JP3381738B2 - 機械的強度に優れた機械構造部品の製造方法 - Google Patents

機械的強度に優れた機械構造部品の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、面圧強度,曲げ疲労強
度,ねじり疲労強度等の機械的強度に優れた機械構造部
品を得るのに利用される機械構造部品の製造方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、機械構造部品の面圧強度,曲げ疲
労強度,ねじり疲労強度等の機械的強度を向上させるた
めに、鋼に対して表面硬化処理を行うことがよく実施さ
れており、浸炭,窒化,高周波焼入れなどの表面硬化処
理がよく採用されている(なお、この種の鋼に対する表
面硬化処理に関しては、例えば、「第3版 鉄鋼便覧第
VI巻 二次加工・表面処理・熱処理・溶接」 昭和5
7年5月31日発行社団法人 日本鉄鋼協会編 第56
2頁〜第600頁『14.表面硬化』に詳細な説明がな
されている。)。
【0003】このような表面硬化処理において、例え
ば、C含有量を0.13〜0.23%と低くしたはだ焼
鋼を用いて浸炭や浸炭窒化処理を施すことによって、耐
摩耗性や疲労強度を向上させた機械構造部品を得ること
が良く行われているが、このほか、窒化処理(例えば、
タフトライド処理,ガス軟窒化処理,イオン窒化処理)
や高周波焼入れなども良く行われている。
【0004】また、最近では、窒化処理後に高周波焼入
れする複合処理が施されるようになった。
【0005】この場合、窒化時に拡散する窒素はもとよ
り、鋼に含有する炭素とともに高周波焼入れに寄与す
る。そして、これによって得られるマルテンサイトは、
優れた焼もどし軟化抵抗性と亀裂発生抵抗性を示し、転
動寿命等の機械的性質を著しく向上させる。
【0006】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】高周波焼入れのみの場
合は表面硬さが低く転動寿命が著しく短いと共に焼もど
し軟化抵抗も低いという問題点があって、窒素と炭素を
含有したオーステナイトを急冷して得られるマルテンサ
イトのもつ優れた焼もどし軟化抵抗性や亀裂発生抵抗性
を短時間処理によってより一層活かすことができるよう
にすることが課題であった。
【0008】
【発明の目的】本発明は、上述した従来の課題にかんが
みてなされたものであって、窒素と炭素を含有したオー
ステナイトを急冷して得られるマルテンサイトのもつ優
れた焼もどし軟化抵抗性や亀裂発生抵抗性を短時間処理
によってより一層活かすことが可能であり、面圧強度
(耐ピッチング疲労特性),曲げ疲労強度,ねじり疲労
強度等の機械的強度により一層優れた機械構造部品を得
ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる機械構造
部品の製造方法は、重量%で、C:0.35〜0.65
%、Si:0.03〜1.50%、Mn:0.3〜1.
0%、Cr:0.1〜3.0%を含み、場合によっては
さらに、Al:0.01〜1.5%,V:0.05〜
0.5%,Mo:0.05〜0.5%のうちの1種また
は2種以上、同じく、Ni:0.5〜2.0%、同じ
く、Ti:0.005〜0.05%,Nb:0.01〜
0.10%の1種または2種、同じく、S:0.02〜
0.40%,Pb:0.01〜0.50%,Ca:0.
0003〜0.010%,Te:0.005〜0.10
%,Bi:0.01〜0.50%のうちの1種または2
種以上を含み、残部Feおよび不純物よりなる鋼に対
し、鋼のAc1変態点以上でかつ950℃以下の温度で
窒化処理を行い、空冷ないしは冷媒にて冷却した後、窒
化層がオーステナイト化する条件で高周波焼入れを行
い、ピッチング寿命を10回超としたことを特徴とし
ている。
【0010】次に、本発明に係わる機械構造部品の製造
方法において適用される鋼の化学成分組成(重量%)の
限定理由について説明する。
【0011】Cは機械構造部品の強度を決定する基本的
な元素であるが、含有量が少なすぎると強度の確保が十
分にできなくなるので、0.35%以上としている。し
かし、C含有量が多すぎると靭性の劣化を招くことがあ
るので0.65%以下としている。
【0012】Siは鋼溶製時において脱酸剤として有用
であると共に、焼もどし軟化抵抗性を向上して、転動寿
命を向上させるのに有用な元素であり、このような作用
を得るために0.03%以上としている。しかし、Si
含有量が多すぎると加工性や靭性の劣化を招くこととな
るので1.50%以下としている。
【0013】Mnは鋼溶製時において脱酸剤および脱硫
剤として作用すると共に、高周波焼入れ性の向上に有用
な元素であり、このような作用を得るために0.3%以
上としている。しかし、Mn含有量が多すぎると靭性の
劣化を招くので1.0%以下としている。
【0014】Crは窒化特性の向上、とくに、窒化深さ
の増大に有用であると共に、高周波焼入れ性の向上にも
有用な元素であり、このような作用を得るために0.1
%以上としている。しかし、Cr含有量を多くしても窒
化特性向上の効果が飽和するので3.0%以下としてい
る。
【0015】Al,V,Moはいずれも窒化特性の向上
に有用な元素であり、Alは特に表面硬さの向上に有用
な元素であり、Vは特に窒化深さの向上に有用であると
共に心部硬さの向上にも有用な元素であり、Moは特に
窒化深さの向上および高周波焼入れ性の向上にも有用な
元素であることから、Alについては0.01%以上、
Vについては0.05%以上、Moについては0.05
%以上のうちの1種または2種以上を場合によっては含
有させることもできる。しかし、Al含有量が多すぎて
も窒化特性向上の効果が飽和することから1.5%以下
とし、V含有量が多すぎても窒化特性向上の効果が飽和
することから0.5以下とし、Mo含有量が多すぎても
焼入れ性向上の効果が飽和すると共に被削性を劣化させ
るので0.5%以下とするのが良い。
【0016】Niは高周波焼入れ性の向上ならびに靭性
の向上に寄与する元素であることから、場合によっては
0.5%以上を含有させることもできる。しかし、Ni
含有量が多すぎると焼入れ性の向上効果が飽和すると共
に被削性を劣化させることとなるので2.0%以下とす
るのが良い。
【0017】Ti,Nbは結晶粒の微細化および窒化特
性の向上に有用な元素であるので、Tiについては0.
005%以上、Nbについては0.01%以上を場合に
よっては含有させることもできる。しかし、Ti,Nb
含有量が多すぎると靭性を低下させることとなるので、
Tiについては0.05%以下、Nbについては0.1
0%以下とするのが良い。
【0018】S,Pb,Ca,Te,Biはいずれも被
削性の向上に寄与する元素であるので、被削性に優れて
いることが要求される機械構造部品の場合にはこれらの
1種または2種以上を添加するのも良く、この場合に、
Sについては0.02%以上,Pbについては0.01
%以上、Caについては0.0003%以上、Teにつ
いては0.005%以上、Biについては0.01%以
上を適宜添加することもできる。しかし、これらの含有
量が多すぎると強度(特に、ローラーピッチング強度)
を低下させると共に縦(圧延)方向の靭性を劣化させる
こととなるので、Sについては0.40%以下、Pbに
ついては0.50%以下、Caについては0.010%
以下、Teについては0.10%以下、Biについては
0.50%以下とするのが良い。
【0019】本発明においては、上記組成の鋼に対し
て、鋼のAc1変態点以上でかつ950℃以下の温度で
窒化処理を行い、空冷ないしは冷媒にて冷却した後、高
周波焼入れを行うようにしており、窒化+高周波焼入れ
によって通常の炭素鋼を高周波焼入れして得られるマル
テンサイトと異なるマルテンサイトを得ることによっ
て、面圧疲労強度(耐ピッチング疲労特性)を向上さ
せ、ピッチング寿命を10回超とする。
【0020】この場合、窒素と炭素を含有したオーステ
ナイトを冷媒により急冷して得られるマルテンサイト
は、炭素のみからなるオーステナイトを急冷して得られ
るマルテンサイトに比べて、焼もどし軟化抵抗性に優れ
ていると共に亀裂発生抵抗性にも優れているため、窒化
+高周波焼入れの複合熱処理を施すことにより、面圧疲
労強度および曲げ疲労強度,ねじり疲労強度が著しく向
上した機械構造部品を得ることができる。
【0021】窒化温度については、鋼のAc1変態点以
上でかつ950℃以下であるとしている。これは、窒化
温度がAc1変態点以上(例えば、590℃以上)で迅
速な窒化が可能となり、窒化時間の大幅な短縮が可能と
なるためであり、Ac1変態点以下では、窒化処理時に
NがCr,Al,V等との窒化物やFeN4(γ相),
FeN2(ε相)の形で鋼中に存在し、母相中には最大
で0.1%程度しか固溶できないが、Ac1変態点以上
では2.35%程度まで固溶するので、窒化処理時間後
の高周波焼入れの際にN+Cのマルテンサイトとして利
用するN量を多くすることができると共に窒化処理時間
を大幅に短縮することが可能となる。
【0022】しかし、950℃を超えるとNHの分圧
を高めて浸炭が主流となるので、950℃以下としてい
る。
【0023】そして、このような軟窒化処理としては、
ガス窒化処理を用いることができ、そのほか、タフライ
ド処理やイオン窒化処理等の窒化処理を用いることがで
きる。
【0024】そして、上記Ac変態点以上950℃以
下での窒化処理のあとに、高周波焼入れ処理を行うが、
高周波焼入れは短時間加熱であるため、窒素の拡散は高
周波焼入れ時にはほとんどおこらない。そのため、高周
波焼入れ前に適正な窒素の拡散層のパターンを得ておく
必要がある。また、窒化をAc変態点未満(例えば、
590℃未満)で実施した場合は拡散深さは非常に浅
く、長時間処理が必要である。ところが、Ac変態点
以上(例えば、590℃以上)の場合、短時間で窒素の
拡散が深いパターンを得ることが可能であるため、適正
な窒素の拡散層のパターンを制御しやすい。
【0025】さらに、高周波焼入れによる表面の残留応
力が、面圧疲労強度および曲げ疲労強度,ねじり疲労強
度の向上にも寄与する。
【0026】又、高温処理であるほど窒素の拡散速度が
大きくなり、窒化時間が大幅に短縮できる利点がある。
【0027】
【発明の作用】本発明に係わる機械的強度に優れた機械
構造部品の製造方法では、重量%で、C:0.35〜
0.65%、Si:0.03〜1.50%、Mn:0.
3〜1.0%、Cr:0.1〜3.0%を含み、場合に
よってはさらに、Al:0.01〜1.5%,V:0.
05〜0.5%,Mo:0.05〜0.5%のうちの1
種または2種以上、同じく、Ni:0.5〜2.0%、
同じく、Ti:0.005〜0.05%,Nb:0.0
1〜0.10%の1種または2種、同じく、S:0.0
2〜0.40%,Pb:0.01〜0.50%,Ca:
0.0003〜0.010%,Te:0.005〜0.
10%,Bi:0.01〜0.50%のうちの1種また
は2種以上を含み、残部Feおよび不純物よりなる鋼に
対し、鋼のAc1変態点以上でかつ950℃以下の温度
で窒化処理を行い、空冷ないしは冷媒にて冷却した後、
窒化層がオーステナイト化する条件で高周波焼入れを行
い、ピッチング寿命を10回超としたので、表層部分
には窒素と炭素を含有したオーステナイトを急冷して得
られる窒素+炭素マルテンサイトが形成されている機械
構造部品となり、焼もどし軟化抵抗性や亀裂発生抵抗性
がより一層良好なものとなって、面圧強度(耐ピッチン
グ疲労特性),曲げ疲労強度ならびにねじり疲労強度等
の機械的特性により一層優れた機械構造部品となる。
【0028】
【実施例】表1および表2に示す化学成分の鋼を溶製し
たのち直径32mmに鍛造し、焼ならしを施したあと、
図1に示すように、D=26mm,D=22mm,
=28mm,L=51mm,L=130mmの
ローラーピッチング試験片1を作製すると共に、図2に
示すように、D=8mm,D=15mm,L=5
0mm,L=80mm,L=210mm,R=30
mmの小野式回転曲げ試験片2を作製し、これを供試材
とした。
【0029】そして、比較例d−4を除く各供試材に対
して表5さらにローラピッチング試験片1については表
3および表4の「ガス窒化温度」,「処理時間」に示す
条件ならびに発明例D,比較例d−3の小野式回転曲げ
試験片2については図3に示すように450〜1000
℃×2時間の条件によるガス窒化処理を行うことによっ
て、ローラーピッチング試験片1については表3および
表4の「窒化後の表面硬さ」,「窒化層深さ」の各欄に
示す値をもつ窒化層を得た。
【0030】続いて、窒化処理後の各供試材のうち、比
較例d−3を除く各供試材に対して表6(ローラーピッ
チング試験片1と小野式回転曲げ試験片2とで高周波焼
入れ条件を異ならせている。)に示す条件により高周波
焼入れを行うことによって、ローラーピッチング試験片
1については表3および表4の「高周波焼入れ後の表面
硬さ」,「高周波焼入れ後の窒化深さ」,「高周波焼入
れ後の硬化層深さ」の各欄に示す値をもつ硬化層を得る
と共に、小野式回転曲げ試験片2については図3に示す
高周波焼入れ後の窒化深さをもつ硬化層を得た。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】
【表4】
【0035】
【表5】
【0036】
【表6】
【0037】次に、各ローラーピッチング試験片1に対
して、 小ローラー(試験片):直径26mm 大ローラー(相手材):直径130mm 滑り率 :40% 回転数 :1580rpm の条件でローラーピッチング試験を行ったところ、同じ
く、表3および表4の「ピッチング寿命」の欄に示す結
果が得られた。
【0038】この結果、本発明例A〜Lではいずれもピ
ッチング寿命が10回を超えており、優れた面圧疲労
強度(耐ピッチング疲労強度)を有するものとなってい
た。
【0039】これに対して、窒化処理時間が低い比較例
d−1の場合、窒化処理温度が高い比較例d−2の場
合、窒化処理のみ行い高周波焼入れ処理を行わない比較
例d−3の場合、窒化処理を行わず高周波焼入れ処理の
みを行う比較例d−4の場合は、いずれもピッチング寿
命が短く、面圧疲労強度が低いものとなっていた。
【0040】他方、本発明例Dおよび比較例d−3,d
−4の鋼種よりなる小野式回転曲げ試験片2に対して、
回転数:3500rpmの条件で小野式回転曲げ疲労試
験を行ったところ、図4に示すS−N線図が得られた。
【0041】この結果、本発明例Dでは優れた曲げ疲労
強度を有するものとなっていたのに対して、比較例d−
3,d−4の場合は、曲げ疲労強度に劣るものとなって
いた。
【0042】
【発明の効果】本発明に係わる機械構造部品の製造方法
では、特定成分の鋼に対し鋼のAc1変態点以上でかつ
950℃以下の温度で窒化処理を行い、空冷ないしは冷
媒にて冷却した後、高周波焼入れを行い、ピッチング寿
命を10回超としたから、窒素と炭素を含有したオー
ステナイトを急冷して得られるマルテンサイトのもつ優
れた焼もどし軟化抵抗性や亀裂発生抵抗性をより一層活
用することが可能となり、面圧強度(耐ピッチング疲労
強度),曲げ疲労強度,ねじり疲労強度等の機械的特性
に優れた機械構造部品を提供することが可能であるとい
う著しく優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローラーピッチング試験片の形状を示す説明図
である。
【図2】小野式回転曲げ試験片の形状を示す説明図であ
る。
【図3】ガス窒化処理温度による高周波焼入れ後の窒化
深さへの影響を例示するグラフである。
【図4】発明例D鋼,比較例d−3,d−4鋼を用いた
小野式回転曲げ疲労試験片のS−N線図を例示するグラ
フである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C22C 38/60 C22C 38/60 (56)参考文献 特開 平2−232353(JP,A) 特開 昭59−50158(JP,A) 特開 昭56−84416(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C21D 1/06,6/00 C23C 8/26 C22C 38/00 - 38/60

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、C:0.35〜0.65%、
    Si:0.03〜1.50%、Mn:0.3〜1.0
    %、Cr:0.1〜3.0%、残部Feおよび不純物よ
    りなる鋼に対し、鋼のAc1変態点以上でかつ950℃
    以下の温度で窒化処理を行い、空冷ないしは冷媒にて冷
    却した後、高周波焼入れを行い、ピッチング寿命を10
    回超としたことを特徴とする機械的強度に優れた機械
    構造部品の製造方法。
  2. 【請求項2】 鋼中に、Al:0.01〜1.5%,
    V:0.05〜0.5%,Mo:0.05〜0.5%の
    うちの1種または2種以上を含有する請求項1に記載の
    機械的強度に優れた機械構造部品の製造方法。
  3. 【請求項3】 鋼中に、Ni:0.5〜2.0%を含有
    する請求項1または2に記載の機械的強度に優れた機械
    構造部品の製造方法。
  4. 【請求項4】 鋼中に、Ti:0.005〜0.05
    %,Nb:0.01〜0.10%のうちの1種または2
    種を含有する請求項1ないし3のいずれかに記載の機械
    的強度に優れた機械構造部品の製造方法。
  5. 【請求項5】 鋼中に、S:0.02〜0.40%,P
    b:0.01〜0.50%,Ca:0.0003〜0.
    010%,Te:0.005〜0.10%,Bi:0.
    01〜0.50%のうちの1種または2種以上を含有す
    る請求項1ないし4のいずれかに記載の機械的強度に優
    れた機械構造部品の製造方法。
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