JP3398450B2 - 静止画像情報及び音声情報の伝送方法 - Google Patents

静止画像情報及び音声情報の伝送方法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】この発明は、NTSC方式などの
標準カラーテレビジョン方式の映像信号からなる静止画
像情報と、この静止画像情報の説明メッセージなどの静
止画像に関連する音声情報を電話回線を介して伝送する
方法に関する。 【0002】 【従来の技術】公衆回線を利用して静止画像を伝送する
テレビ電話が知られている。これは、テレビ電話装置に
ビデオカメラを取り付け、このビデオカメラで撮影した
静止画像のビデオ信号を、音声帯域の信号に変換して公
衆回線を介して伝送するものである。 【0003】この従来のテレビ電話装置では、白黒静止
画像は、振幅−位相変調方式(静止画テレビ電話のTT
C(社団法人電信電話技術委員会の略称)標準方式)で
伝送される。一方、NTSC方式などの標準カラーテレ
ビジョン方式のカラー静止画像は、例えばファクシミリ
モデム内でTTC標準方式のテレビ電話用信号に変換さ
れて伝送される(例えば特開平2−246486号公報
参照)。また、カラー静止画像信号を輝度信号と、色差
信号とに分離し、デジタル信号に変換し、データ圧縮し
て音声帯域で伝送可能として、公衆回線にて伝送する方
法もある(例えば特開平3−124186号公報参
照)。 【0004】ところで、上述のような静止画像を伝送す
る際に、その静止画像の説明を音声メッセージとして伝
送する場合には、その音声メッセージは、静止画像の伝
送が終了した後に、送受器によりユーザが通話音声とし
て伝送するのが一般的である。この場合の音声情報は、
一時的なテンポラリー情報として、受信者が聴取したと
きは、これを記憶することは一般には、行われていな
い。留守番電話のようにこの音声情報を記憶しておくこ
とも可能であるが、その場合でも、従来は、アナログ音
声として記憶されている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上述のようにして、伝
送された静止画像と音声メッセージを再転送したい要求
がある場合、従来のシステムでは、音声は、アナログ音
声を伝送するしかなかった。 【0006】しかし、アナログ音声の状態で転送さらに
は再転送を行うと、音声品質が劣化してしまうことは避
けられない。その上、転送、再転送の際には、送り側で
は、静止画像信号の転送のシーケンスとは異なるシーケ
ンスで音声信号の転送を実行しなければならず、転送シ
ーケンスが複雑になる。また、転送信号の受信側では、
静止画像信号とアナログ音声信号とを、別々に取り込ん
で記憶するようにしなければならず、構成及び動作が複
雑になるという問題がある。 【0007】この発明は、以上の問題点を解決できる静
止画像情報及び音声情報の伝送方法を提供することを目
的とする。 【0008】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明においては、標準テレビジョン方式の映像
信号の静止画像情報は、デジタル信号に変換してデータ
圧縮し、電話回線を介してファクシミリ手順上、HDL
Cフレーム内に割り付けて伝送し、上記静止画像情報に
関連する音声情報は、デジタル信号に変換して、データ
圧縮し、このデータ圧縮した音声情報を上記静止画像情
報の圧縮データに続いてファクシミリ手順上、HDLC
フレーム内に割り付けて伝送し、かつ、上記静止画像情
報に関連する音声情報の伝送の有無を識別するための情
報を伝送するようにすると共に、 発呼時に、相手機器が
上記HDLCフレーム内に割り付けられた静止画像情報
及び音声情報を受信してデコードすることができないフ
ァクシミリ端末であると判別したときには、前記静止画
像情報をファクシミリ画像信号に変換して、当該変換し
たファクシミリ画像信号を、上記相手機器に送信する
とを特徴とする。 【0009】 【作用】上記の構成のこの発明による伝送方法において
は、静止画像データと、その静止画像に関連する音声デ
ータとはファクシミリ手順上のHDLCフレームに同様
に割り付けられて伝送される。したがって、静止画像デ
ータと、その静止画像に関連する音声データとを、デジ
タルデータとして全く同様に取り扱って、メモリに取り
込むことができる。また、上記伝送が再転送であって
も、伝送されてきた情報は、デジタルデータであるの
で、品質劣化のない音声情報を再生することができる。
また、このメモリに取り込んだデータを再転送しても音
声品質の劣化は少ない。 【0010】 【実施例】以下、この発明による静止画像情報及び音声
情報の伝送方法の一実施例を、これを適用した静止画像
情報及び音声情報の伝送装置とともに、図を参照しなが
ら説明する。 【0011】図1は、この発明による伝送装置の一実施
例のブロック図であり、1は、NTSC標準カラーテレ
ビジョン方式のカラービデオ信号の入力端子である。こ
の入力端子1に供給される入力カラービデオ信号として
は、例えば普及型カメラ一体型VTRによって撮影した
画像のカラービデオ信号や、そのVTR部からの再生カ
ラービデオ信号、さらにはレーザディスクプレーヤ、C
D−ROMプレーヤからのカラービデオ信号など、種々
のソースからのNTSCカラービデオ信号が可能であ
る。 【0012】2は基準NTSCビデオ信号の発生回路で
ある。この発生回路2からの基準NTSCビデオ信号
は、水平及び垂直同期信号、さらには、色同期信号とし
てのバースト信号を含む。この基準NTSCビデオ信号
は、後述するように、受信したファクシミリ信号からN
TSC方式の画像信号を形成する際に、当該NTSC画
像信号をこの基準NTSCビデオ信号に同期して得るよ
うにするために使用される。 【0013】3は入力ビデオ信号切り換え回路で、入力
端子1を通じたカラービデオ信号及び発生回路2からの
基準NTSCビデオ信号の内のいずれかを選択してその
出力とする。この切り換え回路3は、後述するシステム
コントローラ23からの切り換え制御信号により切り換
えられ、画像取り込み時には、入力端子1からのビデオ
信号を選択し、読み出し時には、発生回路2からの基準
NTSCビデオ信号を選択する。 【0014】4はNTSCデコード回路である。このN
TSCデコード回路4の概要のブロック図を図2に示
す。このNTSCデコード回路4では、切り換え回路3
からのNTSCカラービデオ信号をデジタル処理するた
めに、NTSCデコーダ41において、入力カラービデ
オ信号から輝度信号と赤の色差信号及び青の色差信号を
デコードする。 【0015】そして、NTSCデコーダ41からの輝度
信号及び赤および青の色差信号を、それぞれA/Dコン
バータ42、43、44においてA/D変換して、それ
ぞれ例えば8ビット/画素の、デジタル輝度信号Y、デ
ジタル色差信号Cr、Cbに変換する。この例の場合、
輝度サンプルYは、1ライン当たり512サンプルとさ
れるが、色差信号Cr、Cbは、点順次信号とされてマ
ルチプレクサ45から交互に取り出され、それぞれ1ラ
イン当たり256サンプルとされる。したがって、各デ
ジタル画素サンプルは、輝度信号サンプルYと赤の色差
信号Crとのセット、または輝度信号サンプルYと青の
色差信号Cbのセットからなる16ビットのデジタル信
号となる。 【0016】5は画像メモリで、これには、デジタル画
素サンプル(Y,CrあるいはY,Cbのセット)が1
フレーム分、蓄えられる。この例では、1フレームの表
示画素サンプル数は、水平×垂直=512(画素)×4
80(ライン)とされている。 【0017】6は同期分離回路で、入力切り換え回路3
からのビデオ信号から水平及び垂直同期信号を分離す
る。分離した同期信号は、画像メモリ5への画像データ
の書き込み、読み出しの際のタイミング制御用として用
いられる。 【0018】7はメモリコントローラで、システムコン
トローラ23からの制御を受け、画像メモリ5の読み出
し/書き込み制御を行う。このメモリコントローラ7
は、また、同期信号分離回路6からの同期信号に同期す
る書き込みまたは読み出しアドレス発生などを行う。画
像メモリ5に蓄えられる1フレームのデータは、1枚の
静止画像を構成するものであり、モニター画面に静止画
像を表示するためには画像メモリ5からは繰り返し、同
一フレームのデータが読み出される。なお、画像メモリ
5には、後述するように、ファクシミリ画像信号から変
換されて得られた白黒のビデオ信号が書き込まれる場合
もある。 【0019】8はNTSCエンコード回路である。図3
に、このNTSCエンコード回路8の概要のブロック図
を示す。このエンコード回路8では、先ず、画像メモリ
5から読み出された16ビットのデジタル画素サンプル
の内の下位8ビットとされる輝度信号Yをラッチ回路8
1にラッチすると共に、デジタル画素サンプルの上位8
ビットの色差信号のうち、赤の色差信号Crをラッチ回
路82にラッチし、または青の色差信号Cbをラッチ回
路83によりラッチして同時化する。この場合、同時化
された状態では、色差信号サンプルCr、Cbは、それ
ぞれ同一サンプルが2画素づつ連続するものとなる。 【0020】そして、ラッチした輝度信号Y、色差信号
Cr、Cbを、それぞれA/Dコンバータ84、85、
86にてアナログ信号に変換する。そして、こうして得
られたアナログ輝度信号及び色差信号は、NTSCエン
コーダ87に供給され、NTSCカラービデオ信号が形
成される。前述したように、NTSCエンコード回路8
に対しては、画像メモリ5からは1フレームのデータが
繰り返し読み出されるので、このNTSCエンコード回
路8からの出力信号はカラー静止画像信号である。 【0021】9は出力切り換え回路で、入力切り換え回
路3からの信号あるいはNTSCエンコード回路8から
の信号のいずれかを選択的に取り出して出力端子10に
導出する。出力端子10は、例えばNTSC方式のテレ
ビ受像機のビデオ入力端子に接続され、その画面にカラ
ー静止画像が表示される。 【0022】11はデータ圧縮/伸長回路である。この
回路11は、後述するように、カラー静止画像信号を送
信するときには、データ圧縮回路として働き、圧縮され
たカラー静止画像データを受信したときには、データ伸
長回路として働く。この例においては、カラー静止画像
データのデータ圧縮方式としては、JPEG方式が用い
られる。圧縮率が例えば1/20とされ、アナログ電話
回線で十分に伝送可能な信号に圧縮される。 【0023】20はCPUである。また、21はプログ
ラムROMであり、このROM21には、送信及び受信
のための処理プログラムが蓄えられており、CPU20
により実行される。 【0024】このCPU20には、プリンタ・インター
フェース31を介してプリンタ用の接続端子(コネク
タ)32が接続されるとともに、イメージスキャナ・イ
ンターフェース33を介してイメージスキャナ用の接続
端子(コネクタ)34が接続される。 【0025】プリンタがコネクタ32に接続され、イメ
ージスキャナがコネクタ34に接続された場合には、図
1の例の装置をファクシミリ装置として機能させること
ができる。すなわち、プリンタにより、受信したファク
シミリ画像を、記録紙に印刷することができ、また、イ
メージスキャナにより紙原稿を走査することにより得ら
れたイメージ信号が、この装置に入力される。 【0026】イメージスキャナから入力されたイメージ
信号は、ファクシミリ信号として伝送可能であり、ま
た、後述する画像変換方法により標準テレビジョン方式
の映像信号の静止画像信号(白黒ビデオ信号)に変換し
て前記テレビ受像機でモニターすることもできる。 【0027】22はメインRAMで、例えば1.5Mバ
イトの容量を有し、圧縮ビデオデータがこれに蓄えられ
る。また、このメインRAM22には、後述するよう
に、伝送されてきた音声情報も蓄積される。 【0028】23はシステムコントローラで、CPU2
0周辺のシステムコントロール、タイミングコントロー
ル、アドレスデコード、JPEGインターフェース等を
行う。24は、JPEG方式の圧縮/伸長を行うときに
ワークエリアとして働くRAMである。 【0029】システムコントローラ23には、入力キー
としてのディップスイッチ(Dip SW)やその他のキース
イッチ(SW)が接続されるとともに、表示用の発光ダイ
オード(LED)などが接続される。キースイッチによ
る入力操作により、後述の画像品質モードの設定や、送
信モードの設定などがなされる。 【0030】35はNCU(ネットワーク・コントロー
ル・ユニット)で、電話回線Lが接続されると共に、電
話機36が接続される。NCU35は、電話/モデム切
換機能、呼出音検出機能、終話パルス検出機能を有す
る。 【0031】37はG3ファクシミリ用モデムである。
この例では、このモデム37として、例えばロックウェ
ル社製の形番R96VFXが使用されており、ADPC
M回路37Aを備えている。このADPCM回路37A
は、エンコード/デコードの機能を有し、これをエンコ
ーダとして動作させるか、デコーダとして動作させるか
は、CPU20によりコントロールされる。そして、後
述するように、相手側から送られてきたアナログ音声信
号を、このモデム37のADPCM回路37AでADP
CM信号にエンコードしてデータ圧縮し取り込むことが
できる。取り込んだ音声データは、メインRAM22に
記憶する。 【0032】また、後述するように、メインRAM22
から読み出したADPCM音声データをモデム37のA
DPCM回路37Aによりデコードして、アナログ音声
信号にし、アンプ38を介して音声出力端子39に導出
することができる。この音声出力端子39は、テレビ受
像機の音声入力端子に接続され、音声がテレビ受像機の
スピーカから再生できる。 【0033】また、この例の装置は、静止画像の圧縮デ
ジタルデータは、ファクシミリ手順に従い、HDLCフ
レームに割付けて送信する。また、後述するように、伝
送する静止画像に、関連する音声デジタルデータがメイ
ンRAM22に記憶されているときには、その音声デー
タも、ファクシミリ手順に従い、HDLCフレームに割
付けて、画像データに引き続いて送信する。 【0034】そして、後述するように、静止画像情報の
送信を行う際に、あるいは関連する音声情報が存在する
静止画像情報の送信を行う際に、ROM21のプログラ
ムにより、CPU20は、送信相手機器が、この例の装
置に対応した機能を有する機器であるかの認識を行う。
そして、相手機器がこの例の装置に対応した機能を有す
る機器であるときに、圧縮静止画像データ及び圧縮音声
データを、このファクシミリ用モデム37を介してファ
クシミリ手順に従い伝送する。 【0035】この例の場合、カラー静止画像情報を伝送
する際の画像品質は、システムコントローラ23に接続
されたスイッチにより複数通り、この例では「精細モー
ド」、「標準モード」、「高速モード」の3通りのモー
ドが選択可能である。 【0036】精細モードは、1フレームの画像データ
を、画像メモリ5での表示画素サンプルのすべての画素
(512×480)で構成する。標準モードは、1フレ
ームの画像データを、前記画像メモリ5の表示画素サン
プルに対して、水平方向に画素数を1/2に間引く共
に、垂直方向にライン数を1/2に間引いた画素サンプ
ル数(256×240)で構成する。高速モードは、1
フレームの画像データを、前記画像メモリ5の表示画素
サンプルに対して、水平方向に画素数を1/4に間引く
と共に、垂直方向にライン数を1/4に間引いた画素サ
ンプル数(128×120)で構成する。 【0037】この例の場合、静止画像データは、1画面
分のデータをブロック化して伝送する。1画面分を何ブ
ロックで伝送するかは、画像品質モードに応じる。例え
ば、図4に示すように、精細モードでは1フレームを5
ブロックで伝送し、標準モードでは、1フレームを2ブ
ロックで伝送し、高速モードでは、1フレームを1ブロ
ックで伝送する。したがって、画像品質モードが決まれ
ば、伝送ブロック数が決定され、1フレームの静止画像
データ長が決定される。 【0038】標準モードと高速モードの際に、NTSC
デコード回路4からの信号に対して行われる間引き処理
は、画像メモリ5からの画像データの読み出し時に行っ
ても良いし、書き込み時に行っても良い。ただし、書き
込み時に行えば、画像メモリ5には、メモリ領域を標準
モードでは水平及び垂直方向に1/2に分割した1/4
の領域に、高速モードでは水平及び垂直方向に1/4に
分割した1/16の領域に1フレーム分の画像データを
書き込むことが可能になる。このため、精細モードの画
像の1枚分のデータは、標準モードのそれの4枚分、高
速モードのそれいの16枚分のデータ容量になる。 【0039】なお、RAM22には、複数枚の静止画像
の圧縮データを蓄積することが可能であり、例えば画像
品質が精細モードのときには30枚の静止画像の圧縮デ
ータが蓄積可能である。 【0040】以上のようなハードウエア構成の静止画像
情報及び音声情報の伝送装置における信号処理動作を、
以下に説明する。 【0041】[準備(待ち受け)状態]この準備状態で
は、電話回線Lを通じての着信の待ち受けを行うと共
に、入力端子1からのNTSCカラービデオ信号を、N
TSCデコード回路4でデコードして画像メモリ5に書
き込み、また、この画像メモリ5から読み出し、NTS
Cエンコード回路8でエンコードしたNTSCビデオ信
号を出力切り換え回路9を介して出力端子10に接続さ
れているモニター受像機に供給し、その再生画像をモニ
ターしながら、希望するカラー静止画像の取り込みを行
うことができる。 【0042】すなわち、モニター受像機の画面で希望す
る静止画像が見付かったら、システムコントローラ23
に接続されている静止画像の取り込み用スイッチを操作
する。すると、メモリコントローラ7による制御によ
り、この取り込み用スイッチが操作されたタイミング直
後の1フレームのカラー静止画像データ、つまり、NT
SCデコード回路4でデコードされた、当該1フレーム
の輝度信号データY及び色差信号データCr、Cbが、
データ圧縮/伸長回路11において、システムコントロ
ーラ23による制御を受けながら、JPEG圧縮処理が
なされ、また、伸長され、その伸長された画像データが
画像メモリ5に書き込まれる。 【0043】そして、メモリコントローラ7は、この画
像メモリ5から、そのJPEG圧縮/伸長された後のカ
ラー静止画像データを繰り返し読み出し、NTSCエン
コード回路8に供給する。したがって、モニター受像機
の画面には、取り込みスイッチの操作時点の静止画像デ
ータが、一旦、JPEG圧縮/伸長された後の画像デー
タによる静止画像として映出されてモニターされる。 【0044】ユーザは、このカラー静止画像を保存した
いときには、保存キーを操作する。すると、モニターさ
れているJPEG圧縮処理されたラー静止画像の圧縮画
像データがRAM22に蓄えられる。 【0045】以上のようにして、予め、送信したいカラ
ー静止画像をRAM22に蓄えておくことができる。な
お、送信したいカラー静止画像は、予め蓄えておかなく
ても、モニター受像機の画面でチェックしながら上述と
同様の操作を行い、保存キーの代わりに送信キーを操作
することにより、送信することも可能である。その場合
でも、RAM22には、一時的には圧縮画像データが蓄
えられる。 【0046】[自装置で登録した静止画像情報の送信時
の説明]この例においては、自装置で上述のようにして
ユーザーが選択した静止画像情報を、送信先に送信する
モード(以下、これを自送信モードと称する)と、他の
伝送装置から伝送されてきた情報を転送するモード(以
下、これを転送モードと称する)とを有し、システムコ
ントローラ23に接続されているモード選択キーにより
ユーザーが選択することができる。この項では、前者の
自送信モードについて説明する。 【0047】送信すべきカラービデオ画像信号は、JP
EG圧縮されてRAM22に記憶されているので、この
RAM22から、その圧縮画像データを読み出し、デー
タ圧縮/伸長回路11に送り、圧縮画像データを伸長デ
コードし、輝度信号サンプルYと色差信号サンプルC
r、Cbとからなる画素サンプルデータを得、画像メモ
リ5に書き込み展開する。この画像メモリ5に展開され
た静止画像は、NTSCエンコード回路8を介してテレ
ビ受像機に供給されて、その画面に表示され、モニター
される。 【0048】この自送信モードでは、ユーザーが送信し
ようとする静止画像に、関連する音声情報を伝送すると
きには、ファクシミリ通信の会話予約を行って送信を行
う。ROM21には、この自送信のためのプログラムが
蓄えられており、CPU20により実行される。なお、
送信時には、送信相手機器が、図1の例の装置と同じ機
能を有する対応端末機器であるかを認識して、送信を実
行するものである。これは自送信モードだけでなく、後
述の転送モードのときも同様である。 【0049】図5は、この例の装置の送信時の動作の概
略の流れ図であり、また、図6は送信時のシーケンスを
示す図である。 【0050】すなわち、図5のフローチャートにおい
て、送信側(発呼端末)は、ステップ101で発信操作
を行い、図6に示すように、コーリング・トーンCNG
を相手側(被呼端末)に送る。相手側は、これに応答し
て回線に接続された後、被呼端末識別信号CEDを送信
側に送る。送信側は、これによりステップ102で相手
の応答を確認する。相手側が応答せずに例えば所定時間
経過したときには、この送信モードを終了する。 【0051】そして、ステップ103において、相手側
から続いて送られてくるデジタル識別信号DIS及び相
手機器がCCITT標準の受信機能の範囲外の端末であ
る場合には、さらに、非標準端末識別信号NSFをも受
信する。信号DISは、相手機器がCCITT標準の受
信機能を有する端末である時に送られてくる信号であ
り、信号NSFは、相手機器がCCITT標準の受信機
能の範囲外の機能をも有する場合に、その機能を識別す
るために送られてくる。この非標準端末識別信号NSF
には、メンバ・コードが含まれ、このメンバ・コードか
ら、受信側端末が図1の機能を有している端末であるか
が識別される。 【0052】以上のことから、送信側は、ステップ10
4で、信号DISさらには信号NSFから、相手機器が
図1の装置と同じ機能を有する対応端末であるか否かを
判別する。そして、送信側は、これら信号DIS及びN
SFで示された受信側の相手機器の機能の中から選択し
た機能を指定するデジタル命令信号DCSまたは非標準
機能設定信号NSSを送信する。そして、相手機器から
の受信準備確認信号CFRを待って、次のステップに進
む。以上のシーケンスにおける各制御信号は、HDLC
フレームの構成とされて伝送される。 【0053】なお、最初のHDLCフレームの前には、
データが損なわれずに伝送されるように通信回線の全構
成要素が適切な状態に調整されることを保証するため、
プリアンブルが送出される。このプリアンブルは、制御
信号の送出方向が交代し、信号の新しい送出が開始され
るときは常に送出される。 【0054】ステップS104において、相手機器が
DLCフレーム内に割り付けられた静止画像情報及び音
声情報を受信してデコードすることができる対応端末で
はないと判別したときには、ファクシミリ画像に変換し
て送信するルーチンに移行する。図示を省略したが、こ
のルーチンでは、相手機器が対応端末でも、また、ファ
クシミリ端末でもないと判別されたときには、送信は断
念される。また、相手機器がファクシミリ装置であると
判別したときには、例えば画像メモリ5に静止画像デー
タを展開し、その輝度信号Yからファクシミリ画像に相
当する白黒ドット信号を形成して、静止画像データをフ
ァクシミリ画像信号に変換し、そのファクシミリ画像信
号を送信する。 【0055】ステップ104において、送信の相手機器
が対応端末であると判別したときには、ステップ105
に進んで、圧縮されたカラー静止画像データを、モデム
37及びNCU35を介して電話回線Lに送出し、相手
機器に送信する。この圧縮画像データは、図7に示すよ
うに、HDLCフレーム中の64バイトの情報フィール
ドに割り付けられて伝送される。 【0056】図7Aは画像データ等の情報をHDLCフ
レームとして伝送するときのHDLCフレームの構成を
示すもので、前記の制御信号のHDLCフレームの構成
とは若干異なる。この場合のHDLCフレームは、図7
に示すように、フレームの先頭と最後をフラグにより識
別できるようにされている。先頭のフラグの後は、アド
レスフィールド、コントロールフィールド、FCDのF
CF(FCFはファクシミリインフォメーションフィー
ルド)、フレーム番号、情報フィールド、FCS(フレ
ーム・チェック・シーケンス)という順番になる。情報
フィールドは、適宜のバイト数に設定されるが、この例
では64バイトに設定される。FCSは、HDLCフレ
ームの誤り制御のためのシーケンスで、CRCコードが
16ビット挿入されている。なお、図示しないが、この
場合も、連続するHDLCフレームの前にはプリアンブ
ルが送出される。 【0057】画像データ伝送のための最初のHDLCフ
レームの情報フィールドには、図7Bに示すように、送
信相手先を示すデータAD(1バイト)と、精細、標
準、高速の画像品質モードを識別するためのデータ及び
付加される音声データの有無を識別するためのデータを
含むFCB(ファクシミリ・コントロール・ブロック)
データ(48バイト)が含まれている。 【0058】送信相手先を示すデータADは、後述の図
9のサービスシステムの構成に示されるように、センタ
ー機器や中継端末、その他の端末などの相手先を指定す
るものである。 【0059】受信側は、この画像データをモデム37を
介して取り込み、メインRAM22に蓄積する。そし
て、このメインRAM22の圧縮画像データを、データ
圧縮/伸長回路11で伸長し、画像メモリ5に静止画像
を展開する。したがって、端子10に接続されたモニタ
ー受像機には静止画像が再生される。 【0060】図6に示すように、送信側は、送信した静
止画像に関連する音声情報を送信したい場合には、シス
テムコントローラ23に接続されたスイッチ群の内の会
話予約キーを操作しておく。ステップ106で、静止画
像データの送信が終了したと判別されると、会話予約が
なされているか否かがステップ107で判別される。会
話予約がなされていなければ、この自送信のルーチンを
終了する。 【0061】一方、会話予約がなされていると、ステッ
プ107で判別したときは、ステップ108に進んで、
装置に設けられている呼出信号発生回路(図示せず)を
駆動し、電話機36を呼び出す。この呼び出しに対して
ユーザーが例えば所定時間応答しないとステップ109
で判別されたときには、この自送信のルーチンを終了す
る。また、会話予約をしたユーザーがオフフックしたこ
とをステップ109で検知すると、次のステップ110
で、回線を電話機36側に切り換える。 【0062】その後、ユーザーは、電話機36におい
て、音声情報を伝送するための所定のキー操作、例えば
#キーを押す。すると、受信側は、これを受信し、アナ
ログ音声情報をモデム37のADPCM回路37Aでデ
ータ圧縮して取り込むモードに切り換える。この状態
で、送信側のユーザーが静止画像情報に関連する音声を
電話機36の送受器から入力してアナログ音声として伝
送する。受信側は、これをモデム37のADPCM回路
37AでADPCM圧縮し、その直前に受信した静止画
像データに関連を付けて、メインRAM22に書き込
む。受信されたアナログ音声はアンプ38を介して音声
出力端子39に導出される。したがって、テレビ受像機
のスピーカで再生して、これを聞くことができる。 【0063】送信側のユーザーは、音声情報の送信が終
了したらオンフックをする。このオンフックをステップ
111で検出すると、送信側の装置は、これにより、自
送信のモードを終了する。 【0064】受信終了後、受信側のユーザーは、所定の
キー操作を行うことにより、受信した静止画像情報及び
付加音声情報を再現して視聴することができる。このと
き、受信側は、例えば、前記#キーの情報などの音声情
報到来を示す情報の受信に基づいて作成された付加音声
有りのフラグをメインRAM22に合わせて記憶してい
るので、このフラグから、モニター受像機で監視してい
る静止画像に音声情報が付加されていることを示す表示
メッセージを形成し、これを画像メモリ5に、例えばス
ーパーインポーズの状態で合成する。 【0065】したがって、受信側のユーザーは、モニタ
ー受像機で、その表示メッセージにより付加音声情報が
存在していること知ることができる。そこで、この付加
音声情報を聞きたいときには、所定のシステムコントロ
ーラ23に接続されている操作キーを押す。すると、メ
インRAM22に記憶されていた当該対応のADPCM
音声データが読み出され、モデム37のADPCM回路
でデコードされ、アンプ38を介して音声出力端子39
に出力される。この出力端子が、前述したように、モニ
ター受像機の音声入力端子に接続されている場合には、
モニター受像機のスピーカでこの付加音声情報を聞くこ
とができる。 【0066】[転送モードの説明]以上のようにして受
信した静止画像情報及びその付加音声情報は、次のよう
にして他の同一機能の装置に対して転送することができ
る。 【0067】図8は、この転送モードのルーチンのフロ
ーチャートである。この転送モードのルーチンは、転送
キーを押すことにより開始する。なお、転送前には、予
め転送したい静止画像情報をメインRAM22から読み
出して、データ伸長し、画像メモリ5に展開して、テレ
ビ受像機でモニターすることにより、確認する。このと
き、前述したように、付加音声情報が有れば、その旨の
メッセージが静止画像に重畳されて表示されるので、前
述と同様にして、その付加音声もモニターすることがで
きる。そして、モニターした静止画像及び付加音声を転
送するときに、転送キーを操作する。 【0068】この転送モードのステップ201〜204
までは、前述した自送信モードのステップ101〜10
4までと全く同じである。そして、ステップ204で相
手機器が対応機器であるか否か判別し、相手機器が対応
端末でないと判別したときには、前述の自送信モードの
場合と同様に、ファクシミリ画像に変換して送信するル
ーチンに移行し、相手機器が対応端末でも、また、ファ
クシミリ装置でもないと判別されたときには、送信は断
念し、また、相手機器がファクシミリ装置であると判別
したときには、静止画像データをファクシミリ画像信号
に変換し、そのファクシミリ画像信号を送信する。 【0069】また、ステップ204で、相手機器が対応
機器であると判別したときには、ステップ205に進
み、転送する静止画像情報に付加音声情報があるか否か
を判別する。付加音声情報があればステップ205から
ステップ206に進んで、図7Bに示したFCBデータ
の内の音声データの有無を識別するためのデータを、音
声情報「有り」として送信してステップ207に進む。 【0070】ステップ207では、静止画像データは、
前述と同様にして、圧縮データを図7Cに示すようにH
DLCフレームの64バイトの情報フィールドに割り付
けて伝送する。そして、付加音声情報は、圧縮画像デー
タに引き続いてADPCM音声データを、図7Cに示す
ように前記情報フィールドに割り付けて伝送する。 【0071】ステップ205で付加音声情報がないと判
別されたときには、ステップ205からステップ208
に進んで、図7Bに示したFCBデータの内の音声デー
タの有無を識別するためのデータを、音声情報「無し」
として送信してステップ209に進み、圧縮された静止
画像データのみを図7Cに示すようにHDLCフレーム
の64バイトの情報フィールドに割り付けて伝送する。 【0072】静止画像情報及び付加音声情報の送信ある
いは静止画像情報のみの送信が終了したら、ステップ2
10に進み、終了を示す手順終了信号EOPを相手側に
送信し、相手側からのメッセージ確認信号MCFを待っ
て、回線の切断命令信号DCNを相手側に送信する。以
上で、転送の送信手順の終了となる。 【0073】受信側は、圧縮画像データ及び付加音声デ
ータを、データAD及びFCBデータと共に、メインR
AM22に書き込む。このとき、圧縮画像データは、精
細、標準、高速の各画像品質モードに応じた、図4に示
したようなブロック構造の状態で伝送されるので、伝送
画像データのデータ長は、図7Bに示したFCBデータ
の内の画像品質モードの情報から検知することができ
る。したがって、圧縮画像データとADPCM音声デー
タとの区切りは、それを示すフラグなどを挿入すること
なく、検知することができ、メインRAM22に分離し
て書き込むことができる。 【0074】そして、前述と同様にして、圧縮画像デー
タがRAM22から読み出され、データ圧縮/伸長回路
11で伸長デコードされ、画像メモリ5に展開される。
そして、NTSCエンコード回路8でNTSCカラービ
デオ信号に変換され、出力切り換え回路9を介してモニ
ター受像機に供給され、その画面にカラー静止画像が映
出される。 【0075】そして、前述と同様にして、付加音声有り
の識別データIDから静止画像に付加音声情報有りのメ
ッセージを発生し、テレビ受像機の画面に、そのメッセ
ージが表示される。このメッセージからユーザーが所定
のキー操作をすると、メインRAM22からADPCM
音声データが読み出され、モデム37のADPCM回路
37Aでデコードされてアナログ音声に戻され、出力端
子39を介してテレビ受像機に供給されて、そのスピー
カで再生される。 【0076】以上のようにして、静止画像情報に付加さ
れる音声情報も、ADPCM信号にしてファクシミリ手
順のHDLCフレームに割り付けられて伝送される。こ
のため、静止画像データのみでなく、音声データも、同
種のデータとして、同じシーケンスでメインRAM22
に取り込むことができる。そして、この例の場合には、
HDLCフレーム中のデータとして付加音声の有無を示
す情報を伝送するだけで画像データと音声データとを分
離して取り込むことができる。なお、画像データと音声
データとの区切りを示すデータを伝送データに挿入する
ようにしても勿論よい。 【0077】また、アナログ電話回線により音声情報
も、デジタル信号の状態で伝送するので、品質劣化はな
く、また、画像データと共に、これを容易に転送するこ
とができる。 【0078】なお、以上の例では、準備状態において
は、静止画像データしか登録しておくことができなかっ
たが、音声入力用のマイクロホンを設けておき、静止画
像データに関連する音声情報も予め登録するようにして
もよい。予め登録する機能を有する場合には、初めか
ら、自送信モードではなく、転送モードと同様の伝送方
法で静止画像データ及び付加音声データを、HDLCフ
レームに割り付けて伝送することができる。 【0079】以上のような特徴を利用して、この発明に
よる伝送方法を使用すると、種々のサービスを行うこと
ができる。 【0080】図9は、そのサービスシステムの一実施例
を説明するための図である。このサービスシステムは、
図1の例の伝送装置と同一の機能を有するセンター機器
41と、少なくとも図1の伝送装置の転送機能を有する
中継端末42と、会員端末43とからなる。 【0081】この例の場合、センター機器41と、中継
端末42との間は、例えば公衆電話回線で接続される
が、中継端末42と会員端末43間は、例えばPBXの
ような構内電話装置の内線回線が使用される。会員端末
43は、複数台が接続可能である。これは、例えばマン
ションのような集合住宅の各戸に会員端末43を設置
し、中継端末42から静止画像情報及び音声情報提供サ
ービスを行う場合の例である。 【0082】センター機器41に対しては、例えば広告
や種々のサービス情報を画像と音声で会員端末43に対
して提供を行いたい情報提供会員端末44を電話回線に
より接続する。センター機器41が独自でサービス情報
を作成することももちろん可能である。 【0083】例えば情報提供会員端末44は、静止画像
情報と音声情報とで作成した、提供したいサービス情報
を、前述したようにして、電話回線を通じてセンター機
器41に対して伝送する。センター機器41は、前述し
たように、これらの静止画像情報と音声情報をデジタル
情報としてメモリに取り込む。そして、センター機器4
1は、転送モードにより中継端末42に対して、電話回
線を通じてファクシミリ手順のHDLCフレームに割り
付けて、これら画像データ及び音声データを転送する。 【0084】中継端末42は、受信した転送画像データ
及び音声データを、内線により各会員端末43に順次に
繰り返し再転送を行う。各会員端末43は、受信した画
像データ及び音声データを、上述と同様にして再生し
て、例えばテレビ受像機で視聴してサービスの提供を受
けるものである。このとき、この例では、各会員は、提
供された静止画像及び音声を、画面が大きく、また、音
声品質のよいテレビ受像機で視聴することができるもの
である。 【0085】この場合には、センター機器41と中継端
末42とで、転送が繰り返されるが、前述したように、
音声情報はデジタル信号であるので、再生音声品質に劣
化はない。このように、音声品質の劣化なく転送が可能
であるので、図9のサービスシステムが実現可能になる
が、この例のシステム構成であれば、中継端末42から
各会員端末43へは内線を通じて画像情報及び音声情報
を提供するので、この内線通話には、電話料金が掛から
ない利益がある。 【0086】また、イメージスキャナから読み込んだフ
ァクシミリ画像データを、ビデオデータに変換して画像
メモリ5に書き込み、テレビ受像機でモニターすること
が可能である。例えば、ファクシミリ画像データの白黒
ドット信号は、横方向には、1行の白黒ドットを間引い
て画像メモリ5の表示画素数の512あるいはそれ以下
の白黒ドットの信号にすると共に、縦方向も480ライ
ンとなるように必要に応じて間引き処理して画像メモリ
に書き込む。 【0087】この際に、この白黒ドットの情報は、画素
対応で画像メモリ5に書き込む。例えば、白ドットは、
オール「0」の8ビットの画素サンプルに変換して書き
込み、黒ドットは、オール「1」の8ビットの画素サン
プルに変換して書き込む。次に、この画像メモリ5から
画素データが読み出され、NTSCエンコード回路8に
てNTSCビデオ信号に変換される。これが出力切り換
え回路9を介してモニター受像機に供給され、モニター
受像機の画面に、ファクシミリ画像が表示される。 【0088】白黒ドットの情報は、白ドットは白の輝度
レベル、黒ドットは黒の輝度レベルにして、NTSCエ
ンコーダにてNTSCビデオ信号に変換し、モニター受
像機の画面に、ファクシミリ画像を表示するようにして
もよい。 【0089】このように変換したファクシミリ画像のビ
デオ信号をさらにデータ圧縮して静止画像情報として伝
送することもできる。その場合には、識別データIDに
は、送信画像の種別を示す情報を含める。 【0090】カラービデオ信号の圧縮方式としてはJP
EG方式ではなく、他の圧縮方式を採用することができ
る。また、音声情報のデータ圧縮方式もADPCM方式
ではなく、その他の圧縮方式を採用できる。さらに、A
DPCM回路は、モデムに内蔵させる必要はない。 【0091】 【発明の効果】以上説明したように、この発明による静
止画像情報及び音声情報の伝送方法によれば、画像情報
及び音声情報をファクシミリ手順に従いHDLCフレー
ムに割り付けて、デジタル信号の状態でアナログ電話回
線により伝送することができる。したがって、画像デー
タ及び音声データを同一のシーケンスで、伝送及び受信
することができ、送受信のための構成が簡単になる。 【0092】また、アナログ回線を通じてデジタル信号
の状態で画像情報と共に、音声情報を伝送できるので、
音声情報を転送、再転送しても、信号品質の劣化を生じ
ることなく伝送することが可能である。また、この発明
によれば、相手機器がHDLCフレーム内に割り付けら
れた静止画像情報及び音声情報を受信してデコードする
ことができる対応端末でないときでも、相手機器がファ
クシミリ端末であれば、静止画像情報をファクシミリ画
像信号に変換して、当該相手機器にファクシミリ伝送す
ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明による静止画像情報及び音声情報の伝
送装置の一実施例のブロック図である。 【図2】図1の例のNTSCデコード回路の一実施例の
ブロック図である。 【図3】図1の例のNTSCエンコード回路の一実施例
のブロック図である。 【図4】圧縮画像データの階層構造を説明するための図
である。 【図5】図1の例の装置の送信動作の一例を示すフロー
チャートである。 【図6】図1の例の装置の送信時の一例のシーケンスを
説明するための図である。 【図7】HDLCフレームを説明するための図である。 【図8】この発明による方法の送信動作の一例を示すフ
ローチャートである。 【図9】この発明による方法を使用した電話サービスシ
ステムの例を示す図である。 【符号の説明】 4 NTSCデコード回路 5 画像メモリ 7 メモリコントローラ 8 NTSCエンコード回路 11 画像データの圧縮/伸長回路 20 CPU 21 プログラムROM 22 RAM 23 システムコントローラ 35 NCU 36 電話機 37 モデム 37A ADPCM回路 41 センター機器 42 中継端末 43 会員端末 44 情報提供会員端末
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−16896(JP,A) 特開 平5−199343(JP,A) 特開 平6−165170(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 7/00 - 7/088 H04N 7/24 - 7/68 H04M 11/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】標準テレビジョン方式の映像信号の静止画
    像情報は、デジタル信号に変換してデータ圧縮し、電話
    回線を介してファクシミリ手順上、HDLCフレーム内
    に割り付けて伝送し、 上記静止画像情報に関連する音声情報は、デジタル信号
    に変換して、データ圧縮し、このデータ圧縮した音声情
    報を上記静止画像情報の圧縮データに続いてファクシミ
    リ手順上、HDLCフレーム内に割り付けて伝送し、 かつ、上記静止画像情報に関連する音声情報の伝送の有
    無を識別するための情報を伝送するようにすると共に、 発呼時に、相手機器が上記HDLCフレーム内に割り付
    けられた静止画像情報及び音声情報を受信してデコード
    することができないファクシミリ端末であると判別した
    ときには、前記静止画像情報をファクシミリ画像信号に
    変換して、当該変換したファクシミリ画像信号を、上記
    相手機器に送信する ことを特徴とする静止画像情報及び
    音声情報の伝送方法。
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