JP3389922B2 - 移動体端末の通話料金可変方式 - Google Patents

移動体端末の通話料金可変方式

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JP3389922B2
JP3389922B2 JP2000304875A JP2000304875A JP3389922B2 JP 3389922 B2 JP3389922 B2 JP 3389922B2 JP 2000304875 A JP2000304875 A JP 2000304875A JP 2000304875 A JP2000304875 A JP 2000304875A JP 3389922 B2 JP3389922 B2 JP 3389922B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体端末の通話
料金可変方式に関し、特に移動体端末の使用場所や日時
により課金レートを変更する移動体端末の通話料金可変
方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機やPHS(Personal
Handyphone System)等の移動体端末を使用した場合
の通話料金については、一般に時間帯(昼間,夜間等)
と、相手携帯電話機との距離または相手携帯電話機の位
置する地域(発信携帯電話機と同一都県内,隣接県,そ
の他地域等)とによって課金レートが予め決められてお
り、この課金レートと通話時間により通話料金が計算さ
れて課金されるようになっている。特開2000−32
174号公報に示される通話料金通知方法および電話端
末には、このような課金情報を基地局等の通信システム
から携帯電話機に送信し、通話中の携帯電話機に現在の
通話料金を表示させる技術が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の技術に
おいては、課金レートは時間帯という第1の要素と、相
手携帯電話機との距離または相手携帯電話機の位置する
地域という第2の要素とにより決定されている。第1の
要素である時間帯は毎日固定であり、電話サービス業者
により一度設定されれば日付に関係なく毎日同じ時間帯
が適用されるとともに、全ての地域の全ての携帯電話機
に一律に適用されている。第2の要素である距離や地域
についても一度決められれば一律に適用される。
【0004】一方、コンサートが開催されるイベント会
場等のように人が密集する場所においては、基地局との
間の通話回線容量の関係で発着信が困難になる場合が多
々見受けられる。このような場合、早い者勝ちで基地局
との間の通話回線が使用され、通話回線容量に達したと
ころで発信できなくなる事態が惹起されることになる。
従って、このようなイベント会場から、またはイベント
会場に重要な用件で緊急に電話をかけたい人がいても、
通話回線が空くまで待つしか他に手段がなかった。
【0005】このような事態は、通話回線数という供給
に対し電話をかけたいという需要が上回ることにより発
生するが、従来の技術においては通話回線容量は固定で
あり、また課金レートもイベント開催という一時的な高
トラヒック状況に関係なく固定されているため、重要な
用件等のために電話を早くかけたいという人を優先する
ような対策が何ら考慮されていないという点に改善の余
地がある。また、電話サービス業者にしても、いくら需
要が多くても通常の固定課金レートによる通話料金収入
に限られ、課金レート増による更なる収入増が得られな
いという問題がある。
【0006】本発明は、以上の改善点や問題点に対処す
る移動体端末の通話料金可変方式を提供することを目的
としている。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【課題を解決するための手段】 本発明の第の移動体端
末の通話料金可変方式は、複数の移動体端末を無線によ
り収容する基地局と複数の基地局を接続する交換ネット
ワークとを備える移動体通信システムにおける移動体端
末の通話料金可変方式であって、前記移動体端末と前記
基地局との間の通話回線を通常接続枠回線と優先接続枠
回線に分けてそれぞれの回線数を基地局毎に登録すると
ともに、前記通常接続枠回線,前記優先接続枠回線のそ
れぞれの現在使用回線数を制御装置により登録,更新さ
れて記憶する回線利用情報記憶装置と、前記通常接続枠
回線に適用される通常課金レートと、前記優先接続枠回
線に適用され前記通常課金レートに対する増額分である
優先課金レートとを期間を指定して基地局毎に登録する
カレンダー情報登録装置と、前記移動体端末から発信要
求があったときに、発信側端末と着信側端末の位置情報
を検出し、各端末が存在するエリアを管轄する基地局を
制御装置に通知する位置情報検出装置と、前記位置情報
検出装置から通知された基地局により前記回線利用情報
記憶装置を検索して前記通常接続枠回線および前記優先
接続枠回線の使用状況を判断する手段と、発信側,着信
側の双方の基地局で前記通常接続枠回線に空きがあった
場合は通常課金レートで前記通常接続枠回線に接続する
手段と、発信側,着信側のいずれか一方の基地局におい
て前記通常接続枠回線に空きが無く前記優先接続枠回線
に空きがあった場合は、通常課金レートに一方の優先課
金レートを上乗せした第1の割増課金レートを算出し、
発信側,着信側の双方の基地局において前記通常接続枠
回線に空きが無く前記優先接続枠回線に空きがあった場
合は、通常課金レートに双方の優先課金レートを上乗せ
した第2の割増課金レートを算出し、前記第1または第
2の割増課金レートを前記移動体端末に通知して割増料
金に対する了解を求める手段と、前記移動体端末からの
了解を受けて接続する手段と、前記通常接続枠回線と前
記優先接続枠回線の使用状況に応じて前記第1または第
2の割増課金レートを基に通話料金を算出して課金する
手段とを備えた制御装置とを有する。
【0012】
【0013】
【0014】本発明の第の移動体端末の通話料金可変
方式は、複数の移動体端末を無線により収容する基地局
と複数の基地局を接続する交換ネットワークとを備える
移動体通信システムにおける移動体端末の通話料金可変
方式であって、前記移動体端末と前記基地局との間の通
話回線を通常接続枠回線と優先接続枠回線に分けてそれ
ぞれの回線数を基地局毎に登録するとともに、前記通常
接続枠回線,前記優先接続枠回線のそれぞれの現在使用
回線数を制御装置により登録,更新されて記憶する回線
利用情報記憶装置と、前記通常接続枠回線に適用される
通常課金レートと、前記優先接続枠回線に適用される複
数の割増料金プランとを期間を指定して基地局毎に登録
するカレンダー情報登録装置と、前記移動体端末から発
信要求があったときに、発信側端末と着信側端末の位置
情報を検出し、各端末が存在するエリアを管轄する基地
局を制御装置に通知する位置情報検出装置と、前記位置
情報検出装置から通知された基地局により前記回線利用
情報記憶装置を検索して前記通常接続枠回線および前記
優先接続枠回線の使用状況を判断する手段と、発信側,
着信側の双方の基地局で前記通常接続枠回線に空きがあ
った場合は通常課金レートで前記通常接続枠回線に接続
する手段と、発信側,着信側の少なくともいずれかの基
地局において前記通常接続枠回線に空きが無く前記優先
接続枠回線に空きがあった場合は、前記複数の料金プラ
ンを前記移動体端末に提示して選択を求める手段と、前
記移動体端末からの選択を受けて接続し選択された料金
プランを基に通話料金を算出して課金する手段とを備え
た制御装置とを有する。
【0015】本発明の第の移動体端末の通話料金可変
方式は、複数の移動体端末を無線により収容する基地局
と複数の基地局を接続する交換ネットワークとを備える
移動体通信システムにおける移動体端末の通話料金可変
方式であって、前記移動体端末と前記基地局との間の通
話回線を通常接続枠回線と優先接続枠回線に分けてそれ
ぞれの回線数を基地局毎に登録するとともに、前記通常
接続枠回線,前記優先接続枠回線のそれぞれの現在使用
回線数を制御装置により登録,更新されて記憶する回線
利用情報記憶装置と、前記通常接続枠回線に適用される
通常課金レートと、前記優先接続枠回線に適用され前記
通常課金レートに対する増額分である優先課金レートと
を期間を指定して基地局毎に登録するカレンダー情報登
録装置と、前記移動体端末から発信要求があったとき
に、発信側端末と着信側端末の位置情報を検出し、各端
末が存在するエリアを管轄する基地局を制御装置に通知
する位置情報検出装置と、発信側端末と管轄基地局間の
接続を前記優先接続枠回線を指定して行うための発信優
先接続ダイヤル番号、着信側端末と管轄基地局間の接続
を前記優先接続枠回線を指定して行うための着信優先接
続ダイヤル番号、および発信側端末と管轄基地局間,着
信側端末と管轄基地局間の双方の接続を前記優先接続枠
回線を指定して行うための発着信優先接続ダイヤル番号
を予め登録しておき、前記移動体端末からの発信要求時
に受信する優先接続ダイヤル番号を判別する手段と、
記優先接続ダイヤル番号および前記位置情報検出装置か
ら通知された基地局により前記回線利用情報記憶装置を
検索して前記優先接続枠回線の使用状況を判断する手段
と、前記優先接続枠回線に空きがあった場合に、前記発
信優先接続ダイヤル番号受信時には、前記通常接続枠回
線の空きの有無に拘わらず発信側の基地局において前記
優先接続枠回線に接続する手段と、前記着信優先接続ダ
イヤル番号受信時には、前記通常接続枠回線の空きの有
無に拘わらず着信側の基地局において前記優先接続枠回
線に接続する手段と、前記発着信優先接続ダイヤル番号
受信時には、前記通常接続枠回線の空きの有無に拘わら
ず発信側および着信側の基地局において前記優先接続枠
回線に接続する手段と、前記発信優先接続ダイヤル番号
信による接続においては、通常課金レートに発信側優
先接続枠回線の優先課金レートを上乗せした第1の割増
課金レートを算出する手段と、前記着信優先接続ダイヤ
ル番号受信による接続においては、通常課金レートに着
信側優先接続枠回線の優先課金レートを上乗せした第2
の割増課金レートを算出する手段と、前記発着信優先接
続ダイヤル番号受信による接続においては、通常課金レ
ートに発信側および着信側優先接続枠回線の双方の優先
課金レートを上乗せした第3の割増課金レートを算出す
る手段と、前記通常接続枠回線と前記優先接続枠回線の
使用状況に応じて前記第1,第2または第3の割増課金
レートを基に通話料金を算出して課金する手段とを備え
た制御装置とを有する。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0021】図1は、本発明の第1の実施の形態の構成
を示すブロック図であり、本発明における移動体通信シ
ステムは、携帯電話機,PHS等の移動体端末1と、複
数の移動体端末1を無線により収容する基地局2と、複
数の基地局2を収容し交換接続を行う交換局3と、移動
体端末1の接続制御や課金制御を行う接続・課金制御装
置4と、交換局3相互や接続・課金制御装置4を接続す
る交換ネットワーク5とを備えている。
【0022】接続・課金制御装置4は交換ネットワーク
5に備えられ、各移動体端末1の現在位置を検出し、各
端末が存在するエリアを管轄する基地局2を制御装置4
6に回答する位置情報検出装置41と、各基地局の回線
使用状況を記憶している回線利用情報記憶装置42と、
日時,場所により変更する課金レートを格納するカレン
ダー情報登録装置43と、現在の日時をリアルタイムで
生成するカレンダー時計44と、各移動体端末の通話料
金を積算する課金装置45と、移動体端末1の接続制御
を行うとともに、各通話の通話料金を算出して課金装置
45に各移動体端末の通話料金を積算させる制御装置4
6とを備えている。
【0023】位置情報検出装置41は、発信側,着信側
の各移動体端末1の識別情報から、各移動体端末1が無
線により接続されている基地局2の識別情報を検出す
る。この基地局識別情報は、移動体通信システムの通常
の位置登録処理により検出される。
【0024】図2は、本発明の第1の実施の形態の動作
を示すフローチャートである。
【0025】図3は、回線利用情報記憶装置42で管理
される基地局毎の回線接続情報を示す図であり、全ての
基地局について、基地局毎に移動体端末との間の通話回
線枠の上限と現在の利用数を管理している。この通話回
線には通常接続枠と優先接続枠とがあり、基地局毎に設
定するようになっている。通常は全ての通話回線が通常
接続枠として設定されるが、イベント等が特定の基地局
エリアで開催され通話要求需要の増大が予想されるよう
な場合は、その基地局の通話回線の一部を優先接続枠と
してそのイベントの開催期間の間設定する。例えば、基
地局Cは200回線全てが通常接続枠として設定されて
いるが、基地局Aは200回線の内、100回線が優先
接続枠として設定されている。
【0026】図4は、カレンダー情報登録装置43に格
納されるカレンダー情報を示す図であり、イベント等の
開催期間に応じて予め設定される。例えば、基地局Aに
おいては、図4に示す開始日時と終了日時の間だけ優先
接続追加課金レートとして20円/分が通常接続の通話
課金レートに追加される。なお、通常の課金レートは図
示しないが、時間帯や距離等に応じた通常の課金テーブ
ルがカレンダー情報登録装置43に備えられているもの
とする。イベント等が予定されていない基地局について
は図4のカレンダー情報の設定は不要であり、また図3
においても基地局Cのように優先接続枠は無く、全て通
常接続枠として通話回線が使用されることになる。な
お、基地局Nのように、優先接続追加課金レートだけで
なく通常接続課金レートの方も追加分(図4では10円
/分)を徴収するように設定してもよい。同様に、優先
接続枠をとらず通常接続枠だけの基地局において、開始
日時と終了日時の間だけ通常接続課金レートを上げるよ
うに設定してもよい。
【0027】図5は、通常接続,優先接続に対応する課
金レート算出方法を示す図である。例えば、基地局Aの
発信側端末,基地局Bの着信側端末の両方とも優先接続
を選択した場合は、通常接続の課金レートを10円/分
とすると、10円/分+20円/分(基地局Aの発信側
追加課金レート)+20円/分(基地局Bの着信側追加
課金レート)=50円/分の課金レートとなる。なお、
ここでは基地局A,Bの通常接続の課金レートを同じと
しているが、異なっている場合は発信側の課金レートを
使用しても良いし、また、発信側,着信側の高い方の課
金レートを使用するようにしても良い。
【0028】図6は、本発明の第1の実施の形態におけ
る移動体端末1の利用者から見た動作を示すフローチャ
ートである。
【0029】次に、本発明の第1の実施の形態の動作に
ついて図1〜図6を参照して詳細に説明する。
【0030】まず、基地局1は、移動体端末1から発信
要求を受けると、その旨を発信側端末、着信側端末の識
別情報と共に交換局3,交換ネットワーク5を介して制
御装置46に通知し、制御装置46が処理を開始する
(図2のステップA1)。
【0031】次に、制御装置46は位置情報検出装置4
1に発信側端末、着信側端末の識別情報を送りそれぞれ
の位置情報を問合せる。位置情報検出装置41は発信側
端末と着信側端末の位置情報を検出し、各端末が存在す
るエリアを管轄する基地局を制御装置46に回答する
(ステップA2)。
【0032】その後、制御装置46はカレンダー時計4
4から現在の日時情報を取り出し、現在の日時と基地局
とをキーにカレンダー情報登録装置43を検索して、対
応する課金レート情報(通常接続課金レートおよび優先
接続追加課金レート)を得る(ステップA3)。なお、
カレンダー情報は図4に示す形で予め電話サービス業者
等のサービス提供者が設定する表である。図4は通常の
課金レートからの差分情報を登録するイメージで記述さ
れているが、課金レートそのものをカレンダー情報に格
納しても良い。
【0033】次に、制御装置46は回線利用情報記憶装
置42に格納された図3の回線接続情報から、発信側お
よび着信側の基地局の通常接続枠と現在の通常接続枠利
用数をそれぞれ読み出して比較し、通常接続用の回線枠
が空いているかどうかを判断し、割り当てる接続枠の種
類を決定する。発信側の通常接続用回線枠が空いていな
い場合は、発信側を優先接続とし、空いている場合は発
信側を通常接続とする。同様に、着信側の通常接続用回
線枠が空いていない場合は、着信側を優先接続とし、空
いている場合は着信側を通常接続とする(ステップA
4)。
【0034】次に、制御装置46はステップA4で決定
した割り当てる接続枠の種類に基づき、実際に適用する
課金レートを図5に示すルールに従って計算する。な
お、計算に用いる課金レートはステップA3で割り出し
た課金レート情報を用いる(ステップA5)。
【0035】次に、発信側または着信側に優先接続が発
生し料金が割増になる場合は、制御装置46は基地局2
を介して発信者の移動体端末1に課金レートを通知し、
利用者に接続しても良いかどうかを問い合わせる(ステ
ップA6)。
【0036】利用者の移動体端末1から優先接続を受け
入れない回答があった場合は基地局2は電話を接続せず
にその旨を制御装置46に通知し、制御装置46は処理
を終了する(ステップA7)。
【0037】ステップA6の問い合わせに対して利用者
が接続すると答えた場合、あるいは、ステップA5の結
果として割増料金が発生しない場合は、制御装置46は
回線利用情報記憶装置42に格納されている発信側,着
信側双方の基地局の現在の接続利用数を更新し、通信サ
ービスを提供する。接続利用数の更新は図3において、
発信側、着信側のそれぞれの基地局の欄でステップA4
で決定した割り当てる接続枠の種類に基づき、現在の通
常接続枠利用数あるいは現在の優先接続枠利用数を+1
増やす。このとき制御装置46は、発信移動体端末の識
別情報と発着両基地局の使用接続枠の種類を記憶してお
く(ステップA8)。
【0038】次に、通話が終了した後、制御装置46は
ステップA5で算出した課金レートと通話時間により通
話料金の計算を行ない課金装置45に通知するととも
に、ステップA8で記憶した情報に基づき、双方の基地
局の現在の通常接続枠利用数あるいは現在の優先接続枠
利用数をそれぞれ1減らす。課金装置45は、通話料金
を利用者の料金の積算値に加える(ステップA9)。
【0039】次に、移動体端末1の利用者から見た第1
の実施の形態の動作について図6を参照して説明する。
【0040】先ず、移動体端末1は、利用者が通常の方
法で行なうダイヤル発信操作の入力を受け付ける(ステ
ップB1)。
【0041】発信側、着信側共に通常接続枠が空いてい
た場合、すなわち図2において優先接続による割増料金
が発生しない場合は、移動体端末1は通常の料金での接
続を開始し、利用者は従来と同じ手順で通話を行なう
(ステップB2,B3,B4)。
【0042】発信側、着信側のどちらか一方、あるいは
両方で通常接続枠が空いていなかった場合、すなわち図
2において優先接続による割増料金が発生する場合は、
移動体端末1は「回線が込んでいて接続できません」と
表示され、利用者に優先接続料金を示し、優先接続をす
るかどうかを問い合わせる(ステップB5)。
【0043】利用者が優先接続を選択した場合は、携帯
端末1は優先接続料金での接続を開始し、利用者は割増
料金による通話サービスを受ける(ステップB6,B
7,B8,B9)。
【0044】利用者が優先接続を拒否した場合は、携帯
端末1は切断される(ステップB6,B10)。
【0045】なお、以上説明した本実施の形態において
は、優先接続使用時の追加課金レートは一種類であった
が、下記のような複数種類の料金プランを設定し、複数
の選択枝から利用者に選択を促す事もできる。この場合
は、追加課金レートの代わりに下記のような複数の料金
プランを図4に登録しておき、制御装置9に利用者から
選択された料金プランを記憶させておいて課金処理に用
いる。
【0046】例えば、3分以内なら+30円/分,3分
を越え10分以内なら+20円/分,10分を越えると
+10円/分というように、通話時間によって追加課金
レートを増減するプランと、1回の通話毎に固定的に追
加料金を課す代わりに追加課金レートを軽減するプラン
等が考えられる。これらの情報は図4のカレンダー情報
として予め設定しておくものとする。
【0047】他には、最大通話時間を制限し制限を超え
ると強制的に通話を遮断する制約を付ける代わりに、課
金レートを安くするプランを提示することもできる。
【0048】また、通話の最初の一定時間は通常どおり
の課金レートとし、予め設定された一定時間を超えると
課金レートが割増されるプランを提示する事もできる。
【0049】また、以上説明した本実施の形態において
は、説明の便宜上20円/分のような課金レートを用い
たが、X秒/10円等のような課金レートであっても構
わない。
【0050】また、以上説明した本実施の形態において
は、発信側,着信側ともに同じ電話サービス業者の移動
体端末を前提に説明したが、着信側が一般家庭等の固定
電話であってもよいし、他の電話サービス業者の移動体
端末であってもよい。但し、これらの場合は、図2に示
す動作において、優先接続処理は発信側の移動体端末に
限られる。
【0051】また、以上説明した本実施の形態において
は、位置情報検出装置41,回線利用情報記憶装置4
2,カレンダー情報登録装置43,カレンダー時計4
4,課金装置45および制御装置46は交換ネットワー
ク5に一つだけ存在することで説明したが、分散配置し
て処理を最適化する事も考えられる。その場合、処理手
順ややりとりする情報は当然変化するが、集中システム
を分散システムに設計変更する通常の手法が使用可能で
ある。
【0052】例えば、全ての基地局に分散配置した場
合、各処理装置の役割は以下の様に変化するが処理手順
は同じとなる。
【0053】制御装置46は、自基地局内で発信要求が
あった分を処理し、位置情報検出装置41は、検出する
移動体端末1が自基地局内に見つかった場合は答え、見
つからない場合は上位の位置情報検出装置に検索依頼す
る。ここで、位置情報検出装置は末端基地局、小エリ
ア、中エリア、大エリア、全国といった具合に階層構造
をもって配置されているものとする。回線利用情報記憶
装置42は、検索対象が自基地局の場合はそれを答え、
他基地局の場合はその局の回線利用情報登録装置に問い
合わせる。カレンダー情報登録装置43は、各基地局に
コピーが配付され、カレンダー時計44は、各基地局に
時計が配置される。時計は別の手段で同期がとられる。
課金装置45は、自基地局分を計算し保管する。
【0054】なお、以上全てを分散させても良いし、一
部だけを分散させても良い。
【0055】また、接続・課金制御装置4の内、制御装
置46だけを複数設けて制御装置46への負荷を分散さ
せるように構成しても良い。
【0056】次に、本発明の第2の実施の形態について
図7および図8を参照して説明する。
【0057】上述した第1の実施の形態においては、通
常接続枠の通話回線が不足して接続できない場合に、利
用者との対話により優先接続を選択させたが、本実施の
形態においては、最初から利用者が優先接続を指定して
ダイヤルするようにした点が異なる。人が混みあってい
るなどの状況から利用者自身が通常接続枠が不足してい
る事を推測できる場合に有効である。なお本実施の形態
においては、図1に示される基地局2,制御装置46
に、発信側端末と管轄基地局間の接続を前記優先接続枠
回線を指定して行うための発信優先接続ダイヤル番号、
着信側端末と管轄基地局間の接続を前記優先接続枠回線
を指定して行うための着信優先接続ダイヤル番号、およ
び発信側端末と管轄基地局間,着信側端末と管轄基地局
間の両方の接続を前記優先接続枠回線を指定して行うた
めの発着信優先接続ダイヤル番号を予め登録し、利用者
がこれらの番号をダイヤルしたときに照合,判別する手
段を新たに備える。
【0058】図7は、本発明の第2の実施の形態におけ
る移動体端末側の動作を示すフローチャートである。
【0059】利用者は、発信優先接続ダイヤルNo.,
着信優先接続ダイヤルNo.または発着信優先接続ダイ
ヤルNo.のいずれかを移動体端末1からダイヤルする
(ステップC1)。
【0060】利用者が発信側優先接続指定でダイヤルし
たが着信側の通常接続枠が不足していた場合は、利用者
に割増料金を受け入れるかどうかの問い合わせが行なわ
れる(ステップC2)。
【0061】図8は、本発明の第2の実施の形態におけ
る移動体通信網側の動作を示すフローチャートである。
【0062】いずれかの優先接続ダイヤルNo.で発信
要求を受け付けた場合(ステップD1)、制御装置46
は通常接続枠が空いているかどうかにかかわらず優先接
続枠を使用し、強制的に優先接続の課金レートを適用す
る(ステップD2)。
【0063】なお、以上の説明においては、発信側およ
び着信側双方の通常接続枠情報を参照しているが、発信
側だけに優先接続を採用しても良い。この場合、優先接
続ダイヤルNo、または優先接続ボタンが発信側優先接続
の1通りで済み、操作が単純化される。
【0064】また、同様に着信側だけに優先接続を採用
する事もできる。この場合、優先接続ダイヤルNo、また
は優先接続ボタンが着信側優先接続の1通りで済み、操
作が単純化される。
【0065】次に、本発明の第3の実施の形態について
図9および図10を参照して説明する。
【0066】上述した第2の実施の形態においては、利
用者が直接優先接続指定でダイヤルするため、利用者が
課金料金を知る手段に乏しい。本実施の形態において
は、この問題を解決するため、利用者が課金レートを指
定してダイヤルする点が第2の実施の形態と異なる。
【0067】図9は、本発明の第3の実施の形態におけ
る移動体端末側の動作を示すフローチャートである。
【0068】利用者は課金レートを指定してダイヤルす
る(ステップE1)。
【0069】移動体通信網側では、計算した課金レート
と移動体端末1に利用者が入力した課金レートとを比較
し、利用者から指定された課金レート内で接続できる場
合は接続し、そうでない場合は接続を拒否する。
【0070】図10は、本発明の第3の実施の形態にお
ける移動体通信網側の動作を示すフローチャートであ
る。
【0071】制御装置46は移動体端末1からの発信要
求時に指定された課金レートを基地局2を介して受け付
ける(ステップF1)。
【0072】制御装置46が通話料金の算出を行う時
は、ステップF1で利用者が提示した課金レートをその
まま使用する場合と、実際にかかった優先接続の割増料
金だけを請求する場合が考えられる(ステップF2)。
【0073】次に、本発明の第4の実施の形態について
説明する。
【0074】上述した第1の実施の形態においては、通
常接続枠のほかに優先接続枠を設けて割増料金を設定し
た。これは、既存の料金体系で既に運用中の通信サービ
スに高付加価値なサービス項目を追加して、通話料金と
回線需要のバランスを取る目的があった。しかしなが
ら、映画館等の特定の施設の内部では優先接続のような
付加価値を付けなくても割増料金が許されるケースもあ
る。例えば、コンサートホールの内部に移動体端末の基
地局を設置した場合、コンサート内部で実際にショーが
実施されている時間帯だけ割増料金を大幅に上げる応用
が考えられる。
【0075】この場合、図4における通常接続課金レー
トを変更すればよい。
【0076】本実施の形態では、優先接続枠の確保、サ
ービス品質(優先接続か通常接続か)のロジックをシス
テム上から省略する事ができ、日時場所で通話料金を可
変にするという機能を維持したままシステムを単純化す
る事ができる。
【0077】システムの構成は図1の第1の実施の形態
と特に変わらないが、優先接続枠が不要であるため、回
線利用情報を基地局2から得るようにすれば図1の回線
利用情報記憶装置42は削除できる。また、動作につい
ては、図2のフローチャートからステップA4,A6お
よびA7を削除したものとなる。
【0078】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。
【0079】上述した第1の実施の形態においては、優
先接続枠や追加課金レートを予め設定しているが、これ
はなにも固定的でなくても良い。すなわち、通話回線の
使用状況に適応して、優先接続枠や追加課金レートを制
御装置が動的に調整する事によって接続需要と通話料金
のバランスを取る事が可能になる。
【0080】例えば、優先接続枠が少なすぎたり、優先
接続の課金レートが低すぎると多くの利用者が通話して
通話回線が全て使われてしまう可能性がある。この結
果、次の利用者からは通話できなくなってしまい、利用
者の満足度が低下する。
【0081】一方、優先接続枠が多すぎたり、優先接続
の課金レートが高すぎると、多くの利用者が優先接続に
よる割増料金を受け入れるか問い合わされることにな
り、しかも割高な課金レートを提示されるため多くが通
話をあきらめるようになる。
【0082】この結果、通話回線の利用率が極端に低く
なり、電話サービス業者の利益が減るとともに、通話を
あきらめた利用者の満足度も下がる。従って、通常接続
枠,優先接続枠,課金レートを調整し、多くの回線が利
用されながら決して溢れないように最適化する事が重要
になる。
【0083】図11は、本発明の第5の実施の形態を説
明するための図であり、発信者側優先接続の発生を考慮
に入れたトラフィックモデルである。
【0084】そもそも図3や図4の予め設定された接続
枠数や追加課金レートは、予測される平均到着率(呼
数),目標とする呼損率及び目標とするあきらめ呼損率
に基づいて最適計算された結果の値である。
【0085】実際の平均到着率(呼数)、呼損率、あき
らめ呼損率を計測し、以下の方針で最適化する。
【0086】1.平均到着率が多くて呼損率が増えた場
合:あきらめ呼損率をあまくして(増やして)、呼損率
を改善する方向(減らす方向)に調整。すなわち、通常
接続枠N1を減らし、割増料金Y2を上げる。
【0087】2.平均到着率が少なく呼損率が改善され
た場合:あきらめ呼損率の目標を高くする(減らす)方
向に調整。すなわち、通常接続枠N1を増やし、割増料金
Y2を下げる。
【0088】パラメータを変化させる度合い(つまり、
新しいパラメータ)は、平均到着率、呼損率、あきらめ
呼損率の対応表を元に、待ち行列理論やシミュレーショ
ン法によって決定する。この対応表は、一般に電話サー
ビス業者がサービス品質の目標として定める内容にな
る。
【0089】但し、自動計算で無制限に変化させる事は
危険なので、各パラメータ調整範囲の限度を予め定めて
おく等の処置を一般的に行なう。 (本実施の形態の効果のモデル的説明)通常のシステム
では、呼数の予測値より実際の呼数が多くなった場合は
呼損率が増えてサービス品質が低下するが、本発明では
呼損率をあきらめ呼損率に振り替える事ができる点が特
徴である。その結果、高い料金を払ってでも通話したい
というユーザの要望に答えられるのがメリットとなる。
【0090】次に、モデルの詳細な説明をする。なお、
各記号の説明は図11に示す通りである。 定義・定理 λ=λ1 + λp + λs =λ1 + λ2 + λr + λs (観測値、想定値が存在) r =λr / λ (観測値、目標値が存在) s =λs / λ (観測値、目標値が存在) 全体接続枠: N = N1 + N2 (基地局の回線容量を示
し、固定値) γ = λr / λp = γ(Y2) (辞退率γは割増料金との間
に正の相関関係があり、その関数は経験的に得られるも
のである)。
【0091】次に、一例として呼損率やあきらめ呼損率
を考慮した利益最大化のための目標設定方法の例を説明
する。
【0092】ある呼数λにおける利益率 P P(λ) = Y1*N1*ρ1 + Y2*N2*ρ2 を最大化する様にパラメータを設定する。但し、この条
件だと全てを優先接続枠に割り当てる結果が出るので、
以下の制約条件をつける。
【0093】ある呼数λにおける呼損率 s(λ)< λ
における呼損率目標値 あきらめ呼損率 r(λ) < λにおけるあきらめ呼損
率目標値。
【0094】次に、本発明の第5の実施の形態の動作に
ついて図12を参照して説明する。図12は、本発明の
第5の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【0095】なお、本実施の形態においては、制御装置
46に、実際の平均到着率(呼数)、呼損率、あきらめ
呼損率等を計測する計測手段と、計測値や図3,図4に
示す情報を基に最適化演算を行う演算手段とを備える。
【0096】まず、課金レート等の最適値を動的に変更
するバックグラウンド処理は、OS等によって定期的ま
たは必要なタイミングで呼び出される(ステップG
1)。
【0097】定期的にバックグラウンド処理を行なう場
合は、例えば、カレンダー日時の設定単位の10分の1く
らい(60分単位にカレンダーを設定するなら6分)毎に
バックグラウンド処理を行なう。
【0098】また、必要なタイミングとは、優先接続枠
数を見直す必要が生じたタイミングの事であり、例えば
優先接続枠の50%程度が常に通話に使われていると設計
したなら、実際の利用数がその仮定より大きく外れ閾値
を超えたタイミングで呼び出す。
【0099】例えば、優先接続枠 X 仮定している枠利用率 U 利用率の閾値: プラス閾値 U1, マイナス閾値 U2 実際の通常接続枠利用数 Xa とすると、呼び出す場合は; X=100, U=0.5, U1=0.8, U2=0.3 の場合 Xa > X * U1(Xa > 100 * 0.8) 又は、 Xa < X * U2(Xa < 100 * 0.2) となった場合となる。
【0100】次に、制御装置46は、カレンダー時計4
4を参照し回線利用情報記憶装置42,カレンダー情報
登録装置43から通常接続枠,優先接続枠,課金レート
を読み込む(ステップG2)。
【0101】次に、制御装置46は、通常接続枠,優先
接続枠,課金レートが最適になる値を計算する(ステッ
プG3)。
【0102】次に、、制御装置46は、計算した新しい
通常接続枠、優先接続枠を図3に示すテーブルに格納す
る(ステップG4)。また、計算した新しい課金レート
を図13(本発明の第5の実施の形態における課金レー
ト情報を示す図)に示すテーブル形式で作成し、カレン
ダー情報登録装置43に格納する(ステップG5)。
【0103】本実施の形態において各通話の課金レート
を計算する場合は、図4の代わりに図13に示すテーブ
ルを参照する。本実施の形態は、図4に示すカレンダー
情報と現在の日時情報から図13形式のテーブルをバッ
クグラウンドでメンテナンスしておく事により、制御装
置46が各通話の課金レートを計算する場合の処理手順
を低減する効果もあわせ持つ。すなわち、図2のステッ
プA3において現在の日時をキーにカレンダー情報から
検索する必要があったのが、本実施の形態では図13の
テーブルを参照するだけで済むようになる。
【0104】
【発明の効果】本発明によれば、電話サービス業者は場
所、日程、優先度によって柔軟な料金プランを提供で
き、回線需要に対応して料金をコントロールできるとい
う効果が得られる。また、移動体端末の利用者にとって
は、イベント会場等の高トラヒック状況で電話がかかり
難い場合でも、割増料金を払うことにより通話が可能に
なるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の動作を示すフロー
チャートである。
【図3】回線利用情報記憶装置42で管理される基地局
毎の回線接続情報を示す図である。
【図4】カレンダー情報登録装置43に格納されるカレ
ンダー情報を示す図である。
【図5】通常接続,優先接続に対応する課金レート算出
方法を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態における移動体端末
1の利用者から見た動作を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態における移動体端末
側の動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態における移動体通信
網側の動作を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態における移動体端末
側の動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明の第3の実施の形態における移動体通
信網側の動作を示すフローチャートである。
【図11】本発明の第5の実施の形態を説明するための
図である。
【図12】本発明の第5の実施の形態の動作を示すフロ
ーチャートである。
【図13】本発明の第5の実施の形態における課金レー
ト情報を示す図である。
【符号の説明】
1 移動体端末 2 基地局 3 交換局 4 接続・課金制御装置 41 位置情報検出装置 42 回線利用情報記憶装置 43 カレンダー情報登録装置 44 カレンダー時計 45 課金装置 46 制御装置 5 交換ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 15/00 H04Q 7/38

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の移動体端末を無線により収容する
    基地局と複数の基地局を接続する交換ネットワークとを
    備える移動体通信システムにおける移動体端末の通話料
    金可変方式であって、 前記移動体端末と前記基地局との間の通話回線を通常接
    続枠回線と優先接続枠回線に分けてそれぞれの回線数を
    基地局毎に登録するとともに、前記通常接続枠回線,前
    記優先接続枠回線のそれぞれの現在使用回線数を制御装
    置により登録,更新されて記憶する回線利用情報記憶装
    置と、 前記通常接続枠回線に適用される通常課金レートと、前
    記優先接続枠回線に適用され前記通常課金レートに対す
    る増額分である優先課金レートとを期間を指定して基地
    局毎に登録するカレンダー情報登録装置と、 前記移動体端末から発信要求があったときに、発信側端
    末と着信側端末の位置情報を検出し、各端末が存在する
    エリアを管轄する基地局を制御装置に通知する位置情報
    検出装置と、 前記位置情報検出装置から通知された基地局により前記
    回線利用情報記憶装置を検索して前記通常接続枠回線お
    よび前記優先接続枠回線の使用状況を判断する手段と、
    発信側,着信側の双方の基地局で前記通常接続枠回線に
    空きがあった場合は通常課金レートで前記通常接続枠回
    線に接続する手段と、発信側,着信側のいずれか一方の
    基地局において前記通常接続枠回線に空きが無く前記優
    先接続枠回線に空きがあった場合は、通常課金レートに
    一方の優先課金レートを上乗せした第1の割増課金レー
    トを算出し、発信側,着信側の双方の基地局において前
    記通常接続枠回線に空きが無く前記優先接続枠回線に空
    きがあった場合は、通常課金レートに双方の優先課金レ
    ートを上乗せした第2の割増課金レートを算出し、前記
    第1または第2の割増課金レートを前記移動体端末に通
    知して割増料金に対する了解を求める手段と、前記移動
    体端末からの了解を受けて接続する手段と、前記通常接
    続枠回線と前記優先接続枠回線の使用状況に応じて前記
    第1または第2の割増課金レートを基に通話料金を算出
    して課金する手段とを備えた制御装置とを有することを
    特徴とする移動体端末の通話料金可変方式。
  2. 【請求項2】 複数の移動体端末を無線により収容する
    基地局と複数の基地 局を接続する交換ネットワークとを
    備える移動体通信システムにおける移動体端末の通話料
    金可変方式であって、 前記移動体端末と前記基地局との間の通話回線を通常接
    続枠回線と優先接続枠回線に分けてそれぞれの回線数を
    基地局毎に登録するとともに、前記通常接続枠回線,前
    記優先接続枠回線のそれぞれの現在使用回線数を制御装
    置により登録,更新されて記憶する回線利用情報記憶装
    置と、 前記通常接続枠回線に適用される通常課金レートと、前
    記優先接続枠回線に適用される複数の割増料金プランと
    を期間を指定して基地局毎に登録するカレンダー情報登
    録装置と、 前記移動体端末から発信要求があったときに、発信側端
    末と着信側端末の位置情報を検出し、各端末が存在する
    エリアを管轄する基地局を制御装置に通知する位置情報
    検出装置と、 前記位置情報検出装置から通知された基地局により前記
    回線利用情報記憶装置を検索して前記通常接続枠回線お
    よび前記優先接続枠回線の使用状況を判断する手段と、
    発信側,着信側の双方の基地局で前記通常接続枠回線に
    空きがあった場合は通常課金レートで前記通常接続枠回
    線に接続する手段と、発信側,着信側の少なくともいず
    れかの基地局において前記通常接続枠回線に空きが無く
    前記優先接続枠回線に空きがあった場合は、前記複数の
    料金プランを前記移動体端末に提示して選択を求める手
    段と、前記移動体端末からの選択を受けて接続し選択さ
    れた料金プランを基に通話料金を算出して課金する手段
    とを備えた制御装置とを有することを特徴とする移動体
    端末の通話料金可変方式。
  3. 【請求項3】 複数の移動体端末を無線により収容する
    基地局と複数の基地局を接続する交換ネットワークとを
    備える移動体通信システムにおける移動体端末の通話料
    金可変方式であって、 前記移動体端末と前記基地局との間の通話回線を通常接
    続枠回線と優先接続枠回線に分けてそれぞれの回線数を
    基地局毎に登録するとともに、前記通常接続枠回線,前
    記優先接続枠回線のそれぞれの現在使用回線数を制御装
    置により登録,更新されて記憶する回線利用情報記憶装
    置と、 前記通常接続枠回線に適用される通常課金レートと、前
    記優先接続枠回線に適 用され前記通常課金レートに対す
    る増額分である優先課金レートとを期間を指定して基地
    局毎に登録するカレンダー情報登録装置と、 前記移動体端末から発信要求があったときに、発信側端
    末と着信側端末の位置情報を検出し、各端末が存在する
    エリアを管轄する基地局を制御装置に通知する位置情報
    検出装置と、 発信側端末と管轄基地局間の接続を前記優先接続枠回線
    を指定して行うための発信優先接続ダイヤル番号、着信
    側端末と管轄基地局間の接続を前記優先接続枠回線を指
    定して行うための着信優先接続ダイヤル番号、および発
    信側端末と管轄基地局間,着信側端末と管轄基地局間の
    双方の接続を前記優先接続枠回線を指定して行うための
    発着信優先接続ダイヤル番号を予め登録しておき、前記
    移動体端末からの発信要求時に受信する優先接続ダイヤ
    ル番号を判別する手段と、前記優先接続ダイヤル番号お
    よび前記位置情報検出装置から通知された基地局により
    前記回線利用情報記憶装置を検索して前記優先接続枠回
    線の使用状況を判断する手段と、前記優先接続枠回線に
    空きがあった場合に、前記発信優先接続ダイヤル番号受
    信時には、前記通常接続枠回線の空きの有無に拘わらず
    発信側の基地局において前記優先接続枠回線に接続する
    手段と、前記着信優先接続ダイヤル番号受信時には、前
    記通常接続枠回線の空きの有無に拘わらず着信側の基地
    局において前記優先接続枠回線に接続する手段と、前記
    発着信優先接続ダイヤル番号受信時には、前記通常接続
    枠回線の空きの有無に拘わらず発信側および着信側の基
    地局において前記優先接続枠回線に接続する手段と、前
    記発信優先接続ダイヤル番号受信による接続において
    は、通常課金レートに発信側優先接続枠回線の優先課金
    レートを上乗せした第1の割増課金レートを算出する手
    段と、前記着信優先接続ダイヤル番号受信による接続に
    おいては、通常課金レートに着信側優先接続枠回線の優
    先課金レートを上乗せした第2の割増課金レートを算出
    する手段と、前記発着信優先接続ダイヤル番号受信によ
    る接続においては、通常課金レートに発信側および着信
    側優先接続枠回線の双方の優先課金レートを上乗せした
    第3の割増課金レートを算出する手段と、前記通常接続
    枠回線と前記優先接続枠回線の使用状況に応じて前記第
    1,第2または第3の割増課金レートを基に通話料金を
    算出して課金する手段とを備えた制御装置とを有するこ
    とを特徴とする移動体端末の通 話料金可変方式。
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