JP3381693B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、LDD構造(LihgtlyDop
ed Drain)のMOSトランジスタのしきい値電
圧制御に用いて好適な半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のCMOSトランジスタにおけるし
きい値電圧(以降VTと称す)のばらつきを防止するに
は、各種製造装置のばらつきを最小限にするための管理
と、熱処理温度の低下及び熱処理時間の短縮等による不
純物プロファイルのばらつきを最小限にするなどの方法
により行っていた。
【0003】さらに、近年の素子の微細化に伴い、トラ
ンジスタのゲ−ト長に対するVTの感度が高いことか
ら、ゲ−ト長のばらつきに対応してイオン打ち込み量や
熱処理時間を調整するなどの対応を行っている。
【0004】また、BIP集積回路やGaAs集積回路
の場合には、活性層の電気的特性を測定し、測定結果よ
りアニ−ル時間を変えて、活性層の電気的特性を制御す
る技術が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のVTのばらつき防止方法は、各種製造装置のば
らつきや熱処理対策を採用しても所望のVTに対して±
10%程度のばらつきが生じてしまう。
【0006】また、ゲ−ト長のばらつきに対応したイオ
ン打ち込み量や熱処理時間等を調整する方法の場合で
も、VTのばらつきがゲ−ト長のみに依存するというわ
けではないため、確実にVTを制御することはできな
い。
【0007】更に、BIP集積回路やGaAs集積回路
で行っているように、活性層の電気的特性測定後、アニ
−ルを行い、活性層の電気的特性を制御する方法に関し
ては以下に示す理由により、CMOS回路に適用するこ
とはできない。
【0008】すなわち、BIP集積回路やGaAs集積
回路に関しては、CMOS回路と異なり主にコンプリメ
ンタリ動作を要求されないため、BIP集積回路ではN
PNトランジスタ、GaAs集積回路ではNチャネルト
ランジスタがばらつき無く制御することができれば、P
NPトランジスタ及びPチャネルトランジスタに多少の
ばらつきがあっても回路特性上問題にならない。
【0009】しかし、CMOS回路では、Nチャネルト
ランジスタ(以降NMOSトランジスタと称す)とPチ
ャネルトランジスタ(以降PMOSトランジスタと称
す)の両方が、回路動作に大きな役割を果たしている
為、BIP集積回路のNPNトランジスタ、GaAs集
積回路のNチャネルトランジスタのように、どちらか片
側のみのトランジスタ制御では、動作不良または、回路
特性を満足することができないからである。
【0010】また、プロセスに関しては、図3のLDD
構造のトランジスタの断面図に示すように、ドレイン電
界緩和のため低濃度層6をドレイン電極(構造上ソース
電極にも)に設けているが、BIP集積回路やGaAs
集積回路のようにhFE若しくはVTを制御するための
不純物をイオン打ち込みしアニ−ルする方法では、CM
OSトランジスタの場合、NMOSトランジスタのドレ
イン近傍で起こる電界が一番高くなる場所(シリコン表
面から0.1μm程度)の濃度が変化し、従来保証され
ていたホットエレクトロンに対する信頼性が変化してし
まうという問題が生じる。
【0011】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであって、その主たる目的は、ホットエレクトロンに
対する信頼性を損なうことなく、しきい値電圧を制御す
ることができる半導体装置の製造方法を提供することに
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の視点において、ウェハに形成され
たCMOSトランジスタのゲート直下に、しきい値を制
御するための不純物を注入後、ソ−ス及びドレイン領域
を活性化するためのアニ−ルを行う半導体装置の製造方
法において、(a)前記活性化アニ−ル後、前記ウェハ
表面から所定の深さにおいて不純物濃度がピークになる
ように、所定の量の第1導電型不純物を注入する工程
と、(b)前記第1導電型不純物注入後、前記ウェハ表
面から前記所定の深さにおいて不純物濃度がピークにな
るように、前記第1導電型不純物と等しい量の第2導電
型の不純物を注入する工程と、(c)前記ウェハの前記
しきい値電圧を測定する工程と、(d)前記しきい値電
圧の測定結果に基づき、前記しきい値電圧の調整が必要
な場合には、前記注入した第1導電型不純物及び第2導
電型不純物を活性化させるためのアニ−ルを行う工程
と、を少なくとも有し、前記第1導電型不純物としてボ
ロンを用い、前記第2導電型不純物としてリンを用いる
ものである。
【0013】本発明は、第2の視点において、ウェハに
形成されたCMOSトランジスタのゲート直下に、しき
い値を制御するための不純物を注入後、ソ−ス及びドレ
イン領域を活性化するためのアニ−ルを行う半導体装置
の製造方法において、(a)前記活性化アニ−ル後、前
記ウェハの前記しきい値電圧を測定する工程と、(b)
前記しきい値電圧の測定結果に基づき、前記しきい値電
圧の調整が必要な場合には、前記ウェハ表面から所定の
深さにおいて不純物濃度がピークになるように、所定の
量の第1導電型不純物を注入する工程と、(c)前記第
1導電型不純物注入後、前記ウェハ表面から前記所定の
深さにおいて不純物濃度がピークになるように、前記第
1導電型不純物と等しい量の第2導電型の不純物を注入
する工程と、(d)前記注入した第1導電型不純物及び
第2導電型不純物を活性化させるためのアニ−ルを行う
工程と、を少なくとも有し、前記第1導電型不純物とし
てボロンを用い、前記第2導電型不純物としてリンを用
いるものである。
【0014】本発明においては、前記ウェハ表面から前
記所定の深さの領域では前記第1導電型不純物と前記第
2導電型不純物とが打ち消しあって不純物濃度の変化が
抑制され、前記ウェハ表面では不純物濃度の変化によっ
て前記しきい値電圧が変化することが好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る半導体装置の製造方
法は、その好ましい一実施の形態において、複数のウェ
ハに形成されたCMOSトランジスタのゲート直下に、
しきい値を制御するための不純物注入と、ソ−ス及びド
レイン領域を活性化するためのアニ−ルとを行った後、
ウェハ表面から所定の深さの領域で不純物濃度がピーク
になるようにボロンを注入し、同じ領域で不純物濃度が
ピークになるように、ボロンと等しい量のリンを注入し
て、ウェハのしきい値電圧を測定し、その測定結果に基
づいてしきい値電圧の調整が必要なウェハにアニールを
行ってボロンとリンを活性化させるものであり、ウェハ
表面から所定の深さの領域では不純物濃度の変化を抑制
してホットエレクトロンに対する信頼性を維持すると共
に、ウェハ表面においては、アニールによる不純物濃度
の変化によりしきい値を任意に調整する。
【0016】
【実施例】上記した本発明の実施の形態についてさらに
詳細に説明すべく、本発明の一実施例について図1乃至
図15を参照して以下に説明する。図1及び図2は、本
発明の一実施例に係る半導体装置の製造方法を説明する
ための工程フロー図であり、図中の点線で囲んだ部分が
本実施例の特徴部分である。また、図3はトランジスタ
のLDD断面構造を示す断面図、図4は、NMOSトラ
ンジスタのVT(以降VTNと称す)とPMOSトラン
ジスタのVT(以降VTPと称す)の分布図であり、図
5は、NMOS/PMOSトランジスタの断面構造を示
す断面図である。
【0017】図6乃至図8は、本発明の一実施例に係る
NMOSゲート直下の不純物プロファイルであり、図6
はイオン注入前、図7はイオン注入後、図8はアニール
後の状態をそれぞれ示している。また、図9乃至図11
は、PMOSゲート直下の不純物プロファイルであり、
同様に、図9はイオン注入前、図10はイオン注入後、
図11はアニール後の状態を示している。
【0018】図12及び図13は、本発明の一実施例に
係るNMOSの基板バイアス特性であり、図12はアニ
ール前、図13はアニール後の状態をそれぞれ示してい
る。また、図14及び図15は、PMOSの基板バイア
ス特性であり、同様に、図14はアニール前、図15は
アニール後の状態を示している。
【0019】図4の斜線部に示すように、VTNが高い
方に、更に、VTPが絶対値で低い方にばらついた場合
に、所望の回路特性を満足しない半導体装置に関して、
NMOSトランジスタのホットエレクトロンに対する信
頼性を低下させず、更に、製造工程内でマスクを増やす
ことなく、わずか3つの工程を追加するだけでVTを制
御することができる方法について、図1を参照して以下
に説明する。
【0020】まず、図3及び図5に示すように、通常の
CMOSトランジスタは、シリコン基板9上に、NMO
SトランジスタはPウエル11上に、PMOSトランジ
スタはNウエル12上に設け、それぞれのトランジスタ
にゲ−ト電極、ソ−ス電極及びドレイン電極が設けられ
ている。
【0021】この状態は、NMOS及びPMOSトラン
ジスタのゲ−ト1直下に、それぞれのVTを制御するた
めのゲ−トボロン注入が行われており、ソ−ス5及びド
レイン4領域構成のためのアニ−ルにより不純物プロフ
ァイルは安定している(S101)。このときのNMO
Sトランジスタにおけるゲ−ト1直下の不純物プロファ
イルを図6に、PMOSトランジスタの不純物プロファ
イルを図9に示す。
【0022】この状態において、マスク無しでウエハ全
面にVT制御用のイオン打ち込みを行うが(S10
2)、従来例で示したBIP集積回路やGaAs集積回
路と同様に、不純物がドナー不純物もしくはアクセプタ
不純物だけでもVTは十分に制御することができるが、
図3のトランジスタの低濃度層6にもドナー不純物もし
くはアクセプタ不純物が注入される。
【0023】この低濃度層6は、NMOSトランジスタ
動作時の高電界を緩和する目的で設けられているため、
不純物濃度を変化させることは、従来保証されていたホ
ットエレクトロンに対する信頼性が変化させてしまうこ
とになる。
【0024】そこで、本実施例では、VT制御用のドナ
ー不純物もしくはアクセプタ不純物(本実施例では、リ
ン)が、ホットエレクトロンによる信頼性に悪影響を起
こさないようにボロンを添加し、濃度を打ち消す構成に
している。つまり、基板深さ方向の不純物のピ−クが、
シリコン表面から0.1μm付近になる様に各不純物
(リン、ボロン)の加速エネルギ−を調整し、各トラン
ジスタのVTがイオン打ち込み前後で変化しないよう
に、互いの不純物(リン、ボロン)が打ち消し合うド−
ズ量に調整してイオン打ち込みを行う。
【0025】ここで、イオン打ち込みの深さは、衝突電
離緩に一番効果が高いシリコン表面から0.1μm程度
をピ−クとしている。前記シリコン表面から0.1μm
の深さとは、チャネルドープにより基板濃度が他の部分
より少し濃くなっている為、電界が一番強くなる領域で
ある。
【0026】また、本実施例では、ボロンのイオン打ち
込みに関しては、加速エネルギ−100(KeV)、ド
−ズ量1E12(a/cm2)で行い、リンのイオン打
ち込みに関しては、加速エネルギ−250(KeV)、
ド−ズ量5E12(a/cm 2)で行った。このときの
NMOSトランジスタにおけるゲ−ト直下の不純物プロ
ファイルを図7に、PMOSトランジスタにおけるゲ−
ト直下の不純物プロファイルを図8に示す。
【0027】次に、各トランジスタのVTを測定し(S
103)、VTが図4の網掛け領域の動作不良領域8に
入っているウエハのみを選択し(S104)、アニ−ル
を行う(S106)。本実施例では、S106のステッ
プとして、700℃、15分のアニ−ルを施した。
【0028】ここで、シリコン基板表面の状態と、衝突
電離が起きるシリコン表面から0.1μm程度の深さの
不純物状態について説明する。まず、シリコン基板表面
は、N型を強くするためのリンはアニ−ルによりシリコ
ン基板表面にパイルアップし、同時にイオン打ち込みを
行ったボロンは、リンに対して拡散係数が小さいことか
らリンより動きが鈍い上、シリコン基板表面においては
ゲ−ト酸化膜中に拡散しP型は逆に弱まる状態になって
いる。この表面の濃度変化がVT制御に大きく関与する
ことは言うまでもない。
【0029】また、ドレイン近傍の衝突電離が発生する
シリコン表面から0.1μm程度の深さにおいては、リ
ンとボロンが打ち消し合うようにイオン打ち込みされて
いるため、表面ほどの動きが無く、打ち込み前後で変化
がない。つまり、ホットエレクトロンによる信頼性低下
に対する影響は無い。アニール後のNMOSトランジス
タにおけるゲ−ト直下の不純物プロファイルを図8に、
PMOSトランジスタにおけるゲ−ト直下の不純物プロ
ファイルを図11に示す。
【0030】このように、NMOSトランジスタの不純
物濃度を示す図6乃至図8に着目すると、シリコン表面
から0.1μm程度の深さの濃度を変化させずに表面濃
度のみが変化していることが分かる。
【0031】更に、この表面の濃度変化がVT制御に大
きく関与するが、そのときのVTを基板バイアス特性と
してプロットしたものを図12乃至図15に示す。図1
2はVTNのアニール前の基板バイアス特性、図13は
VTNのアニール後(700℃ 15分)の基板バイア
ス特性を示し、同様に、図14はVTPのアニール前の
基板バイアス特性、図15はVTPのアニール後(70
0℃ 15分)の基板バイアス特性をそれぞれ示してお
り、VTNのアニール(700℃ 15分)前後の変化
が図12と図13の比較より、VTPのアニール(70
0℃ 15分)前後の変化が図14と図15の比較より
解る。
【0032】その後、S105のステップで、層間絶縁
膜を堆積し、コンタクトホ−ル及びアルミ配線工程等を
経て、ウエハ製造工程は完了する。
【0033】以上説明したように、CMOSトランジス
タのソ−ス及びドレイン領域のアニ−ルが完了した後、
リンとボロンの不純物をイオン打ち込みし、アニ−ルす
ることにより、シリコン基板表面においてはN型を強く
してVTを変化させ、衝突電離が発生するシリコン表面
から0.1μm程度の深さではVT制御用のイオン注入
前後、若しくは、VT制御用のアニ−ル前後での濃度変
化を最小限に抑え、ホットエレクトロンによる信頼性を
変化させないようにすることができる。
【0034】なお、本実施例においては、ソース及びド
レインのアニール後に(S101)、VT制御用のイオ
ン打ち込みを行い(S102)、VTの測定を実施した
後に(S103)、測定したVTの値によってアニール
を施す(S106)場合について説明したが、本発明は
上記実施例に限定されるものではなく、図2に示すよう
に、ソース及びドレインのアニール後(S201)、V
Tの測定を行い(S202)、VT制御が必要なウェハ
ー及びその補正分に対応したイオン打ち込み量をドーピ
ングし(S205)、アニールする(S206)構成と
することも可能である。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置の製造方法によれば、CMOSトランジスタのソ−ス
及びドレイン領域のアニ−ルが完了した後に、リンとボ
ロンをイオン打ち込みし、アニ−ルすることにより、マ
スクの追加を必要とせず、製造時間及びコストに対する
影響を殆ど与えないで、わずか3工程の追加のみでVT
を制御することができるという効果を奏する。
【0036】また、本発明によれば、VT制御を行って
もホットエレクトロンによる信頼性を低下させることが
なく、回路的にVTの感度が高い装置の製造マ−ジンを
上げることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体装置の製造方法
を説明するための工程フロー図である。
【図2】本発明の一実施例に係る半導体装置の他の製造
方法を説明するための工程フロー図である。
【図3】本発明の一実施例に係るトランジスタのLDD
断面構造を示す断面図である。
【図4】本発明の一実施例に係る半導体装置のVTN−
VTPの分布図である。
【図5】本発明の一実施例に係る半導体装置のNMOS
/PMOSトランジスタの断面構造を示す断面図であ
る。
【図6】本発明の一実施例に係るNMOSゲート直下の
イオン注入前の不純物プロファイルである。
【図7】本発明の一実施例に係るNMOSゲート直下の
イオン注入後の不純物プロファイルである。
【図8】本発明の一実施例に係るNMOSゲート直下の
アニール後の不純物プロファイルである。
【図9】本発明の一実施例に係るPMOSゲート直下の
イオン注入前の不純物プロファイルである。
【図10】本発明の一実施例に係るPMOSゲート直下
のイオン注入後の不純物プロファイルである。
【図11】本発明の一実施例に係るPMOSゲート直下
のアニール後の不純物プロファイルである。
【図12】本発明の一実施例に係るNMOSのアニール
前の基板バイアス特性である。
【図13】本発明の一実施例に係るNMOSのアニール
後の基板バイアス特性である。
【図14】本発明の一実施例に係るPMOSのアニール
前の基板バイアス特性である。
【図15】本発明の一実施例に係るPMOSのアニール
後の基板バイアス特性である。
【符号の説明】
1 ゲート 2 サイドウォール 3 ゲート酸化膜 4 ドレイン拡散層 5 ソース拡散層 6 低濃度層 7 動作可能領域 8 動作不良領域 9 シリコン基板 10 ロコス酸化膜 11 Pウェル 12 Nウェル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 27/088 H01L 21/8234 H01L 29/78 H01L 21/336 H01L 21/265

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウェハに形成されたCMOSトランジスタ
    のゲート直下に、しきい値を制御するための不純物を注
    入後、ソ−ス及びドレイン領域を活性化するためのアニ
    −ルを行う半導体装置の製造方法において、 (a)前記活性化アニ−ル後、前記ウェハ表面から所定
    の深さにおいて不純物濃度がピークになるように、所定
    の量の第1導電型不純物を注入する工程と、 (b)前記第1導電型不純物注入後、前記ウェハ表面か
    ら前記所定の深さにおいて不純物濃度がピークになるよ
    うに、前記第1導電型不純物と等しい量の第2導電型の
    不純物を注入する工程と、 (c)前記ウェハの前記しきい値電圧を測定する工程
    と、 (d)前記しきい値電圧の測定結果に基づき、前記しき
    い値電圧の調整が必要な場合には、前記注入した第1導
    電型不純物及び第2導電型不純物を活性化させるための
    アニ−ルを行う工程と、を少なくとも有し、 前記第1導電型不純物としてボロンを用い、前記第2導
    電型不純物としてリンを用いる、 ことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】ウェハに形成されたCMOSトランジスタ
    のゲート直下に、しきい値を制御するための不純物を注
    入後、ソ−ス及びドレイン領域を活性化するためのアニ
    −ルを行う半導体装置の製造方法において、 (a)前記活性化アニ−ル後、前記ウェハの前記しきい
    値電圧を測定する工程と、 (b)前記しきい値電圧の測定結果に基づき、前記しき
    い値電圧の調整が必要な場合には、前記ウェハ表面から
    所定の深さにおいて不純物濃度がピークになるように、
    所定の量の第1導電型不純物を注入する工程と、 (c)前記第1導電型不純物注入後、前記ウェハ表面か
    ら前記所定の深さにおいて不純物濃度がピークになるよ
    うに、前記第1導電型不純物と等しい量の第2導電型の
    不純物を注入する工程と、 (d)前記注入した第1導電型不純物及び第2導電型不
    純物を活性化させるためのアニ−ルを行う工程と、を少
    なくとも有し、 前記第1導電型不純物としてボロンを用い、前記第2導
    電型不純物としてリンを用いる、 ことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】前記ウェハ表面から前記所定の深さの領域
    では前記第1導電型不純物と前記第2導電型不純物とが
    打ち消しあって不純物濃度の変化が抑制され、前記ウェ
    ハ表面では不純物濃度の変化によって前記しきい値電圧
    が変化する、ことを特徴とする請求項1又は2に記載の
    半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記第1導電型不純物及び前記第2導電型
    不純物とが打ち消しあって不純物濃度の変化が抑制され
    る、前記ウェハ表面からの深さが、0.1μmに設定さ
    れている、ことを特徴とする請求項3記載の半導体装置
    の製造方法。
  5. 【請求項5】前記第1導電型不純物及び前記第2導電型
    不純物を、前記ウエハ−全面に注入することを特徴とす
    る請求項1乃至のいずれか一に記載の半導体装置の製
    造方法。
  6. 【請求項6】前記第1導電型不純物及び前記第2導電型
    不純物を活性化させるためのアニ−ルを、前記しきい値
    電圧の測定結果に基づいて、前記しきい値電圧の調整が
    必要なウエハのみに行うことを特徴とする請求項1乃至
    のいずれか一に記載の半導体装置の製造方法。
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