JP3383482B2 - ポイントカードシステム - Google Patents

ポイントカードシステム

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JP3383482B2
JP3383482B2 JP21648795A JP21648795A JP3383482B2 JP 3383482 B2 JP3383482 B2 JP 3383482B2 JP 21648795 A JP21648795 A JP 21648795A JP 21648795 A JP21648795 A JP 21648795A JP 3383482 B2 JP3383482 B2 JP 3383482B2
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弘章 一色
榮一 石上
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株式会社ユニティ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商店街等が顧客へ
のサービスとして行っているポイントカードシステムに
関し、特に、事務局がいったん発行したポイントの清算
が容易なポイントカードシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】顧客に対するサービスとして、購買額に
応じて買い物券や割引券を引き渡すことが行われてい
る。買い物券や割引券が買い物をした当該店でしか通用
しないのに対して、どこの商店でも通用する金券に該当
するものをサービス券として引き渡すことも行われてい
る。
【0003】しかしながら、買い物券や割引券を顧客が
利用するためには、顧客側で買い物券や割引券の補助券
等を集め、台紙等に貼って整理する必要があり、繁雑で
ある。また、加盟店でも回収したサービス券の処理を行
うため、特別の人員を用意する必要があり、広範囲な加
盟店制度にあっては、各加盟店による買い物券及び割引
券の管理が必要である。
【0004】これに対して、近年、購買額に応じてポイ
ントを付与してそのポイントを1枚の磁気情報カードに
集積し、ポイント総額に応じて評価金額を決定する方式
のポイントカードシステムが採用されている。このシス
テムでは、各店舗にコンピュータの端末機等を設置する
ことにより、サービス券の処理を行う人員を不要にして
いる。また、顧客の側もポイントカードを提示するだけ
でポイントを集積でき、金券等を整理する必要がなく、
各店舗と顧客の双方にとっても簡便なものである。
【0005】一方、代金払い済みカードであるプリペイ
ドカード、又は商品券に類似した金券カードの利用は近
年確実に伸びている。現金を携帯する必要がなく、ま
た、現金が不足した場合等に便利である上に、贈り物等
としての利用方法もあり、利用価値が認識されている。
そして、この金券カードのシステムと、上記ポイントカ
ードを用いるシステムを複合的に利用し、金券カードを
商品券として、また、ポイントカードを金券カードの補
助券を集積するカードとして使用するシステムの開発が
行われている。
【0006】このようなシステムの1つとして、特公平
2−34079号公報に「磁気カードによる取引点数精
算方法」というシステムが提案されている。このシステ
ムは、商店街の組合等に加盟する加盟店それぞれに設置
されているカード端末機と、該組合の本部である事務局
に設置されている中央処理装置との間に、顧客が携帯す
る磁気カードを利用して、情報伝達用のネットワークを
形成したものである。カード端末機によって、磁気カー
ド上に、現在の顧客のポイント数及び利用可能な金額等
を記録することにより、事務局に設置されている中央処
理装置を用いて顧客や加盟店の利用回数、及び購入時間
等の情報を得ることができ、顧客毎及び加盟店毎に取引
関係情報等を集計できるものである。これにより、加盟
店側及び顧客側の双方にとって、商品券の取り扱いが容
易になる。
【0007】図4に基づいて、従来のポイント精算シス
テムを説明する。事務局30で発行するポイントを、各
加盟店27が購入する(矢印1)。顧客40が加盟店で
商品等を購入した場合には、購入額に対するポイント数
を、ポイントカードに記録して顧客に渡す(矢印2)。
ポイントカードに記録されたポイント数が、所定数に達
した場合には、その所定のポイント数と引き換えに、ポ
イント数に相当する金券カードを配布する。顧客が上記
金券カードを用いて金券カードの金額より安い商品等を
購入する場合には、金券カードから購入した商品の金額
を差し引き、残額に相当する金券カードを発行する、若
しくは現金を払う(矢印3)。さらに、金券カードの金
額以上の商品を購入する場合には、金券カードの金額
を、購入する商品等の金額から差し引く。使用済みの金
券カードは各加盟店で回収し、加盟店は回収した金券カ
ードを事務局に送り、事務局から金券カードに該当する
金額を受け取り(矢印4)、新たに顧客に配布するポイ
ントを事務局から購入する(矢印5)。
【0008】しかし、上記システムについて検討する
と、事務局にとっては、顧客毎、及び加盟店毎に関係情
報を集計し、解析できるが、加盟店にとっては、顧客が
金券カード等を利用した場合には、加盟店が事務局に使
用済みの金券カード等を送ることによって、使用された
金券カード等の金額を請求する必要があった。そのた
め、上記ポイントの管理業務に手間が掛かる等の理由
で、加盟店が脱退するといった問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の問題の解決を図ったもので、事務局が発行したポイン
トの清算が簡単な、ポイントカードシステムを提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係るポイントカードシステムは、購入金
額から算出されるポイント数を記憶するポイント記憶部
と、金額を記憶する評価換金額記憶部と、を備えたポイ
ントカードと、ポイントカードの読取装置と、ポイント
カードへの書込装置と、売り上げ金額などを入力する入
力装置と、各データを記憶するデータ記録装置と、ポイ
ントと金額との換算を行う演算装置と、を備えたカード
端末機と、からなり、事務局から購入したポイントを上
記入力装置から入力して上記データ記録装置に加算登録
し、上記入力装置に入力された顧客の購入金額に対して
付与されるポイント数を上記演算装置が所定の割合で換
算出し、上記読取装置が読みとったポイント数に加算
して、上記書込装置によってポイントカードのポイント
数を更新し、上記演算装置が、ポイントカードに記憶さ
れたポイント数を所定の値以上であると判断したら、該
ポイント数から上記所定の値を差し引いた残りのポイン
ト数を出力して上記書込装置にポイント数を更新登録さ
せるとともに、ポイントカードの上記評価換金額記憶部
に所定の金額を登録させ、顧客が新たに購入した金額か
らポイントカードを利用して支払う金額を上記入力装置
に入力すると、該金額を上記演算装置が上記評価換金額
記憶部に記憶された金額から差し引き、上記書込装置が
該評価換金額記憶部に差額を記入し、上記演算装置は、
店舗が顧客にポイントを付与する場合は売上金額に対し
所定の割合でポイント換算し、また、店舗が顧客からポ
イントを買取蓄積する場合は、買取金額を事務局に支払
う1ポイントの額で割ってポイント数を換算し、該ポイ
ント数を該カード端末機のデータ記録装置のポイント数
蓄積加算する構成である。
【0011】また、上記事務局に設置され、上記カード
端末機による商品等の売上状況及びポイントの残存状況
等の情報を各店舗毎に管理し、顧客別に処理等できる中
央処理装置が、上記カード端末機と、電話回線等を用い
てオンライン接続されている構成としたり、上記カード
端末機に形成されている上記演算装置が、上記ポイント
カードに形成された上記評価換金額記憶部の金額を1円
単位で更新記録する構成とすることもできる。
【0012】更に、事務局からポイントを購入し、購入
したポイントを顧客の商品購買金額に応じてサービスポ
イントとして付与し、該サービスポイントを顧客がポイ
ントのままで一加盟店に提示することにより、加盟店
は、一定比率でポイントを直接換金評価してサービスポ
イントを引き取り、引き取ったポイントを各加盟店が上
記一定比率で自ら評価換金してポイントでの販売金額を
算出し、該換金額を事務局からポイントを購入する金額
で割って獲得できるポイントを算出し、カード端末機の
データ記録装置のポイント数に加算する構成とすること
も可能である。
【0013】上記構成のポイントカードシステムは、ま
ず、必要に応じ、各加盟店が事務局から1ポイントa円
でbポイント、すなわちa×b円を支払うことによって
ポイントを購入し、加盟店個々に設置されているカード
端末機に購入したポイント数を加算登録する。顧客が加
盟店で商品等を購入した場合には、購入額に相当するポ
イント数cを顧客に予め配布しておいたポイントカード
にカード端末機で記録する。その後、上記顧客が加盟店
で商品等を購入した場合には、再度購入額に相当するポ
イント数dを、前回に記録されているcに加算し、c+
dのポイント数として更新記録する。上記加算を続けて
いくことにより、ポイントカードに蓄積したポイント数
が所定のeポイントに達成したら、eポイントに相当す
る金額mをポイントカードに形成されている評価換金額
記憶部に記録し、ポイント記憶部のポイント数からeを
差し引く。
【0014】顧客は、加盟店であれば、何処の店であろ
うと、前記ポイントカードを金券カードとして商品等を
購入できる。加盟店で商品等を購入した場合には、各加
盟店に設置されているカード端末機を用いて、ポイント
カードの評価換金額記憶部に記録されている金額から、
利用した金額fを差し引いたm−f円をポイントカード
の評価換金額記憶部に記録する。同時に、加盟店は、ポ
イントカードを利用した上記の金額fから、その金額に
よって事務局から購入できるポイント数f/aを算出し
て端末機のポイント数に加算登録する。上記は1枚のポ
イントカードをポイント蓄積用と、金券の2つの用途に
用いているが、金券部分を別個のカードとすることも可
能である。
【0015】また、、ポイントを換金せずに、そのまま
ポイントとしてポイントカードに蓄積所有し、ポイント
カードをそのまま提示して、換金額を差し引く方法も実
施可能である。加盟店で商品購入する際に、各加盟店は
設置されているカード端末機にポイントカードを挿入
し、購入金額に相当するポイントを差し引き、残存する
ポイントをポイントカードに更新して登録する。加盟店
は、引き取ったポイントを利用金額に換金し、その換金
額によって事務局から購入できるポイント数を算出して
端末機のポイント数(手持ちポイント)に加算登録す
る。この際、端数が生じた場合の端数は、ポイント数に
残してポイント記録部は更新される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るポイントカー
ドシステムを添付図面に基づいて説明する。図1は、本
発明のシステムを表す説明図で、オンラインシステムを
採用している。本発明のシステムを構成するものは、ポ
イントカード10と、カード端末機20及び中央処理装
置31である。
【0017】ポイントカード10は、図1で示すよう
に、プラスチックのカードに磁性材を塗布した帯状部分
からなるポイント記憶部11と評価換金額記憶部12と
を有する1枚の磁気カードである。しかし、同一のカー
ドに両記録部を形成する必要はなく、ポイント記憶部1
1及び評価換金額記憶部12を別個のカード(プリペイ
ドカード又は商品券と類似する金券カード)にすること
もできる。ポイント記憶部11は、ポイント数を記録
し、書き換え及び消去できる。評価換金額記憶部12
は、ポイント記憶部11の機構と同様なもので、ポイン
ト数の代わりに金額を記録する。このポイントカード1
0は、磁気カードに限定されず、ICカード、プラスチ
ックカード、PETカード等でもよく、また、顧客の氏
名・住所等のデータをも記録できるようにするのが望ま
しい。
【0018】カード端末機20は、コンピュータを主体
としたもので、図2で示すように、カード挿入口21、
読取装置22、書込装置23、演算装置24、データ記
録装置25及び入力装置26とから構成されている。カ
ード挿入口21は、ポイントカード10をカード端末機
20内に設けられている読取装置22及び書込装置23
に送り込むための部分で、カードの送り込み装置と排出
装置とを備えている。読取装置22は、ポイントカード
10に記録されているポイント数や個人データ等の磁気
情報を読みとるための装置であり、書込装置23は、入
力装置26で入力し、演算装置24で処理された情報を
ポイントカード10のポイント記憶部11及び評価換金
額記憶部12に書き込むための磁気記録装置である。演
算装置24は、コンピュータのCPUからなり、入力装
置に入力された情報を処理する部分で、具体的には、金
額に対するポイントを換算し、又はポイント数に対する
金額を換算する。データ記録装置25は、コンピュータ
のハードディスクやフロッピーディスク等の記録媒体か
らなり、事務局から購入したポイント数を登録し、手持
ちポイントとする。顧客40が提出するポイントカード
10にポイントを付与した場合、付与したポイント数が
このデータ記録装置25に記録されている手持ちポイン
ト数から差し引かれる。入力装置26は、コンピュータ
のキーボード等からなり、販売額等の情報を入力するた
めの装置である。
【0019】カード端末機20は、商店街の組合等に加
盟している加盟店27それぞれに設置されており、加盟
店27毎にそれぞれの情報を管理している。カード端末
機20は、まず、カード挿入口21にポイントカード1
0を挿入し、ポイントカード10に記録されている情報
を読取装置22を用いてディスプレイ等に出力する。商
品等の販売額を入力装置26を用いて入力し、入力され
た情報は、演算装置24によって対応するポイント数に
換算され、換算されたポイント数がポイントカードに記
録される。予めポイントカード10に記録されていたポ
イント数がある場合には、その合計を算出する。算出さ
れたポイント数は、書込装置23によってポイントカー
ド10に記録される。また、商品等の販売額に対応する
ポイント数は、データ記録装置25に登録されている端
末機の手持ちポイント数から差し引かれる。これによっ
て、加盟店27は、自動的に現在残っている手持ちポイ
ント数を確認できる。
【0020】中央処理装置31は、商店街の組合等の本
部である事務局30に設置されたホストコンピュータ
で、各加盟店27それぞれの手持ちポイントの残量や顧
客情報等を管理している。
【0021】中央処理装置31とカード端末機20と
は、オンラインであっても、オフラインであってもよ
く、各加盟店27から事務局が必要とする情報を収集可
能であればよい。たとえば、オンラインの場合は、加盟
店27で商品等を購入した際に、購入額に相当するポイ
ント数を、カード端末機20を用いてポイントカード1
0に記録すると同時に、その記録情報が電話回線等を使
って中央処理装置31に送られ、管理される。また、オ
フラインの場合は、1カ月間の情報を各加盟店に設置さ
れているカード端末機20のデータ記録装置25に記録
し、記録した情報をフロッピーディスク等で蓄積し、蓄
積した情報を事務局30の職員が1カ月毎に上記フロッ
ピーディスクを回収することによって、オンラインと同
様に情報を管理及び処理できる。
【0022】次に、図3に基づき、本発明に係るポイン
トカードシステムの実施例を具体的に説明する。まず、
事務局30は、各加盟店27に対して、例えば、1ポイ
ント3円でポイントを販売する(矢印1)。その都度、
各加盟店27は、購入したポイント数をカード端末機2
0に加算登録する。1ポイントが3円のとき、ある加盟
店27が1,000ポイント購入した場合には、3,0
00円を事務局に支払い、1,000ポイントを自分の
店のカード端末機20に加算登録することとなる。
【0023】顧客40が加盟店で初めて商品等を購入し
た場合には、加盟店は、白紙状態のポイントカードに、
購入額に対応するポイント数や、顧客の姓名等の個人情
報を記録して顧客に渡す。次回から、同一の顧客がいず
れかの加盟店で商品等を購入した場合には、前回渡され
たポイントカード10を提出して購入額に対応するポイ
ント数を前回までのポイント数に加算し、合計のポイン
ト数をポイントカード10に記録してもらう。この様に
して、ポイントカード10に記録されているポイント数
を集める(矢印2)。
【0024】たとえば、購入額100円につき1ポイン
トを付与すると規定している場合は、10,000円の
商品を購入すれば、10,000円/100円=100
ポイントを顧客が提出するポイントカード10に加算す
る。顧客40のポイントカード10に、既に420ポイ
ントが記録されている場合には、420+100=52
0ポイントを記録する。もちろん、顧客40に付与する
ことができるポイント数は、当該カード端末機20に記
録されている手持ちポイント数の範囲内に限定される。
【0025】顧客40が、加盟店27で商品等の購入を
繰り返すことによって、随時ポイントが加算される。所
定のポイントに達した時点で、獲得ポイント総計に対す
る金額をポイントカード10に設けられた評価換金額記
憶部12に記録し、所定のポイント数を獲得ポイント数
から差し引く。これにより次回からポイントカード10
をプリペイドカード又は商品券に類似した金券カードと
して使用できる(矢印3)。
【0026】例えば、所定のポイントを500ポイント
とした場合、上記の例のように、ポイントの累計が52
0ポイントであれば、このうちの500ポイントについ
て、1ポイントにつき、例えば、2円の割で換算を行
い、1,000円を評価換金額記憶部12に記録する。
これにより、次回の購入時から1,000円の金券カー
ドとして使用できる。また、ポイントカード10を、金
券カードとして使用する場合には、カード端末機20の
演算装置24によって処理することにより、1円単位で
利用可能となる。なお、500点に満たない端数の20
ポイントはそのまま、ポイントカード10のポイント記
憶部に残ることになる。
【0027】顧客40が、ポイントカード10を金券カ
ードとしてある加盟店27aで利用するには、支払いの
際にポイントカードをその加盟店27aの店員に渡す。
加盟店27aは、自己の店のカード端末機20のカード
挿入口21にポイントカード10を挿入し、評価換金額
記憶部12に記録されている金額を読取装置22を用い
て読み取り、顧客40が使用した金額をカードの金額か
ら差し引き、同時に残額を書込装置23を用いてポイン
トカード10の評価換金額記憶部12に記録する。
【0028】金券カードとしてポイントカード10を使
用した場合の使用金額は、入力装置26に入力される
と、その金額が演算装置24によって、事務局30から
ポイントを購入する際の比率でポイントに換算され、そ
の換算されたポイント数が、端末機20の手持ちポイン
ト数に加算登録される(矢印6)。例えば、顧客40
が、1,000円の金額が書き込まれたポイントカード
10を用いて900円の商品を購入した場合、利用額9
00円をカード端末機20に入力する。上記ポイントカ
ード10は、900円分使用したので、残額の100円
に書き換えられる。その際、カード端末機20に入力し
た900円は、加盟店27が事務局30からポイントを
購入する際の1ポイント3円で割られ、900円/3円
=300ポイントが、当該端末機20の手持ちポイント
数に加算されることになる。これにより、加盟店が顧客
に対して配布できる手持ちポイント数が増加することに
なる。
【0029】また、上記のポイント換算時に顧客40か
ら引き取ったポイント数の内の端数ポイントは、手持ち
ポイント数とは別個のデータとして、データ記録装置2
5に記録され、端数ポイントの合計が1ポイントになっ
た時に、自動的に又は請求により、手持ちポイントに加
算される。
【0030】ところで、1,000円の商品を購入する
際に、ポイントカード10を利用せずに、現金で購入す
る場合には、ポイントカード10の評価換金額記憶部1
2に記録された情報を変更せずに、ポイントカード10
のポイント記憶部11に、1,000円に対応する10
ポイントを加算し、残量である前記20ポイントと合わ
せて30ポイントとする。
【0031】このように、ポイントカードを金券として
使用せず、現金を用いて商品購入を続けた場合には、ポ
イント記憶部11のポイントが500ポイントとなる度
に、自動的に、又は請求によりポイントカード10の評
価換金額記憶部12に、1,000円が加算登録される
ことになる。
【0032】顧客40が獲得したポイントを金額に換算
する際の比率は、1ポイント2円であり、加盟店27が
事務局から購入する価格は1ポイント3円で、差額の1
円が事務局の運営費となる。従来は、図3の矢印6の部
分、すなわち、顧客がポイントカードで使用した金額
を、事務局から購入するポイントに換算できなかったの
で、絶えず事務局からポイントを購入して端末機に補充
しておかなければならなかったが、本発明により、事務
局からポイントを購入する周期を延ばすことが可能にな
った。したがって、ゴールデンウィークや正月等のよう
に、事務局が長期に休む場合には、従来、各加盟店は、
その間のポイントを予め購入しておかなければならなか
ったのが、本発明により、その必要性が大幅に低下し
た。
【0033】請求項4で開示している発明は、顧客に付
与したポイントを評価金額に換金することなく、ポイン
トをそのまま保有し、加盟店でポイントを使用する場合
には直接購入価格に該当するポイント数をポイントカー
ドから差し引くシステムである。このシステムでは、事
務局からポイントを購入して手持ちポイントとして端末
機に記憶させる。購入した手持ちポイントを商品購入金
額に応じてサービス用のポイントとして顧客に付与す
る。該サービスポイントを顧客がポイントのままで一加
盟店に提示することにより、加盟店は、一定比率でポイ
ントを直接換金評価してサービスポイントを引き取る。
引き取ったポイントは各加盟店が上記一定比率で自ら評
価換金し、ポイントで販売した金額を算出し、その換金
金額を使用して事務局からポイントを購入する。この場
合、換金金額をポイント購入金額で割って獲得できるポ
イントを算出し、カード端末機のデータ記録装置の手持
ちポイント数に加算する。これにより、顧客は、獲得し
たポイントを評価換金して金券化してから使用する手間
が省けるのと同時に、加盟店側も換金評価作業が不要と
なるので、より省力化することができる。
【0034】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、事務局にとっては、加盟店が回収した金券カードに
対して金銭を支払っていた事務処理が不要になったの
で、事務局の作業を著しく簡素化することができるばか
りでなく、事務局と加盟店の縦系列の連絡回数を大幅に
減少することになる。また、横系列に相当する加盟店相
互間でのポイントの精算の必要も不要となる。事務局か
ら加盟店に払い戻す金額(上記の実施例では1ポイント
2円)は、事務局の預かり金であるにも拘わらず、利益
と間違え易かった。しかし、本発明によれば、かかる預
かり金が生じないので、利益の明確化が図れる。
【0035】加盟店にとっては、顧客がポイントカード
として金券カードを利用した場合、受取金額を事務局か
ら購入するポイント数に宛てて変換し、カード端末機に
加算登録できるので、事務局からポイントを購入する回
数を少なくできる。また、金券カードとして入手した金
額が、その場で手持ちポイントに換算できるので、清算
が非常に簡単になった。さらに、ポイントカードを1円
単位で使用できるようにすれば、顧客にとっても無駄が
なくなる。更に、請求項4に開示した発明は、獲得ポイ
ントを換金評価することなく、ポイントのまま使用して
加盟店側で金額評価するシステムであり、顧客にとって
は、獲得したポイントそのまま使用できるので、わざわ
ざ評価換金して金券化する手間が不要となると同時に、
加盟店側も換金評価作業が不要となるので、事務局を介
して行っていた加盟店相互間の精算が不要となり、より
省力化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポイントカードシステムの1実施例の
構成を示す図である。
【図2】ポイントカードシステムに使用されるカード端
末機の構成を示す図である。
【図3】本発明のポイントカードシステムの作用を説明
する図である。
【図4】従来のポイントカードシステムの作用を説明す
る図である。
【符号の説明】
10 ポイントカード 11 ポイント記憶部 12 評価換金額記憶部 20 カード端末機 21 カード挿入口 22 読取装置 23 書込装置 24 演算装置 25 データ記録装置 26 入力装置 27,27a 加盟店 30 事務局 31 中央処理装置 40 顧客
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G07F 5/00 - 9/10 B42D 11/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 購入金額から算出されるポイント数を記
    憶するポイント記憶部と、換金金額を記憶する評価換金
    額記憶部とを備えたポイントカードと、 ポイントカードの読取装置と、ポイントカードへの書込
    装置と、売り上げ金額などを入力する入力装置と、各デ
    ータを記憶するデータ記録装置と、ポイントと金額との
    換算を行う演算装置と、を備えたカード端末機と、から
    なり、 事務局から購入したポイントを上記入力装置から入力し
    て上記データ記録装置に加算登録し、 上記入力装置に入力された顧客の購入金額に対して付与
    されるポイント数を上記演算装置が所定の割合で換算
    出し、上記読取装置が読みとったポイント数に加算し
    て、上記書込装置によってポイントカードのポイント数
    を更新し、 上記演算装置が、ポイントカードに記憶されたポイント
    数を所定の値以上であると判断したら、該ポイント数か
    ら上記所定の値を差し引いた残りのポイント数を出力し
    て上記書込装置にポイント数を更新登録させるととも
    に、ポイントカードの上記評価換金額記憶部に所定の金
    額を登録させ、 顧客が新たに購入した金額からポイントカードを利用し
    て支払う金額を上記入力装置に入力すると、該金額を上
    記演算装置が上記評価換金額記憶部に記憶された金額か
    ら差し引き、上記書込装置が該評価換金額記憶部に差額
    を記入し、上記演算装置は、店舗が顧客にポイントを付与する場合
    は売上金額に対し所定の割合でポイント換算し、また、
    店舗が顧客からポイントを買取蓄積する場合は、買取金
    額を事務局に支払う1ポイントの額で割ってポイント数
    を換算し、 該ポイント数を該カード端末機のデータ記録
    装置のポイント数に蓄積加算する、ことを特徴とするポ
    イントカードシステム
  2. 【請求項2】 請求項1において、上記事務局に設置さ
    れ、上記カード端末機による商品等の売上状況及びポイ
    ントの残存状況等の情報を各店舗毎に管理し、顧客別に
    処理等できる中央処理装置が、上記カード端末機と、電
    話回線等を用いてオンライン接続されていることを特徴
    とするポイントカードシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、上記カード端
    末機に形成されている上記演算装置が、上記ポイントカ
    ードに形成された上記評価換金額記憶部の金額を1円単
    位で更新記録することを特徴とするポイントカードシス
    テム。
  4. 【請求項4】 事務局からポイントを購入し、購入した
    ポイントを顧客の商品購買金額に応じてサービスポイン
    トとして付与し、該サービスポイントを顧客が一加盟店
    に提示することにより一定比率で換金評価してサービス
    ポイントを引き取り、引き取ったポイントを各加盟店が
    上記一定比率で自ら評価換金し、該換金額で事務局より
    購入できるポイントを算出して、カード端末機のデータ
    記録装置のポイント数に加算することを特徴とするポイ
    ントカードシステム
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