JP3391072B2 - 密閉型スクロール圧縮機 - Google Patents

密閉型スクロール圧縮機

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JP3391072B2
JP3391072B2 JP33613993A JP33613993A JP3391072B2 JP 3391072 B2 JP3391072 B2 JP 3391072B2 JP 33613993 A JP33613993 A JP 33613993A JP 33613993 A JP33613993 A JP 33613993A JP 3391072 B2 JP3391072 B2 JP 3391072B2
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靖 饗場
正浩 坪川
義治 竹内
秀人 岡
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Panasonic Holdings Corp
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Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、密閉型スクロール圧縮
機の油分離に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、スクロール圧縮機は特開昭58−
140493号公報に示すような構造があった。以下そ
の構成について図7および図8を参照にして説明する。 【0003】図において相対的に旋回運動をおこなう旋
回スクロール部品101と、固定スクロール部品102
からなる圧縮機構部103、これを駆動する電動機部1
04、圧縮機構部103から吐出された吐出ガスで満た
される吐出室105、吐出孔室105と圧縮機外部を連
結する吐出経路106からなり、吐出室105は密閉容
器107より形成される。また、吐出経路106は吐出
室105内に突出して開口している。図7は吐出経路1
06を圧縮機構部103の上部に設けたものであり、図
8は吐出経路106を圧縮機構部103と電動機部10
4の間に設けたものである。 【0004】圧縮機構部103内で圧縮されたガスは密
閉容器107に吐出され、吐出経路106を経て圧縮機
外部に排出される。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】上記に述べた従来例の
スクロール圧縮機は、図7の構成においては吐出室10
5の内壁に沿って移動する油に対しては油分離効果を有
するが、吐出室105内に飛散する油滴がガスと共に吐
出経路106から圧縮機外部に排出されてしまい油分離
が十分でない。また、図8の構成においては吐出経路1
06が密閉容器107の円周部分から半径方向に延出し
ているため圧縮機の収納性が悪いという課題を有してい
た。 【0006】本発明は上記の課題に鑑み、良好な油分離
効果を有し、収納性の良いスクロール圧縮機を提供する
ものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の第1の技術的手段は、密閉容器の内部にこの密閉容器
を第1室と第2室に2分する圧縮機構部と、この第2室
内に収納され前記圧縮機構部を駆動する電動機部と、前
記密閉容器の底部に潤滑油溜を配設し、前記圧縮機構部
を、この圧縮機構部内で圧縮されたガスを前記密閉容器
内に吐出する吐出孔を設けた固定鏡板に固定または形成
した固定スクロールを有する固定スクロール部品と、前
記固定スクロールと噛み合い、複数個の圧縮空間を形成
する旋回スクロールを旋回鏡板に固定または形成した旋
回スクロール部品と、前記旋回スクロール部品の自転を
拘束する自転拘束部品と、前記旋回スクロール部品を偏
心旋回駆動する回転軸と、前記回転軸の一端に形成した
主軸を支承する軸受け部品とを含んで構成し、前記圧縮
機構部に前記吐出孔を覆う吐出カバーを配設するととも
に、前記吐出カバーにこの吐出カバーから前記第1室内
にガスを前記密閉容器の軸心に対して円周方向に回転力
を与え放出する流路を設け、前記密閉容器のほぼ軸心に
相当する位置に前記第1室内と圧縮機外部とを連結する
吐出経路を設けることである。 【0008】課題を解決するための第2の技術的手段
は、密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に
2分する圧縮機構部と、この第2室内に収納され前記圧
縮機構部を駆動する電動機部と、前記密閉容器の底部に
潤滑油溜を配設し、前記圧縮機構部を、この圧縮機構部
内で圧縮されたガスを前記密閉容器内に吐出する吐出孔
を設けた固定鏡板に固定または形成した固定スクロール
を有する固定スクロール部品と、前記固定スクロールと
噛み合い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロール
を旋回鏡板に固定または形成した旋回スクロール部品
と、前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘束
部品と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する回
転軸と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する軸
受け部品とを含んで構成し、前記圧縮機構部に前記吐出
孔を覆う吐出カバーを配設するとともに、前記圧縮機構
部に前記吐出カバー内と前記第2室を連結する第1の流
路とこの第2室と前記第1室を連結し、前記第1室内に
ガスを前記密閉容器の軸心に対して円周方向に回転力を
与え放出する第2の流路を設け、前記密閉容器のほぼ軸
心に相当する位置に前記第1室内と圧縮機外部とを連結
する吐出経路を設けることである。 【0009】課題を解決するための第3の技術的手段
は、密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に
2分する圧縮機構部と、この第2室内に収納され前記圧
縮機構部を駆動する電動機部と、前記密閉容器の底部に
潤滑油溜を配設し、前記圧縮機構部を、この圧縮機構部
内で圧縮されたガスを前記密閉容器内に吐出する吐出孔
を設けた固定鏡板に固定または形成した固定スクロール
を有する固定スクロール部品と、前記固定スクロールと
噛み合い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロール
を旋回鏡板に固定または形成した旋回スクロール部品
と、前記旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘束
部品と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する回
転軸と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する軸
受け部品とを含んで構成し、前記圧縮機構部に前記吐出
孔を覆う吐出カバーを配設するとともに、前記圧縮機構
部に前記吐出カバー内と前記第2室を連結する第1の流
路とこの第2室と前記第1室を連結し、前記第1室内に
ガスを前記密閉容器の軸心に対して円周方向に回転力を
与え放出する第2の流路を設け、前記密閉容器のほぼ軸
心に相当する位置に前記第1室内と圧縮機外部とを連結
する吐出経路を設け、さらに前記第2の経路に前記密閉
容器に設けた前記電動機部への給電用の端子と、前記電
動機部を電気的に接続するためのリード線を収納するこ
とである。 【0010】 【作用】上述した本発明の第1の技術的手段の作用は、
吐出カバーから第1室内にガスを放出する際に密閉容器
の円周方向に旋回流が発生するためその遠心力でガス内
に存在する油滴が効果的に分離される。また、吐出経路
を密閉容器のほぼ軸心付近に設けてあるため油滴分の少
ないガスを圧縮機外部に排出でき、さらに収縮性の良い
圧縮機を構成できることである。第2の技術的手段の作
用は、圧縮機構部内で圧縮されたガスを第1の流路から
電動機部を収納した第2室に導入することで電動機部を
冷却することができる。さらに、このガスを第2の流路
から第1室内に放出する際に密閉容器の円周方向に旋回
流が発生するためその遠心力でガス内に存在する油滴が
効果的に分離される。また、吐出経路を密閉容器のほぼ
軸心付近に設けてあるため油滴分の少ないガスを圧縮機
外部に排出でき、さらに収縮性の良い圧縮機を構成でき
ることである。第3の技術的手段の作用は、圧縮機構部
内で圧縮されたガスを第1の流路から電動機部を収納し
た第2室に導入することで電動機部を冷却することがで
きる。さらに、このガスを第2の流路から第1室内に放
出する際に密閉容器の円周方向に旋回流が発生するため
その遠心力でガス内に存在する油滴が効果的に分離され
る。また、吐出経路を密閉容器のほぼ軸心付近に設けて
あるため油滴分の少ないガスを圧縮機外部に排出でき、
さらに、第2の経路に前記密閉容器に設けた電動機部へ
の給電用の端子と、電動機部を電気的に接続するための
リード線を収納するため端子を第1室の密閉容器に装着
でき収納性の良い圧縮機を構成できることである。 【0011】 【実施例】本発明の第1の実施例を、図1および図2に
示す。図に示すように、密閉容器1内に圧縮機構部2を
収納し、密閉容器1内は圧縮機構部2によって第1室1
aと第2室1bに2分されている。電動機部3は第2室
1bに収納され、圧縮機構部2は固定スクロール部品4
と旋回スクロール部品5をお互い噛み合わせて圧縮室
(圧縮空間)6を形成している。固定スクロール部品4
は、円板状の固定鏡板4aと、それに直立したインボリ
ュート曲線あるいはこれに近似の曲線に形成された固定
スクロール4bとからなり、その中心部に吐出孔7、外
周部に吸入孔8を備えている。旋回スクロール部品5
は、円板状の旋回鏡板5aと、これに直立し、固定スク
ロールと同一形状に形成された旋回スクロール5bと、
旋回鏡板5aの反旋回スクロール面に形成されたボス5
cとからなっている。軸受け部品9は中央部に軸受部を
形成し、この軸受け部に回転軸10が支承され、回転軸
先端の偏心軸受け10aには前記ボス5cが旋回運動可
能なように挿入されている。また軸受け部品9には固定
スクロール部品4が複数本のボルトによって固定され、
旋回スクロール部品5は自転拘束部品11によって軸受
け部品9に支承され、固定スクロール部品4に対して自
転しないで旋回運動するようになっている。回転軸10
には電動機部3のロータ3aが固着されている。固定ス
クロール部品4の吸入孔8には密閉容器1を貫通する吸
入管12が接続され、吐出孔7にはこれを覆う吐出カバ
ー13が複数のボルトにて固定スクロール部品4に固定
されている。この吐出カバー13には第1室1aに連通
する流路14が設けられている。この流路14は圧縮機
構部2内で圧縮されたガスを密閉容器1の軸心に対して
第1室1aにて円周方向に回転力を与えるように開口方
向を密閉容器1の軸心方向とずらせてある。密閉容器1
の軸心に相当する位置には第1室1a内と圧縮機外部と
を連結する吐出経路15が設けられてある。以上の構成
において電動機部3を駆動すると圧縮機構部2の旋回ス
クロール部品5が旋回運動して吸入管12より吸入され
たガスを圧縮室6で圧縮し、吐出孔7より吐出カバー1
3内に吐出される。また、このガスは吐出カバー13に
設けられた流路14によって回転力を与えられて第1室
1a内に放出される。この際、ガス中に含まれている油
がその遠心力作用にて半径方向に飛散し、密閉容器1の
内壁に付着分離される。さらに、吐出経路15がガスの
回転中心付近に設けられているため油分の少ないガスを
選択的に圧縮機外部に排出される。 【0012】本発明の第2の実施例を図3および図4に
示す。図に示すように、密閉容器1内に圧縮機構部2を
収納し、密閉容器1内は圧縮機構部2によって第1室1
aと第2室1bに2分されている。電動機部3は第2室
1bに収納され、圧縮機構部2は固定スクロール部品4
と旋回スクロール部品5をお互い噛み合わせて圧縮室
(圧縮空間)6を形成している。固定スクロール部品4
は、円板状の固定鏡板4aと、これに直立したインボリ
ュート曲線あるいはこれに近似の曲線に形成された固定
スクロール4bとからなり、その中心部に吐出孔7、外
周部に吸入孔8を備えている。旋回スクロール部品5
は、円板状の旋回鏡板5aと、これに直立し、固定スク
ロールと同一形状に形成された旋回スクロール5bと、
旋回鏡板5aの反旋回スクロール面に形成されたボス5
cとからなっている。軸受け部品9は中央部に軸受け部
を形成し、この軸受け部に回転軸10が支承され、回転
軸先端の偏心軸受け10aには前記ボス5cが旋回運動
可能なように挿入されている。また軸受け部品9には固
定スクロール部品4が複数本のボルトによって固定さ
れ、旋回スクロール部品5は自転拘束部品11によって
軸受け部品9に支承され、固定スクロール部品4に対し
て自転しないで旋回運動するようになっている。回転軸
10には電動機部3のロータ3aが固着されている。固
定スクロール部品4の吸入孔8には密閉容器1を貫通す
る吸入管12が接続され、吐出孔7にはこれを覆う吐出
カバー13が複数のボルトにて固定スクロール部品4に
固定されている。圧縮機構部2にはこの吐出カバー13
と第2室1bを連結する第1の流路16とこの第2室1
bと第1室1aを連結する第2の流路17が設けられて
いる。この第2の流路17は第2室1bのガスを密閉容
器1の軸心に対して第1室1aにて円周方向に回転力を
与えるように開口方向を密閉容器1の軸心方向とずらせ
てある。密閉容器1の軸心に相当する位置には第1室1
a内と圧縮機外部とを連結する吐出経路15が設けられ
てある。以上の構成において電動機部3を駆動すると圧
縮機構部2の旋回スクロール部品5が旋回運動して吸入
管12より吸入されたガスを圧縮室6で圧縮し、吐出孔
7より吐出カバー13内に吐出される。また、このガス
は圧縮機構部2に設けられた第1の流路16によって電
動機部3を収納した第2室1bに導入され、電動機部3
を冷却する。さらに、このガスは第2の流路17によっ
て回転力を与えられて第1室1a内に放出される。この
際、ガス中に含まれている油がその遠心力作用にて半径
方向に飛散し、密閉容器1の内壁に付着分離される。さ
らに、吐出経路15がガスの回転中心付近に設けられて
いるため油分の少ないガスを選択的に圧縮機外部に排出
される。 【0013】本発明の第3の実施例を図5および図6に
示す。図に示すように、密閉容器1内に圧縮機構部2を
収納し、密閉容器1内は圧縮機構部2によって第1室1
aと第2室1bに2分されている。電動機部3は第2室
1bに収納され、圧縮機構部2は固定スクロール部品4
と旋回スクロール部品5をお互い噛み合わせて圧縮室
(圧縮空間)6を形成している。固定スクロール部品4
は、円板状の固定鏡板4aと、それに直立したインボリ
ュート曲線あるいはこれに近似の曲線に形成された固定
スクロール4bとからなり、その中心部に吐出孔7、外
周部に吸入孔8を備えている。旋回スクロール部品5
は、円板状の旋回鏡板5aと、これに直立し、固定スク
ロールと同一形状に形成された旋回スクロール5bと、
旋回鏡板5aの反旋回スクロール面に形成されたボス5
cとからなっている。軸受け部品9は中央部に軸受け部
を形成し、この軸受け部に回転軸10が支承され、回転
軸先端の偏心軸受け10aには前記ボス5cが旋回運動
可能なように挿入されている。また軸受け部品9には固
定スクロール部品4が複数本のボルトによって固定さ
れ、旋回スクロール部品5は自転拘束部品11によって
軸受け部品9に支承され、固定スクロール部品4に対し
て自転しないで旋回運動するようになっている。回転軸
10には電動機部3のロータ3aが固着されている。固
定スクロール部品4の吸入孔8には密閉容器1を貫通す
る吸入管12が接続され、吐出孔7にはこれを覆う吐出
カバー13が複数のボルトにて固定スクロール部品4に
固定されている。圧縮機構部2にはこの吐出カバー13
と第2室1bを連結する第1の流路16とこの第2室1
bと第1室1aを連結する第2の流路17が設けられて
いる。この第2の流路17は第2室1bのガスを密閉容
器1の軸心に対して第1室1a内にて円周方向に回転力
を与えるように開口方向を密閉容器1の軸心方向とずら
せてある。また、この第2の流路17には第2室1bに
収納した電動機部3への給電用の端子18と、この電動
機部3を電気的に接続するためのリード線3bが収納さ
れている。密閉容器1の軸心に相当する位置には第1室
1a内と圧縮機外部とを連結する吐出経路15が設けら
れてある。以上の構成において電動機部3を駆動すると
圧縮機構部2の旋回スクロール部品5が旋回運動して吸
入管12より吸入されたガスを圧縮室6で圧縮し、吐出
孔7より吐出カバー13内に吐出される。また、このガ
スは圧縮機構部2に設けられた第1の流路16によって
電動機部3を収納した第2室1bに導入され、電動機部
3を冷却する。さらに、このガスは第2の流路17によ
って回転力を与えられて第1室1a内に放出される。こ
の際、ガス中に含まれている油がその遠心力作用にて半
径方向に飛散し、密閉容器1の内壁に付着分離される。
さらに、吐出経路15がガスの回転中心付近に設けられ
ているため油分の少ないガスを選択的に圧縮機外部に排
出される。また、リード線3bを第2の流路17に収納
しているため端子18が第1室1aの密閉容器1に装着
でき、収納性の良い圧縮機を構成することができる。 【0014】 【発明の効果】以上のように本発明の第1の効果は、密
閉容器の内部にこの密閉容器を第1室と第2室に2分す
る圧縮機構部と、この第2室内に収納され前記圧縮機構
部を駆動する電動機部と、前記密閉容器の底部に潤滑油
溜を配設し、前記圧縮機構部を、この圧縮機構部内で圧
縮されたガスを前記密閉容器内に吐出する吐出孔を設け
た固定鏡板に固定または形成した固定スクロールを有す
る固定スクロール部品と、前記固定スクロールと噛み合
い、複数個の圧縮空間を形成する旋回スクロールを旋回
鏡板に固定または形成した旋回スクロール部品と、前記
旋回スクロール部品の自転を拘束する自転拘束部品と、
前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆動する回転軸と、
前記回転軸の一端に形成した主軸を支承する軸受け部品
とを含んで構成し、前記圧縮機構部に前記吐出孔を覆う
吐出カバーを配設するとともに、前記吐出カバーにこの
吐出カバーから前記第1室内にガスを前記密閉容器の軸
心に対して円周方向に回転力を与え放出する流路を設
け、前記密閉容器のほぼ軸心に相当する位置に前記第1
室内と圧縮機外部とを連結する吐出経路を設けたもの
で、吐出カバーから第1室内にガスを放出する際に密閉
容器の円周方向に旋回流が発生するためその遠心力でガ
ス内に存在する油滴が効果的に分離される。また、吐出
経路を密閉容器のほぼ軸心付近に設けてあるため油滴分
の少ないガスを圧縮機外部に排出でき、さらに収納性の
良い圧縮機を構成できるという利点を有することであ
る。 【0015】本発明の第2の効果は、圧縮機構部内で圧
縮されたガスを第1の流路から電動機部を収納した第2
室に導入することで電動機部を冷却することができる。
さらに、このガスを第2の流路から第1室内に放出する
際に密閉容器の円周方向に旋回流が発生するためその遠
心力でガス内に存在する油滴が効果的に分離される。ま
た、吐出経路を密閉容器のほぼ軸心付近に設けてあるた
め油滴分の少ないガスを圧縮機外部に排出でき、さらに
収納性の良い圧縮機を構成できるという利点を有するこ
とである。 【0016】本発明の第3の効果は、圧縮機構部内で圧
縮されたガスを第1の流路から電動機部を収納した第2
室に導入することで電動機部を冷却することができる。
さらに、このガスを第2の流路から第1室内に放出する
際に密閉容器の円周方向に旋回流が発生するためその遠
心力でガス内に存在する油滴が効果的に分離される。ま
た、吐出経路を密閉容器のほぼ軸心付近に設けてあるた
め油滴分の少ないガスを圧縮機外部に排出できる。さら
に、第2の経路に前記密閉容器に設けた電動機部への給
電用の端子と、電動機部を電気的に接続するためのリー
ド線を収納するため端子を第1室の密閉容器に装着でき
収納性の良い圧縮機を構成できるという利点を有するこ
とである。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施例におけるスクロール圧縮
機の断面図 【図2】同実施例におけるスクロール圧縮機の要部斜視
図 【図3】同第2の実施例におけるスクロール圧縮機の断
面図 【図4】同実施例におけるスクロール圧縮機の要部斜視
図 【図5】同第3の実施例におけるスクロール圧縮機の断
面図 【図6】同実施例におけるスクロール圧縮機の要部斜視
図 【図7】従来例におけるスクロール圧縮機の断面図 【図8】同断面図 【符号の説明】 1 密閉容器 1a 第1室 1b 第2室 2 圧縮機構部 3 電動機部 4 固定スクロール部品 5 旋回スクロール部品 7 吐出孔 9 軸受け部品 10 回転軸 11 自転拘束部品 13 吐出カバー 15 吐出経路 16 第1の流路 17 第2の流路 18 端子
フロントページの続き (72)発明者 岡 秀人 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−16190(JP,A) 特開 昭62−135684(JP,A) 特開 昭62−284992(JP,A) 特開 昭62−135693(JP,A) 特開 昭57−212389(JP,A) 特開 平4−284192(JP,A) 特開 平3−124984(JP,A) 特開 平5−195971(JP,A) 特開 昭63−192984(JP,A) 実開 昭63−136277(JP,U) 実開 昭60−30392(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04C 18/02 311 F04C 29/02 351 F04B 39/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 密閉容器の内部にこの密閉容器を第1室
    と第2室に2分する圧縮機構部と、この第2室内に収納
    され前記圧縮機構部を駆動する電動機部と、前記密閉容
    器の底部に潤滑油溜を配設し、前記圧縮機構部を、この
    圧縮機構部内で圧縮されたガスを前記密閉容器内に吐出
    する吐出孔を設けた固定鏡板に固定または形成した固定
    スクロールを有する固定スクロール部品と、前記固定ス
    クロールと噛み合い、複数個の圧縮空間を形成する旋回
    スクロールを旋回鏡板に固定または形成した旋回スクロ
    ール部品と、前記旋回スクロール部品の自転を拘束する
    自転拘束部品と、前記旋回スクロール部品を偏心旋回駆
    動する回転軸と、前記回転軸の一端に形成した主軸を支
    承する軸受け部品とを含んで構成し、前記圧縮機構部の
    軸心に相当する位置に配置された吐出孔を覆って空間を
    形成する吐出カバーを配設するとともに、前記吐出カバ
    ーの外周近傍天面に前記第1室内にガスを前記密閉容器
    の軸心に対して円周方向に回転力を与え放出する流路を
    設け、前記密閉容器のほぼ軸心に相当する位置に前記第
    1室内と圧縮機外部とを連結する吐出経路を設けた密閉
    型スクロール圧縮機。
JP33613993A 1993-12-28 1993-12-28 密閉型スクロール圧縮機 Ceased JP3391072B2 (ja)

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