JP3378217B2 - Rail structure of seat slide device - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【発明の属する技術分野】この発明は、シートを前後方
向にスライド可能に支持するシートスライド装置のレー
ル体構造、特に、特定素材の押出し加工により圧延成形
された一対のランナ、ガイドレールの組み合わせとして
なるシートスライド装置のレール体構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】たとえば、フロントシート後方に配設さ
れたセカンドシート、サードシート等の多列のリヤシー
トを前後方向にスライド可能なスライドシートとする構
成が、ミニバンや１BOX車等のRV車に代表されるような
多目的自動車において広く採用されている。 【０００３】このような、リヤシートに装着されるシー
トスライド装置においても、たとえば、車床等に固定さ
れたガイドレール（ロアレールとも称する）に、シート
の載置、固定されるランナ（アッパレールとも称する）
を、合成樹脂製のスライダ等を介してスライド自在に組
み付ける一般的な構成が、通常採用されている。 【０００４】そして、このようなリヤシートへの装着に
適したシートスライド装置として、ガイドレールを長尺
（ロングレール）とすることで長いスライド範囲を確保
可能とした、いわゆるロングレールタイプのものが提供
されている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】一般に、シートスライ
ド装置のレール体をなすガイドレール、およびランナ
は、鉄材等のプレス加工によって対応形状にそれぞれ成
形される。しかし、これらの素材として一般的に用いら
れる鉄材等の比重は重いため、特に、ガイドレールをロ
ングレールとする場合においては、レール体全体の重量
化が避けられない。 【０００６】そこで、ロングレールタイプのレール体
（シートスライド装置）においては、ガイドレール、お
よびランナを、たとえば、比重の軽いアルミ材等から成
形することが、近年行われつつある。 【０００７】ところで、アルミ材等から長尺物を成形す
る場合においては、いわゆる押出し加工による圧延成形
が有効と考えられ、断面形状のほぼ一定なガイドレール
には、この押出し加工が容易に適用可能となる。 【０００８】しかし、ランナには、シートを載置、固定
するためのシート取付ブラケットを上方への突出部材と
して設ける必要があるため、ランナを押出し加工により
得る場合においては、別体のシート取付ブラケットをラ
ンナに固定することが要求される。 【０００９】このような、ランナに対するシート取付ブ
ラケットの固定として、たとえば、溶接やねじ止め等に
よるものが一般的に考えられる。しかし、前者の溶接に
よる固定は、溶接歪みによる部材精度、および取付精度
の低下を招きやすく、また、双方の部材を同一素材とし
なければならないことから、シート取付ブラケットに対
する素材の限定を強いることが避けられない。 【００１０】これに対し、後者のねじ止めによれば、溶
接歪みや素材の限定を招くことはない。しかし、ねじ止
めでの固定は、いわゆる点での固定にすぎないため、そ
の強度的な不利は避けられず、また、その作業性の低下
も否定できない。 【００１１】従って、アルミ材等の押出し加工によりな
るランナを、同様に得たガイドレールに組み合わせて使
用する場合においては、上述した問題点の解決が必要不
可欠となっている。 【００１２】また、アルミ材等の押出し加工によりなる
ランナは、緊急時等の過大な負荷に抗するだけの十分な
剛性を持つため、ガイドレールへの過大な負荷の直接的
な作用が避けられず、過大な負荷に対する対応性という
点、加えていえば、構成の複雑化等を伴うことなく対応
可能とする点も、アルミ材等の押出し加工によりなるラ
ンナを使用する場合においての課題と考えられる。 【００１３】この発明は、押出し加工によりなるランナ
へのシート取付ブラケットの取り付け、および固定を、
不具合なく可能としたシートスライド装置のレール体構
造の提供を目的としている。 【００１４】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、この発明によれば、ランナが、その圧延方向に延び
た貫通孔をその一対の側壁にそれぞれ有して形成され、
その側壁のうちの、この貫通孔の設けられた部分に、ラ
ンナの圧延方向に分離した切欠き部がそれぞれ形成され
ている。そして、シート取付ブラケットが、一対の脚部
を有した略コ字形状体として成形され、このシート取付
ブラケットの各脚部を、貫通孔への挿通孔の整列を伴
う、側壁の切欠き部ヘのその挿入のもとで、ランナの圧
延方向に並べて配置し、ランナ端部からの貫通孔、挿通
孔への固定ピンの連続した圧入により、このシート取付
ブラケットをランナに固定可能としている。 【００１５】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながらこの発
明の実施の形態について詳細に説明する。 【００１６】図１、図２に示すように、この発明に係る
シートスライド装置のレール体構造においては、レール
体10をなすランナ12、およびガイドレール14が、一定の
断面形状を有する長尺体として、比重の軽い特定素材、
たとえばアルミ材の押出し加工によりそれぞれ圧延成形
されている。 【００１７】図１に加えて図３を見るとわかるように、
ランナ（アッパレールともいう）12は、たとえば、底壁
12aの各側辺に側壁12bを平行に立設させた断面略コ字形
状に成形される。そして、中空断面形状に成形されたガ
イドレール（ロアレールともいう）14の内部に、ランナ
12を、所定のスライダ16を介してスライド自在に内挿す
ることによって、レール体10が形成されるとともに、図
４に示すように、このレール体を、車両のインナ側（中
央寄り）、アウタ側（外方寄り）に離間並置することに
よって、シート18を前後方向にスライド可能に支持する
シートスライド装置20は構成されている。 【００１８】なお、図１、および図３に示すように、ス
ライダ16は、略棒状体として形成されて、ランナの側壁
12bの線状突起12cに嵌着され、ガイドレールの側壁14b
に形成された断面略コ字形状のガイド凹溝21への内挿の
もとで配置、つまりはランナ12、ガイドレール14間に介
在される 【００１９】ところで、図１ないし図４を見るとわかる
ように、このシートスライド装置20をなすレール体10に
おいては、ランナ12と一体的に設けられたシート取付ブ
ラケット22が、ガイドレール14の上面の開口部14aを介
してその上方に突出され、このシート取付ブラケットへ
の載置、固定のもとで、シート18はランナ、ひいてはレ
ール体に取り付けられる。 【００２０】ここで、図１、図２に示すように、この発
明においては、シート取付ブラケット22が、一対の脚部
22aを有する略コ字形状体として折曲成形され、この上
端の基部22bに、シート18が載置、固定可能となってい
る。また、このシート取付ブラケット22は、通常、ラン
ナ12の前後の離間位置、つまりは各端部位置にそれぞれ
設けられている。 【００２１】さらに、この発明においては、ランナ12の
圧延方向、つまり図１、図２の左右方向に延びた貫通孔
24が、一対の側壁12bの、たとえば上端にそれぞれ設け
られるとともに、この貫通孔の設けられた部分に、所定
範囲、つまりシート取付ブラケットの脚部22aの挿入、
配置の可能な長さの切欠き部26がそれぞれ形成されてい
る。そして、貫通孔24と同径、同ピッチの挿通孔28をそ
の下端に有して形成されたシート取付ブラケットの脚部
22aを、ランナ12の圧延方向に並べるように配置し、ラ
ンナの圧延方向に分離して形成された側壁の切欠き部26
に、貫通孔への挿通孔の整列を伴ってこの脚部をそれぞ
れ挿入、配置するとともに、ランナ端部から貫通孔、挿
通孔への固定ピン30の連続した圧入により、シート取付
ブラケット22をランナ12に固定するものとしている。 【００２２】この構成によれば、押出し加工により圧延
成形されたランナの側壁12bに、部分的な切欠き部26を
設ければ足りるため、シート取付ブラケット22の取付自
体が、ランナ12の圧延成形の障害となることはない。そ
して、この切欠き部26への脚部22aの挿入、配置後、ラ
ンナ端部から固定ピン30を圧入すれば足りるため、ラン
ナ12へのシート取付ブラケット22の取付作業が煩雑化す
ることがなく、また、構成の複雑化を伴うこともない。 【００２３】また、この発明によれば、その圧延方向に
延びたランナの貫通孔24に固定ピン30を圧入するととも
に、シート取付ブラケット22の肉厚分の範囲において、
このシート取付ブラケットの脚部22aは固定ピンに接触
される。つまり、固定ピン30は、ランナの側壁12bに十
分な強度を持って固定されるとともに、適度の範囲にわ
たる固定ピンとの係合のもとで、シート取付ブラケット
22はランナ12に固定されるため、その固定強度は十分に
確保できる。 【００２４】更に、シート取付ブラケット22は、固定ピ
ン30の圧入のもとでランナ12に固定されるにすぎないた
め、シート取付ブラケットの素材はその限定を受けるこ
とはない。つまり、シート取付ブラケット22の素材は、
ランナ12等と同様のアルミ材に限定されないため、たと
えば鉄材等、種々の素材からシート取付ブラケットを成
形することが可能となる。 【００２５】なお、上述したように、このシート取付ブ
ラケット22の取り付けには溶接を必要としないため、こ
の発明によれば、溶接において発生する溶接歪み等の不
具合とも無関係になることはいうまでもない。 【００２６】ところで、シート18に装着されるシートベ
ルトのためのベルトアンカー（図示しない）は、通常、
シートフレームの側部等に固定されることから、シート
ベルトからの負荷は、ベルトアンカーから、ランナ12を
前部上方に引き上げようとする力として作用する（図２
の矢印参照）。しかし、鉄材からなる従来のレール体と
異なり、アルミ材からなるレール体は、鉄材に比較して
その変形性に劣るため、緊急時等における過大な負荷が
ランナ12に作用すると、この過大な負荷がガイドレール
14に直接的に作用する虞れがある。 【００２７】しかしながら、この発明においては、シー
ト取付ブラケット22を略コ字形状体とし、図１、図２に
示すように、脚部22aをランナの圧延方向、つまりは図
中左右方向に並べて配置しているため、この脚部の傾倒
可能な方向がスライドの前後方向に一致することにな
る。つまり、この構成によれば、緊急時等における過大
な負荷がランナ12に作用したときに、シート取付ブラケ
ット22が、図２に二点鎖線で示すように、一対の脚部22
aの傾倒のもとで変形できるため、この変形のもとで、
過大な負荷の吸収が可能となる。 【００２８】従って、ガイドレール14への過大な負荷の
直接的な入力が十分に抑制でき、これにより、ガイドレ
ールの安全性は確保される。 【００２９】なお、この構成においては、シート取付ブ
ラケット22の変形が必要となるため、シート取付ブラケ
ットを、変形性のある鉄材等から成形することが好まし
い。 【００３０】また、この種のレール体10は、通常、車両
の床面に埋設されることから、図３に示すように、ガイ
ドレール上面の開口部14aからの異物の侵入を阻止し、
なおかつ外観品質の向上をはかる一対の弾性リップ34
を、開口部上面を被装可能に、開口部の各側で、ガイド
レール14の圧延方向に沿ってそれぞれ配設することが好
ましい（図５参照）。 【００３１】ここで、図３に示すように、シート取付ブ
ラケット22は、ガイドレールの開口部14a、ひいては弾
性リップ34の上方に突出されるため、ランナ12は、シー
ト取付ブラケットの移動前後端面、つまり脚部22aの外
端面での弾性リップの捲り上げを伴いながら、前後の対
応方向にスライドすることになる。そこで、図５に示す
ように、この構成においては、たとえば、シート取付ブ
ラケット22の脚部外端面（移動前後端面）に、中央部の
突出したガイド突起36を設けるとよい。 【００３２】なお、このガイド突起36は、少なくとも弾
性リップ34との整列位置を含む上下方向での所定範囲に
形成される（第２図の一点鎖線参照）。 【００３３】上述したこの発明の実施の形態において
は、ランナ12、ガイドレール14の素材として、アルミ材
を例示している。しかし、その比重の比較的軽い素材、
および押出し加工の可能な素材であれば足りるため、ア
ルミ材に限定されず、たとえばステンレス材等から、ラ
ンナ12、ガイドレール14を成形してもよい。 【００３４】また、この発明のシートスライド装置のレ
ール体構造は、ロングレールとしてなるリヤシート用の
シートスライド装置への適用に有効であるとはいえ、こ
れに限定されず、フロントシート用のシートスライド装
置に、この発明を応用してもよいことはいうまでもな
い。 【００３５】更に、自動車等のシートに限定されず、た
とえば、電車、飛行機、船舶等のシートに装着されるシ
ートスライド装置に、この発明を応用してもよい。 【００３６】上述した実施の形態は、この発明を説明す
るためのものであり、この発明を何等限定するものでな
く、この発明の技術範囲内で変形、改造等の施されたも
のも全てこの発明に包含されることはいうまでもない。 【００３７】 【発明の効果】上記のように、この発明に係るシートス
ライド装置のレール体構造によれば、押出し加工により
圧延成形されたランナの側壁に部分的な切欠き部を設
け、この切欠き部へのシート取付ブラケット脚部の挿
入、配置後、ランナ端部から固定ピンを連続して圧入す
れば足りるため、押出し加工によりなるランナへのシー
ト取付ブラケットの取付作業が円滑、容易に可能とな
り、構成の複雑化、および作業の煩雑化等を招くことも
ない。 【００３８】そして、シート取付ブラケットは、固定ピ
ンの圧入のもとでランナに固定されるにすぎないため、
シート取付ブラケットの素材はその限定を受けることな
く、種々の素材から選択できる。 【００３９】さらに、シート取付ブラケットを略コ字形
状体とし、脚部をランナの圧延方向に並べて配置してい
るため、ランナのスライド方向に対する、この脚部の傾
倒可能な方向の一致により、緊急時等における過大な負
荷による一対の脚部の傾倒が可能となる。つまり、シー
ト取付ブラケットの変形による、過大な負荷の吸収が可
能となるため、ガイドレールへの過大な負荷の直接的な
入力が十分に抑制されて、ガイドレールの安全性は確保
される。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a rail structure of a sheet slide device for supporting a sheet so as to be slidable in the front-rear direction, and more particularly, to a rail formed by extrusion of a specific material. The present invention also relates to a rail structure of a seat slide device as a combination of a pair of runners and guide rails. 2. Description of the Related Art For example, a multi-row rear seat such as a second seat or a third seat disposed behind a front seat is a slide seat which can slide in the front-rear direction. It is widely used in multipurpose vehicles such as cars. In such a seat slide device mounted on a rear seat, for example, a runner (also referred to as an upper rail) on which a seat is mounted and fixed on a guide rail (also referred to as a lower rail) fixed to a vehicle floor or the like.
Is generally adopted to slidably assemble through a synthetic resin slider or the like. [0004] As a seat slide device suitable for mounting on such a rear seat, there is provided a so-called long rail type which can secure a long slide range by using a long guide rail (long rail). Have been. Generally, a guide rail and a runner, which form a rail of a seat slide device, are formed into corresponding shapes by pressing a ferrous material or the like. However, since the specific gravity of iron or the like generally used as these materials is heavy, especially when the guide rail is a long rail, the weight of the entire rail body cannot be avoided. Therefore, in a rail body (seat slide device) of a long rail type, a guide rail and a runner have been recently formed from, for example, an aluminum material having a low specific gravity. By the way, when a long object is formed from an aluminum material or the like, it is considered effective to perform rolling by so-called extrusion, and this extrusion can be easily applied to a guide rail having a substantially constant cross-sectional shape. Becomes However, since the runner must be provided with a sheet mounting bracket for mounting and fixing the sheet as an upwardly projecting member, when the runner is obtained by extrusion, a separate sheet mounting bracket is required. Is required to be fixed to the runner. As such fixing of the seat mounting bracket to the runner, for example, welding, screwing, or the like is generally considered. However, the former fixing by welding tends to cause deterioration in member accuracy and mounting accuracy due to welding distortion, and since both members must be made of the same material, it is necessary to restrict the material to the seat mounting bracket. Inevitable. On the other hand, the latter screwing does not cause welding distortion or limitation of the material. However, fixing by screwing is only a fixing in a so-called point, so that a disadvantage in strength is unavoidable, and a reduction in workability cannot be denied. Therefore, when a runner made of extruded aluminum or the like is used in combination with a guide rail similarly obtained, it is essential to solve the above-mentioned problems. A runner formed by extruding an aluminum material or the like has sufficient rigidity to resist an excessive load in an emergency or the like, so that a direct action of an excessive load on a guide rail can be avoided. In addition, the point of being able to cope with an excessive load, and, if added, without complicating the configuration, is considered to be a problem in the case of using a runner formed by extruding an aluminum material or the like. . According to the present invention, the mounting and fixing of the seat mounting bracket to the runner by extrusion processing are performed.
An object of the present invention is to provide a rail structure of a seat slide device that can be performed without any trouble. According to the present invention, in order to achieve the above object, a runner is formed having a through hole extending in the rolling direction in each of a pair of side walls,
Notches separated in the direction of rolling of the runner are formed in portions of the side wall where the through holes are provided. Then, the seat mounting bracket is formed as a substantially U-shaped body having a pair of legs, and each leg of the seat mounting bracket is inserted into a notch in the side wall with alignment of the insertion hole to the through hole. With this insertion, the seat mounting brackets can be fixed to the runner by continuously pressing the fixing pins into the through-holes and the insertion holes from the ends of the runners. Embodiments of the present invention will be described below in detail with reference to the drawings. As shown in FIGS. 1 and 2, in the rail body structure of the seat slide device according to the present invention, the runner 12 and the guide rail 14 forming the rail body 10 have an elongated body having a constant sectional shape. As a specific material with a low specific gravity,
For example, each is roll-formed by extrusion of an aluminum material. As can be seen from FIG. 3 in addition to FIG.
The runner (also called upper rail) 12 is, for example, a bottom wall
The side wall 12b is formed in a substantially U-shaped cross section in which side walls 12b are erected in parallel on each side of 12a. A runner is provided inside a guide rail (also referred to as a lower rail) 14 formed into a hollow cross-sectional shape.
The rail body 10 is formed by slidably inserting the rail body 12 through a predetermined slider 16 and, as shown in FIG. 4, this rail body is connected to the inner side (center closer) of the vehicle and the outer side. A seat slide device 20 configured to support the seat 18 so as to be slidable in the front-rear direction by being juxtaposed and spaced apart from each other (toward the outside). As shown in FIGS. 1 and 3, the slider 16 is formed as a substantially rod-like body,
The guide rail 12b is fitted to the linear projection 12c of the guide rail 12b.
It is arranged under the insertion into the guide groove 21 having a substantially U-shaped cross section, that is, it is interposed between the runner 12 and the guide rail 14. By referring to FIGS. As can be seen, in the rail body 10 constituting the seat slide device 20, the seat mounting bracket 22 provided integrally with the runner 12 is projected upward through an opening 14a on the upper surface of the guide rail 14, The seat 18 is mounted on the runner and, consequently, on the rail body while being mounted and fixed on the seat mounting bracket. Here, as shown in FIGS. 1 and 2, in the present invention, the seat mounting bracket 22 includes a pair of leg portions.
The sheet 18 is bent and formed as a substantially U-shaped body having 22a, and the sheet 18 can be placed and fixed on the base 22b at the upper end. The seat mounting brackets 22 are usually provided at separated positions before and after the runner 12, that is, at respective end positions. Further, in the present invention, a through hole extending in the rolling direction of the runner 12, that is, in the left-right direction in FIGS.
24 is provided at the upper end of each of the pair of side walls 12b, for example, and in a portion provided with the through hole, a predetermined range, that is, insertion of the leg 22a of the seat mounting bracket,
Notches 26 each having a length that can be arranged are formed. A leg portion of a seat mounting bracket formed with an insertion hole 28 having the same diameter and the same pitch as the through hole 24 at its lower end.
22a are arranged so as to be arranged in the rolling direction of the runner 12, and the cutouts 26 of the side walls formed separately in the rolling direction of the runner.
Then, the legs are inserted and arranged with the alignment of the insertion holes into the through holes, and the seat mounting bracket 22 is attached to the runner by continuous press-fitting of the fixing pins 30 from the runner ends into the through holes and the insertion holes. It is to be fixed to 12. According to this configuration, it is sufficient to provide a partial notch 26 in the side wall 12b of the runner roll-formed by extrusion, so that the mounting of the seat mounting bracket 22 itself is performed by the roll-forming of the runner 12. It does not hinder you. Then, after the insertion and placement of the legs 22a into the notches 26, it is sufficient to press-fit the fixing pins 30 from the runner ends, so that the work of mounting the seat mounting bracket 22 to the runner 12 does not become complicated. Also, the configuration does not become complicated. According to the present invention, the fixing pin 30 is press-fitted into the through hole 24 of the runner extending in the rolling direction.
The leg 22a of the seat mounting bracket is in contact with the fixing pin. In other words, the fixing pin 30 is fixed to the side wall 12b of the runner with sufficient strength, and is engaged with the fixing pin over a suitable range.
Since 22 is fixed to runner 12, its fixing strength can be sufficiently secured. Further, since the seat mounting bracket 22 is merely fixed to the runner 12 under the press-fit of the fixing pin 30, the material of the seat mounting bracket is not limited. In other words, the material of the seat mounting bracket 22 is
Since it is not limited to the same aluminum material as the runner 12 and the like, the seat mounting bracket can be formed from various materials such as an iron material. As described above, since welding of the seat mounting bracket 22 does not require welding, it goes without saying that according to the present invention, there is no relation to problems such as welding distortion generated in welding. Absent. Incidentally, a belt anchor (not shown) for a seat belt attached to the seat 18 is usually
Since it is fixed to the side of the seat frame or the like, the load from the seat belt acts as a force for pulling up the runner 12 upward from the belt anchor (FIG. 2).
Arrow)). However, unlike a conventional rail body made of an iron material, a rail body made of an aluminum material is inferior in deformability to an iron material, so that when an excessive load acts on the runner 12 in an emergency or the like, the excessive load is applied. Is a guide rail
There is a possibility that this will directly affect 14. However, according to the present invention, the seat mounting bracket 22 has a substantially U-shape, and the legs 22a are arranged side by side in the rolling direction of the runner, that is, in the horizontal direction in the figure, as shown in FIGS. Therefore, the direction in which the legs can be tilted coincides with the front-back direction of the slide. That is, according to this configuration, when an excessive load acts on the runner 12 in an emergency or the like, the seat mounting bracket 22 moves the pair of leg portions 22 as shown by a two-dot chain line in FIG.
Because it can be deformed under the inclination of a, under this deformation,
Excessive load can be absorbed. Therefore, the direct input of an excessive load to the guide rail 14 can be sufficiently suppressed, whereby the safety of the guide rail is ensured. In this configuration, since the seat mounting bracket 22 needs to be deformed, it is preferable to form the seat mounting bracket from a deformable iron material or the like. Further, since this kind of rail body 10 is usually buried in the floor of a vehicle, as shown in FIG. 3, foreign matter is prevented from entering through the opening 14a on the upper surface of the guide rail.
In addition, a pair of elastic lips 34 for improving the appearance quality
It is preferable to dispose such that the upper surface of the opening can be covered along the rolling direction of the guide rail 14 on each side of the opening (see FIG. 5). Here, as shown in FIG. 3, the seat mounting bracket 22 projects above the opening 14a of the guide rail and, consequently, the elastic lip 34. That is, the elastic lip is slid in the front and rear corresponding directions while the elastic lip is turned up on the outer end surface of the leg 22a. Therefore, as shown in FIG. 5, in this configuration, for example, a guide projection 36 protruding at the center may be provided on the outer end face of the leg of the seat mounting bracket 22 (end face before and after movement). The guide projection 36 is formed in a predetermined range in the vertical direction including at least the alignment position with the elastic lip 34 (see the dashed line in FIG. 2). In the embodiment of the present invention described above, the runner 12 and the guide rail 14 are exemplified by an aluminum material. However, relatively light material of specific gravity,
The material is not limited to aluminum as long as it can be extruded, and the runner 12 and the guide rail 14 may be formed from, for example, stainless steel. Although the rail structure of the seat slide device of the present invention is effective for application to a seat slide device for a rear seat as a long rail, the present invention is not limited to this. It goes without saying that the present invention may be applied to a device. Further, the present invention is not limited to seats of automobiles and the like, but may be applied to seat slide devices mounted on seats of trains, airplanes, ships and the like. The embodiments described above are for explaining the present invention, and do not limit the present invention in any way. All the modifications and alterations within the technical scope of the present invention are also included in this embodiment. It goes without saying that it is included in the invention. As described above, according to the rail structure of the seat slide device according to the present invention, a partial notch is provided on the side wall of the runner roll-formed by extrusion. After inserting and arranging the seat mounting bracket legs into the notch, it is sufficient to press in the fixing pin continuously from the runner end, so that the mounting work of the seat mounting bracket to the runner formed by extrusion processing is smooth and easy. Therefore, the configuration does not become complicated and the operation becomes complicated. Since the seat mounting bracket is only fixed to the runner by press-fitting the fixing pin,
The material of the seat mounting bracket can be selected from various materials without being limited. Further, since the seat mounting bracket has a substantially U-shape and the legs are arranged side by side in the rolling direction of the runner, the inclination direction of the legs can be matched with the sliding direction of the runner, so that the emergency In this case, the pair of legs can be tilted due to an excessive load. That is, since an excessive load can be absorbed by deformation of the seat mounting bracket, direct input of an excessive load to the guide rail is sufficiently suppressed, and safety of the guide rail is secured.

【図面の簡単な説明】 【図１】この発明に係るシートスライド装置のレール体
構造を示す、レール体の一部破断の概略分解斜視図であ
る。 【図２】シートスライド装置のレール体構造を示す、レ
ール体の一部破断の概略側面図である。 【図３】シートスライド装置のレール体構造を示す、レ
ール体の概略縦断面図である。 【図４】シートスライド装置の概略斜視図である。 【図５】シートスライド装置のレール体構造を示す、レ
ール体の一部破断の概略平面図である。 【符号の説明】 10 シートスライド装置のレール体 12 ランナ 14 ガイドレール 22 シート取付ブラケット 22a 脚部 24 貫通孔 26 切欠き部 28 挿通孔 30 固定ピンBRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a schematic exploded perspective view showing a rail body structure of a seat slide device according to the present invention, showing a rail body partially broken. FIG. 2 is a schematic side view of a rail body structure of the seat slide device, showing a rail body partly broken. FIG. 3 is a schematic longitudinal sectional view of the rail body, showing a rail body structure of the seat slide device. FIG. 4 is a schematic perspective view of a seat slide device. FIG. 5 is a schematic plan view showing a rail body structure of the seat slide device, partially broken away from the rail body. [Description of Signs] 10 Rail body 12 of seat slide device 12 Runner 14 Guide rail 22 Seat mounting bracket 22a Leg 24 Through hole 26 Notch 28 Insertion hole 30 Fixing pin

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 上面に開口部を有した中空断面形状のガ
イドレール、および一対の側壁を有する断面略コ字形状
のランナが、特定素材の押出し加工によりそれぞれ圧延
成形されるとともに、所定形状のシート取付ブラケット
が、その固定のもとでランナ上部に突設され、ガイドレ
ール上面開口からのシート取付ブラケットの突出を伴
う、スライダを介したガイドレールへのランナの内挿に
より、ランナを、ガイドレールに対してスライド自在に
組み付けたシートスライド装置のレール体であり、 上記ランナが、その圧延方向に延びた貫通孔をその一対
の側壁にそれぞれ有して形成され、その側壁のうちの、
この貫通孔の設けられた部分に、ランナの圧延方向に分
離した切欠き部がそれぞれ形成されるとともに、 上記シート取付ブラケットが、一対の脚部を有した略コ
字形状体として成形され、このシート取付ブラケットの
各脚部を、貫通孔への挿通孔の整列を伴う、側壁の切欠
き部ヘのその挿入のもとで、ランナの圧延方向に並べて
配置し、ランナ端部からの貫通孔、挿通孔への固定ピン
の連続した圧入により、このシート取付ブラケットをラ
ンナに固定可能としたことを特徴とするシートスライド
装置のレール体構造。(57) [Claims 1] A guide rail having a hollow cross section having an opening on the upper surface and a runner having a substantially U-shaped cross section having a pair of side walls are formed by extrusion of a specific material. A runner to the guide rail via the slider, which is formed by rolling and has a seat mounting bracket of a predetermined shape projecting above the runner under its fixation, and accompanied by projection of the seat mounting bracket from the upper opening of the guide rail. Is a rail body of a seat slide device in which a runner is slidably assembled to a guide rail by interpolation. The runner has a through hole extending in the rolling direction in each of the pair of side walls. And out of its side walls,
Notch portions separated in the rolling direction of the runner are respectively formed in the portions provided with the through holes, and the seat mounting bracket is formed as a substantially U-shaped body having a pair of legs. Each leg of the seat mounting bracket is arranged side by side in the rolling direction of the runner under its insertion into the notch in the side wall, with the alignment of the insertion holes into the through holes, and the through holes from the end of the runner The seat mounting bracket can be fixed to the runner by continuous press-fitting of fixing pins into the insertion holes.