JP3385923B2 - 自動変速機の制御装置 - Google Patents

自動変速機の制御装置

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JP3385923B2 JP19311997A JP19311997A JP3385923B2 JP 3385923 B2 JP3385923 B2 JP 3385923B2 JP 19311997 A JP19311997 A JP 19311997A JP 19311997 A JP19311997 A JP 19311997A JP 3385923 B2 JP3385923 B2 JP 3385923B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用の自動変
速機を制御するための装置に関し、特にソレノイドバル
ブをオン・オフ制御することにより変速段を設定する制
御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の自動変速機は、クラッチやブレ
ーキなどの摩擦係合装置に対して油圧を適宜に給排して
これらを係合もしくは解放状態に制御し、入力軸から出
力軸に到るトルクの伝達経路を変更し、すなわち変速比
を変更するように構成されている。その摩擦係合装置を
合もしくは解放するための油圧の制御は、最近では、
ソレノイドバルブを使用して行われるようになってきて
いる。すなわち摩擦係合装置に対する油路を変更する複
数本のシフトバルブのそれぞれに、オン・オフ制御され
て信号圧を出力するソレノイドバルブを接続して設けて
おき、さらにはエンジンブレーキ状態とするための他の
ソレノイドバルブを設けておき、これらのソレノイドバ
ルブを適宜にオンもしくはオフに制御することにより、
所定の前進段を設定し、またいずれかの変速段でエンジ
ンブレーキを効かせるようにしている。したがってこの
種の自動変速機では、それらのソレノイドバルブのオン
・オフの組合せによって変速段が一義的に決定される。
【0003】また一方、ソレノイドバルブを使用して変
速制御を実行する自動変速機では、電気的なフェールや
ソレノイドバルブの機械的なフェールによって、意図す
る変速段が設定されなくなる事態や意図しない変速が実
行される可能性がある。そのため、例えば特開平5−6
0210号公報に記載された発明では、所定の変速段を
設定しているソレノイドバルブのオン・オフの組合せに
対して、それより低速側の変速段でエンジンブレーキを
効かせるためのソレノイドバルブのオン・オフの組合せ
を、二つのソレノイドバルブのオン・オフ状態が相違す
る組合せとしている。
【0004】すなわち二つのソレノイドバルブが同時に
フェールすることは考えにくい。したがって上記の自動
変速機においては、ソレノイドバルブのフェールによっ
て、エンジンブレーキの効く変速段へのダウンシフトが
生じることが未然に防止される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで車両用の自動
変速機では、摩擦係合装置の係合・解放による変速以外
に、変速中の油圧の制御や変速パターンに応じた油圧の
制御などの多様な油圧の制御を行っている。また制御装
置の小型・軽量化のためにそれらの制御を、それぞれ独
立した制御系統によって行わずに、他の制御系統を転用
して実行するように構成する場合もある。
【0006】したがって上述した従来の自動変速機のよ
うに、フェールセーフの観点から、所定の変速段を設定
するソレノイドバルブのオン・オフの組合せとそれより
低速側の変速段でエンジンブレーキを効かせるソレノイ
ドバルブのオン・オフの組合せとを、二つのソレノイド
バルブのオン・オフ状態が相違する組合せとする制御を
行った場合、いずれか一方の変速段の設定時に不都合が
生じることがある。例えば所定の変速段を設定するため
のソレノイドバルブのオン・オフの組合せが二種類可能
であり、その一方の組合せによれば、低速側の変速段で
エンジンブレーキを効かせるソレノイドバルブのオン・
オフの組合せに対して二つのソレノイドバルブのオン・
オフの状態を相違させることができるものの、その組合
せでは、その所定の変速段を設定する摩擦係合装置の係
合圧が、低圧に制御され、その結果、その摩擦係合装置
のトルク容量が不足する可能性があった。
【0007】この発明は、上記の事情を背景にしてなさ
れたものであり、ソレノイドバルブのフェールによって
過度なエンジンブレーキが効いたり、あるいは変速段を
設定するための摩擦係合装置のトルク容量が不足するな
どの事態を未然に防止することのできる自動変速機の制
御装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段およびその作用】上記の目
的を達成するために、請求項1に記載した発明は、複数
のソレノイドバルブのオン・オフの組合せに応じて複数
の変速段を設定し、いずれかの変速段を設定するソレノ
イドバルブのオン・オフの組合せを該変速段より低速側
の変速段でエンジンブレーキを効かせるためのソレノイ
ドバルブのオン・オフの組合せに対して少なくとも二つ
のソレノイドバルブのオン・オフの状態が相違する組合
せと一つのソレノイドバルブのオン・オフの状態が相違
する組合せとの二つの組合せを選択することのできる自
動変速機の制御装置において、予め定めた条件が成立し
ていることを判定する条件成立判定手段と、前記条件の
成立が前記条件成立判定手段によって判定された場合
に、前記変速段を設定するためのソレノイドバルブのオ
ン・オフの組合せを該変速段より低速側の変速段でエン
ジンブレーキを効かせるためのソレノイドバルブのオン
・オフの組合せに対して少なくとも二つのソレノイドバ
ルブのオン・オフの状態が相違する組合せとし、かつ前
記条件が成立していないことが前記条件成立判定手段に
よって判定された場合に、前記変速段を設定するための
ソレノイドバルブのオン・オフの組合せを該変速段より
低速側の変速段でエンジンブレーキを効かせるためのソ
レノイドバルブのオン・オフの組合せに対して一つのソ
レノイドバルブのオン・オフの状態が相違する組合せに
自動で切り替えるパターン設定手段とを備えていること
を特徴とする制御装置である。また、請求項2の発明
は、請求項1の発明において、前記条件が、車速が予め
定めた基準車速以上であることおよび自動変速機の出力
軸回転数が予め定めた基準回転数以上であることの少な
くともいずれか一方であることを特徴とする制御装置で
ある。さらに、請求項3の発明は、請求項2の発明にお
いて、前記条件の成立を判定する前記基準車速もしくは
基準回転数と、前記条件の成立していないことを判定す
る前記基準車速もしくは基準回転数との間にヒステリシ
スが設定されていることを特徴とする制御装置である。
【0009】したがってこの発明の制御装置によれば、
車速や出力軸回転数が予め設定した基準値以上であるな
どの予め設定した条件が成立した場合に、前記変速段を
設定するためのソレノイドバルブのオン・オフの組合せ
として、低速側の変速段でエンジンブレーキを効かせる
ためのオン・オフの組合せに対して少なくとも二つのソ
レノイドバルブのオン・オフ状態が相違する組合せが自
動的に採用される。そのため前記変速段を設定するにあ
たって、いずれか一つのソレノイドバルブのフェールが
生じた場合であっても、低速側の変速段でエンジンブレ
ーキの効く状態に変速されてしまうなどのことが未然に
回避される。また条件が成立していない場合には、エン
ジンブレーキの効く低速側の変速段を設定するソレノイ
ドバルブのオン・オフの組合せに対して一つのソレノイ
ドバルブのオン・オフ状態が相違する組合せによって前
記変速段が設定されるが、前記条件として低速側の変速
段でエンジンブレーキの効く状態への変速が生じた場合
の支障を考慮した条件を採用することにより、ソレノイ
ドバルブのフェールによる特別な違和感を回避すること
ができる。
【0010】
【発明の実施の形態】つぎにこの発明を図を参照してよ
り具体的に説明する。先ずこの発明の制御装置で対象と
する自動変速機の一例の概略的な構成を説明する。図4
は、特開平8−159263号公報に記載されている自
動変速機10を示しており、その機構部は、前置式オー
バードライブ構成の副変速機構Dと、単純連結3プラネ
タリギヤトレーン構成の前進4速後進1速の主変速機構
Mとを組み合わせた5速構成とされ、この機構部がロッ
クアップクラッチL付のトルクコンバータTに連結され
ている。
【0011】副変速機構Dは、サンギヤS0 、キャリヤ
C0 、リングギヤR0 に関連してワンウェイクラッチ
(OWC)F−0とこれに並列する多板クラッチC−0
およびこれと直列する多板ブレーキB−0を備えてい
る。一方、主変速機構Mは、サンギヤS1 〜S3 、キャ
リヤC1 〜C3 、リングギヤR1 〜R3 からなる各変速
要素を適宜直結した単純連結の3組のギヤユニットP1
〜P3 を備え、各ギヤユニットP1 〜P3 の変速要素に
関連して多板クラッチC−1,C−2、バンドブレーキ
B−1、多板ブレーキB−2〜B−4、ワンウェイクラ
ッチ(OWC)F−1,F−2が配設されている。な
お、図において、符号SN1 はクラッチC−0のドラム
回転を検出するC0 センサ、SN2 はクラッチC−2の
ドラム回転を検出するC2 センサを示す。また、図示し
ていないが、各クラッチおよびブレーキは、それらの摩
擦材を係合・解放操作するピストン・シリンダ機構から
なる油圧サーボを備えている。
【0012】図6に示すように、自動変速機10には上
記の構成からなる機構部と、トルクコンバータおよびロ
ックアップクラッチを制御する油圧制御装置20と、そ
の油圧源として機構部に組み込まれた図示しないオイル
ポンプとが設けられている。車載状態において、自動変
速機10はエンジンEに連結され、自動変速機10の油
圧制御装置20は、それに組み込まれた各ソレノイドバ
ルブSL1 〜SL4 および各リニアソレノイドバルブS
LN,SLT,SLUを介して自動変速制御コンピュー
タ30に接続され、その自動変速制御コンピュータ30
は、エンジンEおよび自動変速機10を含む車両の各部
に配置された各種センサ40とエンジン制御コンピュー
タ50に接続されている。
【0013】この自動変速機10において、図6に示す
エンジンEの出力トルクは、図4に示すトルクコンバー
タTを経て副変速機構Dの入力軸Nに伝達される。そし
て入力軸Nのトルクは、上記の油圧制御装置20による
制御下で、クラッチC−0を係合させて副変速機構Dを
直結とし、かつ主変速機構MのクラッチC−1を係合
し、他の摩擦係合要素を全て解放とした場合に、ギヤユ
ニットP3 に入力され、ワンウェイクラッチF−2によ
ってリングギヤR3 の逆回転が阻止され、キャリヤC3
から出力軸Uに第1速の回転として出力される。
【0014】つぎに、第2速は、副変速機構Dが直結
で、クラッチC−1およびブレーキB−3を係合したと
きに達成され、このとき、ギヤユニットP2 に入力され
たトルクは、ギヤユニットP1 のキャリヤC1 を反力要
素としてギヤユニットP2 のキャリヤC2 およびそれに
直結するギヤユニットP1 のリングギヤR1 に出力さ
れ、出力軸Uに第2速の回転として出力される。
【0015】また、第3速は、同様に、副変速機構Dが
直結で、クラッチC−1およびブレーキB−2を係合さ
せ、他の摩擦係合要素を解放させることにより達成され
る。そのとき、ギヤユニットP2 のリングギヤR2 に入
力されたトルクは、サンギヤS2 を反力要素とし、キャ
リヤC2 を介して出力軸Uから第3速の回転として出力
される。
【0016】さらに、第4速は、同様に、副変速機構D
が直結で、クラッチC−1およびクラッチC−2が共に
係合することにより達成される。このとき、リングギヤ
R2およびサンギヤS2 に入力されるために、ギヤユニ
ットP2 が直結状態となり、入力トルクがそのまま出力
される。そして第5速は、主変速機構Mが上記の第4速
と同様な状態になり、これに対して副変速機構Dのクラ
ッチC−0を解放するとともに、ブレーキB−0を係合
させてサンギヤS0 を固定し、これにより副変速機構D
を増速回転させることにより達成される。
【0017】そして後進段は、副変速機構Dを上記の状
態とし、主変速機構MのクラッチC−2とブレーキB−
4とを係合させることで達成される。このとき、ギヤユ
ニットP2 のサンギヤS2 に入力されたトルクは、リン
グギヤR3 を反力要素とするギヤユニットP2 ,P3 の
キャリヤC2 ,C3 の逆回転として出力される。
【0018】上記の各変速段における各摩擦係合要素と
ワンウェイクラッチとの係合・解放の関係を図5にまと
めて作動図表として示す。図において、〇印や×印など
のシンボルの意味は、図5の備考欄に記載してあるとお
りである。
【0019】上記の自動変速機10におけるブレーキB
−2,B−3を制御するための油圧回路として、図2に
示す回路が設けられている。具体的には、ブレーキB−
3と、このブレーキB−3の係合・解放を制御する油圧
サーボ28と、この油圧サーボ28と連結され油圧サー
ボ28への油圧の給排を行う油路201と、油路201
に介装された調圧弁としてのB−3コントロールバルブ
25と、B−3コントロールバルブ25に信号圧を印加
するリニアソレノイドバルブSLUとを備えている。
【0020】油路201は、B−3コントロールバルブ
25への油圧を供給する第1の油路201dと、B−3
コントロールバルブ25から油圧サーボ28への油圧を
供給する第2の油路201e,201fとを有してい
る。B−3コントロールバルブ25は、弁体250と、
第1の油路201dに連結された入力ポート254と、
第2の油路201eに連結された出力ポート255と、
排出油路EXに連結された排出ポート257とを有して
いる。
【0021】図3に拡大して示すように、弁体250
は、第2の油路201eのフィードバック圧が出力ポー
ト255と排出ポート257とを連通させる方向に印加
される第1の受圧面A1 と、信号圧(PSLU )を出力ポ
ート255と排出ポート257とを連通させる方向に印
加される第2の受圧面A2 と、第2の受圧面A2 より大
径であって、信号圧(PSLU )を出力ポート255と入
力ポート254とを連通させる方向に印加される第3の
受圧面A3 とを有している。前記リニアソレノイドバル
ブSLUは、第3受圧面A3 に常時信号圧(PSLU )を
印加するとともに、第2の受圧面A2 に選択的に信号圧
(PSLU )を印加する。
【0022】B−3コントロールバルブ25の弁体25
0は、第1受圧面A1 を有するスプール251と、この
スプール251に同軸的に配設された第2および第3の
受圧面A2 ,A3 を有するプランジャ253とからな
り、スプール251とプランジャ253との間にスプリ
ング258が配設され、スプリング258は、スプール
251とプランジャ253とを離隔させるように付勢さ
れている。
【0023】図2において、ブレーキB−3は、自動変
速機10の第2速を達成する摩擦係合要素であり、この
ブレーキB−3を解放して第3速を達成する場合にはブ
レーキB−2が係合させられる。前記第2の受圧面A2
への信号圧(PSLU )の印加・遮断を切り換える切換弁
としてB−2リリースバルブ24が設けられ、このB−
2リリースバルブ24は、少なくとも第2速から第3速
への変速時に第2受圧面A2 に信号圧(PSLU )を印加
し、変速終了後に第2の受圧面A2 に対する信号圧(P
SLU )を遮断するように構成されている。
【0024】ブレーキB−3の解放時に係合させるブレ
ーキB−2は、その係合・解放を制御する油圧サーボ2
9を有し、B−3コントロールバルブ25の弁体250
は、油圧サーボ29への係合圧を出力ポート255と排
出ポート257とを連通される方向に印加される第4の
受圧面A4 を有している。
【0025】上記の各要素を含めて、ブレーキB−3お
よびブレーキB−2の摩擦材を係合・解放操作する油圧
サーボ28,29の油圧と給排に直接関与する回路部分
には、1−2シフトバルブ21、2−3シフトバルブ2
2、3−4シフトバルブ23、B−2リリースバルブ2
4、B−3コントロールバルブ25、リレーバルブ26
およびB−2アキュームレータ27が配設されており、
これらは、各シフトバルブを切り換える図5に示すソレ
ノイドバルブSL1〜SL4、ロックアップ用リニアソレノ
イドバルブSLU、B−2アキュームレータ27および
その背圧を制御するアキュームレータコントロールバル
ブ用リニアソレノイドバルブSLN、エンジン負荷に応
じた制御信号を出力するリニアソレノイドバルブSLT
などにより制御される。なお、B−3コントロールバル
ブ25へのB−3ブレーキ油圧を調圧するための油圧の
供給は、1−2シフトバルブ21を介してなされる。さ
らにB−3コントロールバルブ25とブレーキB−3の
と間にブレーキB−2からの油圧により制御されるリレ
ーバルブ26が配設されている。
【0026】さらに前記各バルブと油路の接続関係を詳
述すると、図示しないマニュアルバルブに連なるDレン
ジ圧油路201は、1−2シフトバルブ21を経て分岐
し、一方の油路201aは、2−3シフトバルブ22を
経由して油路201hによりリレーバルブ26に接続さ
れ、このリレーバルブ26を経由してブレーキB−3の
油路201fに接続されている。分岐した他方の油路2
01bは、3−4シフトバルブ23、油路201c、B
−2リリースバルブ24、油路201dを経てB−3コ
ントロールバルブ25の入力ポート254に連なり、そ
のB−3コントロールバルブ25から油路201eを経
てリレーバルブ26に接続されている。
【0027】マニュアルバルブに連なる他方のDレンジ
圧油路202は、2−3シフトバルブ22を経て分岐
し、一方の油路202aは、オリフィスを経てブレーキ
B−2の油路204に接続されている。この油路204
は、B−2リリースバルブ24およびチェックバルブを
経由して油路202aに接続されるとともに、オリフィ
スを経てアキュームレータ27に接続されている。分岐
した他方の油路202bは、3−4シフトバルブ23を
経てクラッチC−2の油圧サーボ29に接続されてい
る。
【0028】3−4シフトバルブ23は、上記の両方の
油路201b,202bの連通および遮断の他にソレノ
イドバルブSL3の信号圧(PSL3 )のB−2リリース
バルブ24のスプール端への印加を行うべく、ソレノイ
ドバルブ信号圧油路205を介してB−2リリースバル
ブ24に接続されている。
【0029】B−2リリースバルブ24は、ブレーキB
−2の解放終期にアキュームレータ27の油圧のドレー
ンを迅速化するバイパス回路を形成するべく設けられて
おり、スプリングの弾性力が負荷されたスプール241
を有し、前記3−4シフトバルブ23を経由してソレノ
イドバルブSL3の信号圧(PSL3 )をスプール241
の端部に印加されて、バイパス油路202dのブレーキ
B−2用油路204への連通および遮断と、前記Dレン
ジ圧油路201c,201dのB−3コントロールバル
ブ25の入力ポート254への連通の切り換え、ならび
に信号圧(PLSU )の油路206を介してのB−3コン
トロールバルブ25の受圧面A2 への印加と油路206
のドレーン接続の切り換えを行う。したがってB−3コ
ントロールバルブ25の入力ポート254へは2つの油
路201a,201bからB−2リリースバルブ24を
経由して並列的にDレンジ圧(PD )の供給が可能とさ
れている。
【0030】B−3コントロールバルブ25は、フィー
ドバック圧入力ポート256を経てスプール251の端
部に印加されるフィードバック圧によりスプール251
に設けられた2つのランドの一方で入力ポート254を
開閉し、他方でドレーンポート257を開閉することで
出力ポート255に連なる油路201eの油圧を調圧す
る構成とされており、スプール251と同軸的に配設さ
れたプランジャ252は、端面に2−3シフトバルブ2
2を介してブレーキB−2の油路204に連なる油路2
04aのブレーキB−2の係合圧を印加されて、スプー
ル251を押圧する構成とされている。このB−3コン
トロールバルブ25には、前述したように、スプール2
51をスプリング258を介して押圧するプランジャ2
53がプランジャ252とは反対側に設けられており、
このプランジャ253の一方の端面には常時、そして他
方の端面にはB−2リリースバルブ24を経由する油路
206を介してソレノイド信号圧(PSLU )の印加およ
び解放が可能とされている。
【0031】なお、リレーバルブ26は、スプリング負
荷されたスプールタイプの切換弁であり、スプリング負
荷側のスプール端部に油路204のB−2ブレーキ圧
を、また他のスプール端部にはライン圧(PL )を対向
して印加され、ブレーキB−3の油路201fと油路2
01eおよび油路201hとの連通を切り換えるように
構成されている。
【0032】以下、上記のように構成された回路の動作
状況を図2の回路図および図7〜図9のタイムチャート
を参照しつつ説明する。 (1)1→2変速制御動作(図7参照) 電子制御装置の判定で1→2変速と判断されると、ソレ
ノイドバルブSL3をオフからオンに切り換えてB−2
リリースバルブ24を図2に示す左半分の位置にする。
これにより、B−2リリースバルブ24と油路206と
を経由した信号圧(PSLU )の印加がなされ、B−3コ
ントロールバルブ25は、小制御ゲイン状態となる。つ
ぎに1−2シフトバルブ21を第2速状態に切り換え、
マニュアルバルブ(図示せず)、油路201、2−3シ
フトバルブ22、油路201g、B−2リリースバルブ
24および油路201dを経由したDレンジ圧(PD )
をB−3コントロールバルブ25を介してB−3ブレー
キ圧として、リレーバルブ26、油路201fを介して
油圧サーボ28に供給する一方、C−0クラッチ圧をド
レーンする。以後、B−3コントロールバルブ25で図
7に示すa,b,c区間のB−3ブレーキ圧を直接制御
する。具体的には、油圧サーボのピストンストローク中
(a区間)は、そのリターンスプリング258の弾性力
によりファストフィルのための油圧レベルを設定する。
b区間では、リニアソレノイドバルブSLUの出力圧
(PSLU )を所定の増加率で上昇させ、回転変化を起こ
させる。c区間では、目標回転変化に応じてリニアソレ
ノイドバルブSLUをフィードバック制御する。1→2
変速の終了(2nd同期)を判定した時点で、ソレノイ
ドバルブSL3をオフ制御してソレノイド信号圧(PSL
3 )を印加してB−2リリースバルブ24を図示の右半
分の位置に切り換え、B−3コントロールバルブ25の
プランジャ253の受圧面A2 側の信号圧(PSLU )を
解放し、B−3コントロールバルブ25を大ゲインと
し、1−2シフトバルブ21を経由する別の経路201
cから切り換えられたB−2リリースバルブ24を経て
Dレンジ圧(PD )をB−3コントロールバルブ25を
介して油圧サーボに供給し続け、B−3ブレーキ圧をラ
イン圧(PL )まで急速に上昇させて変速を終了する。
その結果、第2速(2nd)の定常状態では、スプール
251は図の最下方の位置にロックされる一方、B−2
リリースバルブ24のスプール241は、上記のソレノ
イドバルブSL3の信号圧(PSL3 )の供給で図の下方
位置に固定される。 (2)2→1変速制御動作(図8参照) 変速判断と同時に、リニアソレノイドバルブSLUの出
力を100%にし、B−3ブレーキ圧のドレーン制御に
備える。つぎに、ソレノイドバルブSL3をオフからオ
ンに切り換えてB−2リリースバルブ24を図の左半分
に示す位置にし、B−3コントロールバルブ25を小ゲ
インの状態にする。以後、リニアソレノイドバルブSL
Uの出力によりB−3ブレーキ圧のドレーンを直接制御
する。第1速(1st)の同期後に、1−2シフトバル
ブ21を第1速状態に切り換え、B−3ブレーキ圧の供
給を断ち、C−0エキゾーストバルブを切り換えてC−
0クラッチ圧の供給を開始する。2→1変速の終了の判
定後、ソレノイドバルブSL3をオンからオフに切り換
えて、B−2リリースバルブ24を図の右半分に示す位
置に戻し、B−2ブレーキ圧の大ドレーン状態を確保す
る。 (3)2→3変速制御動作(図9参照) 変速判断に基づき2−3シフトバルブ22を第3速側に
切り換え、この2−3シフトバルブ22を経由してDレ
ンジ圧(PD )をブレーキB−2の油圧サーボに供給す
る。B−3コントロールバルブ25によりB−3ブレー
キ圧をB−2ブレーキ圧の上昇に応じて必要最小圧に調
圧する(a区間)。イナーシャ相は、B−2アキューム
レータ27の背圧を制御することによりフィードバック
制御する(b区間)。さらにB−2アキュームレータ2
7の蓄圧が終了してリレーバルブ26が切り替わり、ブ
レーキB−3に対する油路が遮断されて変速が終了す
る。
【0033】なお、上記の例における制御装置では、2
→3変速時にもB−3コントロールバルブ25を大ゲイ
ンとすることで、係合側の摩擦係合要素であるブレーキ
B−2からB−3コントロールバルブ25に印加される
油圧分に対抗する力を信号圧(PSLU )の受圧面積を増
加させることで確保している。
【0034】したがって上記の制御装置では、第3の受
圧面A3 を第2の受圧面A2 より広くし、信号圧(PSL
U )を出力ポート255と入力ポート254とを連通さ
せる方向に印加させるようにしているので、油圧サーボ
28からの油圧の排出時に、リニアソレノイドバルブS
LUからの信号圧(PSLU )を第2の受圧面A2 および
第3の受圧面A3 の双方に印加し、これにより信号圧
(PSLU )が出力ポート255と入力ポート254とを
連通させる方向に作用した状態から油圧の排出制御が開
始されるため、出力ポート255と排出ポート257と
の急激な連通による圧力低下を防止することができる。
しかも第2の受圧面A2 にも信号圧(PSLU )が印加さ
れているため、小さい制御ゲインで高い油圧から調圧精
度良く油圧排出の制御を行うことができる。
【0035】上述した自動変速機10では、ブレーキB
−3を係合させて第2速を設定する場合、ソレノイドバ
ルブSL3をオンにすることにより、B−2リリースバ
ルブ24からB−3コントロールバルブ25の第2の受
圧面A2 に対して信号圧(PSLU )が印加される。その
結果、制御ゲインが小ゲインとなり、ブレーキB−3の
係合圧が低くなる。これとは反対に、ソレノイドバルブ
SL3をオフに制御すれば、B−3コントロールバルブ
25の第2受圧面A2 に対する信号圧(PSLU)が遮断
されるから、制御ゲインが大ゲインとなり、ブレーキB
−3の係合圧が高くなる。
【0036】一方、図5の作動表に示すように、第2速
より低速側の第1速でエンジンブレーキを効かせる場合
には、第1のソレノイドバルブSL1をオン(○)、第
2のソレノイドバルブSL2をオフ(×)、第3のソレ
ノイドバルブSL3をオフ(×)にする。したがってフ
ェールセーフの観点から、第2速を設定するためのソレ
ノイドバルブSL1,SL2,SL3のオン・オフの組
合せは、これらのソレノイドバルブSL1,SL2,S
L3を全てオン(○)にする組合せとすることが好まし
い。しかしながら、第3のソレノイドバルブSL3をオ
ンにすると、上述したように、ブレーキB−3の係合圧
の制御ゲインが小さくなってブレーキB−3のトルク容
量が不足することがある。そこでこの発明に係る制御装
置は、以下に述べるように制御する。
【0037】図1はその制御の一例を説明するためのフ
ローチャートであり、先ず、入力信号の読み込みなどの
処理(ステップ1)を行い、ついで設定されている走行
レンジ(ポジション)が、図5に示す“2”ポジション
か否かが判断される(ステップ2)。なお、第1速でエ
ンジンブレーキを効かせるLレンジを設けてある自動変
速機を対象とする場合には、このステップ2でLレンジ
が設定されているか否かを、併せて判断することとして
もよい。要は、このステップ2では、第1速でエンジン
ブレーキを効かせるレンジ(ポジション)が設定されて
いるか否かが判断される。
【0038】ステップ2で否定判断された場合には、特
に制御を行うことなくリターンし、また反対に肯定判断
された場合には、現在の変速段が第2速か否かが判断さ
れる(ステップ3)。第2速でない場合にはリターンす
る。また反対に第2速である場合には、条件の成立の判
定として車速Vが予め決めた基準値V1 以上か否かが判
断される(ステップ4)。すなわちこのステップ4がこ
の発明の条件成立判定手段に相当する。
【0039】ステップ4で肯定判断された場合、すなわ
ち車速Vが基準車速V1 以上であれば、第2速を設定す
るためのソレノイドバルブのオン・オフの組合せとし
て、第1ないし第3ののソレノイドバルブSL1,SL
2,SL3の全てをオン(○)とする組合せが選択され
る(ステップ5)。この組合せは、第1速でエンジンブ
レーキを効かせるためソレノイドバルブのオン・オフの
組合せ(第1のソレノイドバルブSL1がオン、第2お
よび第3のソレノイドバルブSL2,SL3がオフ)に
対して、二つのソレノイドバルブのオン・オフの状態が
相違している組合せである。
【0040】したがってこの状態で例えば第3のソレノ
イドバルブSL3がオフ状態になるフェールが生じて
も、これは図5に示すように第2速を設定するための通
常のオン・オフパターンであり、変速が生じることはな
い。また第2のソレノイドバルブSL2がオフとなるフ
ェールが生じた場合、そのオン・オフパターンは、図5
に示すようにエンジンブレーキの効かない第1速であ
り、ダウンシフトが生じするとしてもアクセルペダル
(図示せず)を踏み込んでいなければ、車両の走行状態
がコースト状態になるのみであり、またアクセルペダル
を踏み込んでいるとしてもエンジン回転数が増大する程
度である。
【0041】また前述したように第2速で第3のソレノ
イドバルブSL3をオン制御すると、第3のブレーキB
−3の係合油圧の制御ゲインが小さくなり、そのブレー
キB−3の係合圧すなわちトルク容量が低下するが、車
速Vがある程度大きい状態では、このブレーキB−3に
掛かるトルクが小さくなるから、第2速を維持すること
ができる。
【0042】他方、車速Vが基準車速V1 未満であって
ステップ4で否定判断された場合には、第2速を設定す
るためのソレノイドバルブのオン・オフの組合せとし
て、第1および第2のソレノイドバルブSL1,SL2
がオン(○)、第3のソレノイドバルブSL3がオフ
(×)の組合せが選択される(ステップ6)。このオン
・オフパターンは、エンジンブレーキの効く第1速のオ
ン・オフパターンと比較して、第2のソレノイドバルブ
SL2のオン・オフ状態が相違するのみである。したが
ってこの第2のソレノイドバルブSL2がフェールによ
ってオフ状態となれば、エンジンブレーキの効く第1速
への変速が生じることになる。
【0043】しかしながら、このオン・オフパターンが
選択される場合は、車速Vが低車速の状態であるから、
たとえダウンシフトが生じるとしてもショックが小さ
く、特に支障を生じることがない。また第3のソレノイ
ドバルブSL3がオフであることにより第3のブレーキ
B−3の係合圧の制御ゲイン(調圧レベル)が大きくな
り、充分高い係合圧すなわちトルク容量を確保できる。
【0044】したがって上記のステップ5およびステッ
プ6がこの発明のパターン設定手段に相当する。
【0045】なお、第2速を設定するためのオン・オフ
パターンとして第1ないし第3のソレノイドバルブSL
1,SL2,SL3の全てをオンとするパターンを選択
するのは、フェールに起因するエンジンブレーキの効く
第1速へのダウンシフトを避けるべき条件が成立してい
る場合である。したがってその条件としては、上述した
ように車速Vが基準車速V1 以上であること以外に、自
動変速機10の出力軸回転数NO が所定の基準回転数N
O1以上であること(ステップ4−1)を採用してもよ
い。あるいはこれらの車速Vと出力軸回転数NO との両
方を条件としても良く、さらには他の条件を加えあるい
は置き換えてもよい。
【0046】また、車速Vや出力軸回転数NO などを条
件とした場合、ハンチングを避けるために、ステップ5
の制御を実行する条件とステップ6を実行する条件との
間にヒステリシスを設定することが好ましい。
【0047】上記の具体例では、第2速を設定するため
のソレノイドバルブのオン・オフのパターンを例に採っ
て説明したが、この発明は、上記の例に限定されないの
であって、他の変速段を設定するためのソレノイドバル
ブのオン・オフパターンを選択する場合にも適用するこ
とができる。また、この発明で対象とする自動変速機
は、上述したギヤトレーンや油圧回路を備えたものに限
定されないのであり、各種の自動変速機を対象とする制
御装置に適宜に適用することができる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
車速や出力軸回転数が予め設定した基準値以上であるな
どの予め設定した条件が成立した場合に、所定の変速段
を設定するためのソレノイドバルブのオン・オフの組合
せとして、エンジンブレーキの効く低速側の変速段のた
めのオン・オフの組合せに対して少なくとも二つのソレ
ノイドバルブのオン・オフ状態が相違する組合せを自動
的に採用するから、前記変速段を設定するにあたって、
いずれか一つのソレノイドバルブのフェールが生じた場
合であっても、エンジンブレーキの効く低速側の変速段
に変速されてしまうなどのことを未然に回避することが
できる。また条件が成立していない場合には、エンジン
ブレーキの効く低速側の変速段を設定するソレノイドバ
ルブのオン・オフの組合せに対して一つのソレノイドバ
ルブのオン・オフ状態が相違する組合せによって前記変
速段を設定することになるが、前記条件としてエンジン
ブレーキの効く低速側の変速段への変速が生じた場合の
支障を考慮した条件を採用することにより、ソレノイド
バルブのフェールによる特別な違和感を回避することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる制御装置による制御例を説明
するためのフローチャートである。
【図2】この発明で対象とする自動変速機における油圧
回路の一部を示す回路図である。
【図3】そのB−3コントロールバルブを示す模式図で
ある。
【図4】その自動変速機における歯車変速装置のスケル
トン図である。
【図5】その自動変速機で各変速段を設定するための摩
擦係合要素の作動状態を示す図表である。
【図6】その全体的な制御系統を示すブロック図であ
る。
【図7】その自動変速機による1→2変速時のタイムチ
ャートである。
【図8】その自動変速機による2→1変速時のタイムチ
ャートである。
【図9】その自動変速機による2→3変速時のタイムチ
ャートである。
【符号の説明】
10 自動変速機 SL1,SL2,SL3 ソレノイドバルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−177342(JP,A) 特開 昭63−101548(JP,A) 特開 平8−233093(JP,A) 特開 平1−288654(JP,A) 特開 平8−233047(JP,A) 特開 昭63−172051(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 59/00 - 63/48

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のソレノイドバルブのオン・オフの
    組合せに応じて複数の変速段を設定し、いずれかの変速
    段を設定するソレノイドバルブのオン・オフの組合せを
    該変速段より低速側の変速段でエンジンブレーキを効か
    せるためのソレノイドバルブのオン・オフの組合せに対
    して少なくとも二つのソレノイドバルブのオン・オフの
    状態が相違する組合せと一つのソレノイドバルブのオン
    ・オフの状態が相違する組合せとの二つの組合せを選択
    することのできる自動変速機の制御装置において、 予め定めた条件が成立していることを判定する条件成立
    判定手段と、 前記条件の成立が前記条件成立判定手段によって判定さ
    れた場合に、前記変速段を設定するためのソレノイドバ
    ルブのオン・オフの組合せを該変速段より低速側の変速
    段でエンジンブレーキを効かせるためのソレノイドバル
    ブのオン・オフの組合せに対して少なくとも二つのソレ
    ノイドバルブのオン・オフの状態が相違する組合せと
    し、かつ前記条件が成立していないことが前記条件成立
    判定手段によって判定された場合に、前記変速段を設定
    するためのソレノイドバルブのオン・オフの組合せを該
    変速段より低速側の変速段でエンジンブレーキを効かせ
    るためのソレノイドバルブのオン・オフの組合せに対し
    て一つのソレノイドバルブのオン・オフの状態が相違す
    る組合せに自動で切り替えるパターン設定手段とを備え
    ていることを特徴とする自動変速機の制御装置。
  2. 【請求項2】 前記条件が、車速が予め定めた基準車速
    以上であることおよび自動変速機の出力軸回転数が予め
    定めた基準回転数以上であることの少なくともいずれか
    一方であることを特徴とする請求項1に記載の自動変速
    機の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記条件の成立を判定する前記基準車速
    もしくは基準回転数と、前記条件の成立していないこと
    を判定する前記基準車速もしくは基準回転数との間にヒ
    ステリシスが設定されていることを特徴とする請求項2
    に記載の自動変速機の制御装置。
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