JP3390718B2 - 二軸ヒンジ装置 - Google Patents

二軸ヒンジ装置

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JP3390718B2
JP3390718B2 JP2000041802A JP2000041802A JP3390718B2 JP 3390718 B2 JP3390718 B2 JP 3390718B2 JP 2000041802 A JP2000041802 A JP 2000041802A JP 2000041802 A JP2000041802 A JP 2000041802A JP 3390718 B2 JP3390718 B2 JP 3390718B2
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    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
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    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/021Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts using combined folding and rotation motions
    • H04M1/0212Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts using combined folding and rotation motions with a two degrees of freedom mechanism, i.e. folding around a first axis and rotating around a second axis perpendicular to the first

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラップトップ型の
パソコン(パーソナルコンピュータ)やビデオカメラ等
の本体部と画面の液晶表示部との間に用いられて好適な
二軸ヒンジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ラップトップ型のパソコンやビデ
オカメラのなかには、それらの本体部に対して、画面と
なる液晶表示部が開閉可能に設けられるとともに、この
液晶表示部が開かれた状態で、上記本体部に略直交する
軸線まわりに回転自在となるよう設けられたものが知ら
れている。そして、このような動作を可能にするため
に、上記ラップトップ型のパソコンやビデオカメラにお
いては、それらの本体部と液晶表示部との間に二軸ヒン
ジ装置が設けられている。この二軸ヒンジ装置は、本体
部に介在部材の一端部が第一の軸線まわりに回転自在に
設けられ、この介在部材の他端部に液晶表示部が上記第
一の軸線に直交する第二の軸線まわりに回転自在に設け
られて構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
二軸ヒンジ装置にあっては、介在部材の両端部にそれぞ
れヒンジ機構を設けた構成をしているために、介在部材
の長さの分だけ装置が大型化するという問題がある。こ
の問題は、可搬を前提とするパソコンやビデオカメラに
あっては無視できないなものであり、より小型の二軸ヒ
ンジ装置の開発が望まれている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、本体に対する画面の所望の開閉操作及び回転操作を
行うことができるとともに、構造が簡単で小型化を図る
ことができる二軸ヒンジ装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第一の部材に対して第二の部材が第一の軸線まわり
の回転、又は第二の軸線まわりの回転が自在に設けら
れ、前記第二の軸線が前記第二の部材と共に前記第一の
軸線まわりに回転し、前記第一の軸線まわりの所定の回
転角において前記第二の軸線まわりの回転が自在とな
り、前記第二の軸線まわりの所定の回転角において前記
第一の軸線まわりの回転が自在となる係合機構を備えて
なる二軸ヒンジ装置であって、前記第一の部材に第一の
支持軸が設けられると共に、前記第二の部材に第二の支
持軸が設けられ、前記第一の支持軸と前記第二の支持軸
とは、支持枠体の内部に挿通されて回転自在に設けら
れ、前記係合機構は、前記第一の支持軸の外周に形成さ
れ前記第二の支持軸の先端を収めて前記第二の支持軸が
回転自在となるよう設けられた凹部と、前記第二の支持
軸の先端に形成された凸部と、前記第一の支持軸の外周
に前記凹部に連って形成され、前記凸部が収められ、前
記第二の支持軸が前記第二の軸線まわりの回転を拘束さ
れて前記第一の軸線まわりに回転自在となるよう設けら
れた外周溝とを備えてなることを特徴とする。
【0006】このような構成としたことにより、第二の
部材が、第二の部材に設けられた第二の支持軸と、第二
の支持軸が挿通される支持枠体と共に、支持枠体に挿通
された第一の支持軸の軸線(第一の軸線)まわりに回転
する。また、第二の部材が、支持枠体に挿通された第二
の支持軸の軸線(第二の軸線)まわりに回転する。この
ように、第一の支持軸が設けられた第一の部材に対し
て、第二の部材が、第一の軸線まわり、又は第二の軸線
まわりに回転する。
【0007】これら二つの軸線まわりの回転は、第一の
支持軸と第二の支持軸との間に設けられた係合機構によ
って互いに独立でないものとされる。すなわち、第二の
部材と第二の支持軸が、第一の軸線まわりに共に回転す
る時、第二の支持軸の先端に設けられた凸部は、第二の
軸線まわりの回転が拘束されるよう第一の支持軸の外周
溝に係合している。この凸部は、第二の支持軸の第一の
軸線まわりの回転と共に、外周溝に沿って第一の支持軸
の外周に設けられた凹部に誘導される。このようにし
て、第二の部材と第二の支持軸が、第一の軸線まわりに
所定の回転角だけ回転し、第二の支持軸の先端が第一の
支持軸の外周に設けられた凹部に達すると、凸部と外周
溝との係合状態が解除され、第二の部材と第二の支持軸
が、第二の軸線まわりに回転可能な状態になる。次に、
第二の部材と第二の支持軸が、第二の軸線まわりに回転
すると、第二の支持軸先端の凸部が第一の軸線まわりの
回転で外周溝に係合できない状態となり、第一の軸線ま
わりの回転は拘束される。第二の部材と第二の支持軸
が、再び元の状態となる時、すなわち第二の支持軸先端
の凸部が第一の軸線まわりの回転で外周溝に係合されう
る状態にある時、第二の部材と第二の支持軸が、第一の
軸線まわりに回転可能な状態となる。
【0008】このように、第一の部材に対して第二の部
材が、第一の軸線まわりの所定の回転角において第二の
軸線まわりの回転が自在とされ、第二の軸線まわりの所
定の回転角において第一の軸線まわりの回転が自在とさ
れる。
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】請求項に記載の発明は、第一の部材に対
して第二の部材が第一の軸線まわりの回転、又は第二の
軸線まわりの回転が自在に設けられ、前記第二の軸線が
前記第二の部材と共に前記第一の軸線まわりに回転し、
前記第一の軸線まわりの所定の回転角において前記第二
の軸線まわりの回転が自在となり、前記第二の軸線まわ
りの所定の回転角において前記第一の軸線まわりの回転
が自在となる係合機構を備えてなる二軸ヒンジ装置であ
って、前記第一の部材に第一の支持軸が設けられると共
に、前記第二の部材に第二の支持軸が設けられ、前記第
一の支持軸と前記第二の支持軸とは、支持枠体の内部に
挿通されて回転自在に設けられ、前記係合機構は、前記
第一の支持軸の先端に形成された拘束溝と、前記第二の
支持軸の外周に形成され、前記第一の支持軸先端の拘束
溝に係合する誘導凸条と、前記誘導凸条の一部に形成さ
れ、前記拘束溝との係合が解除されて前記第二の支持軸
が前記第一の軸線まわりに回転自在となるよう設けられ
た切欠部とを備えてなることを特徴とする。
【0013】このような構成としたことにより、第二の
部材が、第二の部材に設けられた第二の支持軸と、第二
の支持軸が挿通される支持枠体と共に、支持枠体に挿通
された第一の支持軸の軸線(第一の軸線)まわりに回転
する。また、第二の部材が、支持枠体に挿通された第二
の支持軸の軸線(第二の軸線)まわりに回転する。この
ように、第一の支持軸が設けられた第一の部材に対し
て、第二の部材が、第一の軸線まわり、又は第二の軸線
まわりに回転する。
【0014】これら二つの軸線まわりの回転は、第一の
支持軸と第二の支持軸との間に設けられた係合機構によ
って互いに独立でないものとされる。すなわち、第二の
支持軸の外周に設けられた誘導凸条の切欠部が、第一の
支持軸の先端に位置して誘導凸条と拘束溝との係合が解
除されている時、第二の部材と第二の支持軸の第一の軸
線まわりの回転が可能となる。一方、第二の軸線まわり
の回転は、第一の支持軸先端が誘導凸条の進行を阻むた
めに拘束される。しかしながら、第二の部材と第二の支
持軸が、第一の軸線まわりに所定の回転角だけ回転し、
誘導凸条が、第一の支持軸の先端に阻まれることなくこ
の先端に設けられた拘束溝に係合可能になると、第二の
部材と第二の支持軸が、第二の軸線まわりに回転可能な
状態になる。さらに、第二の部材と第二の支持軸が、第
二の軸線まわりに回転すると、第二の支持軸外周の誘導
凸条が、第一の支持軸先端に設けられた拘束溝に進入す
る。誘導凸条がこの拘束溝に係合され、第二の部材と第
二の支持軸の第一の軸線まわりの回転が拘束される。第
二の部材と第二の支持軸が、再び元の回転開始の状態に
ある時、すなわち、第二の支持軸外周の誘導凸条の切欠
部が、第一の支持軸の先端に位置する時、第二の部材と
第二の支持軸が、第一の軸線まわりに回転可能な状態に
なる。
【0015】このように、第一の部材に対して第二の部
材が、第一の軸線まわりの所定の回転角において第二の
軸線まわりの回転が自在とされ、第二の軸線まわりの所
定の回転角において第一の軸線まわりの回転が自在とさ
れる。
【0016】請求項に記載の発明は、請求項1又は2
記載の二軸ヒンジ装置であって、前記第一の支持軸と前
記支持枠体との間に第一弾性部材が設けられたことを特
徴とする。
【0017】このような構成としたことにより、第一弾
性部材によって、第一の支持軸と支持枠体間に所定の付
勢力が付加された状態で、この付勢力に抗しながら第一
の支持軸に対して支持枠体が回転することにより、支持
枠体に第一弾性部材の付勢力を上回る力を加えない限
り、支持枠体の姿勢が維持される。
【0018】請求項に記載の発明は、請求項1から
いずれか記載の二軸ヒンジ装置であって、前記第二の支
持軸と前記支持枠体との間に第二弾性部材が設けられた
ことを特徴とする。
【0019】このような構成としたことにより、第二弾
性部材によって、支持枠体と第二の支持軸間に所定の付
勢力が付加された状態で、この付勢力に抗しながら支持
枠体に対して第二の支持軸が回転することにより、第二
の支持軸に上記第二弾性部材の付勢力を上回る力を加え
ない限り、第二の部材及び第二の支持軸の姿勢が維持さ
れる。
【0020】請求項に記載の発明は、請求項1から
いずれか記載の二軸ヒンジ装置であって、前記第一の支
持軸と前記支持枠体との間に、前記第二部材の前記第一
の軸線まわりの回転範囲を規制する第一回転範囲規制機
構が設けられたことを特徴とする。
【0021】このような構成としたことにより、第一の
支持軸と支持枠体との間に設けられた第一回転範囲規制
機構によって、第一の支持軸に対する支持枠体の回転範
囲を規制することにより、支持枠体が第一の支持軸まわ
りに所定の範囲内において回転自在とされ、かつ回転範
囲の限界において確実に位置決め停止させられる。
【0022】請求項に記載の発明は、請求項1から
いずれか記載の二軸ヒンジ装置であって、前記第二の支
持軸と前記支持枠体との間に、前記第二部材の前記第二
の軸線まわりの回転範囲を規制する第二回転範囲規制機
構が設けられたことを特徴とする。
【0023】このような構成としたことにより、支持枠
体と第二の支持軸との間に設けられた第二回転範囲規制
機構によって、支持枠体に対する第二の支持軸の回転範
囲を規制することにより、第二の支持軸が支持枠体まわ
りに所定の範囲内において回転自在とされ、かつ所定の
回転範囲の限界において確実に位置決め停止させられ
る。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態による
二軸ヒンジ装置を図面に基づき説明する。
【0025】[第一の実施の形態]図1〜3に、本発明
に係る二軸ヒンジ装置の第一の実施形態を示す。図1〜
3に示す二軸ヒンジ装置Aは、本体取付部材10(第一
の部材)に本体支持軸20(第一の支持軸)が設けられ
ると共に、蓋体取付部材(第二の部材)30に蓋体支持
軸40(第二の支持軸)が設けられ、本体支持軸20と
蓋体支持軸40とは、支持枠体50の内部に挿通されて
回転自在に設けられている。本体支持軸20と蓋体支持
軸40との間には、係合機構100が設けられている。
【0026】支持枠体50は、矩形板の両端をそれぞれ
折曲して形成した略コ字状のベースブラケット51と、
折曲された両端に形成され、本体支持軸20が回転自在
に嵌通するよう設けられた軸孔52、52と、ベースブ
ラケット51の中央部に形成され、両端の折曲される方
向と反対側に延在して蓋体支持軸40が回転自在に嵌通
するよう設けられた軸管53とを備えている。また、ベ
ースブラケット51の外面51aの軸孔52の周囲に
は、枠体側摺動リング61が嵌合するように、摺動リン
グ収納凹部54が設けられている。さらに、外面51a
には、回転範囲規制ピン81が設けられている。
【0027】本体支持軸20は、中心軸まわりに対称と
され、その両端に、幅寸法が本体支持軸20の外径寸法
より小とされた幅狭の凸状端部21、21を備えてい
る。ここで、本体支持軸20は、支持枠体50に嵌通さ
れた時、これらの凸条端部21、21が、支持枠体50
より突出する長さを有している。そして、本体支持軸2
0の外周には、嵌脱防止クリップ22が装着されるクリ
ップ溝23が設けられている。
【0028】嵌脱防止クリップ22は、その外側寸法が
軸孔52の内径寸法より大とされている。そして、本体
支持軸20を支持枠体50より引き抜く方向に移動する
と、支持枠体50に当接して、本体支持軸20の支持枠
体50からの抜出を防止するように装着されている。
【0029】支持枠体50より突出した本体支持軸20
の凸条端部21に、枠体側摺動リング61と、支持軸側
摺動リング62と、リング状バネ63、63(第一弾性
部材)が外嵌されている。
【0030】枠体側摺動リング61は、摺動リング収納
凹部54に嵌合されており、摺動リング収納凹部54に
設けられた係合突起54aに枠体側摺動リング61の係
合切欠部61aが係合して、支持枠体50に対する回転
が拘束されている。ここで、枠体側摺動リング61の中
央に設けられた孔の直径は、本体支持軸20の回転を可
能とするよう本体支持軸20の外径寸法に等しくされて
いる。また、枠体側摺動リング61の支持軸側摺動リン
グ62に対向する側には、支持軸側摺動リング62の摺
動面62aに摺接し、かつ、支持軸側摺動リング62の
回転位置決め切欠部62b、62b…に係合する四つの
回転位置決め凸部61b、61b…が中心に対称に配設
されている。
【0031】支持軸側摺動リング62の中心には、本体
支持軸20と共に回転するよう凸条端部21が嵌合する
孔が設けられている。また、周辺部には、回転位置決め
凸部61b、61b…が係合する四つの回転位置決め切
欠部62b、62b…が中心に対称に配設されている。
【0032】リング状バネ63、63は、中心付近が一
方に膨出した断面円弧状のワッシャーであり、互いに中
央の頂部を突き合わせ、側面視して平坦な外縁部が両端
となるよう本体支持軸20に外嵌されている。
【0033】このように、枠体側摺動リング61と、支
持軸側摺動リング62と、リング状バネ63、63が外
嵌された本体支持軸20の凸条端部21が、さらに本体
支持部材10に設けられた支持軸孔11に嵌通され、リ
ング状バネ63、63を付勢した状態で本体支持部材1
0に固定されている。
【0034】本体支持部材10には、回転範囲規制孔8
2が、支持軸孔11外方に略円弧状に形成されている。
そして、この回転範囲規制孔82に回転範囲規制ピン8
1が挿通されている。これら回転範囲規制ピン81と回
転範囲規制孔82が協働して第一回転範囲規制機構を形
成している。
【0035】蓋体支持軸40は、中心軸まわりに対称と
され、一端には、軸管53の端部に当接する当接円板4
1が、他の一端には、固定ピン42が挿入されるピン止
め孔43が設けられている。さらに、当接円板41の設
けられた端部には、固定部44が設けられ、この固定部
44に蓋体取付部材30が外嵌されて固定されている。
また、ピン止め孔43が設けられた端部には、外周の一
部を切除して形成された鍵部45が設けられている。
【0036】支持枠体50に嵌通された蓋体支持軸40
には、さらに、回転範囲規制板90と、板状バネ91
(第二弾性部材)と、回転範囲規制円板92が外嵌され
ている。
【0037】回転範囲規制板90は、回転範囲規制突起
部90aを備えている。この回転範囲規制板90は、支
持枠体50に固定され、中心の孔の直径が、蓋体支持軸
40の回転を可能とするよう蓋体支持軸40の外径寸法
に等しくされている。
【0038】板状バネ91は、板状の金属部材が中央を
頂部とするよう湾曲され、頂部が回転範囲規制円板92
側に向けられて回転範囲規制板90に固定されている。
また、中心の孔は、蓋体支持軸40の回転を可能とする
よう十分大きいものとされている。さらに、板状バネ9
1の頂部には、回転範囲規制円板92の摺動面92aに
摺接し、かつ回転範囲規制円板92の回転位置決め切欠
部92b、92b…に係合する二つの回転位置決め凸部
91a、91aが中心線を挟んで対称に配設されてい
る。
【0039】回転範囲規制円板92は、回転範囲規制部
93を備え、蓋体支持軸40と共に回転するよう蓋体支
持軸に設けられた鍵部45に嵌合している。回転範囲規
制円板92に設けられた回転範囲規制部93と、回転範
囲規制板90に設けられた回転範囲規制突起部90aが
協働して第二回転範囲規制機構を形成している。
【0040】蓋体支持軸40の一端に設けられたピン止
め孔43には、回転範囲規制板90と、板状バネ91
と、回転範囲規制円板92の嵌脱を防止するよう板状バ
ネ91が付勢された状態で固定ピン42が挿入されてい
る。こうして、回転範囲規制板90と、板状バネ91
と、回転範囲規制円板92が妨げとなって、蓋体支持軸
40の支持枠体50からの嵌脱が防止されている。
【0041】支持枠体50に上述の如く回転自在に挿通
された本体支持軸20と蓋体支持軸40との間に、係合
機構100が設けられている。係合機構100は、本体
支持軸20の外周に形成され、蓋体支持軸40の先端を
収めて蓋体支持軸40が回転自在となるよう設けられた
凹部110と、蓋体支持軸40の先端に幅及び長さ寸法
が蓋体支持軸40の外径寸法より小となるよう形成され
た略矩形板状の凸部120と、凸部120を収め、凹部
110に連って本体支持軸20の外周を一周する外周溝
130とを備えている。
【0042】図1〜3に示された二軸ヒンジ装置Aにお
いて、蓋体取付部材30が、蓋体取付部材30に設けら
れた蓋体支持軸40と、蓋体支持軸40が挿通される支
持枠体50と共に、支持枠体50に挿通された本体支持
軸20の中心軸を通る軸線X(第一の軸線)まわりに回
転する。また、蓋体取付部材30が、支持枠体50に挿
通された蓋体支持軸40の中心軸を通る軸線Y(第二の
軸線)まわりに回転する。このように、本体支持軸20
が設けられた本体取付部材10に対して、蓋体取付部材
30が、軸線Xまわり、又は軸線Yまわりに回転する。
【0043】これら二つの軸線まわりの回転は、本体支
持軸20と蓋体支持軸40との間に設けられた係合機構
100によって互いに独立でないものとされる。すなわ
ち、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、軸線Xまわ
りに共に回転する時、二軸ヒンジ装置Aは、例えば図1
に示されるような状態にあり、蓋体支持軸40の先端に
設けられた凸部120は、凸部120の互いに平行な二
面が外周溝130の側面に当接して、軸線Yまわりの回
転が外周溝130の側面によって拘束されるよう外周溝
130に係合している。この凸部120は、蓋体支持軸
40の軸線Xまわりの回転と共に、外周溝130に沿っ
て本体支持軸20の外周に設けられた凹部110に誘導
される。このようにして、蓋体取付部材30と蓋体支持
軸40が、軸線Xまわりに所定の回転角だけ回転し、蓋
体支持軸40の先端が本体支持軸20の外周に設けられ
た凹部110に達すると、図2に示すように、凸部12
0と外周溝130との係合状態が解除され、蓋体取付部
材30と蓋体支持軸40が、軸線Yまわりに回転可能な
状態になる。次に、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40
が、軸線Yまわりに回転すると、蓋体支持軸40先端の
凸部120が軸線Xまわりの回転で外周溝130に係合
できない状態となり、軸線Xまわりの回転が拘束され
る。蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、再び元の状
態となる時、すなわち蓋体支持軸40先端の凸部120
が軸線Xまわりの回転で外周溝130に係合されうる状
態にある時、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、軸
線Xまわりに回転可能な状態となる。
【0044】このように、本体取付部材10に対して蓋
体取付部材30が、軸線Xまわりの所定の回転角におい
て軸線Yまわりの回転が自在とされ、軸線Yまわりの所
定の回転角において軸線Xまわりの回転が自在とされ
る。
【0045】本体支持軸20に固定された支持軸側摺動
リング62と支持枠体50に固定された枠体側摺動リン
グ61との間に、リング状バネ63、63によって所定
の付勢力が付加される。支持枠体50が軸線Xまわりに
所定の回転角を有する時、回転位置決め凸部61b、6
1b…が摺動面62a上に当接する。したがって、リン
グ状バネ63、63の付勢力によって回転位置決め凸部
61bと摺動面62aとの間に働く静止摩擦力を上回る
力を加えない限り、支持枠体50の姿勢が維持される。
【0046】さらに、回転位置決め凸部61b、61b
…が、支持枠体50の軸線Xまわりの回転によって支持
軸側摺動リング62に設けられた回転位置決め切欠部6
2b、62b…の位置に到達すると、四つの回転位置決
め凸部61b、61b…と回転位置決め切欠部62b、
62b…がリング状バネ63、63の付勢力によって係
合する。したがって、支持枠体50にリング状バネ6
3、63の付勢力を上回る力を加えてこの係合状態を解
除しない限り、支持枠体50の姿勢が維持される。
【0047】このような係合状態は、回転位置決め凸部
61bと回転位置決め切欠部62bが中心に対称にそれ
ぞれ四つ配設されているため、支持枠体50の軸線Xま
わりの回転において90°毎に存在する。
【0048】一方、支持枠体50の軸線Xまわりの回転
の範囲は、第一回転範囲規制機構によって規制される。
すなわち、支持枠体50が軸線Xまわりに回転すると、
回転範囲規制孔82に挿入された回転範囲規制ピン81
が、孔の中の挿入位置を変え、回転範囲規制孔82の端
に係止すると、それ以上の回転が拘束される。回転範囲
規制孔82は、略四分の一周分の円弧とされており、回
転範囲規制ピン81の可動可能な支持枠体50の回転範
囲は、90°に規制される。このように、本体支持軸2
0と支持枠体50との間に設けられた第一回転範囲規制
機構によって、本体支持軸20に対する支持枠体50の
回転範囲を規制することにより、支持枠体50が本体支
持軸20まわりに所定の範囲内において回転自在とさ
れ、かつ回転範囲の限界において確実に位置決め停止さ
せられる。
【0049】ここで、回転範囲規制ピン81と回転範囲
規制孔82は、回転位置決め凸部61bと回転位置決め
切欠部62bが、規制される回転範囲の両端でそれぞれ
係合するよう配設されている。したがって、支持枠体5
0の軸線Xまわりの回転は、回転範囲の両端において確
実に位置決めされ停止されると共に、支持枠体50の姿
勢がリング状バネの付勢により維持される。
【0050】蓋体支持軸40に固定された回転範囲規制
円板92に、板状バネ91によって、所定の付勢力が付
加される。蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、軸線
Yまわりに所定の回転角を有する時、回転位置決め凸部
91a、91aが摺動面92a上に当接する。したがっ
て、板状バネ91の付勢力によって回転位置決め凸部9
1aと、摺動面92aとの間に働く静止摩擦力を上回る
力を加えない限り、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40
の姿勢が維持される。
【0051】さらに、回転位置決め凸部91a、91a
が、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40の軸線Yまわり
の回転によって回転位置決め切欠部92b、92b…の
位置に到達すると、回転位置決め凸部91a、91aと
回転位置決め切欠部92b、92bが板状バネ91の付
勢力によって係合する。したがって、蓋体取付部材30
と蓋体支持軸40に板状バネ91の付勢力を上回る力を
加えてこの係合状態を解除しない限り、蓋体取付部材3
0と蓋体支持軸40の姿勢が維持される。
【0052】このような係合状態は、回転位置決め切欠
部92b、92b…が中心に対称に四つ、回転位置決め
凸部91a、91aが中心線に対称に二つ配設されてい
るため、蓋体支持軸40の軸線Yまわりの回転において
90°毎に存在する。
【0053】一方、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40
の軸線Yまわりの回転の範囲は、第二回転範囲規制機構
によって規制される。すなわち、回転範囲規制円板92
に設けられた回転範囲規制部93が、蓋体支持軸40と
共に軸線Yまわりに回転し、回転範囲規制板90に設け
られた回転範囲規制突起部90aに係止すると、それ以
上の回転が拘束される。回転範囲規制部93は、回転範
囲規制円板92の略四分の一の外縁部が外方へ膨出した
ものとされているから、回転範囲規制部93の可動可能
な回転範囲は、回転範囲規制突起部90aの幅も考慮す
ると、270°以内に規制される。このように、蓋体支
持軸40と支持枠体50との間に設けられた第二回転範
囲規制機構によって、支持枠体50に対する蓋体取付部
材30と蓋体支持軸40の回転範囲を規制することによ
り、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、支持枠体5
0まわりに所定の範囲内において回転自在とされ、かつ
回転範囲の限界において確実に位置決め停止させられ
る。
【0054】図1〜3に示される二軸ヒンジ装置Aによ
れば、本体取付部材10と蓋体取付部材30とに、例え
ばラップトップパソコンの本体及び画面となる液晶表示
部等をそれぞれ固定すれば、これら二つの部材間に二軸
の回転の自由度を付与することができ、本体に対する画
面の所望の開閉操作及び回転操作を行うことができる。
この時、支持枠体50に、本体支持軸20と蓋体支持軸
40を回転自在に挿入し、これらの軸の間に係合機構1
00を設ける簡潔な構造によって、携帯に簡便な装置の
小型化を図ることができる。
【0055】
【0056】[第二の実施の形態]次に、本発明に係る二
軸ヒンジ装置の第二の実施形態を図4〜6を用いて説明
する。図4〜6に示す二軸ヒンジ装置Bは、本体取付部
材10(第一の部材)に本体支持軸20(第一の支持
軸)が設けられると共に、蓋体取付部材(第二の部材)
30に蓋体支持軸40(第二の支持軸)が設けられ、本
体支持軸20と蓋体支持軸40とは、支持枠体50の内
部に挿通されて回転自在に設けられている。本体支持軸
20と蓋体支持軸40との間には、係合機構100が設
けられている。
【0057】図4〜6に示された二軸ヒンジ装置Bにお
いて、図1〜3に示されたものにそれぞれ対応する部分
は、同一の符号を付し、ここではその説明を省略する。
【0058】本体支持軸20は、中心軸まわりに対称と
され、支持枠体50に嵌通される先端には、拘束溝14
0が形成されている。さらに、本体支持軸20は、支持
枠体50に嵌通された時、ベースブラケット51に当接
して、本体支持軸20のそれ以上の嵌通を阻止する摺動
円板24を有している。そして、嵌脱防止クリップ22
が装着可能なようにクリップ溝23が、円筒外周に設け
られている。
【0059】支持枠体50より突出した本体支持軸20
の円筒部に枠体側摺動リング61が、凸条端部21に支
持軸側摺動リング62と、リング状バネ63、63(第
一弾性部材)が外嵌されている。ここで、枠体側摺動リ
ング61は、非円形とされ、摺動リング収納凹部54に
嵌合されており、支持枠体50に対する回転が拘束され
ている。
【0060】蓋体支持軸40は、中心軸まわりに対称と
され、一端には、軸管53と反対の側でベースブラケッ
ト51に当接する支持円板46が、他の一端には、蓋体
取付部材30が外嵌される固定部44が設けられてい
る。
【0061】蓋体支持軸40は、支持枠体50に軸管5
3の反対の側より嵌通されており、固定部44に、蓋体
取付部材30が外嵌されて固定されている。また、蓋体
取付部材30と軸管53の間には、蓋体取付部材30と
軸管53の間の滑らかな回転を可能にする取付リング5
4が設けられている。さらに、支持円板46とベースブ
ラケット51の間には、回転範囲規制板90が設けられ
ている。
【0062】支持枠体50に嵌通された蓋体支持軸40
には、さらに、支持円板46より突出した鍵部45に、
板状バネ91(第二弾性部材)と、回転範囲規制円板9
2が外嵌されている。さらに、蓋体支持軸40の先端
に、板状バネ91が付勢された状態でスペーサー94を
介して誘導凸板150が固定されている。
【0063】支持枠体50に上述の如く回転自在に挿通
された本体支持軸20と蓋体支持軸40との間に、係合
機構100が設けられている。係合機構100は、本体
支持軸20の先端に形成された拘束溝140と、蓋体支
持軸40の外周に形成され、拘束溝140に係合する誘
導凸板150と、誘導凸板150の一部に形成され、拘
束溝140との係合が解除されて蓋体支持軸40が軸線
Xまわりに回転自在となるよう設けられた切欠部160
とを備えている。
【0064】図4〜6に示された二軸ヒンジ装置Bにお
いて、蓋体取付部材30が、蓋体取付部材30に設けら
れた蓋体支持軸40と、蓋体支持軸40が挿通される支
持枠体50と共に、支持枠体50に挿通された本体支持
軸20の中心軸を通る軸線X(第一の軸線)まわりに回
転する。また、蓋体取付部材30が、支持枠体50に挿
通された蓋体支持軸40の中心軸を通る軸線Y(第二の
軸線)まわりに回転する。このように、本体支持軸20
が設けられた本体取付部材10に対して、蓋体取付部材
30が、軸線Xまわり、又は軸線Yまわりに回転する。
【0065】これら二つの軸線まわりの回転は、本体支
持軸20と蓋体支持軸40との間に設けられた係合機構
100によって互いに独立でないものとされる。すなわ
ち、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、軸線Xまわ
りに共に回転する時、二軸ヒンジ装置Bは、例えば図4
に示されるような状態にある。このように、蓋体支持軸
40の外周に設けられた誘導凸板150の切欠部160
が、本体支持軸20の先端に位置して誘導凸板150と
拘束溝140との係合が解除されている時、蓋体取付部
材30と蓋体支持軸40の軸線Xまわりの回転が可能と
なる。一方、軸線Yまわりの回転は、本体支持軸20先
端が誘導凸板150の進行を阻むために拘束される。し
かしながら、蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、軸
線Xまわりに所定の回転角だけ回転し、誘導凸板150
が、本体支持軸20の先端に阻まれることなく、この先
端に設けられた拘束溝140に進入可能になると、蓋体
取付部材30と蓋体支持軸40が、軸線Yまわりに回転
可能な状態になる。次に、例えば図5に示すように、蓋
体取付部材30と蓋体支持軸40が、軸線Yまわりに回
転すると、蓋体支持軸40外周の誘導凸板150が、本
体支持軸20先端に設けられた拘束溝140に進入す
る。誘導凸板150がこの拘束溝140に係合され、蓋
体取付部材30と蓋体支持軸40の軸線Xまわりの回転
が拘束される。蓋体取付部材30と蓋体支持軸40が、
再び元の回転開始の状態にある時、すなわち、蓋体支持
軸40外周の誘導凸板150の切欠部160が、本体支
持軸20の先端に位置する時、蓋体取付部材30と蓋体
支持軸40が、軸線Xまわりに回転可能な状態になる。
【0066】このように、本体取付部材10に対して蓋
体取付部材30が、軸線Xまわりの所定の回転角におい
て軸線Yまわりの回転が自在とされ、軸線Yまわりの所
定の回転角において軸線Xまわりの回転が自在とされ
る。
【0067】この他、図4〜6に示す二軸ヒンジ装置B
において、リング状バネ63、63及び板状バネ91の
弾性部材や、第一及び第二回転範囲規制機構の機能につ
いては、図1〜3に示す二軸ヒンジ装置Aと同様である
ので、ここでは詳しい説明を省略する。
【0068】図4〜6に示される二軸ヒンジ装置Bによ
れば、本体取付部材10と蓋体取付部材30とに、例え
ばラップトップパソコンの本体及び画面となる液晶表示
部等をそれぞれ固定すれば、これら二つの部材間に二軸
の回転の自由度を付与することができ、本体に対する画
面の所望の開閉操作及び回転操作を行うことができる。
この時、支持枠体50に、本体支持軸20と蓋体支持軸
40を回転自在に挿入し、これらの軸の間に係合機構1
00を設ける簡潔な構造によって、携帯に簡便な装置の
小型化を図ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
二軸ヒンジ装置の両端に固定される二つの部材間に二軸
の回転の自由度を付与することができると共に、支持枠
体に、第一の支持軸と第二の支持軸を回転自在に挿入
し、これらの軸の間に係合機構を設けることで、構造を
簡潔化し小型化を図ることができる。また、本発明によ
れば、第一及び第二の軸線まわりの回転において、外か
ら力を加えない場合に回転角を維持することができる。
また、本発明によれば、第一及び第二の軸線まわりの回
転において、回転範囲に制限を設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示す図であって、
一の状態にある二軸ヒンジ装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図2】本発明の第一の実施の形態を示す図であって、
二の状態にある二軸ヒンジ装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】本発明の第一の実施の形態を示す図であって、
二軸ヒンジ装置の一例を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態を示す図であって、
一の状態にある二軸ヒンジ装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第二の実施の形態を示す図であって、
二の状態にある二軸ヒンジ装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図6】本発明の第二の実施の形態を示す図であって、
二軸ヒンジ装置の一例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】
10・・・本体取付部材(第一の部材) 20・・・本体支持軸(第一の支持軸) 30・・・蓋体取付部材(第二の部材) 40・・・蓋体支持軸(第二の支持軸) 50・・・支持枠体 100・・・係合機構 110・・・凹部 120・・・凸部 130・・・外周溝 X・・・軸線(第一の軸線) Y・・・軸線(第二の軸線)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05D 3/10 G03G 15/00 550

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一の部材に対して第二の部材が第一の
    軸線まわりの回転、又は第二の軸線まわりの回転が自在
    に設けられ、 前記第二の軸線が前記第二の部材と共に前記第一の軸線
    まわりに回転し、前記第一の軸線まわりの所定の回転角
    において前記第二の軸線まわりの回転が自在となり、前
    記第二の軸線まわりの所定の回転角において前記第一軸
    線まわりの回転が自在となる係合機構を備えてなる二軸
    ヒンジ装置であって、 前記第一の部材に第一の支持軸が設けられると共に、前
    記第二の部材に第二の支持軸が設けられ、 前記第一の支持軸と前記第二の支持軸とは、支持枠体の
    内部に挿通されて回転自在に設けられ、 前記係合機構は、前記第一の支持軸の外周に形成され前
    記第二の支持軸の先端を収めて前記第二の支持軸が回転
    自在となるよう設けられた凹部と、 前記第二の支持軸の先端に形成された凸部と、 前記第一の支持軸の外周に前記凹部に連って形成され、
    前記凸部が収められ、前記第二の支持軸が前記第二の軸
    線まわりの回転を拘束されて前記第一の軸線まわりに回
    転自在となるよう設けられた外周溝とを備えてなること
    を特徴とする二軸ヒンジ装置。
  2. 【請求項2】 第一の部材に対して第二の部材が第一の
    軸線まわりの回転、又は第二の軸線まわりの回転が自在
    に設けられ、 前記第二の軸線が前記第二の部材と共に前記第一の軸線
    まわりに回転し、前記第一の軸線まわりの所定の回転角
    において前記第二の軸線まわりの回転が自在となり、前
    記第二の軸線まわりの所定の回転角において前記第一の
    軸線まわりの回転が自在となる係合機構を備えてなる二
    軸ヒンジ装置であって、 前記第一の部材に第一の支持軸が設けられると共に、前
    記第二の部材に第二の支持軸が設けられ、 前記第一の支持軸と前記第二の支持軸とは、支持枠体の
    内部に挿通されて回転自在に設けられ、 前記係合機構は、前記第一の支持軸の先端に形成された
    拘束溝と、 前記第二の支持軸の外周に形成され、前記第一の支持軸
    先端の拘束溝に係合する誘導凸条と、 前記誘導凸条の一部に形成され、前記拘束溝との係合が
    解除されて前記第二の支持軸が前記第一の軸線まわりに
    回転自在となるよう設けられた切欠部と を備えてなるこ
    とを特徴とする二軸ヒンジ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の二軸ヒンジ装置で
    あって、前記第一の支持軸と前記支持枠体との間に第一
    弾性部材が設けられたことを特徴とする二軸ヒンジ装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1から3いずれか記載の二軸ヒン
    ジ装置であって、前記第二の支持軸と前記支持枠体との
    間に第二弾性部材が設けられたことを特徴とする二軸ヒ
    ンジ装置。
  5. 【請求項5】 請求項1から4いずれか記載の二軸ヒン
    ジ装置であって、前記第一の支持軸と前記支持枠体との
    間に、前記第二部材の前記第一の軸線まわりの回転範囲
    を規制する第一回転範囲規制機構が設けられたことを特
    徴とする二軸ヒンジ装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から5いずれか記載の二軸ヒン
    ジ装置であって、前記第二の支持軸と前記支持枠体との
    間に、前記第二部材の前記第二の軸線まわりの回転範囲
    を規制する第二回転範囲規制機構が設けられたことを特
    徴とする二軸ヒンジ装置。
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