JP3389914B2 - 集積回路の電源電流値のサンプリング方法及び装置、及びその制御プログラムを記録した記憶媒体 - Google Patents

集積回路の電源電流値のサンプリング方法及び装置、及びその制御プログラムを記録した記憶媒体

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JP3389914B2
JP3389914B2 JP2000059090A JP2000059090A JP3389914B2 JP 3389914 B2 JP3389914 B2 JP 3389914B2 JP 2000059090 A JP2000059090 A JP 2000059090A JP 2000059090 A JP2000059090 A JP 2000059090A JP 3389914 B2 JP3389914 B2 JP 3389914B2
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  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路のテスト
技術に関し、特に集積回路にテスト信号を印加している
ときに集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
の電源電流値のサンプリング方法、サンプリング装置、
及び、サンプリング装置を制御する制御プログラムを記
録した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の集積回路の電源電流値のサ
ンプリング方法は、集積回路の電源電流の周波数スペク
トルを求める為に用いられている。
【0003】例えば、SEMI Technology Symposium9
8、3-84から3-9に掲げられている、坂口和宏、神村重弘
による、「電源電流のパワースペクトル解析による高速
不良検出」と題する文献には、電源電流の周波数スペク
トルを求める為の電源電流値のサンプリング方法が示さ
れている。
【0004】上記文献に記載される方法においては、テ
ストパターンを集積回路に印加しながら、電源電流値を
サンプリングしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献に記載されるサンプリング方法は、被試験集積回路
(デバイス)に流れる電源電流情報を完全に取得できない
可能性がある、という問題点を有している。
【0006】その理由は、電源や電流測定ユニット、被
試験デバイスからなる回路には、容量成分、誘導成分が
あり、仮に、テストパタンの印加が終了しても、電源電
流は回路の時定数で定められる時間にわたり、流れ続け
る。
【0007】そのため、テストパタンの印加による被試
験デバイスの動作に関わる電源電流の情報を完全に取得
するためには、テストパタンの印加終了と同時に、電源
電流値のサンプリングを停止せずに、ある程度の時間、
サンプリングを継続する必要がある。
【0008】したがって本発明は、上記問題点に鑑みて
なされたものであって、その目的は、被試験デバイスに
テストパタンを印加したときに流れる電源電流の全ての
情報を余すことなく取得するために、集積回路の電源電
流値のサンプリング方法、及び装置、及びその制御プロ
グラムを記録した記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明は、集積回路にテスト信号を印加しているときに前記
集積回路に流れる電源電流を周波数解析するための前記
電源電流値のサンプリング装置において、被試験集積回
路(DUT)の電源端子に供給する所定の電源を生成する
電源と、前記電源から前記DUTに供給される電源電流
値を観測し、その値を示す電源電流値信号を生成する電
流検出手段と、前記DUTの電源端子を除く入出力端子
に印加する所定のテスト信号を生成し、また前記テスト
信号の印加中を示すテスト信号印加信号を生成するテス
ト信号生成手段と、前記電源電流値信号をサンプリング
するサンプリング手段と、前記サンプリング手段に対
し、前記テスト信号印加信号に基づきサンプリングの開
始と終了を指示するサンプリング時間決定手段と、前記
サンプリング手段によりサンプリングされたデータを格
納するサンプリングデータ格納手段と、前記サンプリン
グデータをフーリエ演算するフーリエ変換手段と、前記
各手段に対し指示を出し、装置全体の制御を司どる主制
御手段と、を含む。
【0010】本発明は、回路の時定数情報を保持する時
定数情報記憶手段を備え、前記サンプリング時間決定手
段が、前記サンプリング手段に対し、前記テスト信号印
加信号と、前記時定数情報記憶手段の前記時定数情報に
基づき、前記サンプリングの開始と終了を指示する。
【0011】本発明は、前記サンプリングデータを解析
し、前記テスト信号の前記DUTへの印加終了後の前記
電源電流値信号のサンプリングの継続時間を決定するサ
ンプリングデータ解析手段を備えた構成としてもよい。
【0012】本発明は、前記サンプリングデータから、
前記テスト信号の前記DUTへの印加終了後、どの位の
時間で前記電源電流が停止するか、あるいは安定化する
かを判定し、前記サンプリングの延長時間を決定する安
定化判定手段を備えた構成としてもよい。
【0013】本発明は、前記サンプリングデータのうち
フーリエ変換演算の対象となるデータ範囲を記憶したフ
ーリエ変換区間情報格納手段を含む構成としてもよい。
【0014】本発明は、回路の時定数情報を記憶保持す
る時定数情報記憶手段と、前記時定数情報に基づき、前
記フーリエ変換演算の対象となる前記サンプリングデー
タ範囲を決定するフーリエ変換区間決定手段と、を含む
構成としてもよい。
【0015】本発明は、前記サンプリングデータを解析
するサンプリングデータ解析手段と、前記サンプリング
データ解析手段の結果から前記サンプリングデータのう
ち、前記フーリエ変換演算の対象となるデータの範囲を
決定するフーリエ変換区間決定手段と、を含む構成とし
てもよい。
【0016】本発明は、前記テスト信号が前記DUTに
印加終了後、どの位の時間で前記電源電流が停止する
か、あるいは安定するかを解析する安定化判定手段と、
前記安定化判定手段の結果から前記サンプリングデータ
のうち、前記フーリエ変換演算の対象となるデータの範
囲を決定するフーリエ変換区間決定手段と、を含む構成
としてもよい。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について説明
する。本発明の一実施の形態に係る集積回路の電源電流
値のサンプリング装置は、集積回路にテスト信号を印加
したときに前記集積回路に流れる電源電流の値をサンプ
リングする装置において、テスト信号の前記集積回路へ
の印加中だけでなく、テスト信号の印加終了後も引き続
き電源電流値のサンプリングを継続する装置であって、
テスト信号を生成、印加するテスト信号生成手段(図1
の2)と、被試験集積回路(DUT)(図1の1)と、前記
集積回路への電源を供給する電源(図1の5)と、前記電
源より前記集積回路に供給される電源電流の値を検出す
る電流検出手段(図1の4)と、前記電流検出手段により
検出された電源電流値をサンプリングするサンプリング
手段(図1の7)と、前記サンプリング手段に対し、サン
プリングの開始、及び終了を指示するサンプリング時間
決定手段(図1の6)と、前記サンプリングされた値を保
存するサンプリングデータ格納手段(図1の8)と、前記
サンプリングデータの値をフーリエ演算するフーリエ変
換手段(図1の9)と、装置全体の制御を司どる主制御手
段(図1の1)と、を含む。
【0018】本発明の一実施の形態に係る集積回路の電
源電流値のサンプリング方法は、集積回路にテスト信号
を印加したときに前記集積回路に流れる電源電流の値を
サンプリングする方法において、テスト信号の前記集積
回路への印加中だけでなく、テスト信号の印加終了後も
引き続き電源電流値のサンプリングを継続する方法であ
って、集積回路の電源のために所定の電圧の電源を生成
し前記集積回路に供給し(図9のステップS101)、前記集
積回路に印加するテスト信号を生成し前記集積回路にテ
スト信号を印加し(図9のステップS102)、前記テスト信
号の印加を示すテスト信号印加信号を生成し(図9のス
テップS103)、前記集積回路に流れる電源電流値を観測
して電源電流値信号を生成し(図9のステップS104)、電
源電流値信号のサンプリングを開始し(図9のステップS
105)、予め定められたテスト信号が生成、印加されたら
テスト信号の生成を終了し(図9のステップS106)、電源
電流値信号のサンプリング停止時刻を決定し(図9のス
テップS107)、電源電流値信号のサンプリングを停止し
(図9のステップS108)、サンプリングデータのフーリエ
変換演算を実施し(図9のステップS109)、電源の供給を
停止する(図9のステップS110)。
【0019】本発明に係る記憶媒体は、集積回路にテス
ト信号を印加しているときに前記集積回路に流れる電源
電流を周波数解析するための前記電源電流値のサンプリ
ング装置において、(a)電源に対し所定の電圧を発生さ
せ、DUTの電源端子に供給させる処理と、(b)電流検
出手段に対し、前記電源から前記DUTに供給される電
源電流の大きさを観測させ、その値を示す電源電流値信
号を生成させる処理と、(c)テスト信号生成手段に対し
所定のテスト信号を生成させ、前記DUTの入出力端子
に印加させるとともに、前記テスト信号の印加中を示す
テスト信号印加信号を生成させる処理と、(d)テスト信
号印加信号から前記電源電流値のサンプリングの開始と
終了のタイミングを決定し、サンプリング手段に指示を
出力する処理と、(e)前記サンプリング手段に対し前記
サンプリングの開始と終了のタイミングに基づき前記電
源電流値信号のサンプリングを実行させる処理と、(f)
サンプリングデータ格納手段に前記サンプリングにより
得られた前記電源電流値信号のサンプリングデータを記
憶させる処理と、(g)フーリエ変換手段に前記サンプリ
ングデータをフーリエ変換演算させ、前記電源電流の周
波数スペクトルを求める処理と、を、前記電源電流値の
サンプリング装置を構成するコンピュータで実行するた
めのプログラムを記録している。本発明の一実施の形態
において、該プログラムを記録した記録媒体(CD−R
OM、DVD(digital versatile disk)、FD(フ
ロッピーディスク)、HDD(ハードディスク)、MT
(磁気テープ)、半導体メモリ等)から、該プログラム
を該コンピュータに読み出して実行するか、もしくは通
信媒体を介してサーバ等から該プログラムを該コンピュ
ータにダウンロードして実行することで本発明を実施す
ることができる。
【0020】本発明の実施の形態においては、集積回路
にテスト信号を印加したときに前記集積回路に流れる電
源電流の値をサンプリングする方法において、テスト信
号の前記集積回路への印加中だけでなく、テスト信号の
印加終了後も、引き続き電源電流値のサンプリングを継
続することにより、電源電流値の完全な情報を取得する
方法である。
【0021】具体的には、電源は集積回路の電源のため
に所定の電圧の電源を生成し、前記集積回路に供給す
る。テスト信号生成手段は前記集積回路に印加するテス
ト信号を生成し前記集積回路にテスト信号を印加すると
ともに、前記テスト信号が印加中であることを示すテス
ト信号印加信号を生成する。電流観測手段は前記集積回
路に流れる電源電流値を観測し電源電流値信号を生成す
る。この電源電流値信号はサンプリング手段によりサン
プリングされる。
【0022】このとき、サンプリングの開始と終了のタ
イミングは、テスト信号印加信号により、テスト信号の
印加開始とともに開始され、テスト信号印加終了後、予
め定められた時間経過した後に終了となる。このサンプ
リング開始と終了のタイミングはサンプリング時間決定
手段により定められる。
【0023】サンプリングされたデータは、一旦サンプ
リングデータ格納手段に保存され、フーリエ変換手段に
よって最終的に電源電流の周波数スペクトルが得られ
る。このような構成により、電源、電流検出手段、集積
回路からなる回路系に存在する時定数によるテスト信号
の印加終了後も引き続き流れる電源電流情報も獲得する
ことで、電源電流値の情報を完全に取得することができ
る。
【0024】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の実施例について図面を参照
して詳細に説明する。
【0025】[実施例1]図1は、本発明の第1の実施
例の構成を示す図である。図1を参照すると、本発明の
第1の実施例をなす、電源電流値のサンプリング装置
は、主制御手段1と、テスト信号生成手段2と、被試験
デバイス(DUT)3と、電流検出手段4と、電源5と、
サンプリング時間決定手段6と、サンプリング手段7
と、サンプリングデータ格納手段8と、フーリエ変換手
段9とを備えている。
【0026】テスト信号生成手段2は、主制御手段1か
らの指示により、予め定められたテスト信号を生成し、
被試験デバイス(DUT)3の電源端子を除いた所定の入
出力端子に、テスト信号を印加する。またテスト信号生
成手段2は、テスト信号がDUT3に印加されている
間、テスト信号が印加中であることを表すテスト信号印
加信号を生成する。
【0027】電源5は、主制御手段1からの指示によ
り、所定の電圧を発生させ、電流検出手段4を介してD
UT3に電源を供給する。
【0028】電流検出手段4は、DUT3に供給される
電源電流値を観測し、その値を表わす信号(電源電流値
信号)を生成し、サンプリング手段7に伝達する。
【0029】サンプリング時間決定手段6は、主制御手
段1からの指示、及びテスト信号生成手段2からのテス
ト信号のDUT3への印加中を示すテスト信号印加信号
に基づき、サンプリング手段7に対して、電源電流値信
号のサンプリング開始、終了を指示する。
【0030】サンプリングした電源電流値信号は、サン
プリングデータ格納手段8に送られ格納される。
【0031】フーリエ変換手段9は、サンプリングデー
タ格納手段8に格納されたサンプリングデータに対し
て、離散フーリエ変換(もしくは高速フーリエ変換)を
実行し、電源電流の周波数スペクトル情報を出力する。
【0032】主制御手段1は、各手段に指示を出し、装
置全体の動作を司どる。
【0033】図9は、本発明の第1の実施例の動作を説
明するためのフローチャートであり。図10は、本発明
の第1の実施例の動作を説明する説明図である。図1、
図9、及び図10を参照して、本発明の第1の実施例の
動作について詳細に説明する。
【0034】図10の時刻A'において、電源5では、
主制御手段1からの指示で、予め定められた電圧の発生
を開始し、電流検出手段4を介してDUT3の電源端子
に電源電圧を印加する(図9のステップS101)。なお、こ
の電源電圧は、定電圧に限らず、時変電圧(時間によっ
て電圧が変化する)の場合もあり得る。
【0035】テスト信号生成手段2は、時刻Aにて、主
制御手段1からの指示により予め定められたテスト信号
の生成を開始し、DUT3の電源端子を除く入出力端子
に前記テスト信号の印加を開始する(図9のステップS10
2)。
【0036】また、テスト信号生成手段2では、テスト
信号の印加開始とともにテスト信号の印加を示すテスト
信号印加信号を生成し、サンプリング時間決定手段6に
伝達する(図9のステップS103)。
【0037】電流検出手段4では、電源5で発生し、D
UT3に供給される電源電流を常時観測し、その電流値
の大きさを示す電源電流値信号を生成し、サンプリング
手段7に伝達する(図9のステップS104)。
【0038】サンプリング時間決定手段6では、テスト
信号生成手段2からテスト信号印加信号を受信し、テス
ト信号がDUT3に印加開始されると同時にサンプリン
グ手段7に対し、電源電流値信号のサンプリング開始を
指示する。
【0039】サンプリング手段7は、サンプリング開始
の指示により電源電流値信号のサンプリングを開始し
(図10の時刻A)、サンプリングした値をサンプリング
データ格納手段8に随時送付する(図9のステップS10
5)。
【0040】時刻B(図10参照)にて、テスト信号生
成手段2は、テスト信号の生成を終了し、DUT3への
テスト信号の印加を終了する。また、テスト信号の印加
終了と共に、テスト信号印加信号の生成も終了する(図
9のステップS106)。
【0041】サンプリング時間決定手段6は、テスト信
号印加信号、及び主制御手段1からの指示で、テスト信
号の印加終了時刻Bから一定時間遅れた時刻C(図10
参照)において、サンプリングの停止をサンプリング手
段7に対して指示する(図9のステップS107)。
【0042】サンプリング停止の指示を受けたサンプリ
ング手段7は、電源電流値信号のサンプリングを停止す
る(図9のステップS108)。
【0043】サンプリングの終了により時刻Aより時刻
C(図10参照)まで、電源電流値信号をサンプリング
した全てのデータはサンプリングデータ格納手段8への
格納が完了する。
【0044】そしてフーリエ変換手段9にて、全てのサ
ンプリングデータを離散フーリエ変換し、電源電流値信
号の周波数スペクトル情報を得る。そして得られた周波
数スペクトル情報を出力する(図9のステップS109)。
【0045】時刻B'(図10参照)において電源5に
よる電源の生成は終了する(図9のステップS110)。
【0046】なお、これら一連の動作はその制御動作を
制御プログラムとして記述しておき、制御プログラムを
主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御する
ようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設され
るROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に制
御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロードし
て実行する。
【0047】次に本発明の第1の実施例の作用効果につ
いて説明する。
【0048】図11は、本発明の第1の実施例の効果を
説明するための説明図である。従来の電源電流値信号の
サンプリングは、DUT3へのテスト信号の印加終了と
同時に終了していたため、サンプリングされた電源電流
値信号はサンプリングデータAに示されるように、時刻
Bで打ち切られたデータとなる。ところで、電源、電流
検出手段、DUTからなる回路系には、通常DUTに印
加される電源電圧を安定化させるためのバイパスコンデ
ンサや、電源内の容量、誘導成分、さらには寄生容量等
が存在し、回路系が一定の時定数を持つこととなる。こ
のことは、DUTへのテスト信号の印加が終了(時刻B)
し、DUTの動作が停止したのちも、電流検出手段で検
出される電源電流は存在し、一定の時間が経過したとき
に(時刻C)電源電流の流れが停止(あるいは安定化)す
る。そのため、テスト信号の印加によるDUTの動作に
よる電源電流の周波数スペクトル情報を得るためには、
時刻Cまで電源電流値信号をサンプリングし、得られた
サンプリングデータに基づいて離散フーリエ変換を実施
し、電源電流の周波数スペクトル情報を得る必要があ
る。
【0049】そこで、本発明の第1の実施例において
は、DUTへのテスト信号の印加終了後、一定の時間電
源電流値信号のサンプリングを継続することで、正確な
電源電流の周波数スペクトル情報を獲得することができ
る。
【0050】[実施例2]次に、本発明の第2の実施例
について説明する。図2は、本発明の第2の実施例の構
成を示す図である。図2を参照すると、本発明の第2の
実施例は、図1に示した前記第1の実施例による構成と
比較し、時定数情報記憶手段10をさらに備えている。
時定数情報記憶手段10は、電源5、電流検出手段4、
DUT3からなる回路系の時定数情報を記憶保持してお
り、主制御手段1からの指示で、時定数情報を送出す
る。その他の構成については、図1に示した前記第1の
実施例の構成と同じである。
【0051】図12は、本発明の第2の実施例の動作を
説明するためのフローチャートである。ステップS201〜
S206、S208〜S210については前記第1の実施例の動作に
おいて説明したステップS101〜S106、S108〜S110と同じ
動作であるため、その説明を省略する。
【0052】時定数情報記憶手段10では、電源5、電
流検出手段4、DUT3からなる回路系の時定数情報を
記憶している。電源5、電流検出手段4、DUT3から
なる回路では、電源5の種類や、DUT3の種類が変る
ことで、回路系の時定数が変化する。そこで、予め、回
路系を構成する、電源5や、電流検出手段4、DUT3
の種類毎に時定数を求めておき時定数情報記憶手段10
に予め記憶する。
【0053】そして、主制御手段1からの指示により、
適当な時定数情報を主制御手段1に送り、主制御手段1
は、この情報をサンプリング時間決定手段6に送付す
る。サンプリング時間決定手段6では、主制御手段1か
ら送られた時定数情報に基づき、サンプリングの延長時
間を決定する(図12のステップS207)。
【0054】なお、これら一連の動作は、その制御動作
を制御プログラムとして記述しておき、制御プログラム
を主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御す
るようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設さ
れるROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に
制御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロード
して実行する。
【0055】本発明の第2の実施例の作用効果について
説明する。
【0056】電源、電流検出手段、DUTからなる回路
系の時定数は、電源やDUTなどの種類によりさまざま
に変化する。そこで各電源、DUT毎に予め時定数情報
を求めておき、記憶しておくことで、電源、電流検出手
段、DUTからなる回路系の時定数情報を直ちに得るこ
とが可能となる。ところで、DUTに対するテスト信号
の印加終了後、電源電流が停止、あるいは安定化するま
での時間は回路系の時定数により決定される。そこで、
回路例の時定数情報に基づき電源電流値信号のサンプリ
ング延長時間を決定することで、容易に正確な電源電流
の周波数スペクトル情報が得られることとなる。
【0057】[実施例3]次に、本発明の第3の実施例
について説明する。図3は、本発明の第3の実施例の構
成を示す図である。図3を参照すると、本発明の第3の
実施例は、図1に示した第1の実施例の構成と比較し、
新たにサンプリングデータ解析手段11を備えている。
サンプリングデータ解析手段11は、サンプリング手段
7でサンプリングされた電源電流信号を解析し、電源電
流値信号のサンプリングすべき延長時間を求め、その値
を主制御手段1に送付している。
【0058】図13は、本発明の第3の実施例の動作を
示すフローチャートである。図13のステップS301〜S3
06、S308、S310、S311と、図9に示した前記第1の実施
例の動作を示すフローチャートのステップS101〜S106、
S108〜S110はそれぞれ同じ動作を示すため、その説明を
省略する。
【0059】サンプリング時間決定手段6は、テスト信
号印加信号、及び主制御手段1からの指示で、テスト信
号のDUT3への印加終了時刻より十分遅れた時刻にお
いてサンプリングの停止をサンプリング手段7に対して
指示する(図13のステップS307)。
【0060】サンプリングデータ解析手段11では、得
られた電流値信号のサンプリングデータを解析し、テス
ト信号生成手段2によるテスト信号のDUT3への印加
終了後、どの程度電流値信号をサンプリングすれば正確
な電源電流の情報を取得できるかを決定し、その延長時
間を求める。求められた時間の値は、主制御手段1に送
られる(図13のステップS309)。
【0061】なお、一度、この時間が求められた後は主
制御手段1から、この情報がサンプリング時間決定手段
6に送られ、必要な時間のみサンプリング時間を延長し
てサンプリングの停止をサンプリング手段7に対して指
示する(図13のステップS307)。その場合には、図13
のステップS309は、実施しない。
【0062】なお、これら一連の動作はその制御動作を
制御プログラムとして記述しておき、制御プログラムを
主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御する
ようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設され
るROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に制
御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロードし
て実行する。
【0063】次に本発明の第3の実施例の作用効果を説
明する。
【0064】電源電流値信号のサンプリング延長時間は
電源、電流検出手段、DUTからなる回路系の時定数で
定められる。しかし、この時定数が不明な場合、実際に
どの程度の時間サンプリング時間を延長すれば、電源電
流情報を確実に取得できるかどうかは不明である。そこ
で、一度、十分な時間電源電流値信号をサンプリング
し、サンプリングした結果を解析することで、テスト信
号のDUTへの印加終了後、どの位の時間サンプリング
を継続すれば正確な電源電流の情報が取得できるかが分
る。すなわち、第3の実施例では回路系の詳細な時定数
を知ることなしに、電源電流情報を確実に取得すること
ができる。
【0065】[実施例4]次に、本発明の第4の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。図4は、本発
明の第4の実施例の構成を示す図である。図4を参照す
ると、本発明の第4の実施例は、前記第3の実施例の構
成と比較して、サンプリングデータ解析手段11の代わ
りに、安定化判別手段12を備えている。安定化判別手
段12は、電源電流値信号のサンプリング結果から、テ
スト信号のDUTへの印加終了後、どの程度の時間で電
源電流が停止、あるいは安定化するかを解析する。その
他の構成に関しては、第3の実施例の構成と同じであ
る。
【0066】図14は、本発明の第4の実施例の動作を
示すフローチャートである。図14のステップS401〜S4
08、及びステップS410〜S411は、図13に示した第3の
実施例の動作を示すフローチャートのステップS301〜S3
08、及びS310〜S311とそれぞれ同じ動作であるため、そ
の説明を省略する。
【0067】安定化判別手段12は、サンプリングデー
タ格納手段8に格納されている電流値信号のサンプリン
グデータを解析し、テスト信号生成手段2によるテスト
信号のDUT3への印加終了後、どの程度の時間で電源
電流値が停止、あるいは安定化するかを調べる。そして
その時間の値は主制御手段1に送られる(図14ステッ
プS409)。なお、一度、この時間が求められた後は主制
御手段1から、この情報がサンプリング時間決定手段6
に送られ、必要な時間のみサンプリング時間を延長して
サンプリングの停止をサンプリング手段7に対して指示
する(図14のステップS407)。その場合には、図14
ステップS409は、実行しない。
【0068】なお、これら一連の動作はその制御動作を
制御プログラムとして記述しておき、制御プログラムを
主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御する
ようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設され
るROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に制
御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロードし
て実行する。
【0069】次に本発明の第4の実施例の作用効果につ
いて説明する。
【0070】電源電流情報を確実に取得するための、テ
スト信号のDUTへの印加終了後の電源電流値信号のサ
ンプリング延長時間は電源、電流検出手段、DUTから
なる回路系の時定数で定められる。しかし、この時定数
が不明な場合、実際にどの程度の時間サンプリング時間
を延長すれば、電源電流情報を確実に取得できるかどう
かは不明である。そこで、一度十分な時間電源電流値信
号をサンプリングし、サンプリングした結果を解析する
ことで、テスト信号のDUTへの印加終了後、どの位の
時間サンプリングを継続すれば電源電流が流れなくなる
か、あるいは安定するかが分る。すなわち、第4の実施
例では回路系の詳細な時定数を知ることなしに、電源電
流が停止する時間、あるいは安定化するまでの時間情報
を得るため、この時間だけサンプリングを延長すること
で、正確な電源電流情報の取得することができる。
【0071】[実施例5]次に、本発明の第5の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。図5は、本発
明の第5の実施例の構成を示すブロック図である。図5
を参照すると、本発明の第5の実施例は、図1に示した
第1の実施例の構成に、新たにフーリエ変換区間情報格
納手段13を備えている。その他の構成は第1の実施例
の構成と同じである。
【0072】サンプリング時間決定手段6は、テスト信
号生成手段2からのテスト信号印加信号を受信し、テス
ト信号のDUT3への印加開始と同時に電源電流値信号
のサンプリング開始をサンプリング手段7に指示し、テ
スト信号のDUT3への印加終了後十分な時間が経過し
た後にサンプリング終了をサンプリング手段7に指示す
る。
【0073】フーリエ変換区間情報格納手段13は、サ
ンプリングデータ格納手段8に格納されている電源電流
値をサンプリングしたデータのうち、離散フーリエ変換
するデータの範囲の情報を格納している。この情報はフ
ーリエ変換手段9に送られ、離散フーリエ変換演算を実
施する際に、変換対象とするサンプリングデータの範囲
を決定する際に用いられる。
【0074】図15は、本発明の第5の実施例の動作を
示すフローチャートである。図15のステップS501〜S5
06、S508、S510、S511は、それぞれ図9に示した第1の
実施例の動作を示すステップS101〜S106、S108〜S110と
同じ動作を表わすため、説明を省略する。
【0075】サンプリング時間決定手段6は、テスト信
号印加信号、及び主制御手段1からの指示で、テスト信
号印加終了後十分時間が経過した時点でサンプリングの
停止をサンプリング手段7に対して指示する(図15の
ステップS507)。
【0076】フーリエ変換区間情報格納手段13は、主
制御手段1からの指示を受け、フーリエ変換手段9に対
し、離散フーリエ変換の対象となるサンプリングデータ
の範囲を指示する。この範囲は、電源5、電流検出手段
4、DUT3からなる回路系の特性に基づき予め決定さ
れている(図15のステップS509)。
【0077】なお、これら一連の動作はその制御動作を
制御プログラムとして記述しておき、制御プログラムを
主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御する
ようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設され
るROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に制
御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロードし
て実行する。
【0078】次に本発明の第5の実施例の作用効果につ
いて説明する。
【0079】電源電流情報を確実に取得するための、テ
スト信号のDUTへの印加終了後の電源電流値信号のサ
ンプリング延長時間は電源、電流検出手段、DUTから
なる回路系の時定数で定められる。そのため、異なる回
路系毎にサンプリングの終了時刻を定める必要があり、
回路系によって異なる終了時刻まで電源電流値信号のサ
ンプリングを継続しつづけるための装置構成が必要とな
る。
【0080】一方、サンプリングの終了タイミングを一
定時刻とし、余分に電源電流値信号をサンプリングし、
サンプリングしたデータのうち必要な範囲のデータのみ
を離散フーリエ変換することは、単にフーリエ演算上の
問題であり、特段の装置構成を必要としない。すなわ
ち、本発明の第5の実施例によれば、より簡便な装置構
成で正確な電源電流情報の取得が可能となる効果があ
る。
【0081】[実施例6]次に、本発明の第6の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。図6は、本発
明の第6の実施例の構成を示す図である。図6を参照す
ると、本発明の第6の実施例は、図5に示した前記第5
の実施例の構成と比較して、フーリエ変換区間情報格納
手段13の代りに、フーリエ変換区間決定手段14を備
え、また時定数情報記憶手段10を備えている。
【0082】時定数情報記憶手段10は、電源5、電流
検出手段4、DUT3からなる回路系の特性を表わす時
定数情報を記憶している。
【0083】フーリエ変換区間決定手段14は、時定数
情報記憶手段10に記憶されている回路系の時定数情報
を受け取り、テスト信号のDUT3への印加終了後、ど
の位の時間でDUT3に流れる電源電流が停止、あるい
は安定化するかを判定し、その結果からサンプリングデ
ータ格納手段8に格納されている電源電流値信号のサン
プリング結果のうち、離散フーリエ変換演算の対象とな
るデータ範囲をフーリエ変換手段9に対して指示する。
【0084】図16は、本発明の第6の実施例の動作を
表わすフローチャートである。図16において、ステッ
プS601〜S608、S610、S611は、前記第5の実施例のステ
ップS501〜S508、S510、S511と同じ動作を示すため、そ
の説明を省略する。
【0085】フーリエ変換区間決定手段14は、時定数
情報記憶手段10からの情報に基づき、電流値信号のサ
ンプリング結果のうち、フーリエ変換の対象とする範囲
を決定し、その値をフーリエ変換手段9に送付する(図
16のステップS609)。
【0086】なお、これら一連の動作は、その制御動作
を制御プログラムとして記述しておき、制御プログラム
を主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御す
るようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設さ
れるROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に
制御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロード
して実行する。
【0087】本発明の第6の実施例は、前記第2の実施
例と第5の実施例の効果を合わせたものである。
【0088】[実施例7]次に、本発明の第7の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。図7は、本発
明の第7の実施例の構成を示す図である。図7を参照す
ると、本発明の第7の実施例は、本発明の第5の実施例
の構成と比較して、フーリエ変換区間情報格納手段13
の代りにサンプリングデータ解析手段11と、フーリエ
変換区間決定手段14とが新たに設けられている。
【0089】サンプリングデータ解析手段11は、サン
プリング手段7でサンプリングされた電源電流値信号を
解析し、正確な電源電流情報を得るために必要なサンプ
リング延長時間を決定する。決定されたサンプリング延
長時間はフーリエ変換区間決定手段14に送られ、フー
リエ変換区間決定手段14ではフーリエ変換手段9に対
し、延長時間に対応するフーリエ変換すべきサンプリン
グデータ範囲を指示する。
【0090】図17は、本発明の第7の実施例の動作を
説明するためのフローチャートである。図17におい
て、ステップS701〜S708、S711〜S712は第5の実施例の
ステップS501〜S508、S510、S511と同じ動作を示すた
め、その説明を省略する。
【0091】サンプリングデータ解析手段11では、サ
ンプリングデータ格納手段8に保存されている電源電流
値信号のサンプリングデータを検査し、テスト信号のD
UT3への印加終了後どの位の時間電源電流値信号のサ
ンプリングを継続すれば正確な電源電流の情報が取得で
きるかを判定し、その範囲をフーリエ変換区間決定手段
14に送付する(図17のステップS709)。
【0092】フーリエ変換区間決定手段14では、電源
電流値信号のサンプリングデータのうち、前記範囲から
該当するサンプリングデータの範囲を決定し、そのデー
タの範囲をフーリエ変換手段9に送付する(図17のス
テップS710)。
【0093】なお、これら一連の動作はその制御動作を
制御プログラムとして記述しておき、制御プログラムを
主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御する
ようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設され
るROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に制
御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロードし
て実行する。
【0094】本発明の第7の実施例の作用効果は、本発
明の第3の実施例の効果、及び本発明の第5の実施例の
効果を合わせたものである。
【0095】[実施例8]次に、本発明の第8の実施例
について図面を参照して詳細に説明する。図8は、本発
明の第8の実施例の構成を示す図である。図8を参照す
ると、本発明の第8の実施例は、図7に示した前記第7
の実施例の構成と比較して、サンプリングデータ解析手
段11の代りに、安定化判別手段12を備えている。
【0096】安定化判定手段12では、サンプリング手
段7でサンプリングされた電源電流値信号を解析し、テ
スト信号のDUT3への印加終了後、どの位の時間で電
源電流が停止するか、あるいは安定化するかを調査し、
その時間を算出する。その結果はフーリエ変換区間決定
手段14に送られる。
【0097】図18は、本発明の第8の実施例の動作を
説明するためのフローチャートである。図18におい
て、ステップS801〜S808、S810〜S812は、前記第7の実
施例のステップS701〜S708、S710〜S712と同じ動作を示
すため、その説明を省略する。
【0098】安定化判定手段12では、サンプリングデ
ータ格納手段8にアクセスし、サンプリング手段7でサ
ンプリングされた電源電流値信号を受信し、解析する。
解析する内容は、テスト信号のDUT3への印加終了
後、どの位の時間で電流検出手段4で検出される電源電
流が停止するか、あるいは安定化するかを調査し、その
時間を算出することである。その結果はフーリエ変換区
間決定手段14に送られる(図18のステップS809)。
【0099】なお、これら一連の動作は、その制御動作
を制御プログラムとして記述しておき、制御プログラム
を主制御手段1で実行することで、各部の動作を制御す
るようにしてもよい。この場合、主制御手段1に付設さ
れるROMやフローピーディスク等の記録媒体(不図示)に
制御プログラムを格納し、これを前記制御手段にロード
して実行する。本発明の第8の実施例の効果は、本発明
の第4の実施例の効果、及び本発明の第5の実施例の効
果を合わせたものである。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
テスト信号のDUTへの印加により流れる電源電流の挙
動(情報)をより正確に取得できる、という効果を奏す
る。その理由は次の通りである。
【0101】すなわち、電源、電流検出手段、DUTか
らなる回路系には時定数が存在し、テスト信号のDUT
への印加終了後も電源電流はある程度の時間継続して流
れるが、テスト信号のDUTへの印加開始から印加終了
までの時間について電源電流を観測するだけでは、完全
な電源電流の挙動を把握できたとはいえず、テスト信号
の印加終了後に流れる電源電流も含めて観測すること
で、より完全な電源電流の挙動を把握することが可能と
なる。
【0102】つまり、本発明においては、テスト信号の
DUTへの印加終了後も、予め定められた時間、あるい
は回路系の時定数に応じた時間、あるいは実測した電源
電流値を解析して得られた時間分の電源電流情報を取得
して解析することで、より正確な電源電流情報を獲得す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構成を示す図である。
【図2】本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
【図3】本発明の第3の実施例の構成を示す図である。
【図4】本発明の第4の実施例の構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施例の構成を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施例の構成を示す図である。
【図7】本発明の第7の実施例の構成を示す図である。
【図8】本発明の第8の実施例の構成を示す図である。
【図9】本発明の第1の実施例の動作を示すフローチャ
ートである。
【図10】本発明の第1の実施例の動作を説明する説明
図である。
【図11】本発明の第1の実施例の動作を説明する説明
図である。
【図12】本発明の第2の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図13】本発明の第3の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】本発明の第4の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図15】本発明の第5の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図16】本発明の第6の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図17】本発明の第7の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【図18】本発明の第8の実施例の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 主制御手段 2 テスト信号生成手段 3 被試験集積回路(DUT) 4 電流検出手段 5 電源 6 サンプリング時間決定手段 7 サンプリング手段 8 サンプリングデータ格納手段 9 フーリエ変換手段 10 時定数情報記憶手段 11 サンプリングデータ解析手段 12 安定化判定手段 13 フーリエ変換区間情報格納手段 14 フーリエ変換区間決定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G01R 31/319 G01R 31/28 R (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01R 31/26 G01R 19/00 - 19/32 G01R 27/00 - 27/32 G01R 31/28 - 31/3193

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング方法において、 (a)予め定められた電圧の発生を開始し、前記集積回路
    の電源端子に電源電圧を印加するステップと、 (b)テスト信号の生成を開始し、前記集積回路の電源端
    子を除く入出力端子に前記テスト信号の印加を開始する
    ステップと、 (c)前記テスト信号の印加開始とともに前記テスト信号
    の印加を示すテスト信号印加信号を生成するステップ
    と、 (d)前記集積回路に供給される電源電流の値を観測し、
    前記電源電流値を示す電源電流値信号を生成するステッ
    プと、 (e)前記テスト信号が前記集積回路に印加開始されると
    同時に前記電源電流値信号のサンプリングを開始するス
    テップと、 (f)前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後、回
    路の時定数情報から定められる延長時間が経過した後に
    前記電源電流値信号のサンプリングを停止するステップ
    と、 (g)前記サンプリングにより得られた全てのデータをフ
    ーリエ変換し、前記電源電流値信号の周波数スペクトル
    情報を得るステップと、 を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサン
    プリング方法。
  2. 【請求項2】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング方法において、 (a)予め定められた電圧の発生を開始し、前記集積回路
    の電源端子に電源電圧を印加するステップと、 (b)テスト信号の生成を開始し、前記集積回路の電源端
    子を除く入出力端子に前記テスト信号の印加を開始する
    ステップと、 (c)前記テスト信号の印加開始とともに前記テスト信号
    の印加を示すテスト信号印加信号を生成するステップ
    と、 (d)前記集積回路に供給される電源電流の値を観測し、
    前記電源電流値を示す電源電流値信号を生成するステッ
    プと、 (e)前記テスト信号が前記集積回路に印加開始されると
    同時に前記電源電流値信号のサンプリングを開始するス
    テップと、 (f)前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後、十
    分な時間が経過した後に前記電源電流値信号のサンプリ
    ングを停止するステップと、 (g)前記サンプリングにより得られた全てのデータをフ
    ーリエ変換し、前記電源電流値信号の周波数スペクトル
    情報を得るステップと、 (h)前記サンプリングにより得られた全てのデータを解
    析して、前記フーリエ変換すべき範囲を決定し、前記テ
    スト信号の前記集積回路への印加終了後のサンプリング
    延長時間を決定するステップと、 を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサン
    プリング方法。
  3. 【請求項3】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング方法において、 (a)予め定められた電圧の発生を開始し、前記集積回路
    の電源端子に電源電圧を印加するステップと、 (b)テスト信号の生成を開始し、前記集積回路の電源端
    子を除く入出力端子に前記テスト信号の印加を開始する
    ステップと、 (c)前記テスト信号の印加開始とともに前記テスト信号
    の印加を示すテスト信号印加信号を生成するステップ
    と、 (d)前記集積回路に供給される電源電流の値を観測し、
    前記電源電流値を示す電源電流値信号を生成するステッ
    プと、 (e)前記テスト信号が前記集積回路に印加開始されると
    同時に前記電源電流値信号のサンプリングを開始するス
    テップと、 (f)前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後、十
    分な時間が経過した後に前記電源電流値信号のサンプリ
    ングを停止するステップと、 (g)前記サンプリングにより得られた全てのデータをフ
    ーリエ変換し、前記電源電流値信号の周波数スペクトル
    情報を得るステップと、 (h)前記サンプリングにより得られた全てのデータを解
    析し、前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後、
    前記電源電流が停止、あるいは安定化するまでの時間を
    求め、前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後の
    サンプリング延長時間を決定するステップと、 を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサン
    プリング方法。
  4. 【請求項4】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング方法において、 (a)予め定められた電圧の発生を開始し、前記集積回路
    の電源端子に電源電圧を印加するステップと、 (b)テスト信号の生成を開始し、前記集積回路の電源端
    子を除く入出力端子に前記テスト信号の印加を開始する
    ステップと、 (c)前記テスト信号の印加開始とともに前記テスト信号
    の印加を示すテスト信号印加信号を生成するステップ
    と、 (d)前記集積回路に供給される電源電流の値を観測し、
    前記電源電流値を示す電源電流値信号を生成するステッ
    プと、 (e)前記テスト信号が前記集積回路に印加開始されると
    同時に前記電源電流値信号のサンプリングを開始するス
    テップと、 (f)前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後、十
    分な時間が経過した後に前記電源電流値信号のサンプリ
    ングを停止するステップと、 (g)前記サンプリングにより得られた全てのデータのう
    ち、回路の時定数情報に基づきフーリエ変換すべきデー
    タ範囲を定め、前記範囲のデータについてフーリエ変換
    し、前記電源電流値信号の周波数スペクトル情報を得る
    ステップと、 を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサン
    プリング方法。
  5. 【請求項5】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング方法において、 (a)予め定められた電圧の発生を開始し、前記集積回路
    の電源端子に電源電圧を印加するステップと、 (b)テスト信号の生成を開始し、前記集積回路の電源端
    子を除く入出力端子に前記テスト信号の印加を開始する
    ステップと、 (c)前記テスト信号の印加開始とともに前記テスト信号
    の印加を示すテスト信号印加信号を生成するステップ
    と、 (d)前記集積回路に供給される電源電流の値を観測し、
    前記電源電流値を示す電源電流値信号を生成するステッ
    プと、 (e)前記テスト信号が前記集積回路に印加開始されると
    同時に前記電源電流値信号のサンプリングを開始するス
    テップと、 (f)前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後、十
    分な時間が経過した後に前記電源電流値信号のサンプリ
    ングを停止するステップと、 (g)前記サンプリングにより得られた全てのデータを解
    析し、前記テスト信号の前記集積回路への印加終了後、
    前記電源電流が停止、あるいは安定化するまでの時間か
    ら、フーリエ変換すべきデータ範囲を定め、前記範囲の
    データについてフーリエ変換し、前記電源電流値信号の
    周波数スペクトル情報を得るステップと、 を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサン
    プリング方法。
  6. 【請求項6】前記フーリエ変換として、離散フーリエ変
    換を用いる、ことを特徴とする請求項1乃至のいずれ
    か一に記載の集積回路の電源電流値のサンプリング方
    法。
  7. 【請求項7】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング装置において、 被試験集積回路(Device Under Test;以下「DUT」
    という)の電源端子に供給する所定の電源を生成する電
    源と、 前記電源から前記DUTに供給される電源電流値を観測
    し、その値を示す電源電流値信号を生成する電流検出手
    段と、 前記DUTの電源端子を除く入出力端子に印加する所定
    のテスト信号を生成し、また前記テスト信号の印加中を
    示すテスト信号印加信号を生成するテスト信号生成手段
    と、 前記電源電流値信号をサンプリングするサンプリング手
    段と、 前記サンプリング手段に対し、前記テスト信号印加信号
    に基づきサンプリングの開始と終了を指示するサンプリ
    ング時間決定手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされたデータ
    を格納するサンプリングデータ格納手段と、 前記サンプリングデータをフーリエ変換するフーリエ変
    換手段と、 前記各手段に対し指示を出し、装置全体の制御を司どる
    主制御手段と、 前記サンプリングデータを解析し、前記テスト信号の前
    記DUTへの印加終了後の前記電源電流値信号のサンプ
    リングの継続時間を決定するサンプリングデータ解析手
    段をさらに含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流
    値のサンプリング装置。
  8. 【請求項8】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング装置において、 被試験集積回路(Device Under Test;以下「DUT」
    という)の電源端子に供給する所定の電源を生成する電
    源と、 前記電源から前記DUTに供給される電源電流値を観測
    し、その値を示す電源電流値信号を生成する電流検出手
    段と、 前記DUTの電源端子を除く入出力端子に印加する所定
    のテスト信号を生成し、また前記テスト信号の印加中を
    示すテスト信号印加信号を生成するテスト信号生成手段
    と、 前記電源電流値信号をサンプリングするサンプリング手
    段と、 前記サンプリング手段に対し、前記テスト信号印加信号
    に基づきサンプリングの開始と終了を指示するサンプリ
    ング時間決定手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされたデータ
    を格納するサンプリングデータ格納手段と、 前記サンプリングデータをフーリエ変換するフーリエ変
    換手段と、 前記各手段に対し指示を出し、装置全体の制御を司どる
    主制御手段と、 前記サンプリングデータから、前記テスト信号の前記D
    UTへの印加終了後、どの位の時間で前記電源電流が停
    止するか、あるいは安定化するかを判定し、前記サンプ
    リングの延長時間を決定する安定化判定手段をさらに含
    む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサンプリ
    ング装置。
  9. 【請求項9】集積回路にテスト信号を印加しているとき
    に前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するため
    の前記電源電流値のサンプリング装置において、 被試験集積回路(Device Under Test;以下「DUT」
    という)の電源端子に供給する所定の電源を生成する電
    源と、 前記電源から前記DUTに供給される電源電流値を観測
    し、その値を示す電源電流値信号を生成する電流検出手
    段と、 前記DUTの電源端子を除く入出力端子に印加する所定
    のテスト信号を生成し、また前記テスト信号の印加中を
    示すテスト信号印加信号を生成するテスト信号生成手段
    と、 前記電源電流値信号をサンプリングするサンプリング手
    段と、 前記サンプリング手段に対し、前記テスト信号印加信号
    に基づきサンプリングの開始と終了を指示するサンプリ
    ング時間決定手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされたデータ
    を格納するサンプリングデータ格納手段と、 前記サンプリングデータをフーリエ変換するフーリエ変
    換手段と、 前記各手段に対し指示を出し、装置全体の制御を司どる
    主制御手段と、 前記サンプリングデータのうち、前記フーリエ変換演算
    の対象となるデータ範囲を記憶したフーリエ変換区間情
    報格納手段を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電
    流値のサンプリング装置。
  10. 【請求項10】集積回路にテスト信号を印加していると
    きに前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するた
    めの前記電源電流値のサンプリング装置において、 被試験集積回路(Device Under Test;以下「DUT」
    という)の電源端子に供給する所定の電源を生成する電
    源と、 前記電源から前記DUTに供給される電源電流値を観測
    し、その値を示す電源 電流値信号を生成する電流検出手
    段と、 前記DUTの電源端子を除く入出力端子に印加する所定
    のテスト信号を生成し、また前記テスト信号の印加中を
    示すテスト信号印加信号を生成するテスト信号生成手段
    と、 前記電源電流値信号をサンプリングするサンプリング手
    段と、 前記サンプリング手段に対し、前記テスト信号印加信号
    に基づきサンプリングの開始と終了を指示するサンプリ
    ング時間決定手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされたデータ
    を格納するサンプリングデータ格納手段と、 前記サンプリングデータをフーリエ変換するフーリエ変
    換手段と、 前記各手段に対し指示を出し、装置全体の制御を司どる
    主制御手段と、 回路の時定数情報を記憶保持する時定数情報記憶手段
    と、 前記時定数情報に基づき、前記フーリエ変換演算の対象
    となる前記サンプリングデータ範囲を決定するフーリエ
    変換区間決定手段と、 を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサン
    プリング装置。
  11. 【請求項11】集積回路にテスト信号を印加していると
    きに前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するた
    めの前記電源電流値のサンプリング装置において、 被試験集積回路(Device Under Test;以下「DUT」
    という)の電源端子に供給する所定の電源を生成する電
    源と、 前記電源から前記DUTに供給される電源電流値を観測
    し、その値を示す電源電流値信号を生成する電流検出手
    段と、 前記DUTの電源端子を除く入出力端子に印加する所定
    のテスト信号を生成し、また前記テスト信号の印加中を
    示すテスト信号印加信号を生成するテスト信号生成手段
    と、 前記電源電流値信号をサンプリングするサンプリング手
    段と、 前記サンプリング手段に対し、前記テスト信号印加信号
    に基づきサンプリングの開始と終了を指示するサンプリ
    ング時間決定手段と、 前記サンプリング手段によりサンプリングされたデータ
    を格納するサンプリン グデータ格納手段と、 前記サンプリングデータをフーリエ変換するフーリエ変
    換手段と、 前記各手段に対し指示を出し、装置全体の制御を司どる
    主制御手段と、 前記テスト信号の前記DUTへの印加終了後、どの位の
    時間で前記電源電流が停止するか、あるいは安定するか
    を解析する安定化判定手段と、 前記安定化判定手段の結果から前記サンプリングデータ
    のうち、前記フーリエ変換演算の対象となるデータの範
    囲を決定するフーリエ変換区間決定手段と、 を含む、ことを特徴とする集積回路の電源電流値のサン
    プリング装置。
  12. 【請求項12】前記フーリエ変換手段が、離散フーリエ
    変換を行う、ことを特徴とする請求項乃至1のいず
    れか一に記載の集積回路の電源電流値のサンプリング装
    置。
  13. 【請求項13】集積回路にテスト信号を印加していると
    きに前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するた
    めの前記電源電流値のサンプリング装置において、 (i)電源電流が、前記テスト信号の前記DUTへの印加
    終了後、どの位の時間で停止するか、あるいは安定化す
    るか解析する処理と、 (a)電源に対し所定の電圧を発生させ、DUTの電源端
    子に供給させる処理と、 (b)電流検出手段に対し、前記電源から前記DUTに供
    給される電源電流の大きさを観測させ、その値を示す電
    源電流値信号を生成させる処理と、 (c)テスト信号生成手段に対し所定のテスト信号を生成
    させ、前記DUTの入出力端子に印加させるとともに、
    前記テスト信号の印加中を示しテスト信号印加信号を生
    成させる処理と、 (d)テスト信号印加信号、及び、前記電源電流が、前記
    テスト信号の前記DUTへの印加終了後、どの位の時間
    で停止するか、あるいは安定化するかの解析結果から前
    記電源電流値のサンプリングの開始と終了のタイミング
    を決定させ、サンプリング手段に指示を出力する処理
    と、 (e)前記サンプリング手段に対し前記サンプリングの開
    始と終了のタイミングに基づき前記電源電流値信号のサ
    ンプリングを実行させる処理と、 (f)サンプリングデータ格納手段に前記サンプリングに
    より得られた前記電源電流値信号のサンプリングデータ
    を記憶させる処理と、 (g)フーリエ変換手段に前記サンプリングデータをフー
    リエ変換演算させ、前記電源電流の周波数スペクトルを
    求める処理と、 の前記各処理を、前記電源電流値のサンプリング装置を
    構成するコンピュータで実行するためのプログラムを記
    録した記録媒体。
  14. 【請求項14】集積回路にテスト信号を印加していると
    きに前記集積回路に流れる電源電流を周波数解析するた
    めの前記電源電流値のサンプリング装置において、 (m)サンプリングデータを解析し、前記テスト信号の前
    記DUTへの印加終了後、前記電源電流が停止するまで
    の時間、あるいは安定化するまでの時間を調査する安定
    化判定処理と、 (n)安定化判定処理の解析結果から前記サンプリングデ
    ータのうち、フーリエ変換演算の対象となるデータ範囲
    を決定する処理と、 (a)電源に対し所定の電圧を発生させ、DUTの電源端
    子に供給させる処理と、 (b)電流検出手段に対し、前記電源から前記DUTに供
    給される電源電流の大きさを観測させ、その値を示す電
    源電流値信号を生成させる処理と、 (c)テスト信号生成手段に対し所定のテスト信号を生成
    させ、前記DUTの入出力端子に印加させるとともに、
    前記テスト信号の印加中を示しテスト信号印加信号を生
    成させる処理と、 (d)テスト信号印加信号から前記電源電流値のサンプリ
    ングの開始と終了のタイミングを決定し、サンプリング
    手段に指示を出力する処理と、 (e)前記サンプリング手段に対し前記サンプリングの開
    始と終了のタイミングに基づき前記電源電流値信号のサ
    ンプリングを実行させる処理と、 (f)サンプリングデータ格納手段に前記サンプリングに
    より得られた前記電源電流値信号のサンプリングデータ
    を記憶させる処理と、 (g)フーリエ変換手段に、前記サンプリングデータのう
    ち、前記データ範囲で指示された範囲の前記サンプリン
    グデータをフーリエ変換演算させ、前記電源電流の周波
    数スペクトルを求めさせる処理と、 を、前記電源電流値のサンプリング装置を構成するコン
    ピュータで実行するためのプログラムを記録した記録媒
    体。
  15. 【請求項15】請求項13又は14に記載の記録媒体に
    おいて、前記フーリエ変換手段が離散フーリエ変換を行
    う、ことを特徴とする記録媒体。
  16. 【請求項16】被試験デバイスにテストパターンを印加
    しその時の前記被試験デバイスに流れる電源電流をサン
    プリングして解析する電源電流のサンプリング方法にお
    いて、 前記テストパターンの前記被試験デバイスへの印加が終
    了した後も、予め定められた時間、回路系の時定数に応
    じた時間、あるいは実測した電源電流値を解析して得ら
    れた時間分、引き続き電源電流値のサンプリングを継続
    し、前記取得した電源電流情報の周波数解析を行う、こ
    とを特徴とする電源電流のサンプリング方法。
  17. 【請求項17】被試験デバイスにテストパターンを印加
    しその時の前記被試験デバイスに流れる電源電流の値を
    サンプリングして解析する電源電流のサンプリング装置
    において、 前記テストパターンの前記被試験デバイスへの印加が終
    了した後も、予め定められた時間、回路系の時定数に応
    じた時間、あるいは実測した電源電流値を解析して得ら
    れた時間分、引き続き電源電流値のサンプリングを継続
    する手段を備え、前記取得した電源電流情報の周波数解
    析を行う、ことを特徴とする電源電流のサンプリング装
    置。
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