JP3379366B2 - 中継放送装置および放送受信装置 - Google Patents

中継放送装置および放送受信装置

Info

Publication number
JP3379366B2
JP3379366B2 JP00486997A JP486997A JP3379366B2 JP 3379366 B2 JP3379366 B2 JP 3379366B2 JP 00486997 A JP00486997 A JP 00486997A JP 486997 A JP486997 A JP 486997A JP 3379366 B2 JP3379366 B2 JP 3379366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
receiving antenna
receiving
relay
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP00486997A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10200458A (ja
Inventor
敏郎 安永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP00486997A priority Critical patent/JP3379366B2/ja
Publication of JPH10200458A publication Critical patent/JPH10200458A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3379366B2 publication Critical patent/JP3379366B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Radio Relay Systems (AREA)
  • Details Of Television Systems (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は送信局からの無線
信号、特にテレビ(以下、「TV」という)放送局から
のTV信号を受信、増幅、送信する中継放送装置および
中継されたTV信号を受信する放送受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】図13は、従来の中継放送装置のブロッ
ク図である。図において1は、無線信号であるTV信号
を受信する指向性を有する受信アンテナ、2はこのTV
信号から所定周波数のチャンネル信号を抽出する入力フ
ィルタ、3はこのチャンネル信号を中間周波(以下、
「IF(:Intermediate Frequency)」という)信号に
周波数変換し出力する受信部、4はこのIF信号を第1
および第2のIF信号に分岐し出力する信号分岐手段で
あるカップラー、5は前記第1のIF信号を増幅し、T
V信号に再び周波数変換し出力する送信部、6はこのT
V信号中の不要スプリアスを除去する出力フィルタ、7
はこの不要スプリアスを除去されたTV信号を送信する
送信アンテナである。ここで、入力フィルタ2、受信部
3、カップラー4、送信部5、出力フィルタ6は、中継
放送装置本体100を構成している。
【0003】8は前記第2のIF信号からIF帯映像信
号を抽出する映像IFフィルタ、9はこのIF帯映像信
号のレベル(以下、「映像レベル」という)を検出し出
力するレベル検波器、10はこの映像レベルを、設定さ
れた所定のしきい値レベルと比較し判定結果を送信部制
御信号として出力する比較判定手段である。ここで、映
像IFフィルタ8、レベル検波器9、比較判定手段10
は、入力検出手段200を構成している。11は前記比
較判定手段10での判定結果に基づき、前記送信部の駆
動/停止を制御する送信部駆動信号を出力する送信制御
部である。
【0004】次に図13、14を用い、中継放送装置の
動作について説明する。ここで図14は、従来の中継放
送装置の動作を説明するための放送局と中継放送装置と
の位置関係説明図である。図14において中継放送装置
の受信アンテナ1は放送サービスエリア内の希望する放
送局(以下、「希望局」という)の方向に指向されてい
る。希望局が放送を開始すると、希望局からのTV信号
(以下、「希望波」という)は、受信アンテナ1で受信
され、その映像レベルがレベル検波器9で検出される。
この映像レベルは比較判定手段10で所定のしきい値レ
ベルと比較され、「TV信号あり」という判定結果が出
力される。この判定結果を受け、送信部5を駆動させる
送信部駆動信号が、送信制御部11より出力され、送信
部5が駆動される。その結果、前記希望波は送信部5で
増幅され、再び送信アンテナ7より送信される。
【0005】一方、希望局が放送を終了すると、前記希
望波は、受信されないので、比較判定手段10からは、
「TV信号なし」という判定結果が出力される。この判
定結果を受け、送信部5を停止させる送信部駆動信号
が、送信制御部11より出力され、送信部5が停止され
る。
【0006】ここで図15を用い、前記しきい値レベル
の設定について説明する。図15は、従来の中継放送装
置の動作を説明するための中継放送装置の入出力レベル
の説明図である。図において、横軸は受信アンテナ1で
受信されるTV信号の受信電界強度レベル(dB/μ
v)を、縦軸は送信アンテナ7から送信されるTV信号
の送信電力レベル(W)を示す。前記希望波の受信電界
強度レベルは、放送局から中継放送装置に伝搬する間
に、各種の伝搬環境上の影響を受け、図15に示すよう
に極めて広範囲に変動する。従って前記しきい値レベル
(受信アンテナ1での受信電界強度レベルに換算)は、
希望波の受信電界強度レベルの最小値以下に設定されて
いる。このしきい値レベル以上の希望波が受信される
と、送信電力レベルPoで再び送信される。
【0007】ところで、実際のTV放送においては、放
送サービスエリア外においても同一のチャンネルを使用
した複数の放送局が存在する。これらの放送局は互いに
電波が干渉しないように離散して配置されている。しか
し前述のTV信号の広範囲なレベル変動のため、また受
信アンテナ1の指向方向とTV信号の到来方向との関係
のため、中継放送装置は、希望局と同一チャンネルの放
送を行う放送サービスエリア外からの他の放送局(以
下、「妨害局」という)からの、希望波以外の同一チャ
ンネルのTV信号(以下、「妨害波」という)を受信
し、その影響を受けることがある。
【0008】この妨害の様子を図14、15を用いて説
明する。図14に示すように、妨害局が希望局より中継
放送装置から同一の方向で離れた位置にあるものとす
る。この場合、受信アンテナ1で受信される妨害波の受
信電界強度レベルは、希望波の受信電界強度レベルより
一般には低い。しかし、前述のようにレベル変動が起こ
るので、妨害波は、例えば図15に示すような範囲でレ
ベル変動を起こし、妨害波の受信電界強度レベルがしき
い値レベルを越えてしまうこととなる。すると、希望波
が存在しない場合でも、中継放送装置は受信した妨害波
に対し、映像レベルの比較判定で「TV信号あり」と判
定し、送信部5を駆動させ、妨害波を再送信する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来用いられている中
継放送装置は、例えば以上のように構成されているの
で、希望波と同一チャンネルを有する妨害波に対しても
中継放送装置が駆動され、妨害波を再送信するという問
題があった。
【0010】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、主たる目的は希望波以外の妨害
波に対しては、駆動しない中継放送装置および放送受信
装置を得ることである。
【0011】
【0012】
【課題を解決するための手段】 この発明に係る中継放送
装置においては、 放送局からの無線信号を受信し中間周
波信号を出力する受信部と、前記中間周波信号を変調信
号により変調するとともに、増幅し無線信号として出力
する送信部と、前記中間周波信号より映像信号を検出
し、この映像信号のレベルが無信号でない所定のレベル
を越えた時にTV信号が有ることを示す送信部制御信号
を出力する入力検出手段と、前記送信部制御信号を受け
た時に前記送信部を駆動し、前記無線信号を出力する送
信制御部と、前記送信部から出力される無線信号を検出
し、この検出結果に基づき前記放送局からの無線信号で
あることを示す識別信号を含む通報内容信号である前記
変調信号を生成する変調信号生成手段とを備えたもので
ある。
【0013】また、第1の放送局からの無線信号を受信
する第1の受信アンテナと、第2の放送局からの無線信
号を受信する第2の受信アンテナと、前記第1の受信ア
ンテナで受信された無線信号を入力とし中間周波信号を
出力する受信部と、前記中間周波信号を増幅し無線信号
として出力する送信部と、前記中間周波信号より映像信
号を検出し、この映像信号のレベルが無信号でない所定
のレベルを越えた時にTV信号が有ることを示す第1の
送信部制御信号を出力する第1の入力検出手段と、前記
第1の受信アンテナで受信された無線信号のレベルと前
記第2の受信アンテナで受信された無線信号のレベルと
を比較し、前記第1の受信アンテナで受信された無線信
号の方が大きい時に第2の送信部制御信号を出力する第
2の入力検出手段と、 前記第1および第2の送信部制
御信号が共に出力された時に前記送信部を駆動し、前記
第1の受信アンテナで受信された無線信号を出力する
信制御部とを備えたものである。
【0014】また、第1の放送局から直接に無線信号を
受信する第1の受信アンテナと、前記第1の放送局から
の無線信号を他の中継放送装置を介して間接的に受信す
る第2の受信アンテナと、前記第1の受信アンテナで受
信された無線信号を入力とし中間周波信号を出力する受
信部と、前記中間周波信号を増幅し無線信号として出力
する送信部と、前記中間周波信号より映像信号を検出
し、この映像信号のレベルが無信号でない所定のレベル
を越えた時にTV信号が有ることを示す第1の送信部制
御信号を出力する第1の入力検出手段と、前記第2の受
信アンテナで受信された無線信号より映像信号を検出
し、この映像信号のレベルが無信号でない所定のレベル
を越えた時にTV信号が有ることを示す第2の送信部制
御信号を出力する第2の入力検出手段と、前記第1およ
び第2の送信部制御信号が共に出力された時に前記送信
部を駆動し、前記第1の受信アンテナで受信された無線
信号を出力する送信制御部とを備えたものである。
【0015】また、放送局からの無線信号を受信し中間
周波信号を出力する受信部と、前記中間周波信号を変調
信号により変調するとともに、増幅し無線信号として出
力する送信部と、前記中間周波信号より映像信号を検出
し、この映像信号のレベルが無信号でない所定のレベル
を越えた時にTV信号が有ることを示す送信部制御信号
を出力する入力検出手段と、前記送信部制御信号を受け
た時に前記送信部を駆動し、前記無線信号を出力する送
信制御部と、前記送信部から出力される無線信号を検出
し、前記放送局からの無線信号であることを示す識別信
号および中継放送装置内の監視状態を示す監視項目信号
を含む通報内容信号である前記変調信号を生成する変調
信号生成手段とを備えたものである。
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下この発明による中継放送装置の一実
施の形態について説明する。この実施の形態1では、T
V信号中の音声信号に含まれる一信号である副搬送波制
御信号に、希望波であることを特定する識別信号が付加
されている((例えば、周波数100Hzの所定レベル
の正弦波信号により)識別用の振幅変調(以下、「AM
(:Amplitude Modulation)」という)が施されてい
る)。一方、妨害波には前記希望波とは異なる識別信号
が付加されている(例えば、周波数300Hzの正弦波
信号により、AM変調が施されている)か、識別信号は
付加されていない。この特定の識別AM信号の有無を検
出することにより、希望波/妨害波の識別を行う。
【0018】図1はこの実施の形態1である中継放送装
置のブロック図である。図において、1〜10、10
0、200は図13に示す従来の中継放送装置の構成と
同じであるので説明を省略する。なお、図1においては
説明の都合上、10を第1の比較判定手段としている。
11aは前記第1の比較判定手段10および後述する第
2の比較判定手段17での判定結果に基づき、前記送信
部の駆動/停止を制御する送信部駆動信号を出力する送
信制御部である。
【0019】12は前記第2のIF信号からIF帯音声
信号を抽出する音声IFフィルタ、13はこのIF帯音
声信号を音声復調し、ベースバンド(以下、「BB(:
BaseBand)」という)帯音声信号を出力する復調器、1
4はBB帯音声信号から副搬送波制御信号を抽出する副
搬送波BBフィルタ、15はこの副搬送波制御信号の振
幅成分を検出するAM検波器、16はこの振幅成分に含
まれる識別AM信号を抽出する識別信号抽出フィルタ、
17はこの識別AM信号のレベルを設定された所定のし
きい値レベルと比較し判定結果を出力する第2の比較判
定手段である。ここで、音声IFフィルタ12、復調器
13、副搬送波BBフィルタ14、AM検波器15、識
別信号抽出フィルタ16、第2の比較判定手段17は、
第2の入力検出手段である識別信号検出手段300を構
成している。
【0020】次に図1、2を用い、中継放送装置の動作
について説明する。図2はTV信号中の音声信号のBB
帯でのスペクトラムの説明図である。図において、横軸
は周波数を、縦軸はレベルを示す。ただし本スペクトラ
ムにおいては、周波数のみ意味があり、レベルは厳密な
ものではない。fH=約15.73kHz(TVの水平
走査周波数)とすると、音声信号のスペクトラムは、主
チャンネル信号(0〜15kHz)、副チャンネル信号
(16kHz〜47kHz、中心周波数=2fH=約3
1.5kHz)、副搬送波制御信号(中心周波数=3.
5fH =約55.1kHz )、副搬送波ファクシミリ
信号(中心周波数=4.5fH =約70.8kHz )
等の各種信号のスペクトラムより構成されている。ま
た、これらの信号のスペクトラム成分の間や外には、現
在は使用されていない空きのスペクトラム領域も存在す
る。ここで、副搬送波制御信号は、本来音声多重放送に
おいて、ステレオ放送と2カ国語放送とを区別するため
に使用される信号である。この実施の形態1では、この
副搬送波制御信号に、さらに例えば100Hzの識別A
M信号を多重化させている。
【0021】希望局が放送を開始すると、希望波は受信
アンテナ1で受信され、入力フィルタ2でチャンネル信
号が抽出された後、受信部3でIF信号に周波数変換さ
れ、カップラー4で第1および第2のIF信号に分岐出
力される。この第2のIF信号は映像IFフィルタ8で
IF帯映像信号が抽出され、レベル検波器9で映像レベ
ルが検出される。この映像レベルは第1の比較判定手段
10で所定のしきい値レベルと比較され、「TV信号あ
り」という判定結果が出力される。
【0022】一方、前記第2のIF信号は音声IFフィ
ルタ12でIF帯音声信号が抽出され、復調器13でB
B帯音声信号に音声復調される。このBB帯音声信号
は、副搬送波BBフィルタ14で副搬送波制御信号が抽
出され、AM検波器15で振幅成分が検出される。この
振幅成分は識別信号抽出フィルタ16で識別AM信号
(この場合周波数100Hzの正弦波信号)が抽出され
る。この識別AM信号のレベルは第2の比較判定手段1
7で所定のしきい値レベルと比較され、「識別信号あ
り」という判定結果が出力される。
【0023】第1および第2の比較判定手段10、17
からの判定結果を受け、送信部5を駆動させる送信部駆
動信号が、送信制御部11aより出力され、送信部5が
駆動される。その結果、前記第1のIF信号は送信部5
で増幅され、再び希望波に周波数変換され出力される。
この希望波は出力フィルタ6で不要スプリアスが除去さ
れ、再び送信アンテナ7より送信される。
【0024】一方、希望局が放送を終了すると、前記希
望波は、受信されないので、前記第1および第2の比較
判定手段10、17からは、「TV信号なし」、「識別
信号なし」という判定結果がそれぞれ出力される。この
判定結果を受け、送信部5を停止させる送信部駆動信号
が、送信制御部11aより出力され、送信部5が停止さ
れる。
【0025】また、希望局が放送していないときに、希
望局と同一チャンネルを有する妨害局が放送を行うと、
妨害波は希望波の場合と同様、受信アンテナ1で受信さ
れ、その後、IF帯映像信号より検出された映像レベル
が第1の比較判定手段10で所定のしきい値レベルと比
較され、映像レベルがしきい値レベルを越えると、「T
V信号あり」という判定結果が出力される。
【0026】一方、IF帯音声信号より検出された副搬
送波制御信号は、AM変調されていないので、またはA
M変調されていたとしてもその変調周波数が希望波の変
調周波数と異なるので、識別信号抽出フィルタ16から
は識別AM信号が抽出されず、第2の比較判定手段17
は、「識別信号なし」という判定結果を出力する。その
結果、送信部5を駆動させる送信部駆動信号が、送信制
御部11aより出力されず、送信部5は停止したままと
なっている。
【0027】なお、上記実施の形態1では、副搬送波制
御信号に100HzのAM変調をかけて希望波か妨害波
かを判定したが、図2に示す音声信号のスペクトラムに
おいて、現在使用されていない9fH=約141.6k
Hzに同様な識別信号を設けても良い。またこの識別信
号による変調もAM変調に限るものではない。
【0028】以上のように、この実施の形態1は、音声
信号中の副搬送波制御信号に識別AM信号を多重化し、
この識別AM信号を検出することにより希望波か妨害波
かの区別をするようにしたので、妨害波に対しては中継
放送装置は動作しないようにすることができるという効
果がある。
【0029】実施の形態2.次にこの発明による実施の
形態2について説明する。この実施の形態2では、中継
放送システムを送り側の中継放送装置およびこれに対応
する受け側の中継放送装置で構成している。送り側の中
継放送装置は、希望波に対してのみ駆動するようにあら
かじめ希望局、妨害局との位置関係を考慮し配置されて
いる。その結果、希望局からのTV信号のみを受信し、
その音声搬送波信号に放送局を示す局コードで変調を施
し再送信する。一方受け側の中継放送装置は、局コード
の識別を行い、前記対応する送り側の中継放送装置から
再送信されたTV信号のみに対し中継を行い再送信す
る。
【0030】図3はこの実施の形態2である送り側の中
継放送装置のブロック図である。図において、1〜4、
6〜11、200は図13に示す従来の中継放送装置の
構成と同じであるので説明を省略する。図において5a
は従来の送信部5の構成に、後述する放送波制御手段2
4による音声搬送波信号のON/OFF制御のための変
調手段(図示せず)を付加した本実施の形態による送信
部である。100aは従来の中継放送装置本体100に
相当する本実施の形態による中継放送装置本体である。
18は出力フィルタ6からのTV信号の一部を分岐する
信号分岐手段である。
【0031】また19はこの分岐されたTV信号のレベ
ルを検出し、信号の有無によりTV放送開始を検知する
出力検知器、20はこの検知信号に基づき後述するクロ
ック発生手段21を駆動させるクロック駆動信号を出力
する送出制御手段、21はこのクロック駆動信号に基づ
きクロック信号を発生するクロック発生手段、22は放
送局を識別する識別信号である局コード(3ビット)を
設定する局コード設定手段、23はスタートビット(1
ビット)と前記局コードとから、通報内容信号を生成
し、前記クロック信号のタイミングで出力する送出信号
パルス構成手段、24はこの通報内容信号に基づき、音
声搬送波信号をON/OFF制御し変調する放送波制御
手段である。ここで、出力検知器19、送出制御手段2
0、クロック発生手段21、局コード設定手段22、送
出信号パルス構成手段23、放送波制御手段24は、変
調信号生成手段400を構成している。
【0032】次に動作について説明する。前述の通り、
送り側の中継放送装置は希望局からの希望波のみを受信
するように配置されている。受信アンテナ1で受信され
た希望波は、中継放送装置本体100a内での処理を経
て出力フィルタ6より出力される。この希望波の一部は
信号分岐手段18で分岐され、出力検知器19でTV放
送開始を検知される。この検知結果に基づき、送出制御
手段20はクロック駆動信号を発生し、クロック発生手
段21を駆動する。クロック発生手段21は、所定周期
のクロック信号を発生し、送出信号パルス構成手段23
に出力する。送出信号パルス構成手段23にはスタート
ビットと局コード設定手段22で設定された希望局を示
す局コードが入力される。送出信号パルス構成手段23
は前記スタートビット1ビットおよび局コード3ビット
を前記クロック信号のタイミングで通報内容信号として
出力する。放送波制御手段24はこの通報内容信号に基
づき送信部5aに対し音声搬送波信号のON/OFF制
御を行う。従って送信部5aからは、音声搬送波信号に
ON/OFF制御の施された希望波が出力され、出力フ
ィルタ6を経て、送信アンテナ7より再送信される。
【0033】図4は音声搬送波信号へのON/OFF制
御の説明図である。本説明ではスタートビットを1と
し、局コードを1、0、1としているが、これに限るも
のではない。通報内容信号の1、0のビットに応じて音
声搬送波信号に変調が施される。ここで、変調度{=
(A−B)/(A+B)×100 (%)}は、個々の
中継放送システムにおいて任意に設定される。
【0034】図5はこの実施の形態2である受け側の中
継放送装置のブロック図である。図において、1〜1
0、100、200は図13に示す従来の中継放送装置
の構成と同じであるので説明を省略する。図において1
1bは比較判定手段10および後述する局コード判別手
段26からの判定結果に基づき、送信部5の駆動/停止
を制御する送信部駆動信号を出力する送信制御部であ
る。
【0035】12は、第2のIF信号からIF帯音声信
号を抽出する音声IFフィルタ、35はこのIF帯音声
信号から通報内容信号を検知する通報内容信号検知器、
21はこの検知出力に基づきクロック信号を発生するク
ロック発生手段、25はこのクロック信号に基づき通報
内容信号を読み込む通報内容信号読み込み手段、26は
この読み込まれた通報内容信号中の局コードとあらかじ
め設定されている参照用局コードとを比較し識別結果を
出力する局コード判別手段である。ここで、音声IFフ
ィルタ12、通報内容信号検知器35、クロック発生手
段21、通報内容信号読み込み手段25、局コード判別
手段26は、第2の入力検出手段である識別信号検出手
段310を構成している。
【0036】次に動作について説明する。希望局が放送
を開始すると、希望波は送り側の中継放送装置で局コー
ドを付加され再送信される。この局コードの付加された
希望波は受け側の中継放送装置の受信アンテナ1で受信
され、入力フィルタ2でチャンネル信号が抽出された
後、受信部3でIF信号に周波数変換され、カップラー
4で第1および第2のIF信号に分岐出力される。この
第2のIF信号は入力検出手段200で処理され、最終
的に映像レベルが比較判定手段10で所定のしきい値レ
ベルと比較され、「TV信号あり」という判定結果が出
力される。
【0037】一方、前記第2のIF信号は音声IFフィ
ルタ12でIF帯音声信号が抽出され、通報内容信号検
知器35で通報内容信号が検知される。この検知出力に
基づきクロック発生手段21よりクロック信号が発生
し、このクロック信号に基づき、通報内容信号読み込み
手段25に通報内容信号が読み込まれる。局コード判別
手段26では、前記読み込まれた通報内容信号中の局コ
ードと参照用局コードとが比較され、コードが一致すれ
ば「コード一致」という判別結果が出力される。
【0038】比較判定手段10および局コード判別手段
26からの判定/識別結果を受け、送信部5を駆動させ
る送信部駆動信号が、送信制御部11bより出力され、
送信部5が駆動される。その結果、前記第1のIF信号
は送信部5で増幅され、再び希望波に周波数変換され出
力される。この希望波は出力フィルタ6で不要スプリア
スが除去され、再び送信アンテナ7より送信される。
【0039】一方、希望局が放送を終了すると、前記希
望波は、受信されないので、前記比較判定手段10およ
び局コード判別手段26からは、「TV信号なし」、
「コード不一致」という判定/識別結果がそれぞれ出力
される。この結果を受け、送信部5を停止させる送信部
駆動信号が、送信制御部11bより出力され、送信部5
が停止される。
【0040】また、希望局が放送していないときに、希
望局と同一チャンネルを有する妨害局が放送を行うと、
妨害波は希望波の場合と同様、受信アンテナ1で受信さ
れ、その後、IF帯映像信号より検出された映像レベル
が比較判定手段10で所定のしきい値レベルと比較さ
れ、映像レベルがしきい値レベルを越えると、「TV信
号あり」という判定結果が出力される。
【0041】一方、IF帯音声信号には、通報内容信号
が存在しないか、存在しても局コードが参照用局コード
(希望局の局コード)と異なるので、局コード判別手段
26は、「コード不一致」という識別結果を出力する。
その結果、送信部5を駆動させる送信部駆動信号が、送
信制御部11bより出力されず、送信部5は停止したま
まとなっている。
【0042】以上のように、この実施の形態2は、音声
搬送波信号に局コードで変調を施し、この局コードを検
出し、参照用局コードと比較することにより希望波か妨
害波かの区別をするようにしたので、妨害波に対しては
中継放送装置は動作しないようにすることができるとい
う効果がある。
【0043】実施の形態3.次にこの発明による実施の
形態3について説明する。この実施の形態3では、受信
アンテナを2本設け、一方を希望波が最大レベルで受信
できる方向に指向させ、他方を妨害波が最大レベルで受
信できる方向に指向させ設置してある。そしてそれぞれ
で受信されるレベルを比較し、その結果に基づき希望波
/妨害波の識別を行う。
【0044】図6はこの実施の形態3である中継放送装
置のブロック図である。図において、2〜10、10
0、200は図13に示す従来の中継放送装置の構成と
同じであるので説明を省略する。また2b、3b、8
b、8c、9b、9cは従来の相当部分と同じであるの
で説明を省略する。図において1aは希望局の方向を指
向する受信アンテナ、1bは妨害局の方向を指向する受
信アンテナ、28は希望波および妨害波のレベルを比較
するレベル比較手段、11cは前記入力検出手段200
内の比較判定手段10および前記レベル比較手段28で
の判定結果に基づき、前記送信部5の駆動/停止を制御
する送信部駆動信号を出力する送信制御部である。ここ
で、入力フィルタ2b、受信部3b、映像IFフィルタ
8b、8c、レベル検波器9b、9c、レベル比較手段
28は、第2の入力検出手段である妨害波検出手段50
0を構成している。
【0045】次に動作について説明する。図7はこの実
施の形態3における希望局、妨害局、中継放送装置の位
置関係説明図である。希望局が放送を開始すると、希望
波は受信アンテナ1a、1bでそれぞれ受信され、その
レベルがレベル検波器9b、9cで検知される。この検
知出力レベルがレベル比較手段28で比較される。この
時前述のとおり、受信アンテナ1aは希望波を最大レベ
ルで受信するので、9bの出力レベルの方が9cの出力
レベルより大きい。従ってこのような場合には、レベル
比較手段28は「希望波あり」と判定し、その結果を制
御部11cへ送る。
【0046】次に比較判定手段10、レベル比較手段2
8からの判定結果を受け、送信部5を駆動させる送信部
駆動信号が、送信制御部11cより出力され、送信部5
が駆動される。その結果、前記第1のIF信号は送信部
5で増幅され、再び希望波に周波数変換され出力され
る。この希望波は出力フィルタ6で不要スプリアスが除
去され、再び送信アンテナ7より送信される。
【0047】一方、希望局が放送を終了しかつ妨害局が
放送をしているときには、妨害波は受信アンテナ1a、
1bでそれぞれ受信され、そのレベルがレベル検知器9
b、9cで検知される。この検知出力レベルがレベル比
較手段28で比較される。この時前述のとおり、受信ア
ンテナ1bは妨害波を最大レベルで受信するので、9c
の出力レベルの方が9bの出力レベルより大きい。従っ
てこのような場合には、レベル比較手段28は「妨害波
あり」と判定し、その結果を制御部11cへ送る。
【0048】次に比較判定手段10、レベル比較手段2
8からの判定結果を受け、送信部5を停止させる送信部
駆動信号が、送信制御部11cより出力され、送信部5
が停止される。
【0049】以上のように、この実施の形態3は、希望
局を指向する受信アンテナと妨害局を指向する受信アン
テナとを別々に設け、それぞれのアンテナで受信された
レベルを比較することにより希望波か妨害波かの区別を
するようにしたので、妨害波に対しては中継放送装置は
動作しないようにすることができるという効果がある。
【0050】実施の形態4.次にこの発明による実施の
形態4について説明する。この実施の形態4では、実施
の形態2と同様に、中継放送システムを送り側の中継放
送装置およびこれに対応する受け側の中継放送装置で構
成している。送り側の中継放送装置は、希望波に対して
のみ駆動するようにあらかじめ希望局、妨害局との位置
関係を考慮し配置されている。その結果、希望局からの
TV信号のみを受信し、受け側の中継放送装置へ希望波
を再送信する。一方受け側の中継放送装置には、受信ア
ンテナを2本設け、一方を希望局の方向に指向させ、他
方を送り側の中継放送装置の方向に指向させ設置してあ
る。そしてそれぞれで受信されるレベルを比較し、その
結果に基づき希望波/妨害波の識別を行う。
【0051】図8はこの実施の形態4である受け側の中
継放送装置のブロック図である。図において、2〜7、
100、200は図13に示す従来の中継放送装置の構
成と同じであるので説明を省略する。また2c、3c、
8d、9d、10bは従来の相当部分と同じであるので
説明を省略する。図において1cは希望局の方向を指向
し、希望局から直接送信される希望波(以下、「直接希
望波という」)を受信する受信アンテナ、1dは送り側
の中継放送装置の方向を指向し、希望局から前記送り側
の中継放送装置を経由し間接的に送信される希望波(以
下、「間接希望波という」)を受信する受信アンテナで
ある。ここで、入力フィルタ2c、受信部3c、映像I
Fフィルタ8d、レベル検波器9d、比較判定手段10
bは、第2の入力検出手段である希望波検出手段600
を構成している。11dは前記入力検出手段100内の
比較判定手段10および前記希望波検出手段600内の
比較判定手段10bでの判定結果に基づき、前記送信部
の駆動/停止を制御する送信部駆動信号を出力する送信
制御部である。
【0052】次に図8、9を用い、中継放送装置の動作
について説明する。図9は本実施の形態における希望
局、妨害局、中継放送装置の位置関係説明図である。
【0053】希望局が放送を開始すると、直接希望波は
受け側の中継放送装置の受信アンテナ1cで受信され、
間接希望波は送り側の中継放送装置を経由して受け側の
中継放送装置の受信アンテナ1dで受信される。次に直
接希望波の映像レベルはレベル検波器9で検出され、こ
の映像レベルは比較判定手段10で所定のしきい値レベ
ルと比較され、「TV信号あり」という判定結果が出力
される。一方、間接希望波の映像レベルはレベル検波器
9dで検出され、この映像レベルは比較判定手段10b
で所定のしきい値レベルと比較され、「TV信号あり」
という判定結果が出力される。送信制御部11dでは、
比較判定手段10、10bからの「TV信号あり」の判
定結果を受け、送信部5を駆動させる送信部駆動信号を
出力し、送信部5が駆動される。その結果、直接希望波
は送信部5で増幅され、再び送信アンテナ7より送信さ
れる。
【0054】一方、希望局が放送を終了すると、直接、
間接希望波はともに受け側の中継放送装置で受信されな
いので、比較判定手段10、10bからは、「TV信号
なし」という判定結果が出力される。この判定結果を受
け、送信部5を停止させる送信部駆動信号が、送信制御
部11dより出力され、送信部5が停止される。
【0055】また、希望局が放送していないときに、希
望局と同一チャンネルを有する妨害局が放送を行うと、
妨害波は直接希望波の場合と同様、受信アンテナ1cで
受信され、その後、IF帯映像信号より検出された映像
レベルが比較判定手段10で所定のしきい値レベルと比
較され、映像レベルがしきい値レベルを越えると、「T
V信号あり」という判定結果が出力される。
【0056】一方、受信アンテナ1dは妨害局を指向し
ていないので、レベル検波器9dで検出される映像レベ
ルは所定のしきい値に達せず、レベル比較手段10bか
らは「TV信号なし」という判定結果が出力される。そ
の結果、送信部5を駆動させる送信部駆動信号が、送信
制御部11dより出力されず、送信部5は停止したまま
となっている。
【0057】以上のように、この実施の形態4は、希望
波のみを受信し間接希望波として再送信する送り側の中
継放送装置を設け、受け側の中継放送装置での間接希望
波の受信の有無で、妨害波を区別するようにしたので、
妨害波に対しては中継放送装置は動作しないようにする
ことができるという効果がある。
【0058】実施の形態5.次にこの発明の実施の形態
5について説明する。この実施の形態5では、実施の形
態2における送り側の中継放送装置の構成に中継放送装
置内状態(例えば、中継放送装置の「停電」、「冷却フ
ァン異常」、「温度異常」等)の監視機能を付加した。
また、この監視された状態を、出力・表示する機能を設
けた。
【0059】図10はこの実施の形態5である中継放送
装置のブロック図である。図において、1〜4、5a、
6〜11、18、100a、200、19〜21は図3
に示す実施の形態2の送り側の中継放送装置の構成と同
じであるので説明を省略する。また22a〜24a、4
00aは同じく図3の22〜24、400に相当するの
で説明を省略する。図において33は中継放送装置内状
態の監視項目ごとの結果から、各状態に対応する監視項
目信号である監視コード(3ビット)を出力する監視項
目入力手段である。
【0060】次に動作について説明する。受信アンテナ
1で受信された希望波は、中継放送装置本体100a内
での処理を経て出力フィルタ6より出力される。この希
望波の一部は信号分岐手段18で分岐され、出力検知器
19でTV放送開始を検知される。この検知結果に基づ
き、送出制御手段20はクロック駆動信号を発生し、ク
ロック発生手段21を駆動する。クロック発生手段21
は、所定周期のクロック信号を発生し、送出信号パルス
構成手段23aに出力する。監視項目入力手段33に
は、中継放送装置内の監視項目に対応する動作状態(正
常/異常)が入力され、監視コードとして出力される。
送出信号パルス構成手段23aにはスタートビット、局
コード設定手段22で設定された希望局を示す局コード
および前記監視コードが入力される。送出信号パルス構
成手段23aは前記スタートビット1ビット、局コード
3ビットおよび監視コードビットを前記クロック信号の
タイミングで通報内容信号として出力する。放送波制御
手段24aはこの通報内容信号に基づき送信部5aに対
し音声搬送波信号のON/OFF制御を行う。従って送
信部5aからは、音声搬送波信号にON/OFF制御の
施された希望波が出力され、出力フィルタ6を経て、送
信アンテナ7より再送信される。
【0061】図11は音声搬送波信号へのON/OFF
制御の説明図である。本説明ではスタートビットを1と
し、局コードを1、0、1とし、監視コードを1、1、
1としているが、これに限るものではない。通報内容信
号の1、0のビットに応じて音声搬送波信号に変調が施
される。
【0062】図12はこの実施の形態5である放送受信
装置であるTV受像機のブロック図である。図におい
て、1、12、21、25a、26、35、310aは
図5に示す実施の形態2と同じまたは相当する構成であ
るので説明を省略する。図において34は一般に市販さ
れている放送受信装置本体であるTV受像機本体、27
は通報内容信号読み込み手段25aからの監視コードか
ら監視項目に対応する中継放送装置の状態を出力する通
報信号制御手段、36は中継放送装置の状態を表示する
通報信号表示手段、37は中継放送装置の状態に基づ
き、ブザー38を制御するブザー制御手段である。ここ
で、通報信号制御手段27、通報信号表示手段36、ブ
ザー制御手段37、ブザー38は、監視項目出力手段7
00を構成している。
【0063】次に動作について説明する。希望局が放送
を開始すると、希望波は中継放送装置で局コードおよび
監視コードを付加され再送信される。この局コードおよ
び監視コードの付加された希望波はTV受像機の受信ア
ンテナ1で受信され、TV受像機本体34でチャンネル
信号が抽出された後、IF信号に周波数変換され出力さ
れる。このIF信号は音声IFフィルタ12でIF帯音
声信号が抽出され、通報内容信号検知器35で通報内容
信号が検知される。この検知出力に基づきクロック発生
手段21よりクロック信号が発生し、このクロック信号
に基づき、通報信号内容読み込み手段25aに通報信号
内容が読み込まれる。局コード判別手段26では、前記
読み込まれた通報内容信号中の局コードと参照用局コー
ドとが比較され、コードが一致すれば「コード一致」と
いう判別結果が制御信号として出力される。
【0064】一方、通報信号制御手段27には監視コー
ドが入力され、前記局コード判別手段26での「コード
一致」の判別結果に基づき、前記監視コードを状態信号
として出力する。この状態信号は通報信号表示手段36
により、監視結果が表示される。またはブザー制御手段
37を駆動しブザー38を駆動する
【0065】一方、希望局が放送を終了すると、前記希
望波は、受信されないので、局コード判別手段26から
は、「コード不一致」という識別結果が出力される。こ
の結果、通報信号制御手段27は停止される。
【0066】また、希望局が放送していないときに、希
望局と同一チャンネルを有する妨害局が放送を行うと、
妨害波は希望波の場合と同様、受信アンテナ1で受信さ
れるものの、IF帯音声信号には、通報内容信号が存在
しないか、存在しても局コードが参照用局コード(希望
局の局コード)と異なるので、局コード判別手段26
は、「コード不一致」という識別結果を出力する。その
結果、通報信号制御手段27は停止したままとなってい
る。
【0067】以上のように、この実施の形態5は、音声
搬送波信号に局コードおよび監視コードで変調を施し、
前記局コードを検出し、参照用局コードと比較すること
により希望波か妨害波かの区別をするようにしたので、
希望波を受信した場合のみ、TV受像機に、監視コード
に対応した中継放送装置の監視状態を出力させることが
できるという効果がある。
【0068】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、音声
信号中から識別AM信号や局コード等の識別信号を検出
することにより希望波か妨害波かの区別をするようにし
たので、妨害波に対しては中継放送装置は動作しないよ
うにすることができるという効果がある。
【0069】また、送り側の中継放送装置で、音声搬送
波信号を希望波であることを示す識別信号である局コー
ドで変調を施すことにより希望波か妨害波かの区別をす
るようにしたので、妨害波に対しては受け側の中継放送
装置は動作しないようにすることができるという効果が
ある。
【0070】また、希望局を指向する受信アンテナと妨
害局を指向する受信アンテナとを別々に設け、それぞれ
のアンテナで受信されたレベルを比較することにより希
望波か妨害波かの区別をするようにしたので、妨害波に
対しては中継放送装置は動作しないようにすることがで
きるという効果がある。
【0071】また、希望局からの直接希望波と送り側の
中継放送装置からの間接希望波とを受信し、間接希望波
の受信の有無で、妨害波を区別するようにしたので、妨
害波に対しては受け側の中継放送装置は動作しないよう
にすることができるという効果がある。
【0072】また、音声搬送波信号に監視コードで変調
を施すことにより、中継放送装置内の動作状態を示す情
報を付加したので、放送受信装置では中継放送装置の動
作状態を監視できるという効果がある。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による中継放送装置
のブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による中継放送装置
の動作を説明するための、TV信号中の音声信号のBB
帯でのスペクトラムの説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態2による送り側の中継
放送装置のブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態2による中継放送装置
の動作を説明するための、音声搬送波信号へのON/O
FF制御の説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態2による受け側の中継
放送装置のブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態3による中継放送装置
のブロック図である。
【図7】 この発明の実施の形態3による中継放送装置
の動作を説明するための、放送局と中継放送装置との位
置関係の説明図である。
【図8】 この発明の実施の形態4による中継放送装置
のブロック図である。
【図9】 この発明の実施の形態4による中継放送装置
の動作を説明するための、放送局と中継放送装置との位
置関係の説明図である。
【図10】 この発明の実施の形態5による中継放送装
置のブロック図である。
【図11】 この発明の実施の形態5による中継放送装
置の動作を説明するための、音声搬送波信号へのON/
OFF制御の説明図である。
【図12】 この発明の実施の形態5による放送受信装
置のブロック図である。
【図13】 従来の中継放送装置のブロック図である。
【図14】 従来の中継放送装置の動作を説明するため
の、放送局と中継放送装置との位置関係の説明図であ
る。
【図15】 従来の中継放送装置の動作を説明するため
の、中継放送装置の入出力レベルの説明図である。
【符号の説明】
1 受信アンテナ 1a 受信アンテナ 1b 受信アンテナ 3 受信部 3b 受信部 3c 受信部 5 送信部 5a 送信部 11 送信制御部 11a 送信制御部 11b 送信制御部 11c 送信制御部 11d 送信制御部 34 TV受像機本体 200 入力検出手段 300 識別信号検出手段 310 識別信号検出手段 310a 識別信号検出手段 400 変調信号生成手段 400a 変調信号生成手段 500 妨害波検出手段 600 希望波検出手段 700 監視項目出力手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送局からの無線信号を受信し中間周波
    信号を出力する受信部と、 前記中間周波信号を変調信号により変調するとともに、
    増幅し無線信号として出力する送信部と、 前記中間周波信号より映像信号を検出し、この映像信号
    のレベルが無信号でない所定のレベルを越えた時にTV
    信号が有ることを示す送信部制御信号を出力する入力検
    出手段と、 前記送信部制御信号を受けた時に前記送信部を駆動し、
    前記無線信号を出力する送信制御部と、 前記送信部から出力される無線信号を検出し、この検出
    結果に基づき前記放送局からの無線信号であることを示
    す識別信号を含む通報内容信号である前記変調信号を生
    成する変調信号生成手段と、 を備えたことを特徴とする中継放送装置。
  2. 【請求項2】 第1の放送局からの無線信号を受信する
    第1の受信アンテナと、 第2の放送局からの無線信号を受信する第2の受信アン
    テナと、 前記第1の受信アンテナで受信された無線信号を入力と
    し中間周波信号を出力する受信部と、 前記中間周波信号を増幅し無線信号として出力する送信
    部と、 前記中間周波信号より映像信号を検出し、この映像信号
    のレベルが無信号でない所定のレベルを越えた時にTV
    信号が有ることを示す第1の送信部制御信号を出力する
    第1の入力検出手段と、 前記第1の受信アンテナで受信された無線信号のレベル
    と前記第2の受信アンテナで受信された無線信号のレベ
    ルとを比較し、前記第1の受信アンテナで受信された無
    線信号の方が大きい時に第2の送信部制御信号を出力す
    る第2の入力検出手段と、 前記第1および第2の送信部制御信号が共に出力された
    時に前記送信部を駆動し、前記第1の受信アンテナで受
    信された無線信号を出力する送信制御部とを備えたこと
    を特徴とする中継放送装置。
  3. 【請求項3】 第1の放送局から直接に無線信号を受信
    する第1の受信アンテナと、 前記第1の放送局からの無線信号を他の中継放送装置を
    介して間接的に受信する第2の受信アンテナと、 前記第1の受信アンテナで受信された無線信号を入力と
    し中間周波信号を出力する受信部と、 前記中間周波信号を増幅し無線信号として出力する送信
    部と、 前記中間周波信号より映像信号を検出し、この映像信号
    のレベルが無信号でない所定のレベルを越えた時にTV
    信号が有ることを示す第1の送信部制御信号を出力する
    第1の入力検出手段と、 前記第2の受信アンテナで受信された無線信号より映像
    信号を検出し、この映像信号のレベルが無信号でない所
    定のレベルを越えた時にTV信号が有ることを示す第2
    の送信部制御信号を出力する第2の入力検出手段と、 前記第1および第2の送信部制御信号が共に出力された
    時に前記送信部を駆動し、前記第1の受信アンテナで受
    信された無線信号を出力する送信制御部とを備えたこと
    を特徴とする中継放送装置。
  4. 【請求項4】 放送局からの無線信号を受信し中間周波
    信号を出力する受信部と、 前記中間周波信号を変調信号により変調するとともに、
    増幅し無線信号として出力する送信部と前記中間周波信
    号より映像信号を検出し、この映像信号のレベルが無信
    号でない所定のレベルを越えた時にTV信号が有ること
    を示す送信部制御信号を出力する入力検出手段と、 前記送信部制御信号を受けた時に前記送信部を駆動し、
    前記無線信号を出力する送信制御部と、 前記送信部から出力される無線信号を検出し、この検出
    結果に基づき前記放送局からの無線信号であることを示
    す識別信号および中継放送装置内の監視状態を示す監視
    項目信号を含む通報内容信号である前記変調信号を生成
    する変調信号生成手段とを備えたことを特徴とする中継
    放送装置。
JP00486997A 1997-01-14 1997-01-14 中継放送装置および放送受信装置 Expired - Fee Related JP3379366B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00486997A JP3379366B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 中継放送装置および放送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP00486997A JP3379366B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 中継放送装置および放送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10200458A JPH10200458A (ja) 1998-07-31
JP3379366B2 true JP3379366B2 (ja) 2003-02-24

Family

ID=11595691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP00486997A Expired - Fee Related JP3379366B2 (ja) 1997-01-14 1997-01-14 中継放送装置および放送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3379366B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1087585B1 (en) 1999-09-17 2013-08-21 Alcatel-Lucent Identification of a terrestrial repeater using inactive subcarriers of a multicarrier signal
WO2017018102A1 (ja) * 2015-07-29 2017-02-02 株式会社日立国際電気 信号構成および送信装置ならびに受信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH10200458A (ja) 1998-07-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0752192B1 (en) Communicating on a direct mode channel
US8295255B2 (en) Wireless LAN system, access point, and method for preventing connection to a rogue access point
US4479245A (en) Same frequency repeater for a multiple repeater system
US20020068548A1 (en) Checking the presence of mobile stations communicating on a direct mode channel
JP2689932B2 (ja) 無線選択呼出受信機
JP3379366B2 (ja) 中継放送装置および放送受信装置
US6044256A (en) Terminal device with detector
JPH10257546A (ja) 無線通信システム
EP0522885B1 (en) Method and arrangement of detecting control channel in mobile communications system
JP2908217B2 (ja) 受信電界レベル検出回路
US7313411B2 (en) Wireless communication system
JPH08195710A (ja) 基地局無線装置の選択方式
KR100373769B1 (ko) 방재 시스템
JP2001138915A (ja) 無線通信システム
JPS6096031A (ja) スケルチ制御回路
JPH05102947A (ja) 情報の伝送方式
JPS63142989A (ja) 無線搬送式映像監視装置
JPH0799821B2 (ja) スケルチ制御方式
JPS60261233A (ja) 制御チヤネル妨害電波検出方式
JPS6137817B2 (ja)
KR200186301Y1 (ko) 무선 이동통신용 중계기의 이상 감지 시스템
JP2501439B2 (ja) 防犯システム
JPH1099285A (ja) 患者監視装置
JP2008199219A (ja) 放送波中継装置及び放送波中継装置の監視システム
JP2004040266A (ja) デジタル無線伝送装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071213

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081213

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees