JP3376275B2 - 産業用ロボット装置 - Google Patents

産業用ロボット装置

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JP3376275B2
JP3376275B2 JP11384498A JP11384498A JP3376275B2 JP 3376275 B2 JP3376275 B2 JP 3376275B2 JP 11384498 A JP11384498 A JP 11384498A JP 11384498 A JP11384498 A JP 11384498A JP 3376275 B2 JP3376275 B2 JP 3376275B2
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好高 熊谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、格子状に配置さ
れた部材により前面に開口した多数の収蔵棚が上下及び
水平方向に隣接して構成され、これらの収蔵棚に載置さ
れた物品を把持して移送する産業用ロボット装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5〜図7は、従来の産業用ロボット装
置を示す図で、図5は斜視図、図6は図5の産業用ロボ
ット装置の動作状況を示す平面図、図7は図6の立面図
である。図において、1は床に設置された基台で、後述
する収蔵棚の開口部の間口方向に沿って移動可能に設け
られている。2は旋回台で、基台1に鉛直軸を介して枢
着されて駆動機構により駆動されて旋回動作する。3は
旋回台2に立設された柱体、4は柱体3に設けられた昇
降機構5に駆動されて昇降する昇降台である。
【0003】6は基部腕で、昇降台4から水平に突設さ
れて柱体3の旋回動作によって回動動作する。7は先端
腕で、基部腕6の回動端の上側に鉛直軸線を介し、かつ
軸受け付減速機8を介して枢着されている。9は減速機
8の上側に装着されて減速機8を介して先端腕7を駆動
する先端電動機、10は出力軸が鉛直方向に配置されて
先端腕7の回動端に装着された把手電動機である。
【0004】11は把手電動機10の下側に設けられて
鉛直軸線を介して装備されて把手電動機10により入力
される軸受け付減速機、12は減速機11の下側に装着
された吸着把手で平面形が矩形をなし、把手電動機10
により駆動されて水平面において回動動作する。13は
吸着把手12から先端腕7の長手中間に配置されて上方
に湾曲して配置された吸入管、14は接続管で、先端腕
7の長手中間に配置されて吸入管13に接続され、上方
に湾曲して基部腕6の長手中間に配置され柱体3内に設
けられた吸入ポンプ15に接続されている。
【0005】16は立設されて互いに水平方向に離れて
配置された縦材、17は上下方向に互いに離れて配置さ
れた棚材で、収蔵用パレットが縦材16等によって支持
されて構成されている。18は縦材16及び棚材17が
格子状に配置されて上下及び水平方向に隣接して構成さ
れ前面に開口した多数の収蔵棚、19は収蔵棚18のそ
れぞれに積み重ね状態に収蔵された物品で、収蔵棚18
ごとに所定の種類が収蔵されている。なお、一つの収蔵
棚18には他の収蔵棚18とは異種の物品19が収蔵さ
れているのが一般的である。また、収蔵棚18の物品1
9と上方の棚材17下面との間には図7に示す空隙Aが
形成される。
【0006】従来の産業用ロボット装置は上記のように
構成され、収蔵棚18の物品19を把持して出荷用パレ
ット(図示しない)に積付ける荷積み作業を行う。すな
わち、この荷積み作業では複数の収蔵棚18それぞれに
収蔵された物品19から、出荷指令に基づく種類ごとの
所要数を出荷用パレットに移送する次に述べるような作
業が行われる。
【0007】すなわち、昇降台4が上昇して吸着把手1
2、先端腕7、接続管14等からなる把持移送機構が、
収蔵棚18の物品19と上方の棚材17下面との空隙A
に対応する位置に配置される。次いで、基部腕6及び先
端腕7が回動動作して吸着把手12が把持する物品19
の上方位置に配置されて図6及び図7に示す状態とな
る。そして、昇降台4が下降して吸着把手12を把持す
る物品19の上面に宛がう。
【0008】次に、吸入ポンプ15の作用によって吸着
把手12内を負圧として物品19を吸着し、昇降台4が
上昇して吸着把手12を含む把持移送機構が上昇する。
そして、基部腕6及び先端腕7が回動動作し、吸着把手
12に把持された物品19を出荷用パレットの上方の物
品19の積付け位置に移送する。
【0009】次いで、昇降台4が下降し吸着把手12を
含む把持移送機構を下降して物品19を出荷用パレット
に載置し、物品19の吸着把持を解除する。その後に昇
降台4の上昇により把持移送機構が上昇して、次の物品
19の移送動作に移行する。そして、このような積付け
動作を繰り返して出荷指令に基づく種類ごとの所要数の
物品19を出荷用パレットに積付けるようになってい
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の産
業用ロボット装置において、収蔵棚18に収蔵された物
品19を把持する場合に、収蔵棚18の間口方向の両側
に縦材16が立設されているので、吸着把手12、基部
腕6、先端腕7、接続管14等の把持移送機構を把持す
る物品19の上方位置に配置するときに、把持移送機構
が縦材16に当たらないようにする必要がある。このた
め、棚材17面において収蔵用パレットの外縁、すなわ
ち縦材16と図6に示すABCDの範囲との間に意外に
大きい空所を設けることが必要になる。
【0011】また、収蔵棚18の再上段に収蔵された物
品19を把持する場合に、吸着把手12、基部腕6、先
端腕7、接続管14等の把持移送機構を、把持する物品
19の上方位置に配置するときに、把持移送機構が収蔵
棚18の物品19と上方の棚材17下面に当たらないよ
うにする必要がある。これに対して、吸着把手12、基
部腕6、先端腕7、接続管14等の把持移送機構の高さ
方向が高く構成されている。このため、収蔵棚18の物
品19最上面、すなわち図7に示すEFGHの範囲と上
方の棚材17下面との間に、図7に示す意外に大きい空
隙Aを設けることになる。
【0012】したがって、上下方向及び間口方向に互い
に隣接して配置された収蔵棚18における間口方向及び
上下方向に余計な空所が必要になる。このため、収蔵棚
18の物品19の収蔵効率が低下して無駄な費用が掛か
ったり、また産業用ロボット装置の動作距離が徒に長く
なって稼働効率が低下したりするという問題点があっ
た。
【0013】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、上下方向及び間口方向に互いに
隣接して配置された収蔵棚において、載置物品との間口
方向及び上下方向の余裕寸法が少なくても、収蔵棚の物
品を能率よく移送できる産業用ロボット装置を得ること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る産業用ロ
ボット装置においては、基台に鉛直軸を介して枢着され
た旋回台と、この旋回台に設けられた柱体に案内されて
昇降する昇降台と、この昇降台から突設されて回動動作
する基部腕と、この基部腕の回動端の下面に一端が鉛直
軸を介して枢着されて回動動作する中間腕と、この中間
腕の回動端の上面に一端が鉛直軸を介して枢着されて回
動動作する先端腕と、この先端腕の回動端の下側に装着
されて吸着面が中間腕の下面よりも下側に配置された吸
着把手と、基部腕に設けられて中間腕を駆動する中間電
動機と、この中間腕の中間部に設けられて先端腕を駆動
する先端電動機と、基部腕、中間腕及び先端腕の長手中
空部を介して配管されて吸着把手を動作させる吸着管路
とが設けられる。
【0015】また、この発明に係る産業用ロボット装置
においては、中空の中心部を有する軸受けが装備されて
中間腕を基部腕の回動端に枢着する中間減速機と、基部
腕の下側に設けられて巻掛伝動機構を介して中間減速機
を駆動する中間電動機と、中空の中心部を有する軸受け
が装備されて先端腕を中間腕の回動端に枢着する先端減
速機と、中間腕の長手中間の上側に設けられて巻掛伝動
機構を介して先端減速機を駆動する先端電動機と、中空
の中心部を有する軸受けが装備されて吸着把手を先端腕
の回動端に枢着する把手減速機と、先端腕の長手中間の
下側に設けられて巻掛伝動機構を介して把手減速機を駆
動する把手電動機と、基部腕、中間腕及び先端腕の長手
中空部並びに中間減速機、先端減速機及び把手減速機の
軸受け中心部を介して配管されて吸着把手を動作させる
吸着管路とが設けられる。
【0016】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1〜図4は、こ
の発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は正面図、
図2は図1の吸着把手、基部腕、中間腕、先端腕、接続
管等の把持移送機構を一部縦断して示す拡大図、図3は
図1の産業用ロボット装置の動作状況を示す平面図、図
4は図3の立面図である。図において、1は床に設置さ
れた基台で、後述する収蔵棚の開口部の間口方向に沿っ
て移動可能に設けられている。2は旋回台で、基台1に
鉛直軸を介して枢着されて駆動機構によって駆動されて
旋回動作する。3は旋回台2に立設された柱体、4は柱
体3に設けられた昇降機構5に駆動されて昇降する昇降
台である。
【0017】6は基部腕で、昇降台4から水平に突設さ
れて柱体3の旋回動作によって回動動作する。20は中
間腕で、基部腕6の回動端の下面に一端が中空の中心部
を有する軸受け付きの中間減速機21により鉛直軸を介
して枢着されて回動動作する。22は中間電動機で、基
部腕6の基部寄りの下側に設けられて巻掛伝動機構23
を介して中間減速機21を駆動して中間腕20を回動動
作させる。
【0018】7は先端腕で、中間腕20の回動端の上側
に一端が中空の中心部を有する軸受け付きの先端減速機
24により鉛直軸を介して枢着されて回動動作する。2
5は先端電動機で、中間腕20の長手中間の上側に設け
られて巻掛伝動機構26を介して先端減速機24を駆動
して先端腕7を回動動作させる。
【0019】12は平面形が矩形に形成されるか、又は
円形をなす二個が互いに離れて並列に配置されてなる吸
着把手で、先端腕7の回動端の下側に中空の中心部を有
する軸受け付きの把手減速機27により鉛直軸を介して
枢着されて回動動作する。28は把手電動機で、先端腕
7の長手中間の下側に設けられて巻掛伝動機構29を介
して把手減速機27を駆動して先吸着把手12を回動動
作させて所要の姿勢に配置する。
【0020】30は可撓性の吸入管からなる吸着管路
で、一端が吸着把手12に接続されて把手減速機27の
中空部、先端腕7の長手内、先端減速機24の中空部、
中間腕20の長手内及び中間減速機21の中空部に挿通
され、他端は柱体3内に設けられた吸入ポンプ15に接
続されている。
【0021】16は立設されて互いに水平方向に離れて
配置された縦材、17は上下方向に互いに離れて配置さ
れた棚材で、収蔵用パレットが縦材16等によって支持
されて構成されている。18は縦材16及び棚材17が
格子状に配置されて上下及び水平方向に隣接して構成さ
れ前面に開口した多数の収蔵棚、19は収蔵棚18のそ
れぞれに積み重ね状態に収蔵された物品で、収蔵棚18
ごとに所定の種類が収蔵されている。なお、一つの収蔵
棚18には他の収蔵棚18とは異種の物品19が収蔵さ
れているのが一般的である。また、収蔵棚18の物品1
9と上方の棚材17下面との間には図4に示す空隙Bが
形成される。
【0022】上記のように構成された産業用ロボット装
置において、収蔵棚18の物品19を把持して出荷用パ
レット(図示しない)に積付ける荷積み作業を行う。そ
して、この荷積み作業では複数の収蔵棚18それぞれに
収蔵された物品19から、出荷指令に基づく種類ごとの
所要数を出荷用パレットに移送する次に述べるような作
業が行われる。
【0023】すなわち、昇降台4が上昇して吸着把手1
2、先端腕7、中間腕20、吸着管路30等からなる把
持移送機構が、収蔵棚18の物品19と上方の棚材17
下面との空隙Bに対応する位置に配置される。次いで、
基部腕6、中間腕20及び先端腕7が回動動作して吸着
把手12が把持する物品19の上方位置に配置されて図
3、図4に示す状態となる。そして、昇降台4が下降し
て吸着把手12を把持する物品19の上面に宛がう。
【0024】次に、吸入ポンプ15の作用によって吸着
把手12内を負圧として物品19を吸着し、昇降台4が
上昇して吸着把手12を含む把持移送機構が上昇する。
そして、基部腕6、中間腕20及び先端腕7が回動動作
し、吸着把手12に把持された物品19を出荷用パレッ
トの上方の物品19の積付け位置に移送する。
【0025】次いで、昇降台4が下降し吸着把手12を
含む把持移送機構を下降して物品19を出荷用パレット
に載置し、物品19の吸着把持を解除する。その後に昇
降台4の上昇により把持移送機構が上昇して、次の物品
19の移送動作に移行する。そして、このような積付け
動作を繰り返して出荷指令に基づく種類ごとの所要数の
物品19を出荷用パレットに積付ける。
【0026】このような吸着把手12、先端腕7、中間
腕20、基部腕6、吸着管路30等からなる把持移送機
構による収蔵棚18の物品19の把持移送動作時に、次
に述べるように把持移送機構が動作する。すなわち、前
述の図5〜図7における先端腕7、基部腕6による把持
移送機構の場合に比べて、柱体3の旋回中心から吸着把
手12の中心までの距離が同じであっても、中間腕20
が設けられていることによって基部腕6が収蔵棚18の
縦材16から離れた位置に配置される。
【0027】このため、基部腕6の先端が縦材16に当
たることがなく、また縦材16を回避して吸着把手1
2、先端腕7、中間腕20を収蔵棚18の把持する物品
19の上方位置に進入させることができる。したがっ
て、棚材17面において収蔵用パレットの外縁、すなわ
ち縦材16と図3に示すABCDの範囲との間の空所を
少なくすることができる。
【0028】また、収蔵棚18の再上段に収蔵された物
品19を把持する場合に、吸着把手12、基部腕6、先
端腕7、接続管14等の把持移送機構を、把持する物品
19の上方位置に配置するときに、把持移送機構が収蔵
棚18の物品19と上方の棚材17下面に当たらないよ
うにする必要がある。これに対して、吸着把手12、基
部腕6、中間腕20、先端腕7、接続管14等の把持移
送機構の高さ方向が低く構成されている。このため、収
蔵棚18の物品19、すなわち図4に示すEFGHの範
囲と上方の棚材17下面との間の図4に示す空隙Bを少
なくすることができる。
【0029】したがって、上下方向及び間口方向に互い
に隣接して配置された収蔵棚18における間口方向及び
上下方向の積載物品19との間の空所を少なくすること
ができる。このため、収蔵棚18の物品19の収蔵効率
が向上して無駄なスペース及び費用を節減でき、また産
業用ロボット装置の動作距離が減少して稼働効率を向上
し、収蔵棚の物品の移送作業の費用を低減することがで
きる。
【0030】なお、図1〜図4の実施の形態において吸
着把手12の平面形が円形である場合は、把手減速機2
7、把手電動機28及び巻掛伝動機構29を省略して、
先端腕7の回動端に吸着把手12を直接装着した構成で
あっても、図1〜図4の実施の形態と同等の作用を得る
ことができる。
【0031】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、基台に
鉛直軸を介して枢着された旋回台と、この旋回台に設け
られた柱体に案内されて昇降する昇降台と、この昇降台
から突設されて回動動作する基部腕と、この基部腕の回
動端の下面に一端が鉛直軸を介して枢着されて回動動作
する中間腕と、この中間腕の回動端の上面に一端が鉛直
軸を介して枢着されて回動動作する先端腕と、この先端
腕の回動端の下側に装着されて吸着面が中間腕の下面よ
りも下側に配置された吸着把手と、基部腕に設けられて
中間腕を駆動する中間電動機と、この中間腕の中間部に
設けられて先端腕を駆動する先端電動機と、基部腕、中
間腕及び先端腕の長手中空部を介して配管されて吸着把
手を動作させる吸着管路とを設けたものである。
【0032】これによって、吸着把手、先端腕、中間
腕、基部腕、吸着管路等からなる把持移送機構による収
蔵棚の物品の把持移送動作時に、中間腕が設けられてい
るので基部腕が収蔵棚の縦材から離れた位置に配置され
る。このため、基部腕の先端が収蔵棚の縦材に当たるこ
とがなく、収蔵棚の棚材面において積載された物品と棚
材面の外縁との間の空所を少なくすることができる。ま
た、把持移送機構の高さ方向が低く構成されているの
で、収蔵棚の再上段に収蔵された物品を把持する場合の
収蔵棚の物品と上方の収蔵棚の棚材下面との間の空隙を
少なくすることができる。したがって、上下及び間口方
向に互いに隣接して配置された収蔵棚における間口及び
上下方向の積載物品との間の空所を減少することができ
る。このため、収蔵棚の物品の収蔵効率が向上して無駄
なスペース及び費用を節減でき、また産業用ロボット装
置の動作距離が減少して稼働効率を向上し、収蔵棚の物
品の移送作業の費用を低減する効果がある。
【0033】また、この発明は以上説明したように、中
空の中心部を有する軸受けが装備されて中間腕を基部腕
の回動端に枢着する中間減速機と、基部腕の下側に設け
られて巻掛伝動機構を介して中間減速機を駆動する中間
電動機と、中空の中心部を有する軸受けが装備されて先
端腕を中間腕の回動端に枢着する先端減速機と、中間腕
の長手中間の上側に設けられて巻掛伝動機構を介して先
端減速機を駆動する先端電動機と、中空の中心部を有す
る軸受けが装備されて吸着把手を先端腕の回動端に枢着
する把手減速機と、先端腕の長手中間の下側に設けられ
て巻掛伝動機構を介して把手減速機を駆動する把手電動
機と、基部腕、中間腕及び先端腕の長手中空部並びに中
間減速機、先端減速機及び把手減速機の軸受け中心部を
介して配管されて吸着把手を動作させる吸着管路とを設
けたものである。
【0034】これによって、吸着把手、先端腕、中間
腕、基部腕、吸着管路等からなる把持移送機構による収
蔵棚の物品の把持移送動作時に、中間腕が設けられてい
るので基部腕が収蔵棚の縦材から離れた位置に配置され
る。このため、基部腕の先端が収蔵棚の縦材に当たるこ
とがなく、収蔵棚の棚材面において積載された物品と棚
材面の外縁との間の空所を少なくすることができる。ま
た、吸着管路が基部腕、中間腕及び先端腕の長手中空部
並びに中間減速機、先端減速機及び把手減速機の軸受け
中心部を介して配管されて、把持移送機構の高さ方向が
低く構成される。このため、収蔵棚の再上段に収蔵され
た物品を把持する場合の収蔵棚の物品と上方の収蔵棚の
棚材下面との間の空隙を少なくすることができる。した
がって、上下及び間口方向に互いに隣接して配置された
収蔵棚における間口及び上下方向の積載物品との間の空
所が減少し、収蔵棚の物品の収蔵効率が向上して無駄な
スペース及び費用を節減でき、また産業用ロボット装置
の動作距離が減少して稼働効率を向上し、収蔵棚の物品
の移送作業の費用を低減する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す正面図。
【図2】 図1の吸着把手、基部腕、中間腕、先端腕、
接続管等からなる把持移送機構を一部縦断して示す拡大
図。
【図3】 図1の産業用ロボット装置の動作状況を示す
平面図。
【図4】 図3の立面図。
【図5】 従来の産業用ロボット装置を示す斜視図。
【図6】 図5の産業用ロボット装置の動作状況を示す
平面図。
【図7】 図6の立面図。
【符号の説明】
1 基台、2 旋回台、3 柱体、4 昇降台、6 基
部腕、7 先端腕、12 吸着把手、20 中間腕、2
1 中間減速機、22 中間電動機、23 巻掛伝動機
構、24 先端減速機、25 先端電動機、26 巻掛
伝動機構、27把手減速機、28 把手電動機、29
巻掛伝動機構、30 吸着管路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−118269(JP,A) 特開 平9−118405(JP,A) 特開 平7−290381(JP,A) 特開 平9−12108(JP,A) 特開 平6−40505(JP,A) 特開 平8−295403(JP,A) 特開 平9−168985(JP,A) 実開 平6−66978(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 1/04 B25J 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基台に鉛直軸を介して枢着された旋回台
    と、この旋回台に設けられた柱体に案内されて昇降する
    昇降台と、この昇降台から突設されて回動動作する基部
    腕と、この基部腕の回動端の下面に一端が鉛直軸を介し
    て枢着されて回動動作する中間腕と、この中間腕の回動
    端の上面に一端が鉛直軸を介して枢着されて回動動作す
    る先端腕と、この先端腕の回動端の下側に装着されて吸
    着面が上記中間腕の下面よりも下側に配置された吸着把
    手と、上記基部腕に設けられて上記中間腕を駆動する中
    間電動機と、この中間腕の中間部に設けられ上記先端腕
    を駆動する先端電動機と、上記基部腕、中間腕及び先端
    腕の長手中空部を介して配管され上記吸着把手を動作さ
    せる吸着管路とを備えた産業用ロボット装置。
  2. 【請求項2】 中空の中心部を有する軸受けが装備され
    て中間腕を基部腕の回動端に枢着する中間減速機と、上
    記基部腕の下側に設けられて巻掛伝動機構を介して上記
    中間減速機を駆動する中間電動機と、中空の中心部を有
    する軸受けが装備されて先端腕を上記中間腕の回動端に
    枢着する先端減速機と、上記中間腕の長手中間の上側に
    設けられて巻掛伝動機構を介して上記先端減速機を駆動
    する先端電動機と、中空の中心部を有する軸受けが装備
    されて吸着把手を上記先端腕の回動端に枢着する把手減
    速機と、上記先端腕の長手中間の下側に設けられて巻掛
    伝動機構を介して上記把手減速機を駆動する把手電動機
    と、上記基部腕、中間腕及び先端腕の長手中空部並びに
    上記中間減速機、先端減速機及び把手減速機の軸受け中
    心部を介して配管されて上記吸着把手を動作させる吸着
    管路とを備えたことを特徴とする請求項1記載の産業用
    ロボット装置。
JP11384498A 1998-04-23 1998-04-23 産業用ロボット装置 Expired - Fee Related JP3376275B2 (ja)

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