JP3396259B2 - 電気コネクタ - Google Patents
電気コネクタInfo
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- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
- H01R13/62—Means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts or for holding them in engagement
- H01R13/629—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances
- H01R13/62905—Additional means for facilitating engagement or disengagement of coupling parts, e.g. aligning or guiding means, levers, gas pressure electrical locking indicators, manufacturing tolerances comprising a camming member
-
- H—ELECTRICITY
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- H01R13/639—Additional means for holding or locking coupling parts together, after engagement, e.g. separate keylock, retainer strap
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- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は電気コネクタ、特にカム
作動嵌合型の電気コネクタに関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、コネクタの中にはカム作用により
コネクタを相手コネクタにラッチする為に使用するラッ
チカムスライドを有するものがあった。例えば、クルン
カー等に発行されたドイツ特許第ＤＥ３８４５１７９Ｃ
２号公報には、このカムスライド概念を開示している。
このドイツ特許の図１に示す如く、カムガイドを有する
カムスライドは相手コネクタのプラグと協働して相手コ
ネクタを自分自身のコネクタと嵌合係合関係に引込む。
従来、このカムスライドはバーブ等を設けてコネクタ内
に保持されていた。このバーブはコネクタハウジングと
協働してカムスライドをハウジング内に保持していた。 【０００３】 【発明の解決課題】この設計の欠点は、ラッチカムスラ
イドがハウジングから簡単に抜け出すことであった。更
に、ラッチカムスライドが保持位置にあるとき（例えば
相手コネクタのポストがカムスライドのカム穴に挿入さ
れているとき）、このラッチカムスライドは線材に引っ
かかり、カムスライドがハウジングから抜け出すことで
あった。 【０００４】従って、本発明の１つの目的は、ラッチカ
ムスライドをコネクタハウジング内に保持する改良され
た手段を有する電気コネクタを提供することである。 【０００５】本発明の他の目的は、ラッチカムスライド
がハウジング内外へ摺動可能であるが、ハウジングにロ
ックインサートが取付けられた後ハウジングにロック可
能なように設計された電気コネクタを提供することであ
る。 【０００６】本発明の更に他の目的は、ハウジングの一
部として一体に形成され、ロックインサートがハウジン
グに取付けられると夫々第１及び第２の細長いスロット
内に撓まされ、ラッチカムスライドがハウジング内に摺
動可能に保持される第１及び第２弾性ラッチを提供する
ことである。 【０００７】 【課題解決の為の手段】本発明の電気コネクタによる
と、細長い第１及び第２スロットを有するハウジングを
含んでいる。このハウジングには更に開口が形成された
壁を有する。この第１スロット及び開口に関連する第１
弾性ラッチを有する。また、第２スロット及び開口に関
連する第２弾性ラッチを有する。更に、略Ｕ字状のラッ
チカムスライドは第１及び第２脚部と、これらを連結す
る連結部とを有する。第１及び第２脚部は夫々第１及び
第２スロットに挿入され、略Ｕ字状のラッチカムスライ
ドがハウジング内へ、またハウジング外へ摺動可能にす
る。肩ノッチを有する第１及び第２弾性ディテントを有
する。開口にはロックインサートが挿入されて、第１及
び第２弾性ラッチを夫々第１及び第２スロット内へ撓め
て第１及び第２弾性脚の肩ノッチが第１及び第２弾性ラ
ッチと係合して、略Ｕ字状ラッチカムスライドをハウジ
ング内にロックする。 【０００８】 【実施例】以下、添付図を参照して本発明の電気コネク
タの好適実施例を詳細に説明する。 【０００９】先ず、図１を参照して説明する。図１は本
発明の好適一実施例による電気コネクタ10の組立図を示
す。この電気コネクタ10は、ハウジング12の長手方向に
延びる細長い第１スロット14と第２スロット16とを有す
る（図６及び図７参照）。第１及び第２スロット14、16
は夫々挿入端14a 、16a を有し、後述する如く略Ｕ字状
のラッチカムスライド28を受けることに注目されたい。
図６に最もよく示す如く、第１及び第２スロット14、16
は夫々第１及び第２仮想面60、62にある。この特定実施
例において、第１及び第２仮想面60、62は略平行であ
る。第１スロット14と第２スロット16（図１及び図２参
照）は各々第１位置決め開口40及び第２位置決め開口42
を有する。第１及び第２スロット14、16と第１及び第２
位置決め開口40、42の作用は後述する。図１、図２、図
３及び図７に示す如く、ハウジング12は開口20が形成さ
れた壁18を具え、ロックインサート22（図１及び図４参
照）が挿入される。 【００１０】図７に最もよく示す如く、ハウジング12は
更に第１弾性ラッチ24及び第２弾性ラッチ26を夫々第１
及び第２スロット14、16に対応して設けている。第１及
び第２弾性ラッチ24、26は図３に示す如く弾性ラッチ24
の位置により通常状態では開口20に向けて偏倚されてい
る。開口20にロックインサート22が取付けられると、図
１及び図２中に破線で示す如く弾性ラッチ24を第１スロ
ット14内に撓ませる。図３及び図７に最もよく示す如
く、第１弾性ラッチ24はハウジング12内に一体に形成さ
れた第１端24a と、断面が略三角形であり且つ図１及び
図２中に破線で示す如く撓められる第２弾性端24b とを
具えている。第２弾性ラッチ26は第１端26a 及び第２端
26b を具え、第１弾性ラッチ24と同様に動作する。第１
及び第２弾性ラッチ24、26は図７に示す如く挿入端14a
、16a 上に向けて配置される。この特定実施例では、
ハウジング12はプラスチックの一体モールド品である。 【００１１】また、電気コネクタ10は略Ｕ字状のラッチ
カムスライド28を具えている（図１、図２及び図８参
照）。図８に最もよく示す如く、ラッチカムスライド28
は第１脚部30、第２脚部32及び両脚部30、32の連結部34
を具えている。第１脚部30は壁36a を有する第１弾性デ
ィテンント36を具え、第２脚部32は壁38a を有する第２
弾性ディテント38を具える。第１及び第２脚部30、32は
ラッチカムスライド28をハウジング12内に摺動したい場
合に、夫々第１及び第２スロット14、16内に案内される
端部30a 、32a を具える。第１及び第２弾性ディテント
36、38は各々壁36a 、38a に位置決めガイド（図示せ
ず）を有する。これら位置決めガイドは第１及び第２位
置決め開口40、42（図１及び第２参照）と協働して、略
Ｕ字状のラッチカムスライド28を非カム位置（図１）又
はカム位置（図２）へ位置決めする。図１及び図２に破
線で示す如く、ラッチカムスライド28の第１及び第２弾
性ディテント36、38は夫々肩ノッチ36b 、38b を具え
る。これら肩ノッチ36b 、38b は夫々第１及び第２弾性
ラッチ24、26と協働して、ラッチカムスライド28が後述
する如くハウジング12から離脱するのを阻止する。 【００１２】第１及び第２脚部30、32は１対のカムスロ
ット44、46を有し、相手コネクタ（図示せず）からカム
ポスト（図示せず）を受けることができ、相手コネクタ
が電気コネクタ10と作動的に係合可能にする。ラッチカ
ムスライド28の機能、構成及び動作概念は前述したドイ
ツ特許と同様であるので、詳細は当該公知資料を参照さ
れたい。 【００１３】次に、図１、図４及び図５を参照して説明
する。電気コネクタ10は更に略矩形状であって且つ複数
の端子開口48を具えるロックインサート22を具えてい
る。この端子開口48は、ロックインサート22が開口20内
に取付けられると、ハウジング12のハウジング開口50
（図５）と作動的に位置合せされる。このロックインサ
ート22は第１及び第２弾性ラッチ24、26を通常の非バイ
アス状態（図３）からバイアス位置（図１及び図２中に
破線で示す）へ撓め或はバイアスして、夫々第１及び第
２スロット14、16内に撓むようにする。また、ロックイ
ンサート22は複数のロックディテント51（図４参照）を
具え、壁18の複数の開口52（図２参照）と協働してロッ
クインサート22を開口20内へロックする。 【００１４】図３及び図４に最もよく示す如く、ハウジ
ング12は複数のバーブ54（図７参照）を有し、ロックイ
ンサート22に配設された複数の第２バーブ56と協働して
ロックインサート22をハウジング12の開口20内に位置合
せ且つロックし、複数の端子開口48（図４参照）が開口
50（図７参照）と作動的に位置合せされるようにする。
次に。ロックインサート22を図２の矢印Ｃ方向に摺動し
てロックインサート22を開口20内にロックする。ここで
説明したロック摺動概念はヨーロッパ特許ＥＰ0 216 78
4 号に開示のものと実質的に同じであるので、詳細はそ
の公報を参照されたい。この実施例では、ロックインサ
ート22はプラスチックの一体モールド品である。 【００１５】次に、電気コネクタ10の動作を説明する。
先ず、略Ｕ字状のラッチカムスライド28をハウジング12
に摺動可能に取付ける。即ち、第１及び第２脚部30、32
の端30a 、32a （図８参照）を夫々第１及び第２スロッ
ト14、16の挿入端14a 、16a（図６参照）に挿入する。
第１及び第２弾性ラッチ24、26は夫々第１及び第２スロ
ット14、16から遠い位置に通常はバイアスされているの
で、ラッチカムスライド28はハウジング12に容易に取付
け又は取外し可能であることに注目されたい。ラッチカ
ムスライド28をハウジング12内にロックしたい場合に
は、肩ノッチ36b、38b が夫々第１及び第２弾性ラッチ2
4、26を通り越すまで細長い第１及び第２スロット14、1
6内に挿入する。 【００１６】次に、ロックインサート22を開口20の上方
（図２中）に配置する。更に、このロックインサート22
を複数のロックディテント51が複数の開口50に係止又は
ロックされる迄開口20内に押込む。ロックインサート22
をハウジング12の開口20内に押込むと、ロックインサー
ト22の底端縁22a （図２）により第１及び第２弾性ラッ
チ24、26が夫々第１及び第２スロット14、16内に上述し
た如く撓められる。それにより、ラッチカムスライド28
は図２中に矢印Ｂで示す方向へ移動すると、肩ノッチ36
b、38bが夫々第１及び第２弾性ラッチ24、26と係合し、
ラッチカムスライド28がハウジング12から完全に抜け出
すのを阻止する。ラッチカムスライド28をハウジング12
から抜き取るには、ロックインサート22を開口20から取
り除き、第１及び第２弾性ラッチ24、26が撓みのない通
常状態に復帰するようにする。その後、ラッチカムスラ
イド28をハウジング12から摺動して抜き取る。 【００１７】尚、以上本発明の電気コネクタの好適実施
例を説明したが、本発明は斯る実施例のみに限定するも
のではなく、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変
形変更が可能であることが理解できよう。 【００１８】 【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の電気コネクタによると、ハウジングのスロットに夫々
第１及び第２弾性ラッチを設けて、通常状態ではこれら
弾性ラッチをスロット外へバイアスさせ、ロックインサ
ートを挿入するとスロット内に撓ませ略Ｕ字状のラッチ
カムスライドをロックさせている。従って、ロックイン
サートが挿入されている限り、ラッチカムスライドはハ
ウジングから抜去できないので、ラッチカムスライドが
ワイヤとからんで、又は他の外力によりハウジングから
抜け出す虞れを完全に阻止できる。斯る構成により、電
気コネクタの組立作業を安全且つ確実に行うことがで
き、自動車組立ライン等で使用される場合に特に顕著な
実用上の効果を有する。
作動嵌合型の電気コネクタに関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、コネクタの中にはカム作用により
コネクタを相手コネクタにラッチする為に使用するラッ
チカムスライドを有するものがあった。例えば、クルン
カー等に発行されたドイツ特許第ＤＥ３８４５１７９Ｃ
２号公報には、このカムスライド概念を開示している。
このドイツ特許の図１に示す如く、カムガイドを有する
カムスライドは相手コネクタのプラグと協働して相手コ
ネクタを自分自身のコネクタと嵌合係合関係に引込む。
従来、このカムスライドはバーブ等を設けてコネクタ内
に保持されていた。このバーブはコネクタハウジングと
協働してカムスライドをハウジング内に保持していた。 【０００３】 【発明の解決課題】この設計の欠点は、ラッチカムスラ
イドがハウジングから簡単に抜け出すことであった。更
に、ラッチカムスライドが保持位置にあるとき（例えば
相手コネクタのポストがカムスライドのカム穴に挿入さ
れているとき）、このラッチカムスライドは線材に引っ
かかり、カムスライドがハウジングから抜け出すことで
あった。 【０００４】従って、本発明の１つの目的は、ラッチカ
ムスライドをコネクタハウジング内に保持する改良され
た手段を有する電気コネクタを提供することである。 【０００５】本発明の他の目的は、ラッチカムスライド
がハウジング内外へ摺動可能であるが、ハウジングにロ
ックインサートが取付けられた後ハウジングにロック可
能なように設計された電気コネクタを提供することであ
る。 【０００６】本発明の更に他の目的は、ハウジングの一
部として一体に形成され、ロックインサートがハウジン
グに取付けられると夫々第１及び第２の細長いスロット
内に撓まされ、ラッチカムスライドがハウジング内に摺
動可能に保持される第１及び第２弾性ラッチを提供する
ことである。 【０００７】 【課題解決の為の手段】本発明の電気コネクタによる
と、細長い第１及び第２スロットを有するハウジングを
含んでいる。このハウジングには更に開口が形成された
壁を有する。この第１スロット及び開口に関連する第１
弾性ラッチを有する。また、第２スロット及び開口に関
連する第２弾性ラッチを有する。更に、略Ｕ字状のラッ
チカムスライドは第１及び第２脚部と、これらを連結す
る連結部とを有する。第１及び第２脚部は夫々第１及び
第２スロットに挿入され、略Ｕ字状のラッチカムスライ
ドがハウジング内へ、またハウジング外へ摺動可能にす
る。肩ノッチを有する第１及び第２弾性ディテントを有
する。開口にはロックインサートが挿入されて、第１及
び第２弾性ラッチを夫々第１及び第２スロット内へ撓め
て第１及び第２弾性脚の肩ノッチが第１及び第２弾性ラ
ッチと係合して、略Ｕ字状ラッチカムスライドをハウジ
ング内にロックする。 【０００８】 【実施例】以下、添付図を参照して本発明の電気コネク
タの好適実施例を詳細に説明する。 【０００９】先ず、図１を参照して説明する。図１は本
発明の好適一実施例による電気コネクタ10の組立図を示
す。この電気コネクタ10は、ハウジング12の長手方向に
延びる細長い第１スロット14と第２スロット16とを有す
る（図６及び図７参照）。第１及び第２スロット14、16
は夫々挿入端14a 、16a を有し、後述する如く略Ｕ字状
のラッチカムスライド28を受けることに注目されたい。
図６に最もよく示す如く、第１及び第２スロット14、16
は夫々第１及び第２仮想面60、62にある。この特定実施
例において、第１及び第２仮想面60、62は略平行であ
る。第１スロット14と第２スロット16（図１及び図２参
照）は各々第１位置決め開口40及び第２位置決め開口42
を有する。第１及び第２スロット14、16と第１及び第２
位置決め開口40、42の作用は後述する。図１、図２、図
３及び図７に示す如く、ハウジング12は開口20が形成さ
れた壁18を具え、ロックインサート22（図１及び図４参
照）が挿入される。 【００１０】図７に最もよく示す如く、ハウジング12は
更に第１弾性ラッチ24及び第２弾性ラッチ26を夫々第１
及び第２スロット14、16に対応して設けている。第１及
び第２弾性ラッチ24、26は図３に示す如く弾性ラッチ24
の位置により通常状態では開口20に向けて偏倚されてい
る。開口20にロックインサート22が取付けられると、図
１及び図２中に破線で示す如く弾性ラッチ24を第１スロ
ット14内に撓ませる。図３及び図７に最もよく示す如
く、第１弾性ラッチ24はハウジング12内に一体に形成さ
れた第１端24a と、断面が略三角形であり且つ図１及び
図２中に破線で示す如く撓められる第２弾性端24b とを
具えている。第２弾性ラッチ26は第１端26a 及び第２端
26b を具え、第１弾性ラッチ24と同様に動作する。第１
及び第２弾性ラッチ24、26は図７に示す如く挿入端14a
、16a 上に向けて配置される。この特定実施例では、
ハウジング12はプラスチックの一体モールド品である。 【００１１】また、電気コネクタ10は略Ｕ字状のラッチ
カムスライド28を具えている（図１、図２及び図８参
照）。図８に最もよく示す如く、ラッチカムスライド28
は第１脚部30、第２脚部32及び両脚部30、32の連結部34
を具えている。第１脚部30は壁36a を有する第１弾性デ
ィテンント36を具え、第２脚部32は壁38a を有する第２
弾性ディテント38を具える。第１及び第２脚部30、32は
ラッチカムスライド28をハウジング12内に摺動したい場
合に、夫々第１及び第２スロット14、16内に案内される
端部30a 、32a を具える。第１及び第２弾性ディテント
36、38は各々壁36a 、38a に位置決めガイド（図示せ
ず）を有する。これら位置決めガイドは第１及び第２位
置決め開口40、42（図１及び第２参照）と協働して、略
Ｕ字状のラッチカムスライド28を非カム位置（図１）又
はカム位置（図２）へ位置決めする。図１及び図２に破
線で示す如く、ラッチカムスライド28の第１及び第２弾
性ディテント36、38は夫々肩ノッチ36b 、38b を具え
る。これら肩ノッチ36b 、38b は夫々第１及び第２弾性
ラッチ24、26と協働して、ラッチカムスライド28が後述
する如くハウジング12から離脱するのを阻止する。 【００１２】第１及び第２脚部30、32は１対のカムスロ
ット44、46を有し、相手コネクタ（図示せず）からカム
ポスト（図示せず）を受けることができ、相手コネクタ
が電気コネクタ10と作動的に係合可能にする。ラッチカ
ムスライド28の機能、構成及び動作概念は前述したドイ
ツ特許と同様であるので、詳細は当該公知資料を参照さ
れたい。 【００１３】次に、図１、図４及び図５を参照して説明
する。電気コネクタ10は更に略矩形状であって且つ複数
の端子開口48を具えるロックインサート22を具えてい
る。この端子開口48は、ロックインサート22が開口20内
に取付けられると、ハウジング12のハウジング開口50
（図５）と作動的に位置合せされる。このロックインサ
ート22は第１及び第２弾性ラッチ24、26を通常の非バイ
アス状態（図３）からバイアス位置（図１及び図２中に
破線で示す）へ撓め或はバイアスして、夫々第１及び第
２スロット14、16内に撓むようにする。また、ロックイ
ンサート22は複数のロックディテント51（図４参照）を
具え、壁18の複数の開口52（図２参照）と協働してロッ
クインサート22を開口20内へロックする。 【００１４】図３及び図４に最もよく示す如く、ハウジ
ング12は複数のバーブ54（図７参照）を有し、ロックイ
ンサート22に配設された複数の第２バーブ56と協働して
ロックインサート22をハウジング12の開口20内に位置合
せ且つロックし、複数の端子開口48（図４参照）が開口
50（図７参照）と作動的に位置合せされるようにする。
次に。ロックインサート22を図２の矢印Ｃ方向に摺動し
てロックインサート22を開口20内にロックする。ここで
説明したロック摺動概念はヨーロッパ特許ＥＰ0 216 78
4 号に開示のものと実質的に同じであるので、詳細はそ
の公報を参照されたい。この実施例では、ロックインサ
ート22はプラスチックの一体モールド品である。 【００１５】次に、電気コネクタ10の動作を説明する。
先ず、略Ｕ字状のラッチカムスライド28をハウジング12
に摺動可能に取付ける。即ち、第１及び第２脚部30、32
の端30a 、32a （図８参照）を夫々第１及び第２スロッ
ト14、16の挿入端14a 、16a（図６参照）に挿入する。
第１及び第２弾性ラッチ24、26は夫々第１及び第２スロ
ット14、16から遠い位置に通常はバイアスされているの
で、ラッチカムスライド28はハウジング12に容易に取付
け又は取外し可能であることに注目されたい。ラッチカ
ムスライド28をハウジング12内にロックしたい場合に
は、肩ノッチ36b、38b が夫々第１及び第２弾性ラッチ2
4、26を通り越すまで細長い第１及び第２スロット14、1
6内に挿入する。 【００１６】次に、ロックインサート22を開口20の上方
（図２中）に配置する。更に、このロックインサート22
を複数のロックディテント51が複数の開口50に係止又は
ロックされる迄開口20内に押込む。ロックインサート22
をハウジング12の開口20内に押込むと、ロックインサー
ト22の底端縁22a （図２）により第１及び第２弾性ラッ
チ24、26が夫々第１及び第２スロット14、16内に上述し
た如く撓められる。それにより、ラッチカムスライド28
は図２中に矢印Ｂで示す方向へ移動すると、肩ノッチ36
b、38bが夫々第１及び第２弾性ラッチ24、26と係合し、
ラッチカムスライド28がハウジング12から完全に抜け出
すのを阻止する。ラッチカムスライド28をハウジング12
から抜き取るには、ロックインサート22を開口20から取
り除き、第１及び第２弾性ラッチ24、26が撓みのない通
常状態に復帰するようにする。その後、ラッチカムスラ
イド28をハウジング12から摺動して抜き取る。 【００１７】尚、以上本発明の電気コネクタの好適実施
例を説明したが、本発明は斯る実施例のみに限定するも
のではなく、本発明の要旨を逸脱することなく種々の変
形変更が可能であることが理解できよう。 【００１８】 【発明の効果】上述の説明から理解される如く、本発明
の電気コネクタによると、ハウジングのスロットに夫々
第１及び第２弾性ラッチを設けて、通常状態ではこれら
弾性ラッチをスロット外へバイアスさせ、ロックインサ
ートを挿入するとスロット内に撓ませ略Ｕ字状のラッチ
カムスライドをロックさせている。従って、ロックイン
サートが挿入されている限り、ラッチカムスライドはハ
ウジングから抜去できないので、ラッチカムスライドが
ワイヤとからんで、又は他の外力によりハウジングから
抜け出す虞れを完全に阻止できる。斯る構成により、電
気コネクタの組立作業を安全且つ確実に行うことがで
き、自動車組立ライン等で使用される場合に特に顕著な
実用上の効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の電気コネクタの好適実施例のロックイ
ンサートを完全挿入前の組立状態を示す縦断面図。 【図２】図１の電気コネクタにロックインサートを完全
に挿入した状態を示す縦断面図。 【図３】図１の電気コネクタのコネクタハウジングの縦
断面図。 【図４】図１のロックインサートの上面図。 【図５】図１のコネクタハウジングの上面図。 【図６】図５のコネクタハウジングの矢印Ａ方向より見
た図。 【図７】コネクタハウジングの第１及び第２弾性ラッチ
を示す図５と同様の図。 【図８】図１のラッチカムスライドの側面図。 【符号の説明】 10 電気コネクタ 12 ハウジング 14、16 スロット 24、26 弾性ラッチ 28 ラッチカムスライド 22 ロックインサート 30、32 脚部
ンサートを完全挿入前の組立状態を示す縦断面図。 【図２】図１の電気コネクタにロックインサートを完全
に挿入した状態を示す縦断面図。 【図３】図１の電気コネクタのコネクタハウジングの縦
断面図。 【図４】図１のロックインサートの上面図。 【図５】図１のコネクタハウジングの上面図。 【図６】図５のコネクタハウジングの矢印Ａ方向より見
た図。 【図７】コネクタハウジングの第１及び第２弾性ラッチ
を示す図５と同様の図。 【図８】図１のラッチカムスライドの側面図。 【符号の説明】 10 電気コネクタ 12 ハウジング 14、16 スロット 24、26 弾性ラッチ 28 ラッチカムスライド 22 ロックインサート 30、32 脚部
─────────────────────────────────────────────────────
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(56)参考文献 特開 平５−186792（ＪＰ，Ａ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
H01R 13/629
H01R 13/639
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】第１及び第２スロット、開口が形成された
壁、及び前記第１及び第２スロットに対応してそれぞれ
形成されると共に前記開口に関連付けられた第１及び第
２弾性ラッチを有するハウジングと、 該ハウジングの前記第１及び第２スロットにそれぞれ挿
通される第１及び第２脚部、及び該第１及び第２脚部を
連結する連結部を有し、略Ｕ字状をなすラッチカムスラ
イドと、 前記ハウジングの前記開口に挿入され、前記第１及び第
２弾性ラッチと協働して該第１及び第２弾性ラッチを前
記第１及び第２スロット内にバイアスして前記ラッチカ
ムスライドに係合するロックインサートとを具備し、 前記ラッチカムスライドを作動して相手コネクタと嵌合
するよう構成したことを特徴とする電気コネクタ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB929214525A GB9214525D0 (en) | 1992-07-08 | 1992-07-08 | Electrical connector with improved retaining latch |
| GB9214525.9 | 1992-07-08 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0660934A JPH0660934A (ja) | 1994-03-04 |
| JP3396259B2 true JP3396259B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=10718411
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18679293A Expired - Fee Related JP3396259B2 (ja) | 1992-07-08 | 1993-06-30 | 電気コネクタ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5326274A (ja) |
| EP (1) | EP0578211B1 (ja) |
| JP (1) | JP3396259B2 (ja) |
| DE (1) | DE69321043T2 (ja) |
| GB (1) | GB9214525D0 (ja) |
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|---|---|---|---|---|
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| US5876226A (en) * | 1994-10-14 | 1999-03-02 | The Whitaker Corporation | Connector with cam member |
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| DE19530334B4 (de) * | 1995-08-17 | 2006-03-02 | The Whitaker Corp., Wilmington | Steckeranordnung mit einem Betätigungsschieber |
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| US6155850A (en) * | 1998-09-25 | 2000-12-05 | The Whitaker Corporation | Cam slide electrical connector |
| JP3675242B2 (ja) | 1999-08-04 | 2005-07-27 | 矢崎総業株式会社 | 低挿入力コネクタ |
| EP1100160B1 (en) * | 1999-11-10 | 2007-03-21 | Molex Incorporated | Electrical connector assembly with improved camming system |
| DE10357194B4 (de) * | 2002-12-12 | 2010-04-15 | Sumitomo Wiring Systems, Ltd., Yokkaichi | Verbinderanordnung |
| US20050118844A1 (en) * | 2003-12-02 | 2005-06-02 | Rho Suk Y. | Junction box assembly |
| WO2014114324A1 (en) | 2013-01-22 | 2014-07-31 | Delphi International Operations Luxembourg S.À.R.L. | Electrical connector assembly |
| US9746127B2 (en) | 2013-10-22 | 2017-08-29 | The Arizona Board Of Regents On Behalf Of The University Of Arizona | Frame with compression and tension members to rotate equipment about an axis |
Family Cites Families (7)
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|---|---|---|---|---|
| US4332432A (en) * | 1978-12-06 | 1982-06-01 | Molex Incorporated | Low insertion force connector assembly |
| US4586771A (en) * | 1985-03-04 | 1986-05-06 | Amp Incorporated | Connector assembly having camming system for mating and unmating |
| DE3645179C3 (de) * | 1985-03-04 | 1997-09-04 | Amp Inc | Elektrische Verbinderanordnung mit einem Steuerflächensystem |
| DE8508465U1 (de) * | 1985-03-21 | 1986-01-09 | Amp Deutschland Gmbh, 6070 Langen | Verbinder mit einem drehbaren Einsatz zum Festhalten von Anschlüssen |
| DE3736036C1 (en) * | 1987-10-24 | 1989-02-02 | Kostal Leopold Gmbh & Co Kg | Electrical plug connector part |
| JP2605189B2 (ja) * | 1991-08-27 | 1997-04-30 | 矢崎総業株式会社 | コネクタ接続装置 |
| US5207598A (en) * | 1992-02-24 | 1993-05-04 | Molex Incorporated | Edge card connector |
-
1992
- 1992-07-08 GB GB929214525A patent/GB9214525D0/en active Pending
-
1993
- 1993-06-30 JP JP18679293A patent/JP3396259B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-07-01 US US08/086,486 patent/US5326274A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-07-06 EP EP93110803A patent/EP0578211B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-07-06 DE DE69321043T patent/DE69321043T2/de not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| EP0578211A3 (en) | 1995-07-26 |
| DE69321043T2 (de) | 1999-03-25 |
| DE69321043D1 (de) | 1998-10-22 |
| JPH0660934A (ja) | 1994-03-04 |
| EP0578211B1 (en) | 1998-09-16 |
| GB9214525D0 (en) | 1992-08-19 |
| EP0578211A2 (en) | 1994-01-12 |
| US5326274A (en) | 1994-07-05 |
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