JP3380439B2 - 反発磁気回路型スピーカシステム - Google Patents

反発磁気回路型スピーカシステム

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JP3380439B2 JP23547797A JP23547797A JP3380439B2 JP 3380439 B2 JP3380439 B2 JP 3380439B2 JP 23547797 A JP23547797 A JP 23547797A JP 23547797 A JP23547797 A JP 23547797A JP 3380439 B2 JP3380439 B2 JP 3380439B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は反発磁気回路型スピ
ーカシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のスピーカシステムの1つであるウ
ーファシステムでは、例えば図2に示すように、振動板
41、エッジ41a、ダンパ42、入力端子43、チャ
ンバ44、ボイスコイルボビン45、ボイスコイル4
6、マグネット47、ヨーク48、トッププレート49
及びフレーム50からなる比較的小口径のスピーカユニ
ット40をキャビネット30の前面バッフルの開口部3
1aに取り付けて使用する場合、キャビネット30内に
さらに、振動板61、エッジ61a、ダンパ62、入力
端子63、チャンバ64、ボイスコイルボビン65、ボ
イスコイル66、マグネット67、ヨーク68、トップ
プレート69及びフレーム70からなるスピーカユニッ
ト60を設けて、スピーカユニット40及び60の取付
空間S3及びS4がキャビネット30の内部に取り付け
られた仕切り部材35で完全に仕切られた構造とし、ス
ピーカユニット40及び60を入力端子43及び63に
供給される同一入力信号で駆動してダクト20及び前面
バッフル31の開口部31bからキャビネット外への空
気の排出量を増大させることにより、低域を増強する方
式がある。
【0003】また、図3に示すように、密閉型のウーフ
ァシステムでアクティブスピーカ+パッシブスピーカで
低音を増強する方式もある。ここでは、アクティブスピ
ーカ80は、振動板81、エッジ81a、ダンパ82、
入力端子83、チャンバ84、ボイスコイルボビン8
5、ボイスコイル86、マグネット87、ヨーク88、
トッププレート89及びフレーム90からなり、キャビ
ネット30の前面バッフルの開口部31aに取り付けら
れ、入力端子83に供給される入力信号で駆動される。
また、パッシブスピーカ100は、振動板101、エッ
ジ101a、ダンパ102、チャンバ103及びフレー
ム104からなり、キャビネット30の前面バッフルの
開口部31cに取り付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図2の
ウーファシステムの場合は、各々のスピーカユニット4
0及び60を駆動するための容積が必要となり、小口径
のユニットを使用してもキャビネット30の奥行きが増
え、キャビネット30を小型化できない。また、入力も
2系統必要となり、配線工程が増える。
【0005】また、図3のウーファシステムの場合は、
パッシブスピーカ100を使用するため密閉型となり、
バスレフ型と比較してキャビネット30の容積をより多
く必要とするため、キャビネットサイズも必然的に大き
くなる。また、パッシブスピーカ100による音の歪み
も増える。
【0006】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
し、実質的にキャビネットの容積を増やすことなく低音
を増強できる反発磁気回路型スピーカシステムを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る反発磁気回
路型スピーカシステムは、請求項1に記載のように、第
1及び第2のマグネットを互いに同極同士が対向するよ
うに配置した反発磁気回路に1つのボイスコイルを介し
て2つの口径の異なる第1及び第2の振動系を配置した
反発磁気回路型スピーカをキャビネットに取り付けた反
発磁気回路型スピーカシステムであって、前記反発磁気
回路型スピーカは、一方の振動系から直接外部に放音さ
れ、かつ他方の振動系から前記キャビネット内部に放音
されるように前記キャビネットに取り付けられているこ
とを特徴とする。
【0008】また、本発明に係る反発磁気回路型スピー
カシステムは、請求項2に記載のように、第1及び第2
のマグネットを互いに同極同士が対向するように配置し
た反発磁気回路に1つのボイスコイルを介して2つの口
径の異なる第1及び第2の振動系を配置した反発磁気回
路型スピーカをキャビネットに取り付けた反発磁気回路
型スピーカシステムであって、前記反発磁気回路型スピ
ーカは、一方の振動系は前面バッフルに取り付けられ、
他方の振動系は前記キャビネット内部に取り付けられ、
さらに、前記キャビネット内には、前記反発磁気回路型
スピーカが取り付けられている空間と、他方の振動系か
ら前方に音が放出される空間とを仕切る仕切り部材が備
えられていることを特徴とする
【0009】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る反発磁気回路
型スピーカシステムの一実施例を示す断面図である。こ
こでは、バスレフ型のスピーカシステムに用いた場合の
実施例を示し、反発型磁気回路2に1つのボイスコイル
8を介して2つの口径の異なる振動系1A及び1Bを配
置した反発磁気回路型スピーカ1を使用していることを
特徴とする。
【0010】反発磁気回路2は、リング型のマグネット
3及び4を同極同士が対向するように配置すると共に一
般的には磁束密度を高めるために両マグネット間に磁性
体からなるリング型のセンタープレート5を狭持させ、
これらのマグネット3,4及びセンタープレート5は非
磁性材からなるホルダ6で保持されている。このホルダ
6は、取付ネジ19で密閉管33に固定され、マグネッ
ト3,4とセンタープレート5をボイスコイル8の中心
にセットすることと固定することの2つの役割を果たし
ている。
【0011】2つの振動系1A及び1Bは、ボイスコイ
ルボビン7の一方の端部に接合され、エッジ9a及びチ
ャンバ12を備えた振動板9と、ボイスコイルボビン7
の他方の端部に接合され、振動板9より大きな口径を有
し、エッジ13aを備えた振動板13とから構成されて
いる。ボイスコイルボビン7は2つのダンパ10及び1
4で支持されており、2つのダンパ10及び14は、環
状スペーサ15を介して対向するように配置されたフレ
ーム16及び17にそれぞれ固定されている。フレーム
16及び17の端部は、それぞれ、キャビネット30の
前面バッフル31と密閉管33に取付ネジ18で固定さ
れている。ボイスコイルボビン7には1個のボイスコイ
ル8が巻かれ、このボイスコイル8はダンパ10に縫い
込まれた錦糸線(図示しない)を介して電気的に入力端
子15に接続されている。
【0012】上記の構造において、1つの電気入力が入
力端子11から入ると、口径の異なる振動系1A及び1
Bが同相で上下に振動する。そこで、下方に配置された
振動板(大口径)13の振動によって移動する空気が穴
あきフレーム16及び17を通過して、上方に配置され
た振動板(小口径)9に影響を与え、キャビネット30
の前面バッフル31の開口部31aから外部への振動板
9からの空気の排出量が増大する。また、キャビネット
30の裏面バッフル32に取り付けられたダクト20及
び開口部32aからも、下方に配置された振動板13の
口径に応じた空気の量が排出される。このことにより、
実質のキャビネット30の容積は変わらないが、あたか
も容積が増えたことと等価になり、低音が増強される。
【0013】なお、反発磁気回路型スピーカ1が取り付
けられている空間S1は、密閉管33によって、下方に
配置された振動板13から下方に音が放出される空間S
2と完全に仕切られ、それにより、キャビネット30内
で各々の振動板9及び13から発する音がお互いに打ち
消し合わないようにされている。
【0014】以上説明したように、図1に示した構造で
は、小型、軽量、薄型のキャビネットで良質な低音を提
供することができる。また、使用されるスピーカは、反
発型の磁気回路を使用し、2つの振動系が1つの磁気回
路を共有することにより、界磁部の重量を削減すること
ができる。また、ボイスコイルワイヤーを挟んで上下2
枚のダンパで支持しているためリニアリティーが良く、
歪みの少ない良質な低音を再生することができる。さら
に、一入力で2つの振動系を駆動することができるの
で、配線工数パーツ点数を減らし、コストメリットがあ
る。
【0015】
【発明の効果】本発明に係る反発磁気回路型スピーカシ
ステムによれば、小型、軽量、薄型のキャビネットで良
質な低音を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る反発磁気回路型スピーカシステム
の一実施例を示す横断面図である。
【図2】従来のウーファシステムの一例を示す横断面図
である。
【図3】従来のウーファシステムの他の例を示す横断面
図である。
【符号の説明】
1 反発磁気回路型スピーカ 1A 振動系 1B 振動系 2 反発磁気回路 3 マグネット 4 マグネット 5 センタープレート 6 ホルダ 7 ボイスコイルボビン 8 ボイスコイル 9 振動板 9a エッジ 10 ダンパ 11 入力端子 12 チャンバ 13 振動板 13a エッジ 14 ダンパ 15 環状スペーサ 16 フレーム 17 フレーム 18 取付ネジ 19 取付ネジ 20 ダクト 30 キャビネット 31 前面バッフル 31a 開口部 32 裏面バッフル 32a 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 1/40 310 H04R 1/28 310 H04R 9/02 103 H04R 9/06

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1及び第2のマグネットを互いに同極
    同士が対向するように配置した反発磁気回路に1つのボ
    イスコイルを介して2つの口径の異なる第1及び第2の
    振動系を配置した反発磁気回路型スピーカをキャビネッ
    トに取り付けた反発磁気回路型スピーカシステムであっ
    て、前記反発磁気回路型スピーカは、一方の振動系から
    直接外部に放音され、かつ他方の振動系から前記キャビ
    ネット内部に放音されるように前記キャビネットに取り
    付けられていることを特徴とする反発磁気回路型スピー
    カシステム。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のマグネットを互いに同極
    同士が対向するように配置した反発磁気回路に1つのボ
    イスコイルを介して2つの口径の異なる第1及び第2の
    振動系を配置した反発磁気回路型スピーカをキャビネッ
    トに取り付けた反発磁気回路型スピーカシステムであっ
    て、前記反発磁気回路型スピーカは、一方の振動系は前
    面バッフルに取り付けられ、他方の振動系は前記キャビ
    ネット内部に取り付けられ、さらに、前記キャビネット
    内には、前記反発磁気回路型スピーカが取り付けられて
    いる空間と、他方の振動系から前方に音が放出される空
    間とを仕切る仕切り部材が備えられていることを特徴と
    する反発磁気回路型スピーカシステム。
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