JP3399210B2 - 積層型熱交換器 - Google Patents

積層型熱交換器

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JP3399210B2 JP2556596A JP2556596A JP3399210B2 JP 3399210 B2 JP3399210 B2 JP 3399210B2 JP 2556596 A JP2556596 A JP 2556596A JP 2556596 A JP2556596 A JP 2556596A JP 3399210 B2 JP3399210 B2 JP 3399210B2
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    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
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    • F28F2280/04Means for preventing wrong assembling of parts

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皿状に形成された
一対の金属プレートを重ね合わせて流体通路用のチュー
ブを構成するとともに、このチューブを多段に積層する
積層型熱交換器において、このチューブ積層方向の途中
に、チューブの流体通路を遮断する仕切りプレートを設
けて、この仕切りプレートの両側にてそれぞれ独立した
流体通路を形成するようにした熱交換器に関するもの
で、例えば、車両用のオイルクーラーとして好適なもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の積層型熱交換器は、実開
昭62−198373号公報に記載されており、この従
来の積層型熱交換器における仕切りプレートは図11に
示すような形状であって、この仕切りプレート13Aは
図2に示すチューブ構成用の金属プレート15の両端部
に形成される椀状突出部15cの連通穴15eをなくし
た形状になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような形状である
と、仕切りプレート13Aと金属プレート15とが連通
穴15eの有無で相違するだけであるので、熱交換器の
組付の際に、仕切りプレート13Aと金属プレート15
とを混同して誤組付けするという問題が発生しやすい。
【0004】この誤組付けが発生すると、正規位置にて
流体通路を仕切ることができず、設計通りの熱交換機能
を発揮できないという致命的欠陥となる。また、熱交換
器の組付後には、熱交換器の外部からは上記連通穴15
eの有無を目視できないので、仕切りプレート13Aと
金属プレート15との誤組付けを作業者の目視で確認す
ることはできない。
【0005】本発明は上記点に鑑み、仕切りプレートの
誤組付を、特別の検査工程を付加することなく、通常の
組付工程の中で、機械的に、確実に確認できるようにす
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。すなわち、請
求項1〜4記載の発明では、チューブ(16)積層方向
の途中に仕切りプレート(13)を配設し、この仕切り
プレート(13)を境界として、この仕切りプレート
(13)両側のチューブ(16)にてそれぞれ独立した
流体通路を構成するようにした積層型熱交換器におい
て、仕切りプレート(13)として、その長手方向の少
なくとも一端部に折り曲げ部(13b)を有する形状の
ものを2枚用い、この2枚の仕切りプレート(13)
を、互いの折り曲げ部(13b)が反対方向に向くよう
にして重ね合わせて接合することにより、この2枚の仕
切りプレート(13)の少なくとも一端部に、外方に開
し、組付治具(31)の嵌合部材(31a)が嵌入可
能な空隙部(14)を形成したことを特徴としている。
【0007】このような構成によれば、熱交換器組付時
に、仕切りプレート(13)が正規位置にあるときの
み、前記空隙部(14)内に嵌入可能な嵌合部材(31
a)を組付治具(31)に備えておくことにより、この
嵌合部材(31a)が前記空隙部(14)内に嵌入でき
るかどうかで、仕切りプレートの誤組付を簡単に判定で
きる。
【0008】従って、特別の検査工程を付加することな
く、通常の組付工程の中で、機械的に、仕切りプレート
の誤組付を確実に確認できるため、組付工数の増大を招
くことなく、仕切りプレートの誤組付という致命的欠陥
を確実に防止できる。また、請求項4記載の発明では、
金属プレート(15)および仕切りプレート(13)
を、ろう材がクラッドされた材料から構成し、ろう付け
にて、金属プレート(15)および仕切りプレート(1
3)を一体に接合するようにし、さらに、2枚の仕切り
プレート(13)を重ね合わせたとき、互いの外縁部に
おいて、切欠き形状部(13d〜13k、13d′〜1
3j′)と平面部(13a)とが重なるように、2枚の
仕切りプレート(13)の外縁部にそれぞれ切欠き形状
部(13d〜13k、13d′〜13j′)を形成する
ことを特徴としている。
【0009】これにより、切欠き形状部(13d〜13
k、13d′〜13j′)を通して、ろう材中のMgが
真空雰囲気中に飛散(蒸発)しようとするのを促進でき
るため、Mgのゲッター作用(Mgによるアルミニュウ
ム表面の酸化膜除去作用)を良好に発揮させることがで
きる。しかも、2枚の仕切りプレート(13、13)の
外縁部端面に相互の切欠き形状部(13d〜13k、1
3d′〜13j′)による屈折した接合形状を作ること
ができるため、この屈折した接合形状部によりフィレッ
ト(ろう溜まり)を形成しやすくなる。。
【0010】この結果、比較的広い面積の平面部(13
a)を持つ2枚の仕切りプレート13、13間のろう付
けを良好に行うことができ、ろう付け不良の発生を抑制
できる。さらに、ろう付け後に、上記切欠き形状部(1
3d〜13k、13d′〜13j′)を通して、ろう付
け性の確認を容易に行うこともできる。
【0011】なお、上記各手段および特許請求の範囲に
記載の各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形
態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づいて説明する。 (第1実施形態)図1〜図6は、本発明熱交換器を自動
車用オイルクーラーに適用した第1実施形態を示してお
り、図1において、オイルクーラー10の上方部に区画
される第1熱交換部11は、例えば、自動車エンジンの
オイル(第1流体)Aを冷却するものであり、オイルク
ーラー10の下方部に区画される第2熱交換部12は、
例えば、自動車エンジンの自動変速機作動オイル(第2
流体)Bを冷却するものであり、オイルAとオイルBを
入れ換えてもよい。
【0013】上記両熱交換部11、12の間は、2枚の
仕切りプレート13、13を組み合わせた仕切り部にて
仕切られている。このオイルクーラー10は、図1の紙
面垂直方向に送風される冷却空気(外気)と、上記両熱
交換部11、12を流れるオイルA、Bとの間で熱交換
を行って、オイルA、Bを冷却する。
【0014】上記両熱交換部11、12のオイル通路は
金属プレートの積層構造により形成されており、その具
体的構造は基本的には公知のものと同じでよいので、以
下積層構造の概略を説明すると、上記両熱交換部11、
12では、一対の金属プレート15、15を積層してチ
ューブ16を構成している。なお、チューブ16内に
は、図示を省略したが、A3000番系のアルミニュウ
ムベア材にて所定形状に成形されたインナーフィンが内
蔵されて、オイル側の熱伝達率を向上させるようにして
ある。
【0015】この金属プレート15は図2に拡大図示す
るように長手方向に延びる凹状部15aを有する皿状に
形成され、この凹状部15aの両端部には椀状突出部1
5b、15cが形成され、この椀状突出部15b、15
cの頂部に連通穴15d、15eを開けた形状となって
いる。そして、一対の金属プレート15、15を互いの
凹状部15aおよび椀状突出部15b、15cが反対方
向に向くようにして重ね合わせることにより、チューブ
16を構成する。
【0016】金属プレート15の材質は、具体的にはア
ルミニュウム心材(A3000番系の材料)の両面にろ
う材(A4000番系の材料)をクラッドした両面クラ
ッド材(板厚:1mm程度)を上記皿状に成形して、こ
れを2枚1組として多数組、積層した上で、ろう付けに
より接合することにより多数のチューブ16を並列に形
成するものである。
【0017】この多数のチューブ16の通路は、その両
端部(図1の左右端部)でそれぞれ互いに連通穴15
d、15eにて連通しており、これによりオイルAが矢
印イのごとく流れ、オイルBが矢印ロのごとく流れるよ
うになっている。また、両熱交換部11、12におい
て、隣接するチューブ16の外面側相互の間隙にコルゲ
ートフィン(フィン手段)17を接合して空気側の伝熱
面積の増大を図っている。このコルゲートフィン17は
A3003のような、ろう材をクラッドしてないアルミ
ニュウムベア材にて波形状に成形されている。
【0018】第1熱交換部11の金属薄板積層方向の上
端部に位置するエンドプレート18、第2熱交換部12
の金属薄板積層方向の下端部に位置するエンドプレート
19および仕切りプレート13も、上記金属プレート1
5と同様に両面クラッド材から成形されており、但し、
これらのプレート13、18、19は強度確保のため、
上記金属プレート15より厚肉、例えば2mm程度にし
てある。
【0019】そして、上端部のエンドプレート18の両
端部に嵌合穴18a、18bが開けてあり、嵌合穴18
aにはエンジンオイルA側の入口ジョイント20が嵌合
し接合され、嵌合穴18bには出口ジョイント21が嵌
合し接合される。また、下端部のエンドプレート19の
両端部に嵌合穴19a、19bが開けてあり、嵌合穴1
9aには変速機オイルB側の出口ジョイント22が嵌合
し接合され、嵌合穴19bには入口ジョイント23が嵌
合し接合される。なお、各ジョイント20〜23は、A
7000番系のアルミニュウムベア材を切削加工して形
成されるものである。
【0020】一方、仕切り部の仕切りプレート13、1
3は本発明による独自の形状に形成してあり、本第1実
施形態では、図3に示すように、プレート長手方向の中
央部に形成される平面部13aを有し、この平面部13
aの両端部にカップ状の折り曲げ部13b、13cを形
成してある。このカップ状折り曲げ部13b、13c
は、本例では、仕切りプレート13の幅より小さい幅寸
法で形成されている。
【0021】ここで、折り曲げ部13b、13cは図1
のX部から理解されるように、金属プレート15の両端
部の椀状突出部15b、15cの頂部外側面に当接し、
接合されることにより連通穴15d、15eを閉塞する
ものであるから、この連通穴15d、15eの閉塞を可
能とする面積および折り曲げ高さを持つように設計され
ている。
【0022】また、仕切りプレート13、13は、その
折り曲げ部13b、13c間の空隙部14(図1参照)
に、後述の熱交換器組付工程で用いる組付治具の嵌合部
材を嵌入できるように、空隙部14を外方へ開口させた
形状にしてある。つまり、仕切りプレート13、13は
空隙部14を外方へ開口させるため、平面部13aの両
端部に椀状突出部を形成せずに、カップ状折り曲げ部1
3b、13cを形成している。 次に、上記構成におい
て本実施形態のオイルクーラーの製造方法を説明する
と、図4は熱交換器組付用の組付治具を示すもので、組
付治具は下側治具30と、左右方向Cにスライド可能な
側面治具31、31と、上下方向Dにスライド可能な上
面治具33とから構成されている。
【0023】組付治具の下側治具30上に、図1に示す
オイルクーラー10の各部材を積層して、図1に示す状
態に仮組付する。 次に、仮組付体10′の側面に、そ
の左右方向Cから側面治具31、31を押し当てる。こ
のとき、側面治具31、31には、それぞれ、仮組付体
10′側に向かって突出する嵌合部材31aが所定高さ
(すなわち、オイルクーラー10における仕切りプレー
ト13、13の正規位置に相当する高さ)に設けてある
ので、仮組付体10′において仕切りプレート13、1
3が正規位置に組付けられているときは、側面治具3
1、31の嵌合部材31aがそれぞれ、仕切りプレート
13、13の折り曲げ部13b、13c間の空隙部14
内に嵌入できる。なお、図4の13′は仕切りプレート
13、13の組付位置を示す。
【0024】従って、仮組付体10′の側面に、その左
右方向Cから側面治具31、31を押し当て、仮組付体
10′の多数の各プレート13、15、18、19相互
の積層位置のずれを修正し、各プレートを揃えた状態に
て仮組付体10′の左右方向を側面治具31、31にて
保持できる。図5は、仕切りプレート13、13が正規
位置に組付けられていて、側面治具31、31の嵌合部
材31aが仕切りプレート13、13の空隙部14内に
嵌入できる状態を示している。
【0025】これに反し、仮組付体10′において仕切
りプレート13、13が正規位置に組付けられておら
ず、仕切りプレート13、13の組付位置に金属プレー
ト15が組付けられているときは、図6に示すように、
側面治具31、31の嵌合部材31aがそれぞれ、金属
プレート15の椀状突出部15b、15cに当接、干渉
して、側面治具31、31が仮組付体10′の側面に当
接する位置まで前進できない。 これにより、仕切りプ
レート13、13と金属プレート15との誤組付が発生
したことを簡単に発見できる。この誤組付が発見された
ときは、仮組付体10′を再組付して、仕切りプレート
13、13を正規位置に組付ける。
【0026】次に、上記仮組付体10′の上面に上面治
具33を押し当て、仮組付体10′の上下方向を下側治
具30と上面治具33とにより保持する。正規の組付が
なされた仮組付体10′は、上記治具30〜33により
組付状態を維持しながら、ろう付け炉(真空ろう付け
炉)内に搬入し、ここで、各プレート13、15、1
8、19に両面クラッドされたろう材の融点まで加熱し
て、このろう材を溶融させて、各接合箇所を一体に真空
ろう付けする。
【0027】以上の説明から、理解されるように、第1
実施形態によると、熱交換器の製造に際して、特別の検
査工程等を付加することなく、組付治具により仮組付体
10′を保持する工程において、側面治具31、31の
保持動作をそのまま利用して、仕切りプレート13、1
3の誤組付の有無を機械的に、簡単かつ確実に確認でき
る。
【0028】次に、上記したオイルクーラー10の作用
を簡単に述べると、エンジンオイルAは、入口ジョイン
ト20から金属プレート15の椀状突出部15b内に流
入し、ここで各チューブ16に分配され、各チューブ1
6を並列に流れる。このとき、エンジンオイルAはチュ
ーブ16内のインナーフィン(図示せず)、チューブ1
6およびコルゲートフィン17を介して、冷却空気と熱
交換して冷却される。この冷却後のオイルAは金属プレ
ート15の椀状突出部15c内に流入し、ここで集合さ
れ、出口ジョイント21から外部へ流出する。
【0029】一方、変速機オイルBは、入口ジョイント
23から金属プレート15の椀状突出部15c内に流入
し、ここで各チューブ16に分配され、各チューブ16
を並列に流れる。このとき、変速機オイルBはチューブ
16内のインナーフィン(図示せず)、チューブ16お
よびコルゲートフィン17を介して、冷却空気と熱交換
して冷却される。この冷却後のオイルBは金属プレート
15の椀状突出部15b内に流入し、ここで集合され、
出口ジョイント22から外部へ流出する。 (第2実施形態)図7は仕切りプレート13、13の折
り曲げ部13b、13cの形状を若干変更した第2実施
形態であり、本例では、仕切りプレート13、13の平
面部13aと折り曲げ部13b、13cを同一幅寸法と
して、折り曲げ部13b、13cをカップ状とせずに、
単純な折り曲げ形状としたものである。 (第3実施形態)第3実施形態は仕切りプレート13、
13部分におけるろう付け性の改善を図るものであり、
仕切りプレート13、13部では、比較的広い面積を持
つ平面部13a同志を当接させて接合するため、次の2
つの理由からろう付け不良が発生する恐れがある。
【0030】すなわち、第1には、平面部13a同志が
広い面積で当接しているため、ろう材に含まれるMgが
真空雰囲気中に飛散(蒸発)しようとするのが阻害され
る。その結果、Mgのゲッター作用(Mgによるアルミ
ニュウム表面の酸化膜除去作用)が十分発揮されず、ろ
う付け不良を発生する恐れがある。第2には、仕切りプ
レート13、13の外縁部の端面形状が互いに単純な直
線的な平面形状であるので、この外縁部の端面にフィレ
ット(ろう溜まり)が形成されにくくなり、その結果、
この外縁部の端面においてろう材不足という現象(ろう
のひけ)が発生し、ろう付け不良を起こす恐れがある。
【0031】そこで、第3実施形態では、上記ろう付け
不良の発生を抑制するために、仕切りプレート13、1
3の形状を図8のごとく工夫したものである。図8にお
いて、平面部13aは互いに相手側の平面部13aと当
接してろう付けされる部分であり、そして、第3実施形
態では、仕切りプレート13の長手方向の片側の外縁部
端面に、不等ピッチ(a≠b≠c)で複数(図示の例で
は4個)の切欠き溝13d〜13gを設けてある。同様
に、仕切りプレート13の長手方向の他の片側の外縁部
端面にも、不等ピッチ(a≠b≠c)で複数(図示の例
では4個)の切欠き溝13h〜13kを設けてある。
【0032】ここで、切欠き溝13d〜13gと、切欠
き溝13h〜13kは、仕切りプレート13の中心点O
を基準にして180°回転させた位置(点対称の位置)
に設けてある。このような位置関係で、仕切りプレート
13の長手方向の両方の外縁部端面に切欠き溝13d〜
13kを形成することにより、2枚の仕切りプレート1
3、13を重ね合わせたとき、仕切りプレートの方向が
どのような方向であっても、一方の仕切りプレート13
の切欠き溝13d〜13kが必ず、他方の仕切りプレー
ト13の平面部13aと重なるようになり、切欠き溝1
3d〜13k同志が重なることはない。
【0033】これにより、熱交換器のろう付け時におい
て、切欠き溝13d〜13kを通して、ろう材中のMg
が真空雰囲気中に飛散(蒸発)しようとするのを促進で
きるため、Mgのゲッター作用(Mgによるアルミニュ
ウム表面の酸化膜除去作用)を良好に発揮させることが
できる。また、2枚の仕切りプレート13、13の外縁
部端面に相互の切欠き溝13d〜13kによる屈折した
接合形状を作ることができるため、この屈折した接合形
状部にフィレット(ろう溜まり)が形成されやすくな
る。
【0034】この結果、比較的広い面積の平面部(13
a)を持つ2枚の仕切りプレート13、13間のろう付
けを良好に行うことができ、ろう付け不良の発生を抑制
できる。 (第4実施形態)図9に示す第4実施形態は、上記第3
実施形態における切欠き溝13d〜13kの代わりに、
穴部13d′〜13j′を設けるようにしたものであ
り、この穴部13d′〜13j′の配置関係は切欠き溝
13d〜13kと同じである。
【0035】従って、2枚の仕切りプレート13、13
を重ね合わせたとき、仕切りプレートの方向がどのよう
な方向であっても、一方の仕切りプレート13の穴部1
3d′〜13j′が必ず、他方の仕切りプレート13の
平面部13aと重なるようになっている。 (第5実施形態)図10に示す第5実施形態は、仕切り
プレート13のカップ状折り曲げ部13b、13cに水
が溜まるのを防止するようにしたものである。
【0036】図1では、仕切りプレート13が水平方向
に配置される状態を示しているが、仕切りプレート13
が垂直方向に向くようにして、オイルクーラー10が車
両に搭載される場合があり、この場合には、仕切りプレ
ート13の上端部側では、カップ状折り曲げ部13b
(13c)に水が溜まるという事態が発生し、この水分
貯留により仕切りプレート13の耐食性が低下する恐れ
がある。
【0037】そこで、第5実施形態では、カップ状折り
曲げ部13b、13cの平面部13a側の部位に、カッ
プ状折り曲げ部13b、13cと一部重合する凹溝部1
3m、13nを設け、この凹溝部13m、13nに、カ
ップ状折り曲げ部13b、13cへ流入した水を排出す
る排水口機能を持たせるようにしたものである。これに
より、仕切りプレート13が垂直方向に向くようにし
て、オイルクーラー10が車両に搭載された場合に、仕
切りプレート13の上端部側のカップ状折り曲げ部13
b(13c)に水が流入しても、この水を凹溝部13m
(または13n)を通して良好に排出できる。 (他の実施形態)なお、上記実施形態では、本発明を自
動車用のオイルクーラーに適用した場合について説明し
たが、本発明はオイルクーラーに限らず、種々な流体の
熱交換を行う熱交換器に幅広く適用可能であることはも
ちろんである。
【0038】また、仕切りプレート13、13の両端部
に折り曲げ部13b、13cを形成して、両端部に空隙
部14を形成しているが、仕切りプレート13、13の
いずれか一方の端部のみに折り曲げ部13b、13cを
形成して、仕切りプレート13、13の一端部のみに空
隙部14を形成するようにしてもよい。この場合は、当
然、左右の側面治具31、31のいずれか一方のみに嵌
合部材31aを設けることになる。
【0039】また、図8に示す第3実施形態では、切欠
き溝13d〜13kのみを設け、図9に示す第4実施形
態では、穴部13d′〜13j′のみを設けているが、
この切欠き溝13d〜13kと、穴部13d′〜13
j′とを併用してもよい。例えば、仕切りプレート13
の長手方向の片側の外縁部端面に、不等ピッチ(a≠b
≠c)で複数の切欠き溝を設け、仕切りプレート13の
長手方向の他の片側の外縁部端面には、不等ピッチ(a
≠b≠c)で複数の穴部を設けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示すオイルクーラーの
正面断面図である。
【図2】(a)は図1におけるチューブ構成用金属プレ
ートの部分平面図、(b)は(a)のA−A断面図であ
る。
【図3】(a)は図1における仕切りプレートの部分平
面図、(b)は(a)のB−B断面図、(c)は仕切り
プレートの部分斜視図である。
【図4】第1実施形態におけるオイルクーラーの組付治
具を示す斜視図である。
【図5】第1実施形態において仕切りプレートが正規位
置に組付けられた場合の組付治具との位置関係を示す説
明図である。
【図6】第1実施形態において仕切りプレートが誤組付
された場合の組付治具との位置関係を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の第2実施形態を示す仕切りプレートの
部分斜視図である。
【図8】本発明の第3実施形態を示す仕切りプレートの
斜視図である。
【図9】本発明の第4実施形態を示す仕切りプレートの
斜視図である。
【図10】本発明の第5実施形態を示す仕切りプレート
の斜視図である。
【図11】(a)は従来のオイルクーラーにおける仕切
りプレートの部分平面図、(b)は(a)のE−E断面
図である。
【符号の説明】
10…オイルクーラー、11…第1熱交換部、12…第
2熱交換部、13…仕切りプレート、13a…平面部、
13b、13c…折り曲げ部、13d〜13k…切欠き
溝、13d′〜13j′…穴部、14…空隙部、15…
金属プレート、15a…凹部、15b、15c…椀状突
出部、15d、15e…連通穴、16…チューブ、30
〜32…組付治具、31a…嵌合部材。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F28D 9/00 F28F 3/08 F28F 9/02

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に延びる凹状部(15a)を有
    する皿状に形成された金属プレート(15)を有し、 前記凹状部(15a)の両端部には椀状突出部(15
    b、15c)が形成され、この椀状突出部(15b、1
    5c)の頂部に連通穴(15d、15e)が備えられ、 この金属プレート(15)を2枚1組として互いの凹状
    部(15a)および椀状突出部(15b、15c)が反
    対方向に向くようにして重ね合わせることにより、チュ
    ーブ(16)を構成し、 このチューブ(16)をその厚み方向に多段に積層する
    とともに、このチューブ(16)積層方向の途中に前記
    連通穴(15d、15e)を閉塞する仕切りプレート
    (13)を配設し、 この仕切りプレート(13)を境界として、この仕切り
    プレート(13)両側のチューブ(16)にてそれぞれ
    独立した流体通路を構成するようにした積層型熱交換器
    において、 前記仕切りプレート(13)として、その長手方向の少
    なくとも一端部に折り曲げ部(13b)を有する形状の
    ものを2枚用い、 この2枚の仕切りプレート(13)を、互いの折り曲げ
    部(13b)が反対方向に向くようにして重ね合わせ
    接合することにより、この2枚の仕切りプレート(1
    3)の少なくとも一端部に、外方に開口し、組付治具
    (31)の嵌合部材(31a)が嵌入可能な空隙部(1
    4)を形成したことを特徴とする積層型熱交換器。
  2. 【請求項2】 前記折り曲げ部(13b)は、前記仕切
    りプレート(13)の少なくとも一端部において前記仕
    切りプレート(13)の幅より小さい幅寸法でカップ状
    に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の積
    層型熱交換器。
  3. 【請求項3】 前記折り曲げ部(13b)は、前記仕切
    りプレート(13)の少なくとも一端部において前記仕
    切りプレート(13)の幅と同じ幅寸法で形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の積層型熱交換器。
  4. 【請求項4】 前記金属プレート(15)および前記仕
    切りプレート(13)は、ろう材がクラッドされた材料
    からなり、ろう付けにて、前記金属プレート(15)お
    よび前記仕切りプレート(13)が一体に接合されるよ
    うになっており、 前記2枚の仕切りプレート(13)を重ね合わせたと
    き、互いの外縁部において、切欠き形状部(13d〜1
    3k、13d′〜13j′)と平面部(13a)とが重
    なるように、前記2枚の仕切りプレート(13)の外縁
    部にそれぞれ切欠き形状部(13d〜13k、13d′
    〜13j′)が形成されていることを特徴とする請求項
    1ないし3のいずれか1つに記載の積層型熱交換器。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    の積層型熱交換器を製造する製造方法であって、 前記チューブ(16)積層方向の途中の正規位置に前記
    仕切りプレート(13)が組付けられたとき、前記空隙
    部(14)に嵌入できるように構成された嵌合部材(3
    1a)を有する側面治具(31)を備え、 この側面治具(31)を用いて、前記チューブ(16)
    と前記仕切りプレート(13)との仮組付体(10′)
    の側面を押圧保持し、 その後に、この仮組付体(10′)をろう付け炉内に搬
    入して、この仮組付体(10′)を一体ろう付けするこ
    とを特徴とする積層型熱交換器の製造方法。
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