JP3397074B2 - 採光窓の水切り防水構造 - Google Patents

採光窓の水切り防水構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、採光窓の水切り
防水構造に関するものである。さらに詳しくは、この発
明は、瓦との間の防水性を確実とすることのできる採光
窓の水切り防水構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、住宅等の建築物の屋根部に
は、採光や換気などのために採光窓が設けられてきてい
る。採光窓の設置にともなって屋根部には開口部が形成
されることから雨水等が屋内に浸入することのないよう
に、採光窓には防水性の付与が肝要となっている。
【0003】そこで従来では、たとえば図5及び図6に
示したように、屋根下地部(1)に取付け固定される採
光窓木枠部(2)の側端縁に沿って防水カバー(3)を
取り付けてきている。防水カバー(3)は、内周縁部及
び外周縁部の各々の表面に、内側に傾倒する複数の水切
りひれ(4)を備えた部材であり、内周縁部を採光窓木
枠部(2)に、また、外周縁部を屋根下地部(1)の下
地面に沿うように当接して取り付けられる。瓦は、この
ようにして屋根下地部(1)に配設された防水カバー
(3)の外周縁部上に瓦葺き施工される。瓦に図5に示
したような平板瓦(5)が使用される場合には、平板瓦
(5)を防水カバー(3)にそのまま載置する。一方、
図6に示したような和洋瓦(6)の場合には、その形状
的特徴から端縁部が防水カバー(3)から浮き上がるた
め、和洋瓦(6)の端縁と防水カバー(3)との間に封
止材(7)が詰められる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、たとえ
ばこれら図5及び図6に示される防水カバー(3)で
は、瓦との間の防水性が確実とはなっていないのが現状
である。瓦(5、6)と採光窓の間を流れたり、ここに
溜まったりする雨水等は、平板瓦(5)の場合には、図
5に示したように、平板瓦(5)と防水カバー(3)と
の間から浸入し、また、和洋瓦(6)の場合には、図6
に示したように、和洋瓦(6)と封止材(7)との間か
ら浸入し、瓦(5、6)の下を横走りすることがしばし
ばあった。防水カバー(3)表面に設けられた水切りひ
れ(4)は、そのような雨水等の横走りを十分に阻止す
ることはできない。
【0005】この発明は、以上の通りの事情に鑑みてな
されたものであり、従来の採光窓の防水構造の欠点を解
消し、瓦との間の防水性を確実とすることのできる採光
窓の水切り防水構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するものとして、樋状の水切り部材が採光窓側端
縁に沿って近接して設けられ、水切り部材には、瓦側に
位置する立上がり壁部の上端に瓦押え片が外方に向けて
延設されており、採光窓側に位置する平板瓦の一側端縁
部が、その瓦押え片とこれより下方に位置する屋根下地
部との間に差し込まれ、瓦下への雨水等の横走りが防止
されていることを特徴とする採光窓の水切り防水構造を
提供する。また、この発明は、樋状の水切り部材が採光
窓側端縁に沿って近接して設けられ、袖瓦として配設さ
れる和洋瓦の一端縁に位置する垂直面部が、水切り部材
の瓦側に位置する立上がり壁部を跨いで水切り部材上に
配置され、和洋瓦と水切り部材とで囲まれて形成される
空間内に封止材が詰められ、瓦下への雨水等の横走りが
防止されていることを特徴とする採光窓の水切り防水構
造をも提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に沿ってこの発明の採
光窓の水切り防水構造についてさらに詳しく説明する。
図1及び図2は、各々、この発明の第1の実施形態を示
した断面図及び要部斜視図である。
【0008】この発明の採光窓の水切り防水構造では、
樋状の水切り部材(8)が採光窓側端縁に沿って近接し
て設けられる。図1及び図2に示した水切り防水構造で
は、水切り部材(8)に備えた一方の立上がり壁部
(9)が採光窓木枠部(2)の側端面に当接固定され、
底板部(10)が屋根下地部(1)の下地面上に載置さ
れている。水切り部材(8)は樋状に形成されているた
め、他方の立上がり壁部(11)は立上がり壁部(9)
に対向している。これら対向する一対の立上がり壁部
(9、11)により、図1及び図2に示した水切り防水
構造では、それら立上がり壁部(9、11)間に雨水路
が形成され、雨水等が瓦側に向かうのを瓦側に位置する
立上がり壁部(11)によって阻止しながら軒下側に雨
水等を積極的に排水するのを可能としている。
【0009】また、図1及び図2に示した水切り防水構
造では、水切り部材(8)の瓦側に位置する立上がり壁
部(11)の上端に瓦押え片(12)が外方に向けて延
設されてもいる。この瓦押え片(12)は、平板瓦
(5)の瓦葺き施工に対応して設けられるものである。
平板瓦(5)が屋根面に瓦葺き施工される場合には、採
光窓側に位置する平板瓦(5)の一側端縁部をその瓦押
え片(12)とこれより下方に位置する屋根下地部
(1)との間に差し込んで葺く。こうすることにより、
雨水等が水切り部材(8)の立上がり壁部(11)を越
えて瓦側に向かうことがあっても、瓦押え片(12)に
よって雨水等が平板瓦(5)の下まで回り込むのを防止
することができる。また、瓦押え片(12)は、平板瓦
(5)の端縁切断面を覆い隠し、仕上がり外観を良好と
するのにも寄与する。
【0010】こうして、図1及び図2に示した水切り防
水構造では、瓦下への雨水等の横走りが防止され、瓦と
の間の防水性が確実となっている。図3及び図4は、各
々、この発明の第2の実施形態を示した断面図及び要部
斜視図である。これら図3及び図4に示した水切り防水
構造においても、樋状の水切り部材(8)が採光窓側端
縁に沿って近接して設けられており、水切り部材(8)
に備えた一方の立上がり壁部(9)が採光窓木枠部
(2)の側端面に当接固定され、底板部(10)が屋根
下地部(1)の下地面上に載置されている。
【0011】この水切り部材(8)では、底板部(1
0)の幅を図1及び図2に示した水切り部材(8)のそ
れよりも拡大している。また、立上がり壁部(9)に対
向する立上がり壁部(11)を立上がり壁部(9)より
も低くしている。このような水切り部材(8)は、和洋
瓦(6)の瓦葺き施工に対応して設けられる。採光窓の
近傍に袖瓦として配設される和洋瓦(6)には、一端縁
に垂直面部(13)が垂下延設されている。この垂直面
部(13)が、水切り部材(8)の瓦側に位置する立上
がり壁部(11)を跨いで水切り部材(8)上に配置さ
れ、和洋瓦(6)が瓦葺き施工される。そして、図3及
び図4に示した水切り防水構造では、和洋瓦(6)と水
切り部材(8)とで囲まれて形成される空間(14)内
に封止材(7)が詰められる。
【0012】このようにして、図3及び図4に示した水
切り防水構造では、防水部材(8)の採光窓側の立上が
り壁部(9)とこれに対向する和洋瓦(6)の垂直面部
(13)との間に雨水路が形成され、雨水等を軒下側に
積極的に排水することができる。また、和洋瓦(6)と
水切り部材(8)とで囲まれて形成される空間(14)
内に詰められた封止材(7)及び水切り部材(8)の瓦
側の立上がり壁部(11)によって、和洋瓦(6)の垂
直面部(13)と水切り部材(8)の底板部(10)と
の間から浸入するおそれのある雨水等を阻止することが
でき、瓦下への雨水等の横走りを防止可能としている。
採光窓と瓦との間の防水性は確実となっている。
【0013】また、図3及び図4に示した水切り防止構
造では、水切り部材(8)の底板部(10)が幅広とな
っていることから袖瓦の瓦葺き施工が容易で、しかも袖
瓦として配設される和洋瓦(6)に垂直面部(13)が
一端縁に設けられていることによりこの垂直面部(1
3)が防風壁としても機能し、防水性の向上に効果的と
なっている。
【0014】たとえば以上に示される水切り部材(8)
は、金属板、樹脂板等の適宜なものから形成することが
できる。もちろんこの発明は、以上の実施形態によって
限定されるものではない。細部については様々な態様が
可能であることは言うまでもない。
【0015】
【発明の効果】以上詳しく説明した通り、この発明によ
って、採光窓と瓦との間の防水性が確実となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示した断面図であ
る。
【図2】図1に示した水切り防水構造の要部斜視図であ
る。
【図3】この発明の第2の実施形態を示した断面図であ
る。
【図4】図3に示した水切り防水構造の要部斜視図であ
る。
【図5】従来の採光窓の防水構造の一形態を示した断面
図である。
【図6】従来の採光窓の防水構造の一形態を示した断面
図である。
【符号の説明】
1 屋根下地部 2 木枠部 5 平板瓦 6 和洋瓦 7 封止材 8 水切り部材 9,11 立上がり壁部 10 底板部 12 瓦押え片 13 垂直面部 14 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−13596(JP,A) 特開 平8−177179(JP,A) 特開 平6−73855(JP,A) 特開 昭63−60356(JP,A) 実開 平1−159030(JP,U) 実開 昭57−77325(JP,U) 実開 平5−83132(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04D 13/03

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋状の水切り部材が採光窓側端縁に沿っ
    て近接して設けられ、水切り部材には、瓦側に位置する
    立上がり壁部の上端に瓦押え片が外方に向けて延設され
    ており、採光窓側に位置する平板瓦の一側端縁部が、そ
    の瓦押え片とこれより下方に位置する屋根下地部との間
    に差し込まれ、瓦下への雨水等の横走りが防止されてい
    ることを特徴とする採光窓の水切り防水構造。
  2. 【請求項2】 樋状の水切り部材が採光窓側端縁に沿っ
    て近接して設けられ、袖瓦として配設される和洋瓦の一
    端縁に位置する垂直面部が、水切り部材の瓦側に位置す
    る立上がり壁部を跨いで水切り部材上に配置され、和洋
    瓦と水切り部材とで囲まれて形成される空間内に封止材
    が詰められ、瓦下への雨水等の横走りが防止されている
    ことを特徴とする採光窓の水切り防水構造。
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