れか一方が異常値であると判定してステップS809
へ進み、ステップS809では、送信バッファ6の応答
適否データ格納エリアに異常応答を示す“FFFFH”
をセットする。
【0041】次にステップS810で、そのパケット長
(応答データ長)を送信バッファ6のデータ長格納エリ
アにセットし、この後にステップS807、808へ進
み、この場合も送信バッファ6にあるシーケンスプログ
ラム読出しの応答データを周辺I/F4よりケーブル3
を介して外部周辺機器2へに送信する。
【0042】次にデバイスメモリのデータ読出しについ
て説明する。
【0043】まず始めに、このデバイスメモリのデータ
読出しがどのような場合に必要であるかを説明する。F
Aシステムを何かの異常のため停止させる場合には、シ
ステムを再起動させるために、システム稼動時のCPU
ユニット1のデバイスメモリの内容を保管する必要があ
り、この時にデバイスメモリの内容を脱着可能なメモリ
に書き込むことが行われる。
【0044】この従来例では、ユーザーは、シーケンス
プログラム中にデバイスメモリをデバイスNO.0から
デバイスNO.9までの10ワード分使用しているとし
て説明する。
【0045】ユーザーが外部周辺機器2の電源を入れる
と、図21に示されている前述のメインメニューがディ
スプレイ部2aに画面表示される。CPUユニット1か
ら外部周辺機器2を経由して脱着可能なメモリ19にC
PUユニット1のデバイスメモリのデータを転送すべ
く、メインメニューの中から2段目の「デバイス読出
し」を選択し、RETキーを押下する。
【0046】これにより図31に示されているような、
デバイス読出し画面がオープンする。この画面では、1
段目に「読出し先頭デバイスNO.[ ]」と表示さ
れ、2段目に「読出し最終デバイスNO.[ ]」と表
示される。この例では、読出し先頭デバイスNO.は
“0”であり、最終デバイスNO.は“9”であるか
ら、ユーザーは、1段目の[ ]内に“0”を、2段目
の[ ]内に“9”をそれぞれセットし、RETキーを
押下する。
【0047】これにより、図32に示されているデバイ
スメモリ読出し要求データ作成ルーチンが起動される。
デバイスメモリ読出し要求データ作成ルーチンでは、先
ず、ステップS901で、外部周辺機器2の送信バッフ
ァの要求コード格納エリアに、図33に示されているよ
うに、デバイスメモリ読出し要求コードである“2”を
セットする。
【0048】これより以降のステップS902〜906
は、図23に示されているシーケンスプログラム読出し
要求データ作成処理ルーチンにおけるステップS502
〜506と同等であり、デバイスメモリ読出しのための
交信要求データを外部周辺機器2の送信バッファ(図3
3参照)に作成する。この交信要求データは、データ長
と、要求コードと、オフセットアドレスと、読出しワー
ド数とで構成される。
【0049】CPUユニット1は、図34に示されてい
るメインルーチン(図25のメインルーチンと同じも
の)を実行し、ステップS603で、外部周辺機器2よ
りの要求データ受信処理を図26に示されている前述の
フローチャートに従って行い、図35に示されているよ
うに、受信バッファ5に外部周辺機器2の送信バッファ
のデータ、即ちデータ長と、要求コードと、オフセット
アドレスと、読出しワード数とをそのまま書き込む。
【0050】次にステップS604にて、受信バッファ
5の要求コード格納エリアの書き込み値が“2”であれ
ば、交信要求データの種類がデバイスメモリ読出しであ
ると判定し、ステップS605へ進み、デバイスメモリ
読出し処理を実行する。
【0051】次にデバイスメモリ読出し処理を図36に
示されているフローチャートを参照して説明する。デバ
イスメモリ読出し処理ルーチンにおけるステップS10
01〜1006は、図28に示されているシーケンスプ
ログラム読出し処理ルーチンにおけるステップS801
〜806と同等であり、ステップS1007で、送信バ
ッファ6の先頭から+1したアドレス、即ち応答コード
格納エリアに予め定義されているデバイスメモリ読出し
の応答コードを“82”をセットする。
【0052】なお、図37はデバイスメモリ8のデータ
メモリ構成例を示している。
【0053】次にステップS1008では、送信バッフ
ァ6にあるデバイスメモリ読出しの応答データ(図38
参照)を周辺I/F4よりケーブル3を介して外部周辺
機器2の受信バッファ(図示省略)に応答データを送信
する。
【0054】このようにして外部周辺機器2の受信バッ
ファが受信した応答データ中のデバイスメモリのデータ
(図37参照)は外部周辺機器2に装填されているメモ
リ19に書き込まれる。
【0055】また特開昭61−35653号公報には、
ICメモリカードを通信端末装置に装着すると、通信端
末装置のMPUに割込み信号を発生し、ICメモリカー
ドが保有しているデータを通信端末装置内のRAMに書
き込んだり、通信端末装置内のRAMのデータをICメ
モリカードに書き込むことことが示されている。
【0056】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシーケ
ンスプログラムの読出しの方法では、CPUユニット1
と外部周辺機器2との間で、要求データと応答データの
授受がケーブル3を使用して行われているため、保守点
検時に例えばシーケンスプログラムを読み出す場合、保
守担当者はPCが設置されている現場へ外部周辺機器2
を持っていき、PCのCPUユニット1と外部周辺機器
2とをケーブル3を用いて接続してシーケンスプログラ
ムを外部周辺機器2に読出し、その外部周辺機器2を設
計室などに持って戻らなければならず、保守担当者にと
っては、外部周辺機器2をPCが設置されている現場へ
持ち歩くことが煩わしいという問題点があった。
【0057】またシステム稼動時のデバイスメモリのデ
ータをFDなどの脱着可能なメモリ19に保管する場
合、CPUユニット1から読出したデバイスメモリのデ
ータを外部周辺機器2内のバッファメモリに一旦書き込
み、その後に外部周辺機器2内のバッファメモリからF
Dなどの脱着可能なメモリ19にデータを書き込むた
め、読出し/書込みを2回ずつ行わなければならず、C
PUユニット1から読出すバイスメモリのデータが大容
量の場合、その処理にかなりな時間がいるという問題点
があった。
【0058】また、特開昭61−35653号公報に示
されているものは、何時も通信端末装置内のRAMの全
データをICメモリカードに書き込むことを前提として
おり、このため、RAMの一部のデータのみを読み出す
べく、読出し先頭アドレス、読出しデータ量など変更す
ることについて考慮されておらず、この通信端末装置で
は、通信端末装置内のメモリに、読出し先頭アドレス、
読出しデータ数などの読出し制御のためのデータを予め
セットしておく必要がある。また読出し先頭アドレス、
読出しデータ量などを変更するのに、外部周辺機器を通
信端末装置に接続するなどして読出し先頭アドレス、読
出しデータ数などを変更する必要がある。
【0059】従って、通信端末装置のデータ転送の技術
をプログラマブルコントローラにおけるデータ読み出し
に転用すると、読出し先頭アドレス、読出し量などを変
更するのに、外部周辺機器をCPUユニットが設置して
ある現場に持参しなくてはならず、さらにその現場でC
PUユニットに対して保守担当者が読出し先頭アドレ
ス、読出し量などを指定する操作が必要になるため、外
部周辺機器をPCが設置されている現場へ持ち歩くこと
が煩わしいということについて改善されない。
【0060】この発明は、上述のような問題点に着目し
てなされたものであり、外部周辺機器をPCが設置され
ている現場へ持ち運ぶことなく、プログラマブルコント
ローラ内のシーケンスプログラムメモリやデバイスメモ
リのデータを、必要分のみ脱着可能な外部記憶媒体に取
り出すことができるプログラマブルコントローラにおけ
るデータ取出方法、およびそのデータ取出方法の実施に
使用されるプログラマブルコントローラおよび外部周辺
機器を提供することを目的としている。
【0061】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明によるプログラマブルコントローラにお
けるデータ取出方法は、シーケンスプログラムに基づい
て制御対象機器を制御するプログラマブルコントローラ
のデータを脱着可能な外部記憶媒体に取り出す方法にお
いて、外部記憶媒体にデータ読出しの種類と領域を指定
した交信要求データを書換可能に登録し、当該外部記憶
媒体がプログラマブルコントローラに設けられた外部記
憶媒体ドライバにセットされることにより、割込み信号
を発生して外部記憶媒体のメモリアドレスをプログラマ
ブルコントローラのメモリアドレスに割付けて、前記
部記憶媒体内の交信要求データを読み出すことによりデ
ータ読出しの種類と領域の指定情報を取得し、当該領域
の指定情報を正常値であると判定した場合に、指定され
た種類および領域のデータを交信応答データとして前記
外部記憶媒体に書き込み、一方で、前記領域の指定情報
を異常値であると判定した場合に、前記外部記憶媒体に
異常であることを示すデータを書き込むものである。
【0062】従って、この発明によるプログラマブルコ
ントローラにおけるデータ取出方法では、外部周辺機器
を使用して外部記憶媒体にデータ読出しの種類と領域を
指定した交信要求データを書換可能に登録しておき、こ
の外部記憶媒体をプログラマブルコントローラの外部記
憶媒体ドライバにセットする。外部記憶媒体をプログラ
マブルコントローラの外部記憶媒体ドライバにセットす
ると、割込み信号が発生して外部記憶媒体のメモリアド
レスをプログラマブルコントローラのメモリアドレスに
割付けることが行われ、プログラマブルコントローラが
外部記憶媒体に登録されている交信要求データを読み出
すことによりデータ読出しの種類と領域の指定情報を取
得し、指定(要求)された種類および領域のデータを交
信応答データとして外部記憶媒体に書き込む。
【0063】これにより外部記憶媒体をプログラマブル
コントローラの外部記憶媒体ドライバにセットするだけ
で、プログラマブルコントローラ内のシーケンスプログ
ラムメモリやデバイスメモリのデータを、必要分のみ脱
着可能な外部記憶媒体に取り出すことができる。
【0064】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラにおけるデータ取出方法は、前記交信要求データが、
データ読出しの種類を指定するデータとしてシーケンス
プログラムの読出しとデバイスメモリのデータ読出しと
を識別する要求コードを有し、データ読出しの領域を指
定するデータとしてシーケンスプログラムの読出し先頭
ステップあるいはデバイスメモリの読出し先頭アドレス
と、シーケンスプログラムの読出しステップ数あるいは
デバイスメモリの読出しワード数とを含んでいるもので
ある。
【0065】従って、このデータ取出方法では、要求コ
ードによって読出しデータをシーケンスプログラムとデ
バイスメモリのデータの何れか一方に選択的に指定で
き、シーケンスプログラムの読出し先頭ステップあるい
はデバイスメモリの読出し先頭アドレスと、シーケンス
プログラムの読出しステップ数あるいはデバイスメモリ
の読出しワード数を指定することにより必要分のシーケ
ンスプログラムあるいはデバイスメモリのデータを外部
記憶媒体に取り出すことができる。
【0066】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラは、シーケンスプログラムに基づいて制御対象機器を
制御するプログラマブルコントローラにおいて、脱着可
能な外部記憶媒体の装着により割込み信号を発生する割
込み回路と、前記割込み信号により前記外部記憶媒体の
メモリアドレスをプログラマブルコントローラのメモリ
アドレスに割付けるアドレス割付け手段と、前記外部記
憶媒体に登録された交信要求データを前記アドレス割付
け手段によって割り付けられたメモリアドレスに読み出
すことによりデータ読出しの種類と領域の指定情報を取
得する読出し手段と、前記領域の指定情報を正常値であ
ると判定した場合に、指定された種類および領域のデー
タを交信応答データとして前記外部記憶媒体に書き込む
書込み手段とを有し、前記書込み手段は、前記領域の指
定情報を異常値であると判定した場合に、前記外部記憶
媒体に異常であることを示すデータを書き込むものであ
る。
【0067】従って、この発明によるプログラマブルコ
ントローラでは、外部記憶媒体が装着されると、割込み
回路が割込み信号を発生し、この割込み信号によりアド
レス割付け手段が外部記憶媒体のメモリアドレスをプロ
グラマブルコントローラのメモリアドレスに割付ける。
これによりプログラマブルコントローラは外部記憶媒体
のデータを読み書きできるようになり、プログラマブル
コントローラが読出し手段によって外部記憶媒体に予め
登録されている交信要求データを読み取ることにより、
データ読出しの種類と領域とを認識し、この交信要求デ
ータによって指定されたデータ読出しの種類と領域とに
応じて書込み手段により外部記憶媒体に交信応答データ
を書き込む。
【0068】これにより領域指定された所要ステップ数
のシーケンスプログラムあるい所要ワード数のデバイス
メモリのデータが外部記憶媒体に書き込まれ、シーケン
スプログラムの読み出し、デバイスメモリの内容保存が
行われる。
【0069】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラは、前記交信要求データが、データ読出しの種類を指
定するデータとしてシーケンスプログラムの読出しとデ
バイスメモリのデータ読出しとを識別する要求コードを
有し、データ読出しの領域を指定するデータとしてシー
ケンスプログラムの読出し先頭ステップあるいはデバイ
スメモリの読出し先頭アドレスと、シーケンスプログラ
ムの読出しステップ数あるいはデバイスメモリの読出し
ワード数とを含んでいるものである。
【0070】従って、このプログラマブルコントローラ
では、要求コードによって読出しデータをシーケンスプ
ログラムとデバイスメモリのデータの何れか一方に選択
的に指定でき、シーケンスプログラムの読出し先頭ステ
ップあるいはデバイスメモリの読出し先頭アドレスと、
シーケンスプログラムの読出しステップ数あるいはデバ
イスメモリの読出しワード数を指定することにより必要
分のシーケンスプログラムあるいはデバイスメモリのデ
ータを外部記憶媒体に取り出すことができる。
【0071】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラは、外部記憶媒体を着脱可能に装着される外部記憶媒
体ドライバを有し、当該外部記憶媒体ドライバには外部
記憶媒体が装着されることによりオン信号を出力するス
イッチが設けられ、前記割込み回路は前記スイッチが出
力するオン信号を取り込むことにより割込み信号を発生
するものである。
【0072】従って、このプログラマブルコントローラ
では、外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライバに装着さ
れ、これによってスイッチがオン信号を出力すること
で、割込み回路が割込み信号を発生する。
【0073】
【0074】
【0075】
【発明の実施の形態】以下に添付の図を参照してこの発
明を実施例について詳細に説明する。なお、この発明の
実施例において上述の従来例と同一構成の部分は、上述
の従来例に付した符号と同一の符号を付してその説明を
省略する。
【0076】[実施例1]図1はこの発明に係るプログ
ラマブルコントローラの概略構成を示している。
【0077】CPUユニット1は、外部記憶媒体である
ICメモリカード17を脱着可能に装填されるICメモ
リカードドライバ20と、ICメモリカード17の先頭
アドレスをCPUユニット1のRAM全体のメモリマッ
プの所定番地、例えば10000番地に割付けるアドレ
ス割付け手段13と、ICメモリカード17がCPUユ
ニット1に装着されたときに割込み信号を発生する割込
み回路14とを新たに有し、割込み回路14が発生する
割込み信号は割込み信号線18によってCPU12に直
接入力される。
【0078】図2に示されているように、ICメモリカ
ードドライバ20にはリミットスイッチ20aが設けら
れており、リミットスイッチ20aはドライバ20にI
Cメモリカード17が装着されたときに、オン信号を発
生する。割込み回路14はこのオン信号を取り込むこと
によって割込み信号を発生する。システムROM9に格
納されているシステムプログラムは、シーケンスプログ
ラムメモリ7のデータをICメモリカード17に書込む
処理を行う部分を有している。
【0079】外部周辺機器2は、ICメモリカード17
を脱着可能に装着される型式のものであり、ICメモリ
カード17へシーケンスプログラム読出しなどの交信要
求データを登録するデータ登録手段15と、ICメモリ
カード17からシーケンスプログラム読出しなどの交信
応答データを読み出すデータ読出し手段16とを有して
いる。
【0080】外部周辺機器2は、図には示されていない
が、ICメモリカード登録用バッファを有しており、こ
のバッファは、図3に示されているように、要求データ
の有無を示すフラグが格納されるフラグ格納エリアと、
データ長格納エリアと、要求コード格納エリアと、オフ
セットステップ値格納エリアと、読出しステップ数格納
エリアとを含んでいる。
【0081】ここで、0ステップ目から9ステップ目ま
での長さ10ステップのシーケンスプログラムがシーケ
ンスプログラムメモリ7に格納されているとして、この
長さ10ステップのシーケンスプログラムをPCのCP
Uユニット1からICメモリカード17に読み出す一連
の処理について説明する。
【0082】ユーザーが、外部周辺機器2の電源を入れ
ると、図4に示されているメインメニューがディスプレ
イ部2aに画面表示される。このメインメニューには、
「ICメモリカードへのPC読出し登録」、「ICメモ
リカードからのPC読出し」、「ICメモリカードへの
デバイスメモリ読出し」の各項目が1〜3段目に表示さ
れる。
【0083】このメインメニューより1段目の「ICメ
モリカードへのPC読出し登録」の項目を選択し、RE
Tキーを押下する。これにより図5に示されているよう
なICメモリカードへのPC読出し登録画面がオープン
する。この画面では、1段目に「読出し先頭アドレス
[ ]ステップ」、2段目に「読出し最終アドレス[]
ステップ」と表示される。
【0084】本実施例の場合、読出し先頭アドレスは0
ステップ目であり、最終アドレスは9ステップ目である
から、ユーザーは1段目の[ ]内に“0”を、2段目
の[]内に“9”をそれぞれセットし、RETキーを押
下する。
【0085】これにより図6に示されているシーケンス
プログラム読出し要求データ作成処理ルーチンが起動さ
れ、シーケンスプログラム読出しのための交信要求デー
タの作成が行われる。
【0086】シーケンスプログラム読出し要求データ作
成処理ルーチンでは、先ずステップS11で、外部周辺
機器2のICメモリカード登録用バッファの要求コード
格納エリアにシーケンスプログラム読出しを表す要求コ
ード“1”をセットする。
【0087】次にステップS12で、ICメモリカード
登録用バッファのオフセットステップ値格納エリアに読
出し先頭ステップをセットする。本実施例の場合、読出
し先頭ステップは0ステップであるから、このエリア
に"0"をセットする。次にステップS13で、ICメモ
リカード登録用バッファの読出しステップ数格納エリア
に読出しステップ数をセットする。本実施例の場合、読
出しステップ数は0ステップ目から9ステップ目までの
10ステップであるから、このエリアに10をセットす
る。
【0088】次にステップS14で、シーケンスプログ
ラム読出し要求のデータ長をICメモリカード登録用バ
ッファのデータ長格納エリアにセットする。本実施例の
場合、シーケンスプログラム読出し要求は上述のステッ
11〜13にてセットした3つのデータで構成さ
れているので、データ長格納エリアに“3”をセットす
る。
【0089】次にステップS15で、フラグ格納エリア
に、“1111”、“2222”、“3333”をセッ
トする。このフラグ格納エリアのセット値は、交信要求
データがICメモリカードにセットされたことを示すも
のであり、これを要求データ有りフラグと定義する。
【0090】次にステップS16で、ICメモリカード
17への交信要求データの登録処理を実行する。
【0091】図7は上述のステップS16におけるIC
メモリカードへの交信要求データ登録処理ルーチンを示
している。この登録処理ルーチンでは、先ずステップS
21で、ドライブ指定をICメモリカード指定とし、次
のステップS22で、ICメモリカード登録用バッファ
に既にセットされているシーケンスプログラム読出しの
交信要求データをICメモリカード17の0番地目より
順にセットする。
【0092】この交信要求データ登録処理ルーチンによ
りICメモリカードへの交信要求データ登録手段15は
実現される。
【0093】次に、ICメモリカードにシーケンスプロ
グラムを読み出す処理におけるCPUユニット1の動作
を図8に示されているプログラマブルコントローラのメ
インルーチンに従って説明する。
【0094】CPUユニット1に電源が投入されると、
これのメインルーチンが起動されるる。このメインルー
チンにおけるステップS31〜35は、図25に示され
ている従来のプログラマブルコントローラのメインルー
チンにおけるステップS601〜605と同じであるか
ら、その説明を省略する。
【0095】この発明によるプログラマブルコントロー
ラのCPUユニット1のメインルーチンでは、ステップ
S3〜40が追加されており、ステップS3では、
CPUユニット1の割込み回路14からの割込み信号の
有無をチェックし、割込み回路14からの割込み信号が
あった場合には、次のステップS37へ進み、ICメモ
リカードのアドレス割付け処理を行う。
【0096】図9はステップS37におけるICメモリ
カードのアドレス割付け処理ルーチンを示している。こ
のアドレス割付け処理ルーチンでは、先ずステップS5
1では、アドレス割付け手段13に“RAM全体メモリ
の10000番地をICメモリカードの先頭アドレスと
する”という指令を出し、次のステップS52では、ア
ドレス割付け手段13が、図10に示されているよう
に、アドレスコントロール線21をICメモリカードに
接続させることにより、RAM全体メモリの10000
番地をICメモリカードの0番地に見せる処理を行う。
【0097】図10はCPUユニット1のRAMの全体
メモリマップを示している。アドレス割付け手段13を
使用して、10000番地をICメモリカード17の0
番地に見せることによって、CPUユニット1は、IC
メモリカード17の内容を読み出したり、ICメモリカ
ード17にデータを書き込んだりすることができるよう
になる。
【0098】次にメインルーチンのステップS38で
は、ICメモリカード17内に交信要求データが存在す
るか否かのチェックをICメモリカード17の0〜2番
地の内容、つまり図1のCPUユニット1AのRAMの
全体アドレスの10000番地〜10002番地の内容
が、“1111”、“2222”、“3333”である
か否かを判定する。
【0099】その全体アドレス10000番地〜100
02番地の内容が、“1111”、“2222”、“3
333”であるならば、ICメモリカード17内に交信
要求データが有ると判別し、ステップS39へ進む。ス
テップS39では、交信要求の種類をICメモリカード
17の4番地、CPUユニット1AのRAMの全体アド
レス10004番地の値を読出すことにより判断し、そ
の値が“1”ならば、交信要求データの種類がシーケン
スプログラム読出しであると判定し、ステップS40
で、ICメモリカード17に対するシーケンスプログラ
ム読出し処理を実行する。
【0100】ここでICメモリカード17のメモリ内容
について図11(a)を用いて説明する。ICメモリカ
ード17は、交信要求データと交信応答データのいずれ
かであるか等を示すフラグが格納される交信識別フラグ
格納エリアと、データ長格納エリアと、要求コード格納
エリアと、読出しオフセットステップ値格納エリアと、
読出しステップ数格納エリアとを有している。
【0101】図12は上述のステップS40におけるI
Cメモリカード17に対するシーケンスプログラム読出
し処理ルーチンを示している。このルーチンでは、先
ず、ステップS61で、図11(a)に示されているI
Cメモリカード17の5番地と6番地、つまりCPUユ
ニット1のRAMの全体アドレス10005番地により
示される読出しオフセットステップ値格納エリアの内容
であるオフセットステップ値と、10006番地により
示される読出しステップ数格納エリアの内容である読出
しステップ数とを読み出し、その2つのデータの和とシ
ーケンスプログラムメモリ7の最大ステップ値との大小
比較を行う。
【0102】オフセットステップ値と読出しステップの
和がシーケンスプログラムメモリ7の最大ステップ値よ
り小さい場合には、オフセットステップ値と読出しステ
ップ数がともに正常値であるとしてステップS62へ進
む。
【0103】ステップS62では、図11(a)に示さ
れているICメモリカード17の読み出しステップ数格
納エリアに格納されている読出しステップ数と、ICメ
モリカード17のメモリ容量との大小比較を行い、読出
しステップ数がICメモリカード17のメモリ容量より
小さいならば、読出しステップ数が正常値であるとして
次のステップS3へ進み、シーケンスプログラムをI
Cメモリカード17に書き込む処理を行う。
【0104】この場合、ICメモリカード17の読出し
オフセットステップ値格納エリアに格納されているオフ
セットステップ値と読み出しステップ数格納エリアに格
納されている読出しステップ数とがそれぞれ“0”、
“10”であるから、シーケンスプログラムメモリ7に
書き込まれているシーケンスプログラムの0ステップ
(指定オフセットステップ)目より指定ステップ分、即
ち10ステップ分のシーケンスプログラムデータを、I
Cメモリカード17の8番地(図11(b)参照)、つ
まりCPUユニット1のRAMの全体アドレス1000
8番地から割り付けられた読出しデータエリアにセット
する。
【0105】次にステップS64では、図11(b)に
示されているICメモリカード17の5番地と6番地、
つまりCPUユニット1のRAMの全体アドレス100
05番地と10006番地にあるオフセットステップ値
と読出しステップ数をそれぞれCPUユニット1AのR
AMの全体アドレス10006番地と10007番地に
セットすることにより、ICメモリカード17の6番地
にオフセットステップ値を、7番地に読出しステップ数
をそれぞれセットする。
【0106】次のステップS65では、ICメモリカー
ド17の5番地、つまりCPUユニット1AのRAMの
全体アドレス10005番地に正常応答を示す“0”を
セットすることにより、ICメモリカード17の5番地
に正常応答を示す“0”を0をセットする。
【0107】次にステップS66では、読出しステップ
数とヘッダ長(固定長)から応答データ長を計算し、応
答データ長をICメモリカード17の3番地、つまりC
PUユニット1のRAMの全体アドレス10003番地
にセットする。この実施例では、読出しステップ数10
ステップにヘッダ部の長さ4ステップを加えて14ステ
ップが応答データ長である。
【0108】次にステップS67では、シーケンスプロ
グラム読出しの応答コードをICメモリカード17の4
番地、つまりCPUユニット1のRAMの全体アドレス
10004番地にセットする。ここでシーケンスプロ
グラム読出しの応答コードを“81”としている。
【0109】次にステップS68では、ICメモリカー
ド17の0〜2番地、つまりCPUユニット1のRAM
の全体アドレス10000番地〜10002番地に応答
データ有りフラグをセットする。本実施例では、応答デ
ータ有りフラグを、“AAAAH”、“BBBBH”、
“CCCCH”としている。尚、Hは16進数を表す。
【0110】図11(c)は、上述の一連のデータ書き
込み処理を行った後のICメモリカード17のメモリ内
容である。
【0111】なお、ステップS61にてオフセットステ
ップ値と読出しステップ数との和が、シーケンスプログ
ラムメモリ7の最大ステップ値より大きい場合には、オ
フセットステップ値と読出しステップ数の値の少なくと
も何れか一方が異常値であると判定してステップS69
へ進み、ステップS69では、ICメモリカード17の
5番地に異常応答を示す“FFFFH”をセットする。
【0112】次にステップS70で、そのパケット長
(応答データ長)をICメモリカード17の3番地にセ
ットし、その後にステップS67、68へ進む。
【0113】上述のようにデータを書き込まれたICメ
モリカード17を外部周辺機器2に装着した後、ユーザ
ーが図4に示されている外部周辺機器2のメインメニュ
ーの2段目の「ICメモリカードからのPC読出し」の
項目を選択し、RETキーを押下すると、図13に示さ
れているICメモリカードからの交信応答データ読出し
処理ルーチンが起動される。
【0114】この交信応答データ読出し処理ルーチンで
は、先ずステップS71で、ICメモリカード17の0
〜2番地の内容を読出し、次のステップS72で、その
読出し内容が、“AAAAH”、“BBBBH”、“C
CCCH”であるか否かのチェックを行う。“AAAA
H”、“BBBBH”、“CCCCH”であるならば、
ICメモリカード17に交信応答データが存在するとい
うことであるから、この場合にはステップS73へ進
み、ICメモリカード17の2番地の以降のデータを外
部周辺機器2の受信バッファ(図示省略)にセットす
る。
【0115】この交信応答データ読出し処理ルーチンに
よりICメモリカードからの応答データ読出し手段16
が実現される。
【0116】その後、外部周辺機器2は受信バッファよ
りシーケンスプログラムを読出し、そのシーケンスプロ
グラムの表示を行う。
【0117】上述の如き構成によれば、外部周辺機器2
にてICメモリカード17にシーケンスプログラム読出
しの交信要求データをセットすることで、外部周辺機器
2が設置されている設計室などにて読出し先頭アドレス
などのデータを変更することができ、CPUユニット1
が設置してある現場には保守担当者はICメモリカード
17だけを持参すればよく、また、その現場では、IC
メモリカード17をCPUユニット1に装着するだけ
で、所要のシーケンスプログラムの読出しを行うことが
できる。
【0118】次にシーケンスプログラム中にデバイスメ
モリをデバイスNO.0からデバイスNO.9までの1
0ワード分使用しているとして、その10ワードのデー
タをICメモリカード17に転送する一連の処理につい
て説明する。
【0119】ユーザが外部周辺機器2の電源を入れる
と、図4に示されている前述のメインメニューがディス
プレイ部2aに画面表示される。このメインメニューの
中から3段目の「ICメモリカードへのデバイスメモリ
読出し」の項目を選択し、RETキーを押下する。
【0120】これにより図14に示されているような、
ICメモリカードへのデバイスメモリ読出し画面がオー
プンする。この画面では、1段目に「読出し先頭デバイ
スNO.[ ]」と表示され、2段目に「読出し最終デ
バイスNO.[ ]」と表示される。本実施例では、先
頭デバイスNO.は“0”であり、最終デバイスNO.
は“9”であるから、ユーザーは、1段目の[ ]内に
“0”を、2段目の[]内に“9”を各々セットし、R
ETキーを押下する。
【0121】これにより図15に示されているデバイス
メモリ読出し要求データ作成処理ルーチンが起動され
る。デバイスメモリ読出し要求データ作成処理ルーチン
では、先ずステップS81で、外部周辺機器2のICメ
モリカード登録用バッファの要求コード格納エリアに、
図16に示されているように、デバイスメモリ読出し要
求コードである“2”をセットする。
【0122】これより以降のステップS82〜86は、
図6のステップS12〜16と同等であり、デバイスメ
モリ読出しのための交信要求データを外部周辺機器2の
ICメモリカード登録用バッファ(図16参照)に作成
する。この交信要求データは、データ長と、要求コード
と、オフセットアドレスと、読出しワード数とで構成さ
れる。これによりデバイスメモリ読出し要求データ(交
信要求データ)が作成され、この交信要求データは、図
7に示されている交信要求データ登録処理ルーチンによ
り、図17(a)に示されているように、ICメモリカ
ード17に登録される。
【0123】次に、ICメモリカード17にデバイスメ
モリ8の内容をセットする処理におけるCPUユニット
1側の動作を説明する。
【0124】CPUユニット1に電源を入れると、図1
8に示されているメインルーチンが起動される。図18
に示されているメインルーチンは図8に示されているメ
インルーチンと同じものであり、ここでは交信要求がデ
バイス読出しの交信要求である場合に、デバイスメモリ
の読出し処理を行う。
【0125】従って、ステップS39では、ICメモリ
カード17の4番地、つまりCPUユニット1のRAM
の全体アドレス10004番地の値が“2”あるか否か
を判別し、“2”ならば、交信要求データの種類がデバ
イスメモリ読出しと判定し、ステップS41で、ICメ
モリカード17に対するデバイスメモリ読出し処理を実
行する。
【0126】図19はステップS41におけるデバイス
メモリ読出し処理ルーチンを示している。このデバイス
メモリ読出し処理ルーチンにおけるステップS91〜9
6、98〜100は図12に示されているシーケンスプ
ログラム読出し処理ルーチンにおけるステップS61〜
66、68〜70と同等であり、ステップS97では、
図17(b)に示されているように、デバイスメモリ読
出しの応答コード“82”をICメモリカード17の4
番地、つまりCPUユニット1のRAMの全体アドレス
10004番地にセットする。
【0127】図17(c)は上述の一連のデータ書き込
み処理を行った後のICメモリカード17のメモリ内容
を示している。
【0128】以上のようにしてICメモリカード17に
デバイスメモリ8のデータを読出すことができるので、
保守担当者は、データ登録済のICメモリカード17を
CPUユニット1から抜き取り、そのICメモリカード
17を保管すれば、デバイスメモリ8のデータの吸い上
げ作業は完了する。
【0129】
【発明の効果】以上の説明より明かなように、この発明
によるプログラマブルコントローラにおけるデータ取出
方法においては、外部記憶媒体にデータ読出しの種類と
領域を指定した交信要求データを予め登録しておき、こ
の外部記憶媒体をプログラマブルコントローラの外部記
憶媒体ドライバにセットするだけで、プログラマブルコ
ントローラ内のシーケンスプログラムメモリやデバイス
メモリのデータを、必要分のみ脱着可能な外部記憶媒体
に取り出すことができるから、外部周辺機器をPCが設
置されている現場へ持ち運ぶ必要がなくなり、また前も
って先頭ステップ、読出しステップ数など、データ読出
し領域をプログラマブルコントローラ(CPUユニッ
ト)にセットする必要がなく、その分、保守担当者の負
担は軽減される。
【0130】また、デバイスメモリデータを外部周辺機
器を経由せずにプログラマブルコントローラから直接に
外部記憶媒体に転送するので、デバイスメモリのプログ
ラマブルコントローラからのデータ吸い上げの時間が従
来よりかなり短縮することができる。
【0131】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラにおけるデータ取出方法では、要求コードによって読
出しデータをシーケンスプログラムとデバイスメモリの
データの何れか一方に選択的に指定でき、シーケンスプ
ログラムの読出し先頭ステップあるいはデバイスメモリ
の読出し先頭アドレスと、シーケンスプログラムの読出
しステップ数あるいはデバイスメモリの読出しワード数
を指定することにより必要分のシーケンスプログラムあ
るいはデバイスメモリのデータを外部記憶媒体に取り出
すことができるから、外部周辺機器をPCが設置されて
いる現場へ持ち運ぶことなく、プログラマブルコントロ
ーラ内のシーケンスプログラムメモリやデバイスメモリ
のデータを、必要分のみ脱着可能な外部記憶媒体に取り
出すことができ、また前もって先頭ステップ、読出しス
テップ数など、データ読出し領域をプログラマブルコン
トローラにセットする必要がないから、その分、保守担
当者の負担は軽減される。
【0132】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラにおいては、データ読出しの種類と領域を指定した交
信要求データを予め登録された外部記憶媒体をプログラ
マブルコントローラの外部記憶媒体ドライバにセットす
るだけで、プログラマブルコントローラ内のシーケンス
プログラムメモリやデバイスメモリのデータを、必要分
のみ脱着可能な外部記憶媒体に取り出すことができるか
ら、外部周辺機器をPCが設置されている現場へ持ち運
ぶ必要がなくなり、また前もって先頭ステップ、読出し
ステップ数など、データ読出し領域をプログラマブルコ
ントローラ(CPUユニット)にセットする必要がな
く、その分、保守担当者の負担は軽減される。
【0133】また、デバイスメモリデータを外部周辺機
器を経由せずにプログラマブルコントローラから直接に
外部記憶媒体に転送するので、デバイスメモリのプログ
ラマブルコントローラからのデータ吸い上げの時間が従
来よりかなり短縮することができる。
【0134】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラにおいては、要求コードによって読出しデータをシー
ケンスプログラムとデバイスメモリのデータの何れか一
方に選択的に指定でき、シーケンスプログラムの読出し
先頭ステップあるいはデバイスメモリの読出し先頭アド
レスと、シーケンスプログラムの読出しステップ数ある
いはデバイスメモリの読出しワード数を指定することに
より必要分のシーケンスプログラムあるいはデバイスメ
モリのデータを外部記憶媒体に取り出すことができるか
ら、外部周辺機器をPCが設置されている現場へ持ち運
ぶことなく、プログラマブルコントローラ内のシーケン
スプログラムメモリやデバイスメモリのデータを、必要
分のみ脱着可能な外部記憶媒体に取り出すことができ、
また前もって先頭ステップ、読出しステップ数など、デ
ータ読出し領域をプログラマブルコントローラにセット
する必要がないから、その分、保守担当者の負担は軽減
される。
【0135】次の発明によるプログラマブルコントロー
ラにおいては、外部記憶媒体が外部記憶媒体ドライバに
装着されると、スイッチがオン信号を出力することで、
割込み回路が割込み信号を発生するから、外部記憶媒体
が外部記憶媒体ドライバに装着されれば、割込み信号が
確実に発生し、データ取出処理が行われる。
【0136】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明によるプログラマブルコントローラ
の一実施例を示す構成図である。
【図2】 この発明によるプログラマブルコントローラ
にて使用するICメモリカードのドライバの概略図であ
る。
【図3】 この発明によるプログラマブルコントローラ
におけるシーケンスプログラム読出し処理の要求データ
構成を示す説明図である。
【図4】 この発明によるプログラマブルコントローラ
にて使用する外部周辺機器のメインメニューの画面を示
す図である。
【図5】 この発明によるプログラマブルコントローラ
にて使用する外部周辺機器のシーケンスプログラム読出
しの画面を示す図である。
【図6】 この発明によるプログラマブルコントローラ
にて使用する外部周辺機器でのシーケンスプログラム読
出し要求データ作成処理ルーチンを示すフロー図であ
る。
【図7】 この発明によるプログラマブルコントローラ
にて使用する外部周辺機器でのICメモリカードへの交
信要求データ登録処理ルーチンを示すフロー図である。
【図8】 この発明によるプログラマブルコントローラ
(CPUユニット)におけるメインルーチンを示すフロ
ー図である。
【図9】 この発明によるプログラマブルコントローラ
におけるICメモリカードのアドレス割付け処理ルーチ
ンを示すフロー図である。
【図10】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラのRAMのメモリマップを示す図である。
【図11】 (a)はシーケンスプログラム読出し処理
の要求データを登録したICメモリカードの内容を、
(b)はシーケンスプログラム読出し処理を行っている
途中のICメモリカードの内容を、(c)はシーケンス
プログラム読出し完了後のICメモリカードの内容を各
々示す図である。
【図12】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラにおけるシーケンスプログラム読出し処理ルーチンを
示すフロー図である。
【図13】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラにて使用する外部周辺機器でのICメモリカードから
の交信応答データの読出し処理ルーチンを示すフロー図
である。
【図14】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラにおける外部周辺機器のデバイスメモリ読出しの画面
を示す図である。
【図15】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラにおける外部周辺機器でのデバイスメモリ読出し要求
データ作成処理ルーチンを示すフロー図である。
【図16】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラにおけるデバイスメモリ読出し処理の要求データ構成
を示す図である。
【図17】 (a)はデバイスメモリ読出し処理の要求
データを登録したICメモリカードの内容を、(b)は
デバイスメモリ読出し処理を行っている途中のICメモ
リカードの内容を、(c)はデバイスメモリ読出し完了
後のICメモリカードの内容を各々示す図である。
【図18】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラにおけるメインルーチンを示すフロー図である。
【図19】 この発明によるプログラマブルコントロー
ラにおけるデバイスメモリ読出し処理ルーチンを示すフ
ロー図である。
【図20】 従来のプログラマブルコントローラの構成
図である。
【図21】 従来例における外部周辺機器のメインメニ
ューの画面を示す図である。
【図22】 従来例における外部周辺機器のシーケンス
プログラム読出しの画面を示す図である。
【図23】 従来例における外部周辺機器でのシーケン
スプログラム読出し要求データ作成処理ルーチンを示す
フロー図である。
【図24】 シーケンスプログラム読出し要求データが
外部周辺機器の送信バッファにセットされた状態を表す
図である。
【図25】 従来例におけるプログラマブルコントロー
ラのメインルーチンを示すフロー図である。
【図26】 従来例における外部周辺機器からの要求デ
ータ受信処理ルーチンを示すフロー図である。
【図27】 シーケンスプログラム読出しの要求データ
がプログラマブルコントローラの受信バッファにセット
された状態を表す図である。
【図28】 従来例におけるシーケンスプログラム読出
し処理ルーチンを示すフロー図である。
【図29】 シーケンスプログラムメモリに格納された
シーケンスプログラム例を示す図である。
【図30】 シーケンスプログラム読出しの応答データ
がプログラマブルコントローラの送信バッファにセット
された状態を表す図である。
【図31】 従来例における外部周辺機器のデバイスメ
モリ読出しの画面を示す図である。
【図32】 従来例における外部周辺機器でのデバイス
メモリ読出し要求データ作成処理ルーチンを示すフロー
図である。
【図33】 バイスメモリ読出し要求データが外部周辺
機器の送信バッファにセットされた状態を示す図であ
る。
【図34】 従来例におけるプログラマブルコントロー
ラのメインルーチンを示すフロー図である。
【図35】 デバイスメモリ読出しの要求データがプロ
グラマブルコントローラの受信バッファにセットされた
状態を表す図である。
【図36】 従来例におけるデバイスメモリ読出し処理
ルーチンを示すフロー図である。
【図37】 デバイスメモリの内容を示す図である。
【図38】 デバイスメモリ読出しの応答データがプロ
グラマブルコントローラの送信バッファにセットされた
状態を表す図である。
【符号の説明】
1 CPUユニット,2 外部周辺機器,3 ケーブ
ル,4 周辺インタフェース,5 受信バッファ,6
送信バッファ,7 シーケンスプログラムメモリ,8
デバイスメモリ,9 システムROM,10 データR
AM,11 各種信号線,12 CPU,13 アドレ
ス割付け手段,14 割込み回路,15要求データ登録
手段,16 応答データ読出し手段,17 ICメモリ
カード,18 割込み信号線,19 メモリ,20 I
Cカードドライバ,21 アドレスコントロール線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 19/05 G06K 17/00 G06K 19/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シーケンスプログラムに基づいて制御対
    象機器を制御するプログラマブルコントローラのデータ
    を脱着可能な外部記憶媒体に取り出す方法において、 外部記憶媒体にデータ読出しの種類と領域を指定した交
    信要求データを書換可能に登録し、当該外部記憶媒体が
    プログラマブルコントローラに設けられた外部記憶媒体
    ドライバにセットされることにより、割込み信号を発生
    して外部記憶媒体のメモリアドレスをプログラマブルコ
    ントローラのメモリアドレスに割付けて、前記外部記憶
    媒体内の交信要求データを読み出すことによりデータ読
    出しの種類と領域の指定情報を取得し、当該領域の指定
    情報を正常値であると判定した場合に、指定された種類
    および領域のデータを交信応答データとして前記外部記
    憶媒体に書き込み、一方で、前記領域の指定情報を異常
    値であると判定した場合に、前記外部記憶媒体に異常で
    あることを示すデータを書き込むことを特徴とするプロ
    グラマブルコントローラにおけるデータ取出方法。
  2. 【請求項2】 前記交信要求データは、データ読出しの
    種類を指定するデータとしてシーケンスプログラムの読
    出しとデバイスメモリのデータ読出しとを識別する要求
    コードを有し、データ読出しの領域を指定するデータと
    してシーケンスプログラムの読出し先頭ステップあるい
    はデバイスメモリの読出し先頭アドレスと、シーケンス
    プログラムの読出しステップ数あるいはデバイスメモリ
    の読出しワード数とを含んでいることを特徴とする請求
    項1に記載のプログラマブルコントローラにおけるデー
    タ取出方法。
  3. 【請求項3】 シーケンスプログラムに基づいて制御対
    象機器を制御するプログラマブルコントローラにおい
    て、 脱着可能な外部記憶媒体の装着により割込み信号を発生
    する割込み回路と、前記割込み信号により前記外部記憶
    媒体のメモリアドレスをプログラマブルコントローラの
    メモリアドレスに割付けるアドレス割付け手段と、前記
    外部記憶媒体に登録された交信要求データを前記アドレ
    ス割付け手段によって割り付けられたメモリアドレスに
    読み出すことによりデータ読出しの種類と領域の指定情
    報を取得する読出し手段と、前記領域の指定情報を正常
    値であると判定した場合に、指定された種類および領域
    のデータを交信応答データとして前記外部記憶媒体に書
    き込む書込み手段とを有し、前記書込み手段は、前記領
    域の指定情報を異常値であると判定した場合に、前記外
    部記憶媒体に異常であることを示すデータを書き込むこ
    とを特徴とするプログラマブルコントローラ。
  4. 【請求項4】 前記交信要求データは、データ読出しの
    種類を指定するデータとしてシーケンスプログラムの読
    出しとデバイスメモリのデータ読出しとを識別する要求
    コードを有し、データ読出しの領域を指定するデータと
    してシーケンスプログラムの読出し先頭ステップあるい
    はデバイスメモリの読出し先頭アドレスと、シーケンス
    プログラムの読出しステップ数あるいはデバイスメモリ
    の読出しワード数とを含んでいることを特徴とする請求
    項3に記載のプログラマブルコントローラ。
  5. 【請求項5】 外部記憶媒体を着脱可能に装着される外
    部記憶媒体ドライバを有し、当該外部記憶媒体ドライバ
    には外部記憶媒体が装着されることによりオン信号を出
    力するスイッチが設けられ、前記割込み回路は前記スイ
    ッチが出力するオン信号を取り込むことにより割込み信
    号を発生することを特徴とする請求項3または4に記載
    のプログラマブルコントローラ。
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