JP3397650B2 - シート分離搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents

シート分離搬送装置及び画像形成装置

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JP3397650B2
JP3397650B2 JP24825697A JP24825697A JP3397650B2 JP 3397650 B2 JP3397650 B2 JP 3397650B2 JP 24825697 A JP24825697 A JP 24825697A JP 24825697 A JP24825697 A JP 24825697A JP 3397650 B2 JP3397650 B2 JP 3397650B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、プ
リンター等の画像形成装置に関し、特にはシート自動分
離搬送機構部を改良した画像形成装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像形成装置の原稿読取部、例え
ばファクシミリ装置の原稿読み取り部には、複数枚のシ
ートを原稿台にセットして原稿を送信する場合、自動的
に原稿を一枚ずつに分離して返送する自動原稿分離搬送
機構を備えている。この原稿分離搬送機構として、分離
片を分離ローラに接触させて、その分離片をバネ等の弾
性体で押圧する機構を有する装置が多い。
【0003】該分離搬送機構は、分離ローラを原稿の搬
送方向に回転させて、シートである紙(以下、紙の例で
説明することが多い)同士の摩擦力、紙と分離片間の摩
擦力、紙と分離ローラ間の摩擦力の違いを利用して、複
数枚の紙のうち、分離ローラと接している紙を一枚だけ
分離して搬送する。
【0004】ファクシミリ装置では厚い紙、薄い紙ある
いはコシの弱い紙といった種々の紙を原稿として使用す
ることが予想される。紙と紙あるいは分離ローラと紙、
分離片と紙の間の摩擦力は温度、湿度及び紙種によって
大きく変化する。
【0005】そのためこれらの諸条件が変化したときに
もそれにあわせて確実に原稿の分離搬送を行うために、
紙種に応じて分離片を押圧する弾性部材の長さを変えて
摩擦力を調節する機構(実開平2−28842号公報)
が提案されている。また分離片を分離ローラからリリー
スする機構(特開昭59−13256号公報)が提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ファクシミリ送信及び
受信の機能のほかに、カラーコピーを行う機能、あるい
はコンピュータと接続してカラー画像をコンピューター
に取り込むスキャナーとしての機能をもつファクシミリ
(マルチファンクションファクシミリ)の場合には、フ
ァクシミリ送信時での紙とは異なった紙が原稿として使
用される。
【0007】例えば、新聞の切り抜き、カラー写真、雑
誌のカラーページ、名刺などが考えられる。新聞、雑誌
の切り抜きなどは薄く弱い紙種であり、多くの場合裏面
にも印刷がある。これらを搬送する場合には原稿を破損
しないこと、表面と同じく裏面も汚さないことが必須で
ある。
【0008】従来のファクシミリ装置のシート搬送で
は、原稿の束を確実に分離する機能に重点がおかれてき
た。そのため分離片には摩擦係数の高いゴム材料が用い
られている。従来例のように押圧力を弱くしても、分離
片の摩擦係数が高い為に原稿には傷が付いたり破損する
可能性がある。分離片に使用しているゴム材料と原稿と
のこすれにより、裏面に分離片のゴムの跡(ゴムカス)
が付着する。また名刺などの厚くかたい紙を原稿として
使用した場合には、押圧力を弱くするだけでは搬送は困
難である。
【0009】以上のことから厚紙(名刺等)を搬送し写
真及び新聞などの原稿を傷つけず、裏面をゴムの跡を残
さずに搬送するためには、分離片を完全に分離ローラか
らリリースする機構が必要である。
【0010】分離片をリリースする従来技術の目的は搬
送途中で破損した原稿を取り出すことであった。そのた
めこの構成は分離片の解除とともに予備搬送部も離間す
る。従ってこの機構を原稿搬送に適用した場合、原稿先
端を読取位置(装置の奥)まで挿入しなければならな
い。
【0011】名刺の特徴として紙が厚いだけでなくサイ
ズの小さいことが上げられる。名刺の挿入時に曲がらず
にセットすることは困難である。また上記の場合、シー
ト挿入口からの搬送を分離ローラのみで行うことになる
ため安定した搬送が困難である(先端が斜行し易い)。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に、本発明のシート分離搬送装置は、請求項1に記載の
ように、シートを搬送する搬送ローラと、該搬送ローラ
に対向して配置されたゴム等の高摩擦係数部材を保持す
るホルダーと、該ホルダーを付勢する第1の弾性バネ
らなるシート分離搬送手段と、前記搬送ローラと対向し
て配置された予備搬送と該予備搬送を付勢する第2
弾性バネからなる予備搬送手段を有し、積載されたシ
ートを一枚ずつ摩擦分離して搬送するシート分離搬送装
置において、前記高摩擦係数部材と前記搬送ローラを離
間する装置外部に露出する操作部を具備する操作レバー
を有し、該操作レバーにより前記高摩擦係数部材が離間
されたとき、前記予備搬送は前記搬送ローラに押圧さ
れた状態を保ち、前記操作レバーは、シートの搬送面に
垂直の軸の周りに回動自在とされるとともに先端部が前
記操作部とされ、前記ホルダーを作動するための傾斜部
及び平坦部を有し、前記ホルダーは、該傾斜部により前
記搬送ローラから離間方向に作動され、平坦部により離
間状態が維持されることを特徴とする。前記ホルダー
は、前記高摩擦係数部材を一面において支持し反対面側
で前記第1の弾性バネの付勢を受ける本体部と、該本体
部のシート搬送方向上流部で搬送方向に対し垂直方向に
突出する突軸とを有し、該突軸を中心として回動自在で
あることを特徴とする。前記予備搬送腕は、前記突軸の
周りに回動自在に支持され、前記高摩擦係数部材の両側
に延設され、該高摩擦係数部材と前記搬送ローラの対向
部よりも上流で該搬送ローラに対向することを特徴とす
る。前記操作レバーは、1部材で構成されていることを
特徴とする。本発明の画像形成装置は、上記いずれかの
シート分離搬送装置と、該シート分離搬送装置により搬
送されるシートの画像を読み取る読取手段と、記録シー
ト給送手段と、該シートに画像を記録する記録手段を有
することを特徴とする。上記画像形成装置は、ファクシ
ミリ装置として用いることができる。前記画像記録手段
は、信号に応じてインクを吐出して記録シートに記録を
行うインクジェット記録手段を有することを特徴とする
画像形成装置。
【0013】上記問題を解決するために、本発明の他の
シート分離搬送装置は、シートを搬送する搬送手段と、
該搬送手段に対向して配置された摩擦手段と、該摩擦手
段を付勢する第1の付勢手段からなるシート分離搬送手
段と、前記搬送手段と対向して配置された予備搬送部材
と該予備搬送部材を付勢する第2の付勢手段からなる予
備搬送手段とを有し、積載されたシートを一枚ずつ摩擦
分離して搬送するシート分離搬送装置において、前記摩
擦手段と前記搬送手段を離間する摩擦解除手段を有し、
該摩擦解除手段により前記摩擦手段が離間されたとき、
前記予備搬送部材は前記搬送手段に押圧された状態を保
ち、前記予備搬送部材と前記搬送手段の対向位置からシ
ート挿入口までの距離、及び前記予備搬送部材と前記搬
送手段の対向位置からシート搬送方向下流の給送手段ま
での距離は、それぞれ、厚手のシートの搬送方向寸法よ
り小であることを特徴とする。前記搬送手段としてロー
ラを使用し、前記第1及び第2の付勢手段として弾性バ
ネを使用し、前記摩擦手段としてゴム等の高摩擦係数部
材及び該高摩擦係数部材を保持するホルダーを使用し、
前記予備搬送部材として腕部材を使用することができ
る。
【0014】前記ホルダーは、前記高摩擦係数部材を一
面において支持し反対面側で前記第1の弾性バネの付勢
を受ける本体部と、該本体部のシート搬送方向上流部で
搬送方向に対し垂直方向に突出する突軸とを有し、該突
軸を中心として回動自在ことができる。
【0015】前記予備搬送腕は、前記突軸の周りに回動
自在に支持され、前記高摩擦係数部材の両側に延設さ
れ、該高摩擦係数部材と搬送ローラの対向部よりも上流
で該搬送ローラに対向し、シート分離部を小型化するこ
とができる。
【0016】前記摩擦解除手段は、装置外部に露出する
操作部を具備する操作レバーを有することとし、操作を
容易にすることができる。
【0017】前記操作レバーは、シートの搬送面に垂直
の軸の周りに回動自在とされるとともに先端部が前記操
作部とされ、前記ホルダーを作動するための傾斜部及び
平坦部を有し、前記ホルダーは、該傾斜部により前記搬
送ローラから離間方向に作動され、平坦部により離間状
態が維持されることができる。
【0018】前記操作レバーは、1部材で構成され、そ
の部品点数を少なくすることができる。
【0019】前記予備搬送部材と搬送手段の対向位置か
らシート挿入口までの距離、及び予備搬送部材と搬送手
段の対向位置からシート搬送方向下流の給送手段までの
距離は、それぞれ、厚手のシートの搬送方向寸法より小
とし、該シートを確実に搬送することができる。
【0020】本発明の画像形成装置は、上記いずれかの
シート分離搬送装置と、該シート分離搬送装置により搬
送されるシートの画像を読み取る読取手段と、記録シー
ト給送手段と、該シートに画像を記録する記録手段を有
することを特徴とする。
【0021】上記画像形成装置は、ファクシミリ装置と
して用いることができる。
【0022】前記画像記録手段は、信号に応じてインク
を吐出して記録シートに記録を行うインクジェット記録
手段を有することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施形態に
ついて、各図面を参照して説明する。
【0024】先ず、図1は画像形成装置の一例としての
ファクシミリ装置の場合の外観斜視図である。
【0025】図1において、読取記録装置であるカラー
読取ファクシミリ装置1000は、図示のように前後左
右の側壁を構成する筐体内部に、原稿搬送式カラー読取
装置であるカラースキャナ装置800と、記録装置であ
るシリアル記録式記録装置とカラー制御基板と電源の夫
々が内蔵されている。これらの各構成は、簡単に交換及
び着脱できるように個別に構成されている。
【0026】筐体は下側となる第1筐体である下カバー
100と上側の第2筐体となる上カバー200と、記録
シート案内のためと電源を覆うための後述する第3筐体
であるリアカバーとから基本的に構成されている。
【0027】また、上カバー200には、原稿の幅方向
を案内するために幅調節可能なスライダ3があって、片
方のみを移動することで中央部位を中心に移動するよう
にしたスライダ3を設けた原稿台2が上カバー200に
対して後述のように回動可能に支持されており、インク
ヘッドへのアクセスを可能にしている。
【0028】この原稿台2の後方には着脱可能な原稿積
載トレイ4が設けられており、例えばA4サイズの原稿
をカラースキャナ部800に向けて前方に搬送するとき
に、後端が垂れ下がることがないようにしている。
【0029】また、原稿面を下面にして前方に搬送され
た原稿は、カラースキャナ部800の下方から装置10
00の前方に搬送されて、原稿排紙トレイ6の上に置か
れる。この原稿排紙トレイ6は矢印のように装置100
0の前後方向に移動可能である。
【0030】一方、記録装置に対して搬送される記録シ
ートは、装置1000の背面側に配設された記録シート
台401上に設けられた幅調整板9の移動により幅方向
が規制された後に、後述のプリンタ部においてシリアル
記録後にカラースキャナ部800の下方の記録シート台
8に排出される。
【0031】この記録シートのサイズが、その長手方向
が装置の前後方向になるように搬送される場合には、垂
れ下がり防止のための後部の記録シート支持台5と前方
の記録シート支持棒7が設けられている。支持台5は記
録シート台401に内蔵されており、適宜引き出すこと
で図示の位置になるように構成される一方、手前側の記
録シート支持棒7は上記の原稿支持棒と同様に前後方向
に引き出し可能に設けられている。
【0032】また、上カバー200は、図示のようにカ
ラースキャナ部800の回りを取り囲むような形状であ
り、この上カバー200の縁部202に沿うように下カ
バー100から取り外すことで、カラースキャナ部80
0を下カバー100上に残したままの状態にできるよう
にしている。
【0033】カラースキャナ部800にはスキャナ本体
部と、パネル部が、図示しないヒンジを中心として開閉
するように結合されている。またパネル部には液晶表示
部811とダイアルキー810他の操作部が図示のよう
に配設されている。
【0034】図2は、装置1000の立体分解図であ
り、上カバー200を省略している。本図において、す
でに説明済みの構成には同一符号を付して説明を省略す
る。底面となる基部と外観面となる側壁と側壁で囲まれ
る開口面を一体形成した下カバー100の内部に原稿の
搬送を行いつつ読み取る原稿搬送式読取装置であるカラ
ースキャナ部800と、記録シートの搬送を行いつつシ
リアル記録を行うシリアル記録紙式記録装置であるプリ
ンタ400とこれらに接続されることで所定制御をする
カラー制御基板と電源600と、初期吐出で不要となる
インクを吸収するインク吸収体13と、リアカバー15
と、上記の記録シート台8と、スピーカ16(不図示)
の全部が下カバー100に対して工具類を一切使用する
ことなく固定できる構成である。
【0035】次に、図2、図3により各部の構成を詳細
に説明する。先ず、カラースキャナ部800について説
明する。
【0036】このカラースキャナ部800は、原稿Gに
光を照射してその反射光を電気信号に変換し、この信号
を操作モードに応じて他機に伝送し、または自己のプリ
ンタ部400に伝送するものである。原稿Gは、原稿台
2上に積載される。
【0037】カラースキャナ本体部800において83
1はカラースキャナ部800のフレームとなり、また、
原稿Gの下側をガイドする、スキャナベースであり、下
カバー100と固定されている。また、スキャナベース
831には、原稿を繰り出す分離ローラ832、原稿を
搬送する給送ローラ833、原稿を原稿排紙台上に排出
させる排紙ローラ834、原稿の画像情報を読取るカラ
ーコンタクトセンサ835などが設けられている。
【0038】また、パネル部は、図示しない支点によっ
てスキャナベース831と回動自在に取り付けられ、原
稿の上側をガイドする上原稿ガイド836、分離ローラ
832と対向配置押圧される分離片837、給送ローラ
833、給送ローラ83と対向押圧される給送コロ8
38、排紙コロ839、カラーコンタクトセンサ835
と対向押圧され、読取白基準となる読取白地840、厚
手の原稿を搬送するために分離片837の押圧を解除す
る解除レバー841などが設けられている。
【0039】また、842はパネルフレームであり、外
装の一部をなし上原稿ガイドに取り付けられている。パ
ネルフレーム842には、操作キー843、LCD等の
表示部844、それらを実装したパネル基板845など
が設けられている。
【0040】なお、ここで、カラースキャナ部800の
原稿搬送、読取り動作などは、図示しないモータやセン
サ駆動回路などによって行われ、また、これらの制御及
びパネル部801の表示制御などは、カラー制御基板に
より制御される。
【0041】次に、プリンタ400について説明する。
プリンタ400には給紙部の積載手段としてのトレイ4
02はベース401上に配設され、該トレイは図示しな
い支点により支持された中板を備え、中板はバネで押圧
を受けている。ベース401はプリンタ本体部400に
ネジ止めなどで固定されている。
【0042】記録紙S1は中板の上に積載され、給紙ベ
ースに伸縮自在に設けられた給紙トレイにより裏面を支
えられ、また、幅方向の位置は、中板に可動に設けられ
たサイドガイド9によって規制される。また、給紙ロー
ラ403は記録紙を1枚ずつ繰り出して、プリンタ部4
00へと送り出す。S2はリアカバー部15から供給さ
れる手差しの記録シートを示す。
【0043】プリンタ本体部400は例えばインクジェ
ット記録部が配設される。インクヘッド417は搬送ロ
ーラ412及びピンチローラにより搬送されたシートS
にインク像を記録するものである。この装置における記
録手段としては、インクヘッドからインクを吐出して記
録するインクジェット記録方式を用いている。即ち、こ
のインクヘッドは微細な液体吐出口(オリフィス)、液
路及びこの液路の一部に設けられるエネルギー作用部
と、該作用部にある液体に作用させる液滴形成エネルギ
ーを発生するエネルギー発生手段を備えている。
【0044】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0045】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出するインクジェット記録方法に用いられるインクヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出溶液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。その中でも電気熱変換体をエネルギー発生手段とし
て用いたインクヘッドは、コンパクト化も容易であり、
且つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼性の向
上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を十二分
に活用出来、高密度実装化が容易で、製造コストも安価
なことから有利である。
【0046】411はプリンタ本体部400のフレーム
となるプリンタシャーシであり、下カバー100と固定
されている。412は送紙ローラで、対向配置されたピ
ンチローラの押圧で、給紙部から送られてきた記録紙S
をさらに下流の印字部へと送り出す。
【0047】414は印字部での記録紙裏面を支持して
いるプラテンであり、記録紙表面では、ガイドシャフト
415に支持された往復動するキャリッジ416に取り
付けられたインクヘッド417によって、記録画像が形
成される。
【0048】また、その後、記録排紙ローラ対418に
よって、記録紙Sは、プリンタ部400から排出され、
下カバー100に設けられた記録シート台8上に搬送積
載される。
【0049】なお、ここでプリンタ部400の記録紙搬
送、記録動作などは、図示しないモータやセンサ、ヘッ
ド駆動回路などによって行われ、これらの制御は制御基
板部により制御される。また、基板421は、これらモ
ータやセンサ、ヘッド駆動回路等の信号を中継し、制御
基板部へと転送する記録中断基板である。また、プリン
タ部400でインクの目詰まり防止などの動作の際に生
じる廃インクを吸収する吸収体13は下カバー100に
取り付けられている。
【0050】次に原稿シートGの流れについての説明を
する。図3はカラースキャナ部800の拡大断面図を示
す。原稿搬送路は矢印Fで示すとおりである。図2にお
いて、原稿Gを画像面を下側にして原稿積載トレイ4に
積載する。原稿積載トレイ4に積載された原稿Gは幅方
向に移動可能なスライダ3によって位置決めが行われ
る。
【0051】906は予備搬送腕であり分離ローラ83
2の対向部に位置している。この予備搬送腕は、後述す
る予備搬送ばね904により分離ローラ832に押圧さ
れている。セットされた原稿シートは予備搬送腕と分離
ローラの協働作用により裁いて予備搬送される。
【0052】837は分離片であり、上方からADFバ
ネ903によって分離ローラ832へ押圧され、分離片
837と分離ローラ832との協働作用により、前記予
備搬送された原稿Gを下側から1枚ずつ分離搬送する。
さらに分離ローラ832は原稿Gを給送ローラ833ま
で搬送させる役割をかねている。
【0053】分離ローラにより搬送された原稿Gは給送
ローラ833によりコンタクトカラーセンサ835の読
み取り位置まで搬送される。カラーコンタクトセンサ8
35は、上記給送ローラで搬送された原稿Gの画像を読
み取る。840は白地板金で上方より白地バネ907に
より前記カラーコンタクトセンサ835の読取ラインに
沿って付勢されており、分離搬送された原稿Gの画像を
読取ラインに密着させている。
【0054】搬送されカラーコンタクトセンサにより読
み取られた原稿Gは排紙ローラ834により排出され
る。上記排出された原稿Gは本体に着脱可能な原稿排紙
トレイ6に排紙積載される。
【0055】次にシート分離搬送部Dについて説明す
る。図4に図3のD部であるシート分離搬送部の拡大斜
視図を示す。本実施形態では分離片の押圧を解除し保持
する分離片解除機構について詳細に説明する。
【0056】図において836は上原稿ガイド、90
1は下原稿ガイドである。原稿シートはこの上原稿ガイ
ド836と下原稿ガイド901の間に形成される原稿挿
入口にセットされる。
【0057】図3及び図4において837はゴム片等の
摩擦部材で構成された分離片であり、ADFホルダー9
05上に取り付けられている。906は予備搬送腕であ
り比較的摩擦係数の小さいプラスチック、金属板又はゴ
ム部材で構成されている。ADFホルダー905には突
起軸905aが延びている。
【0058】予備搬送腕には凹状部906aが設けら
れ、その凹状部906aのくぼみ部にホルダーの突起軸
905aが取付けられている。予備搬送腕はこの突起軸
905aを中心として回転可能である。
【0059】904は予備搬送腕付勢手段としての押圧
バネであり引張りコイルバネである。この予備搬送押圧
バネ904の両端のうち、片側は予備搬送腕に他方はA
DFホルダーの突起部に取付けられている。
【0060】上原稿ガイド836上には図示しない凹状
部が設けられ、その凹状部のくぼみ部にホルダーの突起
軸905aが取り付けられている。ホルダー905はこ
の905a軸を中心として回動可能である。ADFホル
ダー905は分離ローラと対向した位置にあり、予備搬
送腕906及び分離片837が分離ローラ832と接触
するように配置されている。
【0061】ホルダー905の受け面905bにはホル
ダー付勢手段としてのADFバネ903の一端が係合し
ており、他端は操作パネル842に係合している。AD
Fバネ903は圧縮コイルバネである。この弾性力によ
りホルダー905上の分離片837を分離ローラ832
に押圧している。
【0062】ADFバネ90の押圧力が予備搬送バネ
904の引張り力よりも大きいため、ADFバネ903
と予備搬送バネ904の作用により、予備搬送押圧腕9
06は分離ローラ823に押圧される。
【0063】841は分離片解除レバーである。841
の分離片解除レバーは前述した分離片と分離ローラの間
に隙間を設け、その状態を保持する部材である。図4に
おいて分離片解除レバー841の先端には傾斜部841
a及び平坦部841bが設けられている。
【0064】図5(a)は上原稿ガイド上にADFホル
ダー部材及び分離片解除レバーを組み込んだときの状態
図である。分離片解除レバー841は上原稿ガイド上の
軸902aに取り付けられており、この軸を中心として
回転方向に動作する分離片解除レバー841を回転方向
に操作することにより、前述した分離片解除レバーの先
端の傾斜部841aは、前記ADFホルダーの被係合部
としての突起905cを押し上げる。傾斜部は突起90
側に形成してもよい。
【0065】分離片解除機構の動作について図5、図6
を参照して説明する。図5(a)において分離片解除レ
バー841を矢印Iの方向に操作すると、分離片解除レ
バーの先端の傾斜部841aがADFホルダー突部90
5cに当接する。さらにそのまま矢印Iの方向に操作す
ると、ADFホルダー突起905cが分離片解除レバー
先端の傾斜部841aにより押し上げられ、ホルダーは
軸905aを中心として上方に回転していく。さらに突
起部905cが分離片解除レバー先端の平坦部841b
にきたところで、ADFホルダーの突起が持ち上げられ
た状態で保持される。この状態を図5(b)に示す。
【0066】図6は分離片解除レバー841を操作し、
ADFホルダー先端を持ち上げて保持したときの断面図
である。Hは分離片解除レバーを図5(a)の矢印の方
向に操作することにより、分離片と分離ローラの間に生
じた隙間である。
【0067】ADFホルダーの突部905cが上がるこ
とにより、ADFホルダー905と予備搬送腕に取付け
られた予備搬送押圧バネ(弾性引張りバネ)の伸びは小
さくなるが、ADFバネがADFホルダーを押圧する力
が強いため、予備搬送腕は予備搬送バネの弾性力により
分離ローラに押圧される。そのため分離片解除レバーを
操作したときも予備搬送腕は分離ローラに押圧された状
態を保つ。予備搬送腕906の押圧位置は分離片837
を離間していないときと同一である。
【0068】解除レバーを操作し、分離片837を分離
ローラ832からリリースしたときの原稿の流れについ
て説明する。原稿シートGは原稿積載トレイ上にセット
される。原稿シートGの先端は予備搬送腕906と分離
ローラ832の接触している位置にセットされる。この
位置は分離片837を解除していない場合と同じであ
る。そのため、使用者が原稿をセットする位置を変える
必要が無い。積載された原稿シートは分離ローラの回転
により給送ローラの位置に搬送される。
【0069】分離片837と原稿シート間に摩擦力が働
かないため、複数枚シートの分離機能は低下する代わり
に、厚紙の1枚送りが可能となる。加えて原稿裏面に分
離片837のゴム跡が付着すること、分離片との摩擦に
よる傷が生じることがない。原稿先端が給送ローラ83
3と給送コロ838に挟み込まれるまでの間、原稿シー
トは予備搬送腕906により分離ローラ832に押圧さ
れた状態で、安定して搬送される。もし予備搬送腕90
6の押圧が無く分離ローラの回転で原稿を搬送した場合
は、原稿の自重により生じる分離ローラ832間の摩擦
力のみで搬送が行われ、搬送力が小さく、原稿の搬送が
不安定になり、先端が斜行し易くなる。
【0070】次に分離ローラ、給送ローラ、分離片及び
予備搬送腕の位置関係について説明する。図6におい
て、L2は給送ローラ833と給送コロ838との接触
する位置から分離ローラ832と予備搬送腕906の接
触位置までの距離、L1は分離ローラ832と予備搬送
押圧腕906の接触位置からシート挿入口までの距離で
ある。
【0071】Mは上原稿ガイド及び下原稿ガイドにより
作られるシート挿入口である。ここでシート挿入口の位
置は装置外部から使用者が目視で見える位置である。L
1及びL2共に本実施形態では名刺の給送を想定して3
0mm以下に設定される。
【0072】原稿をセットしたとき、その先端は予備搬
送腕906と分離ローラ832の接触位置に突き当てら
れる。名刺のサイズはおよそ80mm×40mmであ
る。分離片837を解除して名刺をセットしたとき、L
1が40mmであるため、名刺の後端約10mmがシー
ト挿入口から突出することになる(使用者が外からみる
ことができる)。そのため誤って名刺が斜めにセットさ
れた場合でも、使用者が後端を持って名刺を斜行しない
ように整えることができる。
【0073】また給送ローラ833と給送コロ838が
原稿を挟み込んで給送を開始するまでの距離L2が名刺
のサイズよりも小さいため、先端が給送ローラに挟み込
まれるまでの間名刺は予備搬送腕906に押圧された状
態で搬送される。そのため名刺の安定した搬送が可能で
ある。
【0074】以上の実施形態によれば、搬送手段として
の分離ローラ832に対し、その対向側に接触する様に
配置された摩擦手段としての分離片837及びホルダー
を、摩擦解除手段としてのレバー841を操作すること
により、離間・リリースし、その際に予備搬送部材とし
ての予備搬送腕906は分離ローラに押圧された状態を
保つことができ、また、該レバーの操作部がパネルフレ
ーム842等の装置外に露出しているので、使用者はレ
バーを容易に操作することができる。
【0075】そのため、解除レバーを操作して分離片を
リリースした状態でシートを搬送すれば、裏面にゴムカ
スや汚れが付着すること無くまた傷がつくことなく、原
稿を搬送することが可能となり、写真や雑誌の切り抜き
を原稿として使用することが可能となる。また、分離片
をリリースすることにより厚紙を原稿として使用するこ
とも可能となる。
【0076】また、予備搬送腕は分離ローラからリリー
スされないので、分離片をリリースした時と通常時の原
稿先端のセット位置は同様であり、分離片をリリースし
た状態で名刺等の小サイズシートをセットしたとき、そ
の後端がシート挿入口から突出し装置外部から確認でき
るるとともに、使用者がその後端を持って斜行しないよ
うにセットし直すことが可能である。またその搬送時に
おいて、給送ローラと給送コロに挟まれるまでの間、名
刺は予備搬送部材に押圧されているため、安定した状態
で搬送され、そのため名刺のようなサイズが小さく厚い
原稿の安定した搬送が可能となる。以上の効果は、シー
ト分離搬送装置をファクシミリに用いた場合に顕著であ
る。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜7に係
る発明によれば、装置外部に露出する操作レバーの操作
部を操作して高摩擦係数部材が搬送ローラから離間した
とき、予備搬送腕は前記搬送ローラに押圧された状態を
保ち、前記操作レバーは、シートの搬送面に垂直の軸の
周りに回動自在とされるとともに先端部が前記操作部と
され、高摩擦係数部材を保持するホルダーを作動するた
めの傾斜部及び平坦部を有し、前記ホルダーは、該傾斜
部により前記搬送ローラから離間方向に作動され、平坦
部により離間状態が維持される構成としたので、名刺等
の小サイズ厚紙の先端位置が該予備搬送により規制さ
れてその斜行が防止され、また、前記のように高摩擦係
数部材を離間することによりその押圧力が低減され、シ
ートの裏面に高摩擦係数部材からの剥離片や汚れが付着
するのを防止することができる。また、請求項8から1
7に係る発明によれば、摩擦解除手段により摩擦手段が
離間されたとき、予備搬送部材は搬送手段に押圧された
状態を保ち、予備搬送部材と前記搬送手段の対向位置か
らシート挿入口までの距離、及び前記予備搬送部材と前
記搬送手段の対向位置からシート搬送方向下流の給送手
段までの距離は、それぞれ、厚手のシートの搬送方向寸
法より小としたので、名刺等の小サイズ厚紙をシート挿
入口に差し込むと前記搬送手段を経て前記給送手段によ
り確実に給送され、しかも前記のように摩擦手段を離間
することによりその押圧力が低減され、シートの裏面に
摩擦手段からの剥離片や汚れが付着するのを防止するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態に係る画像形成装置として
のファクシミリ装置の斜視図。
【図2】図1に示す画像形成装置の側断面図。
【図3】図1に示す画像形成装置におけるシート搬送部
の拡大側断面図。
【図4】図1に示す画像形成装置における分離片解除機
構部の斜視図。
【図5】上記分離片解除機構のアッパーガイド上の配置
を示す平面図で、(a)は通常時、(b)は分離片解除
時を示す。
【図6】分離片解除時のシート搬送部の拡大側断面図。
【符号の説明】
1000…ファクシミリ装置 3…スライダ 4…原稿積載トレイ 6…原稿排紙トレイ 100…下カバー 200…上カバー 800…カラースキャナ部 831…スキャナベース 832…分離ローラ 833…給送ローラ 834…排紙ローラ 835…カラーコンタクトセンサ 836…上原稿ガイド 837…分離片 838…給送コロ 839…排紙コロ 840…読取白地 841…解除レバー 842…パネルフレーム 843…操作キー 844…LCD表示部 845…パネル基板 901…下原稿ガイド 903…バネ 904…予備搬送バネ 905…ホルダー 906…予備搬送腕 907…白地バネ D…シート分離搬送部 F…原稿搬送路 G…原稿 M…シート挿入口
フロントページの続き (72)発明者 齋藤 篤 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭56−122741(JP,A) 特開 平9−30675(JP,A) 特開 平8−277047(JP,A) 特開 平7−237768(JP,A) 実開 昭64−9930(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 3/56 330 B65H 3/52 310 B41J 13/00

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを搬送する搬送ローラと、該搬送
    ローラに対向して配置されたゴム等の高摩擦係数部材を
    ホルダーで保持する摩擦手段と、該摩擦手段を付勢する
    第1の弾性バネからなるシート分離搬送手段と、前記搬
    ローラと対向して配置された予備搬送と該予備搬送
    を付勢する第2の弾性バネからなる予備搬送手段を有
    し、積載されたシートを一枚ずつ摩擦分離して搬送する
    シート分離搬送装置において、 前記摩擦手段と前記搬送ローラを離間する装置外部に露
    出する操作部を具備する操作レバーを有し、該操作レバ
    により前記高摩擦係数部材が離間されたとき、前記予
    備搬送は前記搬送ローラに押圧された状態を保ち、前
    記操作レバーは、シートの搬送面に垂直の軸の周りに回
    動自在とされるとともに先端部が前記操作部とされ、前
    記ホルダーを作動するための傾斜部及び平坦部を有し、
    前記ホルダーは、該傾斜部により前記搬送ローラから離
    間方向に作動され、平坦部により離間状態が維持される
    ことを特徴とするシート分離搬送装置。
  2. 【請求項2】 請求項において、前記ホルダーは、前
    記高摩擦係数部材を一面において支持し反対面側で前記
    第1の弾性バネの付勢を受ける本体部と、該本体部のシ
    ート搬送方向上流部で搬送方向に対し垂直方向に突出す
    る突軸とを有し、該突軸を中心として回動自在であるこ
    とを特徴とするシート分離搬送装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記予備搬送腕は、
    前記突軸の周りに回動自在に支持され、前記高摩擦係数
    部材の両側に延設され、該高摩擦係数部材と前記搬送ロ
    ーラの対向部よりも上流で該搬送ローラに対向すること
    を特徴とするシート分離搬送装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、前
    記操作レバーは、1部材で構成されていることを特徴と
    するシート分離搬送装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至のいずれかのシート分離
    搬送装置と、該シート分離搬送装置により搬送されるシ
    ートの画像を読み取る読取手段と、記録シート給送手段
    と、該シートに画像を記録する記録手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記画像形成装置は、ファクシミリ装置
    であることを特徴とする請求項記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 請求項又はにおいて、前記画像記録
    手段は、信号に応じてインクを吐出して記録シートに記
    録を行うインクジェット記録手段を有することを特徴と
    する画像形成装置。
  8. 【請求項8】 シートを搬送する搬送手段と、該搬送手
    段に対向して配置された摩擦手段と、該摩擦手段を付勢
    する第1の付勢手段からなるシート分離搬送手段と、前
    記搬送手段と対向して配置された予備搬送部材と該予備
    搬送部材を付勢する第2の付勢手段からなる予備搬送手
    段とを有し、積載されたシートを一枚ずつ摩擦分離して
    搬送するシート分離搬送装置において、 前記摩擦手段と前記搬送手段を離間する摩擦解除手段を
    有し、該摩擦解除手段により前記摩擦手段が離間された
    とき、前記予備搬送部材は前記搬送手段に押圧された状
    態を保ち、前記予備搬送部材と前記搬送手段の対向位置
    からシート挿入口までの距離、及び前記予備搬送部材と
    前記搬送手段の対向位置からシート搬送方向下流の給送
    手段までの距離は、それぞれ、厚手のシートの搬送方向
    寸法より小であることを特徴とするシート分離搬送装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項において、前記搬送手段として
    ローラを使用し、前記第1及び第2の付勢手段として弾
    性バネを使用し、前記摩擦手段としてゴム等の高摩擦係
    数部材及び該高摩擦係数部材を保持するホルダーを使用
    し、前記予備搬送部材として腕部材を使用することを特
    徴とするシート分離搬送装置。
  10. 【請求項10】 請求項において、前記ホルダーは、
    前記高摩擦係数部材を一面において支持し反対面側で前
    記第1の弾性バネの付勢を受ける本体部と、該本体部の
    シート搬送方向上流部で搬送方向に対し垂直方向に突出
    する突軸とを有し、該突軸を中心として回動自在である
    ことを特徴とするシート分離搬送装置。
  11. 【請求項11】 請求項において、前記予備搬送腕
    は、前記突軸の周りに回動自在に支持され、前記高摩擦
    係数部材の両側に延設され、該高摩擦係数部材と搬送ロ
    ーラの対向部よりも上流で該搬送ローラに対向すること
    を特徴とするシート分離搬送装置。
  12. 【請求項12】 請求項乃至11のいずれかにおい
    て、前記摩擦解除手段は、装置外部に露出する操作部を
    具備する操作レバーを有することを特徴とするシート分
    離搬送装置。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12において、前記操
    作レバーは、シートの搬送面に垂直の軸の周りに回動自
    在とされるとともに先端部が前記操作部とされ、前記ホ
    ルダーを作動するための傾斜部及び平坦部を有し、前記
    ホルダーは、該傾斜部により前記搬送ローラから離間方
    向に作動され、平坦部により離間状態が維持されること
    を特徴とするシート分離搬送装置。
  14. 【請求項14】 請求項11又は12において、前記操
    作レバーは、1部材で構成されていることを特徴とする
    シート分離搬送装置。
  15. 【請求項15】 請求項乃至14のいずれかのシート
    分離搬送装置と、該シート分離搬送装置により搬送され
    るシートの画像を読み取る読取手段と、記録シート給送
    手段と、該シートに画像を記録する記録手段を有するこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  16. 【請求項16】 前記画像形成装置は、ファクシミリ装
    置であることを特徴とする請求項15記載の画像形成装
    置。
  17. 【請求項17】 請求項15又は16において、前記画
    像記録手段は、信号に応じてインクを吐出して記録シー
    トに記録を行うインクジェット記録手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。
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