JP3390476B2 - ハロゲンアントラニル酸の製造方法 - Google Patents
ハロゲンアントラニル酸の製造方法Info
- Publication number
- JP3390476B2 JP3390476B2 JP00203693A JP203693A JP3390476B2 JP 3390476 B2 JP3390476 B2 JP 3390476B2 JP 00203693 A JP00203693 A JP 00203693A JP 203693 A JP203693 A JP 203693A JP 3390476 B2 JP3390476 B2 JP 3390476B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- chloro
- general formula
- compound
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C227/00—Preparation of compounds containing amino and carboxyl groups bound to the same carbon skeleton
- C07C227/04—Formation of amino groups in compounds containing carboxyl groups
- C07C227/06—Formation of amino groups in compounds containing carboxyl groups by addition or substitution reactions, without increasing the number of carbon atoms in the carbon skeleton of the acid
- C07C227/08—Formation of amino groups in compounds containing carboxyl groups by addition or substitution reactions, without increasing the number of carbon atoms in the carbon skeleton of the acid by reaction of ammonia or amines with acids containing functional groups
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C17/00—Preparation of halogenated hydrocarbons
- C07C17/093—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens
- C07C17/10—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms
- C07C17/12—Preparation of halogenated hydrocarbons by replacement by halogens of hydrogen atoms in the ring of aromatic compounds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C25/00—Compounds containing at least one halogen atom bound to a six-membered aromatic ring
- C07C25/02—Monocyclic aromatic halogenated hydrocarbons
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C63/00—Compounds having carboxyl groups bound to a carbon atoms of six-membered aromatic rings
- C07C63/68—Compounds having carboxyl groups bound to a carbon atoms of six-membered aromatic rings containing halogen
- C07C63/70—Monocarboxylic acids
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ハロゲンアントラニル
酸の製造方法、並びにハロゲンアントラニル酸の製造の
ための新規中間体に関する。
酸の製造方法、並びにハロゲンアントラニル酸の製造の
ための新規中間体に関する。
【0002】
【従来の技術】ハロゲンアントラニル酸は、医薬(たと
えば米国特許第4,833,270号明細書)又は植物
保護剤(たとえばヨーロッパ特許公開第360,417
号公報)の製造のための価値ある中間体である。
えば米国特許第4,833,270号明細書)又は植物
保護剤(たとえばヨーロッパ特許公開第360,417
号公報)の製造のための価値ある中間体である。
【0003】その製造方法は、すでに公知である。した
がってドイツ特許公開第3,409,244号中に、ハ
ロゲン -2- ニトロトルオールを30%水性硝酸で高め
られた温度及び高められた圧力で酸化して対応する安息
香酸となし、次いでニトロ基を還元することが記載され
ている。30%水性硝酸の使用に基づき、当然この方法
の工業的利用に特別の及びそれと同時に極めて高価な材
料から成る反応容器が必要である。
がってドイツ特許公開第3,409,244号中に、ハ
ロゲン -2- ニトロトルオールを30%水性硝酸で高め
られた温度及び高められた圧力で酸化して対応する安息
香酸となし、次いでニトロ基を還元することが記載され
ている。30%水性硝酸の使用に基づき、当然この方法
の工業的利用に特別の及びそれと同時に極めて高価な材
料から成る反応容器が必要である。
【0004】ドイツ特許公開第342,849号公報
に、ハロゲンアニリンからハロゲン化された化合物の形
成及び引続きの酸化によるアルカリ性開環はハロゲンア
ントラニル酸を生じることが記載されている。この方法
の欠点は、すべての段階が著しい収量損失を伴うことで
ある。たとえば4,5- ジフルオルアントラニル酸の全
収量は3,4- ジフルオルアニリンから出発して米国特
許第4,833,270号明細書によれば理論値の30
%のみである。最後に、後続のホフマン転位でフタルア
ミドを生じる無水ハロフタル酸のアンモノリシス及びイ
ソシアナートのハロゲンアントラニル酸の分解もすでに
公知である(CA113 8916w(1990)及び
Synthetic Communication15(6)第485−489
頁(1985))。
に、ハロゲンアニリンからハロゲン化された化合物の形
成及び引続きの酸化によるアルカリ性開環はハロゲンア
ントラニル酸を生じることが記載されている。この方法
の欠点は、すべての段階が著しい収量損失を伴うことで
ある。たとえば4,5- ジフルオルアントラニル酸の全
収量は3,4- ジフルオルアニリンから出発して米国特
許第4,833,270号明細書によれば理論値の30
%のみである。最後に、後続のホフマン転位でフタルア
ミドを生じる無水ハロフタル酸のアンモノリシス及びイ
ソシアナートのハロゲンアントラニル酸の分解もすでに
公知である(CA113 8916w(1990)及び
Synthetic Communication15(6)第485−489
頁(1985))。
【0005】フタル酸アミドの開環は非選択的であり、
したがって4,5- ジ置換されたフタルイミドの場合を
除いて2つの異なる最終生成物が生じるので、この方法
は一般に使用することができない。
したがって4,5- ジ置換されたフタルイミドの場合を
除いて2つの異なる最終生成物が生じるので、この方法
は一般に使用することができない。
【0006】更に、文献中にすでに銅によって触媒され
た、ハロゲンアリーレンのアンモノリシスがすでに記載
されている。たとえばこの方法で4- ブロムクロルベン
ゾールを水性アンモニア中で10時間120℃及び約1
0バールで選択的に4- クロルアニリンに変換すること
ができる(P.H.グロギンズ(Groggins):有機合成で
のユニットプロセス、Mc Grow-Hill Book Co., Inc.,ニ
ューヨーク、NY1952)、アンモノリシスによるア
ミノ化、第340−414頁、第377頁)。
た、ハロゲンアリーレンのアンモノリシスがすでに記載
されている。たとえばこの方法で4- ブロムクロルベン
ゾールを水性アンモニア中で10時間120℃及び約1
0バールで選択的に4- クロルアニリンに変換すること
ができる(P.H.グロギンズ(Groggins):有機合成で
のユニットプロセス、Mc Grow-Hill Book Co., Inc.,ニ
ューヨーク、NY1952)、アンモノリシスによるア
ミノ化、第340−414頁、第377頁)。
【0007】ヨーロッパ特許第51783号明細書に、
1- アミノ -4- ブロムアントラキノン -2- スルホン
酸を25%アンモニア中で80℃及び15バールで触媒
量CuSO4 、5H2 Oの存在下で10時間の反応時間
で反応させて、対応する1,4- ジアミノ化合物となす
ことが記載されている。
1- アミノ -4- ブロムアントラキノン -2- スルホン
酸を25%アンモニア中で80℃及び15バールで触媒
量CuSO4 、5H2 Oの存在下で10時間の反応時間
で反応させて、対応する1,4- ジアミノ化合物となす
ことが記載されている。
【0008】ハンガリー特許第54,104号明細書か
ら、3,5- ジヒドロキシ -4- ブロム安息香酸又は
3,5- ジアルコキシ -4- ブロム安息香酸アルキルエ
ステルを35%アンモニア溶液中で118−128℃で
8−11時間でCuSO4 又はCuOの存在下にアンモ
ノリシスして、対応する4- アミノ化合物となすことは
公知である。
ら、3,5- ジヒドロキシ -4- ブロム安息香酸又は
3,5- ジアルコキシ -4- ブロム安息香酸アルキルエ
ステルを35%アンモニア溶液中で118−128℃で
8−11時間でCuSO4 又はCuOの存在下にアンモ
ノリシスして、対応する4- アミノ化合物となすことは
公知である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、一般式I
【0010】
【化4】
【0011】(式中X及びYは相互に無関係に水素、フ
ルオル、クロル又はブロムを示すが、同時に水素を示す
ことはできない。)なる化合物を製造するにあたり、一
般式II
ルオル、クロル又はブロムを示すが、同時に水素を示す
ことはできない。)なる化合物を製造するにあたり、一
般式II
【0012】
【化5】
【0013】(式中X及びYは上述の意味を有する。)
なる化合物と水性アンモニアとを銅- 触媒下に反応させ
ることを特徴とする、上記化合物の製造方法に関する。
なる化合物と水性アンモニアとを銅- 触媒下に反応させ
ることを特徴とする、上記化合物の製造方法に関する。
【0014】
【課題を解決するための手段】一般式I及びIIに於
て、置換基X及びYは、ベンゾール環の任意の位置に存
在する。
て、置換基X及びYは、ベンゾール環の任意の位置に存
在する。
【0015】好ましい一般式Iの化合物は、4- フルオ
ルアントラニル酸、4- ブロムアントラニル酸、5- ク
ロルアントラニル酸、4- ブロム -5- クロルアントラ
ニル酸、並びに4,5- ジフルオルアントラニル酸であ
る。
ルアントラニル酸、4- ブロムアントラニル酸、5- ク
ロルアントラニル酸、4- ブロム -5- クロルアントラ
ニル酸、並びに4,5- ジフルオルアントラニル酸であ
る。
【0016】水性アンモニアとは、好ましくは20〜4
0%アンモニア溶液である。市販の25又は33%溶液
であるのが特に好ましい。アンモニアを、一般式IIの
化合物に対して3モル量の化学量論上の要求量以上の
1:3〜1:6の過剰で使用するのが好ましい。
0%アンモニア溶液である。市販の25又は33%溶液
であるのが特に好ましい。アンモニアを、一般式IIの
化合物に対して3モル量の化学量論上の要求量以上の
1:3〜1:6の過剰で使用するのが好ましい。
【0017】銅触媒とは銅(I)化合物、特に好ましく
は酸化銅(I)である。銅触媒を、一般式IIの化合物
に対して0.09:1〜0.15:1のモル割合で使用
するのが好ましい。
は酸化銅(I)である。銅触媒を、一般式IIの化合物
に対して0.09:1〜0.15:1のモル割合で使用
するのが好ましい。
【0018】本発明による反応を、不活性溶剤中で実施
するのが有利である。その際適する不活性溶剤の選択
は、第一に実際上の観点、たとえば出発化合物の溶解度
に適応させる。適する不活性溶剤は、たとえば酢酸エス
テル及びイソプロパノールである。
するのが有利である。その際適する不活性溶剤の選択
は、第一に実際上の観点、たとえば出発化合物の溶解度
に適応させる。適する不活性溶剤は、たとえば酢酸エス
テル及びイソプロパノールである。
【0019】本発明による方法の好ましい実施形態で、
20〜110℃の温度で及び2〜6、好ましくは4バー
ルの圧力で処理する。本発明による方法の他の実施形態
で加圧せずに20〜40℃の温度で処理する。反応をこ
の変法で約40〜180分後に終了する。
20〜110℃の温度で及び2〜6、好ましくは4バー
ルの圧力で処理する。本発明による方法の他の実施形態
で加圧せずに20〜40℃の温度で処理する。反応をこ
の変法で約40〜180分後に終了する。
【0020】反応の終了時に及び反応混合物の後処理の
前に、使用された銅を適するキレート化剤を用いて錯体
化するのが好ましい。適するキレート化剤は、特にエチ
レンジアミンテトラ酢酸(EDTA)である。
前に、使用された銅を適するキレート化剤を用いて錯体
化するのが好ましい。適するキレート化剤は、特にエチ
レンジアミンテトラ酢酸(EDTA)である。
【0021】本発明による方法で、驚くべきことにオル
ト- 位の臭素原子しかアンモノリシスされず、臭素を含
めてハロゲン置換は他の環の位置で変化しないので、一
般式IIの化合物をたとえば異性体混合物──これはた
とえばその合成での条件下で生じる──との混合物とし
ても使用することができる。たとえば2- ブロム -4-
フルオル安息香酸及び4- ブロム -2- フルオル安息香
酸から成る混合物中で、前者しか変換せず、後者を引続
き所望されたアントラニル酸から容易に分離することが
できる。
ト- 位の臭素原子しかアンモノリシスされず、臭素を含
めてハロゲン置換は他の環の位置で変化しないので、一
般式IIの化合物をたとえば異性体混合物──これはた
とえばその合成での条件下で生じる──との混合物とし
ても使用することができる。たとえば2- ブロム -4-
フルオル安息香酸及び4- ブロム -2- フルオル安息香
酸から成る混合物中で、前者しか変換せず、後者を引続
き所望されたアントラニル酸から容易に分離することが
できる。
【0022】一般式IIの化合物は、一部公知であり、
公知方法に従って製造することができる。たとえば2-
ブロム -4- フルオル安息香酸を1- ブロム -3- フル
オルベンゾールから生じる2- ブロム -4- フルオルア
セトフエノンのアセチル化及び酸化によって得ることが
できる(Recl. Trav. Chim. Pays-Bas, 83第1142
頁、第1146頁(1964))。J.カルナタク(Kar
natak)大学 1.第36頁(1956)で、2,4- ジ
ブロムアセトフエノンを過マンガン酸カリウムで酸化し
て2,4- ジブロム安息香酸となすことが記載されてい
る。J. Chem.Soc.85,第1267頁以下参照(190
4)によれば、5- クロル -2- ブロム安息香酸を、5
- クロル -2- ブロムトルオールの硝酸- 酸化によって
得ることができる。
公知方法に従って製造することができる。たとえば2-
ブロム -4- フルオル安息香酸を1- ブロム -3- フル
オルベンゾールから生じる2- ブロム -4- フルオルア
セトフエノンのアセチル化及び酸化によって得ることが
できる(Recl. Trav. Chim. Pays-Bas, 83第1142
頁、第1146頁(1964))。J.カルナタク(Kar
natak)大学 1.第36頁(1956)で、2,4- ジ
ブロムアセトフエノンを過マンガン酸カリウムで酸化し
て2,4- ジブロム安息香酸となすことが記載されてい
る。J. Chem.Soc.85,第1267頁以下参照(190
4)によれば、5- クロル -2- ブロム安息香酸を、5
- クロル -2- ブロムトルオールの硝酸- 酸化によって
得ることができる。
【0023】これに反して、一般式III
【0024】
【化6】
【0025】(式中RはCH3 であり、X' 及びY' は
相互に無関係にフルオル又はクロルを示す又はX' はク
ロル、Y' はブロムを示すあるいはRはCOOHであ
り、X' 及びY' はフルオル、クロル又はブロムを示す
が、同一であってはならない。)ある前駆物質は新規で
あり、同様に本発明の対象である。
相互に無関係にフルオル又はクロルを示す又はX' はク
ロル、Y' はブロムを示すあるいはRはCOOHであ
り、X' 及びY' はフルオル、クロル又はブロムを示す
が、同一であってはならない。)ある前駆物質は新規で
あり、同様に本発明の対象である。
【0026】RはCH3 又はCOOH、X' はクロル、
Y' はブロムを示すのが、特に好ましい。一般式III
の化合物(式中RはCOOHを示す。)は、一般式II
に含まれ、本発明による方法による一般式Iの化合物の
直接の前駆物質である。
Y' はブロムを示すのが、特に好ましい。一般式III
の化合物(式中RはCOOHを示す。)は、一般式II
に含まれ、本発明による方法による一般式Iの化合物の
直接の前駆物質である。
【0027】一般式IIIの化合物(式中RはCH3 を
示す。)を、メチル基の酸化によって一般式IIIの化
合物(式中RはCOOHを示す。)に変えることができ
る。一般式IIIの化合物(式中RはCH3 である。)
を、ハロゲン芳香族化学の通常の公知方法に従って製造
することができる。
示す。)を、メチル基の酸化によって一般式IIIの化
合物(式中RはCOOHを示す。)に変えることができ
る。一般式IIIの化合物(式中RはCH3 である。)
を、ハロゲン芳香族化学の通常の公知方法に従って製造
することができる。
【0028】したがってたとえば4- ブロム -5- クロ
ルアントラニル酸を、次の式に従って製造することがで
きる:
ルアントラニル酸を、次の式に従って製造することがで
きる:
【0029】
【化7】
【0030】その際出発化合物5- クロル -2,4- ジ
ブロムトルオールがたとえば3- クロルトルオール又は
2- ブロム -5- クロルトルオールの臭素化によって得
られる。
ブロムトルオールがたとえば3- クロルトルオール又は
2- ブロム -5- クロルトルオールの臭素化によって得
られる。
【0031】
4- フルオルアントラニル酸の合成
ガラスフラスコ中に水性25%アンモニア溶液69g
(1モルNH3 )中の酸化銅(I)1.3g(0.00
9モル)を窒素下に予め入れる。これに撹拌下に25℃
で5分以内で25%アンモニア溶液18g(0.27モ
ル)及び酢酸エチルエステル60ml中に2- ブロム -
4- フルオル安息香酸21.9g(0.1モル)を含有
する溶液を加える。反応を、終了するまで窒素下に実施
する。安息香酸アンモニウムの添加後、反応温度を約4
0℃にまで上げる。最初の帯赤色酸化銅(I)懸濁液
は、濃い青色溶液に変わる。室温で1時間撹拌後、反応
を終了する。銅の錯体化のために、エチレンジアミンテ
トラ酢酸5.3gをバッチ中に入れ、塩酸でpH3.1
に酸性化し、酢酸エチルを留去する。生成物を室温で単
離する。 収量:4- フルオロアントラニン酸14.6g、理論値
の94%に相当。 HPLC:99% 融点:192−194℃13 C- NMR(75MHz, 1H- 巾広バンドデカップ
リングされた、DMSO- d6) δppm 101.225(d, 2J(C- CF)=24.3H
z、芳香族 C) 102.38 (d, 2J(C- CF)=23.2H
z,芳香族 C) 106.825(芳香族 C) 134.18 (d, 2J(C- CF)=12Hz,芳
香族 C) 153.74 (d, 3J(C- CF)=13.36H
z,芳香族 C) 165.75 (d, 1J(C- CF)=247Hz,
芳香族 C) 168.83 (- COOH) 〔例2〕 4- フルオルアントラニル酸の合成 2,4- ブロムフルオル安息香酸- 異性体混合物(HP
LC:76.7%2-ブロム -4- フルオル安息香酸、
23.3%4- ブロム -2- フルオル安息香酸)43.
8g(0.2モル)を、酢酸エチルエステル160g中
に溶解し、500mlオートクレーブ中に満たす。これ
に順次に33%アンモニア溶液64g(1.24モ
ル)、水18g及び酸化銅(I)0.1g(7・10-4
モル)を加える。窒素で洗滌し、オートクレーブを閉
じ、110℃に1時間の撹拌下に加熱する。この際最大
約4バールの圧力を調整する。1時間更に反応させる。
温度は80℃に下り、圧力を1バールに下げる。混合物
を冷却し、放圧し、有機相を上部で分離する。水性相に
EDTA1.5gを加え、塩酸でpH3.1に調整す
る。懸濁液を、残存する酢酸エステルを除去するために
蒸留し、単離後酸混合物26.2gが得られ、これはH
PLCによれば79.7%2- アミノ -4- フルオロ安
息香酸及び17.7%4- ブロム -2- フルオル安息香
酸から成る。生成物混合物と出発化合物混合物との組成
物中の僅かな相違は、2- ブロモ -4- フルオロ安息香
酸と2- アミノ -4- フルオロ安息香酸の検出で異なる
敏感性によって引き起こされる。
(1モルNH3 )中の酸化銅(I)1.3g(0.00
9モル)を窒素下に予め入れる。これに撹拌下に25℃
で5分以内で25%アンモニア溶液18g(0.27モ
ル)及び酢酸エチルエステル60ml中に2- ブロム -
4- フルオル安息香酸21.9g(0.1モル)を含有
する溶液を加える。反応を、終了するまで窒素下に実施
する。安息香酸アンモニウムの添加後、反応温度を約4
0℃にまで上げる。最初の帯赤色酸化銅(I)懸濁液
は、濃い青色溶液に変わる。室温で1時間撹拌後、反応
を終了する。銅の錯体化のために、エチレンジアミンテ
トラ酢酸5.3gをバッチ中に入れ、塩酸でpH3.1
に酸性化し、酢酸エチルを留去する。生成物を室温で単
離する。 収量:4- フルオロアントラニン酸14.6g、理論値
の94%に相当。 HPLC:99% 融点:192−194℃13 C- NMR(75MHz, 1H- 巾広バンドデカップ
リングされた、DMSO- d6) δppm 101.225(d, 2J(C- CF)=24.3H
z、芳香族 C) 102.38 (d, 2J(C- CF)=23.2H
z,芳香族 C) 106.825(芳香族 C) 134.18 (d, 2J(C- CF)=12Hz,芳
香族 C) 153.74 (d, 3J(C- CF)=13.36H
z,芳香族 C) 165.75 (d, 1J(C- CF)=247Hz,
芳香族 C) 168.83 (- COOH) 〔例2〕 4- フルオルアントラニル酸の合成 2,4- ブロムフルオル安息香酸- 異性体混合物(HP
LC:76.7%2-ブロム -4- フルオル安息香酸、
23.3%4- ブロム -2- フルオル安息香酸)43.
8g(0.2モル)を、酢酸エチルエステル160g中
に溶解し、500mlオートクレーブ中に満たす。これ
に順次に33%アンモニア溶液64g(1.24モ
ル)、水18g及び酸化銅(I)0.1g(7・10-4
モル)を加える。窒素で洗滌し、オートクレーブを閉
じ、110℃に1時間の撹拌下に加熱する。この際最大
約4バールの圧力を調整する。1時間更に反応させる。
温度は80℃に下り、圧力を1バールに下げる。混合物
を冷却し、放圧し、有機相を上部で分離する。水性相に
EDTA1.5gを加え、塩酸でpH3.1に調整す
る。懸濁液を、残存する酢酸エステルを除去するために
蒸留し、単離後酸混合物26.2gが得られ、これはH
PLCによれば79.7%2- アミノ -4- フルオロ安
息香酸及び17.7%4- ブロム -2- フルオル安息香
酸から成る。生成物混合物と出発化合物混合物との組成
物中の僅かな相違は、2- ブロモ -4- フルオロ安息香
酸と2- アミノ -4- フルオロ安息香酸の検出で異なる
敏感性によって引き起こされる。
【0032】2- アミノ -4- フルオロ安息香酸と4-
ブロモ -2- 安息香酸の分離。酸混合物26.2gを、
水166ml中に懸濁する。32%塩酸80gを加え、
撹拌下に1時間70℃で加熱する。懸濁液を20℃に冷
却し、不溶性4- ブロム -2- フルオル安息香酸を吸引
濾取する。水50mlで洗滌し、乾燥後4- ブロム -2
- フルオル安息香酸9.4gが得られる。含有量(HP
LCから):75%。酸は、まだ4- フルオルアントラ
ニル酸を含有する。塩酸性濾液を、苛性ソーダ溶液でp
H3.1に調整し、沈殿を15℃で吸引濾取する。ハロ
ゲン不含になるまで洗滌し、乾燥する。 収量:4- フルオルアントラニル酸16.7g(0.1
08モル)、これは安息香酸混合物に対して理論値の5
4%に相当し、2- ブロム -4- フルオル安息香酸に対
して理論値の約72%に相当する。 HPLC:99%より大きい。
ブロモ -2- 安息香酸の分離。酸混合物26.2gを、
水166ml中に懸濁する。32%塩酸80gを加え、
撹拌下に1時間70℃で加熱する。懸濁液を20℃に冷
却し、不溶性4- ブロム -2- フルオル安息香酸を吸引
濾取する。水50mlで洗滌し、乾燥後4- ブロム -2
- フルオル安息香酸9.4gが得られる。含有量(HP
LCから):75%。酸は、まだ4- フルオルアントラ
ニル酸を含有する。塩酸性濾液を、苛性ソーダ溶液でp
H3.1に調整し、沈殿を15℃で吸引濾取する。ハロ
ゲン不含になるまで洗滌し、乾燥する。 収量:4- フルオルアントラニル酸16.7g(0.1
08モル)、これは安息香酸混合物に対して理論値の5
4%に相当し、2- ブロム -4- フルオル安息香酸に対
して理論値の約72%に相当する。 HPLC:99%より大きい。
【0033】〔例3〕
4- ブロムアントラニル酸の合成
窒素下、酸化銅(I)4.1g(0.0287モル)を
水性25%アンモニア溶液143g(2.1モルNH3)
中に予め存在させる。これに撹拌下に30分以内でアン
モニア溶液56g(0.8モルNH3)及び酢酸エチルエ
ステル130ml中の2,4- ジブロム安息香酸58g
(0.207ml)から成る2相混合物を加える。温度
は18−40℃の添加の間上昇する。15分間40℃で
撹拌する。銅を、EDTAと錯体化する。アントラニル
酸を、塩酸でpH3.1まで酸性化して沈殿させ、通常
の研究所操作に従って単離する。 収量:40.9g(0.189モル)4- ブロムアント
ラニル酸、これは理論値の91.5%に相当する。 HPLC:97.3% 300MHz 1H- NMR(DMSO- d6) δ(ppm):6.65(dd,J=9Hz,J=2H
z,1H) 6.98(d,J=2Hz,1H) 7.6 (d,J=9Hz,1H) 〔例4〕 4- ブロム -5- クロロアントラニル酸の合成 a)1- ブロムブタン950ml中に3- クロロトルオ
ール316.5g(2.5ml)及び塩化鉄(III)
12.5gに、0℃で撹拌下に臭素799g(5モル)
を滴下する。4時間添加し、約1/2 時間0℃で後撹拌す
る。臭化水素発生の停止後、水250mlを添加する。
相分離後、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗滌
する。得られた粗生成物から、1- ブロムブタンを留去
する。GC- 含有率69.5%及び異性体割合18%で
5- クロル -2,4- ジブロムトルオール710g
(2.5モル)が得られる。 融解範囲 70−75℃。
水性25%アンモニア溶液143g(2.1モルNH3)
中に予め存在させる。これに撹拌下に30分以内でアン
モニア溶液56g(0.8モルNH3)及び酢酸エチルエ
ステル130ml中の2,4- ジブロム安息香酸58g
(0.207ml)から成る2相混合物を加える。温度
は18−40℃の添加の間上昇する。15分間40℃で
撹拌する。銅を、EDTAと錯体化する。アントラニル
酸を、塩酸でpH3.1まで酸性化して沈殿させ、通常
の研究所操作に従って単離する。 収量:40.9g(0.189モル)4- ブロムアント
ラニル酸、これは理論値の91.5%に相当する。 HPLC:97.3% 300MHz 1H- NMR(DMSO- d6) δ(ppm):6.65(dd,J=9Hz,J=2H
z,1H) 6.98(d,J=2Hz,1H) 7.6 (d,J=9Hz,1H) 〔例4〕 4- ブロム -5- クロロアントラニル酸の合成 a)1- ブロムブタン950ml中に3- クロロトルオ
ール316.5g(2.5ml)及び塩化鉄(III)
12.5gに、0℃で撹拌下に臭素799g(5モル)
を滴下する。4時間添加し、約1/2 時間0℃で後撹拌す
る。臭化水素発生の停止後、水250mlを添加する。
相分離後、有機相を飽和炭酸水素ナトリウム溶液で洗滌
する。得られた粗生成物から、1- ブロムブタンを留去
する。GC- 含有率69.5%及び異性体割合18%で
5- クロル -2,4- ジブロムトルオール710g
(2.5モル)が得られる。 融解範囲 70−75℃。
【0034】粗生成物を、非極性及び双極性非プロトン
性溶剤、たとえばベンジン、石油エーテル、ジクロメタ
ン、1,2- ジクロルエタン、イソプロピルブロミド、
1-ブロムブタンから再結晶して、5- クロル -2,4-
ジブロムトルオールが、3- クロルトルオールに対し
て理論値の79%の収量で得られる。平均純度は97−
99.8%であり、融解範囲92−96℃である。
性溶剤、たとえばベンジン、石油エーテル、ジクロメタ
ン、1,2- ジクロルエタン、イソプロピルブロミド、
1-ブロムブタンから再結晶して、5- クロル -2,4-
ジブロムトルオールが、3- クロルトルオールに対し
て理論値の79%の収量で得られる。平均純度は97−
99.8%であり、融解範囲92−96℃である。
【0035】TMSに対して、ppmで 1H- NMR
(DMSO- d6 中で300MHz) 2.30(3H,s) 7.79(1H,s) 7.87(1H,s) b)丸底フラスコ中で、2- ブロム -5- クロルトルオ
ール51.4g(0.25モル)、ジクロルエタン25
ml及び鉄粉末1.5gを予め存在させる。撹拌下、3
8−42℃で臭素40g(0.25モル)を滴加する。
この際臭化水素が遊離する。添加の間、生成物が沈殿す
る。懸濁液を更にジクロルメタン35mlの添加によっ
て十分に撹拌して保つ。臭素の添加後、30分撹拌す
る。室温で結晶スラリーをジクロルメタン20mlで溶
解し、鉄粉末を濾去する。有機相を、回転蒸発器で蒸発
する。5- クロル -2,4- ジブロムトルオール58g
が得られる。これは2- ブロム -5- クロルトルオール
に対して理論値の81.6%に相当する。含有率(GC
から):91%、融解範囲 91−95℃。 c)5- クロル -2,4- ジブロム安息香酸 ハステロイ(Hastelloy)- C加圧装置中で、酢酸300
0g中の5- クロロ-2,4- ジブロムトルオール(ガ
スクロマトグラフィーによって純度97%)299g
(1.05モル)を、酢酸コバルト(II)・4H2 O
130.8g、酢酸マンガン(II)・4H2 O
4.4g及び臭化ナトリウム35gの触媒作用下に5バ
ールの圧力及び約130℃の反応温度で6時間以内で圧
縮ガスを用いて酸化して、5- クロル -2,4- ジブロ
ム安息香酸となす。反応の収量後、常圧で酢酸2lを留
去し、5- クロル -2,4- ジブロム安息香酸が沈殿す
る。次いで粗生成物を水1.5l及び32%苛性ソーダ
溶液150ml中で70℃に加熱し、溶解し、冷却し、
濾液中に生成物をpH1までに32%塩酸180mlを
用いて沈殿させる。吸引濾取し、洗滌し、乾燥し後、5
- クロル -2.4- ジブロム安息香酸247.7gが得
られ、これは理論値の75%に相当する。
(DMSO- d6 中で300MHz) 2.30(3H,s) 7.79(1H,s) 7.87(1H,s) b)丸底フラスコ中で、2- ブロム -5- クロルトルオ
ール51.4g(0.25モル)、ジクロルエタン25
ml及び鉄粉末1.5gを予め存在させる。撹拌下、3
8−42℃で臭素40g(0.25モル)を滴加する。
この際臭化水素が遊離する。添加の間、生成物が沈殿す
る。懸濁液を更にジクロルメタン35mlの添加によっ
て十分に撹拌して保つ。臭素の添加後、30分撹拌す
る。室温で結晶スラリーをジクロルメタン20mlで溶
解し、鉄粉末を濾去する。有機相を、回転蒸発器で蒸発
する。5- クロル -2,4- ジブロムトルオール58g
が得られる。これは2- ブロム -5- クロルトルオール
に対して理論値の81.6%に相当する。含有率(GC
から):91%、融解範囲 91−95℃。 c)5- クロル -2,4- ジブロム安息香酸 ハステロイ(Hastelloy)- C加圧装置中で、酢酸300
0g中の5- クロロ-2,4- ジブロムトルオール(ガ
スクロマトグラフィーによって純度97%)299g
(1.05モル)を、酢酸コバルト(II)・4H2 O
130.8g、酢酸マンガン(II)・4H2 O
4.4g及び臭化ナトリウム35gの触媒作用下に5バ
ールの圧力及び約130℃の反応温度で6時間以内で圧
縮ガスを用いて酸化して、5- クロル -2,4- ジブロ
ム安息香酸となす。反応の収量後、常圧で酢酸2lを留
去し、5- クロル -2,4- ジブロム安息香酸が沈殿す
る。次いで粗生成物を水1.5l及び32%苛性ソーダ
溶液150ml中で70℃に加熱し、溶解し、冷却し、
濾液中に生成物をpH1までに32%塩酸180mlを
用いて沈殿させる。吸引濾取し、洗滌し、乾燥し後、5
- クロル -2.4- ジブロム安息香酸247.7gが得
られ、これは理論値の75%に相当する。
【0036】1H- NMR(300MHz,DMSO-
d6 )δ- 値(ppm) 8.05(1H,s);8.08(1H,s) 12.0−15.7(1H,巾広H/D)13 C- NMR(75MHz, 1H- 巾広バンドデカップ
リング、DMSO- d6) δppm 119.14 (芳香族 C) 125.218 (芳香族 C) 131.49 (芳香族 C) 132.9175(芳香族 C) 134.36 (芳香族 C) 137.98 (芳香族 C) 165.50 (- COOH) d)4- ブロム -5- クロルアントラニル酸 酸化銅(I)2.8g(0.0196モル)を、25%
水性アンモニア溶液120ml(NH3 1.6モルに相
当)中に窒素下に懸濁する。これに25℃で撹拌下に4
0分以内で5- クロル -2,4- ジブロム安息香酸6
3.2g(0.2モル)、25%水性NH3 160ml
(2.14モルNH3 に相当) 及び酢酸エステル180
mlを有する懸濁液を、酸素の除去下に滴加する。温度
は添加の間約35℃に上昇する。21/4 時間30℃で撹
拌する。次いでエチレンジアミンテトラ酢酸11.6g
(0.04モル)を混合物に加え、塩酸でpH3.1ま
で酸性化する。酢酸エステルを、90℃までに留去し、
アントラニル酸を懸濁液の冷却撹拌後吸引濾取し、洗滌
する。4- ブロム -5- クロルアントラニル酸48.2
gが淡褐色粉末として得られる。これは5- クロル -
2,4- ジブロム安息香酸に対して理論値の96.2%
に相当する。 含有率(HPLC):95%13 C- NMR(75MHz, 1H- 巾広バンドデカップ
リング、DMSO- d6) δ- 値(ppm) 110.494(芳香族 C) 117.423(芳香族 C) 120.652(芳香族 C) 126.907(芳香族 C) 131.726(芳香族 C) 150.743(芳香族 C) 167.913(- COOH) 〔例5〕 5- クロルアントラニル酸の合成 例1と同様に処理する。 収量:理論値の97%。 HPLC:90% 融点:233−235℃ 〔例6〕 4,5- ジフルオルアントラニル酸の合成 例1と同様に処理する。 収量:理論値の91% HPLC:99% 融点:180−182℃
d6 )δ- 値(ppm) 8.05(1H,s);8.08(1H,s) 12.0−15.7(1H,巾広H/D)13 C- NMR(75MHz, 1H- 巾広バンドデカップ
リング、DMSO- d6) δppm 119.14 (芳香族 C) 125.218 (芳香族 C) 131.49 (芳香族 C) 132.9175(芳香族 C) 134.36 (芳香族 C) 137.98 (芳香族 C) 165.50 (- COOH) d)4- ブロム -5- クロルアントラニル酸 酸化銅(I)2.8g(0.0196モル)を、25%
水性アンモニア溶液120ml(NH3 1.6モルに相
当)中に窒素下に懸濁する。これに25℃で撹拌下に4
0分以内で5- クロル -2,4- ジブロム安息香酸6
3.2g(0.2モル)、25%水性NH3 160ml
(2.14モルNH3 に相当) 及び酢酸エステル180
mlを有する懸濁液を、酸素の除去下に滴加する。温度
は添加の間約35℃に上昇する。21/4 時間30℃で撹
拌する。次いでエチレンジアミンテトラ酢酸11.6g
(0.04モル)を混合物に加え、塩酸でpH3.1ま
で酸性化する。酢酸エステルを、90℃までに留去し、
アントラニル酸を懸濁液の冷却撹拌後吸引濾取し、洗滌
する。4- ブロム -5- クロルアントラニル酸48.2
gが淡褐色粉末として得られる。これは5- クロル -
2,4- ジブロム安息香酸に対して理論値の96.2%
に相当する。 含有率(HPLC):95%13 C- NMR(75MHz, 1H- 巾広バンドデカップ
リング、DMSO- d6) δ- 値(ppm) 110.494(芳香族 C) 117.423(芳香族 C) 120.652(芳香族 C) 126.907(芳香族 C) 131.726(芳香族 C) 150.743(芳香族 C) 167.913(- COOH) 〔例5〕 5- クロルアントラニル酸の合成 例1と同様に処理する。 収量:理論値の97%。 HPLC:90% 融点:233−235℃ 〔例6〕 4,5- ジフルオルアントラニル酸の合成 例1と同様に処理する。 収量:理論値の91% HPLC:99% 融点:180−182℃
【0037】
【発明の効果】本発明の方法によれば、銅触媒を用いて
容易にハロゲンアントラニル酸を製造することができ
る。
容易にハロゲンアントラニル酸を製造することができ
る。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ギユンター・バルテルス
ドイツ連邦共和国、ブルクウエーデル、
フオン・エルツ−ストラーセ、18アー
(72)発明者 ハンス−ユルゲン・シユミット
ドイツ連邦共和国、ゼールツエ、ホー
ヘ・ストラーセ、1
(56)参考文献 特開 平4−356449(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C07C 227/08
B01J 23/72
C07C 63/70
C07C 229/56
C07B 61/00 300
CA(STN)
REGISTRY(STN)
Claims (8)
- 【請求項1】 一般式I 【化1】 (式中X及びYは相互に無関係に水素、フルオル、クロ
ル又はブロムを示すが、同時に水素を示すことはできな
い。) なる化合物を製造するにあたり、一般式II 【化2】 (式中X及びYは上述の意味を有する。) なる化合物と水性アンモニアとを銅- 触媒下に加圧せず
に、20〜40℃の温度で、40〜180分間反応させ
ることを特徴とする、上記化合物の製造方法。 - 【請求項2】 水性アンモニアとして20〜40%アン
モニア溶液を使用する、請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 アンモニアを、一般式IIの化合物に対
して3モル量の化学量論上の要求量以上の1:3〜1:
6の過剰で使用する、請求項1又は2記載の方法。 - 【請求項4】 銅触媒として銅(I)化合物を使用す
る、請求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 - 【請求項5】 銅触媒を、一般式IIの化合物に対して
0.09:1〜0.15:1のモル割合で使用する、請
求項1ないし4のいずれかに記載の方法。 - 【請求項6】 一般式III 【化3】 (式中RはCH3 であり、X' およびY' は相互に無関
係にフルオル又はクロルを示す又はX' はクロル、Y'
はブロムを示すあるいはRはCOOHであり、X' 及び
Y' はフルオル、クロル又はブロムを示すが、同一であ
ってはならない。) なる化合物。 - 【請求項7】 RはCH3 、X' はクロル、Y' ブロム
を示す、請求項6記載の化合物。 - 【請求項8】 RはCOOH、X' はクロル、Y' はブ
ロムを示す、請求項6記載の化合物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4200512A DE4200512C2 (de) | 1992-01-11 | 1992-01-11 | Verfahren zur Herstellung von Halogenanthranilsäuren und aromatische Bromverbindungen als Vorstufen |
DE4200512:4 | 1992-01-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05255212A JPH05255212A (ja) | 1993-10-05 |
JP3390476B2 true JP3390476B2 (ja) | 2003-03-24 |
Family
ID=6449341
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00203693A Expired - Fee Related JP3390476B2 (ja) | 1992-01-11 | 1993-01-08 | ハロゲンアントラニル酸の製造方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5744638A (ja) |
EP (1) | EP0551632B1 (ja) |
JP (1) | JP3390476B2 (ja) |
AT (1) | ATE139765T1 (ja) |
DE (2) | DE4200512C2 (ja) |
ES (1) | ES2088078T3 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4334431A1 (de) * | 1993-10-08 | 1995-04-13 | Hoechst Ag | Verfahren zur Herstellung von 5-Fluoranthranilsäure |
WO2010011871A2 (en) * | 2008-07-23 | 2010-01-28 | The Regents Of The University Of California | Methods and compositions for providing salicylic acid-independent pathogen resistance in plants |
CN112409272A (zh) * | 2020-11-26 | 2021-02-26 | 河北美荷药业有限公司 | 一种6-氯-7-溴-4(3h)-喹唑啉酮的制备方法和应用 |
CN113999106A (zh) * | 2021-11-26 | 2022-02-01 | 八叶草健康产业研究院(厦门)有限公司 | 一种4-溴-2,5-二氯苯甲酸的制备方法 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE244207C (ja) * | ||||
JPS6039070B2 (ja) * | 1976-11-12 | 1985-09-04 | 石原産業株式会社 | 3,5−ジクロロアニリンの製造方法 |
DE3301868A1 (de) * | 1983-01-21 | 1984-07-26 | Bayer Ag, 5090 Leverkusen | Kernhalogenierte 3-fluortoluole und verfahren zu ihrer herstellung |
DE3730476A1 (de) * | 1987-09-11 | 1989-03-23 | Bayer Ag | Herstellung von substituierten benzotrichloriden |
JPH01143341A (ja) * | 1987-11-30 | 1989-06-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 超伝導接続体装置およびその製造方法 |
US4939290A (en) * | 1988-11-23 | 1990-07-03 | Pfizer Inc. | Benzoic acid derivatives |
US5064958A (en) * | 1988-11-23 | 1991-11-12 | Pfizer Inc. | 1,3-genzoxazine, 2,4-dione derivatives |
IE72169B1 (en) * | 1989-11-17 | 1997-03-26 | Asahi Glass Co Ltd | Processes for producing 5-fluorobenzoic acids and their intermediates |
JP2541882B2 (ja) * | 1991-05-31 | 1996-10-09 | ケイ・アイ化成株式会社 | アントラニル酸類の製造法 |
-
1992
- 1992-01-11 DE DE4200512A patent/DE4200512C2/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-19 EP EP92121658A patent/EP0551632B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-19 DE DE59206660T patent/DE59206660D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1992-12-19 ES ES92121658T patent/ES2088078T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-19 AT AT92121658T patent/ATE139765T1/de not_active IP Right Cessation
-
1993
- 1993-01-08 JP JP00203693A patent/JP3390476B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-01-13 US US08/372,865 patent/US5744638A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05255212A (ja) | 1993-10-05 |
ES2088078T3 (es) | 1996-08-01 |
ATE139765T1 (de) | 1996-07-15 |
EP0551632A2 (de) | 1993-07-21 |
DE4200512A1 (de) | 1993-07-15 |
EP0551632A3 (en) | 1993-11-03 |
DE4200512C2 (de) | 1994-09-15 |
EP0551632B1 (de) | 1996-06-26 |
US5744638A (en) | 1998-04-28 |
DE59206660D1 (de) | 1996-08-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4872668B2 (ja) | 2−アミノ−5−ヨード安息香酸の製造方法 | |
KR100269079B1 (ko) | 할로치환된방향족산의제조방법 | |
JP3390476B2 (ja) | ハロゲンアントラニル酸の製造方法 | |
EP0794937B1 (en) | Process for preparing 5-amino-2,4,6-triiodoisophthalic acid dichloride by chlorination of the corresponding acid in the presence of a tertiary amine salt or quarternary ammonium salt | |
JPS6147829B2 (ja) | ||
JPH02204481A (ja) | ピリジン―2,3―ジカルボン酸エステル及びその中間体の製造方法 | |
JP3919215B2 (ja) | カルボキシアレーンスルホン酸およびそのカルボン酸誘導体の製造法 | |
JP5000645B2 (ja) | 3,4−ジクロロイソチアゾールカルボン酸の調製方法 | |
EP0110559B1 (en) | Process for the preparation of 4-chloro-2-nitrobenzonitrile | |
JP2574667B2 (ja) | 新規なフルオル化されたo−ジアミノベンゾ−1,4−ジオキセン | |
SK15832002A3 (sk) | Spôsob prípravy derivátov benzoovej kyseliny substituovanej trifluoretoxyskupinou | |
JPH02289563A (ja) | o―カルボキシピリジル―およびo―カルボキシキノリルイミダゾリノンの改良製造法 | |
JPH05140157A (ja) | フエノチアジン誘導体 | |
JPH0258253B2 (ja) | ||
JP4956760B2 (ja) | 3−ブロモ安息香酸またはそのアルキルエステルの製造方法 | |
JP3019528B2 (ja) | β−ラクトンおよび大環状ケトンの製造法 | |
JP3076991B2 (ja) | フルオロフェノール類の製造方法 | |
JP2002179612A (ja) | 2,3−ジブロモ琥珀酸類の製造方法 | |
JPH0193561A (ja) | o−ニトロ安息香酸類の製造法 | |
JP2002097160A (ja) | 芳香族ヨウ素化物の製造法 | |
JP4894123B2 (ja) | ペルフルオロアルキルスルホニルハライドの製造方法 | |
JP2853929B2 (ja) | 2−クロロ−4,5−ジフルオロ−3−メトキシ安息香酸の製造方法 | |
JPH0272140A (ja) | 光学活性なカルボン酸エステル類およびその製造方法 | |
JP2538335B2 (ja) | 芳香族アミン類の製法 | |
JP2003528846A (ja) | N−ブチリル−4−アミノ−3−メチル−安息香酸メチルエステルの製法および新規化合物n−(4−ブロモ−2−メチルフェニル)−ブタンアミド |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011218 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20021210 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |