JP3387556B2 - 送り量が小さく且つ切込み量の浅い切削のためのインサート - Google Patents
送り量が小さく且つ切込み量の浅い切削のためのインサートInfo
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Surgical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、スチールの如き延性材
料を旋削するための、送り量が小さく且つ切込み量の浅
い切削用途のための切削用インサートに関する。本発明
はまた、可変幅ランド面を有し送り量が小さく且つ切込
み量の浅い切削のためのインサートにして、可変幅ラン
ド面が、可変の第１の降下角度を有するへん平な第１の
ランド面と、第２の降下角度を有する第２のランド面と
を含み、複数の支持パッドが切削用縁部に沿って設けら
れ、これら支持パッドが輪郭ならい削り及び後方送り面
研削用途を提供するために有益な前記インサートに関す
る。本発明はまた中ぐり用途に於ける、送り量が小さく
且つ切込み量の浅い切削のためのインサートに関する。 【０００２】 【発明の概要】本発明によれば、送り量が小さく且つ切
込み量の浅い切削用途のための横置き型の、割り出し自
在の多角形インサート（１０）であって、上面（１２）
と、底面（１４）と、上面及び底面間を実質的に途切れ
ずに伸延して胴部（１８）を画定する側壁（１６）と、
を含み、前記上面が、***された複数のアイランドを含
み、該複数のアイランドが、前記上面の中央に位置付け
られインサートの胴部を貫いて伸延する孔（２１）の周
囲に分布された座着用パッド（２０）として作用し、チ
ップブレーク用パッド（２４）がインサートの各コーナ
ー部分（２８）に位置付けられ、各チップブレーク用パ
ッド（２４）が、近接するコーナー部分から遠い側で幅
を大きくした多角形状を有し、前記底面（１４）が、前
記上面（１２）と実質的に平行であり且つ前記上面にお
けるアイランド及びチップブレーク用パッドと同一形状
及び位置に複数のアイランド及びチップブレーク用パッ
ドを含み、前記側壁（１６）が複数の側面フランク部分
（２６）を含み、該側面フランク部分（２６）がインサ
ートのコーナー部分（２８）からコーナー部分へと伸延
され、該側面フランク部分がインサートの各コーナー部
分から各側面フランク部分の中点（３２）に向けて弓形
に降下され、各側面フランク部分と上面及び底面との交
点位置に切削用縁部（３０）が形成され、切削用縁部
（３０）に隣り合って且つ該切削用縁部から後方に向け
て可変幅ランド面（３８）が伸延され、該可変幅ランド
面（３８）が、各側面フランク部分（２６）におけるよ
りも各コーナー部分（２８）における部分を狭幅とし、
該可変幅ランド面（３８）が、正のすくい角をなす可変
の第１の降下角度を有するへん平な第１のランド面（３
４）と、該へん平な第１のランド面（３４）の後方に隣
り合って形成され第２の降下角度を有する第２のランド
面（４０）とを含み、前記へん平な第１のランド面（３
４）の正のすくい角をなす可変の第１の降下角度が、側
面フランク部分（２６）に沿った部分におけるよりも各
コーナー部分において大きくされ、第２のランド面（４
０）が前記側面フランク部分（２６）に沿ってへん平と
され且つ各コーナー部分に相当する部分は断面方向に丸
み付けした丸み付け部分（３６、４２）とされ、前記第
２の降下角度が、前記正のすくい角をなす可変の第１の
降下角度の最大値よりも大きい多角形インサートが提供
される。 【０００３】 【実施例】特に第１、２及び３図を参照して説明する
に、横置き型の、割り出し自在の多角形切削インサート
１０（以下、単にインサート１０とも称する）が上面１
２と底面１４とこれら上面及び底面間を実質的に途切れ
ずに伸延してなる側壁とを含んでいる。インサートには
その胴部を貫いて伸延してなる中央孔２１もまた形成さ
れる。インサート１０の上面及び底面は一般にへん平で
あり且つ実質的に相互に平行である。上面及び底面の夫
々には、相互に対向する位置にまた中央孔２１により相
互に離間されてなる座着用パッド２０が***状のアイラ
ンド状に設けられる。インサート１０のコーナー部分２
８にはチップブレーク用パッド２４が***形成される。
このチップブレーク用パッドは切屑に方向性を与えると
共にこれらの切屑を処理可能な大きさに分断し、それら
切屑が切削中のインサートと干渉しないよう助成する。
側壁は側面フランク部分２６を含む。この側面フランク
部分２６はインサートの１つのコーナー部分から他のコ
ーナー部分へと伸延する部分として定義される。インサ
ートの切削用縁部は、凹んだ或は湾曲状に降下する切削
用縁部３０の形状に於て各コーナー部分から側面フラン
ク部分の中点３２に向けて降下する。 【０００４】前記切削用縁部は好ましくは、インサート
のコーナー部分から側面フランク部分の中点にかけて約
０．０１０インチから０．０１２インチ（約０．２５４
から０．３０５ｍｍ）降下される。このように降下させ
ることにより切削用縁部での切削力が低下され且つ切屑
制御性が助成される。この切削用縁部は側面フランク部
分が上面及び底面と合致する位置に形成され、その後方
部分は可変幅ランド面３８とされる。この可変幅ランド
面３８はインサートの側面フランク部分に沿った部分よ
りもコーナー部分に相当する部分の方がより狭幅であ
り、またこのコーナー部分に相当する部分は断面方向に
丸み付けされる。インサートの側面フランク部分に沿っ
た部分の前記可変幅ランド面３８の幅は０．０１２イン
チ（約０．３０５ｍｍ）であり、一方、各コーナー部分
に相当する部分の幅は約０．０１０インチ（約０．２５
４ｍｍ）とされる。 【０００５】前記可変幅ランド面３８は正のすくい角を
なす可変の第１の降下角度を有するへん平な第１のラン
ド３４面を有する。この第１のランド面の可変の第１の
降下角度は側面フランク部分に沿った部分に於けるより
もコーナー部分に相当する部分に於ける方が大きくされ
る。実際上、本発明に於てはインサートのコーナー部分
に於ける第１のランド３４面の第１の降下角度の角度は
１４度であり、一方、側面フランク部分に沿った部分の
それは１２度である。当業者には、コーナー部分及び側
面フランク部分でのこの可変の第１の降下角度は、コー
ナー部分での角度が側面フランク部分に於けるそれより
も大きい限り、任意のものとし得ることを認識されよ
う。 【０００６】インサートの側面フランク部分に沿って第
２の降下角度を有する第２のランド面４０が前記第１の
ランド面の後方に隣り合って形成される。この第２のラ
ンド面４０は側面フランク部分に沿った部分がへん平で
あり、各々のコーナー部分に相当する部分は丸み付け部
分とされる。この構成に関し、図５に示されるように、
インサートの側面フランク部分に沿った部分の前記第２
のランド面４０の第２の降下角度は約２７度とされ、一
方、インサートのコーナー部分に相当する第２のランド
面は半径約０．０１０インチ（約０．２５４ｍｍ）の丸
み付け部分とされる。図１から３を再度参照するに、切
削用縁部に沿って種々のスタビライザー用パッド４４が
間隔を置いて配設され、インサートの側面フランク部分
の各々に沿って前記第２のランド面と衝接している。図
４に示されるように、種々のスタビライザー用パッドは
第１のランド面３４に隣り合って位置付けられ且つ第２
のランド面４０と衝接している。 【０００７】座着用パッド、チップブレーク用パッドそ
してスタビライザー用パッドは何れも上面或は底面から
***して形成され、同一の角度４８度で傾斜する上昇面
４６を有している。この角度は座着用パッド、チップブ
レーク用パッド及び或はスタビライザー用パッドに於て
同一として良く或は同一とされない。全ての上昇面４６
は好ましくは３５度の角度で上昇される。座着用パッド
は好ましくは、上面１２及び底面１４から一段高く***
されそれによりインサートのための座着面として機能す
る。この点に関し、座着用パッドの面５０はへん平とさ
れ且つ工具ホルダポケット内に座着されるようになって
いる。 【０００８】チップブレーク用パッドは近接するコーナ
ー部分から遠い側で幅を大きくした多角形状、例えば図
示されるような概略逆“Ｔ”字型となるように設計され
る。この逆“Ｔ”字型を構成する横棒が中央孔に向けら
れ、一方、縦棒がインサートのコーナー部分に向けられ
る。アイランド、チップブレーク用パッド及びスタビラ
イザー用パッドは、切削作業中に冷却材がインサートの
上面及び底面を横断する方向に流れてインサートを冷却
し続けることにより、工具寿命を延ばすような構造とさ
れている。ここに説明された横置き型の、割り出し自在
の多角形切削用インサートは約０．００６乃至０．０１
６ＩＰＲ（約０．１５２乃至０．４０８９ｍｍｐｒ）の
送り量と約０．０１０乃至０．１２５インチ（約０．２
５４乃至３．１７５ｍｍ）の切込量とを有するようにな
っている。以上本発明を具体例を参照して説明したが、
本発明の内で多くの変更を成し得ることを理解された
い。 【０００９】 【発明の効果】１．インサートの各コーナー部分（２
８）に***し、近接するコーナー部分から遠い側で幅を
大きくした多角形状を有するチップブレーク用パッド
（２４）を設けたことにより上面あるいは底面よりも高
い、コーナー部から中点（３２）にかけての側面フラン
ク部分との間に、切削作業中に冷却材がインサートの上
面及び底面を横断して流れ、インサートを冷却し続ける
ための通路が有効に創出され るようになり、 ２．側面フランク部分をインサートの各コーナー部分か
ら各側面フランク部分の中点（３２）に向けて弓形に降
下させるようにしたこと及び、可変幅ランド面（３８）
が、正のすくい角をなす可変の第１の降下角度を有する
へん平な第１のランド面（３４）と、このへん平な第１
のランド面（３４）の後方に隣り合って形成され第２の
降下角度を有する第２のランド面（４０）とを含むよう
にし、前記へん平な第１のランド面（３４）の正のすく
い角をなす可変の第１の降下角度を、側面フランク部分
（２６）に沿った部分におけるよりも各コーナー部分に
おいて大きくし、第２のランド面（４０）を前記側面フ
ランク部分（２６）に沿ってへん平としたことにより、
前記弓形に降下するフランク部分と正のすくい角をなす
ランドとが切削力を軽減し、 かくして、インサートが効
果的に冷却され、切削力の軽減された、送り量が小さく
且つ切込み量の浅い切削用途のために特に有益な切削用
インサートが提供される。
料を旋削するための、送り量が小さく且つ切込み量の浅
い切削用途のための切削用インサートに関する。本発明
はまた、可変幅ランド面を有し送り量が小さく且つ切込
み量の浅い切削のためのインサートにして、可変幅ラン
ド面が、可変の第１の降下角度を有するへん平な第１の
ランド面と、第２の降下角度を有する第２のランド面と
を含み、複数の支持パッドが切削用縁部に沿って設けら
れ、これら支持パッドが輪郭ならい削り及び後方送り面
研削用途を提供するために有益な前記インサートに関す
る。本発明はまた中ぐり用途に於ける、送り量が小さく
且つ切込み量の浅い切削のためのインサートに関する。 【０００２】 【発明の概要】本発明によれば、送り量が小さく且つ切
込み量の浅い切削用途のための横置き型の、割り出し自
在の多角形インサート（１０）であって、上面（１２）
と、底面（１４）と、上面及び底面間を実質的に途切れ
ずに伸延して胴部（１８）を画定する側壁（１６）と、
を含み、前記上面が、***された複数のアイランドを含
み、該複数のアイランドが、前記上面の中央に位置付け
られインサートの胴部を貫いて伸延する孔（２１）の周
囲に分布された座着用パッド（２０）として作用し、チ
ップブレーク用パッド（２４）がインサートの各コーナ
ー部分（２８）に位置付けられ、各チップブレーク用パ
ッド（２４）が、近接するコーナー部分から遠い側で幅
を大きくした多角形状を有し、前記底面（１４）が、前
記上面（１２）と実質的に平行であり且つ前記上面にお
けるアイランド及びチップブレーク用パッドと同一形状
及び位置に複数のアイランド及びチップブレーク用パッ
ドを含み、前記側壁（１６）が複数の側面フランク部分
（２６）を含み、該側面フランク部分（２６）がインサ
ートのコーナー部分（２８）からコーナー部分へと伸延
され、該側面フランク部分がインサートの各コーナー部
分から各側面フランク部分の中点（３２）に向けて弓形
に降下され、各側面フランク部分と上面及び底面との交
点位置に切削用縁部（３０）が形成され、切削用縁部
（３０）に隣り合って且つ該切削用縁部から後方に向け
て可変幅ランド面（３８）が伸延され、該可変幅ランド
面（３８）が、各側面フランク部分（２６）におけるよ
りも各コーナー部分（２８）における部分を狭幅とし、
該可変幅ランド面（３８）が、正のすくい角をなす可変
の第１の降下角度を有するへん平な第１のランド面（３
４）と、該へん平な第１のランド面（３４）の後方に隣
り合って形成され第２の降下角度を有する第２のランド
面（４０）とを含み、前記へん平な第１のランド面（３
４）の正のすくい角をなす可変の第１の降下角度が、側
面フランク部分（２６）に沿った部分におけるよりも各
コーナー部分において大きくされ、第２のランド面（４
０）が前記側面フランク部分（２６）に沿ってへん平と
され且つ各コーナー部分に相当する部分は断面方向に丸
み付けした丸み付け部分（３６、４２）とされ、前記第
２の降下角度が、前記正のすくい角をなす可変の第１の
降下角度の最大値よりも大きい多角形インサートが提供
される。 【０００３】 【実施例】特に第１、２及び３図を参照して説明する
に、横置き型の、割り出し自在の多角形切削インサート
１０（以下、単にインサート１０とも称する）が上面１
２と底面１４とこれら上面及び底面間を実質的に途切れ
ずに伸延してなる側壁とを含んでいる。インサートには
その胴部を貫いて伸延してなる中央孔２１もまた形成さ
れる。インサート１０の上面及び底面は一般にへん平で
あり且つ実質的に相互に平行である。上面及び底面の夫
々には、相互に対向する位置にまた中央孔２１により相
互に離間されてなる座着用パッド２０が***状のアイラ
ンド状に設けられる。インサート１０のコーナー部分２
８にはチップブレーク用パッド２４が***形成される。
このチップブレーク用パッドは切屑に方向性を与えると
共にこれらの切屑を処理可能な大きさに分断し、それら
切屑が切削中のインサートと干渉しないよう助成する。
側壁は側面フランク部分２６を含む。この側面フランク
部分２６はインサートの１つのコーナー部分から他のコ
ーナー部分へと伸延する部分として定義される。インサ
ートの切削用縁部は、凹んだ或は湾曲状に降下する切削
用縁部３０の形状に於て各コーナー部分から側面フラン
ク部分の中点３２に向けて降下する。 【０００４】前記切削用縁部は好ましくは、インサート
のコーナー部分から側面フランク部分の中点にかけて約
０．０１０インチから０．０１２インチ（約０．２５４
から０．３０５ｍｍ）降下される。このように降下させ
ることにより切削用縁部での切削力が低下され且つ切屑
制御性が助成される。この切削用縁部は側面フランク部
分が上面及び底面と合致する位置に形成され、その後方
部分は可変幅ランド面３８とされる。この可変幅ランド
面３８はインサートの側面フランク部分に沿った部分よ
りもコーナー部分に相当する部分の方がより狭幅であ
り、またこのコーナー部分に相当する部分は断面方向に
丸み付けされる。インサートの側面フランク部分に沿っ
た部分の前記可変幅ランド面３８の幅は０．０１２イン
チ（約０．３０５ｍｍ）であり、一方、各コーナー部分
に相当する部分の幅は約０．０１０インチ（約０．２５
４ｍｍ）とされる。 【０００５】前記可変幅ランド面３８は正のすくい角を
なす可変の第１の降下角度を有するへん平な第１のラン
ド３４面を有する。この第１のランド面の可変の第１の
降下角度は側面フランク部分に沿った部分に於けるより
もコーナー部分に相当する部分に於ける方が大きくされ
る。実際上、本発明に於てはインサートのコーナー部分
に於ける第１のランド３４面の第１の降下角度の角度は
１４度であり、一方、側面フランク部分に沿った部分の
それは１２度である。当業者には、コーナー部分及び側
面フランク部分でのこの可変の第１の降下角度は、コー
ナー部分での角度が側面フランク部分に於けるそれより
も大きい限り、任意のものとし得ることを認識されよ
う。 【０００６】インサートの側面フランク部分に沿って第
２の降下角度を有する第２のランド面４０が前記第１の
ランド面の後方に隣り合って形成される。この第２のラ
ンド面４０は側面フランク部分に沿った部分がへん平で
あり、各々のコーナー部分に相当する部分は丸み付け部
分とされる。この構成に関し、図５に示されるように、
インサートの側面フランク部分に沿った部分の前記第２
のランド面４０の第２の降下角度は約２７度とされ、一
方、インサートのコーナー部分に相当する第２のランド
面は半径約０．０１０インチ（約０．２５４ｍｍ）の丸
み付け部分とされる。図１から３を再度参照するに、切
削用縁部に沿って種々のスタビライザー用パッド４４が
間隔を置いて配設され、インサートの側面フランク部分
の各々に沿って前記第２のランド面と衝接している。図
４に示されるように、種々のスタビライザー用パッドは
第１のランド面３４に隣り合って位置付けられ且つ第２
のランド面４０と衝接している。 【０００７】座着用パッド、チップブレーク用パッドそ
してスタビライザー用パッドは何れも上面或は底面から
***して形成され、同一の角度４８度で傾斜する上昇面
４６を有している。この角度は座着用パッド、チップブ
レーク用パッド及び或はスタビライザー用パッドに於て
同一として良く或は同一とされない。全ての上昇面４６
は好ましくは３５度の角度で上昇される。座着用パッド
は好ましくは、上面１２及び底面１４から一段高く***
されそれによりインサートのための座着面として機能す
る。この点に関し、座着用パッドの面５０はへん平とさ
れ且つ工具ホルダポケット内に座着されるようになって
いる。 【０００８】チップブレーク用パッドは近接するコーナ
ー部分から遠い側で幅を大きくした多角形状、例えば図
示されるような概略逆“Ｔ”字型となるように設計され
る。この逆“Ｔ”字型を構成する横棒が中央孔に向けら
れ、一方、縦棒がインサートのコーナー部分に向けられ
る。アイランド、チップブレーク用パッド及びスタビラ
イザー用パッドは、切削作業中に冷却材がインサートの
上面及び底面を横断する方向に流れてインサートを冷却
し続けることにより、工具寿命を延ばすような構造とさ
れている。ここに説明された横置き型の、割り出し自在
の多角形切削用インサートは約０．００６乃至０．０１
６ＩＰＲ（約０．１５２乃至０．４０８９ｍｍｐｒ）の
送り量と約０．０１０乃至０．１２５インチ（約０．２
５４乃至３．１７５ｍｍ）の切込量とを有するようにな
っている。以上本発明を具体例を参照して説明したが、
本発明の内で多くの変更を成し得ることを理解された
い。 【０００９】 【発明の効果】１．インサートの各コーナー部分（２
８）に***し、近接するコーナー部分から遠い側で幅を
大きくした多角形状を有するチップブレーク用パッド
（２４）を設けたことにより上面あるいは底面よりも高
い、コーナー部から中点（３２）にかけての側面フラン
ク部分との間に、切削作業中に冷却材がインサートの上
面及び底面を横断して流れ、インサートを冷却し続ける
ための通路が有効に創出され るようになり、 ２．側面フランク部分をインサートの各コーナー部分か
ら各側面フランク部分の中点（３２）に向けて弓形に降
下させるようにしたこと及び、可変幅ランド面（３８）
が、正のすくい角をなす可変の第１の降下角度を有する
へん平な第１のランド面（３４）と、このへん平な第１
のランド面（３４）の後方に隣り合って形成され第２の
降下角度を有する第２のランド面（４０）とを含むよう
にし、前記へん平な第１のランド面（３４）の正のすく
い角をなす可変の第１の降下角度を、側面フランク部分
（２６）に沿った部分におけるよりも各コーナー部分に
おいて大きくし、第２のランド面（４０）を前記側面フ
ランク部分（２６）に沿ってへん平としたことにより、
前記弓形に降下するフランク部分と正のすくい角をなす
ランドとが切削力を軽減し、 かくして、インサートが効
果的に冷却され、切削力の軽減された、送り量が小さく
且つ切込み量の浅い切削用途のために特に有益な切削用
インサートが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図１】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの斜視図である。 【図２】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの平面図である。 【図３】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの、コーナー部分方向から見た側面図である。 【図４】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの、図２の線４−４で切断した部分断面側面図で
ある。 【図５】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの、図２の線５−５で切断した部分断面側面図で
ある。 【符号の説明】 １０：横置き型の割り出し自在の多角形切削インサート １２：上面 １４：底面 ２０：座着用パッド ２１：中央孔 ２４：チップブレーク用パッド ２６：側面フランク部分 ２８：コーナー部分 ３４：第１のランド面 ３６、４２：丸み付け部分 ３８：可変幅ランド面 ４０：第２のランド面 ４４：スタビライザーパッド ４６：上昇面 ５０：座着用パッドの面
サートの斜視図である。 【図２】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの平面図である。 【図３】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの、コーナー部分方向から見た側面図である。 【図４】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの、図２の線４−４で切断した部分断面側面図で
ある。 【図５】横置き型の多角形の割り出し自在の切削用イン
サートの、図２の線５−５で切断した部分断面側面図で
ある。 【符号の説明】 １０：横置き型の割り出し自在の多角形切削インサート １２：上面 １４：底面 ２０：座着用パッド ２１：中央孔 ２４：チップブレーク用パッド ２６：側面フランク部分 ２８：コーナー部分 ３４：第１のランド面 ３６、４２：丸み付け部分 ３８：可変幅ランド面 ４０：第２のランド面 ４４：スタビライザーパッド ４６：上昇面 ５０：座着用パッドの面
フロントページの続き
(72)発明者 トニー・エム・ロウ
アメリカ合衆国ミシガン州ロイアルオー
ク、イースト・サニーブルック502
(72)発明者 ジョン・エイチ・パタソン
アメリカ合衆国ミシガン州ヘイゼルパー
ク、レノルズ23146
(56)参考文献 特開 昭63−174803（ＪＰ，Ａ)
特開 昭57−54009（ＪＰ，Ａ)
特開 昭60−150902（ＪＰ，Ａ)
実開 平４−17004（ＪＰ，Ｕ)
実開 平２−4702（ＪＰ，Ｕ)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B23B 27/22
B23B 27/14
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 送り量が小さく且つ切込み量の浅い切削
用途のための横置き型の、割り出し自在の多角形インサ
ート（１０）であって、 上面（１２）と、 底面（１４）と、 上面及び底面間を実質的に途切れずに伸延して胴部（１
８）を画定する側壁（１６）と、 を含み、 前記上面が、***された複数のアイランドを含み、該複
数のアイランドが、前記上面の中央に位置付けられイン
サートの胴部を貫いて伸延する孔（２１）の周囲に分布
された座着用パッド（２０）として作用し、 チップブレーク用パッド（２４）がインサートの各コー
ナー部分（２８）に位置付けられ、各チップブレーク用
パッド（２４）が、近接するコーナー部分から遠い側で
幅を大きくした多角形状を有し、 前記底面（１４）が、前記上面（１２）と実質的に平行
であり且つ前記上面におけるアイランド及びチップブレ
ーク用パッドと同一形状及び位置に複数のアイランド及
びチップブレーク用パッドを含み、 前記側壁（１６）が複数の側面フランク部分（２６）を
含み、該側面フランク部分（２６）がインサートのコー
ナー部分（２８）からコーナー部分へと伸延され、 該側面フランク部分がインサートの各コーナー部分から
各側面フランク部分の中点（３２）に向けて弓形に降下
され、各側面フランク部分と上面及び底面との交点位置
に切削用縁部（３０）が形成され、 切削用縁部（３０）に隣り合って且つ該切削用縁部から
後方に向けて可変幅ランド面（３８）が伸延され、該可
変幅ランド面（３８）が、各側面フランク部分（２６）
におけるよりも各コーナー部分（２８）における部分を
狭幅とし、 該 可変幅ランド面（３８）が、正のすくい角をなす可変
の第１の降下角度を有するへん平な第１のランド面（３
４）と、該へん平な第１のランド面（３４）の後方に隣
り合って形成され第２の降下角度を有する第２のランド
面（４０）とを含み、 前記へん平な第１のランド面（３４）の正のすくい角を
なす可変の第１の降下角度が、側面フランク部分（２
６）に沿った部分におけるよりも各コーナー部分におい
て大きくされ、 第２のランド面（４０）が前記側面フランク部分（２
６）に沿ってへん平とされ且つ各コーナー部分に相当す
る部分は断面方向に丸み付けした丸み付け部分（３６、
４２）とされ、 前記第２の降下角度が、前記正のすくい角をなす可変の
第１の降下角度の最大値よりも大きい多角形インサー
ト。
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