JP3384074B2 - キャリングケース - Google Patents

キャリングケース

Info

Publication number
JP3384074B2
JP3384074B2 JP00732194A JP732194A JP3384074B2 JP 3384074 B2 JP3384074 B2 JP 3384074B2 JP 00732194 A JP00732194 A JP 00732194A JP 732194 A JP732194 A JP 732194A JP 3384074 B2 JP3384074 B2 JP 3384074B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
storage
shutter
disk
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00732194A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07206068A (ja
Inventor
典夫 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP00732194A priority Critical patent/JP3384074B2/ja
Publication of JPH07206068A publication Critical patent/JPH07206068A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3384074B2 publication Critical patent/JP3384074B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気ディスクカート
リッジや光ディスクカートリッジ等のディスクカートリ
ッジを保管したり或は運搬したりするのに用いるディス
クカートリッジ用のキャリングケースに関し、特に、携
帯時に誤ってキャリングケースを落としてしまったよう
な場合に、収納されているディスクカートリッジのシャ
ッタやシャッタロック機構等が落下時の衝撃で破損する
のを可及的に防止できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】光ディスクカートリッジや光磁気ディス
クカートリッジ等のディスクカートリッジを収納するデ
ィスクカートリッジ用のキャリングケースとして、図1
0に示したものが知られている。
【0003】図10は従来のキャリングケース1の斜視
図である。
【0004】キャリングケース1は、把持部2と底部3
との間にカートリッジ収納部4を有するケース本体部5
と、該ケース本体部5の開口部を開閉する蓋部6とを備
えている。
【0005】上記ケース本体部5は、プラスチックで形
成されていて、上記把持部2の近傍には、閉蓋ロック用
の係合部7…7が設けられている。
【0006】上記蓋部6は、薄肉のヒンジ部8を介して
ケース本体部5と一体にプラスチックで形成されてい
る。
【0007】上記蓋部6は、自由端側の上記ケース本体
部5の把持部2と対応する位置に把持部9を有している
と共に、上記ケース本体部5の係合部7…7と対応する
位置に閉蓋ロック用の被係合部10…10を有してい
る。
【0008】そして、上記ケース本体部5に蓋部6を重
ね合わせて所謂蓋をした状態にすると、上記係合部7…
7と被係合部10…10が係合して、ケース本体部5と
蓋体6はロックされた状態になると共に、上記把持部
2,9が重なり合って、これら把持部2,9を把持し
て、持ち運びができるようになっている。
【0009】上記キャリングケース1に収納されるディ
スクカートリッジ101は、記録媒体としてのディスク
102と、該ディスク102を格納しているシェル10
3と、該シェル103にスライド可能に取付けられたシ
ャッタ104と、シャッタ104を所謂閉じた状態にロ
ックするロック機構(図示省略)を備えている。
【0010】上記シェル103は、上,下シェルにより
略正方形状に作られている。
【0011】上記シェル103は、シャッタスライドエ
リア105と、スピンドル軸(回転軸)挿入用の窓部1
06と、ヘッド挿入用の窓部107と、A面/B面検出
孔108とを備えている。
【0012】上記スピンドル軸挿入用の窓部106は、
上記スライドエリア105の一側部で、かつシェル10
3の中央部に設けられている。
【0013】上記ヘッド挿入用の窓部107は、上記ス
ピンドル軸挿入用の窓部106の外側に設けられてい
る。
【0014】A面/B面検出孔108は、シェル103
の第1の角部103aの近傍に設けられている。
【0015】シャッタ104は、金属板をコ字状に折曲
げることにより形成されていて、上記シェル103
(上,下シェル)のシャッタスライドエリア105を挟
むようにして、該シャッタスライドエリア105にスラ
イド可能に取付けられている。
【0016】そして、上記シャッタ104は、上記シャ
ッタスライドエリア105内をシェル103の中央部側
に向けてスライドさせると、上記シャッタスライドエリ
ア105の一側部105aに当接し、それ以上、スライ
ドできないようになると共に、上記ロック機構によっ
て、上記スピンドル軸挿入用の窓部106およびヘッド
挿入用の窓部107を塞いだ状態でロックされるように
なっている。
【0017】上述のような構成のディスクカートリッジ
101は、ディスクドライブ装置に挿入されると、該デ
ィスクドライブ装置に設けられているロック解除機構で
シャッタ104のロックは解除されると共に、シャッタ
操作機構により、上記シャッタ104はスライド許容方
向(開方向)にスライドさせられて、上記スピンドル軸
挿入用の窓部106およびヘッド挿入用の窓部107が
開かれた状態になる。
【0018】また、ディスクドライブ装置に設けたA面
/B面検出機構が上記A面/B面検出孔108の位置を
検出する。
【0019】そして、スピンドル軸挿入用の窓部106
およびヘッド挿入用の窓部107からディスクドライブ
装置のスピンドル軸およびヘッドが挿入され、ディスク
への記録再生が行われる。
【0020】記録再生が終了すると、ディスクカートリ
ッジ101は、シャッタ104が閉じられ、かつロック
機構によりロックされた状態でディスクドライブ装置か
ら取出される。
【0021】ディスクドライブ装置から取出されたディ
スクカートリッジ101は必要に応じてキャリングケー
ス1に収納され、持ち運びされる。
【0022】なお、上記キャリングケース1のカートリ
ッジ収納部4は、図10に示したように、上記ディスク
カートリッジ101の大きさに見合う大きさの略正方形
状に形成されている。
【0023】上記略四角形状のカートリッジ収納部4の
第1,第2の角部4a,4bには、それぞれ凸部11,
12が設けられている。
【0024】上記凸部11,12は、上記ディスクカー
トリッジ101のシェル103の第1の角部103aと
第2の角部103bに、それぞれ設けられている凹部1
11,112に見合う形状に形成されている。
【0025】そして、上記カートリッジ収納部4に対し
てディスクカートリッジ101を所定の向き、つまり凸
部11,12と凹部111,112の位置を合わせた状
態にして、カートリッジ収納部4にディスクカートリッ
ジ101を挿入すると、上記凸部11,12と凹部11
1,112が互いに嵌まり合って、ディスクカートリッ
ジ101はカートリッジ収納部4内に収納される。
【0026】カートリッジ101を上記所定の向き以外
の向きにして、カートリッジ収納部4内に挿入した場合
には、上記凸部11,12により、カートリッジ収納部
4内へのディスクカートリッジ101の収納を阻止する
ようになっている。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
キャリングケース1にあっては、上述したようにカート
リッジ収納部4の角部4a,4bに設けた凸部11,1
2によって、ディスクカートリッジ101が所定の向き
以外の向きでカートリッジ収納部4に収納されるのを阻
止することはできるが、裏返しにした状態で挿入される
のを阻止することはできない。
【0028】このため、ディスクカートリッジ101
は、カートリッジ収納部4内に、図11に示したよう
に、シャッタ104の移動許容方向(矢印S方向)を把
持部2,9側に向けて収納される場合と、図12に示し
たように、シャッタ104の移動許容方向を底部3側
(把持部と反対側)に向けて収納される場合がある。
【0029】シャッタ104の移動許容方向を底部3側
に向けて、ディスクカートリッジ101をディスク収納
部4に収納してキャリングケース1を持ち運んでいると
きに、把持部2,9から手が外れるなどして、キャリン
グケース1を落としてしまったような場合に、落下の際
の衝撃と慣性力によって、シャッタ104が底部側に動
いて、該シャッタ104やロック機構が壊れてしまう虞
れがある。
【0030】特に、ディスクカートリッジ101が大型
で重い場合には、落下時の衝撃も大になるために、シャ
ッタやロック機構が壊れやすく、動作不良を起こしやす
いという問題点があった。
【0031】本発明は、シャッタの移動許容方向を底部
側に向けた状態ではディスクカートリッジをカートリッ
ジ収納部に収納することができない構成とすることによ
り上記従来の問題点を解決できるようにしたものであ
る。
【0032】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、把持
部と底部の間にディスクカートリッジ収納部を有するケ
ース本体部と、該ケース本体部の開口部を開閉する蓋部
とを備えたキャリングケースにおいて、上記ケース本体
部に、ディスクカートリッジを、そのシャッタの移動許
容方向を上記底部側に向けてカートリッジ収納部に挿入
したときに、該カートリッジ収納部へのディスクカート
リッジの収納を阻止する収納阻止部材を設けると共に、
上記蓋部に、ケース本体部のカートリッジ収納部と協同
してディスクカートリッジの肉厚方向の一部を収納する
カートリッジ収納部と、該カートリッジ収納部にディス
クカートリッジを、そのシャッタの移動許容方向が把持
部側を向くようにして挿入したときに、上記カートリッ
ジ収納部へのディスクカートリッジの収納を阻止する収
納阻止部とを設けた。
【0033】請求項2の発明は、請求項1のキャリング
ケースにおいて、阻止部材を、カートリッジ収納部に、
ディスクカートリッジを、そのシャッタの移動許容方向
が把持部側を向くようにして挿入したときに、上記ディ
スクカートリッジのシャッタスライドエリア内に侵入す
るスライドエリア検出用の凸部で構成した。
【0034】請求項3の発明は、請求項1のキャリング
ケースにおいて、収納阻止部材を、カートリッジ収納部
に、ディスクカートリッジを、そのシャッタの移動許容
方向が把持部側を向くようにして挿入したときに、上記
ディスクカートリッジに設けられているA面/B面検出
孔に侵入するA面/B面検出孔検出用の凸部により構成
した。
【0035】請求項4の発明は、 請求項1のキャリン
グケースにおいて、収納阻止部材を、カートリッジ収納
部にディスクカートリッジを、そのシャッタの移動許容
方向が把持部側を向くようにして挿入したときに、上記
ディスクカートリッジのシャッタスライドエリア内に侵
入するスライドエリア検出用の凸部と、上記ディスクカ
ートリッジに設けられているA面/B面検出孔に侵入す
るA面/B面検出孔検出用の凸部とで構成した。
【0036】
【0037】
【作用】請求項1のキャリングケースにあっては、カ
トリッジ収納部にディスクカートリッジを、そのシャッ
タの移動許容方向がキャリングケースの底部側を向くよ
うにしてケース本体部に設けたカートリッジ収納部に
入した場合には、ケース本体部に設けた収納阻止部材が
作用して、カートリッジ収納部へのディスクカートリッ
ジの収納を阻止する。同様にディスクカートリッジを蓋
部に設けたカートリッジ収納部に挿入した場合にも、蓋
部に設けた収納阻止部材が作用して、ディスクカートリ
ッジの収納を阻止する。
【0038】請求項2のキャリングケースにあっては、
カートリッジ収納部にディスクカートリッジを、そのシ
ャッタの移動許容方向がキャリングケースの把持部側を
向くようにして挿入した場合には、収納阻止部材として
のスライドエリア検出用の凸部は、ディスクカートリッ
ジのシャッタスライドエリア内に侵入し、ディスクカー
トリッジがカートリッジ収納部内に収納されるのを許容
する。
【0039】これとは逆に、カートリッジ収納部にディ
スクカートリッジを、そのシャッタの移動許容方向がキ
ャリングケースの底部側を向くようにして挿入したとき
には、収納阻止部材としてのスライドエリア検出用の凸
部は、スライドエリアを検出することはできずにシェル
に当接し、ディスクカートリッジを押上げて、該ディス
クカートリッジがカートリッジ収納部内に収納された状
態になるのを阻止する。
【0040】請求項3のキャリングケースにあっては、
カートリッジ収納部にディスクカートリッジを、そのシ
ャッタの移動許容方向がキャリングケースの把持部側を
向くようにして挿入したときには、収納阻止部材として
のA面/B面検出孔検出用の凸部は、A面/B面検出孔
内に侵入し、ディスクカートリッジがカートリッジ収納
部内に収納されるのを許容する。
【0041】これとは逆に、カートリッジ収納部にディ
スクカートリッジを、そのシャッタの移動許容方向がキ
ャリングケースの底部側を向くようにして挿入したとき
には、収納阻止部材としてのA面/B面検出孔検出用の
凸部は、A面/B面検出孔を検出することはできずシェ
ルの表面に当接し、ディスクカートリッジを押上げて、
該ディスクカートリッジがカートリッジ収納部内に収納
されるのを阻止する。
【0042】請求項4のキャリングケースにあっては、
カートリッジ収納部にディスクカートリッジを、そのシ
ャッタの移動許容方向がキャリングケースの底面側を向
くようにして挿入したときには、スライドエリア検出用
の凸部がシャッタに当接してディスクカートリッジを押
上げると共に、A面/B面検出孔検出用の凸部はシェル
に当接してディスクカートリッジを押上げて、ディスク
カートリッジがカートリッジ収納部内に完全に収納され
た状態になるのを阻止する。
【0043】
【0044】
【実施例】次に本発明を図1〜図9を参照して説明す
る。
【0045】なお、従来例のキャリングケースと基本的
な構成は同じであるので同一部分には同一符号を付して
説明する。図1は、本発明のキャリングケース1の斜視
図である。
【0046】キャリングケース1は、把持部2と底部3
との間にカートリッジ収納部4を有するケース本体部5
と、該ケース本体部5の開口部を開閉する蓋部6とを備
えている。
【0047】上記ケース本体部5は、プラスチックで形
成されていて、上記把持部2の近傍には、閉蓋ロック用
の係合部7…7が設けられている。
【0048】上記蓋部6は、薄肉のヒンジ部8を介して
ケース本体部5と一体にプラスチックで形成されてい
る。
【0049】上記蓋部6は、自由端側の上記ケース本体
部5の把持部2と対応する位置に把持部9を有している
と共に、上記ケース本体部5の係合部7…7と対応する
位置に閉蓋ロック用の被係合部10…10を有してい
る。
【0050】そして、上記ケース本体部5に蓋部6を重
ね合わせて所謂蓋をした状態にすると、上記係合部7…
7と被係合部10…10が係合して、ケース本体部5と
蓋体6はロックされた状態になると共に、上記把持部
2,9が重なり合って、これら把持部2,9を把持し
て、持ち運びができるようになっている。
【0051】上記ケース本体部5は、図5に示したよう
に、ディスクカートリッジ101を、そのシャッタ10
4の移動許容方向が底部3側を向くようにしてカートリ
ッジ収納部4に挿入した場合(以下、不正規挿入とい
う)において、該カートリッジ収納部4へのディスクカ
ートリッジ101の収納を阻止する第1,第2の収納阻
止部材21,22を有している。
【0052】上記第1の収納阻止部材21は、カートリ
ッジ収納部4の一側面にスライドエリア検出用の凸部を
設けることにより形成されている。
【0053】上記第2の収納阻止部材22は、カートリ
ッジ収納部4の底面にA面/B面検出孔検出用の凸部を
設けることにより形成されている。
【0054】上記第1の収納阻止部材21つまりスライ
ドエリア検出用の凸部は、図1に示したように、ディス
クカートリッジ101を、そのシャッタ104の移動許
容方向が把持部2,9側を向くようにして、カートリッ
ジ収納部4に挿入した場合(以下、正規挿入の場合とい
う)に、図2〜図3に示したように、ディスクカートリ
ッジ101のスライドエリア105を検出し、該エリア
105内に侵入する。
【0055】また、上記第2の収納阻止部材22つまり
A面/B面検出用の凸部は、図3および図4に示したよ
うに、ディスクカートリッジ201のA面/B面検出孔
108を検出し、該検出孔208内に侵入する。
【0056】上述のようにして、第1の収納阻止部材2
1がディスクカートリッジ101のスライドエリア10
5内に侵入し、第2の収納阻止部材(A面/B面検出用
の凸部)21がディスクカートリッジ101のA面/B
面検出孔108に侵入して、ディスクカートリッジ10
1は、カートリッジ収納部4内に完全に収納された状態
になるのである。
【0057】次に、ディスクカートリッジ101を、シ
ャッタ104の移動許容方向が底部3側を向くようにし
て、カートリッジ収納部4に挿入した場合(以下、不正
規挿入の場合という)について説明する。
【0058】この不正規挿入の場合には、上記第1の収
納阻止部材21つまりスライドエリア検出用の凸部は、
図5〜図6に示しように、ディスクカートリッジ101
のシェル103のスライドエリア105以外の部分に当
接して、ディスクカートリッジ101を押上げる。
【0059】また、上記第2の収納阻止部材22つまり
A面/B面検出用の凸部は、図7に示したように、ディ
スクカートリッジ101のシェル103の表面に当接し
て、ディスクカートリッジ101を押上げる。
【0060】上述のようにしてディスクカートリッジ1
01は、カートリッジ収納部4内に完全に収納された状
態になるのを阻止されるのである。
【0061】また、蓋部6は、上記ケース本体部5のカ
ートリッジ収納部4と協同して、ディスクカートリッジ
101の肉厚方向の一部を収納するカートリッジ収納部
31を有している。
【0062】上記カートリッジ収納部31は、ディスク
カートリッジ101を、シャッタ204の移動許容方向
が底部3側を向くようにしてカートリッジ収納部31に
挿入したときに、該カートリッジ収納部31へのディス
クカートリッジ101の収納を阻止する第3の収納阻止
部材32を有している。
【0063】上記第3の収納阻止部材32は、上記カー
トリッジ収納部31の一側面に、スライドエリア検出用
の凸部を設けることにより形成されている。
【0064】上記第3の収納阻止部材32は、上記第1
の収納阻止部材21に対応する位置に該第1の収納阻止
部材21と同様に形成されている。
【0065】そして、蓋部6のカートリッジ収納部31
に、ディスクカートリッジ201を不正規に挿入する場
合は、図9に示したように、上記第3の阻止部材31が
ディスクカートリッジ101のシェル103のスライド
エリア105以外の部分に当接して、ディスクカートリ
ッジ101を押上げ、ディスクカートリッジ101がカ
ートリッジ収納部31に収納されるのを阻止するのであ
る。
【0066】なお、従来例と同一部分には同一符号を付
して重複する説明を省略する。
【0067】実施例のキャリングケース1は、上述のよ
うな構成であるから、ケース本体部5のカートリッジ収
納部4に、ディスクカートリッジ201を不正規に挿入
しようとすると、第1,第2の収納阻止部材21,22
でディスクカートリッジ101のカートリッジ収納部4
への収納は阻止される。
【0068】また、実施例の場合のように、蓋部6にも
カートリッジ収納部31が設けられている場合には、上
記蓋部6に設けたカートリッジ収納部31にディスクカ
ートリッジ201を収納して、上記蓋部6をケース本体
部5側に重ね合わせて、所謂蓋をした状態にする場合も
考えられる。
【0069】しかし、実施例では、蓋部6のカートリッ
ジ収納部31に第3の収納阻止部材32を設けたので、
該第3の収納阻止部材32でディスクカートリッジ20
1の蓋部6のカートリッジ収納部31内への不正規挿入
は未然に阻止される。
【0070】なお、実施例ではケース本体部5にスライ
ドエリア検出用の凸部と、A面/B面検出孔検出用の凸
部の2つの収納阻止部材21,22を設けた場合を示し
たが、いずれか一つの収納阻止部材を設けてもよい。ま
た、蓋部6にカートリッジ収納部31や第3の収納阻止
部材32を設けることは本発明の必須要件ではない。
【0071】
【発明の効果】本発明のキャリングケースには次に述べ
るような効果がある。
【0072】(1)請求項1のキャリングケースは、デ
ィスクカートリッジの不正規収納(ディスクカートリッ
ジがそのシャッタの移動許容方向を底部側に向けた状態
でカートリッジ収納部に収納されること)を未然に阻止
し、不正規収納が原因で起るキャリングケースの落下時
における衝撃力や慣性力でシャッタやシャッタロック機
構等が破損されるのを防止することができる。
【0073】(2)請求項2のキャリングケースは、カ
ートリッジ収納阻止部材としてのカートリッジ収納部の
一側面に設けたスライドエリア検出用の凸部で、ディス
クカートリッジのシェルを押上げてディスクカートリッ
ジがカートリッジ収納部に不正規収納されるのを阻止す
ることができる。
【0074】(3)請求項3のキャリングケースは、収
納阻止部材としてのカートリッジ収納部の底面に設けた
A面/B面検出孔検出用の凸部で、ディスクカートリッ
ジのシェルを押上げてディスクカートリッジがカートリ
ッジ収納部に不正規収納されるのを阻止することができ
る。
【0075】(4)請求項4のキャリングケースは収納
阻止部材としてのスライドエリア検出用の凸部でディス
クカートリッジのシェルを押上げ、かつA面/B面検出
孔検出用の凸部でディスクカートリッジがカートリッジ
収納部に不正規収納されるのを阻止することができる。
【0076】
【図面の簡単な説明】
【図1】キャリングケースとディスクカートリッジの斜
視図。
【図2】ディスクカートリッジを収納した状態の斜視
図。
【図3】図2のA−A線断面図。
【図4】図2のB−B線断面図。
【図5】不正規挿入した状態の斜視図。
【図6】図5のA−A線断面図。
【図7】図5のB−B線断面図。
【図8】蓋部にディスクカートリッジを不正規挿入した
状態の斜視図。
【図9】図8のA−A線断面図。
【図10】従来例の斜視図。
【図11】従来例の斜視図。
【図12】従来例の斜視図。
【符号の説明】
1…キャリングケース 2…把持部 3…底部 4…カートリッジ収納部 5…ケース本体部 6…蓋部 21,22,32…収納阻止部材 31…蓋部に設けられたカートリッジ収納部 101…ディスクカートリッジ 103…シェル 104…シャッタ 105…スライドエリア 108…A面/B面検出孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65D 85/57

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 把持部と底部の間にディスクカートリッ
    ジを収納するカートリッジ収納部を有するケース本体部
    と、該ケース本体部の開口部を開閉する蓋部とを備え、 上記ケース本体部は、ディスクカートリッジを、そのシ
    ャッタの移動許容方向が上記底部側を向くようにしてカ
    ートリッジ収納部に挿入したときに、該カートリッジ収
    納部へのディスクカートリッジの収納を阻止する収納阻
    止部材を有し、 上記蓋部は、ケース本体部のカートリッジ収納部と協同
    してディスクカートリッジの肉厚方向の一部を収納する
    カートリッジ収納部と、該カートリッジ収納部にディス
    クカートリッジを、そのシャッタの移動許容方向が底部
    側を向くようにして挿入したときに、上記カートリッジ
    収納部へのディスクカートリッジの収納を阻止する収納
    阻止部とを有している ことを特徴とするキャリングケー
    ス。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 収納阻止部材は、ディスクカートリッジを、そのシャッ
    タの移動許容方向が把持部側を向くようにして、カート
    リッジ収納部に挿入したときに、上記ディスクカートリ
    ッジのシャッタスライドエリア内に侵入するスライドエ
    リア検出用の凸部を設けることにより構成されているキ
    ャリングケース。
  3. 【請求項3】 請求項1において、 収納阻止部材は、ディスクカートリッジを、そのシャッ
    タの移動許容方向が把持部側を向くようにして、カート
    リッジ収納部に挿入したときに、上記ディスクカートリ
    ッジに設けられているA面/B面検出孔に侵入するA面
    /B面検出孔検出用の凸部を設けることにより構成され
    ているキャリングケース。
  4. 【請求項4】 請求項1において、 収納阻止部材は、ディスクカートリッジを、そのシャッ
    タの移動許容方向が把持部側を向くようにして、カート
    リッジ収納部に挿入したときに、上記ディスクカートリ
    ッジのシャッタスライドエリア内に侵入するスライドエ
    リア検出用の凸部と、上記ディスクカートリッジに設け
    られているA面/B面検出孔に侵入するA面/B面検出
    孔検出用の凸部とで構成されているキャリングケース。
JP00732194A 1994-01-27 1994-01-27 キャリングケース Expired - Fee Related JP3384074B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00732194A JP3384074B2 (ja) 1994-01-27 1994-01-27 キャリングケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00732194A JP3384074B2 (ja) 1994-01-27 1994-01-27 キャリングケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07206068A JPH07206068A (ja) 1995-08-08
JP3384074B2 true JP3384074B2 (ja) 2003-03-10

Family

ID=11662717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00732194A Expired - Fee Related JP3384074B2 (ja) 1994-01-27 1994-01-27 キャリングケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3384074B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004182236A (ja) * 2002-10-07 2004-07-02 Keys Factory Inc 記憶媒体収容ケース
JP5967919B2 (ja) * 2011-12-16 2016-08-10 三菱電機株式会社 運搬容器

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07206068A (ja) 1995-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4485988A (en) Tape cassette
KR940022533A (ko) 카드리지어댑터 및 카트리지어댑터에 수납하는 카트리지
JPH09153264A (ja) ディスクカートリッジ
CN1090423A (zh) 盘片盒
KR100254878B1 (ko) 정보저장디스크의 도난 방지장치
KR100453393B1 (ko) 기록재생장치
JP3384074B2 (ja) キャリングケース
JPH056607Y2 (ja)
JPH0528608Y2 (ja)
JPH07153222A (ja) ディスクカートリッジ装置
EP1132916B1 (en) Disc cartridges
US6353513B1 (en) Tape cartridge
JPH09282832A (ja) ディスクカートリッジ及びそれを用いたディスク装置
US5628213A (en) VHS videocassette security device
JPH0766649B2 (ja) テープカセット
KR19990063456A (ko) 기록 매체 카트리지의 오삽입을 방지하기 위한 구조
JP2903586B2 (ja) ディスクカートリッジの誤挿入防止機構
JP3755681B2 (ja) ディスクカートリッジ用の収納ケース
JPH09213044A (ja) ディスクカートリッジ及びそれを用いたディスク装置
JPH0624054Y2 (ja) ディスクカートリッジおよびディスク再生装置
KR0113722Y1 (ko) 디스크 카트리지 수납장치
JP3003674B2 (ja) ディスクカートリッジとドライブ装置及び誤挿入防止機構
JPS6038539Y2 (ja) カセツトケ−ス
JP2001143359A (ja) ディスク駆動装置
JPH0418126Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees